ISO エアスピンドル BLOCK-HEAD エアベアリング

米国 PI(Professional Instruments)社製
ISO エアスピンドル
BLOCK-HEAD エアベアリング
世界最高水準のエアベアリング・スピンドルです。PI社の長年に
わたる経験と豊富な実績に裏打ちされた独自のグルーブコンペン
セーション方式軸受構造により、比類ない高精度、高負荷容量と
高剛性を実現しております。
ナノレベルの超高精度加工(切削、研削)においてはエアギャップ
(空気膜)中心部におけるセンタ剛性の差が加工面精度の差となっ
て顕著に現れますが、PI社のエアベアリングはこのセンタ剛性が
非常に高いことを最大の特長とし、国内外の光学関連業界をはじ
め超精密加工・測定分野において多くの実績と非常に高いご評価
をいただいております。
ISO 2.25C(60,000min-1)エアスピンドルは、液晶ディスプレイ光
学素子用金型の高速フライカットや、非球面レンズ金型などの高
速研削用にPIが自信をもって開発した高速、高精度、高負荷容量、
高剛性の世界最高レベルのエアスピンドルです。工具軸への使
用を念頭に、軸受スパンの拡大と独自の構造により毎分6万回転
の高速と、限界アキシャル負荷容量340N、限界ラジアル負荷容
量(スピンドルノーズ部)195Nを実現すると共に、スピンドルノーズ
部でのアキシャル剛性65N/μmとラジアル剛性20N/μmの高い剛
性と、アキシャル、ラジアル共に50,000min-1時の誤差運動量
25nm以下の高精度を保証しています。
ISO 2.25Cエアスピンドルには発熱による影響を排除するため、
モータ部のみならず軸受部にも独立した冷却用ウォータージャ
ケットを設けてあります。このため温度安定性が非常に高く、連続
して高速で使用されても極めて安定した高精度が得られます。
ISOエアスピンドルにはISO 2.25C(60,000min-1)の他に、シング
ルポイントダイヤモンドターニング、ラスターフライカットなど自由
曲面加工機のワーク軸用に最適なISO5.5Fエアスピンドルもあり
ます。本エアスピンドルには速度制御用の他に回転角度位置制
御用エンコーダも標準で搭載されています。MCS社製最新・高性
能モータと相まって、自由曲面加工機に求められる工具軸とワー
ク軸の同期制御が非常に高い次元で可能となりました。
BLOCK-HEADエアベアリングスピンドルは長年にわたり幅広い
分野においてご使用いただいている、事実上業界標準のエアベア
リングです。公称3”より10”までの機種を取り揃えております。
BLOCK-HEADエアベアリングにはDCモータやインダクションモー
タ一体型モデルもあります。
PIではISO型、BLOCK-HEAD型以外にも、公称550mmの超大
型のモータ一体型Bi-conicエアベアリング・スピンドルも製作して
います。
ISO 2.25C(60,000min-1)
ISO 5.5F
BLOCK-HEAD 4R
BLOCK-HEAD 4B
ピーアンドシー株式会社
BLOCK-HEAD エアベアリング・スピンドル 主要仕様
スピンドルモデル
供給空気圧
負荷容量
剛 性
誤差運動量
ラジアル
アキシャル
チルト
ラジアル
アキシャル
チルト
ラジアル
アキシャル
チルト
最高速度
総重量
ロータ重量
ロータ慣性
空気消費量
スピンドルモデル
供給空気圧
負荷容量
剛 性
誤差運動量
ラジアル
アキシャル
チルト
ラジアル
アキシャル
チルト
ラジアル
アキシャル
チルト
最高速度
総重量
ロータ重量
ロータ慣性
空気消費量
3R 型
10 bar
4R 型
10 bar
4B 型
10 bar
限界
常用
280 N
140 N
760 N
380 N
16 N-m
8 N-m
88 N/μm
260 N/μm
0.18 N-m/μrad
< 25 nm
< 25 nm
< 0.1μradian
-1
15,000min
32 N
14 N
0.0011 kg-m2
< 55 l/min
限界
常用
440 N
220 N
1,780 N
890 N
45 N-m
23 N-m
120 N/μm
350 N/μm
0.45 N-m/μrad
< 25 nm
< 25 nm
< 0.1μradian
-1
10,000min
85 N
34 N
0.0052 kg-m2
< 55 l/min
限界
常用
440 N
220 N
1,780 N
890 N
45 N-m
23 N-m
120 N/μm
350 N/μm
0.45 N-m/μrad
< 25 nm
< 25 nm
< 0.1μradian
-1
10,000min
80 N
34 N
0.0052 kg-m2
< 55 l/min
10R 型
10 bar
10B 型
10 bar
限界
常用
1,780 N
890 N
10,700 N
5,350 N
680 N-m
340 N-m
350 N/μm
1,750 N/μm
11.3 N-m/μrad
< 25 nm
< 25 nm
< 0.1μradian
-1
1,800min
680 N
320 N
0.254 kg-m2
< 85 l/min
限界
常用
1,780 N
890 N
10,700 N
5,350 N
680 N-m
340 N-m
350 N/μm
1,750 N/μm
11.3 N-m/μrad
< 25 nm
< 25 nm
< 0.1μradian
-1
1,800min
650 N
320 N
0.254 kg-m2
< 85 l/min
10R-606 型
10 bar
限界
常用
2,670 N
1,330 N
4,450 N
2,220 N
320 N-m
160 N-m
525 N/μm
875 N/μm
6.8 N-m/μrad
< 50 nm
< 50 nm
< 0.1μradian
-1
1,500min
460 N
190 N
0.191 kg-m2
< 110 l/min
ISO 2.25C 型
6.9 bar
限界
340 N
195 N
ISO 5.5F 型
6.9 bar
限界
1,110 N
890 N
120 N/μm
350 N/μm
0.45 N-m/μrad
Bi-conic 型
6.9 bar
限界
21,200 N
11,100 N
120 N/μm
350 N/μm
0.45 N-m/μrad
< 25 nm
< 25 nm
-1
10,000min
7.5 N-m 連続
-1
3,200 min 迄
< 18 l/min
340 N
< 100 nm
< 100 nm
-1
500min
ISO スピンドル 主要仕様
スピンドルモデル
供給空気圧
負荷容量
アキシャル
ラジアル
剛 性
アキシャル(スピンドルノーズ部)
ラジアル(スピンドルノーズ部)
誤差運動量
アキシャル
チルト
最高速度
モータトルク
空気消費量
スピンドル重量
65 N/μm
20 N/m
50,000 min-1時
< 25 nm
< 25 nm
-1
60,000min
0.47 N-m 連続
-1
58,000 min 迄
< 10 l/min
65 N
100 N-m 連続
< 75 l/min
6,130 N
注: ① 負荷容量と剛性は供給空気圧におおむね比例します。
② 限界負荷容量とは、軸受け面が直接金属接触する時の荷重です。常用負荷容量は限界負荷容量の1/2です。
但し、高速エアスピンドルのISO 2.25Cの常用負荷容量は限界負荷容量の1/4です。
③ チルト負荷容量はスピンドル中心からの距離です。
④ ロータ重量はスピンドルにかかる全負荷の一部として取り扱います。
⑤ アキシャル負荷とラジアル負荷は同一軸受け面にて支持されていますので、一方のモードに負荷がかかりますと、
かかった負荷に比例してもう一方のモードの負荷容量は減少します。
⑥ 仕様は予告なしに変更されることがあります。
ピーアンドシー株式会社
〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2-10-39 日総第5ビル10階
TEL 045-311-8651 FAX 045-311-8652
URL http://www.p-andc.com
E-mail: [email protected]
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