一山一家(ひとつの山はひとつの家族)

いわき産コシヒカリ
いわき産コシヒカ
『
リ
』(いわきライキ)
Laiki
Iwaki
福 島 県 い わ き 市 の 米 づ く り は、
フラガールとともに立ち上がる。
「東北の湘南」
や
「東北のハワイ」
と呼ばれ、米どころ東北地方で最
炭鉱として戦後日本のエネルギー
る同市には、かつて本州最大級の
観光へといわき市のピンチを救っ
イアンズ)を作り上げ、炭鉱から
しかし、昭和 年代、エネルギー
あれから約 年、東日本大震災、
原発事故によって、同市の農産物
たのがフラガールだった。
が 石 炭 か ら 石 油 に 替 わ り、『 常 磐
等は困難な状況に立たされた。米
を 支 え た『 常 磐 炭 砿 』 が あ っ た。
ヒカリのブランド米。原発事故後
炭 砿 』 は 閉 山 に 追 い 込 ま れ る 中、
については、全量全袋検査によっ
も温暖で全国有数の日照時間を誇
の風評の払拭とイメージアップを
湧き出す温泉を利用した温泉リゾ
「 I w a k i L a i k i( い
わ き ラ イ キ )」 は、 い わ き 産 コ シ
図るため、平成 年産からいわき
て安全性が確認されているにも関
し、フラガー
評被害を克服
影響による風
や原発事故の
波による災害
このような
中、地震、津
た。
引量も激減し
れ市外への取
からも敬遠さ
わらず、市民
ート施設(現・スパリゾートハワ
産米の全量全袋検査を行っている
いわき地域の恵み安全対策協議会
( 市 と 集 荷 業 者・ 卸 等 で 構 成 ) が
商 品 化 し た。「 ラ イ キ 」 と は、 ハ
ワイの言葉で「神聖な食べ物であ
▶スパリゾートハワイアンズ創業当 ▶東日本大震災の地震により被害を
時の「フラガール」
受けた米の保管倉庫
も悲しみも幾歳月」
の舞台となり、
て い る。「 I w a k i L a i k
i」は、そのフラと、映画「喜び
いメッセージを寄せている。
で乗り越えていきましょう」と熱
つの山はひとつの家族)
”の精神
袋( 約 4 0 0 ㌧) の 販 売 数 量 を
の 恵 み 安 全 対 策 協 議 会 に よ れ ば、
販 売 も 順 調 に 推 移。 い わ き 地 域
観 光 施 設 等 で 取 り 扱 い が 始 ま り、
◀稲刈りをするフラガール
被災沿岸部に希望の光を照らす
「Iwaki Laiki」の
PR活動もそのフラガールを中心
達成した。
◀いわき市長が今江選手にプレゼント
「塩屋埼灯台」などをデザインし
に積極的に展開中だ。東京ドーム
ヶ月で5㌔8万
た米袋に、いわき産コシヒカリの
では、読売ジャイアンツや中日ド
販売開始後、約
上白米を袋詰めしたものだ。鮮や
コメ離れが進む若い世代、特に
~ 歳代の主婦層から「パッケ
天ゴールデンイーグルスの今江敏
「Iwaki Laiki」を贈
呈したほか、いわき市長が東北楽
い わ き 産 米 の イ メ ー ジ が 回 復 し、
を 受 け た と い う。
「いわき産米は
も美味しく頂きました」との評価
ナ 梨 江 さ ん は、
「私たちも風評被
者が増えてきているのではない
もともとおいしい米だ。少しずつ
ージデザインがかわいい。おコメ
晃選手に「Iwaki Laik
i」をプレゼントした。昨年9月
おいしいいわき産米を求める消費
スパリゾートハワイアンズ・ダ
ンシングチームのリーダー・モア
害というとてつもない大きな壁に
には、同市瀬戸町の田んぼで「I
月 か ら 市 内 の 量 販 店、
向かっています。風評被害で苦し
分かります。互いに支えあい協力
し、この苦難を“一山一家(ひと
一昨年
んでいる農家さんの気持ちはよく
は見えない斬新さ。
ラゴンズの選手にフラガールが
◀東京ドームでPRするフラガール
▶ 昭和 年 代 の い わ き 市 の 炭 鉱 の 様 子( 常 磐
炭田史研究会提供)
50
15
か」と、関係者の期待も大きい。
30
る米」を意味する。
▶いわき産コシヒカリ 「Iwaki Laiki」
30
かな米袋は、一見するとおコメと
が盛んに行われ
し、フラダンス
ラ文化が浸透
催されるなどフ
ルズ甲子園が開
同市はフラガー
「Iwaki
Laiki」だ。
に企画したのが
立ち上がるため
ルと共に力強く
30
waki Laiki」をPRす
るイベントもあった。
20
映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった塩屋埼灯台
福島県立勿来工業高校のフラ同好会の皆さん
ス パ リ ゾ ー ト ハ ワ イ ア ン ズ・ ダ ン シ ン グ チ ー
ムリーダーのモアナ梨江さん
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3
●
「一山一家
(ひとつの山はひとつの家族)」の精神
●いわきの米づくりはフラガールとともに立ち上がる!
ブランド復活へ発進!/ 「Iwaki Laiki」