色光による不快グレアの定量的評価 Quantitative

色光による不快グレアの定量的評価
Quantitative Assessment of Discomfort Glare Caused by Colored Lights
中村研究室 11M30316 日比野
奈芙香 (HIBINO,Nauka)
Keywords:不快グレア,色光,輝度,色度
discomfort glare,colored lights,luminance,chromaticity
1. はじめに
が、明るさ感の増加とともにグレア感も増加する可能性が高く
1.1
なると予測し、光色の違いがグレア感の評価と許容度に与える
背景と目的
日本の都市部では屋外広告物が乱立し、様々な光や色を発し
影響について明らかにした。これにより、青色の光はグレア許
ている。これらが街の活気を演出する一方、歩行者や運転者に
容度が低く、緑色の光はグレア許容度の高い色であることなど
とっては不快なまぶしさ(グレア)の要因となることがあり、
が示されたが、各光色をグレア感の程度で順位付けするにとど
問題視されている。適切な照明設計を行うためには不快グレア
まり、定量的な考察はなされていない。
の制御が重要な課題となるが、現在グレアの制御に用いられて
2. 研究概要
1)
いる ISO 規格の UGR 評価式 (式(1))には光色の違いが考慮
されていない。
UGR = 8 log10 [
本研究は、色光のグレア感を定量的に把握することを目的と
する。刺激光源の色度値、光源の輝度、光源の大きさを変数と
0.25
𝐿𝑏
∑
𝐿2 ω
𝑝2
] (1)
Lb:背景輝度[cd/㎡]
L:照明器具の発光面の輝度[cd/㎡]
ω:照明器具の発光面の大きさ[sr]
p:Guth のポジションインデックス
光源の色の違いが人間の知覚に影響を与えることは以前よ
り指摘されており、不快グレア評価においても同様に色の効果
が存在することが報告されたが、定量的な考察を行った研究は
するグレア評価実験を行い、グレア感と各パラメータとの関係
性を明らかにする。また、UGR 式と色度値から色光のグレア感
を予測できる回帰式の算出を行う。
3. 実験概要
マグニチュード推定法による被験者実験を行った。被験者は
未だなされていない。不快グレアの評価をより正確に行うため
正常色覚を有する 20 代の男女 7 名とした。
には、光色という因子を評価式に導入し、新たな不快グレア予
3.1
実験空間および実験装置
測評価式を提案する必要がある。本研究では、グレア感に影響
実験空間を図1に示す。実験は暗幕で遮光された暗室内にて
を与える要因には輝度だけでなく色も関わっているとの観点
行った。評価刺激となる LED 光源に、トレーシングペーパーと
から、被験者実験によって色光のグレア感を定量的に測り、グ
カラーフィルタを挿入することで均一輝度の色光を作成し、こ
レア感と色との関係性を明らかにする。また、実空間に適用可
れを点灯して行った。
能なモデル式の提案を目指す。
3.2
1.2
既往研究
提示刺激
正円の提示刺激の変数は光色、光源輝度、光源の大きさとし
前川2)は、色光の不快感について RGB 刺激値の対比の絶対
た(表1)。光色は、u’v’色度図上での白色光を中心とした
値・RGB 刺激値の絶対値・中心領域の大きさの3つで説明可能
十字の軸を設定し(以下設定軸)、その軸上に沿うような黄色
であることを明らかにし、輝度比が同じ場合有彩色は無彩色よ
光(光色 Y)1 色・赤色光(光色 R)4 色・緑色光(光色 G)2
り不快感が高くなる傾向にあることを示した。しかし、検討に
色・青色光(光色 B)4 色を選定した(図 2)。また、回帰式の
使用した刺激色が非常に限定的であるため十分な検討がなさ
妥当性を検証するため軸外の領域から 2 色(光色 BR、光色 YG)
れているとは言えない。
を選定し、計 13 色の光色を提示光色とした。光源輝度は評価
謝ら3)は、ヘルムホルツ=コールラウシュ効果から光色と
指標に対応した UGR 値をもとに光源サイズごとに算出し、決定
いう因子を活かして明るさ感を向上させることは可能である
した。光源の大きさは UGR 式が適用される範囲内から 0.03[sr]
と 0.003[sr]を採用した。背景輝度は 0.1[cd/㎡]とし、実験は
全て中心視で行った。
3.3
評価方法
不快グレア評価には、一般的に UGR 式から算出される UGR
グレアインデックスを用いる。本研究では UGR グレアインデッ
クスに対応した不快グレアの程度[2~8]をもとに、色光による
影響を考慮した値[9]を含めた表 2 の評価指標を作成し用いた。
3.4
実験手順
実験者が提示した刺激色光の不快グレア感が、同輝度の白色
図1 実験空間断面図
光を基準としたときにどの程度であるかを被験者に数値で答
表2 グレア感申告値
表1 実験変数
輝度値-UGR値-グレア評価値対応関係
えさせた。実験は以下の手順で実施した。
1) 被験者を実験空間内に入れ、10 分間暗順応させた。
光源の大きさ
[sr]
光源の輝度
[cd/㎡]
4800
2700
1800
1200
650
450
240
150
1650
950
610
390
220
150
80
52
0.003
2) 基準光源となる白色光を点灯し、被験者に観察させた。
3) 評価刺激を点灯し、10 秒後に不快グレアの感覚を評価さ
0.03
せた。評価は基準光源をもとにした数値で答えさせた。
不快グレアの程度
UGRグレアイン
グレアの程度
デックスの値
z
42
38
35
32
28
25
21
18
42
38
35
32
28
25
21
18
9
8
7
6
5
4
3
2
9
8
7
6
5
4
3
2
日本語訳
さらにひど過ぎる
ひど過ぎる
ひど過ぎると感じ始める
不快である
不快を感じ始める
気になる
気になり始める
感じられる
さらにひど過ぎる
ひど過ぎる
ひど過ぎると感じ始める
不快である
不快を感じ始める
気になる
気になり始める
感じられる
4) 刺激光源の条件を変えながら手順 2)3)を繰り返した。
3.5
B4
実験結果と考察
3.5.1
個人差について
各光色における全被験者の回答値[不快グレアの程度]につ
いて、ばらつきの傾向を観察した。光色 Y,G,B においてはそれ
YG
G2
Y1
G1
B1
R1 R2
W(D65)
B2
BR
B3
ぞれ白色光と比較して正方向または負方向どちらかに評価値
が分布する傾向が見られたが、光色 R については両方向に分散
する傾向が見られた(図3)。光色 R は個人差が現れやすい色
であると言える。また、光色 BR についても同様の傾向が認め
られた。これらをふまえた上で、本研究においては得られた評
B4
R3
R4
光色
W (D65)
Y
G1
G2
R1
R2
R3
R4
B1
B2
B3
B4
BR
YG
u'v'色度値
u'
v'
0.196
0.496
0.198
0.543
0.175
0.487
0.105
0.496
0.291
0.488
0.343
0.494
0.392
0.500
0.453
0.496
0.176
0.455
0.274
0.399
0.166
0.253
0.205
0.189
0.274
0.399
0.121
0.563
図2 使用した光色(色度値)
価値の平均をとり、全体的な傾向を確認することとした。
3.5.2
光源の大きさと評価値の関係
同一光色で光源サイズが異なる条件での被験者実験から得
られた UGR グレアインデックスの値(以下 GI 値)について、
有意差検定を行った。その結果、すべての光色において有意な
差が認められなかった(p>0.05*)。これは、色光の不快感に関
する既往研究と異なる結果であるが、既往研究で扱われた光源
サイズが 3×10-6[sr]~1.0[sr]と非常に広い範囲であったた
めに顕著な傾向が出たものと考えられる。
本研究で扱った光源サイズの範囲内においては、光源の大き
さによる影響はほとんどないものとし、2つの光源から得られ
横軸:輝度レベル 縦軸:不快グレアの程度 光源サイズ=0.1[ar]
図3 個人差について(光色 R)
た GI 値を光源の大きさによる区別をせずに分析データとして
によって得られた GI 値を縦軸にとり、白色光と各色光の評価
扱うこととした。
値の関係を示した。白色光と比較して、光色 Y はグレアに感じ
3.5.3
にくく、光色 R1-4,G1,B1 はほぼ同じとなり、光色 G2,B2-B4
白色光と各色光の評価値の比較
図 4 に不快グレアの程度に対応した輝度レベルを横軸、実験
p<0.01*)で有意な差が認められた。これにより、同輝度の無
(p<0.01*)
彩色光と有彩色光ではグレアの感じ方が異なる場合があるこ
とが示された。また、光色 G,B では色度図上の白色点から距離
光色:Y
が離れるにつれて評価値も離れていく傾向にあるため、u’成
GI 値
分[負方向]と v’成分[負方向]では白色点からの距離がグレ
アの感覚に影響を及ぼす可能性があると言える。
4. モデル式の検討
Y
P<0.05 有意差あり
UGR 式に、色度値から表現される係数 k をかけることにより
色光の UGR グレアインデックス値が算出されるモデル式を求
輝度レベル
める。
光色:R1-R4
GI 値
色光の UGR GI 値 = k ∗ 8 log10 [
0.25
𝐿𝑏
∑
𝐿2 ω
𝑝2
]
k:u’v’色度値で表される係数
Lb:背景輝度[cd/㎡]
L:照明器具の発光面の輝度[cd/
㎡]
ω:照明器具の発光面の大きさ[sr]
p:Guth のポジションインデックス
4.1 輝度レベルと係数の関係
白色光の GI 値を基準とし、そのときの係数kは 1 であると
考えると、各色光の係数kは[k=(実験から得た各色光の GI
値)/(白色光の GI 値)]で表現される。白色光と有意な差が
輝度レベル
認められた光色において、図5に輝度レベルと係数の関係につ
いて示した。係数kは、輝度レベル 2 では高い値をとる傾向に
光色:G1-G2
GI 値
あり、光色 G、B2-B3 では輝度レベルが高くなると係数kが1
に近づく傾向が見られた。その要因として、高輝度になるにつ
れて輝度の影響が強く表れ、色の判別が困難になることが考え
G2
P<0.01 有意差あり
られる。すべての光色で高輝度になるにつれて係数kが 1 に近
づくことが予測できるが、輝度レベル 3~8 では値が前後した
輝度レベル
ため傾向をつかむことはできなかった。このことから、係数k
を輝度レベルで説明することはできないと結論付けた。
光色:B1-B4
4.2 色度値と係数の関係
GI 値
各光色の輝度レベルごとの係数kを算出し、設定軸の u’成
分または v’成分を横軸、実験から得られた係数kを縦軸にと
B2,B3,B4
P<0.01 有意差あり
り、色度値の位置関係と係数kの関係を図 6 に示した。これに
より、輝度の値によらない傾向が得られた。光色 R,G,Y と B
輝度レベル
はそれぞれ色度値と係数kの間に相関関係が見られたため、散
図 4 白色光と各光色の評価値の比較
布図により相関係数を算出した。その結果、光色 R は相関係数
光色:G2
0.13 でほとんど相関が無く、光色 G は-0.42 で中程度の相関が
光色:Y
Y
G2
1.4
1.4
1.3
1.3
1.2
あり、光色 Y と B は-0.70 となり高い相関があることが示され
1.2
グレアの程度
k 1.1
G2 (S)
Y (L)
1
G2 (L)
1
0.9
0.8
横軸:輝度レベル
グレアの程度
k 1.1
Y (S)
♦白色光
0.9
2
3
4
5
6
7
8
0.8
9
2
3
4
輝度レベル
5
6
7
8
輝度レベル
光色:B2
光色:B3
B2
光色:B4
B3
1.4
1.4
1.3
1.3
1.3
1.2
1.2
グレアの程度
1
0.9
0.8
3
4
5
6
輝度レベル
7
8
9
4.3 モデル式の算出
1.2
グレアの程度
k 1.1
グレアの程度
k 1.1
B2 (S)
B3 (S)
B4 (S)
B2 (L)
B3 (L)
B3 (L)
1
0.9
2
が対応していることが明らかとなった。
B4
1.4
k 1.1
0.8
た。このことから、光色 R のグレア感は色度値によらず一定で
あるが、光色 G,Y,B においては色度値の変化とグレア感の変化
9
1
光色 G、光色 Y と B において係数kと色度値が相関関係にあ
0.9
2
3
4
5
6
7
8
9
0.8
輝度レベル
図5 輝度レベルと係数kの関係
2
3
4
5
6
輝度レベル
7
8
9
ることが示されたため、これらの色光と白色光について u’v’
色度図上の白色点からの距離を説明変数、すべての輝度レベル
における係数kを被説明変数として回帰分析を行い、回帰式を
1.3
算出した。得られた回帰式での予測値の残差から外れ値を求め、
これを除外して再度回帰分析を行った。白色点からの距離を色
1.25
レベル9
1.2
レベル8
1.15
度値に変換し、以下の回帰式を得た。
レベル7
1.1
係数k
レベル6
係数 k = −0.461(u′ − 0.196) − 0.457(v ′ − 0.496) + 0.983
1.05
レベル5
1
このとき、重相関係数 R=0.658,重決定係数 R2=0.433 であっ
0.95
レベル4
0.9
レベル3
た。残差による検討から、推定に問題があるか、ほかに有力
0.85
レベル2
0.8
な説明変数があることが予想されるため、色度値のみで係数
-0.2
-0.1
0
0.1
0.2
0.3
u'成分
kを精度よく算出することは難しいことが明らかとなった。
平均
平均
1.3
よって本研究では得られたモデル式を全体の傾向を把握す
1.25
レベル9
1.2
るツールとして用いることとした。精度については今後の検
レベル8
1.15
レベル7
案する。
1.1
係数k
討課題とし、今回得られたモデル式を色光の UGR 式として提
レベル6
1.05
レベル5
1
レベル4
0.95
y = [−0.461(𝑥1 − 0.196) − 0.457(𝑥2 − 0.496) + 0.983] ∗ 8 log10 [
0.25
𝐿2 ω
∑ 2]
𝐿𝑏
𝑝
レベル3
0.9
レベル2
0.85
平均
0.8
x1: u‘色度値 x2 : v‘色度値
Lb: 背景輝度[cd/㎡] L: 照明器具の発光面の輝度[cd/㎡]
ω: 照明器具の発光面の大きさ[sr] p: Guth のポジションインデックス
-0.4
-0.3
-0.2
-0.1
0
0.1
v'成分
表2 回帰式の妥当性の確認
※ただし、x1>0.196 のときはつねに x1 =0.196 とする
図6 色度値と係数kの関係
4.3 モデル式の妥当性の確認
得られたモデル式に設定軸外の色度値を当てはめ、GI 値を
算出し、実験から得られた GI 値との相対誤差について比較を
行った。その結果、光色 BR の相対誤差は最大で 19.9%、光色
YG は 18.3%となり、最小は光色 BR で-0.64%、光色 YG で
-0.17%であった。現在の UGR 式から得られる GI 値と実験から
得られた GI 値の相対誤差を算出したところ、光色 BR では予測
値が UGR 式より少ない誤差となったのは全体の半数に満たず、
光色 YG では全体の4分の 1 のみとなり、UGR 式の方がモデル
式よりも誤差が小さくなる結果となった。モデル式を全体的な
傾向を把握するものとしたため、比較的基準白色光に近い色光
光色BR
輝度レベル
9
8
7
6
5
4
3
2
9
8
7
6
5
4
3
2
光色YG
輝度レベル
9
8
7
6
5
4
3
2
9
8
7
6
5
4
3
2
光源サイズ[sr] k(計算値) UGR式G値
41.90035
37.90231
35.08485
32.26739
0.003
28.007104
25.45189
21.08387
17.81795
1.0269488
41.941226
37.930789
35.113329
32.285935
0.03
28.014169
25.440548
21.012365
17.806608
予測GI値
43.02952
38.92373
36.03035
33.13696
28.76186
26.13779
21.65206
18.29812
43.07149
38.95298
36.05959
33.156
28.76912
26.12614
21.57862
18.28648
実測GI値
40.96071
38.67614
37.3
30.94906
28.02789
23.159
22.223
22.847
42.1834
38.62121
38.45681
32.1606
29.31896
24.585
20.72517
20.29754
予測値-実測値 相対誤差 UGR式-実測値相対誤差
-5.050697205
-2.29399227
-0.640164561
2.000800665
3.403897116
5.93873944
-7.069340218
-4.259662735
-2.618739081
0.07414723
-12.86234023
-9.900644793
2.569158453
5.125905708
19.91017013
22.01186041
-2.269203785
0.414510138
-1.461566761
1.200953424
5.652515704
8.128350538
-2.14229974
0.53808401
2.176848139
4.743890269
-5.917505079
-3.138053665
-4.100588088
-1.368815596
9.788442878
12.15574411
光源サイズ[sr] k(計算値) UGR式G値
41.90035
37.90231
35.08485
32.26739
0.003
28.007104
25.45189
21.08387
17.81795
0.9867153
41.941226
37.930789
35.113329
32.285935
0.03
28.014169
25.440548
21.012365
17.806608
予測GI値
41.34371
37.39879
34.61876
31.83873
27.63504
25.11377
20.80378
17.58124
41.38405
37.42689
34.64686
31.85702
27.64201
25.10258
20.73322
17.57005
実測GI値
41.81743
38.39057
37.90375
30.64476
30.94906
25.655
22.847
20.82024
40.81333
37.68796
37.02833
31.30811
29.60312
25.521
23.2122
21.465
予測値-実測値 相対誤差 UGR式-実測値相対誤差
1.112643545
-0.198293718
2.563528608
1.271825547
8.648036033
7.436994522
-3.917357832
-5.294977191
10.68978822
9.505813957
2.089681047
0.791696248
8.924494864
7.717118333
15.53974425
14.42006525
-1.74266264
-3.091452338
0.17792997
-1.145398673
6.080558488
4.83548025
-1.009058548
-2.348122949
6.955525187
5.722046273
1.982017055
0.682604967
10.90162192
9.720455909
18.27546008
17.19204812
である光色 BR,YG の傾向を精度よくつかむことは出来なかっ
た。そのため、モデル式の妥当性を証明することは出来なかっ
た。
参考文献
1)社団法人照明学会:CIE グレア評価法 UGR の研究調査委員会報告書;1993 年 3
5. まとめ
本研究は光色の違いがグレア感評価に与える影響について
月 15 日
2)前川弘樹:大面積の色光が及ぼす不快感;東京工業大学大学院修士論文,2007
3)謝明燁、宗方淳、平手小太郎:光色の違いがグレア感の評価と許容度に与える影
分析し、色度値から色光の不快グレア感を定量的に評価するこ
響に関する研究;照明学会誌 第 8 巻第 11 号,2005
とを目指したが、大まかな傾向を把握するにとどまった。
5)笹部和代:小光源の輝きの予測評価法に関する研究;東京工業大学大学院修士論
今後は、まず色度値がどのような形で UGR 式と関わっている
4)橋本健史:明るさ画像を用いたグレア評価;東京工業大学大学院修士論文,2006
文,2011
6)明石行生, 村松隆雄, 金谷末子: UGR と不快グレアの評価との関係:照明学会
かについて詳細な検討を行い、被験者数を増やすことで色光の
誌 78(10), p516-526, 1994-10
特性をより明確にする必要がある。今回扱っていない背景輝度
77(6), p296-303, 1993
や光源位置、光源数、光源サイズについても検討の余地がある。
7)矢野正, 金谷末子, 市川一夫: 高齢者の不快グレア-光色との関係;照明学会誌
8)金源雨, 原昌康,古賀靖子:グレア光源の大きさによる位置指数への影響につい
て都市・建築学研究九 州大学大学院人間環境学研究院紀要 第 5 号,2004 年 1 月