SAE-1組み立てマニュアル

組み立てて測定器として使える!
頒布キット(APB−3TGKIT)
あり
詳細は特設ページまで
▶ toragi.cqpub.co.jp/tabid/645/Default.aspx
USB−FPGA信号処理実験基板
APB−3TGKITと専用のRFフロント
エンド・アダプタ SAE−1で作る
4.4
PLL GHz
搭載
!
スペアナ+SG!1 GHzディジタル・
シグナル・アナライザの製作
小川 一朗(おじさん工房)
APB-3の測定周波数を
広げる1GHz RFフロン
トエンド・アダプタ
パソコン
周波数拡張基板
USB
APB-3
SAE-1
PLL
CN12
DAC
APB-3
ADC
SG
OUT
信号発生器
出力
(無変調)
(a)信号発生器として使う場合
APB-3
SAE-1
PLL
写真 1 1 GHz まで使える APB−3 周波数拡張スペクトラム・アナ
ライザを製作
APB−3とRFフロントエンド・アダプタ SAE−1を接続するケーブルは
APB−3のリアパネルをはずして通している.APB−3と接続している同軸
ケーブルの大きなフェライト・コアは100 MHzの整数倍スプリアス対策
表 1 APB−3 単体と 1 GHz RF フロントエンド・アダプタを使っ
たときの周波数範囲
機 能
スペクトラム・
アナライザ
信号
発生器
無変調
APB−3 単体
RF OUT
IF IN
20 Hz ∼ 50 MHz 30 MHz ∼ 1000 MHz
35 MHz ∼ 1000 MHz
20 Hz ∼ 50 MHz 1000 MHz ∼ 4400 MHz
(出力レベル変動あり)
AM,FM
20 Hz ∼ 50 MHz 30 MHz ∼ 1000 MHz
変調
変換器を使っていて,扱える周波数はナイキスト周波
数の 50 MHz までです.もちろん入出力に入っている
LPF を変更してサブナイキスト・バンドを使うよう
にすれば,もっと高い周波数でも扱うことができます
が,手軽にというわけにはいきません.
そこで,一番使うであろうスペクトラム・アナライ
ザと信号発生器の周波数範囲を拡大することができる
APB − 3 用 の 1 GHz RF フ ロ ン ト エ ン ド・ ア ダ プ タ
RF
OUT
信号出力
(変調あり)
(b)信号発生器
(変調あり)
として使う場合
APB-3
SAE-1
APB−3+RF フロントエ
ンド・アダプタ
CQ 出版社からキットとして販売している APB−3
基板は,
クロック周波数100 MHzのA−D変換器やD−A
116
OUTPUT
PLL
INPUT
RF
IN
IF OUT
RF
OUT
測定したい信号
(c)周波数拡張スペクトラム・アナライザとして使う場合
図 1 USB−FPGA 信号処理実験基板 APB−3 との接続
SAE−1
(以下,RF フロントエンド・アダプタ)を作り
ました.APB−3 単体での周波数範囲と,RF フロント
エンド・アダプタを使ったときの周波数範囲を表 1 に
示します.
RF フロントエンド・アダプタは,APB−3 基板と図
1 のように接続して使います.使いかたによって接続
方法が変わり,ケーブルの抜き差しで対応します.
図 2 は RF フロントエンド・アダプタのブロック構
成です.信号生成用の PLL IC と周波数変換用の DBM
が載っています.
2014 年 4 月号