平成20年度 財団法人福岡観光コンベンションビューロー事業計画案

平成26年度 事業報告
はじめに
平成 26 年は,福岡空港・博多港の外国人入国者数が,外航クルーズ船の寄港数の増,アジア諸国へ
のビザ要件の緩和,LCCの就航,各種観光プロモーションなどが相乗的に効果をもたらしたことによ
り,初めて 120 万人を超え 1,200,516 人となった。
また,コンベンションでは,JNTO(日本政府観光局)が昨年秋に発表した平成 25 年の都市別国際コ
ンベンション開催件数において,過去最高の 253 件と5年連続全国第2位を維持するなど,福岡の観光・
コンベンション都市としての地位,基盤はますます高まっている。
当財団の活動強化のため,平成 26 年度に「Meeting Place Fukuoka」
(MPF)設置し, MICE の誘致・支
援体制の大幅な拡充のもと,各種事業を展開した。
1
観光客の誘致
(1)
‥‥‥‥‥‥
観光プロモーション事業
34,123千円
‥‥‥ 18,690千円
円安等の好材料に加え,直行便が就航している主要都市へのプロモーションが功を奏し,外国人
入国者数は平成 25 年を上回った。特に訪日意欲が回復した中国をはじめ,韓国・香港・台湾・タイ
の増加数が大きかった。 ※平成 25 年約 90 万人→平成 26 年約 120 万人(33.0%増)
また,国内においても大河ドラマ「軍師官兵衛」に絡めたPRを実施するなど,観光客増へ向け
た取組を推進した。
①
姉妹協会等との交流
記念事業の開催や観光客誘致宣伝隊の派遣等を実施した。
・シンガポール政府観光局(STB)との姉妹提携 20 周年事業
(シンガポール,マレーシア:平成 26 年8月 25 日~30 日)
・福岡・釜山観光交流促進研修会開催
講師:高 光喆 氏(釜山広域市観光協会相談役)
演題:
「福岡と釜山の観光促進について」
平成 26 年 11 月 28 日 :福岡アジアビジネスセンター
・福岡・釜山アジアゲートウェイ共同事業に合わせた旅行会社訪問団の派遣
(台北市:平成 26 年 11 月 26 日~28 日)
②
福岡市・釜山広域市共同観光客誘致事業
福岡市と釜山広域市を1つの観光エリアとして,共同で海外などからの観光客誘致活動を展開
するとともに,相互交流を促進し観光の活性化を図った。
(ア)実務者会議の開催
・釜山広域市 平成 26 年5月1日~2日
(イ)共同プロモーションイベントの実施
・大阪市 なんば CITY ガレリアコート 平成 26 年7月 18 日~19 日
・台北市 台北リージェントホテル
③
平成 26 年 11 月 26 日
福岡観光プロモーション協議会事業
国内外からの観光客誘致に向けて,福岡観光プロモーション協議会事業を積極的に推進した。
(同協議会は,宿泊・観光施設,旅行・交通関係企業,観光団体等 18 団体で構成)
(ア)国内誘致宣伝事業
〇修学旅行誘致宣伝隊の派遣
・香川,徳島
平成 26 年7月9日~11 日(※台風8号接近に伴い延期した)
・鹿児島,宮崎 平成 26 年 12 月4日~5日
・関西・四国
平成 27 年 2 月4日~6日
〇修学旅行説明会・相談会(九州観光推進機構主催)への出席
・九州7県合同修学旅行説明会・相談会(広島) 平成 26 年8月1日
・九州7県合同修学旅行説明会・相談会(大阪) 平成 26 年8月 21 日
(イ)海外誘致宣伝事業
・第 17 回釜山国際観光展(BITF2014)
(韓国・釜山広域市:平成 26 年9月 10 日~16 日)
・第 16 回タイ国際観光展(TITF2015)
(タイ王国・バンコク:平成 27 年2月 24 日~3月2日)
④
博多祇園山笠宣伝隊派遣事業
国指定重要無形文化財「博多祇園山笠」を市内外へ広く宣伝し,山笠期間中の観光客の誘致
促進に努めた。
(平成 26 年度は,盛岡市・仙台市でPR)
・市内宣伝:平成 26 年6月3日(宣伝隊 39 名)
・市外宣伝:平成 26 年6月5日~6日(宣伝隊 33 名)
⑤
その他宣伝事業
・海外向け「福岡観光情報メールマガジン」にて,年に4回(各回約 1,700 件)
,日・英・韓・
中(簡体字/繁体字)で,プロモーション協議会会員情報を配信した。
・JNTO インバウンド旅行振興フォーラムへの参加
平成 27 年1月 28 日~30 日:東京
・ビジットジャパン(VJ)地方連携事業への参加
・他都市交流派遣事業(福岡市民の祭り振興会)への参加
(2)
外国クルーズ客船受入事業
‥‥‥ 15,355千円
外国クルーズ客船の寄港回数は過去最高の 99 回で,全国1位となった。クルーズ乗船客が福
岡及び近郊都市で快適な旅を体験できるよう,観光案内等の充実を図るとともに,歓迎演出を実
施した。
①
外国クルーズ客船受入事業
外国人観光客に対応するため,中央ふ頭に設けた「ウェルカムゲート」や博多港国際ターミナ
ルにウェルカムサポーター(通訳ボランティア)を配置して,観光案内,多言語対応の観光ガイ
ドブックや観光マップを配布し,各種情報提供を行った。
また,急増した中国人乗船客に福岡観光の魅力をPRするため,中国語(簡体字版)の観
光マップを新たに制作し,配布した。
②
歓迎演出
外国クルーズ客船の初寄港時などに和太鼓やダンスなどによる歓迎演出を実施した。
・実施回数 30 回
③
新たな観光素材発掘
外国クルーズ客船の寄港を,地元への経済効果に結びつけ,かつ外国人乗船客やクルーズ客船
(船社)の満足度向上につなげるため,ショッピング施設等が集積する天神への送客事業を実施
し,福岡での食や買い物を楽しんでいただく機会を提供した。
・実施日
12 月 22 日
・送客人数 77 名
(3) 他団体との連携
‥‥‥ 78千円
九州観光推進機構や九州各都市,福岡都市圏,久留米,柳川などの観光協会などとの連携を
強化しながら,エリア間・都市間の回遊性の向上に努めた。
①
観光関係団体連携
九州観光推進機構,九州主要都市観光協会連絡協議会,福岡地区観光協議会など広域観光関係
団体と総会,研修会を通して情報交換に努めた。
②
小規模イベントスペース管理
市役所西側ふれあい広場北側緑地を自治体に貸し出し,小規模イベントに供した。
・貸出日数 41 日
2
MICEの誘致 ・支援
‥‥‥‥‥‥135,374千円
国内外の誘致案件の調査・営業から,開催の受入支援や産業振興のためのビジネスコーディネイト
まで,MICE の推進を専門的にワンストップで行う体制として「Meeting Place Fukuoka」を設立し,
産学官民連携によりコンベンションの誘致・支援を行った。
Ⅰ
マーケティング部門
(1)
①
国内外コンベンション誘致
リサーチ・マーケティング
ICCAデータベースの分析により,福岡への誘致可能性のある案件を抽出するとともに,I
Tを活用した情報発信,海外広報誌などでの情報発信等を行った。また,スタッフのレベルアッ
プの為に研修を実施した。
(ア)ICCAデータベース分析等による誘致案件抽出
(イ)広報企画課との連携によりホームページ・メール署名にて MPF 本格稼働を告知。海外見本市
リンク用に MPF 英語ホームページを立ち上げた。
(ウ)国内外メディア(業界誌『TTG-MICE』
『MICE JAPAN』等)でのPR
(エ)グローバルMICE都市国際コンサルティング派遣対応
JNTO 委託会社の Gaining Edge 社によるリモートコンサルティング(12 月~3月オンライン
セミナー4回)
,1月 MPF スタッフ・福岡市・FCC・市内ホテル担当者対象の視察ワークショップ
(福岡国際会議場)を実施した。
②
ネットワーキング
世界のMICE関係者が集うICCA総会に参加し,情報交換やネットワーク構築等を強化す
るとともに,アンバサダー(※)制度創設に向けた活動を加速し,地元関係者との連携による誘致
活動を推進した(※国際会議の誘致等に精通したキーパーソン)。
(ア)ICCA総会参加(10 月 31 日~11 月6日,トルコ アンタルヤ市)
(イ)新たなコンベンション都市アライアンス加入検討に向けて,TCEB との交流(8月 福岡市)
,
ICCAアジア太平洋支部商談会への参加(9月オーストラリア・ブリスベーン)を行った。
なお,ICCAアジア太平洋支部商談会の平成 27 年度福岡誘致に成功した。
(2015 年8月 26 日~29 日開催予定)
(ウ)MICE アンバサダー制度創設準備―次年度の本格稼働に向けて対象分野や候補者選定方法につ
いて福岡市 MICE 推進課と共に検討中。
(エ)各都市コンベンション協会との連携
九州・沖縄地区コンベンション推進団体連絡会会合(11 月総会・2月実務者会)を機に,他
事業での各都市との連携を深めた。
(12 月ライオンズクラブ国際本部歓迎会における各都市P
R,3月ファムトリップ受入等)
また,仙台市・京都市等各コンベンション協会の視察受入を行った。
③
セールス・プロモーション
国内コンベンションにおいては,大規模案件(2~3千人以上)を中心に開催動向や決定方法等
を分析し,地元大学教授へのアプローチ等福岡への定期的な開催実現に向けた誘致活動を強化す
るとともに,IME出展や,首都圏のキーパーソンへの誘致活動を行った。
国際コンベンションにおいては,ICCA データベース案件の直接の誘致活動を行うとともに,4
つの世界的なコンベンション見本市・商談会に出展し,誘致活動及び福岡のPRを行った。また,
出展の機会をとらえ,近隣国・地域のキーパーソン等を訪問し,直接の誘致活動を行った。
(ア)大規模案件を中心とする誘致活動(首都圏,関西圏,九州など)
(イ)IME出展
・12 月9日~10 日:東京国際フォーラム,ブース商談件数:158 件うち有効商談件数 48 件
(ウ)4大国際見本市・商談会出展
・IMEX(5月 15 日~24 日ドイツ),IMEX アメリカ(10 月 12 日~19 日アメリカ)
,EIBTM(11 月 16 日~23
日スペイン)
,ICCA アジア太平洋地区商談会(9月 21 日~28 日オーストラリア)
(エ)コンベンション開催助成金制度についての見直しを行い,平成 27 年度からの改定を準備中
<平成 26 年度誘致実績>
・国内コンベンション 86 件,うち千名以上の会議 51 件(3か年目標比+24 件)
・国際コンベンション 37 件,うちICCA案件
22 件(3か年目標比▲9 件)
<平成 26 年度助成件数>
・国際:17 件(辞退2件は除く)
,国内:10 件
④
大学連携
(ア)TCEB・九州産業大学・FCVBの3者による「MICEアカデミック・エクスチェンジ」
に関する覚書を締結
(イ)
「日韓海峡圏カレッジインターンシップに関する協定書」を九州大学と締結
(ウ)九大コンベンション支援セミナー開催(1月 23 日 九州大学伊都キャンパス)
(2)国内外ミーティング,インセンティブツアー誘致
①
ミーティング
企業ミーティングはインセンティブツアー同様経済波及効果が高く,地元関連企業とのビジネ
スマッチング等にもつながる要素があるため,新たに企業ミーティングの情報収集活動等に取り
組み,特に海外からの誘致活動を強化した。
(ア)企業,旅行社等への実施状況等実態把握,誘致
〇IME および9月・12 月・1月の首都圏営業でヒアリング・誘致活動を実施
②
インセンティブツアー
アジアとの近接性を生かし,東アジア,東南アジアを中心とする誘致活動を推進するため,各
国・地域の旅行社や東京にある海外の旅行代理店等のキーパーソンとの関係を強化するとともに,
在東京・大阪のランドオペレーターを対象とした FAM ツアーを実施することにより,福岡への誘
致態勢を強化した。
(ア)旅行社等キーパーソンへの誘致活動
・韓国営業6月 17 日~19 日,台湾営業6月 24 日~28 日,11 月 26 日~29 日,
タイ営業2月 24 日~3月2日
(イ)東京在住の海外の旅行代理店等(ランド社)のキーパーソンへの誘致活動
・9月 24 日~26 日,12 月8日~13 日,1月 27 日~30 日
(ウ)在東京・大阪のランドオペレーター対象の FAM ツアーの実施
・3月6日~8日,参加者 12 社 13 名
(エ)MICEマートへの出展(9月 24 日~26 日東京)
<平成 26 年度実績>
クルーズ船以外でのインセンティブツアー 31 グループ, 6,905 名
クルーズ船でのインセンティブツアー
1グループ, 2,750 名
合計
32 グループ, 9,655 名
(3か年目標比 +4,655 名)
Ⅱ
マネジメント部門
(1)ユニークベニュー開発・受け入れ支援,自主財源の確保,スポーツイベント誘致
福岡市の国家戦略道路占用事業の区域計画認定を受けたユニークべニューの開発をはじめとし
て,MICE 開催支援の充実を図るとともに,自主財源の確保,スポーツイベントの誘致支援に取り組
んだ。
①
ユニークべニュー開発・受け入れ支援
(ア)ユニークベニューの開発
〇当財団に係る国家戦略道路占用事業の認定
・天神 15 号線(新天町メルヘン広場),天神 1577 号線(パサージュ広場),
・上川端 322・326・327 号線(川端商店街)
〇新天町メルヘン広場におけるモデルイベントの開催
・名 称
「SHINTENCHO STREET PARTY」
・開催日
11 月 18 日
・参加者
大学,外国公館等 130 名
〇「ユニークベニューの開発・利用促進」に関する調査
ポテンシャルの高い施設・空間に対して観光庁と共同実施
(イ)ボランティアの活用
国際会議にて観光案内所を設置し,福岡並びに九州の観光案内を実施するなど,ボランティ
アの活用に努めた。
(ウ)コンベンション開催支援
○事前準備段階での支援
会場視察の案内,DVDやパンフレットなど福岡紹介ツールの提供,アフターコンベンショ
ンや郷土芸能等の紹介,学会・大会開催や市民公開講座の広報支援などを行った。
〇大会参加者への支援
観光ガイドブック,飲食店ガイドなどを提供し,参加者への支援を行った。
・ガイドブック提供 138 件 約5万部
(エ)インセンティブツアー支援
福岡市内での宿泊を伴う一定規模以上のインセンティブツアーに対しては,空港での出迎え
や歓迎挨拶及び記念品贈呈を行うとともに,観光ガイドブック及び新規に各インセンティブツ
アーグループ名を印刷した当財団会長の歓迎メッセージ付き絵葉書セットの提供などを行った。
<平成 26 年支援実績>
空港出迎え 39 件,歓迎挨拶 11 件,観光ガイドブック等提供 19 件,郷土芸能提供5件
(オ)コンベンションサポート制度
学会開催の相談や賛助会員の紹介及び開催経費の見積書聴取などを支援するコンベンショ
ンサポート制度の活用促進,拡充に努めた。
・サポート件数 :27 団体,延べ 44 件
・相談・紹介件数:274 件
②
自主財源の確保
第3種旅行業取得,土産品販売などによる自主財源の確保策を検討するとともに,パートナー
企業との関係強化により,財源の確保を行った。
(ア)パートナー企業との関係強化による財源確保
・戦略的パートナー
8社
・その他企業,団体支援 22 社
③
スポーツイベントの誘致
福岡市の担当部署などと連携し,
キャンプ地誘致を含むスポーツイベント誘致を推進するため,
スポーツコンベンションの現状調査,競技大会の絞り込みを行うとともに,その他イベントの開
催支援を行った。
(ア)スポーツコンベンションの調査
〇福岡都市圏における開催実績,競技施設,開催能力の調査
〇スポーツコミッションの他都市事業調査
〇誘致可能性のある競技大会の絞り込み
(イ)スポーツイベント開催支援
〇福岡マラソン開催支援・・・
「福たび」への大会広報支援等
〇スペシャルオリンピック開催支援・・・バナー広告,助成等
(2)ライオンズクラブ国際大会準備,ビジネスコーディネイト
① ライオンズクラブ国際大会準備
2016 年6月の大会開催に向けて,主催者であるライオンズクラブ国際協会,地元で大会受
け入れを担うホスト委員会,福岡市,当財団が連携し,大会の開催支援や協議を重ねながら,
参加者の受け入れ体制の整備を進めた。
(ア)宿泊ホテルの確保
国内,海外を含めた多くの大会参加者が円滑に宿泊できるよう,市内の主要ホテルに対し,
地元旅行会社等の協力を得ながら客室の確保等に関する協力依頼を行った。
(イ)パレード開催に向けた協議
大会主要イベントの一つであるパレードの開催に向け,関係機関との協議を行った。
(ウ)国際協会視察受け入れ
12 月,ライオンズクラブ国際協会の役員及び担当職員計 17 名が本市を訪れ,大会関連
施設や市内主要ホテル等を視察したが,その際の案内対応に加え,大会の開催準備推進の
ため,実務担当者と協議を行った。
② ビジネスコーディネイト
福岡で開催される各種コンベンションや企業ミーティング,インセンティブツアーなどの
機会をとらえ,参加者と地元企業とのビジネスにつながるようなコーディネイトを行うとと
もに,産業別の営業活動支援ツールの作成を行った。
(ア)Food EXPO Kyushu におけるコーディネイト
〇交流会の開催
・日 時
10 月7日 18:00~19:40
・場 所
福岡サンパレス
・参加者
169 名
〇サイトビジットの開催
・開催日
10 月7日~8日
・コース 1 鮮魚市場,青果市場,百旬館
参加者 8社 18 名
・コース 2 唐泊,富士食品,伊都菜彩
参加者 10 社 16 名
(イ)MICE 誘致のための営業活動ツール(パンフレット)の作成
「新産業」
「クリエイティブ」
「食」「医療・医学」を重点とした産業 MAP
日本語版:2,000 部
英語版:2,000 部
(ウ)九州大学,福岡大学,福岡商工会議所及び九州経済連合会等との連携強化
3
福岡の魅力向上
(1)
‥‥‥‥‥‥ 72,106千円
観光案内・観光客の利便性向上
‥‥‥ 48,146千円
来福者のニーズの把握に努めるとともに観光案内業務のスキルアップを図り,来福者が快
適に過ごせる受入環境の整備に努めた。
① 観光案内所の管理・運営及び観光案内所のネットワーク化
福岡市からの移管を受けた観光案内所の管理・運営を行うとともに,市内をはじめ近隣の
観光案内所との連携を図り,各エリアの観光情報等の共有,問題点の把握,来訪者のニーズ
への対応等を目的とした研修を実施した。
② ホームページの管理・運営
業界関係者に向けた最新の観光・コンベンション情報を提供するとともに,市民や個人旅行者
を対象に福岡の最新情報を提供するホームページの管理運営を行った。また,フェイスブック等
を活用した情報発信やホームページとの連携を行った。
③ まち歩き観光振興事業の推進
(ア)まち歩きの実施
福岡市観光案内ボランティアによるまち歩きコースの拡充を図った。
特に,同ボランティアと協力して,大河ドラマ「軍師官兵衛」にちなんで福岡城址やゆ
かりの地を回る「黒田家ゆかりの地 まち歩き」と題する9コースを企画・実施した。
また,福岡の隠れた魅力を伝えることを目的に「福岡・博多“深”発見まち歩き」と題
する3コースを新たに開発・企画し,実施した。
(イ)福岡市観光案内ボランティアの運営
福岡の歴史や祭りなどを案内する福岡市観光案内ボランティアの運営を行った。
・登録数 83 名(平成 26 年度末現在)
④
おもてなし推進事業の実施
(ア)観光サービス業従事者等研修会の開催
観光客へのホスピタリティと観光知識の向上等を目的として,観光サービス業の従事者
等を対象に講演や視察などの研修会を開催した。
・開催回数
3回
・延べ参加人数
⑤
237 名
ウェルカムサポーターの運営
福岡市民,学生,福岡都市圏で学ぶ留学生を中心に構成されるウェルカムサポーター制度
を運営し,外国クルーズ客船受入対応,コンベンション支援,イベント対応等,福岡市を訪
れる国内外観光客へのおもてなしを行った。
・登録者数
113 名(留学生等外国人 26 名,日本人 87 名。平成 26 年度末現在)
・活動実績 年間延べ 690 名
(2)
福岡市の魅力増進
‥‥‥ 23,960千円
福岡市の観光の魅力や歴史・文化・祭りなどの観光資源を活用した魅力づくりを推進した。
①
博多どんたく共催
博多どんたくの主催団体(福岡市・福岡商工会議所・当財団)として運営に参画するとと
もに,行事期間中の観光案内業務を行った。
② 博多祇園山笠助成及び集団山見せの共催
博多祇園山笠は,観光客の集客効果が極めて大きいことから,観光客誘致事業の一環として助
成を行った。
また,7月 13 日の集団山見せの運営を博多祇園山笠振興会及び市と共催した。
③
福岡検定の実施
福岡・博多の魅力をより広く,より深く知ることで,福岡への愛着を深めてもらい市民のおも
てなし力を醸成するため,福岡検定を実施した。また,同時にメールマガジン・フェイスブック
ページによる情報発信も行った。
・第2回福岡検定 初級受験者
706 人,合格者数 446 人 合格率 63.2%
中級受験者
319 人,合格者数 197 人 合格率 61.8%
・メルマガ登録 2,035 件
④ 各行事への助成
博多座船乗り込み,博多伝統芸能振興会,おおほり祭り,博多おくんち,博多仁和加振興会等,
伝統芸能の振興並びに本市の魅力づくりを進めるため,各種行事等に助成を行った。
⑤ 「福岡おもてなし委員会」の運営
(ア)観光ガイドブックの制作
国内外の観光客の誘致並びにホスピタリティ向上を図るため,
「福岡おもてなし委員会」を
運営し,主要な観光施設や地図,祭り等の情報を掲載した観光ガイドブックを5か国語(日
本語・英語・韓国語・中国語(繁体字,簡体字))で制作し,観光案内所で配布するとともに
国内外のプロモーション時に配布。併せてガイドブックのデジタル版をホームページに掲載
した。
(イ)おもてなし向上塾の開催
おもてなし委員会を構成する 30 団体・企業を対象に,おもてなし力向上を目的とした研修
会を実施した。
・のべ4回,43 名の参加
⑥ 観光物産品の普及・促進
観光土産品の適正な販売を目的として設立された同協議会の事務局を受託し,総会,認定審
査会,試買検査会等の準備・開催,協議会の予算・決算,会計事務などの業務を行った。
⑦ 着地型観光の振興
市民や個人旅行者を対象にした体験型まち歩きなどの着地型観光プログラム「福たび」の事務
局として,プログラム造成のサポート,ホームページの運営管理,年4回のパンフレットの作成,
メディアや旅行業界へ向けた広報プロモーションを行った。
(ア)パンフレットの作成(春,夏,秋,冬発行)
1回あたり8~10 万部を発行し,旬の観光情報と着地型プログラムを効果的に発信した。
・プログラム数 スポット・イベント型 129 プログラム
定期・通年型
4
31 プログラム
広報宣伝
(1)
国内外に向けた情報の発信
‥‥‥‥‥‥ 1,966千円
‥‥‥ 1,966千円
福岡の観光及びコンベンションに関する最新の情報を提供するため,国内外のマスコミ等の取
材に対応するとともに,ホームページの運営や広報誌「オーシャンズフクオカ」の発行などを行
った。
① 広報紙「オーシャンズ・フクオカ」の発行
賛助会員やコンベンション主催者等へ配布した。また,賛助会員の事業をPRするため,同封
サービス(有料)を実施した。
・年4回(春,夏,秋,冬)
,各 5,000 部発行
②
海外に向けたメールマガジンの発信
旅行社やマスコミ関係者等約 1,700 名に対して,福岡市のニュースを5か国語(日本語・
英語・韓国語・中国語簡体字・中国語繁体字)でメールマガジンとして発信した。
③ ホームページの管理・運営(再掲)
④ 国際コンベンション開催件数実績調査
毎年,各関連箇所に国際コンベンション開催件数実績調査を行った
⑤ マスコミへの情報提供
増加傾向にある海外からの取材等に対し積極的な支援を行うとともに,福岡の観光・コン
ベンションに関する情報をテレビ,新聞,雑誌等に情報提供を行った。
5
賛助会員へのサービス提供
‥‥‥‥‥‥ 6,676千円
会員間相互や財団との情報交換,また会員の意見を事業運営に反映させるため交流会を実施したほ
か,福岡市で開催される会議・展示会などの情報を網羅した「コンベンションスケジュール」を作成
し,提供した。
(ア)賛助会員交流会の開催
第1部「講演会」
,第2部「交流会」とし,賛助会員の交流を図った。
○ 開催日:平成26年11月18日(火)
○ 会 場:西鉄グランドホテル
○ 参加者:180名
○ 内 容
・第1部:講演会
講師:政治ジャーナリスト 泉 宏 氏
演題:「福岡・九州における国際会議誘致の可能性」
・第2部:交流会
(イ)「コンベンションスケジュール」の発行
コンベンション主催団体等に対し開催予定の会議・展示会等に関する調査を行い,「コンベ
ンションスケジュール」として取りまとめ,ホームページや広報誌で情報提供を行った。