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B ラ イ セ ン ス モ ー タ ー ス ポ ー ツ 応 援 マ ガ ジ ン
RALLY / GYMKHANA / DIRT TRIAL&more... “EXCITING” MOTOR SPORTS MAGAGINE
vol.2
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応援します!
2012年注目のニューマシンを一挙紹介!
Bライセンス取得ガイド
2012全日本ラリー選手権第1戦&第2戦/2012全日本ジムカーナ選手権第1戦&第2戦/
2012全日本ダートトライアル選手権第1戦&第2戦ダイジェスト
開幕戦から極限バトル!
1
全日本ダートトライアルドライバー
北村和浩
現
在の全日本ダートトライアル選手権を代表する
トップドライバーの一人、北村和浩。誰よりも早
く、コーナーの手前でマシンを横に向け、鋭角に
斬れ込んだあとは、ひたすら全開。大胆かつ華麗なコーナ
リングテクニックに酔いしれるファンは数多い。
3 連覇を賭けて臨む今シーズン。しかし開幕戦、栃木丸
和オートランドでの一戦は、最大のライバルで、同じエボ
X を駆る荒井信介に敗れた。迎えた第 2 戦は4 月に行われ
た九州のモビリティおおむた。エボ X にスイッチしてから
は負けなし。絶対の自信を誇るコースといえるが、
Voice of Top
九州のファンは熱い人が多いから、
その期待に応える走りができてよかった。
「やっぱりここで負けたら、本当にヤバイって思ってたね。
今年は荒井選手も調子が良さそうじゃない。でも絶対、勝
いいイメージがあったけど、今日はちょっとうねってるとこ
から、何とか頑張りたいよね。そこでポンと一段上に行け
ちたかったんだ」
ろがあって、そこでクルマが引っかかったりしてコントロー
るタイムが出せたら、それは進化したということだからね。
1 本めは 2 番手を2 秒以上も引き離すダントツのベスト
タイム。しかし 2 本め、荒井がしっかりそのタイムを 1 秒詰
ルが難しかった。
そういうことを今年も続けなければいけない。
め、ベストを塗り替える。ラストゼッケンで挑んだ北村は、
ここはコース全部がお客さんに見られちゃうじゃない
同じことやってたって進歩はないんだ。たとえ勝てたと
(笑)
。だから下手な走りはできないし、何と言っても九州
してもね。満足するわけにはいかないんだよ。もちろんエ
コンマ 3 秒打っちゃって再逆転、今季初勝利をあげた。
のファンも応援が熱いから、それに応える走りをしたいと
ボ X のセッティングに関しては 2 年間やってきて、基本的
「1 本めのベストはブッチギリだったけど、あれはちょっと
思ってたんだ。それができて勝てんだから、嬉しいね」
なものは分かってるわけだから、今年は色々とセッティン
まだ濡れてて皆が躊躇するような路面を俺が踏めただけ。
エボ X のセッティングに関しては
勝負はやっぱり路面が良くなる2 本めだからね。でも、
2本
荒井に先行したことが、昨年まで
めもしっかり踏めたと思う。
グを進めていって、より速くなっ
たエボ X で勝ちたいと思ってる。
のシリーズ V2に繋がった形だが、
荒井選手だって煮詰めてくるわ
タイヤは超硬質路用の 91Rもありえたけど、自分の走り
昨年は荒井のエボ Xも速さを見せ
けだから、そこでまたバトルが白
ではまだ投入のタイミングが早いと思ったんで、それより
始めた。マシンの熟成という点では
熱すれば、お客さんだって楽し
マイルドな特性の 87Rにしたんだ。気持よく走ってタイム
五分に持ち込まれた感も否めない。
んでくれると思うよ」
出すなら、やっぱり87しかないかな、と。でもここは路面が
セッティングも含めたマシンの造り
第 3 戦北海道スナガワ、第 4
込みがものを言う、ハイレベルな戦
戦は地元とも言える能登半島門
北村和浩 きたむらかずひろ
岐阜県生まれ。ダートトライアルを
やっていた兄の影響で19歳の時に
ダートラを始める。改造車で豪快な
走りを見せる若手として頭角を現し、
1990年 にEP71ス ターレットター
ボで全日本初優勝、その年の全日本
チャンピオンに輝く。90年代後半以
降はインプレッサマイスターとして知
られたが、2010年からランサーエボ
リューションにスイッチ。今年は通算
11度めの全日本 Vに挑む。
前と得意のコースが続く。門前は
いが今年は続きそうだ。
「もちろん今回は開幕戦が終わったあとに、もう負けられ
先が見えないクレスト(丘越え)のコークスクリューが見ど
ないって思ったから、足回りをセッティングし直してきたん
ころのひとつ。マシンを横にしながら、コークスクリューを
だ。その努力が実ったのもたしかだと思うよ。今年はショッ
越える迫力の走りがまた見れるかもしれない。
クアブソーバーも倒立式の別タンク式にしたんだけど、正
「たしかにスナガワは好きだし、俺が勝つと思ってる奴も
直、まだ去年の足の方がいいかもしれない。
いっぱいいるだろうけど(笑)
、本人は何が何でも勝つとい
フロントデフもイニシャルを変えたりと、今年も色々と
う気持で行く。それぐらいじゃないと今年は厳しいと思う」
やってはいるんだ。正直、いまは乗りにくくなったかなと感
王座にあってなお、挑み続ける男の締まった面構えが、
じる時もあるけど、タイムが出ることを信じて変えるわけだ
そこにはあった。
3
熾烈なバトルが展開された第2戦久万高原ラリーは
奴田原文雄ランサーが劇的な逆転勝利を果たす。
2012JRC
全日本ラリー選手権第1戦 2012.4.4 - 8 ツール・ド九州in 唐津 2012
全日本ラリー選手権第 2 戦 2012.4.28 - 30 久万高原ラリー 2012
奴田原ランサーが久万高原2連勝!
シャルを各クルーともたしかめられた形だ。
絡んでくるかが焦点になる。
ランサーエボリューション、スバルイン
しかし注目の開幕戦で頭ひとつ抜けた
雅広ランサーを寄せつけず快勝、実に7年
プレッサWRXと国内最速のラリーマシン
速さを見せたのはやはりターマック・キング
連続のツール・ド九州制覇をもぎ取った。
が揃うJN4クラスは、今年も、2年連続
の異名を取る勝田だった。タイトなコー
今季グラベル初戦となった第2戦久万
2012年の全日本ラリー選手権は、
4月第
チャンピオンの勝田範彦インプレッサとラ
ナーでの回頭性が上がったというインプ
高原ラリー。ここは昨年は奴田原が獲った
1週、九州佐賀、唐津を拠点とする「ツー
ンエボマイスター、奴田原文雄の2強を軸
レッサは、昨年、負けたステージでもベス
ラリーだ。しかし今年は、奴田原、勝田、石
ル・ド九州」で開幕し、その3週間後には
とする戦いとなる見込み。
トを奪うなど、今年は“隙なし”
。奴田原や、
田そしてGRBインプレッサ2戦めでマシン
四国愛媛で第2戦、
「久万高原ラリー」が
これにAPRC(アジア・パシフィックラ
行われた。舗装のツール・ド九州に対して、
リー選手権)帰りで昨年のラリー北海道を
久万高原ラリーはオールグラベル。硬軟ふ
制した柳澤宏至や、一発の速さを誇るベテ
たつの路面での今年のマシンのポテン
ラン、石田正史といったドライバーがどう
第1戦ツール・ド九州/ 1.2.ポテンシャルアップしたインプレッサはライバルを寄せ付けず。盤石の7連覇を飾った勝田範
彦/足立さやか組。3.JN1クラス2 位には地元の篠原正行ストーリアが入賞。4.インテグラ時代は無敵の速さを誇った榊雅
広だが、JN4はさすがに難関とあって今回は3 位にとどまる。5.このラリーで優勝経験のある曽根崇仁。今回は2 位に甘ん
じた。6.全日本ラリー界において、痛車の走りとも言えるメロンブックスインテグラを駆る眞貝知志。先行逃げ切りでこのラ
リー 4連覇。7.スズキワークスでJWRCも転戦した丹羽和彦。準地元とも言える今回のラリーではフィットで終始ラリーを
リード、JN2クラスを制す。8.1400cc以下のマシンが集うJN1クラスはマーチをドライブする小泉茂夫妻が優勝。
1 2
3
4
5
7
4
唐津マイスターと言われる地元の名手、榊
勝田範彦インプレッサ、
開幕2連勝を狙うも痛恨の
マシントラブルで後退
6
8
9
11
10
12
13
14
15
16
第2 戦久万高原ラリー/ 9.昨年のJN2クラスチャンプ、天野智之はセッティングがいまひとつ決まらず、2 位にとどまる。10.四国、期待の若手、宇田圭佑。学生時代を過ご 17
した北海道のラリーで身に付けたスピードは健在で、JN3クラス3 位をマーク。11.JN3開幕戦3 位の山口清司レビンは、ひとつ順位を上げて2 位でフィニッシュ。12.13.ここ
数年はダートトライアルに活動の場を移していた村田康介。今年から再び全日本ラリーに復帰。乗り慣れたブーンX4で久々の全日本ラリー優勝を果たす。14.JN1クラスは
近畿の山口貴利のストーリアが快勝。15.NCP131ヴィッツ2年めを迎えた高橋悟志。セッティングが決まったマシンでJN2クラス初優勝を飾った。16.開幕2連勝を目前に
しながらエンジントラブルに泣いた勝田は2 位でゴール。17.キャロッセワークスの柳澤宏至はGRBインプレッサ2戦めで早くも表彰台の一角を占めた。
の感触が掴めてきた柳澤の4台がDAY1
息を吹き返した勝田が再びリードを奪
からデッドヒートを展開した。
い、そのまま逃げ切るかと思われたが、何
最終日のDAY2は雨の中、スタート。こ
と最終SSを前に、勝田のインプレッサは
こでADVANのウェット用ラリータイヤ、
ターボトラブルに見舞われて失速。このス
031をチョイスする賭けに出た奴田原がベ
テージでベストを奪った奴田原が1.3秒差
ストを連発し、暫定トップだった勝田に追
で逆転優勝を達成するという劇的な幕切
いつく。しかし雨が止み、路面が乾き始め
れとなった。
2012 年全日本ラリー選手権スケジュール
第1戦
第2戦
第3戦
第4戦
第5戦
第6戦
第7戦
第8戦
第9戦
4/6-8
4/28-30
6/1-3
6/29-7/1
7/27-29
8/24-26
9/14-16
10/12-14
11/2-4
佐賀
愛媛
福島
北海道
群馬
京都
北海道
岐阜
愛知
た後半セクションでは奴田原のタイヤ選択
タイヤ選択で安全策を取った柳澤が勝
獲得した。序盤2戦を終えてのシリーズラ
のDAYポイントが効いて奴田原を2ポイ
は逆に裏目に出ることに。
田に続いて3位に走り、GRB初の表彰台を
ンキングは勝田が、敗れたとは言え第2戦
ントに抑えて首位に立っている。
全日本ラリー選手権第1戦
ツール・ド九州in 唐津 2012
全日本ラリー選手権第 2 戦
久万高原ラリー
開幕戦は“唐津くんち”で有名な唐津市がラリーの拠点に。祭りの舞台となる唐
津神社で選手は皆、お祓いを受けてスタートする。この時期は桜も満開とあって、
唐津城も大勢の観光客でにぎわう。
第2戦は“四国の軽井沢”と呼ばれる愛媛久万高原町が舞台。松山市内から1時
間というアクセスの良さもあって、夏場は絶好の避暑地として賑わう。四国カル
ストをはじめ、自然溢れる観光スポットが揃う。
JN4クラス 出走14台
Pos. No. Diver/Codriver Car Name
勝田 範彦/ 足立 さやか
1 1
ラック名スバルSTI DLインプレッサ
奴田原 文雄/ 佐藤 忠宜
2 2
ADVAN-PIAAランサー
榊 雅広 /井手上 達也
3 8
加勢eレーシング・ランサー
JN3クラス 出走9台
Time
58'50.9
59'15.5
59'23.3
JN2クラス 出走13台
Pos. No. Diver/Codriver Car Name
Time
丹羽 和彦/永山 聡一郎
1 30
1:02'38.9
KYB YH itzz クスコ フィット
川名 賢/安東 貞敏
1:03'09.7
2 28
TAKUMI CRAFT ADVAN KYB Vitz
天野 智之 /井上 裕紀子
3 24
1:03'12.4
豊田自動織機・ラック・DL・BRIGヴィッツ
Pos. No. Diver/Codriver Car Name
Time
眞貝 知志/田中 直哉
1:01'13.9
1 17
メロンブックスDLテインBRIGインテ
曽根 崇仁/ 桝谷 知彦
2 16
1:02'14.8
DL☆BPF☆SPM☆INGINGセリカ
山口 清司/島津 雅彦
3 18
1:03'13.7
エナペタル ADVAN久與レビン
JN4クラス 出走12台
JN1クラス 出走6台
Pos. No. Diver/Codriver Car Name
Time
小泉 茂 / 小泉 由起
1:06'39.5
1 39
TG厚木OKU安斉自工ADVANマーチ
篠原 正行/鶴田 邦彦
1:07'42.7
2 40
キープ ストーリア。B
山北 研二/糸永 敦
3 38
1:09'03.1
プレミアムBRIG#ドライブDLマーチ
JN3クラス 出走15台
Pos. No. Diver/Codriver Car Name
Time Pos. No. Diver/Codriver Car Name
Time
村田 康介 /平山 真理
奴田原 文雄/ 佐藤 忠宜
1:08'21.6
1 2
1:02'49.8
1 29
EXEDY☆DL☆BOOBOWブーンX4
ADVAN-PIAAランサー
山口 清司/島津 雅彦
勝田 範彦/ 足立 さやか
1:09'20.0
2 1
1:02'51.1 2 22
エナペタル ADVAN久與レビン
ラック名スバルSTI DLインプレッサ
宇田 圭佑/ 石川 恭啓
柳澤 宏至/中原 祥雅
3 24
1:09'20.8
3 3
1:03'35.3
BRIGelfADVANインテグラ
CUSCO ADVAN インプレッサ
JN2クラス 出走12台
JN1クラス 出走6台
Pos. No. Diver/Codriver Car Name
Time
高橋 悟志/箕作 裕子
1 34
1:09'04.9
ミツバ WM DL ラック Mgヴィッツ
天野 智之/井上 裕紀子
1:09'16.8
2 31
豊田自動織機・ラック・DLヴィッツG's
3
41
岡田 孝一/ 大谷 美紀夫
1:09'25.6
キーストーンナビゲーターワンズDLデミオ
Pos. No. Diver/Codriver Car Name
山口 貴利/山田 真記子
1 44
BOOBOWストーリアX4
葛西 一省/安田 弘美
2 43
F-ONEオートTEIN兄貴ストーリア
3
47
松岡 竜也/縄田 幸裕
Bar WRC ユウセイ電設㈱
Time
1:11'45.4
1:12'39.3
1:14'2.3
全 日 本 に 果 敢 な チ ャ レ ン ジ を 続 け る 2 0 代 ド ラ イ バ ー に 今 年 は 注 目!
熾烈なトップ争いが展開される一方で、毎回、果敢な走りを見
せているのが 20 代のドライバー達だ。
開幕戦で早々に結果を出したのが1500cc のマシンが集う
JN2クラスに参戦する川名賢。初代ヴィッツと、マシンは少々
旧型ながら、昨年のチャンピオンで現行型のNCP131型ヴィッ
取った。
またこの開幕戦の JN4 クラスで 5 位につけた高山仁も、次代
を担う若手成長株の一人。今回は大きく仕様を変えたランサー
を扱いきれず、表彰台は逸したものの、昨年の最終戦では勝田
と互角に渡り合って2 位獲得と、その速さはすでに証明済みなだ
グラベルでのスピードと言えるだろう。
一方、そのグラベルのロングディスタンスラリーとして知られ
るラリー北海道を制した勢いで見事、JN3クラスチャンピオン
に輝いた牟田周平は今年サトリアネオからインプレッサにスイッ
チして JN4に参戦する。
ツを駆る天野智之を最後まで抑えて自己最上位の 2 位をもぎ
けに、今年は得意の舗装での初優勝も夢ではないはず。課題は
名門キャロッセチームのセミワークススペックとも言えるマシ
ンでの参戦とあって注目を集めたが、開幕戦は派手なクラッシュ
でリタイヤと散々な結果に終わった。高山と対照的にグラベルを
得意とするドライバーだけに、第 3 戦からのグラベル連戦では汚
名挽回を図りたいところだ。
この ほ か 第 2 戦 で 激 戦 区 JN4 で 5 位に 食 い 込 ん だ 小 舘 優
貴や、今年は全日本にシフトするインターラリー出身の Aki
HATANO などこのクラスは期待の若手がひしめく。ぜひチェッ
クを忘れないようにしよう。
18
19
20
21
22
18.19.注目の20代ドライバーの中で開幕戦から結果を残したのは川名賢。速さ
に加え、安定感も増した走りでJN2クラス2 位をもぎ取った。20.昨年のJN3
クラスチャンピオン、牟田周平はJN4クラスにステップアップし、インプレッ
サを駆る。21.東北青森出身の2世ドライバー、小舘優貴は第2戦で5位入賞。
得意のグラベルラリーで上位を窺う。22.舗装ではすでにトップクラスの実力を
持つ高山仁。シリーズ 4 位に食い込んだ昨年以上の活躍が期待される。
5
も今年は台数が増えた。
人気上昇中のPN2クラスは
期待の若手、原田健太の
“痛車”シビックが初優勝
1
2 4
3
5 6
昨年のチャンピオンは、フェアレディ Z
の最新型であるZ34を駆る河本晃一。し
かし注目の開幕戦、河本は後半のパイロン
今年の全日本ジムカーナ選手権は昨年
ターンでミス、2番手にとどまる。優勝はシ
より1戦増えて、全9戦のスケジュールが
ビックタイプRをドライブするまだ20代の
組まれる。開幕戦は3月半ばの埼玉本庄
若手、原田健太でこれが全日本初優勝。因
サーキット。その約1カ月後に、広島のTS
みに原田のシビックはアニメのキャラク
タカタサーキットで第2戦が行われた。
ターを貼った痛車。全日本ジムカーナで、
このふたつの会場はいわゆるミニサー
痛車が初栄冠という記念すべき勝利と
キット。しかしジムカーナの場合は、コース
なった。
をそのまま道なりに走ったりはしない。通
そして第2戦TSタカタではいよいよス
常の逆走や、コーナーのゼブラゾーンにパ
バルBRZが登場。過去14度、全日本ジム
イロンを置いてラインを規制したりする。ま
カーナのタイトルを奪取した名手、山野哲
たコース幅の広いところでは180度ターン
也が見事にデビューウィンを達成した。た
やパイロンスラロームを設定したりと、テク
だし優勝した山野が「まだマシンの完成度
ニックがものを言うコースレイアウトとする
は40点。これからセッティングを煮詰めて
のが通例だ。
いかないと連勝は難しい」と語ったように、
今年の全日本ジムカーナは、開幕戦、第
マシンの絶対性能で見れば、Z、シビック
2戦とも同じ会場で行われた昨年の参加台
にまだ分があるというのが大方の見方。タ
数を上回り、盛り上がりムードが漂う。そ
カタの一戦では実弟でもあるPN3クラス
の大きな要因になっているのがPN部門の
の山野直也も優勝と最高の一日となった山
人気だ。このPN部門は昨今の厳しい経済
野だが、厳しい戦いが続くと見ている。
情勢を踏まえ、なるべくランニングコストを
一方、改造車部門ではナンバー付車両
抑えた範囲で楽しめることをコンセプトと
が集まるSA部門が今年は賑わいを見せそ
したクラス。
うだ。2リッター 4WDターボ使いの名手が
改造できるパーツを極力、限定し、タイ
揃うSA3クラスは、昨年のチャンプ川脇一
ヤに関しても競技に適した市販のハイグ
晃が引退したが、N4クラスから名手、茅野
リップタイヤの使用を制限。いわゆる普通
成樹が移籍。開幕戦は天満清に譲ったも
の市販スポーツラジアルタイヤに限定し
のの、第2戦で早くも優勝を飾り、6年ぶ
た。2006年以降にJAFに登録された、も
りのタイトル奪取に向けて、全開モードに
しくはFIAに公認された車両が対象なの
突入している。
で、事実上、現行車か1代前の車種が対象
2012 年全日本ジムカーナ選手権スケジュール
となるため、車両の購入コストは安くはな
第1戦
第2戦
第3戦
第4戦
第5戦
第6戦
第7戦
第8戦
第9戦
いが、リーズナブルに長く楽しめるクラス
として人気を博しているのだ。
3クラスに分かれた中でも最も高い人気
を誇るのが1600cc以下の2輪駆動車を
対象としたPN1クラス。しかし1600ccを
7 8
超える2駆車両を対象としたPN2クラス
3/17-18
4/21-22
5/19-20
6/16-17
7/14-15
8/4-5
8/25-26
9/15-16
10/13-14
本庄サーキット
TSタカタサーキット
名阪スポーツランド
ASLスナガワ
鈴鹿サーキット南コース
仙台ハイランド
ツインリンクもてぎ北コース
モビリティおおむた
イオックスアローザ
※コースの所在地は最終ページを確認下さい。
開幕戦本庄/ 1.名手、茅野の移籍で激戦必至のSA3クラスは、エボ Xのニューシャシーに変更した天満清が優勝。2.台
数増で全日本ジムカーナの人気クラスとなったPN1クラスは喜多治人が新型スイフトスポーツのデビューウィンを飾った。
3.SA1クラスは本庄を知り尽くす地元の斉藤邦夫のEK9シビックが優勝。4.ハコ車の改造車ナンバーワンを決めるSCクラ
スは、ツインチャージャー搭載のシティを駆る西田竜治が 4WDターボ勢を抑えて優勝。5.事実上、1000ccヴィッツのワ
ンメイクとなっているN1クラスは昨年のチャンプ、平田裕三が貫禄勝ち。6.上位陣がごっそり移籍したN3クラスは、チャ
ンプ候補の本命、小林辰朗がまず1勝。7.N4クラスはV3を狙うベテラン、菱井将文が快勝して好発進。8.PN2クラスは
シビックタイプRを駆る原田健太が全日本初優勝を達成。
2012JGC
全日本ジムカーナ選手権第1戦 2012.3.17 - 18
RRC 群馬スペシャリストジムカーナIN 本庄 2012
全日本ジムカーナ選手権第 2 戦 2012.4.21 - 22
ジムカーナinタカタ
茅野成樹ランサー、激戦区を制す!
大
6
物
ド
ラ
イ
バ
今年の全日本ジムカーナ選手権はトップドライバーの移籍が相
次ぎ、各クラスの勢力図が大きく動いている。その核になってい
るのが昨年までN3クラスでトップ争いを演じてきたドライバー
達だ。
チャンピオン、柴田優作とシリーズ 3 位の若杉将司はともに
SA2クラスへ移籍。マシンはロータスエキシージのままだが、
よりチューニングができるクラスへの移籍でマシンのポテンシャ
ルアップを敢行。柴田は「まだ試行錯誤している」といいなが
らも開幕戦でクラスデビューウィン。第 2 戦も制してすっかり
SA2 の主役に躍り出た。昨年のN3クラスシリーズ 2 位の山野
哲也もPN2クラスへ移り、見事にスバル BRZ のデビューウィン
を第 2 戦で成し遂げている。
さらにはN3クラスシリーズ 5 位の野島孝宏はSA3クラスへ
移り、昨年限りで引退した川脇一晃の昨年のチャンピオンマシン
ー
の
移
籍
で
勢
力
であるエボ X を受け継いで参戦する。そしてこの SA3クラスに
は上のレポートにあるように茅野成樹が移籍してきた。過去 8 度
の全日本チャンピオンに輝いてきた茅野の参戦で、川脇が抜けて
テンションが下がると思われたこのクラスも白熱は必至だ。
因みに茅野のエボ X をメンテナンスするのは古谷哲也のガ
19
図
が
大
変
更
レージ、T アシスト。古谷は数年前まで自らもランエボに乗り、
茅野や天満清、西原正樹、津川信次といったSA3 の兵たちと
戦ってきた。2リッター 4WDターボを知りつくす2 人のタッグ
がこのクラスに旋風を巻き起こすことはまず間違いないだろう。
19.20.3 年連続N3チャンプの柴田優作はSA2に移籍。開幕2連勝を決めた。
21.長くN4クラスのトップドライバーとして活躍した茅野成樹もSA3 へスイッ
チ。22.山野哲也はPN2 へ移籍。BRZのデビューウィンを達成。
20
21
22
SA3クラス第2戦は微妙な路面コンディションを読み
切った茅野成樹がクラス移籍後、初勝利を上げた。
9
11
12
13
10
14
15
第2 戦 TSタカタサーキット/ 9.N4クラスは喜勢竜一
が今季初勝利。10.PN3クラスはこのコースを得意とす
る山野直也が昨年に続いて2連勝。11.大会のトリを務
めるDクラスは、昨年のチャンプ、小林キュウテンが
開幕2連勝と今年も速さをアピール。12.SCクラスは、
今年からこのクラスに移籍してきた牧野タイソンが全
16
日本初優勝を達成。13.SA1クラスは、悲願のタイトル
を狙うCR-Xの中井川知弘が今季初優勝。14.PN1クラ
スは地元の松村正吾がスイフト勢を抑えて全日本初優
勝。15.N3クラスは西森顕がNSXで2 度めとなる勝利
を獲得。16.N1クラスは北陸のベテラン、村井勝がチャ
ンプ平田の開幕2連勝を阻んだ。17.PN2クラスでは山
野哲也がBRZのデビューウィンを飾り、貫録を見せた。
18.DC2インテグラの兵が揃うN2クラスは佐川和良が
開幕2連勝と好調をアピール。
PN1クラス
PN2クラス
PN3クラス
N1クラス
N2クラス
N3クラス
18
17
全日本ジムカーナ選手権第1戦
RRC群馬スペシャリストジムカーナ IN 本庄 優勝者
全日本ジムカーナ選手権第 2 戦
ジムカーナ in タカタ 優勝者
これまで秋の開催が多かった埼玉本庄サーキット。アベレージスピードの高い
ミニサーキットだが、今回は180 度ターンなどタイトな設定が待ち受けた。
TSタカタサーキットは先が見えないクレストのコーナーなど、高低差のあるダイ
ナミックなレイアウトが売り。高いコーナリング技術が求められる。
喜多 治人
ITOアイバッハBPFスイフト
原田 健太
ATSHK☆NUTECシビック
岡野 博史
ADVANリジットランサー
平田 裕三
ADVAN・BPF・VITZ喜
佐川 和良
エグゼスポーツBSΩインテグラ
小林 辰朗
ADVANトタルザクロスRX7
N4クラス
SA1クラス
SA2クラス
SA3クラス
SCクラス
Dクラス
菱井 将文
BSレイズ・クスコランサー
斉藤 邦夫
ADVAN A050 シビック
柴田 優作
ADVANペトロナスEXIGE
天満 清
ADVANレイズクスコランサー
西田 竜治
ADVANspmパーマLシティ
小林 キュウテン
ADVAN名産大Kone隼+1
PN1クラス
PN2クラス
PN3クラス
N1クラス
N2クラス
N3クラス
松村 正吾
DLZⅡイッツ☆トーマスデミオ
山野 哲也
EXEDY 11 BRZ
山野 直也
EXM WRX STI
村井 勝
DL和合NUTECヴィッツ
佐川 和良
エグゼスポーツBSΩインテグラ
西森 顕
BSレイズNUTECSRNSX
N4クラス
SA1クラス
SA2クラス
SA3クラス
SCクラス
Dクラス
喜勢 竜一
ADVANボッシュランサー
中井川 知弘
BS和光RSPEC坂本CR-X
柴田 優作
ADVANペトロナスEXIGE
茅野 成樹
itzzTAクスコDLランサー
牧野 タイソン
DL☆PRS速心クスコランサー
小林 キュウテン
ADVAN名産大Kone隼+1
7
Dクラスは、このクラス2年めのシーズン
を迎えた炭山義昭が開幕戦を制す。
2012JDTC
全日本ダートトライアル選手権第1戦 2012.3.25
DIRT-TRIAL IN NASU
全日本ダートトライアル選手権第 2 戦 2012.4.14 - 15
RASCAL SRPRING TRIAL IN KYUSHU
炭山義昭ランサーが開幕2連勝!
新旧ランエボ対決が焦点に
なりそうなN3クラスは
旧型勢が序盤戦を制す
全日本ジムカーナ選手権に遅れること1
下の2駆車両を対象とした1クラスのみ。
おむたでもたらされた。ただし勝ったのは
戻した北島が優勝。2番手にエボXを駆る
開幕戦ではジムカーナ同様、新型スイフト
新型ではなく、旧型のZC31Sをドライブし
ベテラン赤羽政幸が入り、佐藤が3位に
スポーツの走りが注目を集めたが、その
た地元九州の今村宏臣。1990年代前半に
食い込んだ。しかし昨年のチャンプ、吉村
ZC32型はマシンの製作が遅れ、事実上の
全日本を追い始めたベテランの一人だが、
がエボXを駆ったことからも分かるように、
シェイクダウンとなったこともあって名手
途中10年ほどのブランクを経て一昨年か
セッティングさえ決まれば、進化形である
エボX勢にも勝機はある。
週間の3月25日、栃木県丸和オートランド
川島秀樹の腕をもってしてもデビューウィ
ら全日本に復活した。今回が全日本初優
那須で今年の全日本ダートトライアル選手
ンは果たせず、4位が精一杯。
勝という、このいぶし銀も、シリーズをかき
熟成された旧型の北島、佐藤に対して、
権は開幕した。丸和での開幕は2年ぶり。
今年からこのクラスにデミオで参戦する
回す存在になりそうだ。
赤羽や、昨年、全日本初優勝を果した北條
昨年、開幕戦を受けもった九州モビリティ
2010年のN2クラスチャンピオン、佐藤秀
昨年のチャンピオン吉村修がナンバー
倫史、信田政晴らのエボⅩ勢はまだマシン
おおむたは4月14,15の両日、第2戦とし
昭も最終区間の島回りでオーバーラン、ク
なしの改造車クラスであるSC3クラスへ
の熟成という点で進化を遂げる可能性は
て開催された。
ラスデビューウィンは夢と消えた。
移籍、王座が空位となったN3クラス。本
ある。中盤以降は彼らの反撃も要注目だ。
2012 年全日本
ダートトライアル選手権スケジュール
全日本ジムカーナ同様、全日本ダートラ
勝ったのはコルトを駆る太田延昭。
2003
命はチャンピオン返り咲きを狙う北島広実
も今年は台数増の傾向を見せている。東日
年、シビックタイプRが主流の中、ミラー
ランサーエボⅧだが、その北島は地元とも
本大震災の影響が薄らいだことも事実だ
ジュで孤軍奮闘し、シリーズチャンピオン
いえる丸和でゴール直前にドライブシャフ
ろうが、やはりこちらもPN部門の台数増
を勝ち取ったFFマイスターが、オフの間に
トが破損。何とか5位をゲットするものの、
が全体のエントリー数の底上げを支えてい
セッティングを煮詰めたコルトで幸先のよ
ツボにハマった時の速さには定評がある同
る感がある。
い勝利を上げる。
じ関東の佐藤隆行に勝ちを譲ってしまう。
全日本ダートラのPN部門は1600cc以
スイフトの今季初優勝は続く第2戦お
第2戦おおむたでは、本来の速さを取り
第1戦
第2戦
第3戦
第4戦
第5戦
第6戦
第7戦
3/25
4/14-15
5/26-27
6/24
7/29
9/1-2
10/6-7
丸和スポーツランド那須
モビリティおおむた
ASLスナガワ
門前モータースポーツ公園
サーキットパーク切谷内
オートパーク今庄
テクニックステージタカタ
※コースの所在地は最終ページを確認下さい。
改 造 車 最 速 の 座 を め ぐ る D ク ラ ス の 戦 い が 一 気 に ヒ ート ア ッ プ
8
今年の全日本ダートラの中で大きな注目を集めているのが改造車ク
ラスの最高峰、Dクラス。SC3クラスで 7 年連続チャンピオンという
不動の地位を築いた谷田川敏幸が、満を持して今年からこのクラスに移
籍してきたからだ。
改造車クラスを代表するドライバの一人、谷田
SC3クラスの時代でも
川敏幸が今年遂にDクラスに参戦。
時 にDクラス を 上 回 る 優
勝タイムを叩き出してきた
谷田川だけに、開幕戦から
トップ争いに加わると見る
向きも多かったが、そこは
迎え撃つD 車乗り達のプラ
イドが許さなかった。
開幕戦、第 2 戦と連勝を
飾ったのは昨年のシリーズ 2 位、炭山義昭。だが実は炭山も一昨年ま
では谷田川と同じSC3クラスに参戦していたトップドライバー。Dク
ラスでは一年先輩に当たるが、今年はタイヤメーカーが変わるなど不
確定要素もあっただけに、序盤で2 連勝できたことは大きな自信につな
がったはずだ。
このクラス、昨年のチャンピオン、宮入友秀もシリーズ中盤から
ニューマシン、エボ Xとともに復帰する予定だけに、混戦は必至。さら
25
には虎視眈々と王座奪回を狙う広島の
26
河内渉や、羊の皮を被ったオオカミな
25.4 度の全日本チャンプに輝く
らぬコルトの皮を被ったランエボで、
河内渉もチャンプ 奪回を狙う。
めきめきとスピードを上げている九州
26.昨年のチャンプ宮入友秀も復
の江川博など役者が揃い踏みのこのク
活の予定だ。27.開幕2連勝の炭
ラスからは目が離せない。
山義昭。初のD王座を狙う。
27
4
5
6
7
1
8
9
10
11
2 3
開幕戦丸和/ 1.6.PNクラスは三菱車を乗り継いできた太田延昭のコルトが優勝。2.3.シビックタイプRが多数派を占め
るSA1クラス。地元の大本命、市村弘義シビックがタイヤ選択を外す中、ミラージュを駆る稲葉幸嗣が全日本初優勝を
達成した。4.SA2クラスはタイトル奪回に賭けるランエボマイスター荒井信介が、昨年のチャンプ北村和浩を抑えて幸
先のよい1勝を上げる。5.11.N3クラスは丸和をホームコースとする佐藤隆行がリアバンパーが外れかかるという激走
を見せて優勝。7.元全日本ダートラチャンプで現在はクスコワールドラリーチームからAPRCに参戦するラリードライ
バー、炭山裕矢がスポット参戦。SC3クラスを制して父親のDクラスの義昭とダブルウイン。8.SC1クラスは昨年のチャ
ンプ、東北の工藤清美が貫禄勝ち。9.N1クラスは児島泰が地元は譲らず、まず1勝。10.ブーンX4、ストーリアX4と
ダイハツの4WDが主流のN2クラスは丸和を得意とする近畿の青木辰之が優勝。
全日本ダートトライアル選手権第2 戦
RASCAL SRPRING TRIAL IN KYUSHU 優勝者
全日本ダートトライアル選手権第1戦
DIRT-TRIAL IN NASU 優勝者
九州のダートラと言えばここモビリティおおむた。弓状のコースは
アベレージスピードも高く度胸一発の走りが求められるコーナー
が続く。独特の路面は多くのドライバーを悩ます。
関東ダートラ界のメッカ、丸和オートランド那須はロングストレー
トからテクニカルコーナーまで幅広いスピードレンジのセクション
が揃う。かつては地元勢が圧倒的な速さを見せた。
PNクラス
太田 延昭
SPヤマダ☆アドバンFTコルト
N1クラス
児島 泰
ALEX・DLヤマトインテグラ
N2クラス
青木 辰之
EXDフォルテックDLブーン
N3クラス
佐藤 隆行
CL Moty’
sDLランサー
SA1クラス
稲葉 幸嗣
メープル T’
s赤ミラージュ
SA2クラス
荒井 信介
CMSCクスコアドバンランサー
SC1クラス
工藤 清美
工藤ホンダDLワコーズシビック
SC3クラス
炭山 裕矢
CUSCO.YH.インプレッサ
Dクラス
炭山 義昭
ZEALbyTSSランサー
PNクラス
N1クラス
N2クラス
N3クラス
SA1クラス
SA2クラス
SC1クラス
SC2クラス
SC3クラス
Dクラス
今村 宏臣
内藤 聡
伊藤 益弘
北島 広実
岡田 晋吾
北村 和浩
福山 重義
宮木 健郎
丹羽 政彦
炭山 義昭
TアシストitzzDLスイフト
KYBアオイDLWMインテグラ
BOOBOW・DL・ブーン×4
スマッシュ DLitzzランサー
JSKYBitzzYHシビック
ヤマオカ アイオンDLランサーⅩ
SP山田アドバン戸田インテグラ
SP山田シビエ☆DLストーリア
FORTECナビクDLランサー
ZEALby TSS ランサー
第2 戦おおむた/ 12.PNクラスは昨年から全日
本に本格復帰し、開幕戦でも2 位に食い込んだ
今村宏臣のスイフトが全日本初優勝。13.SA1ク
ラスは昨年のこの一戦で全日本初Vの地元、岡田
晋吾が2連勝14.N2クラスは還暦を迎える今年、
全日本 V2に挑む伊藤益弘が今季初優勝。15.昨
年のJAFカップに続く金星を狙ったDクラス江
川博だが、2 位にとどまった。16.SC1クラスは
アグレッシブな走りに定評がある中部の福山重義
がDC5型のインテグラで優勝。17.N1クラスは
2010チャンプ内藤聡が久々の優勝。18.19.N3ク
ラスはチャンピオン候補の本命、北島広実が制し
て、反撃の狼煙を上げた。20.SC1クラス2 位に
は非力なFFランサーを駆ったスポット参戦の岡
村伸彦が入賞。21.SC2クラスはストーリアX4を
ドライブした宮木健郎が全日本初優勝。22.デミ
オでPN制覇を狙う東北のテクニシャン、佐藤秀
昭は2 位をゲット。23.SC3クラスはこのおおむ
たを得意とする近畿のベテラン、丹羽政彦が今
季初勝利を飾った。
12 15
16
17
18
19
20
21
23
13
14
22
9
2012年は、
この新型マシンに注目!
久々の本格派FRスポーツ、
トヨタ86&スバルBRZの登場で、
今年のモータースポーツ界は
期待度大の一年になりそうだ。
今年デビューを飾った新型モデルをはじめ、
第一線で活躍する現行モデルの
ポテンシャルを紹介しよう
低重心&軽量化が図られた
ボディは、まさに競技に最適
どのメーカーもエコカー開発に力を入れている中で、久し
ぶりに登場した 2 ドアクーペボディのスポーツカーがトヨ
タ 86 /スバル BRZ だ。トラディショナルな FR レイアウ
トで、スバルの持つ 200ps の水平対向 2 リッターエンジ
ンを搭載。水平対向エンジンのメリットを生かし、エンジン
搭載位置もできるだけ低くしたことで、これまでにない低重
心のクルマに仕上がっている。言うまでもなく、重心が低い
ということは運動性能向上に直結する。とりわけコーナリン
グ性能は特筆モノだ。ボディは高張力鋼板をボディ骨格の
50%に採用し、リアガラスとリアクォーターガラスに薄板
ガラスを採用して軽量化を図っており、フロントサスには軽
量かつ剛性の高いクロスメンバーを採用、ステアリングレス
ポンスやダイレクト感の向上を実現している。
86&BRZ
86&BRZ on Gymkhana
86&BRZ on Rally
山野哲也BRZが速さを証明
今後の熟成が期待される一台
86&BRZ の全日本ジムカーナへのデビューは第 2 戦広島ラウンド
から。BRZ が 2 台、86 が1台登場したが、何と言っても注目されたの
は V14という全日本タイトル獲得数の日本記録を持ち、スーパー GT
でもBRZ のステアリングを握る「天才」山野哲也が BRZ でPN2ク
ラスに参戦してきたこと。ライバルは Z34にFD2シビック・タイプ
R。どう見ても動力性能的には不利で、下馬評ではトップ争いは無理
と言われていたが、なんと山野が優勝。
「クルマ全体のバランスが凄く
いい。パワー的には不利でも、スタートからゴールまでのアベレージ
を高く保てるクルマだね」と足回りの良さを強調していた。また野口
泰通が投入した 86もウェットとなった 2 本めは 3 位という好タイムを
マーク。ジムカーナでは大いに活躍が期待される結果となった。
全日本ラリー選手権には名古屋のラックがターマックの開幕戦 JN3
クラスに 86を投入した。最大のライバルはホンダ・インテグラとあっ
て動力性能的には辛い戦いとなり、結果は 6 位に終わったが、ドライ
バーの筒井克彦は「高速コーナーのスタビリティが高いという素性の
良さは確認できました」とコメント。続くグラベルの第 2 戦ではグラ
ベル仕様に変更されたラック86を2010 年のJN3チャンピオン香川
秀樹がドライブ。結果は 9 位に終わるも「パワーバンドは広いので扱
いやすい。コントロールしやすいクルマです」
(香川)とこちらも素性
の良さを感じた様子。6 月の第 3 戦から 5
はキャロッセも86を投入。元 FIA アフ
リカラリー選手権チャンピオンの三好
秀昌がドライブする。今後の巻き返し
が期待されるところだ。
1.スーパー GTでもBRZをドライブする山野哲也が見事にBRZの全日本ジムカーナデビュー
ウィンを達成した。2.昨年の全日本PN1クラスシリーズ 3 位の野口泰通も第2戦から86を投入。
1 2
3.4.5.トヨタ86は全日本ラリー開幕戦でラックチームによ
りデビューを飾り、筒井克彦が6位を獲得
(4)
、グラベル
の第2戦
(5)
も香川秀樹
(3)
が完走を果たした。6.第3戦
ではキャロッセワークスの86を三好秀昌がドライブする。
3
12
4
6
駆動系も進化を遂げたテンロク
コンパクトスポーツの代表格
コンパクトスポーツの代名詞と言ってもいい一台がスズキ・
スイフトスポーツ。落ちてくるパイロンをかわしてドリフトを披
露する衝撃的な CM でも有名だが、モータースポーツでの注目
度も高い。特に全日本ジムカーナ PN1 クラスと全日本ダート
ラ PN クラスでは、ライバル車のほとんどが 1500cc マシン
なのに対し、サトリアネオとともに数少ない 1600cc マシンと
いうことで 100cc の余裕が最大の武器と言えるだろう。エン
ジンパワーに関しても、ライバル車と比較しても 136PS と圧
倒的に高い数値をマークしている。また前モデルではウィーク
ポイントであったドライブシャフトも強化され、駆動系トラブル
が大幅に減少したのも大きなメリットだろう。
SWIFT SPORT
SWIFT on Gymkhana
登場早々優勝と可能性は大
昨年までも、旧モデルのスイフトスポーツは決して遅くはなかった。
だが、ドライブシャフトトラブルが多かったこともあり、今ひとつ成
績を残すことができなかったのだが、旧型に加え、新型も参戦して
くる今シーズンは大いに活躍しそうな雰囲気だ。3 月に行われた全日
本ジムカーナ開幕戦では、PN1クラスになんと5 台が出場。
「動きが
安定してるし、サイドも良く効きます。重さは感じますけど、突っ込
む走りができますね」とはデビューウィンを飾り、昨年までデミオを
駆っていた 08 〜 09N1チャンピオン喜多治人。第 2 戦ではデミオが
勝ったが、2 〜 4 位を新型スイスポが独占するなど活躍。大いに今後
の可能性を感じさせている。
7 8
SWIFT on Dirt Trial
セッティングが今後の課題か
全日本ダートラでは1600cc 以下の2WDマシンで争われるPNクラ
スが1クラスだけ設けられているが、当然スイフトスポーツもPNクラ
スでの活躍が期待されている。ただし、ダートラでは ABSの面で使い
づらいこともあり、ジムカーナのように一気にシェアが増えたわけでは
ない。2010 〜 2011年に2 年連続PNチャンピオンを獲得した川島秀
樹は、旧型スイスポを駆っていたこともあり、乗り換えてきた。
「中間ト
ルクは太くなりましたね。多少ミスってもトルクでカバーできるのはメ
リットです」とは川島だが、現状では、ほかに新型スイスポを投入して
きたドライバーはいない。総合
9
的なポテンシャルは高くなって
いるものの、やはりセッティン
グに時間が必要なのかもしれ
ない。今後に期待したい。
10
7.昨年のデミオからスイフトに乗り換えたベテラン喜多治人が、開幕戦で見事なデビューウィン
を達成。8.第2戦 TSタカタでも阪本芳司が2 位につけたほか、
4 位までを独占と速さをアピール。
9.10.PNクラスが創設された2010 年から王座を守り続けてきた川島秀樹も開幕戦から新型
スイフトにスイッチ。しかしぶっつけ本番に近い参戦とあってデビューウィンは逸した。
SATRIA NEO
SATRIA NEO on Gymkhana
得意はコーナリング。今後の熟成に期待
マレーシアの自動車メーカーであるプロトン社がリリースしているのがサトリア・
ネオだ。国内最大のスポーツパーツメーカーであるクスコが輸入代理店となり、昨
年から国内ラリーに投入してきた。昨年は全日本ラリーでも見事に JN3 チャンピオ
ンを獲得したが、今シーズンは全日本ジムカーナPN1クラスにもクスコチームとし
て参戦することになった。
その耐久性には目を見はるモノがあり、ラリーでは大いにそのメリットを発揮し
たが、エンジンパワー 113PSに対して1160Kgという車重は、PN1としてはかな 11
り重い。ここはジムカーナという競技ではつらい所かもしれない。ドライバーは昨
年まで CR-Z で参戦していた折茂紀彦を起用したが、
「ABSもないので自分としては
凄く乗りやすいんですが、やはり重さが効いてますね。でも、ストップアンドゴー
のコースは辛いですけど、車速を維持して走れるコースなら勝負できると思います」
とコメント。開幕 2 連戦での成績は今ひとつだったが、今後の健闘に注目だ。
11.昨年の全日本ラリーでは1800ccや2000ccのライバルを相手にグラベルラリーで速さ
を発揮し、耐久性を証明。12.クスコチームのターマックチャレンジを担うのはFFマイスター
として知られる関東の折茂紀彦。全日本優勝経験も持つこのドライバーが開発を担う。
12
13
86&BRZ、
スイフトスポーツだけじゃない!
国産の現行モデルが国内モータースポーツ界で続々、活躍中!
VITZ
FIT
全日本ラリー参戦
1年めで王座獲得
日産スポーツの代表格は
昨年の全日本Vマシン
現行のNCP131型ヴィッツは昨年、国内モー
タースポーツ界にデビュー。全日本ラリーで天野
智之が1年めでチャンピオンを獲得した。今年の
全日本ラリーでも第 2 戦で昨年のこのラリーの覇
者、増川智(写真)が131ヴィッツでラリー終
盤まで独走。リタイヤに終わるも、その後を継い
だ同じ131ヴィッツの高橋悟志が優勝を果たし
た。これまでの戦績を見る限りではグラベルでの
速さが目立つが、舗装路での活躍も待たれる。
ここ数年、スラローム界ではやや影の薄かっ
た日産車だが、フェアレディ Zは写真の河本晃
一のドライブによって昨年、栄えある全日本ジ
ムカーナ初代 PN2 チャンピオンに輝いた。ス
ポーツカーとしての素性の高さがジムカーナと
いうフィールドでも十分に証明されたといえる
だろう。第 2 戦ではBRZに敗れたものの、FD2
シビックタイプ Rと並ぶチャンプ候補マシンで
あることは間違いない。
ホンダ党のスラローマー
なら、この一台
EV&ハイブリット対象の
クラスにも参戦OK
現行フィットが注目を集めたのは昨年の全日
本ジムカーナ選手権。それまであまりユーザー
も多くはなかったが、ホンダ車の名チューナー
としても知られる関東の中島聡が第 3 戦、第 5
戦、第 6 戦と立て続けに優勝、スイフトやデミ
オといったライバル達を驚かせ、一気に株を上
げた。今年も中島のほか、写真の工藤典史も速
さを見せており、期待度は大。全日本ダートラ
でも活躍中だ。
ホンダのハイブリットスポーツ、CR-Zは全日
本ジムカーナPN1クラスで、デミオ、スイフト
といったライバルと覇を競い合っており、運動
性能という点では引けをとらない。また全日本
ジムカーナ/ダートラに設定されているハイブ
リットカーやEVを対象とした AEクラスにも参
戦が可能。まだ参加台数が少なく、クラス成立
は昨年の一度のみだが、次代を担う一台として
要注目だ。
2年連続で王座獲得。PNの
主力として今年も活躍中
DEMIO
14
デミオは 2010 年に福田大輔、2011年には写
真の西野洋平が全日本ジムカーナPN1チャン
ピオンを獲得するなど、その実力はすでに証明
済み。今年の第 2 戦でも松村正吾がスイフトス
ポーツを抑えて優勝を飾った。全日本ダートラ
でもすでに鳥居晴彦が優勝を飾るなど、最大の
ライバルであるスイフトを脅かす存在として注
目を集めている。路面を選ばぬ高いコーナリン
グ性能が売りだ。
FAIRLADY Z
CR-Z
Winmax ARMA ストリートを読者プレゼント!
国内モータースポーツ界で数多くの優れた実績を残しているウイ
ンマックスのブレーキ・パッド、
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今 度 は 、キ ミ が 走 る 番 だ!
Bライセンスを取得して、
いざ参戦!
私たち高崎くす子
ちゃんズもワンポ
イントアドバイス
しちゃいます!
モータースポーツ観戦から一歩踏み出して、実際に自分で参加してカッコよくクルマを走らせたい、と思ったら、
「国内Bライセンス」
(通称“Bライ”
)を取得しよう!Bライセンス講習会を受講すれば OKのBライは、
筆記テストや実際にクルマを運転したりするテストもなくて、とってもカンタン!取得まで
どんな道のりがあるのか、高崎くす子ちゃんズを迎えて紹介しよう!
高崎くす子ちゃんズ
プロフィール:
パーツメーカー「キャロッ
セ」のリアルイメージキャ
ラクターの高崎くす子ちゃ
んズは、全日本戦など
でドライバーたちを
応援している。
STEP
1
先ずは競技会会場へGo!講習会受講に
向けて万全の準備を整えよう!!
Bライはラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアルの4つのカテゴリー
で走ることができるライセンス。どんなモータースポーツなのか、コースに行って競技会を肌
で感じて、自分が走る姿をイメージしてみよう。
全国各地で開催されているBライセンス講習
会の会場やBライ取得に必要なものは、JAFホー
ムページでも紹介している。講習会は土日はも
ちろん、平日の夜も開催されているから、自分に
ピッタリの講習会がきっと見つかるはずだ。
JAFホームページ http://www.jaf.or.jp
JAF 総合案内サービスセンター 0570-00-2811
(平日9:00 〜 19:00、
土日祝・年末年始9:00 〜 17:30)
STEP
2
STEP
モータースポーツライフへの初めの一歩
Bライセンス講習会にさぁ出陣!
Bライセンス講習会は、全国各地の競技コースやJAF支部などで、1年を通して開催されている。
JAFホームページなどで行きたい講習会を見つけたら、先ずは講習会の主催者に連絡し、申込み
をしよう。インターネットでも申込みを受付けている講習
3
本当にお話を聞
くだけでオッケー
なんだ!バッチリ
聞こうネ♪
会では24時間いつでも申込みができるので、思い立った
その時に申込むこともできる。講習会当日、会場を訪れて
受付を済ませたら、いよいよ講習会がスタート。モー
タースポーツに精通した講師による、モータース
ポーツで走る心得に始まり、マナーや各カテゴリー
の競技規則、そしてモータースポーツでは重要な
役割を果たす、赤旗や黄旗などの旗信号(フラッ
グ)などについての講義を受講する。
約2時間の講義は、コースを走る上で
知っておかなくてはいけない内容が盛
り沢山。改めてモータースポーツで
走るんだ、という実感がふつふつ
と湧いてくるだろう。
講習会当日に配布される資料
にも、これからのモータースポー
ツライフで役に立つ情報が詰まっ
ているので、大事にしておこう。
Bライセンス講習会を受講したら30日以内に、講習会でスタンプを
押してもらった「競技運転者許可証・公認審判員許可証交付申請書」
を記入して、事前に準備した必要な資料と費用を最寄りのJAF支部に
提出しよう(実費負担での郵送もOK)
。Bライが交付されれば、キミも
「モータースポーツドライバー」!憧れの晴れ舞台に、いざ参戦しよう!!
これが国内Bライセンス。
有効期限は1年で、毎月郵
送されてくる「JAFスポー
ツ」で、次の更新の時期
が近付くと、更新手続き
の案内が掲載される。毎
年忘れずに更新しよう。
モータースポーツ情報が盛り沢山、JAFモータースポーツホームページ!
Bライセンス取得についてはもちろん、各全日本選手権のリザルトや、
全国の公認競技会カレンダーなどの情報はここからチェック!
JAFモータースポーツHP URL
http://www.jaf.or.jp/msports/
全国ジムカーナ/ダートトライアルコースガイド
2012年JAF公認ジムカーナコース一覧
十勝インターナショナル
スピードウェイ(北海道)
イオックスアローザ
スポーツランド(富山県)
オートスポーツランドスナガワ(北海道)
大日スポーツランド(石川県)
これでいよいよ、夢のモーター
スポーツライフがスタート!
ジムカーナやダートトライアルの競技会が開催できる
JAF 公認コースは全国各地にある。オンシーズンの
週末ともなれば、日本中で熱戦が繰り広げられているのだ!
2012年JAF公認ダートトライアルコース一覧
糠平湖氷上コース(北海道)
ひょっとしたら
キミが住むスグ
近くにもコース
があるかもネ♪
オートスポーツランドスナガワ(北海道)
イーストジャパン
オフロードスタジアム(北海道)
新千歳モーターランド(北海道)
福田自動車教習所(静岡県)
岩木山スキー場駐車場(青森県)
富士スピードウェイ(静岡県)
新千歳モーターランド(北海道)
仙台ハイランドレースウェイ(宮城県)
キョウセイドライバーランド(愛知県)
サーキットパーク切谷内(青森県)
スポーツランドSUGO(宮城県)
幸田サーキットYRP桐山(愛知県)
仙台ハイランドレースウェイ(宮城県)
新協和カートランド(秋田県)
スパ西浦モーターパーク(愛知県)
SSパークサーキット(福島県)
エビスサーキット・
ジムカーナコース(福島県)
美浜サーキットクニモト(愛知県)
丸和オートランド那須(栃木県)
鈴鹿サーキット(三重県)
オートランド千葉(千葉県)
エビスサーキット・スクールコース(福島県)
奥伊吹モーターパーク(滋賀県)
NATSダートコース(千葉県)
茨城中央サーキット(茨城県)
姫路セントラルパーク第5駐車場(兵庫県)
モーターランド野沢(長野県)
筑波サーキット・コース1000(茨城県)
名阪スポーツランド・Cコース(奈良県)
トライアルゾーン新潟(新潟県)
筑波サーキット・ジムカーナ場(茨城県)
名阪スポーツランド・Eコース(奈良県)
輪島市門前モータースポーツ公園(石川県)
ツインリンクもてぎ・
北ショートコース(栃木県)
備北サーキット(岡山県)
オートパーク今庄(福井県)
なださきレークサイドパーク(岡山県)
山室山ダート(三重県)
ツインリンクもてぎ・マルチコース(栃木県)
スポーツランドTAMADA(広島県)
コスモスパーク(京都府)
関越スポーツランド(群馬県)
TS タカタサーキット(広島県)
テクニックステージタカタ(広島県)
本庄サーキット(埼玉県)
徳島カートランド(徳島県)
楠ハイランドパーク(山口県)
浅間台スポーツランド(千葉県)
瀬戸内海サーキット(愛媛県)
香川スポーツランド(香川県)
さるくらモータースポーツランド(長野県)
美川スポーツランド(愛媛県)
モビリティおおむた(福岡県)
胎内スキー場駐車場(新潟県)
モーターランドたぢかわ(高知県)
R-Spec Kakizaki(新潟県)
モビリティおおむた(福岡県)
スピードパーク新潟(新潟県)
オートポリス(大分県)
CLUB B Vol.2 Bライセンスモータースポーツ応援マガジン
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発行人
㈱JAF出版社
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茂木淳一
デザイン
編集
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㈱JAF出版社 ☎03-5470-1712
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