先日、 アジア最大の離掘器イベン

く tの
﹁J A P A N 補 聴 器 フ オ ー ラ ム 2
先 日、 アジ ア最大 の補聴器 イ ベ ン
ト
013﹂が、補聴器関係団体 の主催
で開かれました。東京 ・秋葉原 の会
場には、これも補聴器かと目を疑う
ような美し いデザイ ンをした世界中
の機器が展示されていました。
一人ひと
最新 の高性能補聴器は、
り の聞こえ の特徴に合 った音響増幅
処理を コンピ ュータがや ってくれま
す。台所から のノイズ のある食卓 で
能動仔
程度自由 に動き回れます。﹁
猫﹂と いいます。反対側には首枷を
させられ、宙づり の箱 に乗せられた
受動仔猫﹂が います。能動仔猫が
﹁
勝手に動くと、それが受動仔猫に連
とろヽ
つとしますが、そ の瞬間に反対
中に入れられた片方 の猫は、腰回り
そ のヽ
つちに葛藤に耐えられなくな
すが、受動仔猫は自分 の意思に反し
て繰り^
返し制限を受けてしま います。
に対して能動仔猫は順当に反応しま
にベルトが付けてありますが、ある
苗
カイ
子う
費摯
おおぬま なおき ・前筑波技術大学学長。
医学博±。日本聴覚医学会評議員。東京大
聞い
えの
﹂
学先端科学技術研究センターで 〃
バリアフリー〃を研究。
の人 々の支援が決め手となります。
と、それに応えること のできる周囲
に関わりを持とうとする本人 の意欲
補聴器装用は、世 の中 の人や環境
てしま った のです。
閉じこもり猫〃とな っ
いだけでなく 〃
難聴 のよう になり、聴能が機能しな
実験を終え放たれた受動仔猫 の聴カ
は、正常であるはずな のにあたかも
った猫は、自ら耳や日 の感覚を閉ざ
し 〃
見えども見えず、聞けども聞け
、何も感じな い、じ っと行動し
ず〃
な いことで保身するようになります。
苗
含糧華ヵイ
手う
も孫 の声を ハッキリ聞きた い、新聞
をめくる音がうるさ い、音 の方向感
がほし いなど、自分 の聞こえ の要求
や問題点を補聴器 フィ ッティングプ
ログラムに入力することにより、次
第に頭 のよ い自分専用器に進化して
くれるのです。このような補聴器自
体 の技術的進歩もさることながら、
えが保障され
﹂
難聴者 によりよ い聞ゝ
るには 一般 の人 の理解が必要 です。
フォーラムでは耳鼻科医による専門
セミナーや、鎌田 賓 医師 による市
聞く ことは生きる力
民向け の講演 ﹁
になる﹂などがあり、ァキバ散策の
筒 の外 でネズミを走らせると、能
える方 へと飛
﹂
動仔猫は鳴き声 の間い
びかかります。受動仔猫も鳴声を聴
動して伝わる仕組みです。
話した い相手 がある。
る力︶ には ﹁
に正しく フィ ッティングしてもら つ
た高性能補聴器を付け て いる のに、
っているのだろうかと家族が心配す
ることがあります。補聴器が有効 に
つな行動を
き つけ振り向 いて同じよヽ
そ の効果が見られな い。本当に役立
側に振り回されてしまう。聴覚 や視
覚を通して与え続けたすべての刺激
人 々も大勢立ち寄り盛会 でした。
補聴器相談医や認定補聴器技能者
へ :Lド oえ ,EE費 .験
どうしても聞きた い音がある﹂と い
った、人と のコミ ュニケーシ ョン関
係や聞ぐ必要性が影響します。
昔、ドイ ツの心理学者 ヘルドが、
イラス トレーション/村 田恵理
働かな い結果を招く最大 の理由は、
「話 したい相手がいる。どうしても聞きたい音がある」ことが
補聴器ユーザーの基本条件 だそうです。
補聴器 を作る前 に、そこらへん整理 しておきましょうね。
性格 の似た活発 で健康な兄弟猫に行
な つた有名な実験があります。筒 の
コミュニケニションヘの欲 求 と補聴器
人と関わろうとする意欲にあります。
普段はなかなか話が通じにく いのに、
え てい
﹂
なぜか孫 の声だけはよく聞い
残存聴力を活用し理解す
る。聴能 ︵
題字/も とき理川
大沼直紀
補聴器選 び 0