シスコ社製 Cisco 3925 ベンチマークテストレポート

シスコ社製 Cisco 3925
ベンチマークテストレポート
DUT(テスト対象装置: Device Under Test)
C3900-SPE100/K9
2014/11/20
SW_RT-00007
2014/11/20
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■DUT(テスト対象装置: Device Under Test):シスコ社製 Cisco 3925
・DUT 概要
Cisco 3925 は小~中規模のブランチオフィス環境で利用が可能なサービス統合型ルータである。モジュ
ールの追加により複数の WAN ポートなどが実装可能であり、高い拡張性を備える。
・ポート構成
モジュールを実装しない場合でも、Cisco 3925 の SPE (Service Performance Engine)には
GE0/0~GE0/2 までの 3 つの 10/100/1000 イーサネットポートを備えている。
・OS Version
Version 15.2(4)M6a
・製品 URL
http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/routers/c3900isr/c3925isr/index.html
■ベンチマークテスト内容と結果
DUT の各イーサネットインタフェースのトラフィック転送性能を評価するため、次の項目についてテストを行っ
た。
1. IPv4 での RFC 2544 準拠テスト
スループットテスト
RFC 2544*1 に準拠したスループットテストを行い、DUT のパフォーマンスを確認した。測定器からのトラフ
ィックは IPv4 のみとし、送信元 IP アドレスとあて先 IP アドレスを 1 対 1 とする 1 フローのみを各インタフェ
ースに設定した。トラフィックのパケット長は 64byte から 1518byte までの固定長、テスト時間は 60 秒
とした。
実通信環境では様々なパケット長が混在したトラフィックが流れるため、トラフィックに iMIX*2 パターンを用
いたテストも合わせて行った。iMIX パターンは次のパケット長の組み合わせとした。
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・ iMIX パターン 1
iMIX
Distribution
Short
Mid
Long
Ethernet Size (byte)
Weight Percentage
(%)
64
7
58.33
570
4
33.33
1518
1
8.33
またテスト中の DUT の CPU 使用率を確認するため、テスト時間終了後に DUT 上で”show process
cpu history”コマンドを入力し、1 秒間の CPU 使用率で最も高い値を記録した。
テスト構成
テスト結果
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レイテンシテスト
測定器からのトラフィックを IPv4 のみとし、DUT に負荷をかけた状態でのレイテンシテストを行った。入力
するトラフィック負荷は先に測定したスループットを用いた。テスト時間は 60 秒とし、レイテンシ測定モード
は FIFO を用いた。
テスト結果
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2. IPv6 での RFC 2544 準拠テスト
スループットテスト
IPv6 環境でのスループットを調べるため、RFC 2544 に準拠したスループットテストを行った。送信元 IP
アドレスとあて先 IP アドレスを 1 対 1 とする 1 フローのみを各インタフェースに設定した。IPv6 ヘッダを考
慮しトラフィックのパケット長は 78byte から 1518byte までの固定長および iMIX パターンとし、テスト時
間は 60 秒とした。iMIX パターンは次のパケット長の組み合わせとした。
・ iMIX パターン 2
iMIX
Distribution
Short
Mid
Long
Ethernet Size (byte)
Weight Percentage
(%)
78
7
58.33
570
4
33.33
1518
1
8.33
またテスト中の DUT の CPU 使用率を確認するため、テスト時間終了後に DUT 上で”show process
cpu history”コマンドを入力し、1 秒間の CPU 使用率で最も高い値を記録した。
テスト構成
テスト結果
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レイテンシテスト
測定器からのトラフィックを IPv6 のみとし、DUT に負荷をかけた状態でのレイテンシテストを行った。入力
するトラフィック負荷は先に測定したスループットを用いた。テスト時間は 60 秒とし、レイテンシ測定モード
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は FIFO を用いた。
テスト結果
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3. OSPF 動作時のスループットテスト
スループットテスト
本 DUT は IP ルーティングに対応し、拠点間のゲートウェイルータとしても動作が可能である。本テストでは
企業内で用いられるルーティングプロトコルとして一般的な OPSF を動作させた状態でのスループットへの
影響を確認した。
テストでは DUT に接続した測定器上に仮想の OSPF ルータを各ポート 1 台(合計 2 台)設定し、
OSPF 外部経路を 100 経路ずつ(合計 200 経路)DUT に印加した。測定器からのトラフィックは
OSPF 外部経路を送信元およびあて先 IP アドレスとする 100 フローを各インタフェースに設定した。トラフ
ィックのパケット長は 64byte から 1518byte までの固定長および iMIX パターン 1 とし、テスト時間は
60 秒とした。
またテスト中の DUT の CPU 使用率を確認するため、テスト時間終了後に DUT 上で”show process
cpu history”コマンドを入力し、1 秒間の CPU 使用率で最も高い値を記録した。
テスト構成
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テスト結果
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レイテンシテスト
OSPF 動作時のレイテンシへの影響を調べるため、DUT に OSPF を動作させた環境で RFC 2544 に準
拠したレイテンシテストを行った。入力するトラフィック負荷は先に測定したスループットを用いた。テスト時
間は 60 秒とし、レイテンシ測定モードは FIFO を用いた。
テスト結果
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■ベンチマークテスト機材
本ベンチマークテストには下記の測定器を用いた。
・Spirent Communications 社トラフィックジェネレータ
Spirent TestCenter Version 4.45
■リファレンス
*1
http://tools.ietf.org/html/rfc2544
ネットワーク装置のベンチマーク手法
Benchmarking Methodology for Network Interconnect Devices
*2
http://tools.ietf.org/html/rfc6985
IMIX ゲノム:追加テストのための混合パケット長仕様
IMIX Genome: Specification of Variable Packet Sizes for Additional Testing
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■テスト対象装置
●Cisco Systems 社製 3925 設定
設定ファイルは以下の URL よりダウンロード可能です。
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免責
本テストレポートは@benchmark 会員よりテスト申請を受けて株式会社東陽テクニカがテストを実施し
ております。 テストに際し、DUT の設定はレポート内の設定ファイルで記載しており、この設定、テスト環
境における実測値を記載しており、DUT の性能を保証するものではありません。
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