身近に手助けが必要な人がいる場合には・・・ お年寄りや病気で周囲の

突然の災害に見舞われたときに大きな被害を受けやすいのは、高齢者や子ども、障がい者、傷病
者、外国人などの「手助けが必要な人」です。
このような要配慮者を災害から守るために、地域で協力し合いながら支援していきましょう。
●身近に手助けが必要な人がいる場合には・・・
隣近所で声をかけ合って、協力して手助けしましょう。
お年寄りや病人の場合、避難に時間がかかるので、危険が
さし迫ってからでは間に合わないことから、早めに避難行動
を始める必要があります。
●お年寄りや病気で周囲の手助けが必要な方は・・・
支援者が手助けしてくれることになっているからといって、何もせず誰かが来るのを待つだけ
ではいけません。自分自身もテレビやラジオの気象情報などに気をつけ、異常を感じたら支援者
やご近所の方と連絡を取り合って、自主的に避難開始を考えましょう。
自分から支援をお願いすることも大切なことです。
●津波てんでんことは・・・
“津波てんでんこ”とは、「津波が来たら、各自てんでんばらばらに高台に逃げろ」「自分の命
は自分で守れ」という防災教訓ですが、自分が助かれば他人はどうなってもよいとする利己主義
とはまったく異なります。
この言葉は、本来、家族や地域であらかじめ互いの行動をきちんと話し合っておくことで、離
ればなれになった家族を探したり、とっさの判断に迷ったりして逃げ遅れるのを防ぎ、結果的に
みんなが助かることを意図したものといわれています。
つまり、“津波てんでんこ”とは、災害時の行動についてあらかじめ考え、互いに共有してお
くことを唱えた防災思想であり、「ばらばらに自分だけでも逃げる」という行為は、その意志を
共有することで互いを探して共倒れすることを防ぐための約束事です。
●釜石の奇跡とは・・・
津波により1万8千人以上もの死者・行方
不明者を出した東日本大震災では、岩手県釜
石市の小中学校に通う児童生徒たちは、自分
たちの判断で、率先して高台に避難しました。
これにより、児童生徒のほとんどが無事で、
周辺の地域住民も一緒に避難したという事実
●津波避難三原則
(群馬大学大学院 片田敏孝教授の教え)
① 率先して避難すること
② どんな状況でも最善を尽くすこと
③ 想定にとらわれないこと
が“釜石の奇跡”といわれています。
釜石の奇跡の背景には、釜石市の防災教育における津波避難三原則の教えがあります。
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