一関・平泉地域エジプト・ルクソール友好協会通信

一関・平泉地域エジプト・ルクソール友好協会
・当会は、一関・平泉地域とエジプト・ルクソールとの友好交流の促進をめざして、
平成 21 年 12 月 13 日に設立されました。
・会報第2号が完成しましたので、お届けいたします。
・ホームページも新たに開設しましたので、ぜひ御覧ください。
会報
第2号
平成 22 年4月8日
http://egyptfriend.web.fc2.com/index.html
一関・平泉地域エジプト・ルクソール友好協会通信
平成 22 年 4 月に協会役員等がエジプト・ルクソールを訪問!!
平成 22 年 4 月 10 日から、当協会の役員等がエジプト政府
とルクソール県を訪問して、友好親善を図ります。
【主なスケジュール】
4 月 12 日:カイロにおいて農務大臣を訪問
訪問先では、エジプト国の農務大臣やルクソール県知事と
4 月 13 日:ルクソールにおいて、ルクソール県知事を訪問
会見するとともに「中尊寺ハス」の贈呈を行う予定です。
【主な訪問者】
農務大臣やルクソール県知事への訪問の際には、山田名誉
名誉会長
山田俊和(中尊寺貫首)
会長から、次のような挨拶を行う予定ですので、ご紹介しま
会長
平山健一(岩手大学前学長)
す。
副会長
齋藤哲子(一関国際交流協会会長)
副会長
菅原光中(平泉国際交流協会会長)
なお、訪問の結果は次号会報でお知らせします。
ほか
一関・平泉地域エジプト・ルクソール友好協会
設立にあたって
友好協会名誉会長・中尊寺貫首
山田俊和(やまだ
しゅんわ)
2009 年 12 月 13 日、一関市において一関・平泉地域エジプト・ルクソール友好協会が設立されました事は、両国の友好親善の為に誠に喜
ばしい事です。5千年の歴史を誇るエジプトは世界各国のいろいろな分野に多大な影響を与え、発展させたことは事実であり、我国の文化・
工芸技法等々その本源がエジプトにあるものが多くあります。特に今般世界文化遺産登録を目指す平泉中尊寺の遺産はエジプトの技法をも
って形作られていることは明確な事実です。
今般、貴国エジプトの招請をいただき貴国訪問ができますことは喜びに堪えません。ここに深く感謝の意を表します。
一関・平泉地域の世界文化遺産登録を目指す中心は、天台宗東北大本山関山中尊寺です。中尊寺は 850 年
慈覚大師円仁によって開かれ、
1126 年奥州藤原氏初代清衡によって創建されました。清衡は戦乱の世にあって、武器を捨て、戦争を放棄し、仏教による平和国家建設を目
指したのです。
中尊寺堂塔は、今日までに火災等災害によってほとんどが消失しました。唯一完全な姿で今日まで残ったのは「金色堂」です。この堂は
阿弥陀経に説かれる極楽浄土を現前にあらわした阿弥陀堂であり、同時に藤原氏四代の葬堂で現在もその遺体は堂内に納められています。
注目すべきことは、この金色堂が東洋の宝石箱と言われ、当時の世界の最先端の技術を持って作られ、その技法の本源がエジプトにある
ということです。金色堂造立にあたっては国内はもとより、中国の五代・宋・唐から宝玉・香木・象牙・鉄・ガラス玉・水晶・メノウ等は
もちろん、ふんだんに産出された金が資材として使われました。特に夜光貝を使用した螺鈿技法が駆使されている。この技法は中国唐から
の伝来技法だがその本源はエジプトにある。また金色堂には一枚の金属板に半肉彫りと透かし彫りをし、珠玉をはめこむ技法はエジプトに
発した秘芸であり、この伝統を正しく金色堂が受け継いでいる。(松田権六氏) 即ちエジプトから遠く離れた平泉で 900 年前にエジプト
を本源とする文化・工芸技法が凝縮され金色堂に残されたのです。この金色堂こそ一関・平泉エジプト・ルクソールの友好親善のシンボル
です。
新たな役員が加わりました。
新規会員募集中!
平成 22 年 1 月 24 日に臨時役員会を開催し、岩手銀行
勤監査役
竹内重徳氏が副会長に就任することとなりまし
た。最新の役員名簿は、次のとおりです。
役
名
氏
名
名誉会長
中尊寺 貫首 山田 俊和
会
北上川リバー・カルチャー・アソシエーション 会長
長
平山
副 会 長
一関市商工会議所 会頭 宇部 貞宏
副 会 長
毛越寺 執事長
副 会 長
一関国際交流協会 会長 斎藤 哲子
副 会 長
平泉国際交流協会 会長 菅原 光中
副 会 長
岩手銀行
監
岩手日日新聞社
事
常
藤里
常勤監査役
社長
明久
竹内重徳
山岸 学
健一
エジプト・ルクソールとの友好交流促進のためには、地域の皆様の
御理解と御協力が不可欠です。お知り合いの方にも、ぜひ、お声かけ
くださるようお願いします。
●会費は無料です。
(※法人及び団体会員は、年間1口5千円以上
の御寄付をお願いします。
)
●各種イベント情報等のご提供、メルマガの送付等の特典をご用意
しています。
●平成 22 年 4 月7日現在の会員数は167名です。
◆下記事務局まで、住所、氏名、メールアドレスを添えてお申し込み
ください。
《事務局》一関市大手町2-16(一関文化センター内)
FAX・電話0191-31-1351
e-mail [email protected]
《振込先》岩手銀行一関支店 普通口座 №2057509
一関・平泉地域エジプト・ルクソール友好協会
エジプト基本情報(※エジプト大使館
エジプト学・観光局のHPから一部転載し、紹介しています。
)
◆世界遺産
文化遺産や自然遺産を全世界の人にとって、かけがえのない宝物
として保護していこうという考えから世界遺産条約が生まれ、現在
186 ヶ国(日本は 1992 年)が世界遺産条約の締約国となっています。
世界遺産委員会によって、世界遺産としてふさわしいか、登録基準
を満たしているかが話し合われ、登録が決定されます。2009 年現在、
890 ヶ所が登録され、うちエジプトでは 7 ヶ所が登録されています。
⑤シナイ山の聖カトリーナ修道院
①アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群
シナイ半島南部にある世界最古の修道院のひとつ。2002 年 5 月に
世界遺産に登録されました。
⑥イスラム都市カイロ
カイロのイスラム地区やオールドカイロにある 7 世紀から 20 世紀
に建てられた建造物
アブ・シンベル大神殿・小神殿、フィラエ神殿、カラブシャ神殿
などヌビア地方の遺跡群は、アスワン・ハイダムの建設により水没
の危機にさらされることとなりました。しかし、ユネスコの救済キ
ャンペーンにより、神殿 14、聖堂 3、墳墓 1 が救われ、現在に至っ
ています。
⑦ワディ・エル・ヒタン (クジラの谷)
エジプトの西部砂漠において、絶滅した古代クジラ類の化石が無
数に発見され、陸上で生活していた動物が海中で生活する哺乳動物
(クジラ)への進化を遂げたことの系譜を示す、世界的にも非常に
貴重な証とされています。2005 年に自然遺産として登録されました。
②メンフィスとその墓地遺跡
=ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯=
【エジプトの世界遺産地図】
ギザのピラミッドをはじめ、サッカラの階段ピラミッド、ダハシ
ュールの屈折ピラミッド、メンフィス遺跡などの建造物
③アブ・ミナ
エジプト独自のものでキリスト教の一派であるコプト教の遺跡群
④古代都市テーベとその墓地遺跡
3500 年前ルクソールはテーベと呼ばれ、古代エジプトの都でした。
そこには数多くの遺跡があります。ルクソール東岸の神殿や西岸の
王墓などの遺跡群