参考資料(PDF) - N・M・G環境開発株式会社

プラント製品概要
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定義・区分など
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●これまでの、焼却炉・炭化炉に代わり、「自分で出した廃棄物は自分で処理する」という原点に返った、今まで
にない廃棄物処理装置 『資源循環型セラミックス製造システム』です。
市場は、病院(医療廃棄物),養鶏場,食品工場,各生産工場,ショッピングセンターなどの大型集合施設など
●本体で【乾燥⇒炭化⇒セラミックス化】と熱分解で移行し、熱源もバーナー等により一切燃焼を行いません。
※金属やガラスなどは、分解されないのでそのまま残ります。
●発生した乾留ガスも酸化触媒やアルカリスクラバーで分解・中和処理し、燃焼処理を行わないので焼却炉に
該当しません(環境省通達【廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令等の施行につ
いて 環廃対発第050218003号 参考)。届出や許可は必要ありません。
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有機廃棄物処理装置の処理プロセスについて □■
① 乾燥
固形物表面の水分 → 固形物内部の水分が蒸発
② 炭化
炉内は、わずかな空気しか無く、この状態で温度が上がると、処理物は
燃え上がらず熱分解が始まる。有機物はCを柱にしてH/N/O/P/S/CI
などの原子同士の結合によって成り立っているが、ある温度を超え、かつ
炉内に酸素が無ければ有機化学反応(発熱反応)によって発生する熱で
次々に自ら分解する。セラミック層は遠赤外線放射体であるため加熱させ
ることで二次的に遠赤外線の形で放射し、水分を含有する物質には効率
よく吸収されて、分子レベルでも活動を励起し発熱させる仕組みがある。
この仕組みを無酸素で行わせることで燃焼をなくして炭化を促進している。
③ 灰化・セラミックス化
セラミックス層の蓄熱効果により保たれた温度が、その接触面から炭化物に
伝達し、燻焼(燻焼は無酸素下で熱の電波が起こり、処理物に組成内にもつ
酸素により酸化反応を起こす)する。束ねた新聞や分厚い電話帳が真ん中部
分も同時に灰になる現象が起こり、明らかに通常の燃焼とは異なっている。
燻焼による酸化反応はセラミックス接触面のごく近くで行われており、その発
熱は直ちに炭化物内部に伝えられていく。
電熱ヒーター
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有機廃棄物処理装置によって製造されたセラミックス灰のリサイクル化について
使用方法 ---二次加工---
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本装置から製造されたセラミックス灰はそのままでは使用することも可能ですが、用途によって
二次加工が必要です。
①パウダーで使用する場合(塗料への添加材用)
セラミックス灰
↓
ふるい
↓
ジェットミル・ボールミル(10 ㎛以下に粉砕)
↓
梱包・出荷(例 10kg/ケース)
↓
塗料に添加・分散(0.1~0.5%重量)
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有機廃棄物処理装置によって製造されたセラミックス灰のリサイクル化について
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②造粒物で使用する場合(酸化防止剤・水のろ過材として)
セラミックス灰
↓
ふるい
↓
ジェットミル・ボールミル(10 ㎛以下に粉砕)
↓
粉砕後、素焼き用粘土等と水を加えスラリー化
↓
乾燥後、造粒(所定の構造・サイズにする)
↓
酸化焼(目的に応じた温度・時間)
↓
梱包・出荷(例 10kg/ケース)
↓
塗料に添加・分散(0.1~0.5%重量)
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有機廃棄物処理装置全フロー
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① 熱分解装置 本体
投入廃棄物を熱分解し、乾留ガス化させます。
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② 触媒酸化脱臭装置
乾留ガスを酸化分解させます。
③ アルカリスクラバー
酸化分解された排ガスの中和と冷却を行います。
④ スクラバー循環タンク
苛性ソーダがPhコントロールにより自動的に注入され、スクラバー循環水を
弱アルカリ性に保たせます。また、汚れや中和により生成された化合物を含
む液体を真空蒸散・蒸留装置へ送り込みます。
⑤ 真空蒸散・蒸留装置
④からの液体を蒸散・蒸留により、固体(濃縮物)と蒸留水に分離させます。
蒸留水は、スクラバーの循環水として再利用されます。
⑥ 処理ガス排気
酸化及び中和により、処理ガスはクリーンな状態で排気されます。
⑦ セラミックス搬出
適時にセラミックスを搬出させます。記録計により温度管理がされており、
乾熱滅菌の状態を満たしております。
院外、搬出時にサンプリングを行い無菌状態を確認します。
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プラント写真事例
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平成13年
初期タイプ(100kg/日処理)
平成14年
2号機(500kg/日処理)
8
平成15年
3号機(500kg/日処理)
平成15年
4号機(500kg/日処理)
9
平成16年
5号機(1000kg/日処理)
平成16年
6号機(1000kg/日処理)
10
平成19年前期
7号機(3000kg/日処理)
平成19年後期
8号機(3000kg/日処理)
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廃棄物処理の流れ
~セラミックス生成過程~
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●投入物の準備●
写
真
は
エ
ノ
キ
茸
の
発
酵
し
た
物
・ 投入物はエノキ茸、木くず、プラスチック、食品残渣、蓄糞(有機物系)などがあります。
・ 金属・ガラス・陶器(無機物系)などは分解されずにそのまま排出されます。
・ 処理できない物
無機物だけの物、液体塗料、有害重金属を含むもの、ガスボンベ 、薬品・劇薬、電気製品、ガソリンなど
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●投入準備●
・
投入方法例
投入方法は多数ありますが、写真はフレコン(トン袋)詰めされた発酵エノキ茸を弊社が用意した投
入箱に入れて投入します。
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●投入●
写
真
は
投
入
直
後
の
熱
分
解
室
内
の
様
子
で
す
・
均等に均す必要は無く、このまま投入口を閉めて運転を開始します。
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●熱分解●
・ 運転開始から約24時間後、殆どの処理が完了します。(処理状態はセンサー等で確認することもできます)
この時点で乾留ガス等は抜けきっていて投入口を開けても熱気・熱源のみが残っている状態です。
・ 連続投入の際、一番遅くてもこの状態で投入します。熱源が残っている状態なのでヒーターを使用する必要が有りません。
・ 連続投入をしない場合は投入口を開けずに運転を続けます。
※ 本装置は還元雰囲気下での低酸素による熱分解方式なので分解初期段階での室内確認は室内に大量の酸素が入り、投入物が燃えてしまう為、出来ません。
※ 処理速度は投入物により異なりますが、大凡24時間。
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●熱分解終了●
・ 写真は分解処理終了時の様子です。分解処理が完了したら装置本体下部のホッパーから取り出します。
※ ここまで処理が進んでしまった場合の連続投入はヒーターが必要になります。 又、セラミックスは断熱効果があるのでヒーター付近までセラミックス層を下げる(取り出す)必要
があります。
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●装置ホッパー●
・ ホッパーの形状も多数ありますが、写真の例はW型の2ホッパーです。ボタンを押して自動で適量が排出されます(プ
ログラム制御により、設定は自由に変更する事もできます)。停止ボタン操作により好きな量で止める事も可能です。
・ 連続投入で分解室内の嵩が増えた場合、熱分解処理中でも必要に応じてセラミックスを取り出せます。
※ 熱分解処理中に過度の抜出しを行うと分解途中の原料が出てくる事があります。
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●未加工セラミックス●
・ 以上の工程でセラミックス灰が生成されます。そのままで使用できますが、用途により加工して使用します。
※ 取り出した直後のセラミックスは熱い場合が有ります。火傷に注意して下さい。熱分解途中の原料が出てきてしまった場合は慌てず、冷める
のを待つかスコップ等で取り出し、近くに燃える物が無い場所に隔離して下さい。
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●粉末セラミックス●
・ 加工する場合、塊は粉砕機等を使用して潰し、篩に掛けるときめ細かなセラミックスになります。
※ セラミックスの色・成分等は原料により若干異なります。
※ 処理途中に取出し過ぎた場合、炭化層・乾燥層が排出される場合が有りますが、新たな投入物などと一緒に再度投入して分解できます。(単体でも可能)
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