埼玉県の市町村内総生産⑵

グラフで見る埼玉県のすがた
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埼玉県の市町村内総生産⑵
~就業者1人当たりでは美里町が断然トップ~
就業者1人当たり市町村内総生産
美里町
7,605
熊谷市
6,157
伊奈町
6,093
滑川町
6,091
さいたま市
5,959
横瀬町
5,917
飯能市
5,885
羽生市
蓮田市
5,809
5,442
埼玉県
1人当たり市町村民所得
3,606
さいたま市
三芳町
朝霞市
志木市
蕨市
滑川町
所沢市
川越市
埼玉県
1人当たり雇用者報酬
(千円)
戸田市
和光市
22,662
8,497
吉見町
(千円)
さいたま市
3,517
3,243
5,413
志木市
5,369
所沢市
5,308
朝霞市
3,022
2,944
5,716
和光市
戸田市
3,167
(千円)
5,392
5,392
2,917
ふじみ野市
2,887
富士見市
4,845
埼玉県
4,837
4,737
2,895
2,880
2,806
蓮田市
蕨市
4,944
4,848
出所:平成 24 年度埼玉の市町村民経済計算
前回では埼玉県の市町村内総生産について全体を概観しました。その結果、やはり総生産額と市町
村の人口規模とは、ほぼ比例するもので、さいたま市が4兆円を超えて2位川口市の3倍以上の総生
産額を記録していました。
今回は別の角度から市町村内総生産を分析したいと思います。最初は地域の労働生産性を見る就業
者1人当たり市町村内総生産額です。これは美里町が22,662千円と断然トップになっています。以
下、吉見町の8,497千円、熊谷市の7,605千円が続いています。県内の市町村平均が5,442千円となっ
ていますので、美里町の生産額の大きさがわかります。
製造業の構成比の大きさが要因となっているようです。市町村内総生産の占める製造業の構成比
が、美里町が85.3%、吉見町が57.9%と、県平均の17.8%とは大きな違いを見せています。次に市町
村内総生産を分配面から見た市町村民所得について、1人当たりの市町村所得と雇用者一人当たり雇
用者報酬の上位を見ますと県南部の市が大半を占めていることがわかります。この辺りは“埼玉都民”
の皆さんの力が影響していることが推察されます。