宝飾業界における小型RFIDタグ導入例( PDFファイル 1.87MB )

小型ICタグググ
IC Tag
導入最前線
線
線
Small IC tag introduction case in jewelry industry
宝飾業界における小型ICタグ導入事例
RFID導入最前線①
ICタグ導入で大幅効率アップ
第6回
自動認識システム大賞
「優秀賞」受賞
「イベント形式の宝飾販売会」におけるICタグの有効活用!
デパートの催事場等で催される「宝石の展示即売会」、
一点目には展示会終了後に、すぐ次の展示会へと
誰でも一度くらいは目にされた経験があるのではないで
商品を送り出さなくてはならないため、日々の棚卸が
しょうか?
物理的に行えないということ。二点目として常に複数の
最近では店舗外での売上が店売りをしのぐとも言われ
チームが別々の地域で販売会を開催している都合上、
ており、宝石販売業としても無視できない販売形態であ
お互いの在庫状況がわからず各々が独自に発注をか
ることは間違いありません。多い会社では、300回/年を
超える即売会を実施しているところもあるようです。
けてしまい結果的に在庫が増えてしまうということ。三
点目には会場から会場へと移動が続く中、商品のロス
それに伴い問題点もあるようで・・・
(紛失)が発生してしまうこと。
㈱ミュゼオ様は本社を神戸市芦屋におき海外ブラ
こういった問題は従来のバーコード管理ではどうして
ンドの輸入販売を手がけ、近年「イベント形式による
も改善することが難しかった。タグのバーコードを読み
販売会」で急成長を遂げられた会社。
込んでしまえばコンピュータが溢れる昨今、処理にたい
した時間はかからないが問題は3,000点に及ぶ商品
ひとつひとつについているバーコードを読取る作業。こ
ればかりは人手で一枚一枚タグを裏返して読込むという
作業を繰り返さざるを得ない。熟練した人間でも3,000
銀座並木通りにある
ミュゼオ銀座店
同社ブランドの
ひとつが"Marina B"
点の商品の読込作業には3時間近くかかってしまう。
指輪に付けられたタグ
の裏面のバーコード
同社の場合、10名程度でチームを組み2∼3,000点
通常は宝石ケースに
並べて管理されている
の商品を持出し、長い場合には1ヶ月以上会社に戻る
ことなく全国の会場から会場を渡り歩く。
宝石ケースにセットさ
れた状態の拡大写真
このようなチームが通常で2チーム、多いときには3
チームで販売会を開催するとのこと。
B チーム
展示会D
A チーム
2∼3チーム
全国
1チーム
10∼30名
展示会E
こんな状態では、一分一秒を争う会場撤収時には、
商品点数
2∼3000点
展示会F
1会場
3∼4日
展示会A
展示会B
展示会C
5∼6会場
1ヶ月
㈱ミュゼオのイベント形式の販売会の運用イメージ
とてもじゃないが棚卸作業などしていられないというの
が現場での本音だろう。実際、商品の送り出しが遅れ
れば、翌日の別会場での展示会に影響が出るのは必
至だ。
イベント形式における問題点
「なんとか日々の棚卸を実行し、問題点の改善をはか
同社の場合、クローズされた空間をつくり非日常を
りたい」かねてよりイベント形式の販売会の弱点を痛感
演出することで順調に成果をあげてきたとのことだが、
していた㈱ミュゼオ肥塚専務は日々思い悩んでいた。
・
そんな時、耳にしたのがICタグの複数商品を同時に一
・ ・ ・
括読取できるという機能だった。
全国各地を飛び回る販売会という形態をとることでい
くつかの問題点もクローズアップされてきた。
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ICタグ導入のメリット
本部での結果を踏まえて、実際の展示会運営に導
「ICタグなら見た目は同じでも、世界で唯一の固有
入をはかっていったところ、会場撤収時のケース収納
番号(ユニークID=UID)を持っている為、複数のタ
時に、アンテナの上に商品を置くだけで商品カウント
グを一括読取りできる。」「ユーザーはUID以外に任
が終わるため、日々の棚卸が無理せずおこなえるよう
意の情報を書込むことができ、自由に書換可能であ
になった。また、そのようにして取った情報を本部に
る。」こんな情報が次々と耳に入ってきた。複数一括
データ送信することにより、各チームの在庫状況を把
読取ができ、情報を書換えての再利用が可能ならば
握できるようになり、ダブり発注がなくなった。つまり余
コストメリットもある。
剰在庫撲滅に繋がったのである。
さらに「30×10mmの小型ICタグがリリースされた。」
との情報を聞きつけるに至り、この大きさなら商品に
ICタグ導入の波及効果
付けてもまったく問題なく扱える。との判断から導入
さらに前述の問題点にあった商品ロスの問題につい
を決めるにいたった。
ても、日々の棚卸が適切に行えるようになった後は、
どの会場の、どの時点で商品ロスが発生したかが推測
実際の小型ICタグ この大きさなら商
品に付けても問題ない (ほぼ原寸大)
(アンテナサイズ30×10mm)
具体的な導入にあたって、まずは本部の棚卸から
実際の運用をはじめた。下の写真は時計にICタグを
取り付けたところだが、比較的タグがスッキリしている
この状態でも、タグを裏返しながらのバーコード読取
には時間がかかっていたが、ICタグ導入に従来の
1/4倍に時間短縮がはかれた。 ICタグ活用の可能性
できるようになり、再発防止の手段を講じることが可能
となったため確実に商品ロスが減少してきているとのこ
と。
このように、ICタグ導入によって、数々の問題点をク
リアしてきた同社だが、この他にもデパート等の会場主
に日々の売上を正確に計上できるようになり、会社とし
ての信頼感がアップしたこと、余剰在庫がなくなったり、
商品ロスがなくなったことによる経費削減が進み、最終
的にはユーザーに対する還元率が増える傾向にある
ICタグ内蔵のタグ
を時計に付けたと
ころ。
写真にある商品7
点でバーコード読
取に約28秒かかっ
ていたが、ICタグ
を使っての読取な
ら約7秒で終わる。
こと等、当初想定していなかった波及効果も生まれて
きており、今後の展開にも期待が持てる。
「イベント形式による販売会」という新しい試みで宝飾
業界をリードしてきた同社が、最先端技術であるICタグ
というツールを手に入れたいま、今後の展開からます
ます目が離せなくなってきた。
さらに効果が顕著だったのが、ネックレスの棚卸。
商品は一点づつビニール袋に入れて10本ひとまとめ
にして保管されているが、見ての通り袋から出ている
タグは無秩序そのもの。この状態のバーコードを読取
るのは根気の要る作業であったが、単に読取作業の
第6回
自動認識システム大賞
「優秀賞」受賞
時間だけで比較してみるとICタグ導入によって実に
㈱ミュゼオ様におけるICタグ導入をテーマにした「RFIDを活
用した宝飾・眼鏡管理」〔オムロン㈱ フェニックス電子㈱共同
申請〕が、自動認識システム協会主催の第6回 自動認識シ
ステム大賞において「優秀賞」を受賞しました。
22倍の作業効率アップに繋がった。
ネックレスの保管状
態、タグが無秩序に
飛出している。写真
は30点。
商品30点で、バーコード
読取約2分12秒、
ICタグ読取なら約6秒。
その差は歴然。
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〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町9-4
イトーピア日本橋小舟町ビル5F
TEL:03-3668-0201 FAX:03-3668-0203
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RFID導入最前線②
小型ICタグで真贋判定
「紙の宝石」を偽造から守れ!∼荻野哲哉氏個展において∼
「蔵書票」というものをご存知でしょうか?
ICタグは各々が世界で唯一のID番号を保有してお
日本では聞きなれない言葉ですが、15世紀の後半頃
り、2つとして同じ物がないため偽造防止目的におい
にヨーロッパで活版印刷術が実用化され「本」が出回る
ても脚光を浴びている優れものだが、Suica等に代表
ようになると自分の所有であることを示す為に「蔵書票」
されるカードサイズでは、如何せん蔵書票には大きす
を本に貼り付けるようになったとのこと。
ぎる。折角の「紙の宝石」もICタグがはみ出していては
木版や銅版で印刷され美しく装飾された「蔵書票」は、
台無しだ。
本に貼るだけでなく切手と同じように収集の対象にも
しかし、宝飾業界向け
なっています。
開発された小型ICタ
蔵書票は本に貼ってその持ち主を示す紙片です。
グであれば蔵書票に
蔵書票の用途としては、ただそれだけのものですが、
挟み込んでも、まった
その図柄は個人が個人の持ち物であることを主張す
く気にならない。
る目的から、実に多種多様な図柄が見られます。
かねてよりICタグの有
蔵書票は、ラテン語でExlibris(エクスリブリス)と呼
ばれ「誰それの蔵書」という意味になります。本に貼る
荻野氏の蔵書票。希少性と独創性から 効性に興味を持ってい
単なるアートとしてでなく贈答用にも人気
ものなので、それほど大きくなく、Exlibrisという文字
すはずがない。また、ICタグは複数を対象にした一括
を入れること、所有者の名前を入れるということが制約
読込にも強く、蔵書数が多い個人や図書館での管理に
た荻野氏がこれを見逃
としてあげられるようです。
有効であることもわかってきた。
美しいアートとその人の
名前やアイデンティティを
近い将来、美しさ・魅せるアート プラス実用性を兼ね
・ ・ ・
備えた使える「紙の宝石」が主流になるのかもしれない。
デザインした紋章や文字
間違いなく荻野氏の蔵書票からは、未来を見据えた
が融合し「紙の宝石」と呼
アートの匂いがする。
ばれるほど貴重なもので、
大切な方への贈り物とし
ても最適です。
実際の小型ICタグ
ほぼ原寸大
(アンテナサイズ
30×10mm)
荻野哲哉氏は、この「紙
の宝石」と言われる蔵書
ギャラリー上原で開かれた
荻野哲哉氏の個展の告知
票に強く魅かれ、制作し
続けている作家です。
←
荻野氏曰く、挿絵でも表紙絵でもなく、プライベート
な読書空間で絵と本とその持ち主を結び付ける、本好
蔵書票を裏から
見たところ、矢印
の部分にICタグ
が透けて見える。
きには夢のような蔵書票の世界に魅せられ、以来CG
で制作に取り組んでおられるとのこと。
お問合せは
ICタグ活用の有効性
紙幣の偽造さえも特別な事件ではなくなってしまった
昨今では、アートとしての評価が高い同氏の蔵書票も、
偽造防止に心を砕かずにいられない状況だが、そんな
なかで心強い味方が現れた。小型ICタグである。
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RFID導入最前線③
小型ICタグ新聞記事
宝飾業界におけるICタグ導入記事
2004年1月の新聞発表以来、すでに複数の宝飾業のお
客様が、小型ICタグの導入をされています。
ここでは新聞に掲載された記事をご紹介します。
オムロン(同)、日精(東京都)の三社が共同開発した宝飾
品、眼鏡店向けシステム。東洋クイーンを含み全国で六社
が導入。扱う商品の単価が高いので、導入コストは吸収で
きるという。 銅線を組み込んだICタグの情報量は、一二
八バイトで品番などを記録。回収して何回もデータを書き
換えることができる。費用は専用機器、ソフトなど約九十万
円。ICタグは別料金、一万枚注文したときの価格が一枚約
二百円。 東洋クイーンは宮崎市内で三店舗運営している。
商品を店外に持ち出す際には一つ一つチェック、品番を照
合していた。店への持ち帰りも同じ作業が必要なため時間
がかかり、間違いもあった。 また、ICタグ商品管理システ
ムを社内の顧客、売り上げ管理システムと統合すると、品番
から詳しい商品情報が分かる。 緒方社長は「商品は高額
なので扱いに気を配る。システム導入で商品、在庫管理が
スムーズになる」と話している。
宮崎日日新聞 2004年8月14日掲載記事
京都新聞 2004年1月15日掲載記事
宝石、貴金属販売の東洋クイーン(宮崎市、緒方信光社長)
は今月から、ICタグ(電子荷札)の商品管理システムを導
入した。 商品を専用の読み込み台に置くと、すぐに品番
が表示される。棚
卸しなどの作業時
間を短縮できる。
バーコードに代わ
る次世代の商品
管理ツールのIC
タグを使う小売店
はまだ少ないとい
う。 」フェニックス
電子(京都市)、
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実際の小型ICタグ
(ほぼ原寸大)
(アンテナサイズ30×10mm)
京都新聞 2004年10月6日掲載記事
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RFID導入最前線④
小型ICタグで時間短縮と検品精度向上
持出・持帰り、棚卸処理において大幅な時間短縮
「ICタグの一括読込の機能」が大幅な省力化につながる
ICタグの導入により、
ことから、宝飾業界ではいち早くICタグの導入が進み、
スピーディー且つ間違
棚卸や商品持出し時に、有効利用されています。
いのない情報が取得で
今回は宝飾品の一大加工産地である山梨県甲府市で
きるようになったことから、
宝石・貴金属製造卸をされている㈱近藤宝飾様におけ
持出・委託・催事の残
る小型ICタグ導入によるメリットについてレポートしてみ
商品を場所別、担当者
たいと思います。
別にリアルタイム表示
㈱近藤宝飾様は、「全国のお客様にできるだけ多く
ICタグが内臓されたタグの取り付けられ
できるようになり、売上
た指輪がリング棒で保管されている
の商品をご提案できる機会を持ちたい」との考えから
データとの照合もスムー
毎週のように出張販売を行ってきました。
ズに行えるようになりました。
当然のことながら出張の際には商品持出作業が不可
このようにしてICタグ導入により大きな成果をあげた
欠ですが、同社では視覚的にも商品管理が行えるよう
同社ですが、棚卸や持出し時のスピードアップにとどま
に、「コピー機で商品を複写して持出リストを作成する」
らず、情報を有効活用し、分析・顧客ニーズの絞込みを
という手順をとってきました。単なる品番だけの管理で
行い、顧客の嗜好に会った新商品提案を行うなど進化
はなく、画像付で確認で
を模索中のようです。
きるため管理ミス等の減
いずれにしろ、ICタグ導入によって生まれた時間を
少には役立ちましたが、
有効活用して、同社が攻めの販売活動に転じたこと
一回の出張時に数百点
は紛れもない事実のようです。
の商品を持出する現状で
は、持出し作業に7∼8時
間かかってしまい、作業の
効率アップが急務となって
いました。
山梨県甲府市にある
㈱近藤宝飾様
小型ICインレットを内臓
したタグ
このような経緯から、大
幅な時間短縮と業務効率
実際の読込風景、ケースに入れたままで効率よく読取されていく
化がはかれるICタグの導入を決定するにいたりました。
ワンアクションで伝票発行
商品登録時にデジタルカメラで撮った画像を保存し
ておけば、出張・催事用の持出し時にはICタグのつい
た商品をアンテナに載せるだけで自動認識され、画像
付の伝票が発行されます。いままでコピー機で複写を
お問合せは
取っていた作業は一切なくなり、「持出商品をアンテナ
に載せる」というワンアクションだけで伝票発行まで済
んでしまい大幅な時間短縮を実現。さらに持帰りや棚
卸においても読み間違い等の人為的ミスが起こらない
ことから検品精度も大幅に向上したのです。
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RFID導入最前線⑤
小型ICタグを『導入即本稼動』
「商品の持出し」に特化したシンプルな使い方で大幅な時間短縮を今すぐ実現。
ICタグを導入すれば大幅な業務改善ができるのはわ
「システム全体を云々言っていると、なかなか前に進
かっているが、現時点ではシステム全体を見直してい
めない。一括読取で商品点数のカウントが大幅に短縮
る余裕がないので・・・というようにお考えになっている
できるのはわかっているのだから、まず効果があるとこ
方も多いようにお聞きします。
ろから使っていけばいい。」と社長は割り切る。
そんな中で、東京台東区に本拠を構えるあるお客さま
確かに商品持出しの際に商品点数のカウントを迅速
は、システムはそのままに「商品の持出し」時の商品点
数のカウントのみにICタグを使い、大幅な時間短縮で
成果をあげられています。
に済ませ、颯爽と外出していく同社の営業マンの姿を見
ていると社長の言葉もうなづける。店舗外の売上が年々
増えている昨今、いかに手間をかけずに外回りを行うか?
東京台東区に本拠を置くある会社では、単純に『商
がひとつのポイントであることは間違いない。
品持ち出し』時の商品点数のカウントとリストアップに
同社はICタグの導入決定も早かったが、商品持出し
ICタグを使っている。
時のスピードはさらに速く、今後ますます加速しそうだ。
ICタグを使用した商品持出しリスト発行
業務の
流れ
商品仕入
商品持出
入庫
持出
紐付
PT/ダイヤモンド
¥1,230,000.PT/ダイヤモンド
¥1,230,000.-
一括読込
イント
ポ
1
PT/ダイヤモンド
¥1,230,000.-
バーコード管理、人手によるカウントに比べ
一括読取できるため大幅な時間短縮が図れる
持出商品リスト
PT/ダイヤモンド
ABC-123CX
PT/ダイヤモンド
トレー型アンテナ
¥1,230,000.-
トレー型アンテナで
持出する商品のICタグを一括読込みし
商品持ち出しリストをプリントアウトする
D VVS1 VG 0.1234
商品とICタグ・値札を紐付けし
在庫登録処理を行う
VVS1 ¥1,230,000.-
サファイヤ/K18
XYZ-789AA
---
¥230,000.-
PT/ダイヤモンド
RST-456
VS
¥380,000.-
持出商品をリストで
確認しながら営業活動
持出商品リスト
PT/ダイヤモンド
ABC-123CX
登録
VVS1 ¥1,230,000.-
サファイヤ/K18
XYZ-789AA
---
¥230,000.-
PT/ダイヤモンド
RST-456
VS
¥380,000.-
システム構成例
プリント
イント
ポ
2
ICタグによる情報処理のため間違いのない
客観的で信頼性の高い電子データでの管理ができる
【ICタグを使って大幅な時間短縮が
はかれた同社作業の流れ】
上位システムとは切り分け、読み取ったICタグの情報を
テキストデータベースでシンプルにリスト化、高効率化をはかった。
ICタグを即戦力として導入即本稼動させている。
同社が使う小型ICタグ
既存のタグケースにそのまま収まる
(アンテナサイズ30×10mm)
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トレー型アンテナ一式
トレー型アンテナ×1
リーダライター×1
PC接続用ケーブル×1
RFID簡易読取ソフト「RISE」一式
小型ICタグ
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RFID導入最前線⑥
小型ICタグで作業負担を軽減
商品持出・棚卸処理・展示会において大幅な作業負担軽減
バーコードが宝飾業界に紹介されて間もないころに、
まではいえない状況だが、ケースごと一括読み取りでき
いち早くバーコードプリンタを導入し、業務効率のUPを
ることにより、作業性は格段に向上し販売員の作業負担
実現した会社がある。
は確実に軽減されている。
新しいチャレンジには時としてリスクが伴うが、それに
臆することなく30年を経た今も「明るく前向きな姿勢」で
新たなチャレンジに取り組んでいる。
千葉県千葉市に本社を構える㈱ジュエルはまは、
今年で創立30周年を迎え、地域密着で順調に成長を
遂げた会社。同社の販売形態は、職域(訪問)販売・
作業環境イメージ
店舗販売・展示会の3つが柱となっており、なかでも中
商品バッグ(小)からケースを
取り出した状態。全品にICタグ
が取り付けてある。
核をなすのが職域販売。
主に千葉県内の官公庁
や学校、企業を訪問し
また、同社にとって夏は展示会の最盛期。毎週末が展
1∼2時間の展示販売を
示会となり、金曜の夜は展示会持出し処理に追われるが、
行うスタイル。現在20名
今年は大幅な作業効率のアップと時間短縮が見込める
の販売員が県内を車で
ICタグのおかげで暑い夏を若干涼しく乗り切れそうだと
所狭しと走り回る。ひとりの販売員が持ち出す商品点
期待している。
数は約300点、単純計算で常時6,000点の商品が日々
新しい使い方を創造
動いていることになる。
濱地社長は「仕事の精度を上げること、スピードを上げ
通常、販売員は週単位で商品の管理を任され、商品
ることが非常に大事、その為には新しいことにチャレンジ
についたバーコードを一点一点スキャナで読込み、商
していかなくてはならない。今回のICタグ導入も新たな
品の持ち出しを行っていたが、週一回とはいえ全ての
チャレンジの一つ、導入効果を100%引出すにはもう少し
商品の値札を裏返してバーコードを読取る作業は大き
時間がかかるだろうが、使いこなすのは時間の問題。そ
な負担になっていた。これに加え販売員間の商品の移
の先には現状の使い方に満足せず、ICタグの新しい使
動が日常となると、会社
い方を創造していくことが重要だ。」と語る。
・ ・
創立30周年を迎え、例年にも増して暑い夏を迎える同
・ ・
社だが、そのチャレンジスピリットは更に熱い。
創立30周年を迎えた
ジュエルはまのエントランス
としても負担軽減策を検
討せざるをえなかった。
この状況の中、濱地社
長が目をつけたのがIC
タグによる商品一括読込。 同社の中核事業である
職域販売のイメージ
「この機能を使えば商品
持出作業時間が大幅に削減できる」と確信した社長は、
宝飾ケースに挟みこまれた
小型ICタグ
お問合せは
ICタグ導入を決断した。
作業性が大幅に向上
現在、職域販売で持ち出しされる商品全てにICタグ
が取り付けてあり、実際に運用されている。実稼動後
まもないということもあり、大幅な時間短縮を実現したと
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