平成27年4月24日(金)第1号 発行者 日光市立小百小学校 校長 藤本

http://www.nikko.ed.jp/kobyaku/
平成27年4月24日(金)第1号
勉強の汗
運動の汗
仕事の汗
発行者
日光市立小百小学校
校長 藤本 明英
電話 0288-21-7140
桜と雪の競演からスタートした 1 学期始業式でした。しかも、春雷のおまけまで付きました。今年は、
かわいい男の子 2 名が入学しました。全校生 16 名。小百小学校の子ども達の元気な姿と本校教育活動の
様子を紹介して参ります。1 年間どうぞよろしくお願いいたします。
チューリップは、赤→白→黄の順に咲きました。
式 辞
「咲いた、咲いた、チューリップの花が、 並んだ、並んだ 赤・白・黄色 どの花見てもきれいだな。
」童謡
にも歌われる春の風景が、小百小学校にも訪れました。校庭の桜も2人の入学をお祝いしているようです。
この良き日に、日光市教育委員会をはじめ、たくさんのご来賓の方々の御臨席を賜り、平成27年度日光市
立小百小学校の入学式を挙行出来ますことは誠に有り難く、心より御礼申し上げます。
さて、「青木一夏さん」
「青木栄太さん」入学おめでとう。みなさんは、今日から小百小学校の1年生になり
ました。これから楽しい学校生活が待っています。わからないことは、上級生のお兄さんやお姉さん達が優し
く教えてくれると思いますので安心してください。
次に、頑張って欲しいことをお話します。1つ目は、
「毎日勉強しましょう。」2つ目は、
「毎日運動しましょ
う。
」3つ目は、
「毎日お手伝いしましょう。
」この3つの毎日を学校生活の中でずっと続けてください。きっと
すばらしいことが起こるはずです。
5月に入り暖かくなったら、学校を流れる小川でドジョウをつかまえてください。沢ガニもいますよ。田植
えが始まる頃、蛙の卵を捕って教室で育ててください。オタマジャクシが蛙になる様子を観察しましょう。6
月に入ると、イモリが出てきます。お腹の赤いイモリですよ。勇気を持って触ってみましょう。そして話しか
けて見ましょう。
「おいイモリ君。お前はどこから来たんだい。これからどこに行くんだい」と。小百小は自然
がいっぱいです。毎日が、新しい発見の連続です。自然が教科書です。
保護者の皆様、本日はお子様の御入学、誠におめでとうございます。これまで、健やかにお育ての間には、
いろいろと御苦労がおありであったことと思います。その数々を振り返られますと今日の入学は感慨ひとしお
のことと御推察いたします。
現在、本校は、完全複式の児童数16名という小さな学校ですが、
「小百小ならでは、小百小だからこそ」で
きる教育を教職員一丸となって展開して参ります。どうぞ学校を信頼していただき安心してお預けください。
本日は、御多用の中、御臨席を賜りました多くのご来賓の皆様、誠にありがとうございました。ここ小百小
にあっては、古き良き日本の風土を伝承しつつ、社会に役立つ人づくりをすることこそ私たちの使命であると
考えております。今後とも、それぞれのお立場からの御支援をいただければ幸いに存じます。どうぞよろしく
お願いいたします。
最後になりましたが、本日入学した2名のかわいい男の子が、小百の里の大海原を泳ぐ鯉のぼりのように、
元気にすくすくと成長しますことをお祈りし式辞といたします。
平成27年 4月10日
日光市立小百小学校長 藤本明英
1 年生の青木一夏さん、青木栄太さん元気ですよ。給
食もりもりですよ。がんばってますよ。 カレーコロッケ
コールスローサラダ
ワンタンスープ
パン、ジャム
左
右
青木一夏さん
青木栄太さん
「入学のお祝いに飾って下さい。
」スクールガードの山本英子さんが手作り
のかわいいお人形を届けて下さいました。早速、職員室前の廊下に飾らせて
いただきました。入学式のステキなプレゼントになりました。ありがとうご
ざいました。
用務員の北山輝雄さんが職員玄関とその周りの花壇を掃
除している 2 枚の写真です。新年度を迎え来校者が多いこの時期にとてもきれいにしてください
ました。ありがとうございました。
体育の時間が終わり体育館から戻るとき、お掃除を
していた北山さんに「ありがとうございます。」とお
礼の言葉が・・。次から次へと子ども達があいさつ
するではありませんか。石川楓大君ありがとう。
草取りをしています。
ワッシャーをかけてます。
検便に使ったマッチ箱です。
・来年 4 月で廃止される寄生虫卵検査。
手前は単 4 電池です。
・1958 年《昭和 33 年》から義務づけられました。
・小学生の寄生虫卵保有率 1949 年《昭和 24 年》63.89%
2013 年《平成 25 年》 0.16%
4 月 22 日(水)朝会での話から
質問 1 トイレットペーパーを使わない生活をしている人たちは、世界の
国々にはたくさんいますね。では、うんちをした後のおしりはどうしてるかな?
◇子ども達の答え ・葉っぱでふいている。
(陽稀君) ・ロープでふいている。
(翔太君)
・石でふいている。
(夏己さん)
校長
この前の校長先生の話をよく覚えていましたね。すごいね。日本では、わらを使って
おしりをふいていましたよ。お米を作っている農家の人達にとっては便利だったね。
質問 2 江戸時代には、うんちを集めてお金を儲ける仕事もありましたよ。うんちはどうした
のかな?
◇子ども達の答え ・田畑の肥料に使っていました。(梨央奈さん)
校長
野菜を育てるためには、大切だったんだね。小話にもありますよ。覚えているかな?
◇子ども達の答え ・となりの便所にずっと入っていたので儲かった話です。(梨央奈さん)
その後こんな話をしました。
私が小学生の頃、毎年 1 回検便というのがありました。くみ取り式のトイレですから、なか
なか思うようにできません。しかたなく私は家の前にある畑の隅でやりました。
(学校から帰
ると祖母が、畑にくみ取りした人糞をまいていることもありました。
)そして、親指くらいの
大きさを割り箸で取り、マッチ箱へ入れました。マッチ箱へ入れると、かなり臭うので紙で包
んでから学校に持って行きました。担任の先生が大きな箱を用意して、みんなその中に入れま
した。ぎょう虫がいるのがわかると、小さな板チョコのような薬を買うようになっていました。
昭和 30 年代以前に生まれた方なら、毎年 1 回の朝の出来事で誰もが経験したことでした。し
だいに日本の下水道普及率が上がり、また化学肥料なども開発されて人糞を田畑に使うことは
少なくなっていきました。
私が教師になった昭和 55 年には、おしりぺったん式(セロハン式)でした。
ですから、回収が容易でしたし何より子ども達への説明が簡単でした。
「みん
ないいかい。朝起きたらおしりの穴にぺったんだよ。」でいいわけですから。
体験した昔の話を子ども達に伝えていくことは、現在の生活を考える上でと
セロハン式
ても大切なことだと考えています。