西中だより - 福崎町の小中学校

西中だより
難した。釜石東中学校では避難の途中で近くの小学校の児童を誘導しながら避難した。
これが、釜石の奇跡と言われている一部です。その釜石小学校の校歌を見て驚きました。
第 14 号
自主・協調・健康
平成 24年 9月 28日(金)
福崎町立福崎西中学校
「感謝」の思いが幸福につながる
ある雑誌に次のようなことが書いてありました。
『彼は19歳で、事故に遭い下半身不随となりました。10日間にわたって生死の境をさまよいました。不自由な
身体になった彼を救ったのは、ある人の言葉でした。それは、「これからは、失ったものをなげくのではなく、まだ与えら
れている恵みを数え上げて生きなさい」という言葉でした。下半身は動かなくとも、目は動く。手も動く。話すこともで
きる。そして、自分のまだ持っているものを考えると、感謝の気持ちでいっぱいになったというのです。彼のお母さん
が、病室の入り口から初めて見た息子の表情は、ケガをしたことがウソかと思えるほど、明るく輝いていたというので
す。「不幸だ、災難だと涙を流しながら来たけれど、もしかして、これはもっとすばらしい世界への招きではないかと
思った」とお母さんは語られています。お母さんの思いは現実のものとなりました。青年はその後、車いすの輸入販
売の事業を興し、自らの味わった体験を他の人のために役立てるべく、生き生きと毎日を歩んでいます。』
ちょっと考えさせられました。私たちは努力すれば成功し、成功して初めて幸せが訪れると思い込んできました。
よく言われるように、水が半分入ったコップを前にして、半分しかないと思うのでなく、半分もあるという考え方が必
要なんだなぁと。「感謝」という気持ちが、幸せにつながると思うのです。
■将棋の米長邦雄氏(51歳の時)の話を聞いて
20年前に米長さんの講演を聴きました。その内容は、当時のメモによると次のようことでした。
将棋界のピークは20歳で、30歳が限界だそうです。「名人」になったのは、谷川さんが21歳、羽生さんが2
3歳、中原さんが24歳、大山さんが49歳。将棋の最初の一手は30手、終盤になると350手ある。でも、10秒
以内で300手ほどが浮かび、30分考えて5手までにしぼれるそうです。そんな米長さんが名人をとったのが「50
歳」だったそうです。年をとっても心がけていることがあるそうです。
○朗らかで笑いのある人に
○精神的な若さのある人に
○謙虚さのある人に
この3つを備えた人にしか、勝利の女神はほほえまないからと言っておられました。
そんな米長さんが20年たった最近に言っておられることがあります。
『ねたみ、ひがみ、うらみ、にくむ。そういう気持ちを持っている人には運はついてこない。』と。
その道を極めた人の言葉は、心を高め、運命を伸ばす心理をついているように思います。
一 いきいき生きる いきいき生きる
ひとりで立って まっすぐ生きる
困ったときは 目をあげて
星を目あてに まっすぐ生きる
息あるうちは いきいき生きる
二 しっかりつかむ しっかりつかむ
まことの知恵を しっかりつかむ
困ったときは 手を出して
ともだちの手を しっかりつかむ
手と手とをつないで しっかり生きる
少し変わった校歌です。地名も風景も出てきません。しかし、生き方が示してあります。
この校歌の通り避難した釜石小の子どもたちです。
去年、気仙沼市立階上(はしがみ)中学校では卒業式の前日に大震災が起こり、そのわずか10日後、傷
の癒えない中での卒業式だったようです。その卒業式の答辞で、3年生の人が次のように述べています。
『…生かされた者として顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかなければなりせん。
命の重さを知るには大きすぎる代償でした。しかし、苦境にあっても、天を恨(うら)まず、運命に耐え、助け合っ
て 生きていくことが、これからの私たちの使命です。…』
「自分だけが、なぜ」というようなちっぽけな、安っぽい甘えた気持ちなど少しも見えません。東日本大震災は
過去のことだと忘れてしまわないで、事あるごとに思い出して考えたいと思います。そこには、私たちが生きていくうえ
で大切なことを多く示してくれているからです。
10月の予定
(SCはスクールカウンセラー勤務日)
月
1
火
2
朝会
衣替え移行
西の日活動
OHS①
3年給食なし
8
9
中播新人戦
水
3
OHS②
3年給食なし
10
体育の日
15
朝会
安全点検日
木
4
金
SC
3年到達度テスト
11
SC
郡中連合音楽会
16
17
給食なし
中間考査①
18
5
生徒会選挙
12
英語検定(一次)
19
中間考査②
■34年間続いている月刊誌の編集者のインタビュー結果
『世界でそれぞれの一つの道を切り拓いてこられた方々が共通して言わ
れることがある。伸びる人の条件である。「どういう人が伸びますか」という質
問に、その道の頂点を極めた人たちが一様に答えたのは、「素直な人が伸
びる」というシンプルな言葉だった。』という報告がありました。
素直・謙虚という心が幸せになる条件かなぁー。
22
朝会
29
23
30
振替休業日
24
25
SC
「西の日」活動
集金日
31
11月
職員会議
日
6
7
13
14
秋祭り
中播新人戦
ウィンタースクール
秋祭り
部活中止
20
3年平和学習
■横綱白鵬の言葉
『やっぱり、努力する人に神様は運を与えるんですね。私は二、三年前の優勝インタビューで、
「運がよかった」と言ったのですが、運は努力した人のところにしか来ないと思っています。』
また、『よく、心技体といいますが、「“心技体"とは心が中心で、その下に技と体がくる。とにかく心が八割で、
技と体は二割だ」と思っています。』
土
自 治 会 21 自治会
研修(山崎)
研修(新町)
中播新人戦
26 パパママ支援教室 27
(1年)
自治会研修(田口)
中播新人戦
28中播新人戦
郡陸上記録会 日 曜 参 観 日
教育講演会
8(木)2年生校外学習
24(土)校内合唱フェスティパル・進路説明会
すでに7割の児童が下校していた釜石小学校の児童184名は全員無事だった。祖母と自宅にいた児童
は、祖母を介助しながら避難した。避難所の公園にいた児童は、津波の勢いの強さを見て、さらに高台へと避
校内夏季作品展 金賞受賞者
■家庭科の部…… 大塚慎也(1-1) ・田路秋人(2-2) ・笹倉聖奈(3-2)
■技術科の部… …藤後結衣(1-2) ・高松星宙(2-1) ・大住朱里(3-1)
■美術の部…… 桑谷実里(1-1) ・山田香菜(2-2) ・北山青空(3-1) ・高原遼河(3-2)
■自由研究の部…… 山本航輝(1-2) ・吉髙朱音(1-2) ・山田香菜(2-2) ・祖浦桃香(2-3)
(理科)
三森碧紫(3-1) ・佐谷悠斗(3-2)
■書写の部…… 牛尾桜華(1-1) ・桑谷実里(1-2) ・松本夏実(2-1) ・山田香菜(2-2)
戸田 萌(2-3) ・岩木優花(3-2) ・笹倉聖奈(3-2))
-1-
-2-
今一度考えたい
「釜石の奇跡」