スペイン舞踊振興マルワ財団 平成 21 年度事業報告書 I 事業の状況 1

スペイン舞踊振興マルワ財団
平成 21 年度事業報告書
I 事業の状況
1 スペイン舞踊、音楽に関するコンクール開催による優れた芸術家の発掘・顕彰(26 千円)
スペイン舞踊、音楽に関するコンクールについては、本年度は第 6 回コンクールに向けての
準備期間とした。コンクール会場の確保、審査委員の選任、運営等について検討、準備をし
た。
2 スペイン舞踊、音楽に関する新人公演の開催(11,013 千円)
スペイン舞踊、音楽に関する新人公演については、本年度は下記の通り実施した。
平成 22 年 2 月 11 日(木・祝)池袋、東京芸術劇場中ホールにて第 5 回ビエンナーレ・フ
ラメンコ・フェスティバルとして開催された。第 5 回 CAF フラメンコ・コンクールの予選通過
者12 名と、前回の奨励賞受賞者 1 名が参加し、振付レッスンは 8 月より数回に渡りスペイ
ン人著名舞踊家、振付家トゥリニダ・アルティゲス氏等によって行われた。所属を超えて集
まった若手舞踊手達が、この舞台で自身の技術の向上を図り、切磋琢磨し、その成果を
スペイン人ゲスト達と共に揃って披露した。
3 スペイン舞踊、音楽に関する創作活動への助成(3,110 千円)
スペイン舞踊、音楽に関する創作活動への助成は、本年度は以下の作品に対して実施し
た。
(1)入交恒子
作品名:CONCIERTO FLAMENCO VOL.11(800 千円)
(2)平富恵
作品名:El Sueno (700 千円)
(3)森田志保
作品名:はな (600 千円)
(4)岡本倫子
作品名:「Del Amor de Espana VIII」(500 千円)
(5)河内さおり
作品名:「舞志道-2」(300 千円)
今回、助成を受けた森田志保さんの公演は本年度文化庁芸術祭「優秀賞」を受賞した。
4 スペイン舞踊、音楽に関する海外派遣(2,418 千円)
スペイン舞踊、音楽に関する海外派遣は以下の者に対して助成した。
コンクール奨励賞者
里 有光子
梶山 彩沙
平成 21 年 2 月 22 日(日)に新宿文化センター大ホールにて開催された第 5 回 CAF フラ
メンコ・コンクール本選にて奨励賞 2 名が決定された。スペインのクリスティーナ・ヘエレン
財団フラメンコ芸術学校へ平成 21 年 10 月より平成 22 年 6 月末までの予定で派遣され
た。授業料、滞在費補助金、往復交通費が助成された。
5 その他目的を達成するために必要な事業(4,010 千円)
本年度は、目的を達成するために必要な事業として、以下の事業を実施した。
(1)質の向上を目的として、本物のフラメンコを学ぶ機会を提供するフラメンコ・ワークショ
ップを名古屋と東京で開催した。講師は舞踊クラス、トゥリニダ・アルティゲス、カンテク
ラス、ナタリア・マリン両氏により昼夜 2 クラスが行われた。(2,907 千円)
東京会場: 平成 21 年 8 月 5 日∼10 日、
名古屋会場:平成 21 年 8 月 12 日∼17 日、
尚、本ワークショップで振付された 2 曲はビエンナーレ・フラメンコ・フェスティバルに
て披露された。
(2)財団ニュースレターの発行
平成 21 年 6 月と 12 月に財団活動報告ニュースレターを各 3 千部発行して全国のフ
ラメンコ教室等関係機関に配布した。
(3)インターネットによる情報の公開
ホームページ上に随時新しい情報を公開している。チケット販売、助成応募等もネッ
ト上で受け付けている。
(4)後援事業
後援事業はスペイン舞踊、音楽の振興、普及に繋がるような以下の公演に財団名義
使用を許可した。
黒田紘登 「Sembrando」∼concierto de baile flamenco∼
平成 21 年 8 月 9 日
目黒区民センターホール、
16 日
京都府立文化芸術会館
北山由佳 Amanecer ∼夜明け∼ Vol.2
平成 21 年 10 月 6 日
座高円寺
藤井かおる 「Fragancia」
平成 21 年 11 月 8 日
仙台市イズミティ 21 小ホール
(5)コンパネ貸出事業
本年度は 2 件の貸出を許可した。