図解!パーフェクト水抜きマニュアル 毎年、入居者の間で 2~3 回ほど

図解!パーフェクト水抜きマニュアル
毎年、入居者の間で 2~3 回ほど水道管凍結が起きています。凍結時の復旧費用は自己負担となります。
水抜きは完璧に覚えましょう。みなさんに負担をかけたくないのでよろしくお願いします。
冬季に長い時間部屋を開けると部屋が氷点下になり水道管が凍結します。短い時間ならストーブを弱に
して出かける、ホットカーペットを入れたまま出かける等、部屋が冷え込まない工夫が必要でしょう。
特に連休時などは、しっかり水抜きをして出かけて下さい。では説明を始めます。
①流しの左右蛇口を少し開けて水を出す。ちょろちょろと水がでます。
右が水で、左がお湯の蛇口です。
②水抜き元栓を垂直の「止」の位置に上げる。
(回すタイプは右に止まるまで回す。)
ゴゴゴォと音がして水の流れが止まってきます。
レバーを上げる! 回すタイプの元栓も同じような場所にあります。
③流し左右蛇口を全開にする。全開にしてもすぐに水が出なくなります。
(流しの蛇口は水抜き後も全開のままです。
)
流しの水が出なくなったら次はお風呂です。
④お風呂の左右蛇口を全開にして、左右の 2 ヶ所のネジをはずす。(水抜きが終わったら軽くはめる)
ネジがかたい場合は布越しにつまむなど工夫して下さい。大抵、手で取れます。
この 2 つの蛇口を全開!
ここの左右のネジをはずす。
⑤風呂水栓のシャワーと蛇口切り替えレバーをパタパタ動かし内部の水を落とす。
この黒いレバーを左右にパタパタ動かすと水が
ボトボトと落ちて抜ける。
⑥シャワーヘッドを下にしてホース中の水も、しっかり落として下さい。
ホースの水もしっかり抜けたら次はトイレです。
⑦トイレの水道バルブ左回しで全開になっているか確認。(通常は全開です。)
⑧トイレタンクの排水ハンドルを(大)にあげて水を流し、レバーのボタンを押して横に固定する。
通常このボタンは出っ張っています。
カチンとボタンを押し込むと横で止まります。
※便器内の水が凍ると便器が割れる事があります。長期間空ける時は不凍液を流し込んでおきましょ
う。ホームセンターなどで自動車用品のクーラント(ラジエータ用不凍液)を買って入れれば OK です 。
次はボイラーです。
⑨ボイラー横の下にある排水バルブを開けて水を落とす。⑩をすると早く抜けます。
これは閉まっています。
これで水が落ちます。
こんなバルブもあります。
バルブを開けるとジャーと水が流れ落ちる音がします。しばらく音が止まるまで待ちます。
水抜きが終わったら次に使う時のために閉めておくと良いでしょう。
⑩ボイラー上部 2 ヶ所の空気抜き弁のレバーを水平にあげる。
これが使用中の状態
水平にして空気を抜きます。
2 ヵ所あります。両方実施しましょう。
⑪最後に流し下の戸棚を開けた所についている蛇口に容器を当ててハンドルを全開にする。
どんぶり1杯程度の水が出ます。
大きめの容器で受けて水が完全に止まるまで待ちま
しょう。
完全に水が止まれば、次に通水する時のために閉めて
おくとよいでしょう。
ボイラーの排水バルブを閉めましたか?
風呂の水栓ネジも軽くはめて置くと無くしませんよ。
お疲れ様でした。これで水抜きもバッチリです。いってらっしゃい!
余談:ボイラーに入る水圧を一定にする減圧弁近くのハンドルは使用時も水抜き時もいつも全開です。
大家は学生時代、この減圧弁を組み付けるバイトをしていた事があります。なので、時々懐かしい気持
ちで見ています。
これが、減圧弁です。
このバルブはいつも全開で OK です。
通水は次のページで説明します。ほぼ逆の手順です。
○もし凍結させてしまったら
軽い凍結の場合は、管や蛇口にタオルなどを巻いて、少しずつぬるま湯をかけて解氷してください。
暖房で部屋をなるべく暖めましょう
注意 直接熱湯を管本体にかけますと熱膨張により管が破損する場合があります。
○自分でできない場合には
・平日の凍結修理は、市の指定工事事業者(ヒロサワ 011-385-0978 など)に依頼してください。
・土、日、祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)の緊急修理、凍結修理については、市が委託
している江別市管工事業協同組合(電話 011-384-3556)で受け付けしています。
受付時間 午前8時45分から午後5時15分
・12月25日から2月12日までの夜間凍結修理についても、
江別市管工事業協同組合(電話 011-384-3556)で受け付けしています。
受付時間 午後5時から午後9時
*修理に係る費用は、入居者の負担になります。
○通水の手順
1.流し下、戸棚奥の蛇口がしまっているか確認
2.ボイラー横の下にある排水バルブが閉っているか確認
(間違えて開いていると通水した途端水が落ちていく音がします)
3.流しの蛇口と風呂水栓の蛇口、そして水栓ネジを閉めましょう。
4.ボイラー上部の空気抜き弁 2 ヵ所のレバーが水平なら下に曲げる。バルブは全開のままです。
5.トイレタンクの排水ハンドルのボタンを押してロック解除、横向きから下向きにする。
6.流し下、流し左右、風呂水栓の全蛇口、ボイラー空気抜き弁、トイレタンクの確認が出来たら元栓を
開いて通水する。
7.流しの左右蛇口を少し開いて管中の空気を抜きなだらかに水が出たら通水完了です。