講演資料 - 南西地域産業活性化センター

産学IT人材育成セミナー
産学連携における
IT人材育成の在り方について
2015年1月13日
NPO法人 ⾼度情報通信人材育成⽀援センター(CeFIL)
菊池 純男(日⽴製作所)
© Sumio Kikuchi 2015. All rights reserved.
Contents
1.⾼度情報通信人材育成⽀援センター紹介
2.活動着手の背景
3.人材育成の考え方
4.教育カリキュラムへの実装
5.取り組みの評価
6.課題と人材育成の在り方
7.21世紀を担う人材の育成
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1.非営利活動法人
⾼度情報通信人材育成⽀援センター
(CeFIL)紹介
CeFIL: Center for Future ICT Leaders
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⾼度情報通信人材育成⽀援センター(CeFIL)
内閣府
IT総合戦略本部
創造的IT人材育成方針
経団連
⾼度情報通信
人材育成部会
企業
講師派遣
インターンシップ受入れ
⽂部科学省
経済産業省
総務省
CeFIL
大学
人材育成
⽀援活動
ICT人材育成コース
企業
2009/7設⽴
・会員︓約50社、8大学、他
(http://www.cefil.jp)
講師派遣
インターンシップ受入れ
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活動の狙い
狙い
わが国の国際競争⼒を担うICT分野のトップ人材候補生を育成
社会ニーズに応える実践的教育の普及
企業講師による実践的講義と演習
企業の現場で必要なことを学ぶ
社会におけるICTの役割、先端技術の状況などを理解する
PBL(Problem & Project Based Learning)手法の導入
中⻑期実践的インターンシップの実施
アカデミアとインダストリとの交流促進
育成すべき人材に関する調査、検討
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⾼度ICT人材育成活動の取り組み経過
準備
2006/4 重点協⼒拠点に2大学を選定、⾼度ICT人材育成モデル拠点
として整備することを決定
⽂科省「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」公募
⽴上げ
2007/4 両⽀援拠点情報系修士課程に新コース開設(定員20名)/
⽂科省「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」開始
定着
2009/7 NPO法人設⽴し、活動を組織化
普及
常勤企業教員出向、非常勤企業講師派遣
2013/4 ⽂科省enPiT開始
2013/3 企業常勤体制終了、大学側主体運営に移⾏
2013/10 重点協⼒校⼀期生、⼆期生の追跡調査実施、有効性確認
【実績︓2014/4時点の累計修了生234名】
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分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク
クラウド
コンピューティング分野
・大阪大学、神⼾大学
・東京大学
・東京工業大学
・九州工業大学
etc.
セキュリティ分野
・情報セキュリティ大学院大学
・北陸先端科学技術大学院大学
・奈良先端科学技術大学院大学
・慶應大学
・東北大学
etc.
組込みシステム分野
・名古屋大学
・九州大学
etc.
ビジネスアプリケーション分野
・筑波大学
・公⽴はこだて未来大学
・産業技術大学院大学 etc.
出典 http://www.enpit.jp/fields/
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2.活動着手の背景
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⽇本のソフト技術者は学歴・経歴による能⼒差⼩
最終学歴別に⾒たITSS(ITスキル標準)レベルの差
出典︓日経ITプロフェッショナル
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我が国のIT教育の課題
教育(勉強)の中身が産業界のニーズとアンマッチ
諸外国の大学
カリキュラム
IT企業の
ニーズ
⽇本の大学
カリキュラム
実践
モデリング手法
設計手法
プロジェクトマネジメントなど
理論
情報基礎理論
プログラミング
アルゴリズムなど
デジタル回路
応⽤理論
特殊応⽤分野など
新入社員教育が他国に比べ、時間がかかる
某外資系ベンダの事例では、3年余分に必要
圧倒的にプログラミング能⼒が低い
活用はできるが、アイデアを実現できない
米国の優秀な学生との大きな違い
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勉強しない⽇本の大学生・大学院生
授業以外の一⽇平均勉強時間
日本︓ 1.8時間
米国︓ 7.6時間
4年間で読む本
日本︓ 100冊
米国︓ 400冊
(ハーバード大、エール大︓1000冊)
大学生・大学院生
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3.人材育成の考え方
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企業で仕事をするということ
正解のない、常に新しい課題に遭遇する
未知の問題に⽴ち向かう「⼒」
未知のものにチャレンジする⼒
チームで成し遂げる⼒
持っている知識、経験を総動員する⼒
考える「⼒」︓知識だけを詰め込んでも伸びない
考え方や学ぶための方法を身に付けることが必要
「勉強ができる」ではなく、
「学ぶことができる」ことが重要
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即戦⼒でなく、実践⼒
すぐに役⽴つ人材=すぐに役に⽴たなくなる人材
実践⼒とは、仕事をしていくための基礎(体)⼒
知識(知っている・覚えている)だけではなく、
スキル(使いこなせる・わかっている)が重要
課題、問題の攻め方を知っている
考えるプロセスや学ぶための方法を身に付けている
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「学ぶ」⼒の重要性
技術や市場の変化のスピードが速くなっている
現在の小学生の65%は将来、現在は存在しないような
新しい仕事や職業に就くと言われている。
今までにない職種などが次々と生まれ、従来の教育や
学習の仕組みでは、このような新しいことを学べない。
学生だけでなく、社会人になったあとの学習でも同様。
日々、新しい技術や知識を身に着けないと、
仕事が⽴ち⾏かなくなる。
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「実践」を通して「学ぶ」
自学
(自分で学ぶ)
知識
教学
(教えてもらう)
リアルPBL
中⻑期インターンシップ
実践
(実学)
スキル
気付き
経験
ノウハウ
知恵
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「実践」の重要性
5%
10%
20%
30%
50%
75%
90%
講義(Lecture)
読書(reading)
学習定着率
(忘れにくさ)
視聴覚(Audio-Visual)
実演(Demonstration)
グループ討議
(Discussion Group)
実体験
(Practice by Doing)
他の人に教える
(Teaching others)
(出典︓National Training Laboratories)
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中⻑期実践的インターンシップの狙い
就職活動の第⼀ステップ
想像、あこがれを現実に変える
(興味の沸くことを仕事として捕らえてみる機会)
企業・業界を内部から観察する絶好の機会
「仕事をする」ということを知る
仕事の進め方を体験する
実社会で求められるレベルを知る
学習意欲向上につなげる
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思考法・方法論を身に付ける
オブジェクト指向
サービス指向
成⻑エンジン
論理思考
デザイン思考
(new)
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4.教育カリキュラムへの実装
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産業界の⽀援内容
企業教員の派遣
常勤教員(メンターも兼ねる)
• 2007/3-2009/9︓ 4名
• 2009/10-2013/3︓ 4名
非常勤講師
• 2007/4-2013/3︓ 100名程度/年
• 2013/4以降︓ 50名程度/年
教材の提供
企業内教材の流用あるいは新規作成により3500ページ相当
(スライド枚数)に及ぶ資料を提供
授業内容改善への協⼒(PDCAサイクルへの参画)
中⻑期インターンシップの提供
大学横断の学生企画イベントPBLサミットへの
財政的⽀援
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カリキュラム策定の考え方
「座学中心」から「実践重視」へ
産学連携により、社会ニーズに応えるカリキュラムを設計
コースワークの充実
従来は2年間で30単位
→
50単位
実践型学習を通して、きめ細かな指導を実施
技術的知識・手法の修得と並⾏して、PBLで
それをリアルドメインの課題に適⽤し、実践⼒を育成
知識・手法を使える⽔準に⾼める
思考法、方法論の習得
業務遂⾏能⼒、ヒューマンスキルなどの習得
業界の実務の一部を体験する中⻑期インターンシップ
IT業界の魅⼒を醸成したり、社会でITが如何に活⽤
されているか認識させる科目の充実 © Sumio Kikuchi 2015. All rights reserved.
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PBLによる実践⼒の育成
主体的な思考⾏動特性を形成し、自律的な成⻑を促す
学生に考えさせる、教員はアドバイザ
毎週、各チームが予定と実績、課題、対策を発表、皆で議論
チーム(学生4-5名/チーム)で目標を成し遂げる
コミュニケーション⼒の育成
チームマネジメント⼒の育成
問題発⾒⼒、解決⼒の育成
学生⾃らも学内外の課題を⾒つけ、解決策を提案する
システム開発⼒の育成
システム開発プロセスを⼀通り経験し、俯瞰⼒を身に付ける
ステークホルダの要求をくみ取る⼒
ドキュメント作成能⼒、プログラミング⼒
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中⻑期実践的インターンシップの運営
実施時期、期間
夏季休暇を利用し、実習期間は1〜2ヶ月
担当業務
従来の職業体験ではなく、ソフト開発や検証といった
実業務相当の⼀部にチームの⼀員として従事させる
受入プロセス、環境
オリエンテーション、事前勉強、フォローアップを含むプロセスを構築
エントリシステムによる企業受け入れテーマ公開・応募・マッチング
滞在費・交通費などを企業側が負担
産学交流の促進
多くの学生の⾸都圏滞在機会を利用し合同フォーラム(1日)を開催、
複数の大学の学生、教員、企業が参加
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インターンシップ運営実績
累計9大学419名受け入れ(CeFIL分)
産業界
の協⼒
規模
(※)
受入
実績
2007年
2008年
2011年
2012年
2013年
2014年
26社
28社
21社
26社
30社
32社
31社
33社
50
104
70
94
105
83
73
73
60人
128人
84人
103人
129人
100人
90人
89人
企業数
18
22
15
23
19
19
22
19
学生数
48
55
41
69
62
59
47
38
平均稼働
⽇数
23
24
23
25
25
24
21
21
最大⽇数
40
41
39
36
42
36
39
34
企業数
テーマ数
人数
2009年 2010年
※)九州経済連合会連携分を含む
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継続的な改善の仕組み構築
カリキュラム検討会
• 1、2 回/年で合宿にて開催
• 学生、企業講師、大学教員が参加
• 授業の課題、改善点を議論し、次年度に反映
インターンシップ実施アンケート
• 学生が実習内容、受入れ環境などを評価
• 企業受入れ部署からの学生評価、運営へのコメント
修了時学生アンケート
• プログラムの理解度、授業科目の評価、改善提案など
• 改善提案は適宜、カリキュラムにフィードバック
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5.取り組みの評価
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職場上司評価
(同期/同世代との相対的評価)
公開情報は下記サイトの修了生追跡調査からダウンロードを
お願い致します。
http://www.cefil.jp/material/
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上司の意⾒
第⼀印象から他新人とは意識レベルで差があったとの印象。ということ
もあり、入社・配属後は他新人とは扱いも少し変え、1レベル上の作業の
与え方をしている。本人には少し荷の重い作業だったと思うが、苦労し
ながらもしっかりとやり遂げてきている。今では他メンバーより一つ頭抜け
ている状況で、将来大いに期待できる人材に成⻑している。
極めて優秀、この世代では通常やらせない仕事をさせている。2年目から
リーダーをやらせており、通常よりも1年以上早い。⼀方で大学で身に
つけたスキルを活用したいとの思いが強いとも感じる。
⽴ち上がりは早かったが、現時点では、ITを勉強せず入社してきた人と
あまり変わらないレベル感になっている。積極性や主体性という⼒は⾼
いので、これから一皮剥けると面白い。
基本的な意識、スキルは同年代の中でも上位レベル。PMスキルや品質管
理意識はある程度あるが、まだ不⾜している。
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6.課題と人材育成の在り方
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情報系学部卒に期待する水準(CeFIL基準)
知識水準
IPA基本情報処理技術者試験(資格取得が目的ではない)
• 午前試験︓ 60点以上
• 午後試験︓ 65点以上
英語⼒
TOEIC︓600点以上(TOEFLからの換算可)
単位取得科目(最低水準)
Cプログラミング
オブジェクト指向設計・プログラミング(Java)
ソフトウェア開発⼯学(要求分析〜実装、試験まで)
プログラミング経験
500-1000ステップ程度
⽇本語能⼒検定N1レベル(留学生のみ)
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基礎が足りない
修士課程2年間では、やれることに限界
【対象】
2013年度CeFILインターンシップ参加希望学生(修士課程1年)
対象
学生数
69
基準
クリア
13
(19%)
CeFIL基準項目
情報処理
試験
TOEIC
単位取得
科目
プログラミング
経験
日本語
能⼒*
27
(39%)
31
(45%)
45
(65%)
59
(86%)
8
(73%)
*)留学生︓11名
⾃己申告
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経験から学んだこと・気付いたこと
刺激をすれば、学生は伸びる(モチベーションを与える)
具体的な目標ができれば、⼀生懸命学習する
大学・企業は教育責任、社会的責任を果たしているか︖
学生が夢や目標を持てるように情報提供をしているか
教えていることが社会でどう役に⽴つかを教えているか
教員が何を教えるか、ではなく、学生は何ができるようにな
るか、という教育指標(シラバス)になっているか︖
教育改⾰を進めるために、産学の分担はどうあるべきか︖
大学でできることは大学で、企業でしかできないことは企業で
上位層は早い段階から活躍の場を与え、さらなる成⻑を
促していくことが重要
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教育現場の課題と原因
⾼度ICT人材育成コースの志望者少
課
題
学生が学習時間の多いコースを敬遠
教員による研究室抱え込み(研究補助としての期待)
実践教育を担えるプロパ教員の不足
そもそも情報系に人気がない、優秀な学生が来ない︖
大学 • 「楽して卒業」を許している教育制度
日本の大学は学生がお客様(欧米の大学は企業がお客様)
原
因
• 教育より研究重視の教員評価制度
• ICTと社会、経済との繋がりを教えていない
企業 • 大学教育への期待少(入社後、再教育)
• 採用選考は人物評価主体(終身雇用前提)
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今後の在り方
「官」
• 持続的な産官学連携の国家的枠組み
グランドデザイン
持続的な予算措置
←
内閣府IT総合戦略本部「創造的IT人材育成方針」
• トップ人材の育成
「学」
• 実学重視、社会価値重視
• 学⇒産の交流人事
• 需給バランスを踏まえた大学院のミッション再定義
研究者育成 vs. 技術者育成
「産」
• 採用選考改革
人物評価主体からスキルも評価する方法へ(インターンシップの活用)
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「創造的IT人材育成方針」(内閣府 IT総合戦略本部)
⾼度IT人材
IT利活⽤社会を牽引する人材︓ What to make
① ITを通じて独創的な発想を実現することができる人材
② 他産業・分野の専門家と融合・協働し、イノベーティブな事業や
サービスを企画、実装できる人材
IT利活⽤社会を⽀える人材︓ How to make
① ITを業務やビジネスに活かすことができる人材
② 安全・安心にITを製品・サービスなどに実装できる人材
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2013/index.html
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35
7.21世紀を担う人材の育成
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前提が変わる
「今までこうだった」は通⽤しない
【20世紀のビジネス】
変わらないことが前提
過去の成功例がパターン化でき、次の打つ手の参考になった
【21世紀のビジネス】
あらゆるものが変化し続けることが前提
新プラットフォームがビジネス・社会のデジタル化を加速
クラウド、ビッグデータ、モバイル、SNS、センサ、深層学習などの活用
市場変化が激しいデジタル化社会
過去の成功例は参考にならない
要件が決められない(顧客も企業も作るべきものがわからない)
デザイン思考アプローチへ(顧客目線で、変化する顧客ニーズを把握)
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第3のプラットフォームによるパラダイムシフト
ビジネス・社会の変革
サービス
深層学習
ビッグデ-タ
SNS
センサ
クラウド
モバイル
GPS
インターネット
OS
サーバ
データベ-ス ネットワーク
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イノベーションの創発プロセス
死
の
谷
製 品 ・サービ ス
開発
イノベーション
社会 ・生活 課題
製 品 ・サービ ス
発案
製 品 ・サービ ス
開発
イノベーション
研究 (
技術 の革新)
【従来型】
オープン
イノベーション志向
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21世紀を担う人材の育成の場
人と人の化学反応(多様性)
異分野融合、ダイバーシティ
大学、企業、市⺠、⾏政
etc.
地域連携
社会的価値の追求
「対面で聴く」から「円卓で考える」
顧客目線(デザイン思考)
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40
END
2015/1/13
NPO法人 ⾼度情報通信人材育成⽀援センタ(CeFIL)
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