ブブ浦和サービスセンター

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埼玉
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ブブ浦和サービスセンター
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鈑金塗装にフレーム修正機&アライメント etc.
ボディ再生のスペシャリスト集団
ランボルギーニからシボレーまで、全国に多数の正規ディーラーを運営している
BUBU光岡グループのボディリペア工場を取材。
膨大な数の経験値を生かした、
まさにスペシャルな空間だった。
文●石山英次/写真●古閑章郎 text by ISHIYAMA Eiji / photos by KOGA Fumio
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広大な敷地面積を誇る
浦和工場。熟練の技師
たちと最新設備をもっ
て、あらゆる輸入車の
ボディ修復作業やケア
を行っている。
簡易塗装ができるブースと大型乾燥ブースを備える浦和工場。
ボディ補修のペイントはもちろんだが、
ビンテージカーのリペイント、
アルミホイールおよびブレーキキャリパーのペイントと幅広く対応してくれる。
使用する塗料は、
R-M 社製ブランド、
ダイヤモンドシリーズ塗料をメインで使用する。
フィアットアルファロメオ、アウディ、フォルク
「ボディリペアショップ」とサブタイトルが付くだ
イズのものが用意されている等、輸入車に特化した
といった様々な輸入車に日頃から触れている実績に
パーツの取り付け方があり、そのどれもに対応する
スワーゲン、ランボルギーニ、マセラティ、キャデ
けあって、ボディに関する補修やトラブル全般を得
最新設備によって最大限のサービスが得られるよう
加え、フレーム修正からアライメント、さらに鈑金
ことは非常に難しいと言わざるを得ません。ただ、
ラック、シボレーといったそうそうたる輸入車の正
意にしており、比較的軽度な鈑金作業から事故修理、
になっている。
までを自社で一括管理できる体制が整えられており、
弊社の場合には世界中の輸入車を取り扱うノウハウ
規ディーラーを運営している BUBU 光岡グループ。
そして飛び石等のウインドーリペアからボディコー
例えば不運にも事故にあってしまった場合、その
しかもそうしたディーラー車の修理を実際に行って
がありますし、単一車種に特化したショップとはま
光岡自動車自身も国内 10 番目の自動車メーカーと
ティングに至るまで、あらゆる事例に対応できる懐
ダメージは千差万別であり、修理に運び込まれた工
きた過去の事例および経験値により、限りなく元の
た違った幅広いスペシャルな能力が身についている
してミツオカ車の販売を行っており、まさに国内
の深さが特徴である。
場が本来得意とするクルマではない場合もないとは
状態に近い姿に戻すことが可能になるのである。
はずなのです」とは関口工場長。
きっての販売台数を誇る一大グループと言っても過
今から 3 年前に創設されたこの浦和工場には最
言えない。普段、輸入車をあまり扱わない工場に運
「これはやってみて初めてわかることですが、単
浦和工場は、こうした輸入車全般に特化した能力
言ではない。そんな BUBU 光岡グループの裏舞台
先端設備が導入されており、鈑金塗装ブースはアメ
び込まれたとしたら目も当てられないだろう。
に「輸入車」と一括りにはできないものなのです。
を一般ユーザーにも開放しているというから、一度
を支えるサービスセンターが浦和工場である。
リカ製のハイルーフバンが格納できるような特注サ
だが浦和工場なら、イタリア、ドイツ、アメリカ
未だに各メーカーおよびお国柄による処理の違いや
足を運んでみるといいだろう。
埼玉県さいたま市桜区桜田 3-8-5 TEL:048-710-8555
営業時間:10:00 ∼19:00
定休日:日曜日
BMW、
MINI、
メルセデスなど多くの自動車メーカーから指定を受
ける塗料メーカーを中心に最新の調色システムと併せて車両塗装
を行っている。
写真は、
その調合具合を確認する場所。
凹みを叩き、
もしくは削り、
表面の整形を行ないつつパテを使用し
て整えていく鈑金作業は、
季節や温度、
湿度に大きく影響されるた
め長年の経験と知識が要求されるまさに職人芸だ。
ボディコーティングは、
深い艶や光沢を得るために行われるが、
そ
れは単なる磨き作業にだけでなくマスキングや洗車、
鉄粉除去と
いったコーティング処理前の下地処理こそ重要であるという。
普通に走っていてもタイヤの取り付け角度は少しずつズレると言
われるが、
それを解消するための4 輪アライメントテスター。
ハイ
スピード走行を可能にする輸入車だからこそ必須。
近年、
一般ユーザーにも門戸が開かれたことにより、
エアロ装着や
サスペンション交換といったカスタマイズも手がけるようになり、
幅広い輸入車に対応可能な設備や技術力が評価されている。
鈑金部門で作業している小川原氏曰く「未だにお国柄による作業
の違いがあり、
戸惑うこともありますが(笑)
、
逆にそうした幅広
い対応力こそが浦和工場の強みであると思いますね」
。
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