「人権週間」~差別について考えよう~

平成27年11月30日(火)
「人権週間」~差別について考えよう~
昨日は、リバーサイドでお母さんたちのビーチバレーボール大
会がありました、忍岡小学校のお母さんたち大活躍でした。
さて今日は人権ということについて話します。12月4日から
10日までは人権週間です。人権というのはどんな人でも生まれ
ながらにしてもっている権利のことです。男の人も女の人も肌の
色が白い人も黒い人も、若い人もお年寄りもどんな人でも等しく
持っているものです
人権週間は始まったのは、第二次世界大戦が終わった3年
後の1948年です。国際連合がどの国の人も人権を守ろう
と12月10日に世界人権宣言を出したのです。日本ではこ
の日の前一週間を人権についてみんなで考え教え合う週間にしようと決めました。
ここにあるのは、この人権週間に作成されたいろいろな都
道府県のポスターです。私たちは知らないうちに人を差別し
てしまっていることはないでしょうか。自分がやられて嫌な
ことは人にしてはいけません。この人権週間にぜひ自分の態
度を反省してみましょう。
この人権標語は、京都府舞鶴市という所の小学生が書いた
ものです。自分に何か思い当たることがあった人は、ぜひこ
の機会に変わるようにしましょう。また自分でも心の中にぜ
ひこのような人権標語を作ってみでください。
アメリカ合衆国にキング牧師という人がいました。196
0年代、当時アメリカにおいて行われていた人種差別に対して武器をもつのではな
く非暴力というデモなど武器を使わない手段で訴え、人種差別がなくなるように働
いた人です。当時、黒人が白人乗るバスの席に座ってはいけませんでした。レスト
ランの席も分けられていました。肌の色が黒いというだけで大変な差別をされてい
たのです。キング牧師の有名な演説があります。それは、「I have a
Dream ~」とい
うフレーズで始まります。「私には夢がある」という言葉で始まる演説は当時の人々
を一つにまとめ、多くの人が矛盾を訴え黒人と白人の差別がなくなるように働きか
けました。キング牧師が訴えたいつの日か肌の色で差別される日がなくなるであろ
う、という夢は実現したでしょうか。
人が自分と違うことを認めること、それはとても大事なこ
とです。一人一人にその人なりのよさがあるのです。この人
権週間に自分はどんな態度で毎日を過ごしているか、また友
達を傷つけていないか、みんなと仲良くしているか振り返っ
てみましょう。