ベーシック版 for Windows インストール手順説明書 Version 2.0.0

「Kabayaki」
ベーシック版
for Windows
インストール手順説明書
Version 2.0.0
第 1 版 2006 年 6 月 27 日
Kabayaki for Windows
更新履歴
2006-06-27: Kabayaki for Windows Version 2.0.0 released.
• Kabayaki 管理画面の外観および操作方法を Kabayaki Enterprise と統一
• Kabayaki 検索画面の外観の修正および hobby と namazu テンプレートの
廃止
古いログファイルを削除する機能を追加
•
• ActivePerl 5.8 対応
• Adobe Acrobat、Microsoft Word/Excel/PowerPoint の文書フィルタ ( 製品
版に同梱 ) の精度の向上 (要インデックス再構築)
• Namazu 2.0.16 対応
2006-02-28: Kabayaki for Windows Version 1.5.2 released.
• MS Office 文書 2003 に対応
• コンテンツ設定画面で「オリジナルの位置」のパスの末尾に "\" をつけ
た場合に、検索結果の閲覧時 URI が正しく変換されない不具合を修正
• 埋め込みフォントを含む PDF ファイルからのテキスト抽出の不具合を
修正 (要インデックス再構築)
• 検索結果の中の文書への URL をエンコードする際に "." を "%2e" に変換
することにより、ブラウザのファイル自動認識が失敗する原因になるこ
とがある不具合を修正
• 「0」ディレクトリ以下のサブディレクトリが検索できない不具合を修正
2005-09-13: Kabayaki for Windows Version 1.5.1 released.
• 検索結果画面に表示されるインデックスの順番を内部名の順に変更
• 検索時の内部処理の中で最大ヒット数を超えた分かち書きの要素が存在
する場合の不具合を修正
• 既定値以外のインストール先を選択したときの、インデックス削除の不
具合を修正
2005-01-13: Kabayaki for Windows Version 1.5.0 released.
• インデックス再構築の実行間隔、開始時刻を指定する機能の追加
• インデクシングおよび再構築の曜日指定機能の追加
• 辞書登録単語のエクスポート機能の追加
• フィルタ設定画面の改良
≡ KABAYAKI ≡
I
Kabayaki for Windows 更新履歴
• 検索結果画面の改良
• インデクシング対象のファイルパスに、文字コード 0x5c を含む漢字 (
「表」など ) が含まれていた場合の動作異常を修正
• 埋め込みフォントを含む PDF ファイルからのテキスト抽出の不具合を
修正 (要インデックス再構築)
• Office 文書、PDF 文書等を対象に、全角英数字や半角カタカナを含む
キーワードを検索する際の不具合を修正 (要インデックス再構築)
• 特定の条件下で検索結果画面の表示が崩れる不具合を修正
• 検索結果画面上で、日付、ファイルサイズ等のフィールドの強調表示
•
を抑止するように修正
Namazu 2.0.14 対応
2004-06-30: Kabayaki for Windows Version 1.4.0 released.
• Microsoft Windows Server 2003 対応
•
•
•
•
•
Namazu 2.0.13 対応 (文書フィルタのベースを Namazu 2.0.13 に)
インストールおよびアンインストールの改善
フィルタ設定で、.txt のみを検索対象に指定したときの不具合を修正
ファイル名が指定されたときの検索結果の精度の向上
上限値を超えたファイルがあるときの、インデックス作成時の処理速
度改善
インデックスの再構築中の検索に対応
•
• インデックスの表示名、コンテンツ名、検索対象外のパスの指定時の、
機種依存文字や半角カタカナのチェックを強化して動作異常を防止
2004-03-10: Kabayaki for Windows Version 1.3.0 released.
• Microsoft Windows 2000 Advanced Server 対応
• HTML、Adobe Acrobat、Microsoft Word/Excel/PowerPoint、ジャストシス
テム 一太郎文書フィルタの精度の向上 (要インデックス再構築)
• ローカルファイルのインデクシングの処理速度の向上 (要インデック
•
ス再構築)
Web スパイダーで、URL に空白文字が含まれているとインデクシング
されなかった不具合を修正
部分一致検索の不具合を修正
•
• コンテンツ設定で、共有ファイルの登録を UNC 表記で対応フィルタ設
定で .txt だけを検索対象に設定したときの不具合を修正
• フィールド検索以外でも、ファイル名を検索可能に
• 上限値を超えたサイズのファイルを、一時的なファイルにコピーする
•
•
前に、ふるいにかけるように修正
インデックス再構築を実行しないとき ( 差分インデクシング ) でも、削
除されたファイルがインデックスから削除されるように修正
インデックスの表示名、コンテンツ名、検索対象外のパスの指定時に、
機種依存文字や半角カタカナの有無を調べ、動作異常を防止
2004-01-13: Kabayaki for Windows Version 1.2.1 released.
• Adobe Acrobat 6.0(PDF 1.5)、Microsoft Word/Excel/PowerPoint 文書フィル
•
II
タの精度を向上(要インデックス再構築)
文書中の半角カタカナを、検索キーワードに全角カタカナを入力する
ことにより検索できるよう対応 (要インデックス再構築)
≡ KABAYAKI ≡
• インストールとアンインストールを繰り返すとインデックスリストが
壊れることがある不具合を修正
• フィルタ設定画面における記述を修正
• 検索結果画面で文字化けが発生することがある不具合を修正
• namazu テンプレート使用時に検索結果のファイルサイズが正しくない
不具合を修正
• 特定の書式で検索した場合、検索結果の表示が崩れる不具合を修正
• Web スパイダーで、一部 GET メソッドで辿れない不具合を修正
• インストール時の環境によって、システム環境変数 LANG が
jp_JP.eucJP ではなく、ja_JP.SJIS になってしまう不具合を修正
2003-08-04: Kabayaki for Windows Version 1.2.0 released.
• WebSpider の robots.txt 処理の不具合の修正および robots.txt パーサの変
更
• WebSpider の、アドレスに # が含まれている場合の処理を修正
• WebSpider が mhonarc で作成した HTML のリンクをたどれないことが
ある不具合を修正 (要インデックス再構築)
•
•
•
•
•
•
•
•
WebSpider のキャッシング時の階層処理の不具合を修正
自動インデクシング実行時刻をより柔軟に設定できるよう変更
mhonarc の出力したファイルをインデクシングしない不具合を修正
ローカルパスの検索対象外パスが動作していない不具合を修正
半角カナのファイル名を正しくあつかえない場合がある不具合を修正
コンテンツ設定で特定のパターンの URL を登録すると表示が崩れる不
具合の修正
記号のみをキーとした検索への対応
WebSpider で特定のパターンの URL を取得する際の不具合を修正 (製
品版)(要インデックス再構築)
• 文書中の半角カナを対象とした検索
2003-05-30: Kabayaki for Windows Version 1.0.3 released.
• インストール時の Internet Information Server の設定を自動化
• ディレクトリ • ファイルのアクセス権の設定を自動化
• タスクマネージャによる自動インデクシングの設定方法を改善
• アンインストール時、タスクマネージャの自動インデクシングジョブ
を削除する機能を追加
検索テンプレートを追加
•
• インストール時の HTTP Server の検出の不具合を修正
2003-04-28: Kabayaki for Windows Version 1.0.2 released.
• フィルタ設定画面で表示する拡張子の項目を追加
• 検索テンプレートの追加機能を追加
• キーワードがハイライト表示されなかった点を修正(要テンプレート
再設定)
• * を使った部分一致検索で、検索結果画面の表示が崩れる不具合を修
正
≡ KABAYAKI ≡
III
Kabayaki for Windows 更新履歴
• Word/Excel などの文書が検索結果一覧に表示された場合、ある条件下
でタイトル部分に文書プロパティのサブタイトルが表示されることが
あった不具合を修正
• META タグの name=keywords と name=description の検索に対応 (要イ
ンデックス再構築)
• mail/news ファイルを検索できなかった不具合を修正
• WebSpider が特定の条件下でリンクを辿らない不具合を修正
• RTF に対応 (要インデックス再構築)
2002-03-17: Kabayaki for Windows Version 1.0.1 released.
• Microsoft Windows Workstation for Intel(x86)、Microsoft Windows NT 4.0
Server for Intel(x86)、および Microsoft Internet Information Service 4.0 へ対
応
ActivePerl 5.6.1 build 635 へ対応
•
• あらかじめ、WWW サービスがインストールされているにもかかわら
ず、検出できない不具合を修正
• 新規インデックス追加、およびチューニングの画面で登録、または保
•
•
存を行なった時、タスクに関する案内の表示を追加
基本検索の画面から詳細検索の画面へ切り替えた際、検索対象に表示
されているインデックスのチェックボックスがチェックされない不具
合を修正
Web スパイダーのオンラインヘルプが表示されない不具合を修正
2002-02-10: Kabayaki for Windows Version 1.0.0 released.
IV
≡ KABAYAKI ≡
目次
Kabayaki for Windows
更新履歴......................................................................... I
はじめに.........................................................................1
動作環境 .............................................................................................................1
サーバ側 .....................................................................................................................1
クライアント側 .........................................................................................................2
第1章
インストール
Kabayaki とその他のパッケージの導入.....................3
Kabayaki の入手 .................................................................................................3
Kabayaki の動作に必要なソフトウェア .................................................................3
Apache HTTP Server のインストール......................................................................4
Apache HTTP Server の動作確認..............................................................................5
インターネット インフォメーション サービス (IIS) のインストール..............7
インターネット インフォメーション サービス (IIS) の動作確認.................... 11
ActivePerl のインストール .....................................................................................13
ActivePerl の動作確認 .............................................................................................14
Kabayaki のインストール ...............................................................................15
Kabayaki のアップグレード ...........................................................................17
Kabayaki を動作させるための設定 ...............................................................18
license ファイルのコピー .......................................................................................18
httpd.conf の修正 ......................................................................................................18
動作確認 ...................................................................................................................19
≡ KABAYAKI ≡
i
目次
第2章
アンインストール....................................................... 21
Kabayaki の削除............................................................................................... 21
Kabayaki for Windows のアンインストール......................................................... 22
付録 A
安全に運用するための諸設定................................... 25
Apache HTTP Servrer でのアクセス制御 ...................................................... 25
httpd.conf の編集...................................................................................................... 25
インターネット インフォメーション サービス (IIS) でのアクセス制御
27
Windows 2000 での設定.......................................................................................... 27
Windows 2003 での設定.......................................................................................... 29
ii
≡ KABAYAKI ≡
はじめに
動作環境
Kabayaki を動作させるサーバ側の動作環境と、Kabayaki で検索した結果や
管理画面を表示させるクライアント側の動作環境は以下の通りです。
サーバ側
Kabayaki を動作させる側です。
OS:
• Microsoft Windows 2000 Server
• Microsoft Windows 2000 Advanced Server
• Microsoft Windows Server 2003
注意 1: Windows 2000 では、
• Service Pack 3 以降
• Service Pack 2 以降と Windows 2000 Security Rollup Package
の適用が必須です。(Windows 2003 では特にありませんが、なるべく最新
の更新を適用するようにしてください ) 。詳しい情報は、以下の Web サイ
トを参照してください。
http://update.microsoft.com/windowsupdate/v6/default.aspx?ln=ja
http://www.microsoft.com/japan/windows2000/downloads/default.asp
http://www.microsoft.com/downloads/search.aspx?langid=13&displaylang=ja
なお、上記の URL は予告なく変更される可能性があります。見つからな
い場合は、http://www.microsoft.com/japan を参照してください。
注意 2: Windows Me、Windows NT 4 以前の Windows OS、Windows 2000
Datacenter Server、Windows XP には対応していません。
≡ KABAYAKI ≡
1
はじめに
Web サーバ :
• Apache HTTP Server 1.3.27 以降または 2.0.43 以降
• Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) 5.1、6.0
Perl:
• ActivePerl 5.6.1 build 638 以降
• ActivePerl 5.8.7 build 813 または ActivePerl 5.8.8 build 817
(IIS 使用時は ActivePerl 5.8.7 build 813 のみ )
クライアント側
Kabayaki の管理画面を操作したり、Kabayaki の検索結果を表示させる側
です。
Web ブラウザ :
• Netscape Navigator 4.7
• Netscape Navigator 7
• Microsoft Internet Explorer 5.5
• Microsoft Internet Explorer 6
2
≡ KABAYAKI ≡
第1章
インストール
Kabayaki とその他の
パッケージの導入
Kabayaki の入手
Kabayaki for Windows 一式は以下の URL からダウンロードできます。
Kabayaki for Windows の動作に必要な、Namazu for Win32 と Kakasi も、
Kabayaki for Windows に含まれています。
http://www.kabayaki.jp/portal/dw/index.html
Kabayaki の動作に必要なソフトウェア
Kabayaki を動作させるために必要な、Kabayaki 以外のソフトウェアパッ
ケージは、以下の通りです。
Web サーバー ( 下記のどれか 1 つ ):
1.
インターネット インフォメーション サービス (IIS) 4.0、5.1、6.0
2.
Apache HTTP Server 2.0.43-win32 以降
3.
Apache HTTP Server 1.3.27-win32 以降
Perl:
• ActivePerl 5.6.1 build 638 以上
• ActivePerl 5.8.7 build 813 以上 (IIS は ActivePerl 5.8.7 build 813 のみ )
Apache HTTP Server に関する情報は、以下の Web サイトから入手可能で
す。
http://httpd.apache.org/download.cgi
ActivePerl に関する情報は、以下の Web サイトから入手可能です。
http://www.activestate.com/Products/ActivePerl/
≡ KABAYAKI ≡
3
インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
上記の URL は予告なく変更される可能性があります。見つからない場合
は、それぞれ、
http://www.apache.org/
http://www.activestate.com/
を参照してください。
Apache HTTP Server は無料です。ActivePerl は、個人的利用、社内開発、
非営利目的で利用される場合に限り無料です。ライセンスに関する詳しい
情報は、それぞれ
http://www.apache.org/LICENSE.txt
http://www.activestate.com/Products/ActivePerl/license_agreement.plex
を、参照してください。
Kabayaki for Windows は、Microsoft Office 文書の検索に、専用の高速な検
索フィルタを用います。Microsoft Office 製品をあらかじめインストールし
ておく必要はありません。
注意 :Kabayaki の検索結果画面には、Hit した文書の URL が表示され、リ
ンクをクリックするとその URL の文書が表示されるようになっています。
Kabayaki では、URL の仕様として使用できない文字を符号化してから、
表示およびリンク先指定に使用するようにしています。日本語の文字は
URL として使用可能な文字ではないため符号化されます。
さらに、Web サーバーに Apache 2 を使用していると、コンテンツ設定画
面でローカルパスとして指定したディレクトリ下に存在するファイルのパ
ス名に日本語文字が含まれる場合は、検索結果画面上のリンクをクリック
しても文書を正常に表示できません。日本語文字を含むディレクトリ名ま
たはファイル名を処理したい場合は、Web サーバーとして Apache 2 を選
択しないようにしてください。
Apache HTTP Server のインストール
Apache HTTP Server をインストールする方法を以下に説明します。なお、
次節に説明のある Microsoft インターネット インフォメーション サービス
(IIS) がインストール済みで、サービスがポート 80 で起動しているときは、
Apache HTTP Server は正しくインストールされません。( 注意 : Windows
2000 では、デフォルトで IIS がインストールされ、起動されている状態に
なっています )。このような状況で、IIS ではなく Apache HTTP Server の方
を Kabayaki のサービス用に割り当てると決定するならば、IIS をアンイン
ストールしておくか、ポート 80 以外で動作させるように設定しておく必
要があります。(IIS のサービスを停止または手動起動に設定することに
よって Apache HTTP Server と共存させる方法をとると Kabayaki のインス
トールおよびアップグレードが正常に動作しませんので、避けてください
)。
Apache HTTP Server は、The Apache Software Foundation
http://www.apache.org/
4
≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki の入手
の、Apache HTTP Server のダウンロードページ http://httpd.apache.org/
download.cgi からダウンロードできます。apache_1.3.nn-win32-x86no_src.exe か apache_2.0.nn-win32-x86-no_ssl.msi を適当な場所に保存して、
アイコンをマウスでダブルクリックしてインストールを開始します。
apache_2.0.nn-win32-x86-no_ssl.msi のインストールに必要な Microsoft
Installer 2.0 以降が、使用しているマシンにインストールされていない場合
は、
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=en
&FamilyID=4B6140F9-2D36-4977-8FA1-6F8A0F5DCA8F#filelist
から InstMsiW.exe と書かれているリンクをクリックして入手してくださ
い。(Microsoft Installer は、後述する ActivePerl のインストール時にも必要
になります)。
ダウンロードした apache_1.3.nn-win32-x86-no_src.exe か apache_2.0.nnwin32-x86-no_ssl.msi のアイコンをダブルクリックすると、Apache のイン
ストールが開始されます。進行は全て英文です。
1.
起動画面上で「Next>」ボタンを押すと「License Acreement」の画面が
表示されます。「I accept the terms in the license agreement」と書かれた左
のラジオボタンを選択して、「Next>」ボタンを押します。表示される
「Read This First」の内容に目を通したら「Next>」ボタンを押します。
2.
次に表示される「Server Information」の画面でネットワークのドメイン
名、サーバー名、Web 管理者のメールアドレスを指定して、「Next>」
ボタンを押します。次の「Setup Type」の画面では「Typical」を選択し
たまま「Next>」ボタンを押します。
3.
インストール先のフォルダを変更したいときは、次に表示される
「Destination Folder」の画面上の「Change…」ボタンをクリックして希
望する場所を選びます。
4.
全ての設定が終わると「Ready to Install」の画面が表示されます。
「Install 」ボタンをクリックすると実際のインストール処理が開始され
ます。
5.
処理が完了すると、Installation Wizard Completed の画面が表示されま
す。Finish ボタンをクリックすると、Apache HTTP Server の全てのイン
ストール作業が完了します。
Apache HTTP Server の動作確認
タスクバーの「スタート」ボタンをマウスでクリックし、「プログラム
(P)」の「管理ツール」サブメニューから「サービス」を選択します。
≡ KABAYAKI ≡
5
インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
サービスのウィンドウで表示される「名前」の欄に「Apache」または
「Apache2 」があり、「状態」が「開始」、「スタートアップの種類 」が「自
動」になっていれば、Apache HTTP Server は正しくインストールされてい
ます。
6
≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki の入手
インターネット インフォメーション サービス (IIS) のイ
ンストール
HTTP Server には、Microsoft が Windows OS 向けに提供しているインター
ネット インフォメーション サービス (IIS) の WWW(World Wide Web) サー
バー サブコンポーネントもあります。Apache HTTP Server と同時に同じ
ポートで動作させることはできませんが、両方ともインストールしておく
ことはできます。インストールに時には以下が必要になりますので、あら
かじめ用意しておいてください。
• Microsoft Windows 2000 および 2003 では、OS の CD-ROM
≡ KABAYAKI ≡
7
インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
Windows 2000 でのインストール
Windows 2000 では、デフォルトで IIS がインストールされ、起動する設定
になっています。何らかの理由により IIS がアンインストールされてい
て、Kabayaki の導入にともなって IIS をインストールする必要があるとき
は、下記の手順の通りにしてインストールします。
1.
タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、「設定 (S) 」から「コ
ントロールパネル (C)」を選びます。コントロールパネルに表示される
アイコンの一覧から、「アプリケーションの追加と削除」のアイコンを
ダブルクリックします。表示される「アプリケーションの追加と削除」
の画面左側に表示されている「Windows コンポーネントの追加と削除」
のアイコンをクリックして、Windows コンポーネントの一覧を表示さ
せます。
2.
次に、一覧から、インターネット インフォメーション サービス (IIS)
をクリックし、詳細 (D)... ボタンをクリックし、インターネット イン
フォメーション サービス (IIS) のサブコンポーネント の一覧を表示さ
せます。
一覧の中の「WWW (World Wide Web) サーバー」の左側のチェック
ボックスが選択された状態にして、「OK 」ボタンをクリックします。
3.
8
Windows コンポーネント の画面へ戻ったら、「次へ (N)>」ボタンをク
リックすると実際のインストール処理が開始されます。
≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki の入手
4.
処理が完了すると、Windows コンポーネント ウィザードの完了の画面
が表示されます。「完了」ボタンをクリックして、WWW(World Wide
Web) サーバー サブコンポーネントの全てのインストール作業が完了し
ます。
≡ KABAYAKI ≡
9
インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
Windows Server 2003 でのインストール
10
1.
タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、「管理ツール」から
「サーバーの役割管理」を選びます。続いて、サーバーの役割管理か
ら、「役割を追加または削除する」を選びます。
2.
「サーバーの構成ウィザードの準備作業」から、「次へ (N)」ボタンをク
リックしてウィザードを起動します。各種検索が終了した後、「構成オ
プション」から「カスタム構成 (C) 」ラジオボタンを選択し、「次へ
(N) 」ボタンをクリックします。
≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki の入手
3.
「サーバーの役割」の一覧から「アプリケーション サーバー (IIS、
ASP.NET) 」を選んで、「次へ (N) 」ボタンをクリックします。
アプリケーション サーバーのオプションには Kabayaki for Windows に
関係する設定はないため、そのまま「次へ (N)」ボタンをクリックしま
す。
4.
選択内容の概要にの概要 (S) の一覧に「インターネット インフォメー
ション サービス (IIS) をインストールします。」が含まれていることを
確認して、「次へ (N)」ボタンをクリックします。
これで基本の設定は完了しました。サーバーの構成ウィザードの表示にし
たがって操作してください。
インターネット インフォメーション サービス (IIS) の動
作確認
Windows 2000 での確認 : タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、
「プログラム (P) 」の「管理ツール」のサブメニューから「インターネッ
ト サービス マネージャ」を選択します。.「インターネット インフォメー
ション サービス」の画面が表示されたら、該当するコンピュータ名の左
にある+ をクリックしツリーを展開させ、「既定の Web サイト」が表示さ
れることを確認します。
Windows 2003 での確認 : タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、
「管理ツール」から「インターネット インフォメーション サービス (IIS)
マネージャ」を選択します。
「インターネット インフォメーション サービス」の画面が表示されたら、
該当するコンピュータ名の左にある+ をクリックしツリーを展開させ、
さらに「 Web サイト」のツリーを展開させて、「既定の Web サイト」が表
示されることを確認します。
≡ KABAYAKI ≡
11
インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
12
≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki の入手
ActivePerl のインストール
ActivePerl は、以下の URL から入手してください。
ftp://ftp.activestate.com/ActivePerl/Windows/5.8/
Kabayaki を正常動作させることのできる ActivePerl のバージョンは、
Kabayaki サーバー上で使用する Web サーバーが IIS か Apache で異なりま
す。
IIS を使用する場合 :
ActivePerl-5.8.7.813-MSWin32-x86-148120.msi
Apache を使用する場合 :
ActivePerl-5.8.7.813-MSWin32-x86-148120.msi
ActivePerl-5.8.8.817-MSWin32-x86-257965.msi
これ以外のバージョンの ActivePerl が既にインストールされていたなら
ば、以下の手順で ActivePerl を完全に削除してから、ActivePerl をインス
トールし直してください。
1.
「プログラムの追加と削除」ウィンドウを表示させます。
Windows 2000 では、タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、
「設定 (S)」から「コントロール パネル (C)」を選んでコントロールパ
ネルを表示させます。
Windows 2003 では、タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、
「コントロール パネル (C)」から「プログラムの追加と削除」を選びま
す。
2.
Kabayaki がインストールされていたら、Kabayaki もアンインストール
す。
「プログラムの追加と削除」ウィンドウの「現在インストールされてい
るプログラム」から Kabayaki を選択して、「削除」ボタンをクリック
します。
3.
ActivePerl をアンインストールします。
「プログラムの追加と削除」ウィンドウ上で ActivePerl を選択して「変
更と削除 (C)」ボタン (Windows 2000) または「削除」ボタン (Windows
2003) をクリックします。
4.
アンインストールが完了したら、マシンを再起動します。
5.
再起動後に、Perl の入っていたフォルダ ( 既定値では C:\Perl) を削除し
ます。
2. で Kabayaki もアンインストールした場合には、Kabayaki のフォルダ
( 既定値では C: \ Program Files \ kabayaki) も削除します。
≡ KABAYAKI ≡
13
インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
ダウンロードした ActivePerl-5.8.x.8xx-MSWin32-x86-xxxxxx.msi のアイコン
をマウスでダブルクリックすると、ActivePerl のインストールが開始され
ます。進行は全て英文です。
1.
起動画面上で「Next>」ボタンを押すと「End-User License Acreement」
の画面が表示されます。「I accept the terms in the License Agreement」の
左のラジオボタンを選択して、「Next>」ボタンを押します。
2.
次に表示される「Custom Setup」の画面上の「Location」には、ActivePerl のインストール先のフォルダ名が表示されます。変更したいときは
「Browse」ボタンをクリックして希望する場所を選んでください。
3.
「Next>」ボタンを押すと「New features in PPM」の画面が表示されま
す。ここはそのまま、「Next>」ボタンを押して次に進みます。次に表
示される「Choose Setup Options」の画面では、全ての項目の左側にあ
るチェックボックスにチェックマークが入っていることを確認して、
「Next>」ボタンを押してください。
4.
全ての設定が終わると「Ready to Install 」の画面が表示されます。
「Install 」ボタンをクリックすると実際のインストール処理が開始され
ます。
5.
処理が完了すると、「Completing the ActivePerl 5.6.1 build 638 Setup
Wizard」の画面が表示されます。「Finish 」ボタンをクリックすると、
ActivePerl の全てのインストール作業が完了し、デフォルト設定の Web
ブラウザに ActivePerl Users Guide が表示されます。
ActivePerl の動作確認
タスクバーの「スタート」ボタンをマウスでクリックし、「プログラム
(P)」または「すべてのプログラム (P)」(Windows 2003) の「アクセサリ」
サブメニューから「コマンドプロンプト」を選択して、コマンドプロンプ
トのウィンドウを表示させます。コマンドプロンプトのウィンドウ上で以
下のように入力して、ActivePerl のバージョンを確認してください。
C: \ >perl --version
ActivePerl が正しくインストールされていると、以下のように表示されま
す。
14
≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki のインストール
C: \ >perl --version
This is perl, v5.6.1 built for MSWin32-x86-multi-thread
(with 1 registered patch, see perl -V for more detail)
Copyright 1987-2001, Larry Wall
Binary build 638 provided by ActiveState Corp. http://www.ActiveState.com
ActiveState is a division of Sophos.
Built Apr 13 2004 19:24:21
Perl may be copied only under the terms of either the Artistic License or the
GNU General Public License, which may be found in the Perl 5 source kit.
Complete documentation for Perl, including FAQ lists, should be found on
this system using `man perl' or `perldoc perl'. If you have access to the
Internet, point your browser at http://www.perl.com/, the Perl Home Page.
インストールされていないときや、インストールが不完全なときは、以下
のように表示されます。
C: \ >perl --version
'perl' は、 内部 コ マ ン ド ま た は外部 コ マ ン ド 、
操作可能な プ ロ グ ラ ム ま た は バ ッ チ フ ァ イ ル と し て 認識 さ れ て い ま せ ん
このような場合は、コマンドプロンプトから以下のように入力し、
ActivePerl のインストール先のフォルダが Path に設定されている文字列の
中に含まれているかどうかを確認してください。
C: \ >set path
Path=C:\Perl\bin\;C:\WINNT\system32;C:\WINNT;C:\WINNT\System32\Wbem;
PATHEXT=.COM;.EXE;.BAT;.CMD;.VBS;.VBE;.JS;.JSE;.WSF;.WSH
見つからない場合は、ActivePerl のインストールをやり直してください。
Kabayaki のインストール
ここまでで、Kabayaki for Windows に必要な他のソフトウェアのインス
トールと設定が完了しました。次に、Kabayaki for Windows 自体をインス
トールします。
注意 1: Power User 権限でもアプリケーションのインストールが実行でき
る Windows 2000 などのシステムでも、Kabayaki for Windows のインス
トールは、必ず Administrator 権限で実行してください。
注意 2: Kabayaki for Windows のインストールの終了後に、Windows を再
起動する必要がありますので、注意してください。
≡ KABAYAKI ≡
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インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
注意 3: Kabayaki 用に Apache HTTP Server を使用するときには、すでに
インストールされている IIS があれば、IIS をアンインストールするか
ポート 80 以外で動作させる必要があります。IIS サービスが無効または手
動起動に設定されている状態では、Kabayaki のインストールが正常に実
行できないことがあります。
ダウンロードした KABAYAKI200.EXE のアイコンをマウスでダブルク
リックすると、インストールが開始されます。
1.
「ようこそ」の画面には、Kabayaki for Windows のインストールの手順
と注意が表示されます。
2.
次へ (N) > ボタンをクリックすると、インストール先フォルダの選択
の画面が表示されます。
「< 戻る (B) 」ボタンをクリックすると一つ前の画面へ戻ることができ
ます。インストール先フォルダは C: \ Program Files \ kabayaki が既定値で
す。安全な運用のためには、初期値のままにしておくことをお勧めし
ます。変更する場合は、「変更 (C)」ボタンをクリックしてフォルダの
選択 画面へ移り、ハードディスクドライブを一覧から選ぶかツリー表
示をクリックし、「OK」ボタンをクリックします。
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≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki のアップグレード
3.
「次へ (N)>」ボタンをクリックすると、ファイルの複写や各種設定を始
める準備ができたと表示されます。「< 戻る (B)」ボタンを押すと、前の
設定画面に戻ることができます。
「インストール (I)> 」ボタンをクリックすると、設定にしたがって実際
のインストールが始まります。
4.
インストール処理が完了すると、次のような完了画面が表示されます。
「完了 (F)」ボタンを押すと、システムの再起動を促すポップアップ
ウィンドウが表示されます。「はい (Y)」を選んで、システムを再起動
してください。
Kabayaki のアップグレード
Windows 1.5.2 以前からのアップグレードについては、Kabayaki の正規
ユーザー専用サイトに入って、以下の URL にある説明を参照してくださ
い。
≡ KABAYAKI ≡
17
インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
http://www.kabayaki.jp/members/page.php?file=contents/
UpgradeWin.html
Kabayaki を動作させるための設定
license ファイルのコピー
sansyo パッケージを購入すると、タイムインターメディア社からライセン
ス用の license というファイルが送付されます。このファイルを Kabayaki
のインストール先のディレクトリの下の kabayaki\share\kabayaki\license (
既定値では C:\Program Files\kabayaki\kabayaki\share\kabayaki\license ) に
手動でコピーしてください。一部の電子メールソフトウエアでは、添付さ
れた license のファイル名が license.dat となってしまうことがあります。そ
の場合は必ず license と名前を変更してください。
httpd.conf の修正
Apache HTTP Server を Kabayaki の Web サーバーとして使用するためには、
Apache の設定ファイルである httpd.conf を編集する必要があります。
Kabayaki for Windows をインストールした直後に、タスクバーの「スター
ト」ボタンをクリックし、「プログラム (P) 」メニューの「Apache HTTP
Server」または「Apache HTTP Server 2.0.nn」から、「Configure Apache
Server」サブメニューの「Edit the Apache httpd.conf Configuration File」を選
択して httpd.conf を編集します。Kabayaki のインストール先を既定値のま
まにした場合は、以下の行を httpd.conf の末尾に追加します。
Include "C:/Program Files/kabayaki/kabayaki/apache.conf"
さらに、日本語が文字化けしないで表示されるようにするために、
AddDefaultCharset の指定行の変更が必要になることがあります。Apache
HTTP Server 2.x の httpd.conf は、デフォルトでは AddDefaultCharset が ISO8859-1 または C に設定されているため、変更が必要です。http.conf にその
ような設定があった場合は、該当行を削除するか以下のようにコメントア
ウトします。
変更前 :
AddDefaultCharset ISO-8859-1
変更後 :
#AddDefaultCharset ISO-8859-1
httpd.conf の変更を反映させるには Apache HTTP Server を再起動する必要
があります。
タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、「プログラム (P) 」メ
ニューの「Apache HTTP Server」または「Apache HTTP Server 2.0.nn」か
ら、
「Control Apache Server」サブメニューの「Restart」を選択して Apache
を再起動してください。
18
≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki を動作させるための設定
動作確認
Web ブラウザで Kabayaki 管理画面へアクセスして、動作確認をします。
Kabayaki 管理画面の URL は、
http:// インストール先のホスト名 /kabayaki/cgi-bin/admin/rc.cgi
です。たとえば、ホスト名が kabayaki.example.com ならば、下記の URL
になります。
http://kabayaki.example.com/kabayaki/cgi-bin/admin/rc.cgi
Apache が 80 番以外のポートで動作しているときは、URL のホスト名の後
に「: ポート番号」を追加します。ホスト名が kabayaki.example.com、ポー
ト番号が 8080 ならば、以下の URL になります。
http://kabayaki.example.com:8080/kabayaki/cgi-bin/admin/rc.cgi
Kabayaki が正しくインストールされていると、管理画面が表示されます。
管理画面左側の一覧をメインメニューと呼びます。メインメニューは、
サーバー関連メニューとインデックス関連メニューから構成されていま
す。
sansyo パッケージがインストールされていて、ライセンスファイルが正常
にインストールされていなかったり、ライセンスが期限切れになっていた
りすると、Kabayaki 管理画面にはライセンスエラーのメッセージが表示さ
れます。
このような場合は、辞書機能および Web スパイダ機能は使用できません。
また、製品版付属の文書フィルタによる PDF 文書や Office 文書等をイン
デクシングすることもできなくなります。
≡ KABAYAKI ≡
19
インストール Kabayaki とその他の パッケージの導入
20
≡ KABAYAKI ≡
第2章
アンインストール
Kabayaki の削除
Kabayaki for Windows のアンインストールは、コントロールパネル経由で
実行します。アンインストールを実行する前に、必要に応じて、ライセン
スファイル、インデックスのフォルダや設定ファイルを他に退避しておい
てください。
注意 : Kabayaki 用に Apache HTTP Server を使用しているときには、IIS
はインストールされていないか、ポート 80 以外で動作している必要があ
ります。IIS サービスが無効または手動起動に設定されている状態では、
Kabayaki のアンインストールが正常に実行できないことがあります。
Windows 2000
タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、「設定 (S)」から「コント
ロールパネル (C) 」を選んでコントロールパネルを表示させます。
≡ KABAYAKI ≡
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アンインストール
コントロールパネル画面のアイコンの一覧から、「アプリケーションの追
加と削除」を選びダブルクリックします。
「現在インストールされているプログラム」の一覧から、
「≡ KABAYAKI ≡ for Windows」をクリックして、
「変更と削除 (C)」
ボタンをクリックすると、Kabayaki for Windows のアンインストールが開
始されます。
Windows 2003
タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、「コントロールパネル
(C) 」から「プログラムの追加と削除」を選びます。「現在インストールさ
れているプログラム」の一覧から、「≡ KABAYAKI ≡ for Windows」
をクリックして、「削除」ボタンをクリックすると、Kabayaki for Windows
のアンインストールが開始されます。
Kabayaki for Windows のアンインストール
「アプリケーションの追加と削除」プログラムによって、「コンピュータか
ら≡ KABAYAKI ≡ for Windows を削除しますか?」というメッセー
ジのウィンドウが表示されたならば、「はい (Y)」を選択してインストール
を開始します。
IIS が導入されている環境では、Kabayaki のアンインストール中には IIS
を停止する必要があります。下図のようなポップアップウィンドウが表示
されますので、IIS を停止させる準備ができたら「OK」ボタンを押してく
ださい。
22
≡ KABAYAKI ≡
Kabayaki の削除
IIS の再起動が済むと、「IIS を再起動しました。」というメッセージのポッ
プアップウィンドウが表示されます。
「OK」ボタンを押して次に進みます。
≡ KABAYAKI ≡
23
アンインストール
アンインストールのプログラムが終了した後でも、Kabayaki のインストー
ル先のフォルダに、いくつかファイルが残ることがあります。完全に削除
したい場合は、いったん Windows を再起動してから、Kabayaki のフォル
ダ ( 既定値では C: \ Program Files \ kabayaki ) を手動で削除します。
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≡ KABAYAKI ≡
付録 A
安全に運用するための諸設定
Apache HTTP Servrer でのアクセス制御
インターネットへ公開するサイトに Kabayaki を使用する場合などは、
Kabayaki へのアクセスを制限したくなることがあります。アクセスを制限
したい機能に対応するディレクトリ ( 下の表を参照のこと ) へのアクセス
を、httpd.conf の設定で制御することができます。。
表 1 Kabayaki
で提供している機能とディレクトリとの対応
管理機能
C:\Program Files\Kabayaki\kabayaki\libexec\admin
管理機能の ヘ ル プ
C: \ Program Files \ Kabayaki \ kabayaki \ var \
public_html \ admin \ help
検索機能
C:\Program Files\Kabayaki\kabayaki\libexec\search
検索 ト ッ プ ペ ー ジ
C: \ Program Files \ Kabayaki \ kabayaki \ var \
public_html \ search
以下は、パスワード認証されたユーザだけが管理機能にアクセスできるよ
うに設定する例です。
httpd.conf の編集
タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、「プログラム (P) 」メ
ニューの「Apache HTTP Server」または「Apache HTTP Server 2.0.nn」から、
「Configure Apache Server」サブメニューの「Edit the Apache httpd.conf Configuration File」を選択して httpd.conf を編集します。
<Directory "C:/Program Files/kabayaki/kabayaki/libexec/admin">
AuthUserFile "C:/Program Files/kabayaki/kabayaki/var/etc/htpasswd"
AuthType Basic
AuthName kabayaki
require valid-user
</Directory>
≡ KABAYAKI ≡
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安全に運用するための諸設定
AuthUserFile の作成
.htaccess ファイル内で AuthUserFile に指定されている C: \ Program
Files \ Kabayaki \ kabayaki \ var \ etc \ .htpasswd を新規作成し、admin という
ユーザを追加して、パスワードを設定します。
C:\Program Files\Apache Group\Apache2\bin>htpasswd -c "C:\Program
Files \ Kabayaki \ kabayaki \ var \ etc \ htpasswd" admin
Automatically using MD5 format.
New password: ********
Re-type new password: ********
Adding password for user admin
httpd.conf の変更を反映させるには Apache HTTP Server を再起動する必要
があります。タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、「プログラ
ム (P) 」メニューの「Apache HTTP Server」または「Apache HTTP Server
2.0.nn」から、「Control Apache Server」サブメニューの「Restart」を選択し
て Apache を再起動してください。
以上で、Kabayaki の管理機能画面を表示する前に、パスワードによるユー
ザ認証が実行されるようになります。
htpasswd コマンドの詳細については、Apache のドキュメントを参照して
ください。
26
≡ KABAYAKI ≡
インターネット インフォメーション サービス (IIS) でのアクセス制御
インターネット インフォメーション
サービス (IIS) でのアクセス制御
Windows 2000 での設定
タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし、「プログラム (P) 」の
「管理ツール」のサブメニューから「インターネット サービス マネー
ジャ」を選択します。
「インターネット インフォメーション サービス」の画面が表示されたら、
コンピュータ名の左にある+ をクリックしツリーを展開させ、「既定の
Web サイト」を表示させます。「既定の Web サイト」をダブルクリック
し、アクセス制限したい仮想ディレクトリを右クリックして、ポップアッ
プメニューから「プロパティ」を選択します。
≡ KABAYAKI ≡
27
安全に運用するための諸設定
プロパティの画面が表示されたら、「ディレクトリ セキュリティ タブ」を
クリックし、匿名アクセスと認証制御の「編集 (E)... 」ボタンをクリック
します。
認証方法の画面が表示されたら、「匿名アクセスを許可する (A)」のチェッ
クボックスからチェックを外します。「基本認証 ( パスワードはクリアテ
キストで送信されます )(B) 」と「統合 Windows 認証 (N) 」それぞれの
チェックボックスをチェックします。
28
≡ KABAYAKI ≡
インターネット インフォメーション サービス (IIS) でのアクセス制御
「基本認証 ( パスワードはクリア テキストで送信されます ) 」がチェック
されていると、「OK」ボタンをクリックしたときに、注意を促すポップ
アップウィンドウが表示されます。
Web サーバの管理者に確認して、設定を選んでください。
Windows 2003 での設定
タスクバーの「スタート」ボタンをクリックし「管理ツール」のサブメ
ニューから「インターネット インフォメーションサービス (IIS) マネー
ジャ」を選択します。
「インターネット インフォメーション サービス」の画面が表示されたら、
該当するコンピュータ名の左にある+ をクリックしツリーを展開させ、
さらに「 Web サイト」のツリーを展開させて、「既定の Web サイト」を表
示させます。「既定の Web サイト」をダブルクリックし、アクセス制限し
たい仮想ディレクトリを右クリックして、ポップアップメニューから「プ
ロパティ」を選択します。
≡ KABAYAKI ≡
29
安全に運用するための諸設定
プロパティの画面が表示されたら、「ディレクトリ セキュリティ タブ」を
クリックし、匿名アクセスと認証コントロールの「編集 (E)... 」ボタンを
クリックします。
認証方法の画面が表示されたら、「匿名アクセスを有効にする (A)」の
チェックボックスからチェックを外します。「基本認証 ( パスワードはク
リアテキストで送信されます )(B) 」と「統合 Windows 認証 (N) 」それぞれ
のチェックボックスをチェックします。
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≡ KABAYAKI ≡
インターネット インフォメーション サービス (IIS) でのアクセス制御
「基本認証 ( パスワードはクリア テキストで送信 ) (S)」がチェックされる
と、注意を促すポップアップウィンドウが表示されます。
Web サーバの管理者に確認して、設定を選んでください。
≡ KABAYAKI ≡
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