平成 26 年度事業報告 - 全国消費生活相談員協会

平成 26 年度事業報告
平成 24 年4月1日に公益社団法人全国消費生活相談員協会となった本協会は、公益社団法
人化3年目にあたる平成 26 年度、会員各自がそれぞれの立場を認識し、公益社団法人として
の社会的責任を果たすことにさらに尽力した。
平成 27 年 3 月末現在、会員総数は 2082 名であり、北海道、東北、関東、中部、北陸、関西、
九州7支部の各会員が活発な活動を展開した。
賛助会員はじめ、各方面から多大なご協力をいただいたことに感謝したい。
活動の具体的な内容は消費生活相談事業、消費者問題に関する教育・啓発・調査研究等の事
業、さらに適格消費者団体としての団体訴訟事業であり、消費者支援、消費者の権利の確立の
ために、消費者問題の専門家集団としての会員の知見を活用し、特に消費者教育に関する冊子
の作成やシンポジウムを開催するなど公益事業の推進に努めた。
平成 26 年 6 月、消費者安全法が改正され、安心・安全なくらしを築くために各地方自治体
に「消費者安全確保地域協議会」を設置し、消費生活センターを中心に消費者団体、福祉関係、
教育関係、医療関係、事業者、事業者団体等、地域の関係機関が連携し、地域連携に取り組む
ことを求めている。また同法で消費生活相談員が法的資格として位置付けられたことも相まっ
て、本協会として地域連携の構築や消費生活相談員がその構築に寄与できるようにすることが、
取り組むべき課題であると受け止めている。
課題を実現するために、平成 26 年度から「消費生活見守りサポーター」育成講座(本協会
では消費生活マイスター講座と呼んでいる)を各地で開催した。講座で使用する冊子等を作成
するなど、こうした活動は安心・安全なくらしを築くための今後の本協会の活動の礎となるも
のと確信している。
さらに新たな消費生活相談員制度に対応するための試験対策講座やレベルアップ研修など
を、会員はもとより会員以外の方々にも提供できるように各種研修を充実させた。これらの活
動を通じて高齢者の見守りのために、消費生活相談員が地域連携の要となり、効果的に機能す
る高齢者見守りネットワークを構築することに微力ながら尽力できたと自負している。
一方、公益法人化 3 年目の平成 26 年 9 月に、内閣府公益認定等委員会から、本協会の活動
のために初年度以来、公益活動のために留保してきた積立金について、使途をより具体的に明
確にして積立、使用するよう指導があり事業の見直しを行った。折しも(独)国民生活センタ
ー等より長年受託し実施してきた出前講座が平成 26 年度限りで打ち切られることになったこ
とを受けて、平成 27 年度からは本協会の自主事業として「全相協消費者講座」を実施するこ
とにし、その費用として 2,500 万円を取り崩し、「消費者講座積立金」に繰り入れることにし
た。
なお、平成 29 年に迎える本協会設立 40 周年記念事業実施のための「40 周年記念事業積立金」
として 400 万円を積み立てた。
<公益事業1(消費者相談事業)>
Ⅰ 自主事業
1.週末電話相談の実施
消費者被害の救済と未然防止、消費者支援を目的に本部事務所(土・日)
、関西事務所(日)
北海道事務所(土)において実施した。また、本部週末電話相談室では平日に継続・あっせん
1
処理を実施した。相談総件数は 2,666 件であった。
報告書を作成するとともに、受け付けた相談の中から主要な事例を取り上げ冊子「こんな相
談ありました!!vol.14」を作成、消費者に無料配布し消費者教育に資した。また、寄せられ
た相談事例を様々な形で活用し、本協会として多方面への情報発信に努めた。
2.電話相談 110 番の実施
テーマ:
「老人ホーム関連トラブル110番」
平成 27 年 1 月 17 日(土)関東支部のみ 18 日(日)7 支部 10 時~16 時
相談受付件数 176 件(うち、老人ホーム関連トラブルの相談 42 件)
有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅等のトラブルは、入居中はお世話になっていると
の思いから高齢者自身が苦情を言うことができないなど苦情が表面化しにくい傾向がある。し
かし、利用料を一括前払いで支払い、解約時期に関係なく一定割合が償却されて返還される契
約では、早期に退去した相談者から苦情が寄せられている。
そのため、老人ホームに関する契約実態や苦情内容等を把握することを目的として「老人ホ
ーム関連トラブル110番」を全国7支部で実施した。老人ホーム関連の相談件数自体は 42
件であったが、老人ホームに関する様々な内容の相談が寄せられており、多数の問題把握がで
きた。個々のトラブルについては解決に向けて助言を行い、関係省庁、関係団体へ要望書を提
出した。
Ⅱ 受託事業
1.兵庫県
平成 26 年度市町相談サポートデスク設置事業
2.兵庫県中播磨
平成 26 年度中播磨生活創造センター消費生活相談体制強化事業
3.神戸市
週末消費生活相談業務
4.福島県二本松市、福岡県(大牟田市、古賀市、福津市、志免町、水巻町、新宮町、宇美町、
岡垣町、久山町)
消費生活相談業務
5. (独) 国民生活センター
土日祝日消費生活相談業務
本協会の正会員(行政における消費生活相談業務経験 3 年以上の消費生活専門相談員)が
土曜日、日曜日、祝日に対応した。
<公益事業2(消費者問題に関する教育・啓発・調査研究等の事業)>
Ⅰ 自主事業
1.研修講座の開催
(1) 消費生活専門相談員養成講座
「消費生活専門相談員資格認定制度」の進展に寄与するため、各支部で養成講座・消費生
活専門相談員資格認定試験対策講座を実施した。
本部では、消費生活専門相談員資格認定試験対策講座の通学講座、通信講座を開催した。
(2) 研修講座
各支部において、会員等の資質向上・研鑚のため、実務研修講座や時宜にかなったテーマを選
定し、研修講座を実施した。
2.自主研究活動への助成
会員活動の活性化と専門性を高めることを目的として、会員が積極的に行う調査・研究活
動の中から、グループに対して活動資金の助成を行った。
2
支 部
北海道
関 東
関 西
研 究 会 名
・コラボレーションによる消費者教育を考える研究会
・判例研究会
・IT研究会
・消費者教育研究会(関東)
・消費者教育研究会(関西)
・金融問題研究会
3.交流会の実施
賛助会員である企業の消費者関連部門担当者と本協会会員の相互理解、情報交換を深め
ることを目的に講演会や懇談会を本部並びに7支部で開催した。
開催日
テーマ
本部
平成 26 年 11 月 17 日 講演・シンポジウム「消費者利益と事業活動」
北海道支部
平成 26 年8月 24 日
今、消費者が求める地域ブランドとは
~語ろう 自給率 1100%の地で~
東北支部
平成 24 年 12 月14 日
関東支部
平成 26 年6月6日
中部支部
北陸支部
関西支部
平成 26 年6月 21 日
平成 26 年 10 月 25 日
平成 26 年 11 月8日
九州支部
平成 27 年1月 31 日
ネットショッピングトラブルと決済の現状に
ついて
高齢者とのより良い関係を目指して
心の問題を抱えた人への相談対応
企業の消費者対応
景品表示法の改正で考える~消費者が自主的か
つ合理的に商品を選択できる環境とは~
消費者教育について
4.消費者教育の推進
自らの責任において判断し、行動できる消費者の自立支援を目的にリーフレットや冊子を
作成し、消費者等に配布し消費者教育・啓発活動を実施した。
(1) リーフレット作成
若者向け
「あなたは大丈夫? 気をつけようインターネットトラブル」
高齢者向け 「今すぐ相談 断る勇気」
全世代向け 「クリックする前にチェックして!インターネット通販」
(2) 冊子作成 「はい!こちら消費生活センターです パート3」
「お金の上手な使い方 実践ワーク集」
「あなたも今日から消費生活マイスター」
「消費生活マイスター手帳」
「みんなで見守り気づいてつなごう!」
「こんな相談ありました!! vol.14」
(3) 2015 年版 消費生活専門相談員資格認定試験受験対策テキスト(3 冊)
5.広報活動
(1) 機関紙「全相協つうしん JACAS JOURNAL」157 号から 162 号を 5 月、7 月、9 月、11 月、
1 月、3 月の隔月に発行し、正会員、賛助会員、全国の消費生活センター等に配布した。
(2) ホームページ
本協会の事業をより広く広報し、公益社団法人として、消費者保護、消費者教育、事業者
の消費者志向醸成に役立つ情報を提供できるように、また会員への情報提供機能を強化する
ため、ホームページの改訂を行った。
(3) 記者説明会
消費者庁記者会見室にて、本協会単独の記者説明会を積極的に開催し、広く消費者への情
報提供を図った。
3
6.消費者情報研究所における活動
消費者問題に関する公益社団法人として社会的責任を遂行するために公開講演会・シンポ
ジウムを実施した。
日時
平成 26 年 11 月 17 日
テーマ 「消費者利益と事業活動」
講演
宮内義彦氏
(オリックス株式会社シニア・チェアマン)
7.連携・交流活動
行政、企業、業界団体、消費者団体等と連携し、本協会及び消費生活相談員の意見を伝え
たり要望等を行った。
(1) 行政、企業、業界団体、消費者団体への講師派遣や執筆活動
(2) 各種業界団体との懇談会・研修会の実施
(3) 消費者担当大臣、消費者庁、消費者委員会と消費者団体との意見交換会に参加
Ⅱ 受託事業
1.地方自治体等
出前講座
① 東京都 ・・・ 介護事業者等への出前講座
② 東京都 ・・・ 悪質商法の手口再現ドラマ付き出前講座のシナリオ作成および講座事業
③ 兵庫県 ・・・ くらしの安全・安心啓発事業
④ 三重県四日市市 ・・・ 消費生活出前講座
⑤ 兵庫県洲本市 ・・・ 消費生活出前講座講師派遣
⑥ 兵庫県淡路市 ・・・ 消費生活出前講座講師派遣業務
⑦ 兵庫県南あわじ市 ・・・ 消費生活出前講座講師派遣業務
研修講座
① 北海道 ・・・
② 岩手県 ・・・
③ 東京都杉並区
④ 千葉県 ・・・
⑤ 長野県 ・・・
⑥ 長野県 ・・・
⑦ 三重県 ・・・
⑧ 福岡市 ・・・
消費者力・見守り力アップセミナー(稚内市、浦河市、倶知安町)
消費生活相談員レベルアップ講座
・・・ 消費生活学習講座
消費生活講座
消費生活相談員等レベルアップ研修
消費生活サポーター養成講座
消費者啓発地域リーダーフォローアップ講座
中学校における消費者教育推進事業
テキスト等作成
① 名古屋市 ・・・
② 名古屋市 ・・・
③ 名古屋市 ・・・
④ 東京都中央区
⑤ 大阪市
・・・
HP改訂事例監修等事業
幼児向け消費者教育コンテンツ作成事業
「こども消費者教室」シナリオ作成事業
・・・ 消費生活相談事例集作成事業
青少年向けホームページ監修事業
その他
① 東京都大田区 ・・・ 資料コーナー・展示場の業務
② 東京都目黒区 ・・・ 「めぐろ消費者にゅうす」原稿執筆
2.(独) 国民生活センター
(1) 消費者問題出前講座
消費者被害の拡大防止のために要請に応じて会員が全国津々浦々に出向いて講座を実施
(2) 出版物委託販売業務
4
3.その他
講師活動
自治体、事業者、事業者団体等からの依頼により、各支部会員が講座を多数実施した。
執筆活動
旅行業公正取引協議会機関紙「Fair Wind」
、(公財)関西消費者協会「消費者情報」、
消費者法ニュース発行会議「消費者法ニュース」
、(株)民事法研究会「現代消費者法」
などに多数執筆した。
Ⅲ 助成による事業
(財)日本宝くじ協会
消費者教育・啓発のためのブックレットを作成し、全国の消費生活センター、政令指定都
市の小学校、学校等家庭科教育関係機関、図書館等に配布した。
(1)「お金の上手な使い方 実践ワーク集」ブックレットシリーズ NO.83
(2) 週末電話相談事例集「こんな相談ありました!!vol.14」
Ⅳ その他
1.委員等就任
<国>
内閣府
税制調査会特別委員
内閣府
消費者委員会専門委員 地方消費者行政専門調査会
内閣府
消費者委員会専門委員 景品表示法における不当表示に係る課徴金制度等
に関する専門調査会
内閣府
消費者委員会専門委員 消費者契約法専門調査会
内閣府
消費者委員会専門委員 特定商取引法専門調査会
消費者庁
参与
消費者庁
消費者教育推進会議
消費者庁
消費者契約法の運用状況に関する検討会
消費者庁
国民生活センター相模原事務所研修施設の活用に関する懇談会
消費者庁
消費者の安心・安全確保のための「地域体制の在り方」に関する意見交換会
消費者庁
外食等におけるアレルゲン情報の提供促進の在り方検討会
総務省
情報通信行政・郵政行政審議会
総務省
スマートフォンアプリケーション プライバシーポリシー普及・検証推進タスクフォース
総務省
消費者保護の推進に関する関係者連絡会
総務省
情報通信審議会専門委員
総務省
情報通信政策部会ドメイン名政策委員会
法務省
日本司法支援センター評価委員会
金融庁
金融トラブル連絡調整協議会
金融庁
金融審議会投資運用等に関するワーキング・グループ
金融庁
多重債務問題及び消費者向け金融等に関する懇談会
厚生労働省
生活衛生関係営業の振興に関する検討会
厚生労働省
生活衛生関係営業対策事業費補助金審査・評価会
国土交通省
貨物自動車運送適正化事業対策協議会
国土交通省
関東運輸局
タクシー特定地域協議会
観光庁
OTA ガイドライン策定検討委員会
文部科学省
消費者教育推進委員会
東海財務局
財務行政モニター会議
<地方自治体>
北海道
北海道消費者苦情処理委員会
5
千葉県
東京都
東京都
東京都
東京都
東京都
愛知県
愛知県
大阪府
大阪府
大阪府
兵庫県
広島県
佐賀県
福岡県
鎌倉市
静岡市
名古屋市
大阪市
大阪市
大阪市
大阪市
堺市
福岡市
北九州市
古賀市
宗像市
宗像市
春日市
長崎市
鹿児島市
千葉県消費者行政審議会
東京都消費生活対策審議会
東京都個人情報保護審査会
東京都公益認定等審議会
東京都商品等安全対策協議会
東京都情報公開審査会
愛知県消費生活審議会
愛知県農業総合試験場 外部評価委員
大阪府消費者保護審議会
大阪府中央卸売市場運営取引業務協議会
おおさかスマートエネルギー協議会家庭部門会議
県立健康生活科学研究所外部評価専門委員会
広島県消費生活審議会
情報公開・個人情報保護審査会
食の安全懇話会
鎌倉市消費生活委員会
静岡市消費生活審議会
名古屋市消費生活審議会
大阪市消費者保護審議会
中央卸売市場本場・東部市場運営協議会
中央卸売市場本場・南港市場運営協議会
特別職報酬等審議会
堺市消費生活審議会
福岡市消費生活審議会
動物愛護推進連絡協議会
古賀市上下水道審議委員会
宗像ユリックス運営審議委員会
道路網整備計画策定委員会
個人情報保護審議会
消費者苦情処理委員会
消費生活審議会
<その他>
(独) 国民生活センター
商品テスト分析・評価委員会
(公社) 全日本トラック協会
運輸事業振興助成交付金出損金事業評価委員会
(公社) 全日本トラック協会
引越事業者優良認定制度運営委員会
(公社) 日本訪問販売協会
消費者救済に係る審査委員会
(公財) 住宅リフォーム・紛争処理支援センター 住宅紛争処理支援業務運営協議会
(公財) 日本クレジットカウンセリング協会 評議員
(公財) 関西消費者協会
評議員
(公財) 給水工事技術振興財団
理事
(公財) 消費者教育支援センター
評議員
(公財) 全国生活衛生営業指導センター 標準営業約款委員会
(公財) 全国生活衛生営業指導センター 評議員
(公財) 全国老人クラブ連合会
評議員
(一社) 日本共済協会
理事
(一社) 全国信用金庫協会
しんきん相談所運営懇談会
(一社) 繊維評価技術協議会
JIS 開発事業委員会
(一社) シルバーサービス振興会
福祉用具の消毒工程管理認定制度基準認定委員会
6
(一社) シルバーサービス振興会
(一社)ソーシャルゲーム協会
化学製品 PL 相談センター
家電製品 PL センター
千葉県優良県産品推奨協議会
中部弁護士会連合会
介護保険における住宅改修の工程管理認定制度基準
認定委員会
諮問委員
運営協議会
運営協議会
千葉県優良県産品推奨審査会
弁護士任官適格者選考協議会
2.要望書・意見書等
金融庁
平成 26 年4月 10 日
投資型クラウドファンディングについての意見書
平成 26 年 4 月 18 日
消費者庁
不当景品類及び不当表示防止法等の一部を改正する等の法律の改正につ
いて(期待と要望)
経済産業省、内閣 平成 26 年 4 月 30 日
府、消費者庁、
冠婚葬祭互助サービス契約に関しての要望
(一社)全日本冠婚
葬祭互助協会
農林水産省
平成 26 年5月1日
経済産業省
商品先物取引法施行規則及び消費品先物取引業者の監督の基本的な指針
の改正について
農林水産省、経済 平成 26 年5月2日
産業省、内閣府、 商品先物取引法の不招請勧誘禁止の適用除外の範囲を広げるような施行
消費者庁
規則の改正に反対します
金融庁
平成 26 年 6 月 27 日 「金融商品取引法施行令の一部を改正する政令(案)」
等(商品関連市場デリバティブ取引に係る行為規制関係)の公表について
消費者庁
平成 26 年8月 10 日
食品表示基準(案)についての意見
消費者庁、
(独)国 平成 26 年8月 26 日
民生活センター
次期PIO-NETの配備についての要望
消費者庁
平成 26 年8月 30 日
景品表示法における課徴金制度の導入について
総務省電気通信事 平成 26 年 9 月 17 日
業部消費者行政課 「相談事例からみた問題点と望まれる消費者保護ルール」
情報通信審議会情
報通信政策部会
経済産業省
消費者庁
(独)国民生活セ
ンター
消費者庁
平成 26 年 11 月 6 日 「情報通信審議会情報通信政策部会ドメイン名政策
委員会 報告書」
(案)に対する意見
平成 27 年 1 月 26 日
割賦販売小委員会「中間的な論点整理」に対する意見
平成 27 年 2 月 13 日
消費者安全法改正に伴う関係内閣府令及びガイドライン案の意見
平成 27 年 2 月 18 日
消費生活専門相談員制度が継続されることについて要望
平成 27 年 3 月 19 日
消費者基本計画について意見
7
<公益事業3(集団的訴訟制度事業)>
Ⅰ
自主事業
消費者団体訴訟室の活動
消費者団体訴訟室では、
「週末電話相談」や「電話相談110番」
、さらに本協会のホーム
ページージ上の「消費者被害メール便」に寄せられた消費者からの情報提供を基に、消費者
被害の未然防止のために積極的に、差止請求の申入れ及び是正・改善要望等を行った。
<不当な契約約款の是正・改善を平成 26 年度に申し入れた事案>
事業者
申入日
終了日
クリエーター養成スクール
平成 26 年 4 月 30 日
平成 26 年 9 月 10 日
事業者
クリーニング事業者
平成 27 年 3 月 30 日
電気通信事業者
平成 27 年 3 月 30 日
他に現在、協議中の事案は 3 件あるが、本協会の申し入れに対し、事業者は真摯に受け止
め、改善に向けて検討中である。
消費者庁「特定適格消費者団体の認定、監督に関する指針等について」の検討会のヒアリ
ングにおいて本協会の意見を述べた他意見書提出を行った。
また、他の適格消費者団体と連携した活動を行った。
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