鄭州大学交換派遣留学生 林桃代さん(文理学部中国語中国

鄭州大学交換派遣留学生 林桃代さん(文理学部中国語中国文化学科4年)
2014 年 11 月 9 日
鄭州に来てからはやくも二か月以上が立っていました。先日、中国で二回目の誕生日を迎えまし
た。日付が誕生日の日付に変わった途端(つまり夜の12時)、韓国人の友人がケーキを持って部屋
に祝いに来てくれました!
↑なぜか韓国人スターのお面をかぶっています。
誕生日の夜は日本人の友人と一緒に市内にケーキと晩御飯を食べに行きました。鄭州大学から遊べる市
内に出るためにはバスに 40 分前後乗らなくてはいけません。バスはどこに行くにも1元だけで安くて
良いのですがよく揺れるのでバスに酔いやすい人にとっては苦行かもしれません。バス以外では、タク
シーと地下鉄を駆使した方法があります。この方法だと一緒に行く人数にもよるのですが、だいたい1
5元前後だと思います。みんないつもどこで遊ぶの?と中国人の友人に聞くと、みな必ず二七広場周辺
を教えてくれます。ここに行くには鄭州大学の南門のバス停からB12という名前のバスに乗って終点
まで行けばいいだけです。だいたい一時間前後ですが、道が混んでいるともう少しかかるかもしれませ
ん。また、二七タワーは鄭州の名所一つですので、興味があったら是非調べてみてください。中に入る
とこの二七タワーの歴史を知ることができます。ただ、この中に入るためには中国人の身分証明証が必
要なので、中国人の友人に協力してもらう必要があります。
↑二七タワー
↑二七タワー最上階です。
↑二七タワー周辺の様子。とても賑わっています。
階段で上るのでかなり疲れます。
たくさんデパートやお店があります。
↑前に来た時は中国人の友人と一緒にここでネイルをしてもらいました。日本だったらこういった
ジェルネイルは5000円から10000円します。しかし、ここでは1700円前後で行うこと
ができます。店員のお姉さんとお喋りしながらなのでとても楽しいです。いい息抜きになります♪
デパートの一つに大上海というデパートがあり、そこには韓国料理のお店や日本料理のお店が入
っていて美味しいご飯屋さんがたくさんあるので私は二七広場に来たら必ず遊びに行きます。
今回は大上海の中にあるケーキ屋さんにケーキを事前に予約しておいてそれから晩御飯を食べに
行きました。学校内のパン屋さんにも大きなケーキはいくつか売っていますが、中国人の友人曰く、
市内で買ったほうが安くて美味しいらしいです。ケーキは基本的に違うお店で食べます。日本では
食べ物や飲み物を違うお店に持っていくことは禁止されていますが、中国ではなんでも持ち込んで
ok です。店員さんも快くライターを貸してくれました。内装が全てスヌーピーのキャラクターでと
っても可愛いです。中国で誕生日ケーキを買うと必ず紙の王冠がついてきます。誕生日の人はこれ
をかぶることがお約束です。また、日本人の友人からは誕生日プレゼントに白酒をもらいました。
白酒は中国に留学したら一回は必ず飲む機会があるお酒です。アルコール度数は50度前後で高い
ですが、値段は安いものだったら20元前後で手に入ります。ただし、安い白酒は次の日に頭が痛
くなる可能性が大きいです。一般的に高い白酒ほど悪酔いしないと言われています。中国に長く滞
在するのなら試してみる価値はあります。私は白酒の味が好きで、友人と一緒によく飲みます。
↑ケーキ屋さんの前にて。中にはパンやマカ
↑お店のパンフレット。大きいケーキは事前に
ロンも売っています。このお店はチェーン店
予約しておいたほうがいいです。電話はもちろ
で鄭州にいくつか店舗があります。どれも美
ん中国語ですが、ケーキ名と取りに行く時間と
味しいのでお勧めです!
自分の電話番号が言えれば ok です。
↑こちらがケーキになります。蝋燭はオプシ
↑大上海の中にあるスヌーピーカフェにて。
ョンです。とっても美味しかったです。
と、ここまで遊びやお酒の内容ばかりだったので勉強の話もしたいと思います。
最近、口語の授業で自分が知っている知識や経験を共有する機会が設けられました。PPTや
写真を使ってクラスの人々に中国語で説明をします。目的は説明する中で私たちの中国語の口語
能力を上げることです。私は既に日本のロリータファッションについてと日本料理について発表
しました。PPTソフトをもっていないのでペイントツールに写真と簡単なタイトルを張り付け
た画像を作り、それをみんなに見てもらいながら口頭で説明しています。自分の興味のある分野
や、同じクラスの人に知ってもらいたいことを発表できるのでとても楽しいです。また、発表の
中で自分の口語の問題点を発見でいるのでとても助かります。発表が終わった後に先生が改めて
質問や生徒の説明が足らなかったところを補足説明してくれるので、発表内容をさらに深く理解
出来ます。他の生徒の発表もそれぞれの国のことや、私の知らない知識や経験なのでとても興味
深く聞けます。
授業以外で私は週に二日、中国人の生徒と二時間ほど勉強する時間を設けています。この中国
人の生徒たちは補導員と呼ばれていて、外国人に中国語を教えることを学ぶ学科に在籍する生徒
さんたちです。授業中に理解できなかった単語や文法、宿題を見てもらえます。みな将来先生に
なることが目標なのでとても一生懸命に教えてくれます。私の補導員は日本にとても興味があり
よく一緒に日本の漫画や歌や流行についてお話します。なかなか中国人の先生の前では緊張して
質問できないことも、彼女には気軽に話せるのでとても助かります。このあいだは中国人と日本
人のイケメンと美女についての考えの違いについて、スマートフォンで画像を検索しながら討論
しました。現在の中国や日本のイケメンや美女、特に美女は顔の基準が決まってしまっていて個
性に欠ける。両国とも以前のイケメンや美女のほうが自然な感じで良い。もうそろそろ以前のイ
ケメンや美女のような個性的な顔がはやるのではないか、という結論になりました。みなさんは
どう思いますか?私は、話題はなんでもいいのでこうして中国人の友人と取り留めもなくたくさ
ん話すことが口語の能力を上げることに繋がると思っています。まだまだ難しい話は出来ません
が、何か興味がある話題だったらそれを伝えようと一生懸命中国語の単語を頭の中で探しますよ
ね。授業で学んだことを生かす機会はたくさんあります。私の口語はまだまだです。少しさぼる
とすぐにたくさんの単語を忘れてしまいます。何度も何度も思い出しながら、適切な単語が場面
や話題に応じて出てくるようにしています。それでもよく簡単な単語を忘れます。もしも留学を
する機会があったら、基礎の単語や基本の例文だけでもしっかり覚えておいたほうがいいと思い
ます。本当に簡単な例文でいいと思います。まずは使うことに慣れることから始まるので、難し
い中国語よりも、より生活に密接した単語のほうが何倍も役に立ちます。
鄭州は日に日に寒さが厳しくなっています。朝晩の冷え込みは東京よりも大きく、体調をくず
しやすいので風邪対策をしっかりしなくてはいけません。しかも、私の部屋は少し問題がありよ
くお湯が出なくなります。毎回同室の韓国人の子と嘆いています。中間テストも来週と差し迫っ
ているので、しっかり準備してテストに挑みたいと思います。
↑鄭州大学の校舎は中国の大学の中で三番目に広いそうです。私はよく大学内をぐるっと一周散
歩するのですが約一時間かかります。しかし、たくさんの木や花が植えられているので毎日同じ
道を散歩していても飽きません。