No.2 - 東京都立東大和高等学校

進路ニュース
No2
2014,7,18,
東大和高校進路部
★この進路ニュースは主として3年生に向けての内容ですが、1・2年生にも知っておいてもらいたい
内容です。読み終えたら保護者の方にもお読みいただき、ご家庭で進路に関する話し合いなどをもって
頂ければ幸いです。
Ⅰ 「進路を考えて夏休みにやるべきこと」
まもなく43日間の夏休みに入ります。長期休業と言っても、1・2年生は部活動と宿題に明け暮れ
る毎日かもしれませんね。3年生は受験勉強をはじめ、自分の進路実現に向けた努力をする毎日になる
かと思います。以下、学年ごとにこの夏やるべきことを考えてみましょう。
1・2年生の皆さんは、部活動を中心に毎日が過ぎていくとしても、必ずやって欲しいことがありま
す。それは大学・短大・専門学校等の見学に自分の足で出掛けて欲しいのです。オープンキャンパスと
いう名称で紹介され、すでにそのパンフレット等も配られて、行く予定が決まっている人も多いと思い
ます。また自らの進路を考えて看護・保育・福祉などの体験に出掛ける人も少なからずいます。後にも
言いますが、大切なことは秋の来年度選択決定に向けて、考える材料をこの夏のうちにそろえておくこ
とです。毎年いるのですが、この夏に考えるための活動をせず、秋の締切間際になって慌て、いい加減
に選んだ結果、不必要な科目をとってしまい、必要な科目をとり損ねたという話があります。教科書を
注文するので、届け出後の選択の変更はきかないということを前提に考えてください。
3年生の皆さんは、言うまでもなく大部分の人が大学入試に向けた受験勉強でしょう。昔から「夏を
制する者は受験を制する」と言われています。すでに校内外の講習への参加などを決めているかと思い
ますが、大切なのはそれだけではなく、いつ、どこで、何を、どのくらい、どうやって勉強していくか
という自分の学習生活プランを立てておくことです。一般的に夏休みの終わりまでが基礎力完成に向け
た学習、そして秋以降は問題集・過去問をどんどん解き、応用力、実践力の養成に向けた学習と言われ
ています。1日1日を無駄にせず頑張っていきましょう。また勉強だけでなく情報収集として学校説明
会等に出掛けることも大切です。ここでの見学は必ず自分の勉強のモチベーションを上げてくれますし、
5・6月に出来上がった新しい学校案内を入手する場でもあります。大学によってはそこに来た人だけ
に入試に関する有利な情報を流す場合もあります。1校と言わず、2~3校行っておくことも大切でし
ょう。
また専門学校の人ですが、すでに自分の決めた職業分野についてどんな学校があるかを調べ、資料等
を複数校から取り寄せてあることと思います。まだであれば大至急をそれを行ってください。そして次
にこの夏、必ず2~3校は学校見学に足を運んでおくことです。本命の学校が決まっていてもです。な
ぜなら、面接などで他校と比べてここが良かったから決めたと言えることが大切だからです。一般推薦
は10/1から、一般募集は11/1からです。日数があるように見えても2学期に入ればすぐです。
そして就職の人たち。人数は10人以内ですが、進学に比べ、最も試験が早くやってきます。公務員
試験の1次は9月を中心に、また民間就職は9/5に書類提出があり、9/16より一斉に就職試験が
解禁になります。そのために公務員希望者は予備校の無料講習や夏季講習に行き、自分でも問題集をど
んどん解いていきます。また時間のあるこの夏に、1次が受かった場合の面接・作文対策も行っておい
てください。昨年は1次に10名通るも、2次で第1希望に通ったのは1人でした。そして民間就職希
望者はこの夏かなり忙しく、まずは求人票を見て興味のある会社を決め、7月下旬から8月上旬にかけ
て会社見学に出掛けます。8月中旬以降、履歴書を書いたり、面接練習をしたりということになります。
すんなり行くように見えても時間はだいぶかかり、薄っぺらい準備では何回受けても結果は出ません。
Ⅱ 今年度の指定校推薦依頼の増減
今年度の大学・短大・専門学校の指定校依頼が大部分そろいました。今年は大学で見直し作業を大々
的に行うところが多く、この時期になってもまだまだ通知が続いています。すでに皆さんには「進路の
手引」で昨年度の指定校リストを見てもらっていますが、今年新たに頂いたところ、今年からなくなっ
てしまったところがあります。主なものを一部以下に記します。
(3年生には7/16の説明会で資料を全員に配付しました)
新規依頼‥
成蹊大(経済)、専修大(法)、東京医療保健大(看護)、青山学院女子短大
西埼玉中央病院附属看護学校他
取り消し‥
明星大(教育・小学校教員か教科専門)、東洋大(文・日本文学)(理工・応用化学)他
Ⅲ
来年1月実施
大学入試センター試験の変更点
すでにご存じの方も多いと思いますが、ここ2~3年は高校で勉強する教育課程が変わる時期になっ
-1-
ており、今年の3年生の受験科目から理科と数学に新教育課程が導入されます。これに伴っていくつか
の変更点があるので、以下簡単にお伝えします。
*理科・数学については新学習指導要領(新教育課程)に基づいた出題になる。
*理科の出題科目は、理科①(「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」)と
理科②(「物理」「化学」「生物」「地学」)になる。
*理科の試験時間は①と②で2つに分かれる。理科②は選択問題が導入される。
*英語リスニングのICプレーヤーが変わる(サンプルが本校進路室にも有り)。
*同じ高校でも受験科目の都合上、別々の会場になることがある。
Ⅳ 1・2年生 来年度の選択科目は秋に決定
先月、学年ごとの集会で来年度の選択科目について説明があり、現時点での皆さんの意向を聞く予備
調査がありました。1年生は文理選択が大きな柱となっており、2年生は自分の進路に向けた選択科目
を限られた枠の中で効率よくとることが求められます。本調査は2学期の10月ですが、まずはそれに先
だってこの夏休みに学校見学(オープンキャンパス)や体験を済ませ、考える材料を手に入れてください。決
まらないで悩む人は、行動する手間を惜しみ、頭の中だけで考えようとする人に多いようです。
Ⅴ 大学・短大・専門学校の看護系入試をめぐる動向
(看護医療系進学指導研究会より)
現在、大学で続々と新設されている看護学部の入試について最近の動向をお伝えします。
【大学】*ここ数年大学志向が続いている(特に総合大学が人気で、看護学部の新設ラッシュが続
いている。最近では東京家政大、文京学院大他。来春は東京純心大にも。来春はやや易化
傾向となるか)。
*安全志向の受験生が多く、AOや推薦を狙う傾向が有る。
(志願者は慶応・上智などの難関校で減、杏林・武蔵野・東京医療保健などの中堅校で増、
それに続く学校は上位層で上がり、下位層では下がる)
【専門学校】*全体としては志願者減(大学志向による。また景気回復で一時多かった社会人が減)
例 都立青梅看護 4.5倍(前年 4.9倍)
*志願者は減っても、大学併願の関係で偏差値は上がる傾向有り。
*現役生は学科で6割以上とることが重要(社会人は学科が強く、現役生は面接が強い)
Ⅵ 公務員試験や民間就職試験をめぐる動向
公務員試験は団塊世代の退職に伴う大量採用の時代も終わり、人気も上がって競争が激化しています。
優秀な人材を民間に持って行かれぬよう、1次で多めに合格を出し、2次の面接で本当に優秀な人物だ
けを採用している状況です。(希望者は大学受験並みの覚悟と努力が必要。安定した仕事だからなりた
いぐらいの気持ちではむずかしい)
《 例 東京消防庁 14.5倍 》
民間就職は景気の上向きと共に求人数も増加傾向にあります。但し、製造業などが求人の70%以上を
占め、事務、販売、サービスなどは多くありません。また求人が多いとはいえ、優秀な人物しかとらず、
不足は人材派遣等でうめる傾向もあります。すなわち、高校での成績・出欠も良好で、コミュニケーシ
ョン能力が高く、仕事に対する意欲・熱意の高い人物をとるということも覚えておいて下さい
(成績3.0以上、3年間で欠席10日以内、部活動等の経験有りに加え、会社のため、社会のために働き
たいという強い気持ちが求められる)。
Ⅶ この間の報告と今後の予定
6月
4日(水)
11日(水)
13日(金)
17日(火)
18日(水)
2学年総合的な学習の時間 「進路の手引」説明会
2学年総合的な学習の時間 本校において様々な大学の模擬授業を実施
3学年 ベネッセ・マーク模試 (全員参加)
第3回就職ガイダンス {職業適性検査結果解説}※3学年対象
1学年総合的な学習の時間 「進路の手引」説明会
7月
9日(水) 3学年 進学相談会 (東大和市ハミングホール・全員参加)
14日(月)15(火) 1・2学年実力テスト(ベネッセ・3教科)
16日(水) 3学年対象 指定校推薦説明会・センター入試説明会(3・4限・全員参加)
16日(水) 3学年対象 第2回 国公立大学受験ガイダンス
16日(水) 1学年総合的な学習の時間 城南予備校小野先生 進路講演会
9月
5日(金)
16日(火)
20日(土)
3学年
3学年
3学年
就職希望者書類提出
就職選考開始
ベネッセ・駿台マーク模試(校内受験・任意参加)
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