さくらめぇる H18.04 No.37

sakura
さく らめぇる
第 37 号(18 年度第 1 号)
平成18 年4月18日(火)
さくら幼稚園 園長 片岡 大助
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桜咲く春が足踏みをしていますが、農園活動では先週末年中組がビオトープの畑にジャガイモ
を植え、さくら組は今日ホタルの里農園で石拾いとゴミ拾いをしてきました。おみやげにホタル
の里の厳しい冬越えをした長ネギを持たせましたが、味はいかがでしたか。(今回はさくら組のみ)
幼稚園は先週からお弁当が始まり、昨日 17 日からは全学年味噌汁補食がスタートしました。
お弁当の時間に各クラスをグルリと見て廻りますが、やはり気になるのは“箸の持ち方”です。
正しい持ち方で食べている子も多いですが、まだ不十分な子もずいぶん見受けられます。3年ほ
ど前から幼稚園でも箸の正しい持ち方を教えるようにしています。当初は、食事の時間に教えた
りしていましたが中々効果が上がりませんでした。みどりご園では、1歳児に保育の中で箸の使
い方を工夫しながら教えていますが、力を入れていることもあ
この通信は、月1回、または時宜に応
じて発行していきたいと考えています。
りだいぶ成果が見られ、2歳になると上手に箸を使って給食を
園長として、所感や園の方針や様子、
ちょっとしたエピソードなどを、園だよ
食べる子が増えてきます。(ご家庭の協力も大きいです)
りとは違う角度から文面にしていくつ
そこで幼稚園でも、食事の時間だけではなく小グループで箸 もりです。ご意見・ご感想等お寄せいた
だければうれしいです。
の正しい持ち方、使い方(同時にスプーンやフォーク)を教える
ようにしたいと準備を進めています。箸は日本の伝統的文化で
あり、大切な作法であり、躾(しつけ)のひとつのバロメーターでもあります。正しい箸使いでは
人差し指、親指、中指の三本の指を器用に動かしますが、この三本の指の動きは脳の発達と密接
な関係があります。
また、
箸の持ち方を教えることは、
親子の大事なコミュニケーションであり、
躾の第一歩ともなります。この触れ合いが親子の絆を深め、食事という最適な教育の場を生みだ
すことに繋がります。このような観点から、ご家庭の協力がとても重要と考えますので、一緒に
.......
頑張りましょう。[躾は、しつづけること(持続・継続)で身につく…私も何かで読みなるほどと思いました。]
『安全管理マニュアル』をお渡ししました。ご家庭の目立つ場所に貼っていただきたいと思い、
ラミネート加工してあります。災害は予告無く私たちを襲い、地震は破壊と火災だけでなく津波
をも引き起こし、台風は洪水や地すべり等を引き起こし、多くの家屋や人命を危険にさらし奪っ
ていきます。私たちも不測の事態に備えて、日頃から危機に対する意識を高め、園児の生命第一
に行動できるよう訓練していきます。ご家庭におかれましても、ひとたび災害に見舞われたとき
に、家族の安全をどのように確保しどのように連絡を取り合うべきかを、機会あるごとに確認し
あうことが、災害に対する心構えとして大変重要と思います。幼稚園でも最低限の非常食(保存
期間5年の水とクッキー等の食料)を準備しました。年に1回(6月12日の県民防災の日)は、
子供たちにもその非常食を食べさせ、非常時に対する心構えを体験させる予定です。
4月11日から新しく
『幼児体育教室』
が始まりました。
前年度数回体験教室を開いてもらい、
その時の子供たちの目の輝きと笑顔、そしてどの子も意欲的に体を動かす指導方法に私も感動し
ました。さらに感心したことは、講師の先生は体育指導の時間だけでなく、朝から降園する時間
まで園児と共に過ごしてくれるという点です。
「何かお手伝いすることはありませんか?」と、空
いている時間には声を掛けてくれます。お弁当も持参して一緒に食べてくれますので、子供たち
はより親近感を抱くと思います。
また、
他の先生たちにも良いお手本となり、
刺激ともなります。
1学期は年長・年中組が中心になり毎週火曜日に指導してもらいます。6月17日のさくら組教
育参加“ミニ運動会”では、跳び箱や鉄棒の指導を始めとし、親子で楽しめる運動メニューを紹
介してもらおうと予定しています。もちろん幼児体育教室は、さくら幼稚園の教育活動の5本柱
である毎日の体力作り「乾布まさつとマラソン」の延長線上の一歩進んだ活動となります。
最後になりますが、幼児体育研究所から課外(幼稚園降園後)教室も行いたいという申し出があ
りました。希望される方は、本日お渡しした申込説明書をよくお読みの上、ご検討下さい。幼稚
園内の施設を利用しますので、送迎等に配慮することは可能です。お問い合わせ下さい。