躍動のアフリカと手を携えて

本 質 と 捉 え、 社 会 の お 役 に 立 っ て い き た
本と世界を結ぶ〟ことを私たちの事業の
植木▼ JAL は、日本の翼として、〝日
継続しており、過去
大 臣 ▼ ア フ リ カ は 近 年、 高 い 経 済 成 長 を
うか?
で、この会議を開催する意義はなんでしょ
年間のサブ・サハラ
いと考えて
6月初めに
た、 当 社 は
い ま す。 ま
人 口 増 加 率 が 維 持 さ れ、 2 0 5 0 年 に は
の 増 加 が 止 ま る 中 で、 ア フ リ カ で は 高 い
録しています。また、
アジアにおいて人口
註
アフリカ ※で
の経済成長率は5・8%を記
億人を
が、 ア フ リ カ 各 国 の 大 統 領 ほ か の 首 脳 に
岸田大臣︵以下大臣︶▼ 日本の総理大臣
とはどのような会議ですか?
だ い て お り ま す。 岸 田 大 臣、 T I C A D
ト国のエアラインとして協力させていた
リカ開発会議︵TICAD Ⅴ ︶に、ホス
し、 ア ジ ア 諸 国 が 辿 っ た よ う な 経 済 発 展
術 力 や、 日 本 か ら の 貿 易・ 投 資 に 期 待 を
います。アフリカの人々も、
日本の高い技
して注目され、日本企業も関心を高めて
中 で ア フ リ カ は、 今 後 の 成 長 セ ン タ ー と
然 資 源 の 開 発 を 活 発 化 し て お り、 世 界 の
超える見込みです。これに加え、
豊富な天
アフリカの人口は現在の2 倍の
呼 び か け て 開 催 す る、 世 界 で も 最 大 級 の
を望んでいます。TICADは、
そうした
回アフ
首 脳 会 議 で す。 日 本 は、 1 9 9 3 年 以 来、
ア フ リ カ と 日 本 の 橋 渡 し を し て、 協 力 関
り 組 む べ き か を 検 討 し ま す。 首 脳 会 議 だ
た 課 題 を 克 服 す る た め に、 ど の よ う に 取
済 発 展 を 促 進 し、 ま た 貧 困 や 紛 争 と い っ
る に つ れ、 大 き く 成 長 し て い
大臣▼ TIC AD は回を重ね
方々が来日されるのですか?
植木▼ 今回の会議参加のために、何カ国の
係を強化する会合です。
け で な く、 シ ン ポ ジ ウ ム な ど 様 々 な 行 事
ます。前回︵2008年︶の会
周 年 に な り ま す。 ア フ リ カ の 経
が 行 わ れ、 ア フ リ カ に 関 心 を 持 つ た く さ
名の国家
議では、 カ国から
世界中から
し、国際機関や市民社会を含め
元首級が代表団とともに参加
て3 千名を超える人々の参加
日本を訪れ
ます。
も の に せ ず、 成 長 の 質 を 高 め て 繁 栄 に 繫
がありました。今回も、これ以
植 木 ▼ ヨ ー ロ ッ パ 経 由 で、 当 社 便 を ご
げ な け れ ば と の、 強 い 決 意 を 示 し ま し た。
リカのことに、どうぞ関心を持ってください。TICAD が、日本とアフリカ、そ
植 木 ▼ 遠く
利用いただく参加者の皆さまも多数おい
そ の た め に、 強 固 な 経 済 基 盤 を 整 え、 誰
が日本に届き、私たちの生活を支えています。私たちと同じ時代に生きるアフ
上の参加が見込まれます。
で に な り ま す の で、 有 意 義 な 会 議 と な る
も が 等 し く 豊 か に な る 社 会 を 築 き、 何 よ
の方に知って欲しいのです。アフリカから食べ物や衣類、資源など多くのもの
離れた日本
よ う、 機 内 で は 日 本 の お も て な し で 十 分
論する予定です。
り平和と安定を確保しなければなりませ
すか?
植木▼ 日 本 は 、 今 後 ア フ リ カ の 発 展 を ど
に 英 気 を 養 っ て い た だ き た い と 思 い ま す。
大臣▼ 私は3月にエチオピアで、TIC
のように支援していくのでしょうか?
ん。こうした課題を、TICAD Ⅴ で議
AD V の準備のために、各国の閣僚クラ
大臣▼ アフリカの発展のため、インフラ
さて、TICAD Ⅴ の主要議題はなんで
ス を 集 め て 協 議 の 会 合 を 開 き ま し た。 ア
MISIA / 1998 年『つつみ込むように…』でデビュー以来、圧倒的な歌唱力で世界中の人々
ん の 人 々 が、
回 目、
5 年 ご と に T I C A D を 開 き 、 今 年 は5
第
開催される
10
41
の悲しい状況を打破する力を持つ、素晴らしいものがたくさんあることも日本
私たち JAL は、航空輸送事業を通じ、地域と地域、人と人を結んで、様々な形で社会に貢献で
きるよう取り組んでいます。6 月、日本はもちろん世界とアフリカを結び、国際社会とともに
アフリカ支援を推進するため、
日本が主導する「アフリカ開発会議(TICAD)
」が開催されます。
そこで、今回で 5 回目となるこの会議の目的や内容に関して、会議開催に向けた準備の指揮を
執られる岸田外務大臣に、植木義晴がお話を伺いました。
※この対談は 2013 年 4 月 17 日に行われました
整 備 と 人 材 育 成 が ま ず 重 要 で し ょ う。 ま
で、アフリカには貧困や感染症・紛争といった課題も多くあります。しかし、こ
「 躍 動 のアフリカと手を携えて」
フ リ カ 各 国 は、 今 の 経 済 成 長 を 一 時 的 な
た、 農 業 面 の 協 力 は、 食 料 を 確 保 し、 農
民 の 生 活 水 準 を 上 げ る こ と に 繫 が り ま す。
保 健 衛 生 の 向 上 や、 教 育 の 充 実 に も、 引
き 続 き 重 点 を 置 き ま す。 こ れ ら の 分 野 で
の 協 力 に、 官 民 一 体 と な っ て 取 り 組 ん で
ゆ く つ も り で す。 さ ら に、 ア フ リ カ の 平
和 と 安 定 に は、 国 際 社 会 の 責 任 あ る 一 員
と し て、 積 極 的 に 貢 献 し ま す。 日 本 は ア
フ リ カ の 声 に 耳 を 傾 け、 T I C A D を 通
じ て、 国 際 社 会 と と も に ア フ リ カ 支 援 を
強く推し進めて参ります。
植 木 ▼ 当 社 は、 現 在 の と こ ろ ア フ リ カ
へ の 定 期 便 は 運 航 し て い ま せ ん が、 今 後
大 き な 発 展 が 見 込 ま れ て お り、 注 目 し て
い く べ き 地 域 の ひ と つ だ と 考 え て い ま す。
私 た ち も、 ア フ リ カ 諸 国 の 持 続 可 能 な 発
展 に、 日 本 の 翼 と し て ど の よ う な 応 援 が
が躍ります。また自然や文化、人々の考え方や知恵に感動することも多い一方
環境
次世代育成
※註:サハラ砂漠以南のアフリカ
機内オーディオ番組「J ポップ・トゥデイ」にてお聴きいただけます。
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して世界の未来を平和で明るく照らしてくれることを願っています。
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TICAD Ⅴ閣僚級準備会合に参加した
アフリカ各国の閣僚との撮影に応じる
岸田外務大臣(於:アジスアベバ)
♪ MISIAさんによる TICAD V のテーマソング「MAWARE MAWARE(feat. Doudou N'Diaye Rose)
」を、
20
できるか、考えていきたいと思います。本
私は音楽を通じてアフリカを知りました。今もアフリカで音楽に触れる度に心
岸田文 雄 氏 × 植 木 義 晴
対談
5
日はありがとうございました。
私たちが取り組むCSR活動に関する詳細は、
こちらでもご覧いただけます。 www.jal.com/ja/csr
June 2013
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アフリカへの思い ∼TICAD Ⅴ名誉大使 MISIAさん∼
Special
Message
日本航空代表取締役社長
外務大臣
vol.03
明日 の 空へ
安全・安心
日本と世界を結ぶ
私たちが大切に考える4つの分野
大臣、宇宙開発担当大臣を歴任。平成24年12月から現職。
JAL
CSR REPORT
より良い社会を
繫げるために、
私たちができること。
岸田文雄(きしだふみお)/外務大臣。昭和 32 年生まれ。
昭和 57 年早大法学部卒。日本長期信用銀行に入社後、
議員秘書となる。平成 5 年衆議院選挙で初当選。現在まで
当選 7 回。建設政務次官、文部科学副大臣、内閣府特命
担当大臣(沖縄及び北方対策等)
、消費者行政推進担当
を魅了する。一方で、生物多様性保全やアフリカの貧困撲滅など社会貢献活動にも積極的
(C)Rhythmedia inc.
に取り組んでおり、今回の TICAD Ⅴ開催に際しては、外務省より名誉大使に任命された。