フラットパネルディスプレイ序論

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フラットパネルディスプレイ序論
九州大学大学院
システム情報科学研究科
服部励治
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電子ディスプレイデバイス
CRT
LCD
Cathode Ray Tube
Liquid Crystal Display
PDP
Plasma Disolay Panel
VFD
Emissive Display
LED
Vacuum Fluorescent Display
Light Emitting Diode
OLED
Organic Light Emitting Display
FED
Field Emission Display
ELD
Electroluminescent Display
EPD
Electrophoretic Display
TBD
Non-Emissive Display
Twisting Ball Display
SPD
Suspended Particle Display
ECD
Electrochromic Display
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電子ディスプレイの技術沿革
LCD
VFD
ECD
PDP
LED
CRT
ELD
Others
液晶の発見
ブラウン管の発明
1900
1910
1920
送受信実験
SiC結晶の注入型発光 文字表示実験
貌象の発見
1930
テレビ放送開始
1940
1950
DC-PDPの発表
ニクシー管の開発
1960
W酸化物のEC発見
文字表示電子管VFD
丸型単桁VFD商品化
TN型LCD方式の発表 丸型多桁VFDの開発
平型多桁VFDの開発
液晶時計,液晶電卓
DS型、GH型LCD
1970
1980
a-SiTFT駆動LCD
液晶白黒TV
1990
STN型LCD方式
液晶カラーTV
HV-LCDプロジェクター
WO-ECDの発表)
ビオロゲンECDの開党
メモリ型AC駆動PDP
DC躯動PDP-TV画像
自己査型PDP
IrO-ECDの発表
16inch カラーPDPTV
多色カラーECDの発表
VFDテレビの試作
銀メッキ方式ECD開発
PM型カラーPDPTV
リバースビュー型VFD ECD時計の商品化
大画面表示発光素子
MCG表示VFDの開発
21inchフルカラーPDP
ZnS:Cu蛍光体のEL現
象の発見
分散型ELパネル開発
カラー表示丸型CRT
GeSiのpn接合発光現象 テレビ放送開始(日本)
GaPの発光現象の発表
GaAsの発光現象発表
半導体レーザの発明
GaAsP赤色LED実用化
カラー放送開始(日本)
ELD Lumocenの開発 SPDの発表
PLZTの開発
DMDの試作
EPIDの発表
LEDテレビの試作
AC駆動ELDの実用化 MPDの発表
TBDlの開発
ALE-ELDの実用化
DFDの発表
有機薄膜ELDの発表 EOD/EWDの発表
フルカラーELDの開発 マイクロカソード方式
フルカラーLED開発
ディスプレイの発
ハイピジョンTV商品化
表
GaN青色LEDの量産化 ハイビジョン放送開始
端末CRTの実用化
投写型CRTの商品化
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Cathode Ray Tube (CRT)
CRTは、テレビのブラウン管と同じ原理で動くディスプレイ方式で、
1897年にドイツのF.ブラウン氏によって発明された。パソコンで採用
されているCRTは、テレビのブラウン管に比べると、走査線の数が多
いのが特長である。つまり、テレビの画面よりも鮮明な画像を映し出
すことができる。
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表示容量の標準・規格
標準
4
画素数
コンピュータ系
テレビ系
QCIF
Quarter Common
Intermediate Format
176×144
QVGA
Quarter Video Graphic Array
320240
VGA
Video Graphic Array
640480
SVGA
Super Video Graphic Array
800600
XGA
Extended Graphic Array
1024768
SXGA
Super Extended Graphic
Array
12801024
UXGA
Ultra Extended Graphic Array
16001200
NTSC
National Television System
Committee
720480相当
ハイビジョン
High vision
19201035
米ATV
19201080
UDTV-1
38402160
3
PC
3
2
TV
42
13
HDTV
8
TFT LCD Fab. Generation
Generation
0
Sub. Size
(mm2)
300×300
No. of 14.1 Panel
12.4 inch X 1
1
300×300~
320×300
1
2
370×470~
400×500
2
3
550×650~
550×670
3.5
600×720~
650×750
4
第11世代:3,320×3,000mm
6
4
680×880~
730×920
9
5
6
1100×1200~
1150×1300
1600×1750
15
42
4
オシロスコープ
オシロスコープは時間の経過に対する電圧の変化の様子を
ブラウン管上の画像で観測できるようにした装置である.オ
シロスコープは水平掃引(時間掃引)の方法により,1)同期
掃引式と2)トリガ掃引式とに分類され,後者の方式によるも
のは特に”シンクロスコープ”とも呼ばれる.最近では,これ
らの2つの掃引方式を持ったオシロスコープが主流である.
陰極で作られた電子ビームは,加速電極により加速した後,
フォーカスの部分で集束され,垂直および水平偏向板に加
えられている電圧に比例して方向を変え,蛍光面に衝突し
て発光を起こす.
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解像度と画面サイズ
2.0
AM-LCD
STN-LCD
反射型LCD
FLCD
接合LCD
PDP
PALC
反射型
LCD
画面ピッチ(mm)
1.0
0.3
25dpi
PDP
新聞
雑誌
LCD
0.1
カラー写真印刷
ライトバルブ
ビューファインダ
0.05
1
3
250dpi
美術印刷
10
30
画面サイズ(型:対角インチ)
100