スライド

高速粒子識別システムとその応用
理研、小沢 顕
• 提案するシステム
• その応用
RIビームフィルター
RIビームクーリング
• RIBFでの展開
提案するシステム
1)粒子識別して、欲しい粒子だけをキックする。
2)粒子の中心運動量からのずれを検知して、rf電場
の電圧と位相を調整する。
3)粒子の位置と角度を検知して、 rfキッカーの電圧
と位相を調整する。
粒子識別して、欲しい粒子だけをキックする。
キッカー磁石
粒子(カクテルビーム)
粒子(カクテルビーム)
100
検出器
100Sn
実験装置へ
実験装置へ
Sn , 101Sn, 99In, 98Cd....et c
ON
信号
信号
高速処理回 路
欲しい粒子
欲しい粒子
100
例例
Sn
信号
信号
101Sn, 99In, 98Cd....etc.
粒子の中心運動量からのずれを検知して、rf
電場の電圧と位相を調整する。
電圧
電圧
粒子
検出器
100
Sn
(エネルギー
∆E
RF-cavity
時間
時間
E i)
100
Sn
(エネルギー E i+ ∆E)
信号
信号
高速処理回 路
100
Sn
中心エネルギー
E0
∝(E(E
信号
0 -E0 -E
i) i )
信号∝
粒子の位置と角度を検知して、 rfキッカーの
電圧と位相を調整する。
電圧
電圧
検出器
∆E
時間
RFキッカー
時間
100
Sn
(エネルギー E i,X i,θi)
信号
中心軌道にのせ る
信号
信号
信号
∆E1
高速処理回 路
100
Sn
中心エネルギー E 0
(マトリックスの情報
)
(イオンオプティクスの情報)
∆E2
応用
•
RIビームフィルター
純度の向上
リングに通すとアイソマーを落とすことができる。
ほかの RIビーム施設にはない!
• RIビームの運動量広がりを小さくできる。
• RIビームの角度広がりを小さくできる。
新しいRIビームクーリング法!
従来の方法に比べて圧倒的に早い!
C.f. stochastic+electron cooling: ~10 sec
(ESR/GSI)
さらなる応用
•
RIビームの加速/減速
~1 Hzで好きなエネルギーが得られる。
•
Internal-targetの実験
ルミノシティーは固定ターゲットに勝てる。
• 質量測定
ESR/GSIで測定できないところを測定できる。
各種実験装置
各種実験装置
RIBFでの展開
RFキッカ ー
固定ターゲット
引き出しライン
引き出しライン
キッカー磁 石
リン グ
信号
SRC
検出 器
BIG-RIPS
RIビーム生成
ターゲット ト
生成ターゲッ
RIビーム
実験装置概念図
B I G- RIPS
このシステムを通すと、、、
± 3%, ~100π mm mrad
± ~0.1%, ~1 π mm mrad
純度 ~ 1 0 0 %
アイソマー(T 1/2 <1ms)なし
カクテルビーム
アイソマー(T 1/2 >100ns) 混入
RIビームの質が大幅に向上する!
• キッカー電磁石:立ち上がり ~100nsec
• BIG-RIPSからリング入り口までの距離:~60m(光速
で~200nsec)
• RIビームの速度:~350 A MeV( β ~0.7)
リング入り口までのビームの飛行時間:~400 nsec
~100 nsec の余裕はある。
この間に検出して、信号処理すればよい。。。
皆様、御支援ください。