誘客巻き返しに意欲

クレアシンガポール事務所
誘客巻き返しに意欲
2014 年のシンガポールへの外国人来訪者数が前年比 3.1%減の 1510 万人で、
2009 年以来の減少となった。S・イスワラン首相府相は先月の観光産業会議にお
いて演説を行い、「激化する競争や為替高などシンガポールの観光産業にとって
今は試練の時であるが、アジアの観光産業は成長しており、今こそその機会とら
えなくてはならない」と述べ、観光局が様々な事業に取り組む計画であると発表
した。
今年は建国 50 周年でもあり、観光局では 2,000 万シンガポールドル(約 18 億
円)を投じ、年末にかけて、来訪者を増やすためのキャンペーンを行う。インド
ネシア、中国、インド、フィリピン、日本、韓国、ベトナムなど成長が見込まれ
る国が対象。キャンペーンは航空券、ホテル、買い物、食事に関する割引等を提
案するもので、割引額の一部を観光局が負担する。例えば、2 泊すれば 1 泊無料で
泊まれるプロモーションを 20 余りのホテルで実施したり、目抜き通りであるオー
チャード・ロード商店街では、3 月まで実施していた夜間歩行者天国を 7 月~12
月も延長したりする。