世界の音楽の特徴を感じ取って表現しよう

新学習指導要領対応版
音楽科学習指導案
平成21年6月19日(金)第3校時
第6学年
場所:音楽室
指導者
富岡
千春
授業改善の視点
『コンドルは飛んで行く』の器楽練習において、前時の課題を基にパートごとに練習のめあてを設定し
て練習を行えば、曲想や声部の役割を生かした演奏を工夫することができるであろう。
1
題材名
2
教材名
世界の音楽の特徴を感じ取って表現しよう
【鑑賞教材】
・バグパイプの演奏「アメージング・グレース」「スコットランド
ザ
ブレーブ」(イギリス)
・トーキングドラムの演奏「オバタラ」から(西アフリカ)
・フラメンコ「わたしの馬は恋をした」(スペイン)
・バラライカの演奏「カリンカ」(ロシア)
・ハワイアンミュージック「アロハ
オエ」(ハワイ諸島)
・ゴスペル「南部教会の音楽」(アメリカ合衆国)
・フォルクローレ「コンドルは飛んで行く」(ボリビア・ペルー)
【表現教材】
・「こげよマイケル」
・「コンドルは飛んで行く」
3
長崎一男
ダニエル
作詞/スピリチュアル/長谷部匡俊
ロブレス・ホルヘ
ミルチベルグ
作曲/橋本祥路
編曲
編曲
考察
(1)児童の実態
<音楽への関心・意欲・態度>
音楽の授業には、ほとんどの児童が意欲的に取り組むことができる。特に歌唱では、どんな曲想の曲も積
極的に歌い、楽しもうとする態度が見られる。器楽では、読譜に対して苦手意識をもっている児童が多いが、
時間をかけて簡単な旋律の曲の練習に取り組むことにより、演奏できるようになりたいという気持ちが高ま
ってきた。鑑賞の学習が好きな児童が多く、曲の特徴やよさを感じ取ろうとじっくり聴く姿が見られる。音
楽づくりの学習では、即興的に旋律をつくってリレー演奏することにも意欲的である。
<音楽的な感受や表現の工夫>
半数の児童が曲を聴いて自分なりのイメージをもち、それを身体や言葉で表現したり、表現の工夫に生か
したりできる。4月に学習した「おぼろ月夜」の歌唱では、「ほんわかした感じ」「ゆっくりとした曲」「暖
かい感じ」だから、「やさしい声でのどに力を入れないで歌おう」「流れる感じで歌おう」などといった意見
が出された。また、ラバースコンチェルトでは、旋律の反復や変化に気付いて器楽の練習を行うことができ
る児童も見られた。
<表現の技能>
(歌唱)
ほとんどの児童が自分の歌声に気を付けて、自然で無理のない発声で歌うことができる。変声の
ため音程が不安定な児童が○名いるが、その他の児童は音程よく歌うことができる。簡単な合唱で
は、○名の児童が他のパートの声を聴きながら声を重ねて歌うことができる。また、歌詞の表す情
景や気持ちを想像して歌唱表現に生かすことができる児童もいる。ただ、たくさん息を吸おうと胸
式呼吸になってしまったり、声量を出そうと胸声的な発声になってしまう児童もいる。
(器楽)
昨年度1年間の読譜や器楽の指導から、全員の児童が四分音符・八分音符・四分休符・八分休
符などのリズム譜や、1音から10音でできた曲の階名視唱や階名視奏ができるようになってきた。
特に○名の児童は、階名唱やリコーダーの視奏をスムーズに行うことができるが、視奏や運指につい
ての個別指導が必要な児童も○名いる。そのため、4小節程度の簡単な旋律でも全員が演奏できるよう
になるまでには時間がかかることが多い。
(音楽づくり) 旋律づくりを取り入れた旋律遊びの中で、ほとんどの児童が即興的に旋律づくりをするこ
とができる。また、問いと答えを意識して旋律づくりができる児童は半数である。しかし、リズム
や音符などの記譜の技能の確実な習得がなされておらず、正しく記譜ができる児童は少ない。イメ
ージに合う音を選んで情景を表すことは、全員の児童ができる。
<鑑賞の能力>
全員の児童が曲想を特徴付けている音楽を形づくっている要素に気付いて音楽を聴くことができる。ほと
んどの児童が曲想の変化に気付いて曲を聴くことができ、自分の経験と関連させて「○○な感じの曲」と曲
想を自分の言葉で伝えることができる。また、○名の児童が音楽を形づくっている要素と関連付けて曲のよ
さ・美しさを言葉で表現することができる。
(2)題材について
本題材で取り扱う学習指導要領の内容は以下の通りである。
A表現
歌唱
イ
歌詞の内容、曲想を生かした表現を工夫し、思いや意図をもって歌うこと。
器楽
イ
曲想を生かした表現を工夫し、思いや意図をもって演奏すること。
ア
曲想とその変化などの特徴を感じ取って聴くこと。
B鑑賞
〔共通事項〕
ア(ア)音色、リズム、旋律
(イ)反復、問いと答え
新学習指導要領では、国際社会で活躍する日本人の育成を図る上で、我が国の伝統音楽や音楽文化、他国
の音楽文化の尊重が強調されている。そこで本題材では、諸外国の音楽の曲想や独特の響きを鑑賞の活動を
通して感じ取ったり、表現の活動を通して味わったりする活動を行う。
児童は5学年でアジアの音楽に触れ、音楽の特徴やよさ、そうした音楽を生み出した独特の文化や日本と
の関係などについて学習を行い、日本の音楽が近隣のアジアの音楽から影響を受けていること、それぞれの
国にはすばらしい音楽があり、尊重していくことが大切であることを学んだ。
そこで、本題材では、「①世界の歌や楽器の演奏から、リズム・旋律・響きの特徴をとらえたり、その違
いやよさを感じ取ったりしながら聴く」「②鑑賞で扱ったゴスペルとの関連を図って雰囲気を味わいながら
歌唱曲を歌う」「③鑑賞で感じ取ったフォルクローレの特徴から、イメージを膨らませて器楽表現の工夫を
行う」といった活動を通して、世界の音楽の特徴をとらえて、それぞれの国の音楽のよさを感じ取るととと
もに、他国の文化を尊重し、同時に我が国の音楽も大切にしようとする気持ちを育てたいと考えた。
(3)教材選択の観点
本題材では、世界の音楽の鑑賞教材と関連性のある2曲の表現教材を用いて、鑑賞と表現を関連付けて学
習できるようにした。鑑賞では、世界の諸民族の音楽の中から、器楽・声楽・舞踏など様々なジャンルのも
のを取り上げた。
<世界の音楽>
様々な音楽に触れ、それぞれのリズム・旋律・響きなどの特徴に気付き、音楽のよさやその音楽を生み出
した文化について理解することができる曲。
・バグパイプの演奏「アメージング・グレース」(イギリス)
バグパイプの独特な音色や楽器のつくり、ドローンや装飾音を感じ取ることができる。
・トーキングドラムの演奏「オバタラ」から(西アフリカ)
リズムの重なりや太鼓の音色を感じ取ることができる。
・フラメンコ「わたしの馬は恋をした」(スペイン)
歌声やギター・手拍子・カスタネットなどのリズムや旋律の特徴やそれらが交錯するおもしろさを感じ
取ることができる。
・バラライカの演奏「カリンカ」(ロシア)
音色の特徴、奏法や旋律の変化による曲想の変化を感じ取ることができる。
・ハワイアンミュージック「アロハ
オエ」(ハワイ諸島)
スティール・ギターの音色と歌の組み合わせによる曲想を感じ取ることができる。
・ゴスペル「南部教会の音楽」(アメリカ合衆国)
歌声と手拍子・足踏みとの組み合わせによる独特な曲想。歌唱教材との関連を図った指導を行うことが
できる。
・フォルクローレ「コンドルは飛んで行く」(ボリビア・ペルー)
ケーナ・チャランゴ・ボンボなどの音色や哀愁を帯びた曲想。器楽教材との関連を図った指導を行うこ
とができる。
・「こげよマイケル」
原曲がスピリチュアルであるこの曲は、ゴスペルの鑑賞と関連を図って指導を行うことができる。ハ長
調で音域もC1~C2の1オクターブであるので、リコーダーや鍵盤ハーモニカなどの身近な楽器を使って
音程を確かめながら合唱をすることができる。わずか8小節、2フレーズから成る曲であるが、両フレー
ズとも2小節ずつの「問い」「答え」の旋律で構成されている。「問い」の部分は斉唱、「答え」の部分は
三部合唱になっており、三部の声の重なりを感じて合唱をしたり、曲の構成を意識しながら表現の工夫を
したりすることができる。英語の歌詞も記述されているため、手拍子や足踏みなどの身体表現を交えなが
らゴスペルの雰囲気を感じ取って歌うこともできる。
・「コンドルは飛んで行く」
最高で5パートから成る器楽合奏曲である。どのパートも本学級の児童があまり時間をかけずに演奏で
きるようになる編曲であり、鑑賞教材と関連させて扱うことにより、練習への意欲を高めたり曲想表現の
工夫を行ったりすることに効果的である。また、曲想に合わせて打楽器を選んでリズムをつくって合奏に
加えることもできる。
<5年>
アジアの音楽の特徴を感じ取って
表現する
『カヤグムの演奏』
『ケチャ』
『アルフーの演奏』
『シタールとタブラーの』演奏
『モリンホールの演奏』
『メヘテルハーネ』
『アリラン』『まつり花』
『こもりうた』
(4)題材の系統
<4年>
日本の音楽の特徴を感じ取
って表現する
『ソーランぶし』
『八木ぶし』
『エイサーの音楽』他
『こきりこぶし』
4
<6年>
世界 の音楽 の特徴を 感じ取
って表現する
『世界の音楽』
『こげよマイケル』
『コンドルは飛んで行く』
題材の目標
音色、リズム、旋律や曲の構造に着目してそれぞれの音楽の特徴を感じ取ったり、それを生かして表現し
たりしながら、世界の音楽に親しむことができる。
5
評価規準
ア音楽への関心・意欲・態度 イ音楽的な感受や表現の工夫
諸外国で親しまれてき
諸外国に伝わる音楽の
ウ
表現の技能
範唱や範奏から楽曲の
エ
鑑賞の能力
諸外国の音楽を聴き比
た音楽の音色、リズム、 音色、リズム、旋律、楽 特徴を感じ取って演奏し べ、様々な演奏形態を知
旋律、楽曲の構成などの 曲の構成などの特徴を感 たり、音色、リズム、旋 り、音色、リズム、旋律、
特徴に関心をもち、進ん じ取って聴いたり、演奏 律、楽曲の構成などの特 楽曲の構成による曲想の
で聴いたり表現したりし の仕方を工夫したりして 徴を生かした演奏をした 違いを味わって聴く。
ている。
いる。
りしている。
6
指導方針
・鑑賞で培った能力を表現に生かすことができるよう、鑑賞・表現の活動を組み合わせて1時間の授業を行
う。
・曲の特徴に気付いて聴くことができるよう、曲に対する印象や思い・願いをワークシートに記述したり、
発表したりする活動を取り入れる。また、感じ取ったことを言葉で表現することに慣れるよう、児童から
出された曲の印象は音楽室に掲示し、その後の活動に役立てることができるようにする。
・諸外国の音楽に関心をもち、特徴を生かして表現の工夫を行うことができるよう、鑑賞の活動を基に表現
活動を進めていくようにする。
・
『世界の音楽』の鑑賞では、諸外国に伝わる音楽のリズム・旋律・響き・楽曲の構成などに着目して、その特
徴や音楽のよさに気付くことができるよう、次のように指導を進めていく。
①興味をもって音楽を聴くことができるよう、諸外国の音楽を聴いてどの地域の音楽かを考える活動をする。
②ひとつの音楽について、その特徴を諸要素や文化などと関連付けてとらえることができるよう、自分が興
味のある曲を聴き、リズム・旋律・響き・楽曲の構成や文化などを紹介するカードを作成する活動を行う。
③諸外国の音楽の特徴やよさを共感的にとらえることができるよう、紹介カードをもとに意見交流をする活
動を行う。
・『こげよマイケル』の歌唱では、スピリチュアルの雰囲気を感じて表現できるよう、『南部教会の音楽』の
鑑賞を基に、次のように指導を進めていく。
①曲の感じをつかむために、身体を揺らしたり手拍子を入れたりしながら範唱を聴くようにする。
②美しい三部合唱の響きを感じて歌うことができるよう、合唱部分をリコーダーで演奏して聴き合った
り、グループ同士で聴き合ったりする活動を行う。
③「問い」(斉唱部分)と「答え」(合唱部分)から成る構成を生かして、表現の工夫を行うことができ
るよう、範唱を聴いて歌い方を話し合う活動を行う。
④曲の雰囲気を生かした歌い方を工夫することができるよう、『南部教会の音楽』を再度聴いたり、D
VDを見たりする活動を行う。
⑤曲想を感じて楽しく歌うことができるよう、身体表現や手拍子を交えて歌ったり、原語で歌ったりす
る活動を行う。
・『コンドルは飛んで行く』の器楽合奏では、曲想を生かした表現の工夫ができるよう、フォルクローレの
『コンドルは飛んで行く』の鑑賞を生かし、次のように指導を進めていく。
①曲想をとらえるために、範唱を聴いて即興的に手拍子でリズム伴奏をつくる活動を取り入れる。
②器楽の苦手な児童が活動に参加できるよう、パートに分かれてリズム唱・階名唱など、段階を追って
読譜を行ったり、時間をかけてじっくり練習を行ったりする。能力に応じて、全部の旋律か部分的な
旋律のどちらかを選んで練習を行うようにする。
③めあてをもって器楽練習を行うことができるよう、練習の目的を記入するカードを活用する。
④曲想を生かした合奏にするために、パートに分かれて演奏の仕方を工夫する活動を取り入れる。工夫
するポイントを明確にするために、範奏を聴きそれぞれの旋律の役割と音色や息の使い方・たたき方
などの関連を話し合うよう促す。話し合いを元に各パートごとに試奏したり聴き合ったりしながら演
奏の工夫を行うようにする。
⑤合奏全体を豊かにするために、二つのグループに分かれて表現の工夫を行ったり聴き合ったりする活
動を行う。
7
時
1
指導と評価の計画 <全9時間>
ねらい
主に習得を目的とした活動○
習
学習活動
支援及び留意点
主に活用を目的とした活動○
活
評価の観点
評価項目
関 感 技 鑑
(評価方法)
諸外国の ○
習 諸 外 国 の 音 ・各国の特徴的な音楽に興味をもつこ
音楽のリズ
楽を聴き、ど
とができるように、教科書の写真を
ムや旋律・
の国の音楽か
見ながら『世界の音楽』7曲を聴き、
響きなどの
を考え、発表
どの国の音楽かを考えるよう促す。
特徴をとら
し合う。
・各国の音楽の特徴を感じ取ることが
え、それぞ
できるように、そう感じた理由をリ
れの音楽の
ズムや旋律・響きの特徴に着目して
よさを感じ
意見交換するよう促す。
取ることが ○
習 諸 外 国 の 音 ・リズムや旋律・響きなどの特徴をと
できるよう
楽の中から一
らえることができるように、じっく
にする。
番気に入った
りと聴いてみたい曲を1曲選んで聴
曲を選び、じ
くよう促す。
っ く り と 聴 ・今後の学習の手がかりとするために、
く。
とらえた特徴をワークシートに記入
するよう促す。
習 器楽曲『コ
○
・曲想をとらえるために、範奏を聴い
ンドルは飛ん
て身体表現をしたり、即興的にリズ
行く』の曲想の変化
で行く』の範
ム伴奏をつくって範奏と合わせたり
をとらえて、即興的
奏を聴き、曲
するよう促す。
にリズム伴奏をつく
○
想 を と ら え ・前半と後半の曲想の違いを感じ取る
る。
ウ①『コンドルは飛んで
っている。
ことができるよう、リズム伴奏を違
(表現の観察)
えて表現するよう促す。
2
習 諸外国の音
○
・リズムや旋律・響きの特徴に気付く
楽の紹介カー
ことができるように、特徴やよさを
いろな種類の音楽を
ドを作る。
紹介カードに書くよう促す。
聴いて、それぞれの
・国の文化や気候・曲の背景などが理
解できるよう、資料を配付する。
○
イ①諸外国に伝わるいろ
音楽の特徴やよさを
感じ取っている。
(紹介カード)
習 器楽曲『コ
○
・思いや見通しをもって表現すること
ンドルは飛ん
ができるように、どのように演奏し
で行く』の表
たいかをワークシートに記入するよ
現のめあてを
う促す。
もつ。
・イメージを膨らませるために鑑賞教
材の『コンドルは飛んで行く』のD
VDを見るように促す。
・演奏したいパートのめあてをもつた
めに、それぞれの旋律を口ずさんで
範唱を聴いたり、階名唱をしたりす
るよう促す。
3
習 諸外国の音
○
・それぞれの音楽の特徴やよさを感じ
○ エ①楽曲を特徴付けてい
・
楽の特徴やよ
取ることができるように、紹介カー
るリズム・旋律・響
4
さを発表す
る。
ドを用いて発表するよう促す。
きなどの要素が諸外
・リズムや旋律・響きが、独特な曲想
国の独特な曲想と関
と関連して曲全体のよさをつくって
連してよさを生み出
いることに気付くことができるよう、
していることに気付
発表に対して質問したり共感するこ
いて聴く。
とを発表したりするよう促す。
(ワークシート)
・他の国の曲についても関心をもつこ
とができるよう、話し合いを通して
自分の選んだ曲以外で、よさがわか
った曲について、ワークシートに記
入するよう促す。
習 『こげよマ
○
イケル』の曲
・曲想をつかむために、身体表現や手
○
ア①『こげよマイケル』
拍子をしながら範唱を聴くよう促す。
の範唱から、リズム
想をつかむ。 ・旋律の特徴をつかむために、主旋律
や旋律の流れ、歌詞
を歌詞唱するよう促す。
の発音など、豊かな
・各パートの音程を確かめるために、
表現に関心をもち、
合唱部分を階名唱したりリコーダー
進んで歌おうとして
奏をしたりするよう促す。
いる。
・美しい三部の響きをつくるために、
(歌唱中の表情の観察)
階名唱や「ラ」「マ」などで三部合唱
をするよう促す。
習 器楽曲『コ
○
・めあてをもって器楽の練習に参加で
ンドルは飛ん
きるように、能力に応じて旋律を選
で行く』のパ
んで練習するよう促す。
ート練習をす ・読譜の能力を高めるために、パート
る。
に分かれてリズム読み・階名読み・
演奏の順で練習をするよう促す。
活 器楽曲『コ
○
・合奏の際のパートの役割に気付くこ
ンドルは飛ん
とができるように、範奏を聴いて四
で行く』の練
つの旋律の特徴や練習の仕方につい
習方法の工夫
てワークシートに記入するよう促す。
をする。
5
曲を構成 ○
習 『 こ げ よ マ ・各パートの音程を確かめるために、
するリズム
イケル』の三
合唱部分を階名唱したりリコーダー
や旋律など
部合唱をす
奏をしたりするよう促す。
の特徴を生
る。
・重なり合う響きを感じ取ることがで
かして、表
きるように、重なっている音を長く
本 現できるよ
のばしたり、二つのグループで歌い
うにする。
時
合い、聴き合ったりするよう促す。
活 器楽曲『コ
○
・思いをもって演奏の工夫ができるよ
ンドルは飛ん
うに、パートの役割に沿ってパート
行く』を構成するリ
で行く』を工
練習のめあてを決めて練習するよう
ズムや旋律などの特
夫して演奏す
促す。
徴を感じ取り、それ
る。
・思い通りの演奏になっていたかを確
○
ウ②『コンドルは飛んで
らを生かして演奏す
6
認するために、パートごとに練習の
る技能を身に付けて
成果を発表し、助言し合うよう促す。
いる。(発言・観察)
活 『こげよマイケ ・リズムや旋律・曲の構成の特徴を感
○
○
ウ③リズムや旋律・曲の
ル』の表現の
じ取るために、範唱を聴き話し合う
構成の特徴にふさわ
工夫をする。
ように促す。「問い」と「答え」の構
しい表現の仕方を工
成になっていることやリズミカルな
夫して歌っている。
旋律などに着目し、声の出し方を工
(表現の様子の観察)
夫するよう促す。
活 『こげよマ
○
・『こげよマイケル』の特徴を生かして
イケル』を楽
楽しく歌うために、ゴスペルのDV
しく歌う。
Dを参考に身体表現をしながら歌う
よう促す。また、英語の歌詞や様々
な声の出し方も試し、気に入った歌
い方で歌うよう促す。
習 『コンドル
○
・旋律・副旋律・和音・低音のそれぞ
は飛んで行
れの役割を感じて演奏できるように、
く』の合奏を
2パートや3パートで合奏し、お互
する。
いに聴き合うよう促す。
・楽器の重なりによる美しい響きをつ
くることができるように、拍の流れ
にのって演奏するよう助言する。
7
活 『世界の音
○
・音楽の特徴がその国の文化と密接に
楽』のDVD
関連していることに気付くために、
きた音楽の特徴が、
を見る。
DVDの映像を見たり、気付いたこ
それぞれの国の文化
とをワークシートに書き足したりす
と密接に関連してい
るよう促す。
ることに気付いて聴
○
ア②諸外国で親しまれて
・お互いの考えのよさに気付いて自分
こうとしている。
の考えを深めるために、気付いたこ
(視聴している際の表情
とを発表し合うよう促す。
・発言やワークシート)
習 『コンドル
○
・合奏全体を豊かにするために、二つ
は飛んで行
のグループに分かれて、表現の工夫
生み出される響きや、
く』の合奏を
をするよう促す。
楽器のもつ固有の音
○
イ②楽器の音が重なって
工夫して表現 ・旋律の流れや曲想に合った響きにな
色に気付いて、豊か
する。
っているか、各パートのバランスは
な表現の響きを求め
曲想にあっているかなどに気をつけ
て演奏を工夫してい
て表現できるように、試奏しながら
る。
話し合うよう促す。
・より豊かな響きの合奏にするために、
余裕のあるグループはリズム伴奏も
加えて合奏するよう促す。
・旋律の特徴を生かした美しく重なる
響きになっているかを感じ取るため
に、グループごとに演奏を聴き合い、
よさを認めあうよう促す。
(グループでの表現の様
子・発言の観察)
8 本時の学習
(1)ねらい
曲を構成するリズムや旋律などの特徴を生かして、表現できるようにする。
(2)準 備
<児 童> 教科書・ワークシート・自分の使用する楽器
<指導者> パート練習用ワークシート・フラッシュカード
(3)展 開
学習内容と主な学習活動
○支援及び予想される児童の反応
時間
『使用する曲』
◆評価項目(評価方法)
1,学習に取り組む気持ち
○音楽の授業に取り組む気持ちをつくるために、発声練習や身体表現
をつくる。
をするよう促す。
・『こげよマイケル』の三部 10 ○各パートの音程を確かめるために、合唱部分を階名唱したりリコー
合唱をする。
分
ダー奏をしたりするよう促す。
○重なり合う響きを感じ取ることができるように、重なっている音を
長くのばしたり、二つのグループで歌い合い、聴き合ったりするよ
う促す。
2,
『コンドルは飛んで行く』
○リズムや旋律を生かした表現ができるように、前時の課題を元に、
の各パートを工夫した表
練習のめあてをパートごとに話し合い、カードに記入するよう促す。
現で演奏できるようにす
○適切なめあてを設定できるよう、パート間指導を行い、よりよいめ
る。
あてを設定するよう助言する。
・前時の課題を基に本時の
○パート練習を充実させるために、進んでいるパートにはパートの役
めあてを話し合う。
割も考えためあてをもてるよう助言する。
・パート練習をする。
前半ができなかったから、「音を間違えな
いように」をめあてにしよう。
歯切れ良く、リズムが乱れない
ように練習しよう。
リズムを間違えないようにしよう
主旋律だから、とぎれないよう
に演奏しよう。
20
分 ○正しいリズムや音程で演奏できているかを確認するために、リズム
読みや階名読み・視奏など、パートの課題に合わせて練習するよう
促す。
○パートのめあてに沿って練習できているか確認するために、リーダ
ーは他の児童の演奏を聴き、評価するよう促す。
○パートごとに演奏の技能を高めるために、曲の特徴やパートの役割
を生かした演奏になるよう助言する。
◆ウ〔表現の技能〕②
〈おおむね満足〉
『コンドルは飛んで行く』を構成するリズムや旋律などの特徴を
感じ取り、それらを生かして演奏する技能を身に付けている。
〈十分満足〉
『コンドルは飛んで行く』を構成するリズムや旋律などの特徴を
感じ取り、より美しい表現で演奏する技能を身に付けている。
ワークシート・発言・表現の観察)
【努力を要する児童への支援】
リズムや旋律などの特徴を示したり、うまくできている児童
の演奏を聴いたりして、演奏のポイントを示す。
3,本時のまとめをする。
○イメージした表現に近づいているか確認するために、パートごとに
・『コンドルは飛んでいく』
練習の成果を発表するように促す。
のパートごとの演奏を聴
○聴く観点がわかるように、記入した練習のめあてを発表するよう促
き合う。
15
す。
分 ○より豊かな演奏になるように、聴く観点を中心によかったところや
改善するところのアドバイスを発表し合うよう促す。
この間より、リズムが合って
いたと思います。
・本時の学習をまとめ、次
時のめあての確認をする。
主旋律がまだとぎれてしまって、のびのび
とした様子が伝わらない気がしました。
○本時の授業を振り返り、次時のめあてをつかむために、本時で学習
したリズム・旋律の特徴を生かす演奏の仕方についてまとめ、次時
には、各パートの役割を生かした演奏を行うことを伝える。
○音楽の活動に対して自信をもつことができるように、自分自身で工
夫できたがんばりを認め、賞賛する。