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14.鉱物資源マテリアルフロー2013 マンガン(Mn)

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1.需給動向
1-1.世界の需給動向
マンガンはそのほとんどが製鉄用に使用されている。脱酸・脱硫剤、強度及び特性向上を目的とした鉄鋼
添加剤としてフェロマンガン(高炭素、低炭素)及びシリコマンガンが使用される。また、マンガン鉱石はフェロ
マンガンの原料となるほか、脱酸・脱硫剤、鉄鋼添加剤として転炉に投入される。金属マンガンは製鋼原料と
して二次製錬時に使用されたり、飲料缶用アルミニウム合金添加剤としても用いられる。
マンガンを含む普通鋼、特殊鋼、アルミ合金等は社会生活の中で幅広く使用されている。マンガンの需要は
粗鋼生産の動向に大きく左右される。その他、マンガンは二酸化マンガン等、酸化物の形態で乾電池材等に
も使用されている。近年は、自動車用リチウムイオン電池の正極材料としても需要が増加している。
世界のマンガン鉱石の生産を表 1-1、図 1-1 に示す。2012 年の生産量は前年比 84%の約 48,057 千 t であ
った。上位 3 カ国以外で生産量が減少した。2012 年は、中国、南ア、豪州、ブラジル 4 カ国の生産量が全世界
の 7 割近くを占めている。
表 1-1 世界のマンガン鉱石生産
単位:マテリアル千t
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
12/11比 構成比
中国
5,300
5,300
7,500
8,000
9,000
10,000
11,000
12,000
13,000
13,000
100%
南アフリカ
3,799
4,207
4,612
5,213
5,341
6,807
4,565
7,172
8,693
8,788
101%
18%
豪州
2,555
2,426
3,872
4,556
5,289
4,838
4,451
6,464
6,963
7,531
108%
16%
ブラジル
2,544
3,143
3,200
3,128
1,866
3,200
2,320
3,125
3,483
3,300
95%
7%
ガボン
2,000
2,460
2,859
3,000
3,300
3,250
1,992
3,201
3,433
3,037
88%
6%
カザフスタン
2,369
2,318
2,233
2,531
2,482
2,198
2,468
3,042
2,963
2,941
99%
6%
25
900
400
596
438
98
8,446
10,793
2,559
24%
5%
ボリビア
-
27%
インド
2,018
2,149
2,163
1,910
2,348
2,735
2,321
2,745
2,554
2,187
86%
5%
ガーナ
1,509
1,594
1,713
1,659
1,089
1,167
1,013
1,194
1,828
1,491
82%
3%
ウクライナ
2,523
2,278
2,226
2,245
2,390
1,975
1,127
1,300
1,200
1,234
103%
3%
マレーシア
-
-
-
7
57
537
469
633
598
499
83%
1%
1%
メキシコ
294
357
350
336
401
421
304
460
423
486
115%
その他
429
524
616
673
1,043
1,258
834
1,604
1,223
1,005
82%
2%
25,340
26,781
32,243
33,657
35,201
38,824
32,962
51,386
57,153
48,057
84%
100%
合計
出典:World Bureau of Metal Statistics 「World Bureau of Metal Statistics MANGANESE」Mine production
マンガン
(Mn)
(マテリアル千t)
70,000
その他
インド
ボリビア
カザフスタン
ガボン
ブラジル
豪州
南ア
中国
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
図 1-1 世界のマンガン鉱石生産
-153 -
鉱物資源マテリアルフロー 2013
1-2.国内の需給動向
1-2-1.フェロマンガン
2012 年は鉱石、フェロマンガンの純分換算率の見直しを行ったため、マテリアル t 及び純分t での数値の推
移がリンクしていない部分がある。
マンガンの国内需給を表1-2に示す。2012年の供給は前年比109%の781千t、需要は前年比107%の541
千 t である。マンガン鉱石輸入及びマンガン生産の差異は、142 千 t である。表 1-2 では、マンガン鉱石の在
庫分を考慮しておらず、また製鋼業におけるマンガン鉱石の直接投入分が加味されていない。
フェロマンガンの主要需要先は製鋼用であり、粗鋼生産量に影響を受ける。2012 年の日本の粗鋼生産量は
前年比 99.7%の 1 億 723 万 t となり、2 年連続の減少であった。粗鋼生産量の減少に伴い、高炭素・低炭素フ
ェロマンガンの国内消費量が減少した(マテリアル t ベースでは高炭素フェロマンガンの 2011 年消費量は 333
千 t、2012 年は前年比 94.3%の 314 千 t、低炭素フェロマンガンの 2011 年消費量は 124 千 t、2012 年は前年
比 98.8%の 123 千 t)。
鉄鋼生産において、高炭素フェロマンガンとマンガン鉱石はどちらも主に一次精錬時に用いられるが、高炭
素フェロマンガンを利用した方が、スラグ等の排出が少なく、製造時間も短縮できるため生産効率が高い。一
方で、鉱石の直接投入の場合、生産効率は低下するものの、安価に製造することができる。鉄鋼メーカーとし
ては、安価な鉱石の使用比率を高めたいが、粗鋼生産量が増加し稼働率が高い時は、スクラップ利用率が高
まり、熱余裕が無くなる。その場合鉱石は利用しにくくなる。つまり粗鋼生産量が増加すると、高炭素フェロマ
ンガンの使用比率が高まり、粗鋼生産量が減少すると鉱石使用量が増加する傾向がある。鉱石はある程度
大ロット(万 t レベル)で輸入する必要があり、製鋼業者による鉱石の輸入量と、実際の使用量は必ずしもリン
クしない。
国内で高炭素フェロマンガンを生産しているのは、日本電工、中央電気工業、水島合金鉄、神戸製鋼所の 4
社である。中低炭素フェロマンガンを生産しているのは日本電工、中央電気工業、水島合金鉄の 3 社である。
シリコマンガンは日本電工と神戸製鋼所の 2 社が生産している。ただし、神戸製鋼所が生産している高炭素フ
ェロマンガン、シリコマンガンは自社消費用(粗鋼生産)のため外販はしていない。
マンガン
(Mn)
鉱物資源マテリアルフロー 2013
-154 -
表 1-2 マンガンの国内需給
①輸入1)
供
1)
給 ②輸入
④消費
2)
需
要
⑤輸出1)
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
マンガン鉱石
584
617
650
572
534
542
441
540
470
508
108%
高炭素FeMn
55
32
38
63
94
98
41
87
79
92
116%
8
5
7
8
24
39
13
8
12
20
162%
シリコマンガン
173
183
143
167
214
216
90
163
155
161
104%
小計
③合計
236
220
188
238
332
353
145
259
246
273
111%
819
837
837
772
848
873
576
799
715
781
109%
高炭素FeMn
104%
中低炭素FeMn
2012 12/11比
223
243
258
272
291
302
226
298
292
303
中低炭素FeMn
40
45
46
50
61
73
47
60
61
71
116%
シリコマンガン
189
158
186
196
198
203
145
157
154
165
107%
小計
452
445
489
518
550
578
418
515
506
539
106%
高炭素FeMn
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
100%
中低炭素FeMn
12
7
7
6
4
1
1
2
1
1
127%
シリコマンガン
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
67%
小計
⑥合計
13
7
7
6
4
2
1
2
2
2
111%
465
453
497
524
554
580
419
517
508
541
107%
354
384
340
248
294
293
156
281
207
240
116%
205
247
256
221
225
233
204
239
240
237
99%
66
71
70
74
81
81
59
91
93
95
102%
高炭素FeMn
⑧生産
単位:純分千t
2004
⑦供給-需要(③-⑥)
3)
2003
中低炭素FeMn
シリコマンガン
⑨合計
⑩鉱石輸入との差異(①-⑨)
38
45
58
36
32
36
30
30
30
34
112%
308
362
384
332
338
350
293
405
156
366
235%
276
255
266
240
196
192
149
135
314
142
45%
出典:1)財務省貿易統計、2)経済産業省「鉄鋼・非鉄金属・金属製品統計」製鋼業者分受払
3)経済産業省「鉄鋼・非鉄金属・金属製品統計」生産業者分受払
純分換算率:(2011年以前)鉱石49%、高炭素FeMn72%、中低炭素FeMn75%、シリコマンガン61%
(2012年)鉱石44.0%、、高炭素FeMn75.5%、中低炭素FeMn77.5%、シリコマンガン65%
1-2-3.電解二酸化マンガン(EMD)、四三酸化マンガン等
電解二酸化マンガン(以下 EMD)の主要用途は、乾電池及び LIB 正極材である。四三酸化マンガンは、フェ
ライト(Mn-Zn 系)や NTC サーミスタ、LIB 正極材で使用されている。現状国内で電解二酸化マンガン及び四
三酸化マンガンを生産しているのは、東ソー1 社である。
2008 年に経済産業省は豪州(29.3%)、スペイン(14.0%)、中国(紅星大龍34.3%、その他46.5%)、南アフリ
カ(14.5%)から輸入されるEMDに対してAD関税の賦課を決定した。なお、中国のEMD生産上位メーカーは、
湘潭電化科技股份有限公司、貴州紅星発展股份有限公司、ERACHEM、広西桂柳化工有限責任公司である。
四三酸化メーカーは、金瑞新材料科技股份有限公司が挙げられる。元々の関税期間は 2013 年 8 月末までで
あるが、更に期間を延長するか調査中であり、調査中も当該関税が課せられている。調査期間は 2013 年 10
月までであったが 5 ヶ月間(2014 年3 月末まで)延長されている。課税の延長が決定すれば、2014 年4 月から
の 5 年間再度関税が設定されることとなる。
-155 -
鉱物資源マテリアルフロー 2013
マンガン
(Mn)
1-2-2.金属マンガン
金属マンガンの主要用途は、製鋼用及びアルミ合金である。金属マンガンは全量が輸入されている。
2012 年の金属マンガン(くずを含む)の輸入量は前年比 79%の 46 千 t であった。日本フェロアロイ協会推計
によれば、2012 年の国内の金属マンガンの製鋼用消費量は前年比81%の約42 千t であった。製鋼向けでは、
金属マンガンから低炭素フェロマンガンへの代替が進んでいる。
アルミ合金向けの電解金属マンガン需要は、アルミ合金スクラップへの代替が進み減少傾向にある。
2.輸出入動向
2-1.輸出入動向
マンガンの輸出入を表2-1、図2-1 に示す。2012 年のマンガン原料、素材の輸入量は前年比106%の 834.7
千 t、輸出量は前年比 90%の 13.4 千 t であった。
2012 年は粗鋼生産量が微減だった一方で、金属マンガンを除く原料輸入量は増加している。
表 2-1 マンガンの輸出入
単位:純分千t
原
鉱石
料
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
輸入
584.1
617.1
649.8
572.1
534.4
542.0
441.2
540.4
469.6
507.8
輸出
0.0
20.7
15.3
1.6
15.4
6.1
0.0
0.8
0.0
0.0
輸入-輸出
金属Mn
(くずを含む)
高炭素FeMn
中低炭素FeMn
SiMn
素 二酸化Mn
材
四三酸化マンガン
(二酸化Mn以外) 1)
過Mn酸カリウム
過Mn酸カリウム
以外2)
小計
合計
12/11比
108%
-
584.1
596.4
634.5
570.5
519.0
536.0
441.2
539.6
469.6
507.8
輸入
64.2
83.3
84.3
75.5
91.1
66.8
30.2
72.3
58.4
46.0
79%
輸出
0.3
0.3
1.0
0.1
0.1
0.2
0.1
0.1
0.1
0.3
179%
輸入
55.4
32.2
37.6
63.0
94.0
97.9
41.4
87.4
79.4
92.0
116%
輸出
1.2
0.6
0.7
0.7
0.7
0.8
0.6
0.8
0.8
0.8
100%
輸入
7.8
4.9
7.2
7.7
23.7
39.4
13.5
8.2
12.2
19.8
162%
輸出
11.8
6.8
6.6
5.5
3.6
0.9
0.7
1.5
0.7
0.9
127%
輸入
172.7
183.3
143.0
167.1
213.9
215.5
90.0
163.0
154.6
161.4
104%
輸出
0.2
0.1
0.0
0.0
0.0
0.3
0.0
0.0
0.0
0.0
67%
輸入
2.0
4.4
8.4
8.9
11.5
5.3
1.1
4.3
6.8
4.8
70%
輸出
14.1
17.7
18.3
18.5
15.2
12.9
9.8
11.5
9.3
9.1
97%
輸入
0.5
2.5
1.7
2.3
2.5
2.4
1.2
1.8
1.9
1.6
83%
輸出
1.7
0.8
0.2
0.4
0.5
0.5
0.2
0.3
2.1
1.1
54%
輸入
0.5
0.5
0.5
0.4
0.5
0.5
0.3
0.3
0.3
0.3
108%
輸出
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
111%
輸入
0.5
0.7
0.8
1.1
1.2
1.3
0.5
1.0
0.9
1.0
102%
輸出
0.1
0.2
0.4
0.5
0.6
0.7
0.5
1.2
1.8
1.2
66%
輸入
303.6
311.8
283.5
326.0
438.4
429.2
178.2
338.2
314.6
326.9
104%
輸出
108%
29.5
26.5
27.2
25.7
20.6
16.2
11.8
15.5
15.0
13.4
90%
輸入-輸出
274.1
285.3
256.3
300.3
417.9
413.0
166.4
322.7
299.6
313.4
105%
輸入
887.7
928.9
933.4
898.1
972.9
971.2
619.5
878.6
784.2
834.7
106%
輸出
29.5
47.2
42.5
27.3
36.0
22.2
11.8
16.3
15.0
13.4
90%
858.2
881.7
890.9
870.8
936.9
949.0
607.6
862.2
769.2
821.2
107%
輸入-輸出
マンガン
(Mn)
出典:財務省貿易統計
1)四三酸化マンガン(二酸化Mn以外)とは、二酸化Mn以外のMn酸化物を示す。その大半が四三酸化マンガンであると推定される。
2)過Mn酸カリウム以外とは、過Mn酸カリウム以外の亜Mn酸・Mn酸・過Mn酸塩を示す。過Mn酸カリウム以外はマテリアルtの数値。
※原料は鉱石、素材は金属Mn(くずを含む)、高炭素FeMn、中低炭素FeMn、SiMn、二酸化Mn、四三酸化マンガン(二酸化Mn以外)
過Mn酸カリウム、過Mn酸カリウム以外による。 純分換算率:(2011年以前)鉱石49%、高炭素FeMn72%、中低炭素FeMn75%、シリコマンガン61%
二酸化Mn63%、四三酸化Mn72%、過Mn酸カリウム34%
(2012年)鉱石44.0%、、高炭素FeMn75.5%、中低炭素FeMn77.5%、シリコマンガン65%
二酸化Mn63.2%、四三酸化Mn72%、過Mn酸カリウム34.8%
鉱物資源マテリアルフロー 2013
-156 -
その他素材
中低炭素FeMn
金属Mn(くずを含む)
高炭素FeMn
SiMn
鉱石
(純分千t)
1,200
1,000
800
600
400
200
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
図 2-1 マンガンの輸入
2-2.輸出入相手国
2-2-1.鉱石
マンガン鉱石の輸入相手国を表 2-2、図 2-2 に示す。鉱石の輸入量は、2009 年を除き概ね 500 千 t 前後で
推移している。輸入相手国は南アフリカが最も多く 63%を占める。日本が鉱石を輸入している南アフリカ、豪
州の鉱石品位は高く、マンガン純分は 44%以上である。
一般的に、高・中・低炭素フェロマンガンを製造する場合、鉱石を熱で融解しマンガンや鉄を取り出している。
低品位のマンガン鉱石を使用すると、生産効率が低下するため、高品位品が使用されている。一方で金属マ
ンガンや EMD 等の製造では、鉱石を硫酸に溶出し、その液を電解槽で電解し、マンガン分を抽出している。高
品位より残渣は多く出るが、それほど生産効率は低下しないため、低品位品でも利用できる。
表 2-2 マンガン鉱石の輸入相手国
単位:純分千t
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
南ア
355.8
374.5
408.4
314.7
354.1
332.7
231.8
310.2
305.9
319.7
104%
63%
豪州
154.8
191.0
187.3
205.4
155.5
195.3
160.6
141.4
135.2
148.8
110%
29%
9.4
ガボン
ベトナム
輸
インドネシア
入
ブラジル
10.0
20.6
19.0
9.4
0.0
33.0
65.7
27.4
38.4
140%
8%
-
-
-
-
0.1
0.6
0.7
0.3
0.6
0.5
81%
0%
-
-
-
-
-
-
0.1
0.1
0.2
0.2
81%
0%
-
-
-
-
-
-
2.8
10.0
0.0
0.1
313%
0%
中国
その他
合計
12/11比 構成比
1.5
1.3
0.6
0.7
0.2
0.3
0.1
0.1
0.1
0.1
54%
0%
62.6
40.4
33.0
32.2
15.2
13.1
12.3
12.5
0.1
0.1
61%
0%
584.1
617.1
649.8
572.1
534.4
542.0
441.2
540.4
469.6
507.8
108%
100%
出典:財務省貿易統計
純分換算率:(2011年以前)49%、(2012年)44%
-157 -
鉱物資源マテリアルフロー 2013
マンガン
(Mn)
2003
(純分千t)
700
その他
ガボン
豪州
600
南ア
500
400
300
200
100
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
図 2-2 マンガン鉱石の輸入相手国
2-2-2.高炭素フェロマンガン
高炭素フェロマンガンの輸入相手国を表 2-3、図 2-3 に示す。主な輸入相手国は韓国、南アフリカ、豪州で
あり、3 ヵ国で輸入量全体の約 9 割を占めている。
上位 3 カ国の中でも韓国の比率が約 48%を占めている。韓国のフェロマンガンメーカー(Dongbu Steel、
SIMPAC METAL、DONGIL INDUSTRY 等)が海外での販売増を狙い、生産量を増加させおり、ウォン安を背景
に日本への輸出量が増加したと推定される。
表 2-3 高炭素フェロマンガンの輸入相手国
2003
2004
2005
単位:純分千t
2007
2008
2009
2010
2011
2012
12/11比 構成比
韓国
1.0
0.7
11.9
13.6
16.5
7.1
22.5
21.0
44.4
211%
48%
南ア
10.8
7.0
9.8
7.6
14.0
11.6
11.2
24.5
16.1
19.7
122%
21%
豪州
22.6
13.0
14.1
10.6
41.5
47.6
18.0
31.2
33.3
17.7
53%
19%
インド
-
0.7
2.8
1.1
2.2
0.8
1.0
4.1
0.8
4.7
559%
5%
8.0
4.6
57%
5%
輸
ノルウェー
入
中国
ウクライナ
-
-
21.0
11.2
-
0.3
マンガン
(Mn)
その他
0.0
合計
-
2006
55.4
-
0.0
32.2
9.5
-
1.4
37.6
-
-
-
0.1
3.4
30.4
22.8
21.5
4.0
0.5
-
-
-
2.9
63.0
0.0
0.0
94.0
97.9
2007
2008
-
0.0
41.4
0.7
0.5
87.4
-
0.1
0.1
79.4
0.5
-
1%
0.2
220%
0%
0.2
92.0
出典:財務省貿易統計
純分換算率:(2011年以前)72%、(2012年)75.5%
(純分千t)
120
その他
中国
ノルウェー
インド
豪州
南ア
韓国
100
80
60
40
20
0
2003
2004
2005
2006
2009
2010
図 2-3 高炭素フェロマンガンの輸入相手国
鉱物資源マテリアルフロー 2013
-158 -
2011
2012
107%
0%
116%
100%
2-2-3.中低炭素フェロマンガン
中低炭素フェロマンガンの輸入相手国を表2-4、図2-4 に示す。2012 年は韓国からの輸入量が 81%を占め
ている。
表 2-4 中低炭素フェロマンガンの輸入相手国
2003
韓国
1.0
ノルウェー
-
ベトナム
-
インド
-
輸
南ア
入
中国
スペイン
合計
1.8
-
2005
1.5
単位:純分千t
2006
2007
2008
2009
1.8
11.2
21.7
11.8
0.5
1.6
0.1
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
5.7
2.6
4.0
1.4
6.0
1.9
0.8
0.2
1.3
4.2
5.7
12.0
-
その他
2004
-
-
-
-
0.8
-
2010
5.3
2011
2012
12/11比 構成比
9.4
16.0
170%
81%
-
0.3
1.8
645%
9%
-
0.4
0.7
169%
4%
0.5
0.6
114%
3%
0.1
0.3
344%
2%
2.4
1.3
0.3
22%
1%
1%
0.2
-
0.2
0.2
0.1
0.2
0.2
71%
0.4
0.3
0.4
0.3
0.1
2.0
0.8
0.1
0.0
0.0
0%
0%
7.8
4.9
7.2
7.7
23.7
39.4
13.5
8.2
12.2
19.8
162%
100%
出典:財務省貿易統計
純分換算率:(2011年以前)75%、(2012年)77.5%
(純分千t)
45
その他
インド
ベトナム
ノルウェー
韓国
40
35
30
25
20
15
10
5
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
図 2-4 中低炭素フェロマンガンの輸入相手国
-159 -
鉱物資源マテリアルフロー 2013
マンガン
(Mn)
2-2-4.シリコマンガン
シリコマンガンの輸入相手国を表2-5、図2-5 に示す。2003 年~2008 年までは中国からの輸入が最も多く、
輸入量全体の約 6~8 割を占めていた。中国での自国消費の増加や、輸出関税引き上げにより、中国からの
輸入が 2009 年以降激減している。中国に変わり、2010 年以降インドからの輸入量が急増している。2012 年の
全輸入量に占めるインドの比率は 57%である。
表 2-5 シリコマンガンの輸入相手国
2003
インド
2.6
カザフスタン
0.0
ベトナム
-
韓国
2007
2008
5.8
4.1
9.8
17.6
6.8
12.1
14.9
11.6
-
-
-
-
2009
2010
2011
23.7
74.3
78.5
6.3
2012
12/11比 構成比
92.2
117%
57%
21.8
26.3
27.2
103%
17%
-
8.7
13.1
13.8
106%
9%
7.8
3.6
0.8
2.3
10.7
10.2
7.0
10.4
148%
6%
7.1
20.2
25.3
17.1
7.9
18.5
8.1
15.7
13.0
5.4
41%
3%
-
-
1.2
1.8
3.5
196%
2%
2.7
2.5
2.6
101%
2%
1.1
30%
1%
-
-
合計
7.0
-
2006
2.5
グルジア
その他
15.6
単位:純分千t
2005
2.2
輸 ウクライナ
入 インドネシア
中国
2004
0.6
140.9
119.6
19.9
17.8
172.7
183.3
0.6
81.8
-
-
-
0.3
-
-
-
1.5
120.9
178.0
161.5
33.2
18.1
3.8
14.8
9.3
2.1
3.9
6.6
10.3
8.5
5.3
62%
3%
143.0
167.1
213.9
215.5
90.0
163.0
154.6
161.4
104%
100%
2009
2010
2011
2012
出典:財務省貿易統計
純分換算率:(2011年以前)61%、(2012年)65.0%
(純分千t)
250
その他
中国
韓国
ベトナム
カザフスタン
インド
200
150
100
50
0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
図 2-5 シリコマンガンの輸入相手国
マンガン
(Mn)
2-2-5.EMD
EMD の主な輸入相手国は、中国、コロンビア等である。輸出相手国は米国、インドネシア、タイ等である。
2-3.輸出入価格
マンガンの平均輸出入価格を表 2-6、図 2-6 に示す。フェロマンガンの輸入価格は 2006 年から 2008 年に
かけて高騰が見られたが、2009 年は世界的な景気後退の影響を受け大幅に下落した。2010 年以降も価格の
低下は続いている。2012 年は後半から中国での鋼材需要が低迷し供給過剰となり、鋼材市況が下落。それに
伴い高炭素フェロマンガンの需要も弱含みとなった。
鉱物資源マテリアルフロー 2013
-160 -
表 2-6 マンガンの平均輸出入価格
単位:$/t
2003
原
鉱石
料
2005
2006
2007
2008
2009
2010
167
155
153
438
輸出
669
103
104
60
126
371
輸入
1,048
1,469
1,588
1,384
2,849
3,841
2,957
3,014
3,701
3,157
輸出
4,173
5,814
1,716
25,361
27,806
10,179
21,200
26,144
31,273
12,833
41%
輸入
431
885
778
643
959
2,405
1,520
1,391
1,282
1,155
90%
輸出
691
1,022
1,268
1,009
1,185
2,602
2,428
2,324
2,340
2,067
88%
輸入
672
918
1,163
1,002
1,568
3,209
2,729
2,194
2,057
1,759
86%
輸出
801
1,172
1,381
1,163
1,387
3,316
2,809
2,473
3,014
2,673
89%
輸入
469
965
788
666
1,014
2,105
1,231
1,422
1,313
1,171
89%
輸出
1,245
1,506
2,840
2,172
2,541
1,559
3,033
3,136
3,309
3,082
93%
輸入
1,132
1,101
1,222
1,153
1,191
1,796
1,979
1,803
1,986
2,206
111%
輸出
1,245
1,224
1,277
1,223
1,270
1,758
2,251
2,125
2,318
2,306
100%
四三酸化Mn(二酸 輸入
化Mn以外) 1)
輸出
1,140
1,379
1,585
1,454
1,699
2,702
1,870
2,060
2,815
2,726
97%
1,279
1,967
3,169
2,909
3,749
6,655
9,395
9,928
3,526
4,674
133%
シリコマンガン
二酸化Mn
過Mn酸カリウム
過Mn酸
2)
カリウム以外
-
264
299
12/11比
132
中低炭素FeMn
344
2012
102
高炭素FeMn
380
2011
輸入
金属Mn
(くずを含む)
素
材
2004
-
237
-
79%
-
85%
輸入
860
972
1,737
1,787
1,514
2,548
2,431
2,312
2,676
2,623
98%
輸出
4,926
7,976
5,739
4,097
8,978
13,104
12,774
11,392
21,549
21,947
102%
輸入
5,423
4,108
2,653
2,565
2,353
2,743
2,982
2,690
2,770
2,927
106%
輸出
14,349
9,523
8,563
10,409
8,622
6,654
9,022
12,695
16,109
11,596
72%
出典:財務省貿易統計
1)四三酸化マンガン(二酸化Mn以外)とは、二酸化Mn以外のMn酸化物を示す。その大半が四三酸化マンガンであると推定される。
2)過Mn酸カリウム以外とは、過Mn酸カリウム以外の亜Mn酸・Mn酸・過Mn酸塩を示す。過Mn酸カリウム以外はマテリアルtの数値。
輸出入価格は貿易統計の貿易額を財務省による年間平均為替レートにより米ドルベースに換算し、年間平均価格を示した。
($/t)
4,500
鉱石輸入
4,000
高炭素FeMn輸入
3,500
中低炭素FeMn輸入
3,000
SiMn輸入
金属Mn(くずを含む)輸入
2,500
2,000
1,000
500
0
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
図 2-6 マンガンの平均輸入価格
-161 -
鉱物資源マテリアルフロー 2013
マンガン
(Mn)
1,500
3.生産者及び生産品目
日本における主要生産者及び生産品目は表 3 の通りである。
表 3 主要生産者及び生産品目
高炭素
FeMn
●
●
●
○
-
日本電工
中央電気工業
水島合金鉄
神戸製鋼所
東ソー
正極材メーカー
※●は外販。○は自社消費用
出展:矢野経済研究所作成
素材
中低炭素 シリコマン
EMD
FeMn
ガン
●
○
●
●
○
●
四三酸化
Mn
●
○
硫酸Mn
●
○
-
4.リサイクル
マンガンのリサイクル率は以下定義により推計すると表 4 のとおりである。
ただし、普通鋼や特殊鋼については鉄スクラップなどとしてリサイクルが行われている。
リサイクル率
=(使用済み製品からのリサイクル量)/(見掛消費量)
見掛消費
=(国内発生量)+(原料・素材の輸入量)-(原料・素材の輸出量)
※
使用済み製品からのリサイクル量とは、製品から原料・素材に戻る量を示す。
※
原料は鉱石、素材は金属Mn(くずを含む)、高炭素FeMn、中低炭素FeMn、SiMn、二酸化Mn、四三酸化マンガン(二酸
化 Mn 以外)、 過 Mn 酸カリウム、過 Mn 酸カリウム以外の合計値。
国内発生量には使用済製品からのリサイクル量および精錬残渣等から回収された量を含む。
※
表 4 マンガンのリサイクル率
内訳
区分
国内発生量
見掛消費量
原料・素材
マンガン
(Mn)
リサイクル量
リサイクル率
②/①
輸入-輸出※
合計①
単位:純分千t
2008
2009
2011
2012
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
949.0
607.6
862.2
769.2
821.2
949.0
607.6
862.2
769.2
821.2
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0%
※財務省貿易統計
鉱物資源マテリアルフロー 2013
2010
-162 -
0%
0%
0%
0%
鉱物資源マテリアルフロー 2013
国内生産あり
輸出入のみ
製造フロー
(国内製造あり)
金属マンガン・くず
輸入
46 千t
輸出
0 千t
シ リコ マンガン
国内生産
34 千t
輸入
161 千t
輸出
0 千t
国内主要生産企業
(日本電工)
(神戸製鋼所)
国内主要生産企業
日本電工
中央電気工業
水島合金鉄
-
中低炭素フ ェロマンガン
国内生産
95 千t
輸入
20 千t
輸出
1 千t
国内主要生産企業
日本電工
中央電気工業
水島合金鉄
(神戸製鋼所)
高炭素フ ェロマンガン
国内生産
237 千t
輸入
92 千t
輸出
1 千t
素材
ア ルミ合金
-
-
-
製造フロー
(国内製造なし)
リサイクルのフロー
過マンガン酸カリウム 等
輸入
1 千t
輸出
1 千t
東ソー
輸入
2 千t
輸出
1 千t
国内主要生産企業
四三酸化マンガン
国内生産
-
5 千t
9 千t
国内主要生産企業
東ソー
-
国内生産
輸入
輸出
電解二酸化マンガン
需要量
-
製品・主要用途
LIB 正極材
乾電池材料
需要量
フ ェラ イ ト 関連
需要量
需要量
-
-
-
42 千t
※金属マンガンは日本フェロアロイ協会推計数値
マンガン鉱石需要量
金属マンガン需要量
539 千t
普通鋼/特殊鋼
フェロマンガン需要量
マンガンのマテリアルフロー2012
※製品の需要量=国内で生産又は国内に輸入された原料、素材の需要量であり、製品の輸出入量は考慮していない。
※純分換算率:鉱石44.0%、、高炭素FeMn75.5%、中低炭素FeMn77.5%、シリコマンガン65%、二酸化Mn63.2%、四三酸化Mn72%、過Mn酸カリウム34.8%
直接の輸出入なし
マ ンガン鉱石
輸入
508 千t
輸出
0 千t
原料
5.マテリアルフロー
マンガン
(Mn)
-163 -
飲料水中の有機物や臭気の除去、
マンガンや鉄の除去等
フェライト関連製品
LIB
乾電池
構造物 缶飲料・他
自動車
家電製品
各種機械
建築土木 等
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