Ⅳ.講 義 内 容 2 年 次 (2L)

 Ⅳ.講
義
内
2年 次
(2L)
容
科目名
科目名
対話型演習憲法訴訟Ⅰ
対象学
年
単位数 2単位
2年次 開講期
対話型演習行政法Ⅰ
前期
教授
教授
対象学
年
単位数 2単位
担当教員
赤坂
井上
正浩
典之
授業内容の概略
憲法上保障されている各種人権の実体的問題に
関する論点について,現実の判例を素材として,
なにが人権侵害行為として憲法上問題にされてい
るのか,裁判所,特に最高裁は問題とされる人権
についてどのような一般的規範命題を示し,事案
に対してどのように当てはめているのか,関連す
る事件でそこで示された規範命題をどのように使
っているか,という観点から個別のテーマを取り
扱い,そのことによって実際に憲法上の権利とさ
れている基本的人権がどのように裁判上実現・具
体化されているのかを検討する。
授業の目的
訴訟において具体的に現れる各種の人権(私生
活上の自由,平等原則,政教分離原則,表現の自
由,結社の自由,経済的自由,生存権,選挙権な
ど)についての実体的問題,さらに,権利主体(外
国人,法人,公務員など)との関係で取りあげら
れる実体的問題について,現実の判例,特に最高
裁判例を素材として,現実に訴訟で取りあげられ
た論点,それについての判決事項の正確な理解と
把握を目指し,憲法の理解を深めるために受講生
との質疑応答の形式で行うことを目的とする。
この科目の位置づけ
ここで取りあげる内容は,憲法の人権領域に関
する基本的な判例知識であり,もちろん裁判所の
判断が中心になることから,少なくとも憲法,と
りわけ違憲審査制や司法権概念,各種人権につい
ての基本的な知識を有していること,すなわち
「憲法基礎」において取りあげられる知識を有し
ていることが最低限必要となる。また,ここで習
得する知識は,対話型演習・憲法訴訟Ⅱにおいて
取りあげる発展的・応用的な問題を学習するため
の前提となる。
必要な予備知識・準備等
本演習を受講するためには,少なくとも憲法の
概説書・教科書といわれるものを一度は少なくと
も読破しておくことが必要。
教科書・参考書
教材は配布する。
参考書等については適宜指示する。
成績評価方法
レポートないしは小テスト:40%
期末テスト:60%
オフィスアワー
おって指示する。
2年次 開講期
前期
担当教員
教授
教授
中川
米丸
丈久
恒治
授業内容の概略
私人たる原告が,行政活動についての訴訟にお
いて何を主張することによって勝訴することがで
きるかという問題を取り上げる。中心となるの
は,「行政活動の違法性」(違法事由)の検討であ
る。
授業の目的
行政活動に関する法的紛争がどのように起きる
か,その適否(適法違法。憲法適合性も含む)はど
のように判断されるべきかに関する諸問題につい
て,法曹実務家として必要十分な基礎的能力を涵
養することを目的とする。
この科目の位置づけ
1L用の「行政法基礎」(行政活動を作り出す法
律・条例の基本構造)の理解を前提として,行政
活動に関する裁判が起こされたときの本案上の諸
問題を取り上げる。行政法総論と呼ばれる分野で
取り上げられているトピックを,具体的な法的紛
争を念頭に置きながら理解する。
必要な予備知識・準備等
受講者は,1L用の「行政法基礎」履修と同程度
の基礎的な学識を得ている学生であることを想定
して,授業を行う。
成績評価方法
おおむね,期末試験の成績を80パーセント程度,
小テスト等を20パーセント程度の割合で評価す
る。
オフィスアワー
開講時に指示する。
科目名
対話型演習契約法
対象学
年
単位数 2単位
2年次 開講期
前期
担当教員
教授
磯村
保
授業内容の概略
民法総則の法律行為・意思表示と代理,債権総
則の債務不履行,契約総則及び各則の領域を中心
として,重要な基本問題や現代的な問題を取り上
げて,質疑応答に重点を置きながら検討する。
具体的なテーマとして,「契約の締結(1)-契
約の成立・解釈と錯誤」,「契約の締結(2)-消
費者契約,契約の内容規制」,「契約の締結(3)
-代理人による契約」,「契約の履行障碍(1)-
危険負担と履行不能による解除」,「契約の履行
障碍(2)-履行遅滞及びその他の不履行」,「契
約 の 履 行 障 碍 (3) - 不 履 行 に よ る 損 害 賠 償」,
「売買契約(1)-権利の瑕疵」,「売買契約(2)-
目的物の瑕疵」,「請負契約における目的物の瑕
疵」,「賃 貸 借 契 約 (1) - 債 務 不 履 行 解 除」,
「賃貸借契約(2)-契約当事者の変更」,「契約
の清算関係」等を予定しているが,若干の変更が
ありうる。
授業の目的
検討対象とするテーマについて,その問題点と
判例・学説の状況を正確に理解し,かつ,残され
た課題は何かを把握すること,また,これらの学
習を通じて,授業で取り上げることのできない他
の重要問題についても,自らの学習によって理解
を深めることができる能力を身につけることを目
的とする。
この科目の位置づけ
民法全体についての基本的知識と理解(未修者
コース1L配当の「民法Ⅰ」に相当する内容)を
備えていることを前提として,契約法の基本的な
問題を再確認するとともに,より進んだ応用的な
問題にも対処できる能力を涵養する授業科目であ
る。
必要な予備知識・準備等
科目の位置づけでも述べたように,とくに民法
総則の法律行為・意思表示・代理の部分,債権総
則及び債権各則の契約法領域に関わる部分につい
て,基本的な知識と理解を備えていることが不可
欠の前提となる。学期が始まるまでに十分に復習
をし,各条文の立法趣旨は何か,各条文はどのよ
うな場面において適用されるか,その適用・解釈
について判例・学説の状況はどうなっているか,
また議論が対立している理由は何か等を確認して
おくことが必要である。
各回の授業は,配布された資料を事前に読んで
いることを前提に,教員からの質問と受講者の回
答・議論という授業形式を重視して行う。間違い
を恐れずに自分の言葉で発言をし,また,発言内
容が他の受講生にも聞き取れるよう明瞭に発声す
るよう努めることが重要である。
質問に答える際に,参考書の該当部分を探して
読み上げるような方法は避けること。また,ノー
トをとることに集中しすぎると,ノートをとるこ
とが自己目的となり,問題を批判的に分析すると
いう思考方法が身につきにくくなることにも留意
すること。
教科書・参考書
・事前に授業資料を配布する。
・民法判例百選Ⅰ・同Ⅱ(ともに第5版新法補正
対応版,有斐閣)を持参すること。
・教科書は指定しないが,とくに以下の各参考書
を適宜参照すること(番号は,優先順序を意味
しない。また,これ以外の基本書を排除する趣
旨ではない。最新版を確認すること)。
(1)有斐閣Sシリーズ 民法Ⅰ,Ⅲ,Ⅳ
(2)内田貴「民法Ⅰ~Ⅲ」(東大出版会)
(3)潮見佳男「プラクティス民法・債権総論」
(信山社)
(4)同「債権各論Ⅰ」(新世社)
(5) 佐 久 間 毅「民 法 の 基 礎 1 総 則」(有 斐
閣)
(6)山本敬三「民法講義Ⅰ 総則」(有斐閣)
(7)同「民法講義Ⅳ-1 契約」(有斐閣)
成績評価方法
成績評価は,以下の各評価要素を括弧内に記載
した割合で考慮する。
(1)中間小テスト 2回(各10%)
(2)平常点 (10%)
なお,出席や準備の状況は平常点の評価要素と
して考慮するが,発言内容についての当否は成績
評価要素として考慮しない。
(3)期末筆記試験 (70%)
オフィスアワー
毎週火曜日の5限とする。この時間帯で支障が
ある者については,相談の上,可能な範囲で調整
する。
科目名
科目名
対話型演習商法Ⅰ
単位数 2単位 対象学年 2年次
対話型演習刑事手続実務
開講期 前期
担当教員
教授
単位数 2単位 対象学年 2年次
開講期 前期
担当教員
近藤
光男
教授
松田
成
授業内容の概略
授業内容の概略
会社法に規定されている事項のうち,主にコー
ポレート・ガバナンスに分類される事象を対象と
する。
傷害事件の記録教材を基に,捜査の着手から判決
言渡しに至るまでの手続を追いながら,手続上の
問題点が捜査・公判の実務においてどのよう対処
されうるのかを検討する。
授業の目的
株式会社に関して,主に総論及び機関について取
り上げる。
コーポレート・ガバナンスの意義,株式会社の
設立と機関,株主の権利,株主総会,株主の議決
権行使,取締役の注意義務と忠実義務,取締役
会,取締役の責任,株主代表訴訟,監査役および
監査委員会等の機関について学習することを目的
とする。
この科目の位置づけ
すでに習得しているはずの会社法の基本的な知識
を基礎に,2年後期に開講される対話型演習・商
法Ⅱ(コーポーレートファイナンス)を除いた会
社法の領域である会社における組織・運営につい
て学習する。
ここでの習得した知識をもって商法Ⅱの演習に
つなげる。
担当者と受講生との双方向のコミュニケーショ
ンを通じて,会社法の法原理をより深く理解する
ことがとくに期待される。
必要な予備知識・準備等
授業の目的
現実の刑事手続は,捜査の着手に始まり,判決言
渡しで終了する動的・発展的なものであり,証拠
資料に基づく事実認定(心証形成)如何によっ
て,その発展方向も異なるという流動性を有す
る。したがって,刑事手続における個々の論点に
ついて平面的な知識を有しているだけでは,ダイ
ナミックな刑事手続の流れに対処することはでき
ない。本授業の目的は,皆さんが有している刑事
手続についての知識を,捜査・公判の流れに沿っ
て,実務的な観点から見直し,より実践的なもの
とすることである。
この科目の位置づけ
本授業では,事実の評価,証拠収集手続,証拠能
力等についての実務的な判断能力を養うことを主
眼としている。
必要な予備知識・準備等
捜査・公判が具体的にどのような流れで行われる
のかにつき,再度,各自の基本書で確認しておい
て欲しい。
本演習に積極的に参加するためには会社法の基本
的知識は必須条件である。したがって,あらかじ
め近藤光男『最新株式会社法・第4版』(中央経
済 社)等 の 最 新 の 体 系 書・教 科 書 を 使 っ て,総
論,設立,機関について自習しておくこと。
教科書・参考書
教科書・参考書
成績は,平常点(レポート等も含む)を30パー
セント,学期末試験の結果を70パーセントとし
て総合的に評価する。
教科書として,近藤光男『最新株式会社法・第4
版』(中 央 経 済 社),会 社 法 判 例 百 選(有 斐
閣)。
成績評価方法
成績の評価は,[1] 小テスト(3回),[2] 学
期末試験を総合して行なう。
おおむね,[1] 30パーセント,[2] 70パ
ーセントを配点する。
オフィスアワー
初回の講義時に指示する。
教材はあらかじめ配付する。参考書は,検察講義
案(法曹会)とする。
成績評価方法
オフィスアワー
授業の開始にあたり指示する。
科目名
科目名
応用民事訴訟法(A)
対象学
年
単位数 2単位
2年次 開講期 前期
担当教員
教授
山本
弘
応用民事訴訟法(B)
単位数 2単位 対象学年 2年次 開講期 前期
担当教員
教授
山本
弘
授業内容の概略
授業内容の概略
参加資格者を2年生の内未修者コースからの進級
者に限定し,民事訴訟法(判決手続)のうち,複
雑訴訟形態と上訴・再審の部分に焦点を絞り講義
する。訴えの併合,訴えの併合・反訴に1回,共
同訴訟論に3回,独立当事者参加に2回,補助参
加に2回,訴訟承継に1回を割き,控訴・上告に
3回,再審に1回を割く予定である。
授業の目的
未修者コースからの進学者は,既に1年次におい
て全員「民事訴訟法」を履修済の筈である。しか
し,わずか4単位の時間数では,民事訴訟法(判
決手続)の全体につき十分な体系的知識を身につ
けることができない。そこで,「民事訴訟法」の
授業担当者との協議のもと,4単位の授業では十
分な説明の時間を欠きがちな「複雑訴訟論」と
「上訴・再審」の部分につき,体系的な知識を教
授することを目的として行う授業である。
この科目の位置づけ
この科目は選択科目であるが,3年次に実施され
る「対話型演習民事訴訟法」の授業は必修科目す
なわちその履修が卒業に必要な要件として実施さ
れるから,民事訴訟法の理解に自信を持っていな
い者は,受講しておいて損はない科目である。
2年次在学生のうち,未修者コースからの進級者
以外の者を対象として,民事訴訟法のうち,訴訟
要件論(訴えの利益,当事者能力・当事者適格,
二重起訴の禁止)に4回,弁論主義に3回,判決
効論に3回,多数当事者訴訟論に3回を割いて,
重要論点講義を行う。
授業の目的
既修者コースへの新入学者は,建前の上では,入
試の段階で民事訴訟法の基礎的な知識を有すると
認定されて入学を許されている。しかし,入学後
の授業における発言等の示すところによれば,入
学者の多くは,民事訴訟法については,出身大学
の法学部の授業等においてちゃんとした勉強をし
かたことがなく,LS入試のためだけに,司法試
験予備校の論点マニュアルを丸暗記するだけの,
付け焼き刃的な学習しかしていない。そこで,2
単位という限られた時間ではあるが,上に記した
重要な分野についてだけでも,まともな知識を備
えて貰うための機会として設けられた授業であ
る。
この科目の位置づけ
上に同じ。
必要な予備知識・準備等
特にない。
一般に民事訴訟法の教科書として使用されている
書物により,基礎的な知識を再確認しておくこと
が求められる。
教科書・参考書
教科書・参考書
一年次に「民事訴訟法」の授業で使用した教科
書・参考書をそのまま用いる。
成績評価方法
特に教科書は指定しないが,伊藤眞ほか編『民事
訴訟法判例百選[第三版]』はほぼ毎時間言及す
るので持参することが望ましい。
期末試験の成績に平常点を10%程度加算する。
成績評価方法
オフィスアワー
期末試験の点数に平常点を一割加算して評価す
る。
設けない。授業修了後等適宜な時間に適切な方法
による質問は受け付ける。
オフィスアワー
必要な予備知識・準備等
特に設けない。授業修了後等適宜な時間に適切な
方法による質問は受け入れる。
科目名
科目名
エクスターンシップ
対象学
年
単位数 2単位
対話型演習法曹倫理
2年次 開講期
前期
担当教員
教授
教授
教授
単位数 2単位
対象学
年
2年次 開講期
前期
担当教員
大塚
中西
山田
明
正
隆夫
教授
教授
大塚 明
梁 英子
授業内容の概略
授業内容の概略
2週間程度の期間,学生に,弁護士事務所等に
おいて職業法曹の活動の実態に触れさせることを
中心とし,その前後に,守秘義務等の確認を含め
た準備のための授業,および,総括のための授業
を行なう。
弁護士倫理を中心とした法曹倫理について学
ぶ。
毎回設例の検討を行う。各回のテーマと内容・
検討する説例,各回に必要な準備については後日
「詳細シラバス(基本教材)」を配布する。
授業の目的
授業の目的
職業法曹の活動の実態に触れることにより,将来
の職業活動についてのイメージを作り,法科大学
院における勉学のモチベーションを高める。
これまでに学んだ知識が,法曹実務の現場でどの
ように用いられるかを知る機会となるため,各法
律科目の応用科目として位置づけられる。
弁護士がどのような職務規範(弁護士法・弁護
士職務基本規程・報酬に関する規程,委任契約,
刑法等)を遵守しなければならないのかを知る。
その上で,実定化された弁護士職務規範は弁護
士が職務を行うに際してのミニマム・スタンダー
ドに過ぎないこと,真の意味で弁護士職務規範を
実践するためには,各人における規範の意識化・
内面化・深化が不可欠であることを知る。
必要な予備知識・準備等
この科目の位置づけ
実務基礎科目(対話型演習法曹倫理,対話型演習
刑事事実認定,対話型演習民事裁判実務),およ
び2年次前期または3年次前期までに配当されて
いる各種の法分野に関する授業科目を十分に履修
していること。
対話型演習法曹倫理は単に知識を身につけるこ
とを目的とするのではない。設例の検討における
参加者との対話・討議を通じ,弁護士職務規範を
意識化・内面化し,実践にあたっての基本姿勢を
体得することにある。
従って,履修者には積極的な参加態度が求めら
れる。
この科目の位置づけ
成績評価方法
各弁護士事務所で作成を命じられた法律文書の内
容を中心とし,担当された弁護士のコメント等を
加味して,「合」または「否」で成績評価を行な
う。
教科書・参考書
詳細シラバス(基本教材)とは別に「教材」を
配布する。
成績評価方法
講義への出席(8割以上)を前提として,学期
末試験の成績によって行う。
科目名
科目名
対話型演習行政法Ⅱ
対象学
年
単位数 2単位
2年次 開講期
対話型演習不法行為法
後期
担当教員
教授
教授
対象学
年
単位数 2単位
2年次 開講期
後期
担当教員
角松
中川
生史
丈久
教授
山本
顯治
授業内容の概略
授業内容の概略(予定)
行政活動に関する法的紛争を誰がどのようなタ
イミングで,いかなる救済を求めることができる
かを考察する。行政訴訟,国家賠償,損失補償に
関する基本的な問題を取り上げる。
【1】不法行為法の一般理論(2~3回)
【2】損害賠償請求権の主体(1回)
【3】損害賠償請求に対する抗弁(1回)
【4】使用者責任論(1回)
【5】共同不法行為(1回)
【6】建造物や物の危険から生じた事故を理由と
する損害賠償責任(1回)
【7】名誉毀損・プライバシー侵害による損害賠
償(1回)
【8】医療過誤をめぐる法律関係(1回)
【9】交通事故における法律関係(1回)
【10】契約当事者間における債務不履行責任と
不法行為責任(1回)
【11】公害・環境被害における損害賠償と差止
(1回)
授業の目的
行政訴訟の訴訟要件や訴訟手続に関する諸問
題,国家賠償法に固有の諸問題,損失補償の諸問
題について,法曹実務家として必要十分な基礎的
能力を涵養することを目的とする。
この科目の位置づけ
「対話型演習行政法I」の理解を前提として,
行政活動に関する法的紛争がどのように裁判所に
おいて取り上げられるか,訴訟手続上の諸問題を
取り上げ,続いて,国家賠償法,損失補償法の諸
問題を取り上げる。
授業の目的
おおむね,期末試験の成績を80パーセント程
度,小テスト等を20パーセント程度の割合で評価
する。
現代社会における多様な問題を解決する法制度と
しての不法行為法の仕組みと役割を,事件類型に
即しながら,理解することを目的とする。
【1】不法行為法の重要問題について,関連する
法律問題との関係を視野に入れて,多角的
に検討を行なう。
【2】判例によって形成される準則について,準
則を導き出す手法,および,それを批判的
に分析する手法を,具体的に検討する。
オフィスアワー
この科目の位置づけ
必要な予備知識・準備等
受講者は,「対話型演習行政法I」履修と同等
の基礎的な学識を得ていることを前提とする。
成績評価方法
開講時に指示する。
既修者については,不法行為法の基本的な理解を
備えていることが,本科目受講の前提となるが,
加えて,民法全般にわたる基礎的理解をもつこと
が,本科目受講のために望ましい。未修者につい
ては,前期において得られた知識の再確認とより
一歩突っ込んだ不法行為法の理解を得ることを目
的とし,3L時の総合演習への確固とした土台作
りを目指すものとする。
必要な予備知識・準備等
【1】不法行為法の教科書を通読して,知識を再
確認しておくこと。使用する教科書として
は,以下において参考書として示したもの
が挙げられるが,これらと同等の教科書・
体系書でも構わない。
【2】既修者コースの者は,これまで用いてきた
ノート,資料を,未修者コースの者は前期
における講義資料・ノートを復習しておく
こと。
教科書・参考書
参考書としては,以下のものが挙げられる。
①内田貴『民法II債権各論』(東京大学出版会)
②藤岡康宏=磯村保=浦川道太郎=松本恒雄「民
法Ⅳ-債権各論」(Sシリーズ・有斐閣)
③ 潮 見 佳 男「債 権 各 論 II 不 法 行 為法」(新世
社)
④平井宜雄「債権各論II 不法行為」(弘文堂)
なお,授業開始日までに,教材を配布する。
科目名
成績評価方法
担当教員
成績の評価は,[1] 授業における平常点,[2]
小テスト,[3] 学期末試験を総合して行なう。
おおむね,[1] 20パーセント,[2] 20パー
セント,[3] 60パーセントを配点する。
オフィスアワー
別途掲示する。
対話型演習商法Ⅱ
対象学
年
単位数 2単位
教授
教授
近藤
志谷
2年次 開講期
後期
光男
匡史
授業内容の概略
会社法が規定する分野のうち,コーポレート・
ファイナンスを始め計算,M&A関連の諸事象を
対象とする。
授業の目的
株式会社制度の法的特徴の一つである株式制度
およびその周縁の法制度を取り上げる。まず,株
式の譲渡性やペーパーレス化等の基本的ルールを
確認する。また,株式会社が株式や社債を利用し
て必要な資金を外部から調達する際の利害調整の
基本的なルールを学ぶ。さらに,合併等の企業再
編や資本等の規制までも視野に入れて理解を深め
ることを目的とする。
この科目の位置づけ
会社法の基本的な知識を基礎に,2年前期に開
講される対話型演習・商法Ⅰに引き続いて,本演
習を履修することによって会社法における発展的
な学習を完結させる。担当者と受講生との双方向
のコミュニケーションを通じて,会社法の法原理
をより深く理解することが期待される。
必要な予備知識・準備等
この講義を受講する者は2年前期に開講される
「対話型演習・商法Ⅰ」を履修しておくこと。本
演習に能動的に参加するためには会社法の基本的
知識は必須条件である。基本的な体系書・教科書
を自習しておくことが求められる。
教科書・参考書
近藤光男『最新株式会社法』(第3版,2006年)
など主要な体系書の関連箇所は必読である。
また,教材として会社法判例百選を指定する。
成績評価方法
成績の評価は,[1] 小テスト(3回),[2]
学期末試験を総合して行なう。おおむね,[1]
30パーセント,[2] 70パーセントを配点す
る。学期末試験は,1組・2組共通の問題を出題
する。
オフィスアワー
開講時に各担当教員が学生と協議の上決定す
る。
堂),今井=小林=島田=橋爪『刑法各論(ク
エストシリーズ)』(有斐閣公刊予定)
科目名
対話型演習刑事実体法
対象学
年
単位数 2単位
2年次 開講期
成績評価方法
後期
担当教員
教授
橋爪
隆
授業内容の概略
因果関係論,正当防衛論,故意と錯誤に関する
問題,過失犯,共犯論,財産犯の重要問題など,
実務的にも理論的にも重要であるが,学生にとっ
て正確な理解が困難である問題点について,判例
などの事例を素材としつつ,詳細な検討を加え
る。
授業の目的
既に刑事実体法(刑法総論・刑法各論)につい
ての基礎的な知識を身につけた学生を対象とし
て,その 知識を定 着・深化させつつ,最近 の判
例・学説が重視している解釈問題に対応できるだ
けの応用力の涵養をはかる。また,小テストやレ
ポート,講義時の質疑応答を通して,論理的な表
現能力を養う。
この科目の位置づけ
1年次の刑事実体法で習得した刑事実体法に関
する基礎知識を基礎として,その一層の発展・応
用を図る科目である。また,本講義で習得する刑
事実体法に関する,より高度な知識・能力が,3
年次前期の「応用刑事実体法」における発展的学
習の基礎となることが予定されている。
必要な予備知識・準備等
刑法総論・刑法各論についての基礎的知識は必
要不可欠である。未修者については「刑事実体
法」を既に聴講していることを前提とする。ま
た,本科目の履修に先立ち,理解が不十分な点に
ついては各自の基本書で確認しておくことが望ま
しい。
教科書・参考書
教材はあらかじめ配布するが,判例教材として
西田典之=山口厚=佐伯仁志編『判例刑法総論
〔第4版〕』『判例刑法各論〔第4版〕』(有斐
閣・2006)を併用する。参考文献については,講
義の際に説明する。また,基本書については,各
自が利用してきたものをそのまま使用して構わな
いが,担当教官として推薦するものは下記の通り
である。
【総論】山口厚『刑法総論〔補訂版〕』(有斐
閣),西田典之『刑法総論』(弘文堂),堀内
捷三『刑法総論(第2版)』(有斐閣),大谷
實『新版刑法講義総論〔追補版〕』(成文
堂),井田良『刑法総論の理論構造』(成文
堂),前田雅英『刑法総論講義(第4版)』
(東京大学出版会)
【各論】西田典之『刑法各論(第3版)』(弘文
堂),山口厚『刑法各論〔補訂版〕』(有斐
閣),中森喜彦『刑法各論(第2版)』(有斐
閣),堀内捷三『刑法各論』(有斐閣),林幹
人『刑法各論』(東京大学出版会),大谷實
『新版刑法講義各論』(成文
成績の評価は,おおむね以下の(1)を30%,
(2)を70%の比重で評価する。
(1) 小テストまたはレポート(2回を予定),
その他,授業への参加状況
(2) 期末試験
オフィスアワー
開講時に説明する。
科目名
科目名
対話型演習刑事手続法
単位数 2単位
対象学
年
2年次 開講期
法律文書作成演習
後期
担当教員
教授 宇藤 崇
准教授 池田 公博
単位数 2単位
対象学
年
2年次 開講期
後期
担当教員
教授
梁
英子
授業内容の概略
授業内容の概略
授業項目には,刑事手続に関する近時の実務的
問題状況,およびそれらをめぐる理論的状況の理
解を最終的に促すことになるものを取上げる。そ
の際,基本的項目に関する前提的な知識との有機
的関連できるよう配慮する予定である。なお,授
業のテーマとして概略次のようなものを取上げる
予定である(変更もありうる)。(1)捜査の端緒と
捜 査 行 為,( 2 ) 訴 因 の 特 定,変 更,(3)被 告
人・被疑者の諸権利,(4)証拠法の諸問題,など。
具体的事例について問題点の所在を分析し,事
実に沿った適切な紛争解決方法のために,どのよ
うな法的枠組みとプロセスがあるかを検討のう
え,その過程を法律文書として表現する手法を学
ぶ。
毎回担当者を決め,担当者は各自,事前に報告
書を作成し予め全員に配布のうえ,要点の報告を
行う。
民事を中心とするが,公法,刑事の分野も対象
とする予定である。
授業の目的
本講義は,法学既修者を対象とした刑事法に関
する基本科目(必修科目)である。刑事手続全般に
ついての基本的知識を有していることとともに,
2年前期に展開される「対話型演習・刑事手続実
務」で獲得されたであろう実際の刑事手続に関す
る基礎的知見を踏まえて,刑事手続法に関する重
要な理論的問題を検討してゆく。授業形式は対話
型演習であり,授業中受講者と質疑応答を行うこ
ともある。
この科目の位置づけ
2年次前期に配当される「対話型演習・刑事手
続実務」(必修科目)を踏まえて展開される。そ
の上で3年次前期に配当される「応用刑事手続
法」へと結び付けていく。
授業の目的
具体的事例の検討により,実務家として要求さ
れる事実分析,および文書作成の基礎力を涵養す
る。
また,その前提となる法的知識につき,事例を
通じ理解を深める。
この科目の位置づけ
典型事案を処理し,その分析を文書で表現する
基本的能力を着実に涵養することにより,3年次
R&Wゼミにおける応用力の開発につなげる。
必要な予備知識・準備等
特に必要はない。
教科書・参考書
必要な予備知識・準備等
教材を配布する。
各回の授業について参考文献などを適宜指示す
る。したがって,当該文献等のポイントを押さえ
るほか,各自,基本的な概説書により取り上げら
れる項目と関連する諸事項を確認の上で,授業に
臨むことを強く期待する。
成績評価方法
教科書・参考書
教科書: 井上正仁ほか[著]『ケースブック刑
事訴訟法〔第2版〕』(有斐閣,2006年)
成績評価方法
小テスト等 (30パーセント),学期末試験(70パー
セント)
オフィスアワー
授業の開始にあたり指示する。
8割以上の出席が成績評価の前提。参加者は2
回以上の報告を担当することになるが,担当事件
について「報告文書」の作成を要する。作成書面
は,教員が添削講評のうえ参加者の書面作成能力
向上のため全員に配布される。
成績評価は,作成書面7割,授業内における報
告・議論への参加を3割として行う。