平成27年度 県融資制度等合同説明会

平成27年度
県融資制度等合同説明会
「保証のしくみ、保証制度について」
沖縄県信用保証協会
http://www.okinawa-cgc.or.jp
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沖縄県信用保証協会における保証実績

信用保証協会法に基づき設立された「特殊法人」

中小企業の方が金融機関から事業資金の借入される際に、「公的保証人」となる機関

全国で保証利用の残高が29兆7,784億円、中小企業者385万社の内146万社にご利用頂いております。
(平成26年3月末現在)
保証残高・保証承諾推移表
金 額( 単位:百万円)
250,000
200,000
150,000
保証承諾
保証残高
100,000
50,000
0
平成20
21
22
23
24
25
26
年 度
平成20
21
22
23
24
25
26
保証承諾
146,691
129,047
81,097
68,323
65,072
67,472
55,706
保証残高
179,168
220,401
209,396
187,968
168,783
155,368
139,121
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保証のしくみ
①保証申込
金融機関へ融資のお申し込みをする際に、併せて保証の申込みを行います。
信用保証協会、あるいは金融機関、斡旋機関等(商工会、市町村等)へご相談ください。
②保証承諾
信用保証協会は、企業の事業内容や経営計画などを検討し、
保証の諾否を決め、金融機関に連絡します。
③融資
保証承諾の通知を受けた金融機関は資金を融資します。
このとき、信用保証料をご負担していただきます。
④償還
融資条件に基づき、借入金を金融機関に返済していただきます。
⑤代位弁済
万一、何らかの事情でご返済ができなくなった場合は、信用保証協会が中小企業者に
代わって、金融機関に借入金を返済します。
⑥返済
中小企業者とご相談しながら信用保証協会に借入金を返済していただきます。
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信用保証制度イメージ図
信用保証制度
中小企業者
① 保証申込
③ 融資
④ 償還
信用保険制度
⑥ 返済
保険金支払
金融機関
⑤ 代位弁済
② 保証承諾
(株)日本政策
金融公庫
信用保証協会
保険料支払
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保証のメリット
○ 金融機関からの借入がスムーズに進みます。
これまで融資を受けたことがない、初めての取引でも公的な保証人「信用保証協会」が保証人と
なることで信用力の向上が図れます。また原則として第三者保証人を必要としません。
○有利な公的融資制度、ニーズに合わせた各種保証がご利用になれます。
保証協会では資金の必要性に加え、お客様の将来性、企業家意欲を見出して保証します。信
用保証制度にはセーフティネット保証(経営安定関連保証)、国の施策に基づく制度や、地方公
共団体とタイアップした制度融資保証など、ニーズに合わせ多数の保証制度がございます。
○借入枠の拡大が図れます。
お取引金融機関からの借入と保証付き借入との併用で借入枠の拡大が図れます。
保証限度額
無担保保証 8千万円 有担保保証 2億円
○保証利用後も各関係機関と連携した期中支援で経営をサポートします。
金融機関、おきなわ経営サポート会議、中小企業再生支援協議会等の活用により、保証期間中の
経営に関する各種支援を行っております。
○担保設定に有利
保証協会に担保をご提供いただく場合登録免許税が軽減されます。(4/1000→1.5/1000)
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保証料率について

保証料率
申込みする中小企業者の経営状態に合わせ9段階(0.45%~2.20%)の保証料率から決定される。また、保証料は以下の二つの要因によりそれぞれ
0.1%の割引を受けることもできます。
①有担保割引(不動産担保の提供がある場合)
②会計割引(「中小企業会計の会計に関する基本要領」に沿ったチェックリスト又は、会計参与を設置していることを証明できる書類の提出)
※制度により一定の保証料率に定められている場合もあります。
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保証の種類
中小企業者の多様な資金ニーズに合わせ様々な保証制度がございます。
このようなときに
主な保証の種類
低金利・低保証料率の制度を活用したい
県融資保証 ・ 市町村小口融資保証
手続きを迅速に進めたい
金融機関提携保証 ・ 新1000保証
借入限度を決めて必要なときに借入したい
根保証(手形貸付、手形割引、当座貸越、カードローン)
経済環境や災害などの外部要因よって業況が悪化している
経営安定関連保証1号~8号
借入を一本化し資金繰りを安定させたい
※資金繰り円滑化借換保証
資金調達手段の多様化を図りたい
特定社債保証
売掛債権や棚卸資産を活用し資金調達したい
※流動資産担保融資(ABL)保証
過去に保証協会が代位弁済したが、業況が回復しており、金融機
関より資金調達を行いたい
求償権消滅保証
中小企業者の経営力の強化を図りたい
※経営力強化保証
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1.資金繰り円滑化借換保証

〈メリット〉

①複数保証付借入を一本化し、返済ペースを見直すことで、月々の返済額を軽減できます。

(条件変更と同じ効果)

②新たに据置期間を設けることもできます。(返済猶予と同じ効果)

③保証審査によっては真水(ニューマネー)の追加もできます。(新規保証と同じ効果)
(融資A)
残債500万円
(融資B)
残債1000万円
毎月(25日)
20万円返済
合計48万円返済
毎月15日
28万円返済
既往保証付融資
既往保証付融資
期限(残り)2年
期限(残り)3年
新規融資1500万円
1年据置
融資A
毎月(25日)
25万円返済
融資B
新規保証付融資
期限6年
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2.経営力強化保証
中小企業者の資金調達にあたって、金融機関が認定経営革新等支援機関と連携して中小企業者の事業計画
の策定支援や継続的な経営支援を行い、中小企業者の経営力の強化を図ることを目的として創設された制度で
す。
■対象者
金融機関及び認定経営革新等支援機関の支援を受けつつ、自ら事業計画の策定並びに計画の実行及び金融機関への当該計画の進捗報告を行
う中小企業者の方
■制度の特徴
①信用保証料率を減免(▲0.2%)し、金融面だけではなく、経営の状態を改善する取組を強力にサポートします。
②自ら事業計画を策定・実行し、その進捗を金融機関に対して四半期毎報告していただきます。
保証限度額
2億8千万円(普通保証2億円以内、無担保保証8千万円以内)
中小企業者が組合等の場合は、4億8千万円以内
貸付利率
金融機関所定の利率
保証料率
責任共有制度の対象の場合0.45%から1.75%
責任共有制度の対象外の場合0.5%~2%
原則、申込時の信用力に対応した保証料率よりも一区分低い料率を適用。
保証期間
一括返済の場合 1年以内
分割返済の場合 運転資金5年以内、設備資金7年以内。
但し、本制度によって保証付の既往借入金を借換る場合は、10年以内。
なお、据置期間はそれぞれ1年以内。
担保・保証人
原則、法人代表者のみ
【保証申込時】
【保証期間中】
・四半期ごとに金融機関に対し、事業計画の実施状況報告
・必要に応じて、事業計画の修正
保証(保証料減免)
信用保証協会
中小企業者
融
資
事業計画の提出
中小企業者
経営支援
信用保証協会
返
済
実施状況の報告
(四半期ごと)
・年1回、信用保証協会に対し、
事業計画の実施状況報告
・修正計画の策定支援及び
更なる指導・助言
事業計画の提出
金融機関
連携
認定経営革新
等支援機関
金融機関
連携
る指導・助言
認定経営革新
等支援機関
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3.流動資産担保融資保証制度(ABL保証)
土地・建物などの資産がなく、売掛債権や棚卸資産を活用して資金調達したい中小企業の方へ
■対象者
一般保証の要件と同じ
担保・保証人
担保手続き
借入限度額
2億5千万円(協会は借入額の80%を保証→保証限度額は2億円)
貸付利率
金融機関所定の利率
保証料率
年0.68%(固定)
保証期間
根保証:1年(更新可)、個別保証:1年以内
貸付形式
当座貸越又は手形貸付
保証人:法人代表者のみ
担 保:売掛債権または棚卸資産
→担保となる売掛債権は、国内の事業者(官公庁を含む)に対する物品の提供やサービスの提供による売掛債権が
対象となります。棚卸資産は、事業により生じ、決算書に計上されるものが対象となりご利用は法人に限られます。
流動資産担保となりますから、法律(民法、動産債権特例法)が定める以下のいずれかの「対抗要件」の具備が必要
です。
担保
対抗要件
売掛債権
棚卸資産
①
売掛債権の譲渡に関して、売掛先の承諾を得る。
②
売掛債権を譲渡したことを、売掛先に通知する。
③
売掛債権を譲渡したことを法務局に登記する。
金融機関が必要と判断した時点で売掛先に通知する。
④
棚卸資産を譲渡したことを法務局に登記する。
※債権譲渡禁止特約がある場合は解除する必要があります。
担保管理手数料
各金融機関所定の担保管理手数料が必要となる場合があります。
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沖縄県信用保証協会では、中小企業の皆様の経営、金融相談、再生支援や創業に関する相談窓
口を設置しております。 また、沖縄県中小企業再生支援協議会、市町村商工会議所、金融機関等
との関係機関とも連携を深めながら、支援体制のネットワーク機構に取り組んでおりますので、お気
軽にご相談ください。
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中頭郡、島尻郡(伊平屋村、伊是名村)
沖縄市、宜野湾市、うるま市、嘉手納町、北谷町、
金武町、恩納村、宜野座村、読谷村、中城村、
北中城村
中部分室
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書発行、保証料事務、貸付実行、
完済処理
全 域
098-863-5076
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全 域
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伊平屋村、伊是名村、伊江村
0980-52-0009
0980-52-0020
宮古島市、多良間村
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石垣市、竹富長、与那国町
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