マドンナがマイケル・ジャクソンに捧げたスピーチ

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中学英語でほぼ
中学英語でほぼ読
でほぼ読める MADONNA's Speech Dedicated To MICHAEL JACKSON
マドンナが
マドンナがマイケル・
マイケル・ジャクソンに
ジャクソンに捧げたスピーチ
げたスピーチ
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【 ♪♪♪ 】
ポップ界のキングと称されるマイケル・ジャクソンが 2009 年 6 月 25 日に亡くなりました。
この年の 9 月 13 日にニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールで開催された
MTV ビデオ・ミュージック・アウォードの授賞式はきらびやかな照明も賑やかな BGM もないまま
暗い通路から一人で歩いてステージ中央に現れたマドンナのスピーチで始まりました。
清楚にまとめた髪と黒いジャケットスーツ姿で 直立し 後ろで手を組みながら
ポップ界のクイーンと称されるマドンナが、マイケルについての想いを6分間にわたって語りました。
このスピーチの様子は日本語字幕付きで放映されましたし、
多くの方が感動してブログなどで紹介していますので
原文でも和訳でも、内容は知ることができると思います。
彼女のヒット曲と同じくらいにこのスピーチが気に入って
録画して 覚えるほど何度も繰り返して見ていたある日、
どこかに原文がないかとネット上で探したところ
最初にアメリカの雑誌 Rolling Stone のサイトに
全文掲載("Read Madonna's entire tribute here:")とあるのを見つけました。
文字をたどって読み進んでいくと、あれ?と気になる箇所がいくつかありました。
記憶の中の彼女のスピーチの声と一致しないのです。
そこで映像を見直しながら、その掲載原稿を読み直してみると
明らかな 違い が 何箇所かに見られたのです。
(→<1-8>、 <2-3>、 <2-4>、 <2-6>、 <2-7>、 <3-1>、 <3-3>、 <3-4>、 <3-6>、 <3-7>、
<4-2>、 <4-3>、 <4-4>、 <5-1>、 <5-2>、 <5-3>、 <5-6>、 <6-3>、 <7-1>)
音として聞き間違えるような言葉の置き換えではなく、
単語の綴りのタイプミスでもなく、
内容は把握しつつも、ニュアンスを変えてしまうような書き換えでした。
そこで
マドンナが ”心から書いた”とMTVでのインタビューでも説明しているこのスピーチを
英語でも日本語でも、彼女が語った実際のメッセージを知ってもらいたい、と思って
英語の授業の副教材で取り上げたいと思いました。
・・・が、
英語を学んだ中高大学生時代を 80's Pops にどっぷり浸かって育ち
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個人的にマドンナもマイケルも大好きなもので、
学校の授業カリキュラムの時間内では 話したいことが多すぎて時間が足りなくなり
趣味に走りすぎだと言われそうなので、
ここで勝手に一人で思いっきり解説することにしました。
このスピーチの英文は、いくつか中学英語では扱われないレベルの単語は含まれますが、
話し言葉なので 前後関係を読み解くのが困難になるほどの長文もなく、
文法解釈的にも中学で習う範囲のもので十分 読める内容になっています。
だからといって、文章が稚拙なわけでもなく、
日本の英語教育が義務教育の中学レベルで、海外旅行での買い物だけでなく
世界的有名人のスピーチをも理解するのに十分だということだと思います。
マイケルのファンは小さい子どもから大人まで幅広く、
しかも英語を母国語としない世界中の人々であることも考慮して
絵本も書いているマドンナですから、
あえて格調高い言葉や言い回しを避け
平易でわかりやすい言葉を選んでくれたのかもしれません。
また、マドンナの発音はとてもはっきりしていてわかりやすく、
スピードがちょっと速いかもしれませんが
リスニングの練習に良い教材にもなると思います。
日本語字幕をヒントに文章を書き取ってみたり、
画面は見ないで音声だけで耳をそばだてて集中するなり、
結構口の動きも見えるので、憶えて真似すると発音練習もできたり、
自分なりに活用してみるのもよいかと思います。
英文は、放映元のアメリカの MTV のサイトや、
同じくアメリカの雑誌 Rolling Stone 誌のサイトに掲載されていますが、
原稿を読んでいたにしても 話している以上
若干 実際に語られた言葉と異なる部分もありましたので、
マドンナが実際に語った言葉を書き起こして、原文としました。
スピーチに入る前に マドンナがステージ上に登場したところから、
彼女が発した言葉をすべて収録しました。
文章の表記の内容から察するに、
MTV サイトの掲載文は マドンナが実際に用意した原稿だと思われます。
Rolling Stone サイトの掲載文は・・・
ファン的な見方としては、意図的な悪意を感じる、と言いたくなる書き換えが加えられています。
中学で一通りの英文法を習っていれば
それらを思いだしながら、辞書も参考書も用意しないで読み解けるくらい
を目指して、単語や文法の解説をつけてみました。
英文を読む、というのは ただ単に日本語に単語を置き換えて並べるものではありません。
文章に書かれた意味をつかむ、という国語の時間に学ぶ作業も含まれます。
日本語の記事では、「追悼スピーチ」として紹介されているのが一般的ですが、
「追悼」という言葉は、故人を懐かしんで悲しむ、という意味です。
英文記事では
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" Madonna Pays Tearful Tribute To Michael Jackson At 2009 VMAs " (MTV より)
「2009 年ビデオミュージック大賞でマドンナがマイケル・ジャクソンに涙を誘う式辞で敬意を表す」 とか、
"Read Madonna's VMAs Speech Dedicated to Michael Jackson" (Rolling Stone 誌より)
「マイケル・ジャクソンに捧げられたマドンナのビデオミュージック大賞スピーチを読もう」
などとなっていて、これらの表現だけだと故人へのものかどうかは判断できません。
日本語と英語との違いは、こういうところにも表れます。
マイケルの素晴らしさを讃え、思い出を語るときに、彼がいない寂しさ・悲しさは否めませんが、
マドンナが伝えてくれたのは悲しみではなく、マイケルへの賛辞と、彼女自身の後悔の念でした。
悲しみを訴えたわけではありませんが、日本語で故人について語った、ということを
一言で表現するには「追悼」とするとわかりやすいですよね。
英語を日本語に、外国語を自分の母国語に、置き換えるときには、
意味が伝わりやすくするために、それぞれの文化的要素を組み込んだ翻訳をすることがあります。
そのほうが伝わりやすいこともあれば、厳密な情報にはズレが生じることもあります。
さらには、自分の知っている言語であっても、記事になった文字で読むのと
実際に語られている様子を目で見て耳から聞くのとでは、情報量の違いで印象も変わりえます。
もちろん、受け手ひとりひとりで 同じ言葉でも受け取り方は違うこともいくらもあります。
解説もつけましたが、ファンのひいき目の解釈かもしれません。
日本語訳の字面をそのままではなく、英文の表現とも比較しながら
自分なりの解釈で受け止めてみてください。
このスピーチでマドンナは マイケルが受けた「痛み」について触れています。(→)
その痛みとは、マイケルが”魔女裁判”で受けた痛み(→)です。
「火のない所に煙は立たない」という言葉があります。
けれど、煙もないところで「煙が出ていた」とウソの話をすることはできます。
そして言葉というのは 特に悪い話というのは
煙よりも 火の手よりも 勢いを増して 広く 素早く 伝わるものです。
そして それがウソであると 真実を訴えて撤回することがどれだけ難しいか
をたとえた昔話を マドンナは絵本で既に紹介していたのです。
さらに この痛みについて、書かれた原稿 と 実際に話した言葉 との違い、 という違いではなく、
スピーチの内容を掲載した Rolling Stone 誌での記事と
元原稿と思われる MTV に掲載されている記事との違い(→)についても、
是非知っていただきたいところです。
放映元の MTV と、RS と、両方で「全文掲載」とされているのに、内容に違いがあるのです。
実際のスピーチの映像がありますので、RS の記事が間違っていることも明白ですので、
みなさん一人一人に考えてみていただきたいと思います。
このことに通じるように、
このマドンナのスピーチのあとマイケルの代表作をメドレーで、
ステージいっぱいの巨大スクリーンのマイケルの映像と
ステージ上の実際にマイケルと共演してきた選りすぐりのダンサーたちとの共演で
「Thriller」、「Bad」、「Smooth Criminal」、とメドレーでかっこよすぎるパフォーマンスが繰り広げられ、
そのラストを飾ったのが実の妹であるジャネット・ジャクソンと共演した
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「Scream」で、オリジナルの映像と同じようにスクリーン内のマイケルと
ステージ上のジャネットが、再び共演を果たしました。
パフォーマンスにも圧倒されますが、
「観るだけでなく 聞いてください」と
ディズニーランドのアトラクションであった「キャプテンEO」が劇中で言った台詞そのままに、
このとき歌われた部分だけですが この「Scream」の歌詞も
是非 知っておいていただきたいので、紹介しておきます。
Tired of injustice
Tired of the schemes
Kinda disgusted
So what does it mean
Kicking me down
I got to get up
As jacked as it sounds
The whole system sucks
不公正には飽き飽き
陰謀には嫌気がさしている
ちょっと うんざりだね
どうして俺を
蹴り倒そうとするんだ
でも立ち上がらなきゃ
お聞きの通り むしゃくしゃしてるよ
なにもかもが むかつくよ
Peek in the shadow
Come into the light
You tell me I'm wrong
Then you better prove you're right
You're sellin' out souls but
I care about mine
I've got to get stronger
And I won't give up the fight
隠れて覗いてる
明るいところに出てきなさいよ
私が間違っていると言うのなら
あなたが正しいということを証明してみせなさいよ
あなたは自分の魂を売ってしまうけれど
私はそんなことはしない
もっと強くならなくちゃ
私は闘うことをあきらめないわよ
Stop pressurin' me
Just stop pressurin' me
Stop pressurin' me
Make me wanna scream
Stop pressurin' me
Just stop pressurin' me
Stop pressurin' me
Make you just wanna scream
プレッシャーをかけるのはやめろ
とにかくやめてくれ
プレッシャーをかけないで
叫びたくなるから
プレッシャーをかけるのはやめて
とにかくやめろ
プレッシャーをかけるな
叫びたくならせるだけだ
"Oh my God, can't believe what I saw
As I turned on the TV this evening
I was disgusted by all the injustice
All the injustice"
「ああ神様 目にしたものが信じられません
今夜 テレビをつけたときに見たものが
すべての不公平に もう うんざりだわ
不公正ばかり」
この歌が発表されたのは 1995 年ですが、
今回のパフォーマンスを終えたあとのMTVのインタビューでジャネットが
「ちょうどその頃…あまり言いたくないけど…
最初の(児童に対する性的虐待に関する)疑惑が出て来たときだったの。
彼はとても憤慨していて、怒っていて、表に出て言いたいことが鬱積していたの。
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リリックを聴けば、そのことだってわかるわ」
と語っています。
マイケルについて、少しお話しします。
彼がポップス界においてキングであることに異論はありませんが、
私にとっては キングではありませんでした。
80 年代から 90 年代の洋楽シーンにおいて、重要な存在であり、楽しませてもらいましたが
野球はほとんど見ないけれどイチロー選手はすごいと思う、ような感じでした。
80 年代に入ってから洋楽を聴くようになりましたが、
当時のテレビの音楽番組でも ディスコでも
”ブラコン”(ブラック・コンテンポラリー・ミュージックのことです)と呼ばれて
アフロヘアでダンス・ミュージックを演奏する黒人、なんてどれも同じに見えていた頃
絶頂期だったアイドルのトシちゃん(田原俊彦さん)が
好きなアーティストとして マイケル・ジャクソンの名前を紹介し、
アルバム「OFF THE WALL」のジャケットで写真を見せてくれていたので
一番最初に 見分けをつけることができた 黒人アーティストが マイケルでした。
紅白歌合戦で追悼でもうけられたマイケルのコーナーには
個人的には トシちゃんと ヒガシ(東山紀之さん)にやってもらいたかったなぁ、
なんて思っていました。
それはさておき
ファンというほどではなかったものの 彼が児童への性的虐待疑惑が、と報じられたときには
そんなのお金目当ての言いがかりでしょう、としか思わなかったですし、
その後あまり音楽番組で姿を見かけなくなっていたところ、
裁判に出廷する様子などニュースコーナーで見かけては
そんなことやってないでもっと音楽活動してくれればいのに、と思っていました。
無罪判決が出たことも記憶していますが、まだやってたのか、という程度でした。
彼の活躍を見ていれば、お金目当ての言いがかりであろうことは想像に難くなかったですし、
「WE ARE THE WORLD」 あたりからは社会派のような方向性も濃くなり、
「THE MAN IN THE MIRROR」では音楽を宣伝するためのミュージック・ビデオなのに、
自分の姿を出さずに世界のニュース映像みたいな作品に
正直マイケルが踊っていないのでつまらない、と思っていたものです。
自分を宣伝するためのプロモーションビデオなのに、そこに自分を出さず、
世界の危機的状況を知らせるために用いたのです。
そんな彼が児童虐待など考えられないのがアタリマエに思えていました。
けれど、マイケルを名前でしか知らない人たちには
彼ほど傑出した有名人なら奇人であるに違いない、と
犯罪者でもおかしくない、と思われやすかったようです。
人は自分よりも秀でた才能などに対して”ねたみ”を持つと
その人のことを悪く言ったりして なんとか低めようとするもののようです。
このことについては、マドンナは自身の絵本の第一作目で表現しています。
マイケルが亡くなると、ネット上で彼のファンは生前の彼の偉業について書き記し、
それまであることないことゴシップネタをかき立てていた記事は増えなかったどころか、
消されたものもあったようです。
すると、マイケルをよく知らない若い世代の意見で
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アーティストとしての彼は素晴らしい才能があったかもしれないけれど、
故人となったからといって、キレイごとの部分ばかり並べるのはいかがなものか?
といった疑問がありました。
また、映画化されたリハーサルの様子や、80 年代や 90 年代の彼のパフォーマンスを没後初めて見て、
ゴシップネタでしか知らなかったことを後悔している、という意見も多く見受けられました。
アーティストとしてのマイケルは、ずっと秀でていました。
亡くなったからといって持ち上げられたわけではありません。
その証拠に、数々の賞も受賞しており、生きていながら”伝説”とされる
グラミー賞の「リビング・レジェンド賞」も受賞しています。
そして亡くなった翌年には「功労賞」が贈られ、
マイケルの3人の子どもたちが代わりに受賞していました。
彼が整形手術を繰り返していたことは見た目にも明らかですが、
いまや日本でも芸能人でなくとも整形手術もメイクをするような感覚で行われています。
もちろん、それを奇行ととらえるのも自由です。
お金もたくさん稼いで、たくさん使っていたようです。
金額の大きさや 買い物風景の映像を見ただけでは
浪費ととらえるのもやむを得ないかもしれません。
しかし
値段も見ないで高そうなものを次々と買い物し、膨大な維持費のかかるネバーランドを建設し
そこに買い物した豪華な装飾品も飾られていましたが、そこで彼は何をしていたでしょうか。
自分が世間から逃れて一人でこっそりひきこもる空間ではありませんでした。
病気の子どもたち、恵まれない子どもたちを数多く招待し、楽しいひとときを提供していました。
コンサートでの大がかりな仕掛けも、お金のかかるものでしたが
それは観客に非日常的な時間を過ごして幸せな気分になってもらいたいから、
夢の世界を味わってもらいたいから、でした。
「大切なのは、どう見えたかじゃなく、本当はどうか、なんだよ」
もっと直接的には、あちこちに寄付をしたり、基金を設立して
地球や子どもたちを救うための活動もしてきたことが評価されて、
ノーベル平和賞にも一度ならずノミネートされたほどなのです。
それらは生前も報道されることはありましたが、あまり大きくはとりあげられず
報道されても偽善だの税金対策だの
悪意を添えた解釈で受け止められていたことが多かったようです。
そしてなにより、まだまだ彼が性犯罪者だと信じている人も少なくないようですが
彼が無実であることは裁判でも明らかにされ、被害者とされた少年も
後日 父親に言われてウソを言ったとマスコミにも明かしていたのですが、
そのことは マイケルに疑惑が、という報道に比べて あまりにわずかだったので
疑惑があったことは知ったけれど、それが無実と判明したことは知らないままの人も多いようです。
かくいう自分も、犯罪者ではないとは思いながら
マイケル・ジャクソンの肌については
白人になりたくてわざと色素を抜くためのことをしたというマスコミの報道の情報だけで
イマドキの技術はすごいのだな、と思った程度にずっと誤解してきて、
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亡くなったことで出てきた報道や目にした記事で やっと
そうではなく 尋常性白斑 という病気であったこと、
そして そのためにマイケルがつらい思いをしていたことを知りました。
マイケル、本当にごめんなさい、です。
疑う、というよりは、音楽活動以外のことは
残念ではあるけれど、肌の色などどうでもよかったので追求したことがありませんでした。
「Black or White」で彼が肌の色など問題にしていないことは伝えていたのに、
そう言いながら どうして肌を白く「した」のだろう、と思うばかりで、
白く「なってしまった」ということを考えませんでした。
有名人のことは マスコミの報道を通して部分的なことを知るくらいしかできません。
直接本人に本当かどうか確認できないこともいくらもあります。
そういうなかで彼らが受けてしまう誤解や批判を
有名税、として仕方のないこと、としてしまえば済むことなのでしょうか。
では 特に有名人というわけではない あなたの身の回りの人についてはどうでしょうか。
まだ直接 話をしたりしたこともない、よそのクラスの同級生について。
学校の部活や、塾、その他の習い事の教室のメンバーについて。
「あの人、こんなことしたらしいよ。ひどい人だよね。」
そんな"噂”でしか知らない人はいませんか。
いじめられている人がいて、その人がこんなだから悪い、とされている人はいませんか。
その人がその”噂通り”であることを、あなたは直接 目撃して知っていますか。
有名人の情報に限らず、
あなたの身の回りにいる人々や物事についても、
ぜひ 直接自分で見聞きしたことで判断してもらいたいと願います。
もちろん すべてを直接確かめられるわけではありません。
伝え聞いたことでしか知らないことはいくらもあります。
それはそれで、
「それって ○○なんだってね。」と断定するのではなく、
「それって ○○だと言われているよね。」と、そういうとらえ方をしている意見がある、
と ワンクッション置いて 自分の中に取り込んでみてもらいたい、と思うのです。
"彼は悪い”と評判になっていて、
もしあなたがその彼を直接知っていて悪い、と判断できてるのなら、
He is bad.
でいいでしょう。
でも、あなたは直接彼のことを知らない、
けれどもまわりの人々はみんなといっていいほど"彼は悪い”と言っているなら、
It seems that he is bad.
They say he is bad.
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と ”It seems " とか "They say" を つけておいてもらいたいです。
その上で、マドンナがピーボディ先生を通して伝えているメッセージ、
"It doesn't matter what it looks like, what matters is the truth."
「大切なのは、どう見えたかじゃなく、本当はどうか、なんだよ」
ということを思い出してください。
マイケルが疑われていたとき、
無実を信じてマイケルの家の外にテントを張って泊まり込みながら
彼を応援し続けていたファンが大勢いました。
一方、無罪判決が出ても、腕のいい弁護士を雇ってうまくやったけれど
彼は有罪に違いないと信じている人もいるようです。
彼に催眠術をかけて「やってない」と言わせた上で、
彼はやっていないそうだ、と言った人もいました。
あなたは自分のことを信じてくれている人がいますか。
あなたには信じている相手がいますか。
一人でも、信じ合える人がいるなら、
あなたが疑いを感じる相手にも その人を信じている人がいるとしたら、
見方が変わりませんか?
自分が 信じてもらえない、という立場になったら、と考えてみてください。
火のない所に煙は立たない、という言葉はありますが、
駄菓子屋で売られているおもちゃに 「念力煙」というのがあるのを知っていますか。
火のないところに、煙のようなものを立てるおもちゃです。
きちんと確認しないで、煙のようなものが出ている部分だけを拡大した映像を見たら、
「煙のようなもの」ではなく、「煙」だ、と思いこんでしまうかもしれません。
あるいは
煙など見てもいないのに
誰かが「煙が出ていた」と真実ではない言葉を発したのを聞いて
事実確認もせずに信じてしまうこともありますよね。
そして そのことが
誰かを 実際の煙や火事以上に 傷つけてしまうことがあるのです。
女子校で仲良しの友達同士で、腕を絡め合って体をくっつけて歩く
女子中高生を街中でも見かけますが、
それを見て 気持ち悪い、レズじゃないか、と思ってしまう人もいるかもしれません。
それがたまたま同じ塾に通っている 他の学校の生徒だったとして、
「私の通っている塾にレズの学生がいる」
と自分の学校のクラスメイトに話していたりするかも?
決めつける前に、
誰かを 叫びたくなるような気持ちにさせてしまう前に、
いろいろなとらえ方がある、
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という余地を残しておいてみてはいかがでしょうか。
こんなに授業の中で話してたら
またうちのクラスだけ授業進度が遅れてしまうところでしたね。
やらなくて正解でした。
最後に
外国語が苦手な人には 画期的な開発だとすがりたくなるかもしれませんが
機械翻訳 というものを試しに設置してみました。
外国語が苦手な人には、翻訳能力がどれほどのものかもわかりにくいかと思います。
全文和訳のサイトで「英語」に訳してみて、
原文の英語と 和訳から英語に機械が翻訳したものを 見比べてみてください。
このレベルで 海外のオークションやショッピングサイトで
リクエスト文などを機械翻訳に頼って取引をするなど
機械を通じての意思疎通は まだまだ危険だと思いますので
ご注意ください。
なんてことも発見しました。
それと このサイトは Internet Explorer ではなく
Firefox だと 一番型くずれなくご覧いただけます。
英文解説について間違いや違った解釈のご意見などありましたら
こちらのメールフォームよりご指摘いただければ幸いです。
マイケルと マドンナと
それぞれに豊かな賜を授けてくださった神様に
感謝をこめて☆
posted 02/21/2010
last modified 02/27/2010
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