「平成27年度第1回生徒による授業評価」の集計結果をふまえた改善プラン

「平成27年度第1回生徒による授業評価」の集計結果をふまえた改善プラン
項目
生徒の授業評価による現状
ほとんどの項目で1・3年次生は8割程度、2年次生は6割程度
の生徒が肯定的な評価をしているが、7の生徒同士で話し合う
機会や意見などを発表する機会については、2年次生で肯定
授業の内容や
的な評価が少し低くなっている。
進め方について 2年次生で若干数値が下がっており、学習の意欲が向上される
国
ような授業づくりをしていきたい。
語
科
大半の生徒が授業に主体的に取り組んでいると考えている
が、積極的に取り組めていないととらえている生徒もいる。
生徒自身の
取組み状況
教科
神奈川県立吉田島総合高等学校
改善点
生徒の実態に合わせた教材の精選と授業の工夫をさらに行
う。
生徒同士で話し合う機会や意見などを発表する機会を多く
し、アクティブラーニングを取り入れるように心がける。
授業に集中しきれていない生徒には継続的に指導を行い、
授業に取り組むように促す。
生徒の興味・関心を喚起し、生徒がより積極的に授業に集
中して取り組めるように、授業内容や指導方法の改善、工夫
に努める。
教材が工夫されている、授業の準備がしっかりされている、と
いった点は、生徒にも理解され比較的高い評価を受けている。
生徒自身が考え話し合う機会を設け発表すると言った能動的
授業の内容や
進め方について な活動の評価が低いようである。
生徒の質問にしっかり答えてくれる。といったようなきめの細か
い指導にも一定の評価がみられる。
社
会
授業中に携帯、おしゃべりをしないといった積極的に授業に取
科
り組む姿勢を持つ生徒は年次が上がるごとに低下している。
生徒自身の
取組み状況
生徒個々の習熟度に合わせ出来るだけきめの細かい指導
ができるように留意する。
主体的な取り組みを促し自分の意見も発表しあうような、グ
ループ討議などの作業も取り入れるような工夫を行いたい。
1年次生はどの項目も2/3以上の生徒が評価3以上をつけ
ているが、項目の「3.私は、授業で学習した内容がだいたい
理解できている」、「4.授業を受けて、充実感がある」について
は比較的評価が低い。
2年次生はほとんどの項目で評価4の生徒の割合が1年次よ
授業の内容や
りも低い。特に、項目3、4、「5.生徒の理解度に合わせて、授
進め方について 業が進められている」、「9.説明の仕方がていねいで、わかり
やすい授業である」の評価では1/3以上の生徒が評価2以下
数
をつけている。
学
3年次生はどの項目でも、7割以上の生徒が評価3以上をつ
科
けている。
より生徒に充実感を持ってもらえる授業となるよう、内容を
精選し、わかりやすい指導法を心がける。特に2年次につい
ては、教科書の内容が量・質ともに高度になっているので、
内容の精選に努めたい。
全体に、授業でわからないことを質問したり自分で調べたりし
てわかろうとする努力をする生徒の割合が比較的低い。
2年次生は1年次生に比べると授業の準備、授業中のおしゃ
べり等について自己評価が低くなっている。
わからないことを自力で解決する力をつけさせるのは容易
ではないが、授業内容の工夫等で生徒の意欲を引き出すこ
とを通じて問題解決に向かう気持ちを引き出したい。
授業に必要な物の用意や授業態度については常に指導
を心がけているが、引き続き根気強く指導していく。
生徒自身の
取組み状況
日々の生活の中で耳にすることや進路に関する事など生徒
が関心を持ちやすい教材を取り入れるなどして、興味・関心
を高め意欲的に授業に取り組む姿勢が持てるように工夫す
る。
授業に対する取り組みやすさは各年次とも85%以上が満足し 年次による違いではなく、計算が必修の科目に対する取り組
ている。その他の項目でも授業に対しては80%以上の生徒が みに差があるため、基礎的なことを中心に教材を工夫するこ
授業の内容や
評価している。しかし、授業の理解している割合は、選択科目 とに努める。
進め方について である3年次生は高いが必修科目である1・2年次生は低い。
理
科
生徒自身の
取組み状況
各年次とも85%以上が授業準備をしっかりしている。しかし、
1・2年次生で、わからないところを先生や友達に聞いたり、自分
で調べたり努力をしていない生徒が2割以上となっている。3年
次生は選択科目で、学習意欲の高い生徒が多数いるためその
割合は低い。
意欲的に取り組むことができない生徒に対しても興味の持て
るような話題の提供や教材を工夫して授業に興味が持てるよ
うにする。さらに基本的学習習慣を根気強く指導していくとと
もに、各年次とも、引き続き授業に集中、取り組みをするよう
に指導を継続する。
保健 1,2年次ともに8割5分が授業にほぼ満足という結果であ 保健 生徒同士で話し合う機会や意見などを発表する機会
る。
を確保できるように工夫したい。
授業の内容や
体育 全年次8割5分~9割がほぼ満足という結果である。
進め方について
体
育
科
生徒自身の
取組み状況
体育 担当者同士がさらに連携を深め生徒の意欲向上に努
めたい。
保健 9割の生徒が真面目に取り組んでいる。
保健 引き続き携帯電話使用などには厳しく対処したい。
体育 全年次9割~9割5分がしっかり受けているという結果で
ある。
体育 タイムでの授業開始や導入での準備運動を整然と行
い、怪我や事故の防止に努めたい。
項目
生徒の授業評価による現状
1,3年次において「理解した」、 「充実している」等について肯
定的度合いが比較的低い。ワークや教科書の英文法理解・教
科書の本文理解がその度合いの中心と思われるが、基本的な
授業の内容や
進め方について 英文法の理解、それを前提とする本文内容の理解が達成しに
くいようである。
英
語
科
取り組もうとする努力、分かろうとする努力について肯定的度合
教科
生徒自身の
取組み状況
いが比較的高い。
改善点
英文法、語彙力等の基礎力が不足している生徒が多いので
基本事項の確認を随所に盛り込むようにすべきようだ。生徒
たちがつまずいている項目について改めて説明、確認等を
行い、理解しやすいように配慮していく。
生徒たちの態度・取組状況を踏まえながら、生徒たちが分か
らない部分を分かろうとするように、意欲的に取り組むように
指導していく。
ほどんどの項目で8割以上の生徒が肯定的な評価をしている 生徒の実態に合わせた教材の精選と授業の工夫をさらに行
が、7の生徒同士で話しあう機会や意見などを発表する機会に う。
授業の内容や
生徒同士で話し合う機会や意見などを発表する機会を工夫
進め方について ついては、肯定的な評価が少し低くなっている。
家
する。
庭
大半の生徒が授業に主体的に取り組んでいると考えている
授業に集中しきれていない生徒には、継続的に指導を行い
科
が、積極的に取り組めていないととらえている生徒もいる。
授業に取り組むように促す。
生徒自身の
取組み状況
1年次生において、理解度や充実感に関して否定的な評価を
している生徒が約1割いる。これは、昨年度に比べて半分以下
である。また、約2.5割の生徒は「生徒同士で話し合う機会や意
見などを発表する機会」が少ないと感じているが、これも昨年
度の約半分に減っている。今年度から、副教材を使わず、教
員が教材を準備するようにした結果、生徒が興味を持つ題材
を用意することができたと感じる。例えば、学校のキャラクター
である『ヨッシー』を使って文書を作成したり、大臣賞受賞に関
授業の内容や
進め方について する写真を活用した簡易ポスターを作成するなど、分かりやす
い題材を用意した。
1年次生の授業においては、引続き生徒の興味を引き出す
題材を用意して、生徒が考えたり話し合ったりする時間を設
けるように継続していきたい。
本校の生徒は、成果がわかりやすい実習には積極的に取り
組む傾向がある。1回の授業(2時間分)で何らかの結果が出
るような課題を用意し、毎回成果物がはっきりとした形で残る
ようにしたい。
また、成果物を発表させたり、印刷して貼り出すなど、他の生
徒にも自分の成果を見てもらう場を増やしていきたい。
全体的に、1・2年次生は8割以上が肯定的な評価をしている
2・3年次生の専門科目においては、難しい内容だとしても、
が、3年次生は生徒によっては否定的な評価をしている。違う 分かりやすく学習できるアンプラグドの授業も取り入れていき
見方をすると、2年次以降の専門科目において、生徒一人ひと たい。
りに目を配ることができず、実習に対して十分に取り組めてい
ない生徒がいるようだ。
情
報
科
生徒自身の
取組み状況
生徒の自己評価によると、生徒自身の授業への取り組みは、
全体的に良好である。特に、授業に対して意欲的に取り組ん
でいると回答した生徒が9割以上いる。また、生徒は自分の
ペースで進められる実習課題には意欲的に取り組む傾向があ
る。生徒の興味を引き出す実習課題を充実させた事が、生徒
の集中力向上につながったと思われる。
各年次共通で、ほぼすべての項目において9割近くの生徒
が満足している様子が伺える。
また、約9割の生徒が「先生は、授業の準備をしっかりしている」
また、8割以上の生徒が授業に対する充実感を持つなど、概ね
肯定的な結果となっている。
授業の内容や
一方、生徒主体で能動的学習の定着を目指しているものの、
進め方について 「授業中、生徒同士で話し合う機会や意見などを発表する機会
がある」についての回答で「あまり当てはまらない」「当てはまら
ない」と答えた生徒が、1年次で26%、2年次で19%、3年次で
農
25%と最も低調である点を留意するすべきである。
業
科
年次が高くなるにつれて多少、低調気味となるものの、全体
の約9割の生徒が「私は、授業に対して意欲的に取り組んでい
る」と自己評価をしている。
一方、「私は、授業でわからないところがあったら、先生や友
生徒自身の
達に聞いたり、自分で調べたりするなどしてわかろうとする努力
取組み状況
をしている。」についての回答で、各年次共通で自己評価が低
くなっている。
生徒が意欲的に取り組めるよう、双方向の授業を心掛けた
い。
年間を通して生徒の意欲を高められるよう、工夫していきた
い。
また、3年次生の専門科目において、個人差が大きくでてし
まっているので、生徒一ひとりに目を配っていけるようにした
い。
年間指導計画を精査し、可能な範囲で生徒主体で能動的
な学習の展開の導入を進めたい。具体的には、授業中に資
料をまとめたりし、意見を述べる時間を確保するなど、言語
活動の充実に向けた授業を積極的に導入する必要がある。
また、授業展開の工夫として、視聴覚教材の導入、板書の
工夫、プリント資料の配付等、生徒の授業への興味・関心を
更に高める工夫を図りたい。
生徒の授業への取り組み姿勢の徹底と、予習・復習の習慣
化・提出物等のまとめ学習の指導強化を継続的に行い、授
業への参加意欲を向上させる工夫を図りたい。
10の項目を除いて、ほぼすべての生徒が肯定的な評価をして 10の項目については、見やすい板書を工夫したい。
いる。大学教授による座学だけではなく、開成町の社会福祉協
授業の内容や
議会や地域のボランティアグループの方々による体験授業も
進め方について 組み合わせて行っている。
福
祉
科
項目11に関しては、自分から積極的に働きかけて問題解決に 生徒が自主的に発言、質問し問題解決に取り組むような授
取り組む姿勢に少し欠けている生徒がいる。
業にする。
生徒自身の
取組み状況