平成27年9月の伝道板へ

ながつき
―長月(9月)のことば―
ひが ん
ぼだい
たね
ま
ひ
『きょう彼岸 菩提の種を 播く日かな』
蓮の花は仏教のシンボルとしてその昔から尊ばれてきました。なぜでしょう?
①蓮は泥の中で育ちながら泥に染まることなく清浄な花を開かせる点。
ほっしん
②開花の時点ですでに結実しているということ。つまり私たちが発心(菩提心を起こす:一念発
起)したときにはすでに悟りの入り口に到達している。
③まかれた種は必ず発芽する。私達に備わっている仏性の種(仏になれる可能性)はいかなる場
合も死滅することはない。
これらの蓮華の徳が仏の教えを象徴しているのです。私たちは世間や自己の煩悩にけがされてし
まっている、たとえ菩提心を起こしても仏になるなんてムリムリ、仏の種もすたれてしまった…
と思い込んでいますが、じつは蓮華同様に可能性は 100%内在しているのです、だれしも。
お蔭様でこのたび 300 年ぶりに正光寺の本堂が見事に再建されました。多くの檀信徒や縁者の
皆様の想いが一つになって成し遂げられた、極めて尊いことと賛嘆随喜しております。
旧約聖書の創世記の章にバベルの塔の有名な逸話があります。
その昔人類は一つの言語を使っていました。神の領域に到達するほどの巨大な塔を建設しよう
としたのですが、神々の怒りに触れバラバラの言語を与えられてしまいました。意思の疎通がは
かられなくなり、ついにバベルの塔は完成を見ることはありませんでした。
心を清浄にしてひとつにすることがどれほど大切な事であるかは今回の大事業で学んだこと
でもありました。いえ、逆にこの本堂再建の発願は一同に不汚染であったからこそその時点です
でに成就していたのかも知れません。蓮華が象徴するようにそれが仏の教えそのものだったのだ
とあらためて確信した次第であります。
『本堂・位牌堂・書院完成内覧会のご案内』
正光寺縁者様各位
正光寺遠忌委員会一同
謹啓 ようやく朝夕涼しくなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
待ちに待った正光寺の本堂・位牌堂・書院新築工事もお蔭をもちまして、間もなく完
工となります。皆様方の絶大なるご協力のたまものと心より感謝し、厚く御礼申し上げ
ます。つきましてはこの数百年に一度の慶事を皆様とともに分かち合いながら、見事に
出来上がった本堂などをじっくりと見学して堪能したく、下記の通り完成内覧会を計画
致しました。お誘い合わせの上、ぜひともお出かけ頂きますようご案内申し上げます。
敬具
記
■内覧会日時:平成27年9月20日(日)
◇ 9:00~10:00
9:00~13:30
見学会と大工さんによる建物説明
(天峰建設さんが建物の構造から内部の造作まで質問に答えて下さいます)
◇10:00~11:30 「お披露目式」
・開式(遠忌委員長・住職挨拶)
・小栗仁さんの正光寺の歴史レクチャー
(正光寺檀家で「遠忌だより」でもおなじみの小栗仁さんにお寺の歴史を教えて頂きます)
・みんなで般若心経・落慶ご和讃
(新本堂で最初の般若心経を全員で心をこめてお唱えしましょう)
・中締めの挨拶
◇11:30~13:30
軽食タイムと大道芸人登場
(天峰建設さんがやきそばなどを提供して下さいます。ピエロやバルーンアートもやってきます)
・閉会
ピエロ:セバスチャン・タロー/鮮やかなテクニックで見る人を魅了する
パントマイムパフォーマンスから、ジャグリングやバルーンをダイナミッ
クにあやつるクラウン芸まで、幅広いパフォーマンスをこなすオールマイ
ティパフォーマー。
パフォーマー金太郎/大人も楽しめる超ハイレベルのバルーンアー
ト!!!マニアックなボールジャグリング!盛り上がるディアボロ(中
国ゴマ)♪ハラハラドキドキ♪バランス芸!何よりも、一度会えばみん
な好きになるキャラクター!金太郎ワールドをのぞいてみよう♪