第1回ロービジョン学習会の記録2011.4.26

第 1 回ロービジョン学習会の報告
2011.4.26 16:00-17:20 甲府共立病院東館 5 階会議室
出席者:安山周平(日本盲導犬協会・神奈川訓練センター)
吉田朋子(山梨県立盲学校・Eye 愛ひとみ相談センター)
望月優一(甲府共立病院 相談室)
原田亮
(甲府共立診療所 視能訓練士)
加茂純子 (甲府共立病院 眼科医師)
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会の始まる前に、日本盲導犬センター島根あさひ訓練センター長の中村透さんがみ
えて、神奈川から山梨の視覚障害者のリハビリ訪問はまったく問題ないので、せいぜい利
用してくださいと、あいさつされた。病院(診療所)が許してくれるならば、病院内で、
月に 1 回など、患者さまを集めて、リハビリをすることもできる提案もされた。
盲導犬センターの歩行訓練士は東北地方の避難所をくまなく回って困っている視覚
障害者の支援をしている。
加茂より国際ロービジョン学会の報告:オランダでは視力 0.5 未満、視野 30 度以内
の狭窄ならば、国費で視覚リハビリを受けることができる。拡大鏡など光学器具ならば、
地域のオプトメトリストのところで、さらに、白状歩行や料理など進んだ複雑な指導、心
理ケアなど必要ならば、50km圏内にある視覚リハビリセンターに紹介する。
オランダの Visio の紹介状は大変シンプル。視力(遠近の度数も)
、視野の概要と、
あと逆紹介が必要かどうかなど 2 分でかけるもの。安山さんもこのくらいでよいと。
ロービジョンケアをしたことで、Quality of Life が向上するという証拠を出さない
といけないので、ケアをする前に VFQ25 のアンケートを取り、ケアをして 2-3 か月して
もう一度、取り直す。どんなリハビリをしたかを逆紹介してもらう。
田淵先生の御本の書式はチェックポイントが記されているが、これを全部するのは
大変。チェックポイントの確認に使うとよい。
紹介するときに個人情報の取り扱いについて、患者の承認を得る書式とすること。
(英国の例にならう。
)
なかまのロゴについては承認された。ロービジョンケアをしている眼科が少ないの
が問題。
眼科医の参加がしやすいように、次回は曜日や時刻のすり合わせをする。拡大鏡と
拡大読書器の学習をする。
視能訓練士の会にも呼び掛ける。
神奈川の訓練センターで 7/3-9,7/26-31 に宿泊のリハビリをそれぞれ 3-4 人と 7 名募
集している。富士宮では 11/20-26 に宿泊リハビリを予定している。→詳細情報を安山さ
んから送っていただく。
HP は左に目次があると全部読むまで終わらないので、目次がないほうがよい。→す
ぐには対応できない。
7 月にはまた、安山さんの講習会を予定する。
次回は 6 月 28 日第 4 週火曜の 18:00~ 「拡大鏡 and /or 拡大読書器について」学習予
定 山村麻里子さんの論文も検証する。