第48回 ASEV年次大会参加

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Jpn.
矢ケ崎弘道
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[GRAPEVINE]
第 48回 ASEV 年次大会参加記 8
サンディエゴ一日ツアー
(株)アルプス矢ケ崎弘道
幸運にも ASEV
年次大会へ参加するメンバーに
それだけではなくマリリンモンローとかいう人が
入れてもらい、私にとって学ぶこと、非常に役立
映画を撮ったという話でも有名だ。何でも「お熱い
つことの多かった今回の旅の中で、ひときわ想い
のがお好きJ という映画だそうで、不幸にして私は
出深いイベントの一つがこの「サンディエゴ一日ツ
この映画を見たことはないが、なんとも心踊るタ
アー Jである。
イトルではないか。オールドファンならずとも一
我々日本 ASEV
参加ツアーの団体一行は、サン
ディエゴ湾に面する一等地にある ASEV
度は訪れてみたくなるのが人情というもの。ホテ
会場のコ
ルに入ってみれば観光客で一杯。アメリカンも日
ンペンションセンターから目と鼻の先にあるホテ
本人も皆さんおそろいでホテルのロビーである大
ルに滞在していたのだが、このツアーに参加する
広聞を見てため息。古めかしいシャンデリア、エ
ことによって徒歩ではとても行くことができない
レベーターを見てため息。その辺に散在する壷な
場所までも地元のツアーコンダクターの案内で効果
ど引っかけて壊さないうちに早々にホテルの地下
的に周ることが出来た。サンディエゴには幾つも
に作られた観光客用のコースへと退散。この地下
の見逃すことが出来ない名所があるが、そのほと
道には色々な小さな屈が観光客を引っ張り込もう
んどを 1 日かからずに充分に堪能できたのもツアコ
と並んでいる。ギャラリー、宝石庖、 T シャツ屋、
ンの卓越したドライビングテクニックと私も含め
スポーツ!吾、おもちゃ屋、眼鏡屋、レストラン、
た参加メンバーの日頃の行いのおかげ・・・というこ
あらゆる種類の広があるがそのどれもが女の子な
とが出来よう。
ら「きや一つ!!かわい一つ !
!
J と思わず庭駆け回る
先ず朝8 時にホテルロビーに集合。時差ぼけも
ような造りなのだ。
そろそろスッキリしているはずなのだがこのとこ
さて、次なる目的地はパルボアパーク。数多く
ろ続いている強行軍のためか、久々の大都市の夜
の娯楽施設を内蔵する人工の森である。長い橋を
に興奮したためか、メンバーは全員眠そうである。
戻り、走っているここは、昨日の晩、夕食を求め
それでも時間通りに全員集まれたのはさすがとい
て歩き回った 4番街、 5番街、これ以上はちょっと
うべきか。とりあえず 2 班に別れ、別々の車に乗
危ないですから行かないでくださいねと言われた
り込み、ホテルを出発。最初の目的地はサンディ
6 番街ではないか。この辺りはガスランプ・クォー
エゴ湾を挟んだホテルの丁度裏側、コロナドと呼
ターと呼ばれる地域で昔ながらの美しいビクトリ
ばれる半島。長い橋を渡り、 51 分位走ると海辺に
ア調の建物が修復されて、ブティックやレストラ
出る。湾に突き出した桟橋の先まで歩き、遠くダ
ンが建ち並ぶ。ホテルから割と近いのであった。
ウンタウンに見えるホテル群、コンペンションセ
それにしてもカリフォルニアで第 3 位、全米でも
ンターを望む。のんびりとした風景に---岡、疲れ
第 6 位という大都市であるはずなのになぜか人の
を忘れた。
姿が少ない。皆、暑さで倒れているのだろうか。
ここ、コロナドには素晴らしく有名な古いホテ
走行するうちにいつのまにかパルボアパーク内
年に建てられ、かのクリン
に車は入っている。あまりに広いため一体いつ入
トン大統領もサンディエゴ滞在時には常宿として
り込んだのかわからないほどだ。(今、資料を見直
いる伝統あるホテル、ホテル・デル・コロナドだ。
しながら書き進んでいるがパルボアパークの広さ
クリントンだけでなく歴代大統領のうち 21 人まで
は 5.6 km 2 だ、そうだ。印象よりも狭い)この中に
もがこのホテルに泊まったというから恐れ入る。
は広いことで有名な動物園を始めとして、博物館、
ルが有るらしい。 187
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サンディエゴ一日ツアー
美術館、劇場、野外劇場、レストラン、スポーツ
のこと、「神Jはキリスト教だけではないと苦情が
施設が入っている。まともに全部見ようとすると
丸一日はたっぷりかかるのでスケジ、ユールの詰ま
寄せられているようでこの十字架ももうすぐ取り
壊されるようである。おおらかなようで意外と細
った我々はそそくさと車を降り、パチパチ写真を
かい人たちなのだが日本人にはこういった苦情は
撮って去ったのであった。ちなみに次の目、大会
多分理解しにくいはずだ。
終了後にここの動物園に行ったグループがある。
ラ・ホヤまでもう少しといったところで海にい
聞いてみれば割合近いところにあり、動物園の閉
ったん出た。この辺に大きな洞窟があるというの
園時刻も 01 :00
だが、まるで見えない。少し急な細い坂道を下り
pmと遅いので気軽に出かけられ
るらしい。
海に突き出た形の岩場の先端まで出てもやはり見
パルポアパークの次はオールドタウン。アメリ
えない。洞窟なんであるとしてもかなり小さいも
カ最南端の都市、というわけではないがまぎれも
ので近くまでいかなければ見えないのだろうと思
なく隣国メキシコに最も近い街サンディエゴはそ
って海岸沿いの道を歩いてゆくと、あった。なん
こかしこにメキシコの匂いが漂っている。オール
と先ほどまで、立っていた岩場全体の丁度真下に大
ドタウンはサンディエゴが生まれた時、多くのメ
きく口を開けた洞窟が。ここまで歩かないとわか
キシコ人とその文化を吸収してきたその発祥の地
らないわけだ。
である。ここは当時の建物を修復、保存しである
そのまま海岸沿いに歩いて下ってゆくと海水浴
場所なのだ。もちろん、今はすっかり観光地化し
場に出る。とはいっても寒流の関係でこの辺の水
ており、メキシコ風の土産物屋なと、が並んでいる。
温はかなり低いらしい。それでもこの外気温の高
古いがどこか派手な感じのする南国風の建物。カ
さから人は水辺に吸い寄せられるのか結構人が泳
ラフルな広い中庭のレストラン。ここでのお勧め
いでいる。と、見るとなんと、人と一緒にアシカ
は香辛料。いかにも辛そうな植物が粉になったり、
君が 5 頭くらい混じっている。良く見れば浜辺で
乾燥されたりして売っている。辛いものマニアは
じっと寝ているやつもいる。その横で人間も同じ
絶対入手。もちろんテキーラもある。昼食はすン
ように寝そべっている。子どもらしいアシカも人
ディエゴ随一と名高いチャイニーズレストラン
間の子どもと一緒に泳いでまるで遊んでいるよう
(名前失念)。参加したメンバーの話はいろんな方
だ。全くすごい光景を見てしまった。
向へ飛び、回りながら、お互いに親睦を深め合う。
ラ・ホヤの町に着いた。さっきの海岸から 30
午後の部、最初の場所はホテルに近いシーポー
mほど陸に入ったところだ、というよりその海水
トビレッジ。港に面した憩いの場、というところ。
浴上がすでにラ・ホヤの一部なのだろう。この辺
ここでもアイスクリームショップ、 T シャツ屋や
には前もって聞かされていた通り、高級ブティッ
ちょっとしたお土産屋が並んでいる。せっせと買
クやギャラリーが軒を連ねる通りがある。ここま
い物するもよし、木陰でのんびり昼寝するもよし。
でで今時間は 3 時。すでに疲労をおぼえ、買い物
ここで半日観光コースのメンバーとはお別れで
に興味もないメンバーは 30 分でホテルへ帰ること
ある。一日観光組はサンディエゴの少し北に行っ
になり、疲労はあるがそんなことは言っちゃいら
たラ・ホヤという瀬酒な町へ向かう。
れないわょっという一部のメンバーは 1 時間ほど
ここにいてショッピングを楽しんだ…らしい。
高速道路に乗り、しばらく北上するとここにも
結局朝 8時から夕 4時 (5時)までガイドがつ
ちょっとした名所があるという。地元では「神の
山jと呼ばれる小高い E である。ここまで登ると、
いて昼食付で 85 ドル。そんなに悪い値段ももな
はるかサンディエゴの中心部が一望のもとに見渡
いかな、というのが私の印象。あなたもサンディ
すことが出来る。名前通り頂上には大きな十字架
エゴに立ち寄る機会があったら試してみてはいか
が建てられていたが、色々な宗教のあるアメリカ
がでしょう。
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以上