RD-DSH-SPEC-002-0 継手付き断熱ドレンホースドレンあげゾウ DSH-UP 仕２０１４年様７月書１６日因幡電機産業株式会社技術開発センター１．適用本仕様書は、継手付き断熱ドレンホース DSH-UP シリーズに適用します。２．用途パッケージエアコンのドレンアップ配管を一体化した本製品を使用することで、現場でのドレンアップ配管部の接着が不要となり、従来工法と比べて施工を簡素化できます。３．特長・漏水リスクの低減ホースバンドによる接続方式のため、従来工法のような接着剤の塗り忘れや塗布不良による漏水リスクを低減し、作業者による接合品質のバラつきを無くします。・確実な施工継手は透明樹脂製のため、施工時の管の差し込み量を確認でき、確実に施工できます。また、通水確認も可能です。・工数削減接着箇所数が少なくなり、工数削減となります。・断熱ドレンホースの採用ホースは断熱構造につき、保温工事が不要です。４．仕様４－１．部品構成・寸法（１）継手組み合わせ「エルボ×ストレート」・継手付き断熱ドレンホース 1 本・ホースバンド 2 個・エルボ保温カバー 1 個・ストレート保温カバー 1 個・断熱粘着テープ（幅 50mm×長さ 150mm×厚さ 3mm）型番 DSH-UP20E20S-07 DSH-UP20E20S-10 DSH-UP20E25S-07 DSH-UP20E25S-10 DSH-UP25E20S-07 DSH-UP25E20S-10 DSH-UP25E25S-07 DSH-UP25E25S-10 表－１ＡＢ A 寸法側：20A B 寸法側：20A φ26 φ26 A 寸法側：20A B 寸法側：25A φ26 φ32 A 寸法側：25A B 寸法側：20A φ32 φ26 A 寸法側：25A B 寸法側：25A φ32 φ32 適合 VP 管 1 / 6 1枚ＣＤＥ 700 1000 700 1000 700 1000 700 1000 （791）（1091）（791）（1091）（791）（1091）（791）（1091）（807）（1107）（807）（1107）（810）（1110）（810）（1110）（２）継手組み合わせ「エルボ×エルボ」・継手付き断熱ドレンホース 1 本・ホースバンド 2 個・エルボ保温カバー 2 個・断熱粘着テープ（幅 50mm×長さ 150mm×厚さ 3mm） 1枚表－２型番適合 VP 管 DSH-UP20E20E-07 DSH-UP20E20E-10 DSH-UP20E25E-07 DSH-UP20E25E-10 DSH-UP25E25E-07 DSH-UP25E25E-10 A 寸法側：20A B 寸法側：20A A 寸法側：20A B 寸法側：25A A 寸法側：25A B 寸法側：25A ＡＢ φ26 φ26 φ26 φ32 φ32 φ32 ＣＤＥ 700 1000 700 1000 700 1000 （768）（1068）（768）（1068）（768）（1068）（800）（1100）（803）（1103）（806）（1106）４－２．材質・色調材質及び色調を表－3 に示します。継手付断熱ドレンホースエルボ保温カバーストレート保温カバー表－３番号材質・色調部品名 ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ホース内層･外層フィルム継手付き断熱ホース断熱材ドレンホースエルボ継手ストレート継手ホースバンドエルボ保温カバーストレート保温カバー ⑧ 断熱粘着テープ ① 断熱粘着テープ材質色調ポリ塩化ビニルアイボリー 30 倍発泡ポリエチレンポリ塩化ビニルポリ塩化ビニルＳＵＳ 30 倍発泡ポリエチレン 30 倍発泡ポリエチレン 30 倍発泡ポリエチレン片面粘着加工・離型紙付き白透明透明－白白 2 / 6 白５．性能試験５－１．耐圧試験（１）試験方法試料に水圧 0.1MPa を 3 分間かけて、試料に異常、漏水がないことを確認する。（試験温度 23℃）図－１耐圧試験（２）試験結果試験結果を表－４に示します。表－４試験体番号試験結果 1 2 3 異常、漏水なし異常、漏水なし異常、漏水なし５－２．引張試験（１）試験方法図－２のように引張試験を行い、破断時の最大荷重を測定する。（試験温度 23℃）図－２引張試験（２）試験結果試験結果を表－５に示します。表－５試験体番号 1 2 3 平均値引張破断荷重 500.9 515.1 497.3 504.4 N N N N 状況ホースが破断（ホースバンド締め部、接着部外れなし）ホースが破断（ホースバンド締め部、接着部外れなし）ホースが破断（ホースバンド締め部、接着部外れなし） 3 / 6 ５－３．曲げ試験（１）試験方法試料に水圧 0.1MPa をかけた状態で、ホースを左右に 30°繰り返し曲げを 100 サイクル行い、試料に異常、漏水がないことを確認する。（試験温度 23℃）図－３（２）試験結果試験結果を表－６に示します。曲げ試験表－６試験体番号試験結果 1 2 3 異常、漏水なし異常、漏水なし異常、漏水なし６．防露性能断熱ドレンホース防露性能グラフを以下に示します。 4 / 6 ７．施工手順（１）配管経路の確認ホース、継手に負荷がかからないように、ホースの曲げ半径は R78（曲げ内側）以上となるように施工してください。また、最大立ち上げ部以降では、逆勾配が発生しないように施工してください。継手：エルボ×エルボの場合継手：エルボ×ストレートの場合（２）継手の接続 ①継手のミゾ中心にホースバンドが取り付けられていることを確認します。 ②接続する配管を継手奥まで（30mm）差し込みます。 5 / 6 ③管の差し込みが完了したら、ホースバンドを締め込みます。スパナなどで目抜き穴が完全に見えなくなるまでしっかりと締め付けてください。（目安トルク 400N･cm）（３）断熱施工継手に付属の保温カバーを取り付けて、接続配管と保温カバーとの間にすき間が生じないようにテープ巻きをしてください。８．注意事項 ●本製品はパッケージエアコンのドレンアップ配管専用のホースです。その他の配管には使用しないでください。 ●ホースの立ち上げ高さは、空調機メーカー指定の最大立ち上げ高さ以下にしてください。 ●最大立ち上げ部以降で、逆勾配をとらないように配管をしてください。ドレン水が逆流する恐れがあります。 ●ホース、継手に無理な負荷がかからないように施工してください。ホースの破損、継手が変形する恐れがあります。 ●ホースの曲げ半径は、R78（曲げ内側）以上となるように施工してください。 ●管が継手の奥まで挿入されていることを確認し、ホースバンドの取り付け位置をよく確認した上で、ホースバンドの締め付けをおこなってください。接着剤は使用しないでください。 ●ホースバンドは、目抜き穴が見えなくなるまでしっかりと締め付けをおこなってください。（目安トルク 400N･cm）ホースバンドの締め込みが緩いと漏水する恐れがあります。 ●ホースバンドは必ず付属品を使用してください。 ●継手は必ず保温施工をおこなってください。使用環境によっては結露が発生する恐れがあります。 ●ホースの支持部は、同梱の断熱粘着テープを巻き付けてください。ホースの自重で断熱層がつぶれて結露が発生する恐れがあります。 ●屋内専用配管です。屋外では使用しないでください。以上 6 / 6