宮田直彦 - 三菱UFJ証券 - 三菱UFJフィナンシャル・グループ

投資情報部
テクニカル分析
2015 年 3 月 9 日
エリオット波動マーケット分析 (デイリー)
エクイティリサーチ部
エクイティリサーチ転載レポート
チーフ・テクニカルアナリスト
宮田
直彦
エクイティリサーチ転載レポート
本資料に関するお問合せは、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券の最寄の店舗までご連絡ください。
20000
(円)
(B)
直近
日経平均週足
(06年1月以来)
07/2/26
18300
18000
(2)
14000
10/4/5
11408
12000
(1)
10000
11691
08/3/17
8000
(4)
6994
08/10/28
(3)
6000
7021
09/3/10
▼ 1.15㌦
ユーロ/ドル
1.0823㌦
▼ 0.0020㌦
3/9
ユーロ/円
130.72円
▼ 0.20円
3/9
ドル/円
120.75円
▼ 0.08円
3/9
長期金利
0.385%
▼ 0.015%pt
3/6
NYダウ(DJIA)
17,856.78㌦
日経平均
18,971.00円
▼ 278.94㌦
△ 219.16円
8135
11/11/25(5)
(終値)
3/6
(終値)
3/6
(終値)
(1)
5
(C)
v
18030
iii
17000
15942
16320
3
i
16374
15759
15500
ii
12500
13748
13885
16592
iv
14000
14529
4
12415
1 10255
11000
3/9
11/2/17
10891
日経平均時間足
(11年10月1日以来)
18500
データの日付
49.61㌦
08/6/6
14601
16000
前日比
WTI原油
Alt2: (1)
(2)
1
9500
8000
8238
8135
8488
2
6500
11
12
3
5
6
8
10
12
2
4
6
8
10
12
2
4
6
8
10
11
1
3
出所:トムソン・ロイターのデータよりMUMSS作成
日経平均の上値抵抗:18979, 19153, 19204(φ), 19267, 19360, 19368, 19468(V 値), 19469(V 値)19507, 20094,
20225(E 値), 20833, 22750, 22976(φ), 26747(φ), 31414, 38957
日経平均の下値支持: 18813(5 日線), 18703(日足転換線), 18623(13 日線), 18586, 18360-402(gap), 18202-37(gap),
18190(25 日線), 18125(日足基準線), 18074-92(gap), 17799-884(gap), 17657(75 日線), 17356(先行スパン 1),
17311(先行スパン 2), 17271, 17039-66(gap), 16533-92(gap), 16258(200 日線), 16185, 15866(φ), 15701-817(gap),
15470(φ), 15263, 14528-31(gap), 14369-404(gap), 14091, 14033, 13885, 13613-748(gap)
【WTI原油先物】
中長期トレンドは下向きとみられ、現行 10 年サイクルが弱気型であるという点に着目すると、2018 年には 1
バレル=30~25 ドルがあり得る。
巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。
Mitsubishi UFJ Morgan Stanley Securities Co., Ltd.
Please refer to important disclosures and certifications in Appendix A
2015 年 3 月 9 日
テクニカル分析 / エリオット波動マーケット分析
(波動分析)
2008 年高値(147.27 ドル)からの(A)-(B)-(C)下落中、11 年高値(114.83 ドル)からは(C)波が進行中。
3/6 発表の 2 月米雇用統計を受けて早期利上げ観測が強まり、原油価格と逆相関性が高いドルインデックスは
大幅続伸。この日は一時 97.726 と 2003 年 9 月以来の高値を更新した。これにより、01 年~08 年のドル安の
50%戻り(95.859)を明確にブレイクした。当面は 101.797(61.8%戻り)を目指し、米ドル高が続く可能性がある。
WTI 原油価格は 43.58 ドル(1/29)から(C)-3-iv 波のリバウンドにあったが、既に 3-v 波の下落に入った可能性
がある。この見方通りなら、3-v 波は 43.58 ドルを下回り、2008 年安値の 32.40 ドルを試すだろう。
もちろん原油価格下落の理由はひとつではない。しかし、基本的には「ドル高の継続≒原油安の継続」と考え
てよいだろう。
【NY 金先物価格】
先に書いたように、米ドルは目先一段と上昇する可能性がある。すると、金価格は下落する可能性が高い。
2011 年高値(1921 ドル)からの下落(A)波は、おそらくまだ終わっていない。
(波動分析)
米ドル高が終わらない限り、金価格も下値模索が続くだろう。2013 年 8 月高値(1433 ドル)から、(A)-5 波が進
行中とみられる。この 5 波目は、下降ダイアゴナル・トライアングル(i-ii-iii-iv-v)を形成しているようだ。今
年 1 月高値の 1307 ドルからは、5-v 波とカウントされ、それは昨年 11 月安値(1131 ドル)を下回る可能性が高
いだろう。その下値メドは、1044 ドル(2010 年 2 月安値)、1032 ドル(08 年 3 月高値)などである。そこまで下
げて、ようやく(A)波の下落は終わり、以降で(B)波のリバウンドに入ることになる。
【ユーロ/ドル】
「2016 年にパリティ( 1 ユーロ=1 ドル)までユーロ安が進む」というのが中長期見通しである。
ドルインデックスが約 11 年半ぶり高値まで上昇したことの裏返しとして、足元でユーロ安基調が強まって
いる。3/9 には一時 1 ユーロ=1.0823 ドルまで下げ、2003 年 9 月以来の安値となった。
目先的にも、2003 年 9 月安値の 1.0765 ドルが試されよう。この付近には 2000~08 年のユーロ高に対する 3
分の 2 押し(1.0832 ドル)のサポートレベルがあることから、比較的強いサポートだろう。
しかし 1.0765 ドルを割れると、1.0073~0.99 ドル(2000~08 年のユーロ高の 76.4%~78.6 押し)が下値メド。パ
リティ相場が現実味を帯びてきた。
【ユーロ/円】
ヒストリカルにみて、5 年移動平均線とのかい離上限は 20%である。同かい離は 2014 年 11 月末時点で 23.19%
まで拡がり、過去最大規模のユーロ高・円安「行き過ぎ」となっている。ユーロ/円は中長期での高値を付け
た可能性が高いだろう。
1/26 の安値(130.15 円)からのリバウンドは 136.70 円(2/11)で終了し、以降でユーロ安・円高の流れが再開して
いる。短期的にも 130.15 円(1/26)を試し、おそらくは、このまま 1 ユーロ=128.52 円(2012 年からの円安に対
する 38.2%押し)を試す展開となるだろう。3/9 には一時 1 ユーロ=130.71 円まで円高が進んでいる。
【ドル/円】
昨年末時点で、ドル/円と 5 年移動平均線のかい離は 32.68%、変動相場制以降で最大の「円下がり過ぎ」となっ
ている。2011 年 10 月の 1 ドル=75.35 円以来のドル高・円安(A)波は、ターゲット 124.14 円に近づいており、
今は 3 年余り続いた円安の最終局面に入っている。
2
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 9 日
テクニカル分析 / エリオット波動マーケット分析
(波動分析)
1 ドル=75.35 円(11/10/31)からの上昇 5 波構成(A)波のなかで、
第 5 波目の上昇(2013 年 10 月の 96.57 円が起点)
は、延長(エクステンション)しているとみられる。
3/6 には一時 1 ドル=121.28 円まで円安が進行、昨年 12/8 の 121.85 円に近づいた。昨年 12 月からの三角保ち
あい上限を明確にブレイクしていることから、おそらく(A)-5-v 波のドル高・円安に入った可能性が高いだろ
う。この見方が正しければ、短期的にも 1 ドル=124.14 円付近に達し、それを以て 2011 年 10 月・1 ドル=75.35
円からの(A)波はすべて終わるだろう。ちなみに、1 ドル=124.14 円のときに 1 ユーロ=128.52 円(先に書いた
ユーロ/円の節目)だとすると、1 ユーロ=1.0352 ドル(=128.52÷124.14)ということになる。
(A)波が終わった後に続くのは、(B)波のドル安・円高であり、それは数ヵ月かけて 1 ドル=100.82 円を見に行
くだろう。これは、2014 年 5/21 に付けたもので、第 5 波の延長が始まったところである。
【10年長期金利】
2.5 年サイクルによれば、日本長期金利の長期的なトラフは今年 10 月頃に付けるとみられる。今年 10 月まで
の上限は、40 ヵ月移動平均線のレベル(今月は 0.67%)だろう。
0.195%(1/20)からの金利上昇においては a-b-c パターンが想定され、0.325%(2/26)からは c 波の上昇に入った可
能性が高い。10 年長期金利は当面、2013 年 5 月(1%)から今年 1 月(0.195%)までの金利低下に対し、38.2~61.8%
戻り(0.5~0.69%)を目指すだろう。
注目の米長期金利(10 年)は、3/6 に 2.2575%へ急騰した。節目の 2.18%をブレイクしたことにより、短期的に
も 2.34~2.51%を目指すだろう。この動きに反応し、日本の長期金利も上昇基調を強めることが予想される。
【ダウ工業株平均・S&P500】
大きな見方として、NY ダウ工業株平均(ダウ平均)は 2000 年にスーパーサイクル段階の(Ⅲ)波天井を付け、以
降でスーパーサイクル段階の第(IV)波の長期調整局面(セキュラー・ベア・マーケット)が「依然として」
進行中である。2000~09 年までは「エクスパンディッド・フラット」による(W)波、そして 09 年から現在ま
で続いている上昇局面は(X)波である。この見方に基づくと、今後はジグザグか、あるいは、トライアングル
による(Y)波の下落入りとなろう。今のところ、(Y)波の A 波は 2015 年 4 月までの間(3 年サイクルと 64
週サイクルボトム)に付ける見込み。ただし、スーパーサイクル(IV)波の調整自体は 2016~18 年まで終わる
ことはないだろう。
そもそも S&P500・ダウ平均は、2011 年 10 月以降でまだ一度も 10%以上の調整を経験していないという、異
例の動きが続いている。今月 S&P500 とダウ平均はともに過去最高値を更新、2011 年 10 月から「10%以上の
調整のない上昇相場」の期間は歴代 3 位(3 年 4 ヵ月)に並んだ。
大きな調整局面は今年起こる公算が大きいが、仮に米国の利上げが 2015 年半ばから後半に実施されるという
見方が正しいのであれば、先行指標としての株価は、2015 年前半のどこかで天井を付けるだろう。米バフェ
ット指標(株式時価総額÷名目 GDP)は足元 1.4 まで上昇している。これは日本株が大天井を付けた 1989 年末
(1.44)に匹敵するもので、ひとたび米国株が調整に入ったなら、10%程度の下げでは済まないであろう。
S&P500 とダウ工業株平均 30 が足元で最高値を更新する一方で、その動きにダウ公共株平均とダウ輸送株平
均が追随できていない。今のところ、公共株平均の高値は今年 1/28、輸送株平均の高値は昨年 11/28 に付け
ている。これを受けて、NY ダウ コンポジット平均(工業株・公共株・輸送株を合わせたもの)の最高値は昨
年 12/29 である。このような弱気ダイヴァージェンスは、相場全体の調整接近の暗示とみられる。
(64 週サイクル)
2009 年 3 月以降、S&P500 は 58~69 週(平均 64 週)ごとに安値を付けている。これによると、今年 3/16~6/5 に、
平均並みの 64 週なら今年 4 月最終週に、現行 64 週サイクルは終わる(安値を付ける)。
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
3
2015 年 3 月 9 日
テクニカル分析 / エリオット波動マーケット分析
2009 年 3 月~14 年 2 月には 4 つの 64 週サイクルが認められる。
これらのサイクル始点から高値までの期間は、
平均 54 週である(フィボナッチ数 55 に近い)。現行 64 週サイクルが始まった昨年 2/5 の週から、これまでの
最高値を付けた 2 月最終週までは 55 週だった。先週の米国株は下落し、S&P500 の週間下落幅は 5 週間ぶり
の大きさとなった。過去のパターン通りなら、S&P500 は調整に入った可能性が高いだろう。
【日経平均・TOPIX】
TOPIX は、1989 年高値からの log チャートにおける、上値抵抗線(今月は 1469)を上回った。加えて、ドル建
て日経平均は、
長期的な上値のカベとしての 156 ドルを今や上回りつつある(3/3 には一時 158.14 ドルへ上昇)。
これらは長期強気シグナルといえる。一方、短期的には、スピード調整が近いと思われる。
(波動分析-1)
昨年 4 月安値・13885 円からはプライマリー級の上昇波動・(1)-5 波であり、そのパターンはダイアゴナル・
トライアングルである。
2007 年の 2/26 に日経平均は 18300 円の天井を付け、それはリーマン・ショック前の高値となった。そこから
フィボナッチ数 8 年が経過しており、足元は高値を付けるタイミングとして注目される。
プライマリー上昇(1)波は終わったか、終わりつつある。(1)波終了後には、プライマリー(2)波の調整が続く。
ダイアゴナル・トライアングルの後に続く調整波動は、トライアングル開始水準まで速やかに戻すのが典型
である。つまり、ひとたび調整に入れば、指数は昨年 4 月安値(日経平均は 13885 円、TOPIX は 1121)へ向け
て速やかに下げるだろう。後述するサイクル通りなら、このような急落局面は、今後 1~2 ヵ月以内に起こる
だろう。
米金利上昇・ドル高・円安が進むことが好感されて日経平均が目先さらに上がるのか、あるいは逆に、米国
株安が日経平均の調整を招くのか、今後の相場を考える上で、今週はまさにターニング・ポイントになりそ
うだ。
日経平均がさらに上昇する場合、それは 19153~19368 円を目指すだろう。
[19153 円] 昨年 4 月安値の 13885 円から 12 月高値の 18030 円までの上昇幅は 4145 円。それに 0.618 を乗じる
と 2561 円が得られる。それを今年 1 月安値の 16592 円に加算して導かれるのが 19153 円。
[19204 円] 1989~2008 年の下落に対する 38.2%戻り
[19368 円] 昨年 10 月末から 11 月初めに空けた「日銀ギャップ」は 16533~16720 円。昨年 4 月の 13885 円から
ギャップ下限までは 2648 円の高さがある。それをギャップ上限に加えると、19368 円が得られる。
反面、日経平均が、今年 1/16 安値(16592 円)からの短期サポートライン(本日それは 18573 円)を割れるようだ
と、大きな調整入りの可能性が高まる。
(波動分析-2)
もうひとつの波動カウントとしては次のものがあげられる。
2013 年末高値がプライマリー(1)波天井、そして昨年 4 月安値の 13885 円はプライマリー(2)波の安値である。
そして 13885 円から、プライマリー(3)波の上昇局面に入った。
このプライマリー(3)波は、インターミディエイト級の 5 波動に分かれる。足元では、インターミディエイト
1 波中、マイナー級の v 波が 16592 円(1/16)から進行中とみられる。
この波動カウントに基づくと、この先に想定される調整は、インターミディエイト級の 2 波であり─すなわ
ち(3)-2 波─そのスケールはプライマリー級より一段階小さなものにとどまる。(3)-2 波の下値としては、上記
の日銀ギャップ下限(16533 円)が適当だろう。その後には(3)-3 波、すなわち「サード・オブ・サード」の強気局
面入りとなろう。
4
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
2015 年 3 月 9 日
テクニカル分析 / エリオット波動マーケット分析
(サイクル)
日経平均には 3 年±6 カ月で底打ちする、3 年サイクルがある。2011 年 11/25(8135 円)以来の 3 年サイクルによ
れば、日経平均の底打ちは今後 2015 年 6 月までの期間。また、2012 年 6/4(8238 円)を起点とする 3 年サイク
ルに基づくと、底打ちは 2015 年 6 月±6 ヵ月となる。両者で重複する期間は 2015 年 1 月~6 月であり、この期
間内での底打ちが注目される。特に注目すべき底打ちタイミングは 2015 年 3~4 月。
3 年サイクルの残り時間が少ないことを考えると、日経平均が足元の上昇後に、1~2 ヵ月間急落するといった、
非常にボラタイルな展開があり得る。
(NT 倍率)…12.31 倍(3/6 終値)
NT 倍率(日経平均 / TOPIX)は、2013 年 12/25 の一番天井(12.72 倍)に次ぐ二番天井を、昨年 12/25 の 12.53 倍
で付けた可能性が高い。2 月第 2 週に週足 MACD がデッドクロスしたが、これは昨年 9 月初旬のゴールデン
クロスから 5 ヵ月後に点灯した、「日経平均売り・TOPIX 買い」のシグナルである。
NT 倍率は目先、200 日 MA(現在 12.25 倍)の攻防となりそうだが、基本観は NT 低下であり、当面は 12 倍(昨
年 7 月安値)を目指すとみている。なお、中長期タームのターゲットとして 11 倍処が想定される。これは、
上昇ダイアゴナル・トラインアングルの開始水準・2011 年 3 月安値(10.97 倍)のことである。
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
5
2015 年 3 月 9 日
テクニカル分析 / エリオット波動マーケット分析
Appendix A
アナリストによる証明
本レポート表紙に記載されたアナリストは、本レポートで述べられている内容(複数のアナリストが関与している場合は、それぞれ
のアナリストが本レポートにおいて分析している銘柄にかかる内容)が、分析対象銘柄の発行企業及びその証券に関するアナリスト
個人の見解を正確に反映したものであることをここに証明いたします。また、当該アナリストは、過去・現在・将来にわたり、本レ
ポート内で特定の判断もしくは見解を表明する見返りとして、直接又は間接的に報酬を一切受領しておらず、受領する予定もないこ
とをここに証明いたします。
重要な開示事項
セクター(三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社(以下「MUMSS」)カバレッジ・ユニバース)に対する投資判断の定義
強気
弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが上回るとストラテジスト
が予想する場合
中立
弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが同程度とストラテジスト
が予想する場合
弱気
弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが下回るとストラテジスト
が予想する場合
その他開示事項
MUMSS は、MUMSS のリサーチ部門・他部門間の活動及び/又は情報の伝達、並びにリサーチレポート作成に関与する社員の通信・
個人証券口座を監視するための適切な基本方針と手順等、組織上・管理上の制度を整備しています。
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れの企業の証券を保有することも、当該企業の、取締役、執行役又は顧問等の任務を担うことも禁じられています。また、リサーチ
レポート作成に関与し未公表レポートの公表日時・内容を知っている者は、当該リサーチレポートの受領対象者が当該リサーチレポ
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6
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2015 年 3 月 9 日
テクニカル分析 / エリオット波動マーケット分析
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「FCA」)と PRA の規制を受けています(FS Registration Number 124512)。本レポートは、professional client(プロ投資家)又は eligible
counterparty(適格カウンターパーティー)向けに作成されたものであり、FCA 規則に定義された retail clients(リテール投資家)を
対象としたものではありませんので、誤解を回避するため、同定義に該当する顧客に交付されてはならないものです。MUSI は、本レ
ポートを英国以外の欧州連合加盟国においても professional investors(若しくはこれと同等の投資家)に配布する場合があります。本
レポートは、MUSI の組織上・管理上の利益相反管理制度に基づいて作成されています。同制度には投資リサーチに関わる利益相反を
回避する目的で、情報の遮断や個人的な取引・勧誘の制限等のガイドラインが含まれています。本レポートはルクセンブルク向けに配
布することを意図したものではありません。
米国: 本レポートが米国において配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ Securities (USA), Inc.
(以下「MUS-USA」。電話番号:+1-212-405-7000) により配布されます。MUS-USA は、United States Securities and Exchange
Commission(米国証券取引委員会)に登録された broker-dealer(ブローカー・ディーラー)であり、Financial Industry Regulatory
Authority(金融取引業規制機構、
「FINRA」)による規制を受けています(SEC# 8-43026; CRD# 19685)。本レポートが MUS-USA の
米国外の関連会社等により米国内へ配布される場合、本レポートの配布対象者は、1934 年米国証券取引所法の規則 15a-6 に基づく
major U.S. institutional investors(主要米国機関投資家)及び U.S. institutional investors(米国機関投資家)に限定されております。
MUS-USA 及びその関連会社等は本レポートに言及されている証券の引受業務を行っている場合があります。本レポートは証券の売買
及びその他金融商品への投資等の勧誘を目的としたものではありません。また、いかなる投資・取引についてもいかなる約束をもする
ものでもありません。FLOES は MUS-USA の登録商標です。
IRS Circular 230 Disclosure(米国内国歳入庁 回示 230 に基づく開示):MUS-USA は税金に関するアドバイスの提供は行っておりま
せん。本レポート内(添付文書を含む)の税金に関する記述は MUS-USA 及び関連会社以外の個人・法人が本レポートにおいて研究
する事項に関する勧誘・推奨を行う目的、又は米国納税義務違反による処罰を回避する目的で使用することを意図したものではなく、
これらを目的とした使用を認めておりません。
日本: 本レポートが日本において配布される場合、その配布は MUFG のグループ会社であり、金融庁に登録された金融商品取引業者
である MUMSS(電話番号:03-6213-5774)が行います。
シンガポール: 本レポートがシンガポールにおいて配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ
Securities (Singapore), Limited (以下「MUS-SPR」。電話番号:+65-6232-7784)とのアレンジに基づき配布されます。MUS-SPR はシ
ンガポール政府の承認を受けた merchant bank であり、Monetary Authority of Singapore(シンガポール金融管理局)の規制を受けて
います。本レポートの配布対象者は、Financial Advisers Regulation の Regulation 2 に規定される institutional investors、 accredited
investors、 expert investors に限定されます。本レポートは、これらの投資家のみによる使用を目的としており、それ以外の者に対
して配布、転送、交付、頒布されてはなりません。本レポートが accredited investors 及び expert investors に配布される場合、
MUS-SPR は Financial Advisers Act の次の事項を含む一定の事項の遵守義務を免除されます。第 25 条:一定の投資商品に関してファ
イナンシャル・アドバイザーが全ての重要情報を開示する義務、第 27 条:ファイナンシャル・アドバイザーが合理的な根拠に基づい
て投資の推奨を行う義務、第 36 条:ファイナンシャル・アドバイザーが投資の推奨を行う証券に対して保有する権利等について開示
する義務。本レポートを受領されたお客様で、本レポートから又は本レポートに関連して生じた問題にお気づきの方は、MUS-SPR に
ご連絡ください。
香港: 本レポートが香港において配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ Securities (HK) Limited
(以下「MUS-HK」。電話番号:+852-2860-1500)により配布されます。MUS-HK は Hong Kong Securities and Futures Ordinance に
基づいた認可、及び Securities and Futures Commission(香港証券先物取引委員会;Central Entity Number AAA889)の規制を受けて
います。本レポートは Securities and Futures Ordinance により定義される professional investor を配布対象として作成されたもので
あり、この定義に該当しない顧客に配布されてはならないものです。
その他の地域: 本レポートがオーストラリアにおいて配布される場合、MUS-HK 又は MUS-SPR により配布されています。MUS-HK
は Australian Securities and Investment Commission (ASIC) Class Order Exemption CO 03/1103 に基づき、Corporations Act 2001 が
定める金融サービスの提供者によるオーストラリア金融業免許の保有義務を免除されています。MUS-SPR は ASIC Class Order
Exemption CO 03/1102 により同様に義務を免除されています。本レポートはオーストラリアの Corporations Act 2001 に定義される
wholesale client のみを配布対象としております。本レポートがカナダにおいて配布される場合、本レポートは MUSI 又は MUS-USA
により配布されます。MUSI および MUS-USA は international dealer exemption の措置により次の各州において金融取引業者としての
巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
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2015 年 3 月 9 日
テクニカル分析 / エリオット波動マーケット分析
登録を免除されています:アルバータ州、ケベック州、オンタリオ州、ブリティッシュ・コロンビア州、マニトバ州(MUSI のみ)。
本レポートはカナダにおける National Instrument 31-103 によって定義された permitted client のみを配布対象としております。
又は本レポートは、インドネシアにおいて複製・発行・配布されてはなりません。また中国(中華人民共和国「PRC」を意味し、PRC
の香港特別行政区・マカオ特別行政区、及び台湾を除く)において、複製・発行・配布されてはなりません(ただし、PRC の適用法
令に準拠する場合を除きます)。
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国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.404%(税込み)
(ただし約定代金 193,000 円以下の場合は最大 2,700 円(税込
み))の手数料が必要となります。
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の全部もしくは一部を変更、複製・再配布し、もしくは直接的又は間接的に第三者に交付することはできません。
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(加入協会)日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取
引業協会
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巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。
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