有価証券報告書

EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】
有価証券報告書
【根拠条文】
証券取引法第24条第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成18年12月27日
【事業年度】
自
【会社名】
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド
平成17年7月1日
至
平成18年6月30日
(会社番号 92647-H)
(YTL Corporation Berhad (Company № 92647-H))
【代表者の役職氏名】
取締役社長
タン・スリ・ダト(ドクター)フランシス・ヨ
ー・ソック・ピン(大英帝国三等勲士)
(Tan Sri Dato' (Dr) Francis Yeoh Sock Ping, CBE,
Managing Director)
【本店の所在の場所】
マレーシア 55100 クアラルンプール、ジャラン・ブキット・
ビンタン 55、ヨー・ティオン・レイ・プラザ11階
(11th Floor, Yeoh Tiong Lay Plaza, 55, Jalan Bukit
Bintang, 55100
森
Kuala Lumpur, Malaysia)
【代理人の氏名又は名称】
弁護士
下
国
彦
【代理人の住所又は所在地】
東京都港区六本木1丁目6番1号
泉ガーデンタワー
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
【電話番号】
03-6888-1000
【事務連絡者氏名】
弁護士
【連絡場所】
東京都港区六本木1丁目6番1号
日
野
優
子
泉ガーデンタワー
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
【電話番号】
03-6888-1000
【縦覧に供する場所】
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部 【企業情報】
第1 【本国における法制等の概要】
(注1)
(注2)
(注3)
(注4)
(注5)
本書中(1)「当社」とは、ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッドを指し、「グループ」とは、当社ならびに
当社の子会社及び関連会社を指し、(2)「当社株式」とは、当社の額面50センの記名式額面普通株式を指す。
別段の記載のある場合または文脈により別異に解すべき場合を除き、「マレーシア・リンギット」、「リンギット」、
「RM」及び「セン」はマレーシアの法定通貨を指すものとする。なお1マレーシア・リンギット=100センである。
本書において便宜上一部の財務情報はマレーシア・リンギットから日本円(「円」または「\」)に換算されている。本書に
おいて使用されている換算率は1マレーシア・リンギット=32.19円である。上記の為替相場は、2006年12月1日現在の株
式会社三菱東京UFJ銀行の対顧客電信直物売買相場の仲値である100円=3.107マレーシア・リンギットに基づいて算定した
ものである。
本書中の表で計数が四捨五入されている場合、合計は計数の総和と必ずしも一致しない。
当社の事業年度は毎年6月30日に終了する。本書中、2006年6月30日に終了した事業年度は「2006年度」と表示し、その
他の事業年度もこれに準じて表示されている。
1 【会社制度等の概要】
(1) 【当社の属する国・州等における会社制度】
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(会社番号 92647-H)(以下「当社」という。) は、マレーシ
アの1965年会社法 (以下「会社法」という。) に服している。会社法は会社登記所により運営されている。
会社法に基づき設立された上場公開会社として当社に適用のある会社法の主要規定の概要は以下のとおりであ
る。
設立
会社の設立には、発起人が基本定款(Memorandum of Association)と呼ばれる書類を作成し、これを会社登記所に
登記しなければならない。会社登記所がその他の付属書類とともに基本定款を受領し、設立証書を発行してはじめ
て会社は適法な法人として成立する。
基本定款
基本定款は(下記に述べる付属定款とともに)会社の基本的な組織を定める文書であり、特に会社名、会社の目
的、ならびに会社が登記しようとする株式資本の額及び株式資本を一定額の株式に分割することを必ず記載しなけ
ればならない。このほか、会社が当社のような株式会社である場合には、株主の責任が有限であることを基本定款
中に記載することを要する。基本定款は、会社法上明示的に規定されていない限り、改正することはできない。改
正は、一定の限られた例外を除いて、21日以上前に通知のなされた株主総会において自らまたは代理人により出席
した株主の議決権の4分の3以上の多数をもって採択する特別決議により行わなければならない。21日前の事前通
知は、総会に出席する権利を有する株主の過半数で、議決権株式の額面価額の95%以上を保有する株主が同意した
場合には不要となる。
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付属定款
付属定款には、会社の内部運営及び管理に関する規定が記載される。付属定款には、会社の業務、会社の運営、
権利及び権限ならびに株主、取締役及びその他の役員の権利及び権限に関して、法律または基本定款の規定と矛盾
しないあらゆる事項を定めることができる。付属定款は、21日以上前に通知のなされた株主総会において自らまた
は代理人により出席した株主の議決権の4分の3以上の多数をもって採択する特別決議によってのみ改正すること
ができる。21日前の事前通知は、総会に出席する権利を有する株主の過半数で、議決権株式の額面価額の95%以上
を保有する株主が同意した場合には不要となる。
付属定款には、他の事項に加え、通常次の事項に関する規定が記載されている。
イ
会社の株式に付随する権利及び義務(株式の名義書換及び譲渡に関する事項を含む。)。
ロ
株主総会における議決権の行使及び運営方法(定足数及び議長の任命に関する事項を含む。)。
ハ
取締役の員数、権限及び職務、任免に関する手続ならびに取締役会の議事の運営。
ニ
配当の宣言及び支払。
ホ
会計記録の作成及び株主総会に対する特定の会社報告書等の提出。
ヘ
株主への招集通知の送付に関する諸手続。
ト
会社の解散に際しての資産の分配。
取締役の義務
付属定款によって付与された権利及び権限を行使するに際しては、取締役は合理的な勤勉さをもってこれに当る
義務を負い、かつその権限の行使と義務の履行に際しては常に誠意をつくすことが要求されている。また、取締役
は、不当な個人的利益を得るためにその地位または職務上得た知識を利用してはならない。
株式の発行
付属定款及び会社法の規定に従うことを条件として、未発行株式はすべて取締役会の管理下にあり、取締役会が
適切と判断した者に対し、取締役会が適切と判断した条件により、割当てまたは処分することができることが通常
付属定款に定められている。会社法132D条は、取締役会は株主の承認なくして会社が有する株式発行の権限を行使
してはならない旨明文で規定している。
会計
会社法は、会社に対し、その取引及び財務状況を十分説明し、真実かつ公正な損益計算書及び貸借対照表ならび
にその添付書類を適宜作成することができるように会計その他の帳簿を備えること、及び当該帳簿を容易にかつ適
切に監査することのできるように備えることを要求している。一般に、会社は、事業年度毎に、会社法の要求する
ところに従い、貸借対照表、損益計算書及び財政状態変動表から成る財務書類も作成しなければならない。当社の
ように、会社グループの持株会社である場合には、会社の財務書類と連結財務書類の両方を作成しなければならな
い。監査済の年次財務書類は、会社登記所に提出しなければならない。
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当社のような会社は、会社法ならびに公認会計士協会の定める手続及び基準に従って、独立の公認会計士(以下
「監査人」という。) による監査を受けなければならない。監査人は、貸借対照表及び損益計算書が会社法に準拠
して適正に作成されたか否か、また監査人の意見において財務書類が関係事項を真実かつ正確に表示しているか否
かを記載した報告書を作成し、これを会社に提出しなければならない。
取締役会報告書
取締役会は、会社法で要求する事項について株主宛の報告書を作成しなければならない。特に、主要な事業、当
期純損益、(もしあれば)配当提案額及び配当支払額または宣言額、当該事業年度の業績の検討、当該会計期間中に
おける業務内容の重要な変更及び会社の業務、業績または経営状態に重大な影響を及ぼしたかまたはその可能性の
あるすべての事項を記載しなければならない。報告書は、財務書類に添付しなければならない。
財務書類
財務書類、監査報告書及び取締役会報告書はいずれも年次株主総会の少なくとも14日前までに当社の株主名簿に
記載された株主全員に送付されなければならない。
株主
会社法の規定に従い、少なくとも年1回株主総会を開催しなければならない。この総会は、年次株主総会と呼ば
れる。年次株主総会に加え、取締役及び一定割合以上の株式を保有する株主は、その他の株主総会を招集すること
ができる。この総会は、臨時株主総会と呼ばれる。年次株主総会の通常の機能は、(ⅰ)事業年度の財務書類ならび
にこれに係る取締役会及び監査人の報告を受領し承認すること、(ⅱ)配当の宣言を承認すること、(ⅲ)取締役を選
任ないし再任すること、(ⅳ)事業年度中の取締役報酬の支払いを承認すること、及び(ⅴ)監査人を再任し、その報
酬の決定を取締役に授権することである。
会社の株式の議決権については、株主総会におけるその行使方法とともに、付属定款に定められている。
株主総会への出席権及び議決権を有する株主は、通常代理人を株主総会に出席させることができる。付属定款に
別段の定めがない限り、弁護士である場合、会社の承認された会計監査人である場合、もしくは個別に登録事務機
関が承認した場合を除き、代理人は会社の株主でなければならない。
株主総会の決議は、一般に普通決議、すなわち自らまたは委任状、代理人もしくはその代表者を通じて株主総会
に出席した株主の議決権の過半数による多数決によって採択される。しかしながら、一定の場合には、特別決議が
要求され、4分の3以上の多数決によって採択される。
経営及び運営
会社は2名以上のマレーシア国内を主なまたは唯一の居住地とする取締役を選任しなければならない。取締役は
成人である自然人でなければならない。取締役の会社運営権限(及びこの権限に対するすべての制限)は通常付属定
款及び会社法に定められている。付属定款は通常、取締役会に対し、特定の権能の遂行または特定分野の業務の処
理のために委員会を設置する権限を付与している。
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取締役会は、合議体として行為しなければならず、決議を会議で行うほか、付属定款が認める場合には、取締役
会を開催することなく書面決議の方法により決議することができる。個々の取締役は、その地位に必然的に伴う一
定の権限を黙示的に有するとされる場合はあるが、取締役会の決議で付与された権限の範囲内においてのみ会社を
代表して現実に行為する権限を有する。取締役社長(Managing Director)は一般に、会社の日常業務を執行する権限
及びその地位に必然的に伴う一定範囲で会社を代表して行為する権限を黙示的に有する。
会社は1名または複数の秘書役を置くことを義務づけられているが、会社法はその他の役員の任命を要求してい
ない。秘書役は会社法に基づき特定の権能と責任を有しており、マレーシア国内を主なまたは唯一の居住地とし、
会社法に規定された資格を有する成人である自然人でなければならない。
付属定款は通常、会社の業務運営権限を取締役会に対してのみ付与しており、これによって、株主が会社業務の
運営方法につき取締役会に指示を与えたり、業務遂行につき取締役会の決定した事項を覆すことを排除している。
ただし、株主は次の諸点に鑑み最終的決定権を有するということができる。
(a) 取締役会に権限を付与している付属定款を、改正の通知を条件として、株主総会において改正することができ
る。
(b) 取締役の全員もしくは一部の解任また不再任を決議することができる。
配当
付属定款には、取締役会が、株主の承認を得て期末配当及び中間配当の支払を宣言できると規定されている。会
社法は、株式発行差金の減額による株式発行に対する配当金の支払いの場合を除き、配当金は各年度の利益からの
み支払うべきことを規定している。
減資
会社は、定款により授権されている場合には、裁判所の承認を条件として、特別決議をもって、随時資本金を減
少させることができ、資本金及び株式の金額の減少に係る基本定款の改正を、必要な限度で、行うことができる。
(2) 【当社の基本定款及び付属定款に規定する会社制度】
当社の会社制度は、会社法において規定されるほか、当社の基本定款及び付属定款にも規定されている。
(a) 総会及び議決権
当社は、付属定款及び会社法の規定に従い、毎年、年次株主総会と称する株主総会を開催することが要求され
ている。その他のすべての株主総会は臨時株主総会である。特別決議を可決するために招集される株主総会は、
総会に出席する権利を有する株主の過半数で、議決権株式の額面価額の95%以上を保有する株主(年次株主総会の
場合には全株主)が通知期間の短縮を承認する場合を除き、会社法及びブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・
バーハッドの上場規則(「上場規則」)の規定に従い、21日以上前の書面による通知をもって開催しなければなら
ない。その他の株主総会は、14日以上前の書面による通知をもって開催しなければならない。
取締役会は、取締役会が適切と判断する場合、または当社の払込済株式資本の10%以上を保有する2名以上の
株主の請求がある場合には臨時株主総会を招集することができる。
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招集通知は、当社にマレーシア国内の通知先を届出ていない株主を除き、出席し、議決権を行使することので
きるすべての株主に対して送付しなければならない。
付属定款上、株主本人または委任状により代表される株主(法人の場合には適切に授権されたその代表者)2名
により、議事について議決権を行使することができ、またあらゆる議事について定足数を構成する。
各株主は、本人自ら、または委任状もしくは代理人を通じて株主総会における議決権を行使することができ
る。但し、当社が種類株式を発行している場合には、これに付与されている議決権に係る権利または制限に従
い、またそれを侵害してはならない。株主総会に出席する株主または株主の代表者は、挙手の場合には1人1議
決権を有し、投票の場合には、本人または委任状もしくは代理人その他適切に授権された代表者によって出席す
る株主は、所有する全額払込済株式1株について1議決権を有する。株式に係る請求金その他の債務が未払いの
株主は議決権を行使することはできない。
書面による投票の請求がありこれが撤回されない場合を除き、挙手により全会一致または特定の多数によって
決議が可決または否決されたとの議長の宣言及びその旨を記載した当社の議事録は、決議に関する確定的証拠と
なる。この場合決議に対する賛成または反対の数または割合を証明する必要はない。書面による投票の請求は撤
回することができる。
(b) 株式資本の変更
当社は、株主総会における株主の事前の承認がなければ、経営権を譲渡するための株式の発行はできない。
当社は、適宜(1)普通決議すなわち議決権の過半数による決議により、資本を当該決議に定める金額増額し、当
該決議で定める金額の株式に分割することができ、また、(2)特別決議により、定款によって認められる方法及び
会社法に規定される条件に従い、資本及び資本償還準備金を減少することができる。
また、当社は、(1)既存株式より多額の株式に株式資本を併合及び分割するため、または(2)会社法に従い、基
本定款及び付属定款に規定する額より少額の株式に株式資本またはその一部を再分割するため(この場合再分割す
る株式中一部の株式に対し、当該再分割のための決議で、配当、資本、議決権またはその他の事項について他の
株式に優先する権利または利益を付与することができる)、基本定款及び付属定款を普通決議により改正すること
ができる。
(c) 権利の変更
当社の株式資本が異なる種類の株式に分割されている場合、会社法の規定に従い、各種類の株式に付与される
権利は、(当該種類の株式の発行条件によって別段に規定される場合を除き)当該種類の株式の発行済株式の株主
の4分の3以上の書面による同意、または、21日以上前の通知により開催する当該種類株式の株主総会における
出席株主の4分の3以上の賛成決議をもって、変更することができる。
個別に開催される種類株式の株主総会には総会に関する付属定款の規定が準用される。但し、定足数は、当該
種類株式の発行済株式について支払われたもしくは支払われたとされる株式資本の3分の1を所有する株主本人
または代理人によって代表される株主2名とし、当該種類株式を所有する株主はすべて書面による投票を請求す
ることができるものとする。当該発行済み種類株式の10%以上を所有する反対株主は、決議の取り消しを裁判所
に請求することができる。
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(d) 配当
当社株式に特別な権利が付与されている場合にはこれに従うことを条件として、配当は、当該株式に対する払
込済みの金額または払込済として貸記された金額に比例して、宣言されかつ支払われる。
取締役会は、株主総会の普通決議の承認を条件として、随時配当を宣言することができるが、取締役会が提案
する金額を超えて配当することはできない。取締役会は、適切と判断する場合には、株主に対して適宜、当社の
利益から判断して正当であると考えられる中間配当を宣言し、支払うことができる。取締役会により提案された
金額を超える中間配当を支払うことはできない。
取締役会は、配当の提案をする前に、当社の利益から適当と考える金額を準備金として留保することができ
る。当該準備金は、取締役会の裁量により、準備金として留保せずに当社の利益を適法に使用することのできる
他の目的に使用することができ、当該目的に使用されるまで、取締役会は、適宜これを当社の事業資金として利
用し、取締役会が選択する商品(当社もしくはその持株会社の株式を除く)に投資することができる。取締役会は
また、適宜、分配しない方が賢明であると考える利益を次期に繰り越すことができる。
配当証書は、別段の指定のない限り、配当を受領する権利を有する株主の直近の登録住所に宛てて郵送され
る。配当宣言の日現在当社株式の所有者としてマレーシアン・セントラル・デポジタリー・センドリアン・バー
ハッド((h)を参照のこと)が記録する預託者名簿に記載されている株主、または株式が共有されている場合には、
共有者のうちの一名が配当証書を受領することにより、当社は当該株式に係る配当を適法に行ったものとみなさ
れる。未払配当には利息を付さない。
(e) 新株引受権及び株式の新規発行
当社基本定款第52条の要件を除き、基本定款及び付属定款上、株式の新規発行または株式の譲渡について、株
主に新株引受権はない。
ただし、会社法上、取締役会は株主総会における普通決議による事前の承認なくして、当社の株式を発行する
権利を行使することはできない。かかる条件に違反する株式の発行は無効である。但し、会社法及び当社の付属
定款上、取締役会は、1事業年度中に発行される株式が当社の発行済株式総数の10%を超えない限り、取締役会
の裁量により随時新株を発行する権限(無償交付及び株主割当増資を除く)を、株主総会により付与されることが
できる。当社の株式発行はさらにマレーシアの証券委員会の事前の許可を条件とする。
上記の制限に従い、株式は取締役会の権限のもとにあり、取締役会は、付属定款及びブルサ・マレーシア・セ
キュリティーズ・バーハッド(「ブルサ・セキュリティーズ」)の規定に従い、取締役会が適切と判断する者に
対し、適切と判断する条件及び時期に、当該株式を割当または発行することができる。
(f) ブルサ・セキュリティーズ規則
当社株式はブルサ・セキュリティーズに上場されている。当社株式が上場されていることにより、当社はブル
サ・マレーシアとの契約及び1983年証券業法の要件に基づき以下の規則を含むブルサ・セキュリティーズの上場
規則を遵守しなければならない。
(1) 取締役は、株主が株主総会において当該取締役に対する割当を特別に承認し、従業員に対する株式の発行に
参加することができる。
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(2) 発行済優先株式の額面総額は、いかなる場合においても、発行済普通株式の額面総額を上回ってはならな
い。
(3) 株主総会において株主が別段の指示をしない限り、すべての新株は、発行前に、募集の日付現在株主総会の
招集通知を受領する権利を有する株主に対し、可能な限りその所有株式数に比例して、募集しなければならな
い。募集は、募集する株式数、及び募集に応じなかった場合には辞退したとみなされる期間を明記した通知に
よって行うものとし、当該期間の経過後、または募集の対象者が辞退の意思を表示した場合には、取締役会
は、取締役が当社にとって最も利益となると考える方法によって、当該株式を処分することができる。取締役
会はまた、(新株式の既存株式への割当比率上)、本規定に基づいては便宜よく割り当てることができないと取
締役会が考える新株についても、同様に処分することができる。
(g) 自社株の取引
ある一定の要件に従って自社株を購入する権利(当社の定款により許可されている場合)を除き会社法により、
当社は自社株の買取、取引または自社株を担保とする金銭貸付を行うことはできない。
(h) 登録及び譲渡
1991年証券産業(中央預託)法(以下「中央預託法」という。) に基づき、ブルサ・セキュリティーズは当社株式
を指定証券に指定した。中央預託法に基づき、指定証券は、ブルサ・マレーシア・センドリアン・バーハッド(以
下「BMD」という。) に預託しなければ、証券取引所において、取引することはできない。BMDはマレーシアの中
央預託制度上の中央預託機関であり、ブルサ・セキュリティーズの子会社である。株主は、直接BMDに証券口座を
開設し、またはブルサ・セキュリティーズ会員の中からBMDが指名する公認預託代理人を通じて1998年12月1日ま
でに証券口座を開設することにより当社株式を預託することを義務づけられた。これを行なわなかった場合に
は、当社株式はマレーシアの財務大臣(Minister of Finance)に移転され(ただし、不当な扱いを受けた株主によ
る限定された異議申立の権利の対象となる)、適用のある法律に従って財務大臣により処分されることがある。預
託された当社株式は証券口座間の振替記帳により取引され、物理的な株券の譲渡は行われない。預託された当社
株式は、当社株主名簿上はBMDのノミニーであるBMDノミニーズの名義で登録されるが、中央預託法はBMDは権限の
ない受託者であることを規定し、当社はBMDが作成する預託者名簿に記載された者を当社株主として取り扱う。中
央預託制度上の日本の実質株主についての取り扱いについては下記第8「本邦における株式事務等の概要」を参
照。
会社法上、以下の場合、当社の議決権付株式を有する株主は、7日以内に当社に対し、書面により、氏名、国
籍及び住所ならびに利害関係を有する当社の議決権株式の詳細を通知しなければならない。
(1) 当社の発行済議決権付株式総数の5%以上を保有する場合
(2) 当該株主の当該株式に関する利害関係に変更があった場合
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(3) 当社の議決権付株式総数の5%以上を所有しなくなった場合
当社は、マレーシアにおいて上場している会社として、登録株主に対し、当該株主がその議決権株式を実質株
主、承認されたノミニーまたは受託者のいずれの資格で所有しているかを明らかにするよう求めることができ
る。当該株主が承認されたノミニーまたは受託者として議決権株式を所有している場合には、可能な範囲で当該
株式の所有に関する委託者の名称もしくはこれらの者を確認するために必要なその他の情報を明らかにし、その
持分の性質を明らかにするよう求める権利を有する。
(i) 清算
会社法に従い、当社が任意清算する場合、清算人は、特別決議により、同種の株主の間で当社の資産の全部ま
たは一部を分配し、分配される財産に関して清算人が適正とみなす価格を決定し、異種の種類株主間における分
配の方法を決定することができる。清算人は、清算人が適切と判断する場合には、同様の特別決議により、出資
者を受益者として当該資産の全部または一部を信託することができるが、これにより債務の付着した株式または
その他の証券の受け入れを株主が強制されることはない。当社が解散する場合、各種類の株主は、当該株主が所
有する株式の額面金額に比例して平等に清算に参加する権利を有するが、当社の株式資本が異なる種類に分類さ
れている場合には、清算時における各種類株式の権利は、当該種類株式の発行の条件に従うものとする。
(j) 取締役
選任等
株主総会において当社が別途定めない限り、取締役の数は3名以上15名以下とする。各年次株主総会において
取締役の3分の1、または取締役の数が3名もしくは3名の倍数ではない場合、3分の1に最も近似する数の取
締役が退任するものとする。すべての取締役は3年に一度、退任する。退任する取締役は再任することができ
る。
付属定款の規定に基づき取締役が退任する総会において、当社は普通決議によって退任する取締役または任命
資格を有するその他の者を選任することにより欠員を補充することができる。かかる選任が行われない場合に
は、退任取締役が再任されたものとみなす。
取締役会は偶発的な欠員を補充するため、あるいは取締役を増員するため、いつでも随時取締役を選任する権
限を有する。ただし、取締役の総数はいかなる時でも付属定款上の定員を超えてはならない。任命された取締役
の任期は次の年次株主総会までとし、当該総会において再任することができる。なお、当該総会において輪番に
より退任する取締役の対象とはならない。
当社は、普通決議により、任期満了前に取締役を解任し、普通決議により、当該取締役に代わる者を選任する
権利を有する。選任された取締役の退任については、解任された取締役が取締役として選任された日から取締役
であったものとして、決定する。
取締役会は随時、代替取締役を選任し、また随時かかる選任を取り消すことができる。
取締役会の権限
当社の事業は、取締役会が運営し、取締役会は、会社法または定款上株主総会において当社が行使すべき権限
を除く、当社の権限を行使することができる。株主総会において、当該規則が制定されなければ有効であったは
ずの取締役会の過去の行為を無効とする規則を制定することはできない。
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取締役会の議事手続
付属定款に従い、取締役会において提起される議事は過半数をもって決定し、取締役の過半数による決議を取
締役会の決議とみなす。可否同数の場合は、出席取締役が2名のみである場合を除き、議長が2番目の議決権ま
たは決定権を有する。
取締役会の活動に必要な定足数は、取締役会が決定し、別段の決定がない限り、2名とする。
取締役社長
取締役会は随時取締役の中から取締役社長及び取締役副社長を1名以上(再任可能)で適当と判断する条件によ
り、選任することができ、また個別の選任に係る契約の条件に従い、選任を撤回することができる。任期が固定
された期間の場合、当該任期は3年以内とする。選任された取締役は、就任期間中、輪番により退任せず、また
輪番により退任する取締役を決定する際にその考慮の対象とはならないが、当該取締役がなんらかの理由で取締
役でなくなった場合には、当該取締役の取締役社長としての選任は自動的に失効する。
2 【外国為替管理制度】
(1) 為替管理
1997年の東南アジアにおける経済危機に対する政策として、マレーシア政府は1998年9月1日より、選択的資本
規制を導入した。1998年9月に発表された当該政策により、マレーシアの認可銀行に維持しているマレーシア・リ
ンギット口座(非居住口座として指定されたもの)の所有者(非居住会社及び非居住の個人を含む)は認められた目的
以外の資金の利用についての非居住口座間の資金の移動について、外国為替規制当局から事前の承認を得ることが
義務づけられた。また、ポートフォリオ資本の流入額は、最低でも1年間はマレーシア国外に送金することはでき
ないものとし、マレーシア人旅行者によるリンギットの輸出入を規制し、海外における投資もしくは旅行者が持ち
出すことのできる外貨の金額を制限した。マレーシア国外のリンギットの取引も制限され、2005年7月21日まで
は、リンギットは米ドルに対して為替レートが固定されており、これにより市場による為替変動から守られた。
マレーシア政府は1999年に選択的資本規制の緩和を開始し、外国人投資家が資本と投資利益を本国へ送金するこ
とができるようにしたが、送金する利益のパーセンテージに基づく税金を課した。2001年2月1日に、マレーシア
政府はマレーシアにおける投資期間が1年未満のポートフォリオ投資からの利益についてのみ当該税金を課すこと
に変更した。2001年5月2日に、マレーシア政府は主にブルサ・セキュリティーズに上場している株式の売却から
発生した海外ポートフォリオ資金に影響するすべての規制を廃止した。
マレーシア政府の外国為替に関する規制緩和を促進するため、マレーシア政府は2005年4月1日に非居住者によ
る外貨送金に関する規制及び条件を緩和する変更を発表した。この変更により、外国の直接投資かもしくはポート
フォリオ投資家による資本、利益、配当、利息、報酬もしくは賃貸料の送金に関する規制はないが、すべての送金
はイスラエルの通貨以外の外貨で行うものとする。
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(2) マレーシアにおける海外投資規制
マレーシアにおける株式及び資産の取得はマレーシアの外国投資委員会(「FIC」)が規制及び管理している。マレ
ーシアの株式及び資産取得ならびに合併及び買収に関するFICのガイドラインは、法令に基づかない政策的ガイドラ
インであり、法的効力を有さないが、将来的にマレーシアの裁判所が当該ガイドラインが公序良俗を反映している
と判断した場合には、FICガイドラインに反する契約は、マレーシアの裁判所により公序良俗違反として無効と判断
される場合がある。FICのガイドラインは、株式の取得により直接または間接にマレーシア人の会社の所有・支配が
よりバランスのとれたものとなり、ガイドラインに規定する分野について国に経済的純利益をもたらすこと、特定
の分野についての国の政策に悪影響を与えてはならないことを規定する。かかるガイドラインの趣旨に従い、外国
関係者はマレーシア企業に対する持分を取得することができる。「持分」とは、会社に対する議決権または株式ま
たはその他の権利の所有と定義される。
FICガイドラインは、マレーシアの会社の株式については、マレーシア人であるブミプテラが最低でも30%を保有
することを定めており、残りの株式はマレーシア人、外国人投資家もしくはその組み合わせで保有することができ
るものと定めている。
FICガイドラインは外国人投資家がマレーシアの会社もしくは事業の取得を提案する様々な状況において適用され
る。一般的に、FICは外国人投資家によるマレーシア企業もしくは事業の所有もしくは支配に関する特定の金額、議
決権付き持分の割合もしくはその他の方法で様々な制限を設けることにより、提案される買収の承認の条件を規制
することを目標としている。
マレーシア企業もしくは事業の買収の提案の金額が10百万マレーシア・リンギット以上である場合には、FICの事
前の承認が必要である。
さらに、買収の金額にかかわらず、次の場合には承認が必要である:
(a) マレーシア企業もしくは事業の議決権の15%以上が外国人投資家により取得される場合。
(b) 当該買収が外国人投資家の関連グループもしくは非関連グループにより行われるものであり、買収の結果、マ
レーシア企業もしくは事業の外国人投資家による議決権の保有率が30%以上となる場合。
「外国人投資家」とは、(ⅰ)外国人(つまり、マレーシア市民もしくは永住者ではない者)、(ⅱ)外国会社もしく
は機関(マレーシア国外で設立された会社もしくは機関)または、(ⅲ)外国人もしくはマレーシア国外で設立された
外国会社または機関が議決権の50%以上を保有する現地法人または機関から構成される投資家、投資家グループま
たは協調して活動する投資家の集団を意味する。
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3 【課税上の取扱い】
以下の課税上の取扱いに関する記載は、本書の日付現在有効な法律に基づいており、当該日付以降の法制の変更に
より変更される可能性があり、かかる変更は過去に遡及して行われる場合がある。以下に記載する概要は、当社株式
の購入、所有または処分に関連する課税上の検討事項を余すところなく記載したものでも、あらゆる種類の投資家に
適用される課税上の取り扱いを説明したものでもなく、(証券会社等の)一部の投資家には特別な規則が適用されるこ
ともある。当社株式を保有しようとする者は、当社株式所有による課税上の取扱い全般について各自の税務専門家と
相談すべきである。
配当課税
マレーシアの法律に基づき、マレーシアの会社が支払う配当に対しマレーシアの所得税が課され、現行の所得税率
28%を配当金支払会社が支払う。配当は総額で宣言され、配当金支払会社が支払った税金を控除した純額が支払われ
る。かかる純額の支払いについて源泉徴収は行われない。マレーシアの配当所得を受領した株主は、当該株主のマレ
ーシアの税金について、配当金支払会社が支払った税金の税額控除を申告することができる場合がある。非居住者で
ある株主は配当についてさらにマレーシアの租税を課税されることはない。
配当所得の受取人がマレーシアと租税条約を締結する国における居住者であって、当該国において配当所得が課税
される場合、当該条約に従い、二重課税の回避の申告をすることができる場合がある。
キャピタル・ゲイン課税
現行のマレーシア法上、不動産会社以外の会社の証券(当社株式を含む)の売却によるキャピタル・ゲインに対する
課税はない。
4 【法律意見】
当社の法律顧問をつとめるリー・ペラーラ・アンド・タン法律事務所から、(ⅰ)当社が、マレーシア法に準拠した
法人として適法に設立されかつ有効に存続し、(ⅱ)本書に記載されたマレーシア法に関する記述が、すべての重要な
点において正確である旨の法律意見書が提出されている。
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第2 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 下表は過去5事業年度における当グループの主要な経営指標等の推移を示す。
2002年度
売上高
(百万マレーシア・リンギット)
経常利益
(百万マレーシア・リンギット)
子会社及び関連会社持分損益
(百万マレーシア・リンギット)
税引前利益
(百万マレーシア・リンギット)
当期純利益
(百万マレーシア・リンギット)
株式資本
(百万マレーシア・リンギット)
発行済普通株式総数(株)
(注1)(注6)
純資産
(百万マレーシア・リンギット)
総資産
(百万マレーシア・リンギット)
2003年度
2004年度
2005年度
2006年度
2,567.9
4,026.8
4,409.4
4,936.8
5,496.4
775.6
1,399.2
1,770.4
1,885.7
2,710.5
22.3
4.7
17.3
193.0
283.5
799.2
772.7
1,213.6
1,256.6
2,210.8
588.1
630.3
1,007.1
910.7
1,846.7
737.3
737.3
737.3
763
782.4
1,450,987,272 1,450,212,273 1,407,510,273 1,422,206,996 1,437,787,355
4,448.5
4,889.8
5,372.2
5,562.3
6,849.5
20,775
23,744
26,543
28,981
29,746
21.4
20.6
20.2
19.2
23.0
1株当たり純資産(セン)(注3)
307
337
382
391
476
1株当たり配当金額(セン)
7.5
7.5
7.5
7.5
7.5
25.06
28.72
48.18
39.97
96.87
14.1
18.8
11.0
13.0
5.7
4,668
4,895
4,590
6,295
6,232
自己資本比率(%)(注2)
1株当たり当期純利益(セン)
(注4)
配当性向(%)(注5)
従業員数(人)
(注1)
(注2)
(注3)
(注4)
(注5)
(注6)
発行済普通株式総数は各事業年度末現在の数値である(自己株式は除く)。
自己資本比率は、純資産を事業年度末現在の総資産で除して算出されている。
1株当たり純資産は、純資産を各事業年度末現在の発行済普通株式総数で除して算出されている。
1株当たり当期純利益の算出方法に関しては、第6 1 (5)「財務書類に対する注記」の注記9を参照。
配当性向は、事業年度中に支払われた配当金額を当該年度に係る法人税等及び少数株主持分損益考慮後当期純利益で除し
て算出されている。
当社の発行済普通株式総数である(自己株式は除く)。
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(2) 下表は過去5事業年度における当社の主要な経営指標等の推移を示す。
2002年度
売上高
経常利益
税引前利益
当期純利益
株式資本
純資産
総資産
(百万マレーシア・
リンギット)
(百万マレーシア・
リンギット)
(百万マレーシア・
リンギット)
(百万マレーシア・
リンギット)
(百万マレーシア・
リンギット)
(百万マレーシア・
リンギット)
(百万マレーシア・
リンギット)
2003年度
2004年度
2005年度
2006年度
148.7
442.7
321.8
297.9
311.0
137.3
431.9
307.4
288.7
388.4
105.6
429.7
470.0
234.3
318.6
74.3
319.2
394.4
167.8
253.1
737.3
737.3
737.3
763.0
782.4
2,648.2
2,886.5
3,010.2
2,638.1
2,805.5
3,971.9
4,324.6
4,454.6
4,393.8
5,159.3
2 【沿革】
(1) 会社の沿革
年
1955年
1982年11月9日
1984年
1985年2月
1988年2月
主な変遷
現会長のタン・スリ・ダト・セリ(ドクター)ヨー・ティオン・レイが、当時は個人企業であっ
た シ ャ リ カ ッ ト・ペ ム ベ ナ ー ン・ヨ ー・テ ィ オ ン・レ イ・セ ン ド リ ア ン・バ ー ハ ッ ド
(「SPYTL」)を通じて、当グループの前身となる建設業を開始した。最初のプロジェクトに
は、英国陸軍のための兵舎及び弾薬庫建設があった。その後、学校、大学、病院、市役所、工
場、製作所建設の契約及びマレーシア全土の灌漑計画を含むその他の政府関連のプロジェクト
を受注した。
当社がコンストラクション・マーケティング(エム)センドリアン・バーハッドの商号で非公開
株式会社として設立される。
設立後1984年まで当社は休眠会社であった。1984年ブルサ・セキュリティーズ及びロンドン証
券取引所に上場されていたイギリス法人ホンコン・ティン・ピー・エル・シー(「HKTPLC」、
現在の名称はワイ・ティー・エル・コーポレーション(UK)ピーエルシー)の住所をイギリスか
らマレーシアに移転するためのスキーム・オブ・アレンジメント(以下「本スキーム」とい
う。) を実施するため、当社は商号をホンコン・ティン・コーポレーション (マレーシア) バ
ーハッドに変更するとともに活動を開始した。本スキームに基づき1985年4月当社はブルサ・
セキュリティーズに上場され、HKTPLCは上場廃止となり、当社の完全所有子会社となった。本
スキームの実施と同時に当社は生コンクリートの製造者であるビルドコン・バーハッド等のグ
ループ企業を擁するワイ・ティー・エル・インダストリーズ・バーハッド(当時の名称はホン
フー・リアルティ・センドリアン・バーハッド)の全株式を取得した。ワイ・ティー・エル・
インダストリーズ・バーハッドは当時ヨー一族が支配する会社であった。
当社は普通株式10,600,000株の公募を行い、その結果、1985年4月3日に当社株式をブルサ・
セキュリティーズ及びシンガポール証券取引所に上場した。1990年1月1日、当社はシンガポ
ール証券取引所における上場を廃止した。
当社は、国内有数の土木建築会社であるSPYTLを取得した。取得の対価総額は37.5百万マレー
シア・リンギットで、1株当たり50センの当社普通株式46.875百万株の発行によってまかなわ
れた。SPYTL取得と同時に、当社はブミプトラの投資家を対象として、1株当たり50センの普
通株式30,416,617株を発行し、ブミプトラによる法人分野参入に関するマレーシア政府の新経
済政策を完全に遵守した。
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年
1988年3月1日
1993年4月
1993年6月
1996年2月
1997年5月
2001年4月
2002年5月
2004年11月
2004年12月
2005年9月
主な変遷
SPYTL取得の結果及び当グループの活動におけるSPYTLの支配的な地位を反映するため、当社の
商号を現在の名称であるワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッドに変更した。
マレーシア政府の独立系電力事業計画に基づき、当社の子会社ワイ・ティー・エル・パワー・
ジェネレーション・センドリアン・バーハッドが、電力供給庁長官から、第1番目の独立系電
力事業の所有、建設、運営及び維持に関する許可を付与された。
当社の完全所有子会社であるワイ・ティー・エル・インダストリーズ・バーハッドが、その完
全所有子会社であるYTLセメント・バーハッド(「YTLセメント」)の株式を売り出し、YTLセ
メントの株式がブルサ・セキュリティーズに上場された。ワイ・ティー・エル・インダストリ
ーズ・バーハッドは、YTLセメントの株式の過半数を引き続き保有している。
当社株式を東京証券取引所に上場した。
当社の子会社であり、グループの発電事業を総括するワイ・ティー・エル・パワー・インター
ナショナル・バーハッド(「YTLPI」)の株式がブルサ・セキュリティーズメイン・ボードに上
場された。
ブルサ・セキュリティーズのメインボードに上場されているタイピン・コンソリデーテッド・
バーハッド(TCB)は、当社が1株1マレーシア・リンギットのTCB株式100百万株を総額100百万
マレーシア・リンギットで引き受けたことにより、当社の子会社となった。
YTLPIは、エンロン・コーポレーションの子会社であるアズリックス・ヨーロッパ・リミテッ
ドより、英国の水道会社であるウェセックス・ウォーター・リミテッド(以下「ウェセック
ス・ウォーター」という。) の全発行済株式を1, 239.2百万ポンドで取得した。
YTLPIは、YTLパワーとPTブミペルティウィ・タタプラディプタの間で2004年5月31日付けで締
結された株式売買契約に基づき、PTジャワ・パワーの35%の持分及びローン・ストック持分を
139.4百万米ドル(529.7百万マレーシア・リンギット)で買収した。
YTLセメントは、YTLセメントとドーサン・ヘヴィー・インダストリーズ・アンド・コンストラ
クション・カンパニー・リミテッドの間で2004年7月16日付けで締結された売買契約及びダナ
ハルタ・マネジャーズ・センドリアン・バーハッドとYTLセメントの間で2004年11月5日付けで
締結された売買契約に基づき、ペラック・ハンジュン・サイメン・センドリアン・バーハッド
の64.84%の持分に相当する株式217.518百万株を、総額184.908百万マレーシア・リンギット
で購入した。
YTLセメントは、アンドレ・ハリム@リエム・シエン・ジョン@リエム・シエン・ジオン(「ハ
リ ム」)と YTL セ メ ン ト・シ ン ガ ポ ー ル・プ ラ イ ベ ー ト・リ ミ テ ッ ド(「YTLC シン ガ ポ ー
ル」)との間でYTLCシンガポールによるジュロン・セメント・リミテッドの株式の6.98%に相
当する1株1シンガポール・ドルの株式3,093,000株を取得することに関して締結した2005年9
月2日付けの売買契約及びキンド・プライベート・リミテッド(「キンド」)とYTLCシンガポ
ールの間でYTLCシンガポールによるジュロン・セメント・リミテッドの株式の13.96%に相当
する1株1シンガポール・ドルの株式6,186,000株を取得することに関して締結した2005年9月2
日付けの売買契約に基づき、9.279百万株を総額8,815,050シンガポール・ドルで取得した。
(2) 日本における活動
特記すべき事項はない。
3 【事業の内容】
当社の主な活動は、持株会社と運用会社としての活動である。
当グループの主な活動は、建設、発電、不動産開発、産業製品及び材料の生産、ホテル開発及びホテル運営、イ
ンターネット事業のためのコンサルティング、インキュベーション及び助言サービス、水の供給及び廃水処理サー
ビスの提供など、総合的なインフラ開発事業である。
当年度中、これらの活動の内容に重要な変化はなかった。
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4 【関係会社の状況】
(1) 親会社
当社の親会社は、資本金40.7百万マレーシア・リンギットの持株会社であり、マレーシアにおいて設立されたヨ
ー・ティオン・レイ・アンド・サンズ・ホールディングス・センドリアン・バーハッド(「ワイ・ティー・エル・ホ
ールディングス」)である。ワイ・ティー・エル・ホールディングスは、当社の取締役会の構成を支配しているた
め、マレーシアの1965年会社法上、当社は同社の子会社とみなされる。2006年6月30日現在、ワイ・ティー・エ
ル・ホールディングス及びヨー一族の構成員は、当社株式の54.37%を保有していた。
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(2) 子会社
2006年6月30日現在の当社の子会社は以下のとおりである。
名称
設立国
資本金(注)
(マレーシア・
リンギット)
実質株式
所有割合
事業内容
アマンリゾート・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
1,000,000
アラー・アサス・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
2
オーステーシア・メタルズ・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
800,000
100.00 休眠中
オーステーシア・ティンバーズ・
マレーシア・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
893,402
100.00 休眠中
オートドーム・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
10,000
アワン・セランディング・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
4,650,502
バトゥ・ティガ・クォーリー・セ
ンドリアン・バーハッド
マレーシア
1,000,000
100.00 採石業及び花崗岩の取引
バトゥ・ティガ・クォーリー
(Sg.ブロー)センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
1,000,000
100.00 採石業及び関連業務
バユマジュ・デベロップメント・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
500,000
ブームタイム・ストラテジーズ・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
10,000
56.36 休眠中
ブダヤ・ベルサトゥ・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
2
100.00 休眠中
ビルドコン・コンクリート・エン
タプライズ・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
2
ビルドコン・コンクリート・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
10,000,000
50.76 生コンクリート製造・販売
ビルドコン・シマコ・コンクリー
ト・センドリアン・バーハッド
マレーシア
6,700,000
25.61 生コンクリート製造・販売
ビルドコン・エンディシア・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
620,000
25.89 生コンクリート製造・販売
ビルダース・ブリックワークス・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
3,869,000
93.80 れんがの製造・販売業
ビジネス・アンド・バジェット・
ホテルズ・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
7,000,000
100.00 持株会社・不動産投資
ビジネス・アンド・バジェット・
ホテルズ(ペナン)センドリアン・
バーハッド
マレーシア
43,833,350
ビジネス・アンド・バジェット・
ホテルズ(セベランジャヤ)センド
リアン・バーハッド
マレーシア
4,182,640
17/302
56.36 休眠中
100.00 不動産開発
100.00 飲食店の運営
50.76 持株会社
56.36 不動産開発
50.76 持株会社
51.00 ホテル及びリゾートの経営
51.00 休眠中
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名称
設立国
資本金(注)
実質株式
(マレーシア・
所有割合
リンギット)
200,000
100.00 ホテル業
事業内容
キャメロン・ハイランズ・リゾー
ト(旧ビジネス・アンド・バジェ
ット・ホテルズ(イポー)センドリ
アン・バーハッド)
マレーシア
ケイン・クリエーションズ(マー
ケティング)センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
100,000
100.00 籘家具、民芸品及びアクセサリ
ーの売買
ケイン・クリエーションズ・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
250,000
100.00 籘家具の製造・売買
シー・アイ・レディーミックス・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
7,000,000
コンストラクション・リース(M)
センドリアン・バーハッド
マレーシア
1,500,002
100.00 賃貸・資金調達
ダイナミック・マーケティング・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
2,000,002
100.00 建築資材売買
ダイナミック・プロパティ・マネ
ージメント・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
1,000,002
100.00 不動産開発
ダイアモンド・レシピ・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
1,000,000
エメラルド・ヘクターズ・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
60,000,000
エスティバ・コミュニケーション
ズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
500,000
ファースト・コマーシャル・デベ
ロップメント・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
1,000,002
ゲミラン・ピンタール・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
100,000
GKM−SPYTL・JV・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
30,000
ヒ ッ プ モ バ イ ル (M) セ ン ド リ ア
ン・バーハッド
マレーシア
100,000
51.85 通 信 事 業、コ ン サ ル タ ン ト 業
務、無線コンテンツ及びマルチ
メディア作品の作成、手配及び
販売
イン テ レ ク チ ュ アル・ラ ー ニ ン
グ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
2
74.07 最新技術を利用した教育及び訓
練
イン テ レ ク チ ュ アル・ミ ッ シ ョ
ン・センドリアン・バーハッド
マレーシア
2
100.00 最新技術を利用した教育及び訓
練
アイランド・エアー・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
150,000
ジャクサ・クォーリー・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
7,500,002
JDSB-SPYTLセンドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
2
100.00 休眠中
カタ グ リ ー ン・デ ベ ロッ プ メ ン
ト・センドリアン・バーハッド
マレーシア
2
100.00 休眠中
18/302
50.76 生コンクリート製造・販売
51.00 飲食店の経営
70.00 不動産投資
51.85 VoIP通信サービスの開発及び販
売
100.00 不動産投資
70.00 投資及び不動産投資
100.00 休眠中
80.00 航空機のチャーター
100.00 採石業、御影石ブロック、チッ
ピングの生産、砕石
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
名称
設立国
資本金(注)
(マレーシア・
リンギット)
実質株式
所有割合
事業内容
レイ・セング・オイル・パーム・
プランテーションズ・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
1,500,000
ロット・テン・セキュリティ・セ
ンドリアン・バーハッド
マレーシア
25,000
56.36 休眠中
マヤン・サリ・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
11,000,000
56.36 休眠中
ミニ−ミックス・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
100,000
ノリワサ・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
2
パ ハ ン・セ メ ン ト・セ ン ド リ ア
ン・バーハッド
マレーシア
140,000,000
パハン・セメント・マーケティン
グ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
500,000
パカタン・ペラクビナ・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
4,250,000
PDCヘリテージ・ホテル・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
26,696,902
ペラク・ハンジュン・サイメン・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
334,900,000
PHS トレーディング・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
3
ピンタール・プロジェック・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
1,500,000
プリズマ・チュリン・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
21,424,804
プロパティ・ネットアジア(マレ
ーシア)センドリアン・バーハッ
ド
マレーシア
2,500,000
プンチャ・セランディング・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
200,000
PYPセンドリアン・バーハッド
マレーシア
250,000
レストラン・キサップ・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
100,000
100.00 レストラン経営
サトリア・セウィラ・センドリ マレーシア
アン・バーハッド
500,000
100.00 不動産開発、投資、及び関連業
務
セントゥル・パーク・コイ・セン
ター・センドリアン・バーハッド
セントゥル・パーク・マネジメン
ト・センドリアン・バーハッド
100.00 油ヤシの栽培
50.76 生コンクリート製造・販売
56.36 不動産開発
50.76 ポルトランド・セメント及び溶
滓セメントの製造・販売
50.76 セメントの販売
56.36 不動産開発及び建物の建設
51.00 休眠中
32.91 ポルトランド・セメント及び溶
滓セメントの製造・販売
32.91 セメントの販売
70.00 不動産投資信託の管理会社、顧
問、コンサルタント、コントロ
ーラー、アドミニストレーター
及び代理人
59.30 ホテル開発
44.44 プロパティ・ネットアジア・コ
ム・myという不動産ポータルの
開発及び運営、関連サービスの
提供
100.00 休眠中
56.36 不動産開発
マレーシア
1,500,000
マレーシア
2
39.45 公園の運営
セントゥル・ラヤ・シティ・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
2
39.45 不動産開発及び不動産投資
セントゥル・ラヤ・ゴルフ・クラ
ブ・バーハッド
マレーシア
5,000,000
19/302
55.00 魚及び家畜の取引
39.45 ゴルフ、及びその他のスポーツ
及びホビーの振興
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
名称
設立国
資本金(注)
(マレーシア・
リンギット)
実質株式
所有割合
事業内容
セ ン ト ゥ ル・ラ ヤ・セ ン ド リ ア
ン・バーハッド
マレーシア
8,000,001
ス ラ グ・セ メ ン ト・セ ン ド リ ア
ン・バーハッド
マレーシア
21,000,000
50.76 溶滓セメントの生産及び供給
スラグ・セメント(サザン)センド
リアン・バーハッド
マレーシア
25,000,000
50.76 溶滓セメント製品の生産及び供
給
スペシャリスト・セメント・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
500,000
43.15 休眠中
SRプロパティ・マネジメント・セ
ン ド リ ア ン・バ ー ハ ッ ド(旧 ワ
イ・ティー・エル・プロパティ・
マネジメント・センドリアン・バ
ーハッド)
マレーシア
100,000
56.36 休眠中
スターヒル・ホテル・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
200,000
スターヒル・リビング・コム・セ
ンドリアン・バーハッド
マレーシア
2
ストレイツ・セメント・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
10,000,000
スリ・トラベル・アンド・ツアー
ズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
300,000
シャリカット・ケマジュアン・パ
ールマハン・ネガラ・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
3,000,000
シャリカット・ペムベナーン・ヨ
ー・ティオン・レイ・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
300,000,000
100.00 土 木 工 事 及 び 建 設、不 動 産 投
資、不動産開発、持株会社及び
関連事業
トラ ン ス ポ ー タ ブル・キ ャ ン プ
ス・センドリアン・バーハッド
マレーシア
1,300,000
100.00 キャンピングカー及び木材製品
の売買及び賃貸
トゥガス・セジャテラ・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
5,750,000
ウダパカット・ビナ・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
41,960,680
ヤップ・ユー・ハップ・ブリック
ワークス(ペラ)センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
600,004
93.80 休眠中
ヨー・ティオン・レイ・ブリック
ワークス・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
1,854,000
100.00 休眠中
ヨー・ティオン・レイ・マネジメ
ント・センドリアン・バーハッド
マレーシア
300,000
100.00 休眠中
ヨー・ティオン・レイ・レアルテ
ィ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
750,005
100.00 不動産投資及び管理サービス
ワイ・ティー・エル・ビルディン
グ・プロダクツ・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
500,000
ワイ・ティー・エル・セメント・
バーハッド
マレーシア
244,868,693
20/302
39.45 不動産開発及び不動産投資
100.00 ホテル経営
100.00 絵画及び関連商品の取引
50.76 休眠中
70.00 カー・レンタル及び航空券販売
56.36 不動産開発
50.76 持株会社
56.36 不動産開発
50.76 休眠中
50.76 持株会社、運用サービス及び車
両の手配
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
名称
設立国
資本金(注)
(マレーシア・
リンギット)
実質株式
所有割合
事業内容
ワイティーエル・セメント・マー
ケティング・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
2
ワイ・ティー・エル・チャーター
ズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
2
ワイ・ティー・エル・シビル・エ
ンジニアリング・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
10,000,000
ワイ・ティー・エル・コーポレー
シ ョ ン・フ ァ イ ナ ン ス(ラ ブ ア
ン)リミテッド
マレーシア
1米ドル
ワイ・ティー・エル・デザイン・
サービシズ・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
2
100.00 休眠中
ワイ・ティー・エル・デジタル・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
2
100.00 休眠中
ワイ・ティー・エル・エナジー・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
2,000,000
100.00 休眠中
ワイ・ティー・エル・イーソリュ
ーションズ・バーハッド
マレーシア
135,000,000
ワ イ・テ ィ ー・エ ル・ヘ リ テ ッ
ジ・ホテルズ・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
2
100.00 休眠中
ワイ・ティー・エル・ホテル・マ
ネージメント・サービシズ・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
200,000
70.00 休眠中
ワイ・ティー・エル・ホテル・セ
ントラル・サービシジズ・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
2
100.00 休眠中
ワイ・ティー・エル・ホテルズ・
アンド・プロパティーズ・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
150,000
ワイ・ティー・エル・インダスト
リーズ・バーハッド
マレーシア
12,980,009
100.00 持ち株会社、不動産開発及び不
動産投資
ワイ・ティー・エル・インフォス
クリーン・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
10,000
73.91 広告コンテンツ、ウェブメディ
ア及びすべての電子メディアに
よる最新情報の作成、提供
ワイ・ティー・エル・ランド・ア
ンド・デベロップメント・バーハ
ッド
マレーシア
177,624,000
56.36 金融・財務及びセクレタリー・
サービスの提供
ワイ・ティー・エル・ランド・セ
ンドリアン・バーハッド
マレーシア
1,000,000
ワイ・ティー・エル・マジェステ
ィック・ホテル・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
2
ワイ・ティー・エル・パワー・ジ
ェネレーション・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
12,000,000
21/302
50.76 セメント製品の販売
100.00 飛行機、ヘリコプター、船舶及
び車のチャーター
90.00 土木工事
100.00 証券発行のための特別目的ビー
クル
74.07 電子商取引及びインターネット
関連事業への投資及び関連サー
ビスの提供
100.00 持株会社及び管理サービス
100.00 不動産投資
100.00 休眠中
58.06 発電所の開発、建築、競争、維
持及び運営
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
名称
設立国
資本金(注)
(マレーシア・
リンギット)
実質株式
所有割合
事業内容
ワイ・ティー・エル・パワー・イ
ンターナショナル・バーハッド
マレーシア
2,581,535,295
ワイ・ティー・エル・パワー・サ
ービシズ・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
200,000
ワイ・ティー・エル・プレミック
ス・センドリアン・バーハッド
マレーシア
2
ワイ・ティー・エル・プロジェク
ト・マ ネ ー ジ メ ン ト・サ ー ビ シ
ズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
20,000
ワイ・ティー・エル・クアリー・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
2
ワイ・ティー・エル・テクノロジ
ーズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
9,000,000
ワイ・ティー・エル・バケーショ
ン・クラブ・バーハッド
マレーシア
1,000,000
100.00 休眠中
ビルドコン・ベトナム・リミテッ
ド
英領ヴァージン
諸島
200,000米ドル
35.53 休眠中
ダイ ナ ミ ッ ク・マ ー ケテ ィ ン グ
(UK)リミテッド
英国及びウェー
ルズ
20,000ポンド
100.00 休眠中
ヒップモバイル・シンガポール・
プロプライエタリー・リミテッド
シンガポール
インフォスクリーン・ネットワー
クス・ピーエルシー(旧インフォ
スクリーン・ネットワークス・リ
ミテッド)
英国及びウェー 3,000,000ポンド
ルズ
73.91 持株会社
P.T. ワイ・ティー・エル・ジャ
ワ・ティムール
インドネシア
58.06 建設管理、コンサルティング、
及び発電所運営事業
SA SC テクノロジー・フランス
フランス
SC テクノロジーGmbH
(旧SCテクノロジーSG)
スイス
SC テクノロジー・デンマークApS
デンマーク
SC テクノロジー・ネーデルラン
ドBV
オランダ
SC テクノロジー・ドイチェラン
ドGmbH
ドイツ
ウェ セ ッ ク ス・エ ン ジニ ア リ ン
グ・ア ン ド・コ ン ス ト ラ ク シ ョ
ン・サービシズ・リミテッド(旧
ウェ セ ッ ク ス・エ ン ジニ ア リ ン
グ・サービシズ・リミテッド)
英国及びウェー
ルズ
100ポンド
58.06 エンジニアリング・サービス
ウェ セ ッ ク ス・ロ ジ ステ ィ ッ ク
ス・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
100ポンド
58.06 休眠中
2シンガポール・
ドル
500,000米ドル
58.06 持株会社
100.00 発電施設の運営及び管理
100.00 休眠中
100.00 建設プロジェクトの管理サービ
ス
50.76 休眠中
80.30 設備サービス及び賃借
51.85 通 信 事 業、コ ン サ ル タ ン ト 業
務、無線コンテンツ及びマルチ
メディア作品の作成、手配及び
販売
40,000ユーロ
58.06 廃棄物処理加工
1,955,000
スイス・フラン
58.06 廃棄物処理加工
250,000
デンマーク・
クローネ
58.06 廃棄物処理加工
100,000ユーロ
58.06 廃棄物処理加工
51,129ユーロ
58.06 廃棄物処理加工
22/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
資本金(注)
(マレーシア・
リンギット)
実質株式
所有割合
名称
設立国
ウェセックス・プロパティ・サー
ビシズ・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
100ポンド
58.06 休眠中
ウェセックス・スプリング・ウォ
ーター・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
100ポンド
58.06 休眠中
ウェセックス・ウォーター・ビー
ヴィ
オランダ
ウェセックス・ウォーター・コマ
ーシャル・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
100ポンド
58.06 休眠中
ウェセックス・ウォーター・エン
ジニアリング・サービシズ・リミ
テッド
英国及び
ウェールズ
100ポンド
58.06 休眠中
ウェセックス・ウォーター・エン
タープライジズ・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
100ポンド
58.06 規制事業外の商業活動
ウェセックス・ウォーター・リミ
テッド
英国及びウェー
ルズ
131,751,591.60
ポンド
ウェセックス・ウォーター・ペン
シ ョ ン・ス キ ー ム・ト ラ ス テ ィ
ー・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
1ポンド
58.06 ウェセックス・ウォーター・ペ
ンション・スキームの運営
ウェセックス・プロモーション
ズ・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
1ポンド
58.06 エンターテイメント事業のプロ
モーション
ウェセックス・ウォーター・サー
ビシズ・ファイナンス・ピーエル
シー
英国及びウェー
ルズ
50,000ポンド
ウェセックス・ウォーター・サー
ビシズ・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
81,350,000
ポンド
ウェセックス・ウォーター・トラ
スティー・カンパニー・リミテッ
ド
英国及びウェー
ルズ
100ポンド
ヨー・ティオン・レイ・コンスト
ラクション(シンガポール)プロプ
ラエタリー・リミテッド
シンガポール
500,000
シンガポール・
ドル
ワイ・ティー・エル・ケイマン・
リミテッド
ケイマン諸島
2米ドル
ワイティーエル・セメント・シン
ガポール・プライベート・リミテ
ッド
シンガポール
2シンガポール
・ドル
ワイ・ティー・エル・コンストラ
クション(SA)(プロプライエタリ
ー)リミテッド
南アフリカ
共和国
ワイ・ティー・エル・コーポレー
シ ョ ン・フ ァ イ ナ ン ス(ケ イ マ
ン)リミテッド
ケイマン諸島
ワイ・ティー・エル・コーポレー
ション(UK)ピーエルシー
40,000ギルダー
18,151.21ユーロ
58.06 金融サービス
58.06 投資持株会社
58.06 社債発行
58.06 水道供給及び下水処理サービス
58.06 休眠中
100.00 不動産投資
100.00 ヨット・船舶の所有及びチャー
ター
50.76 建材の輸出入
100ランド
100.00 休眠中
1米ドル
100.00 休眠中
英国
150,000ポンド
100.00 休眠中
YTL−CPIパワー・リミテッド
香港
1,000,000
香港ドル
29.61 休眠中
ワイ・ティー・エル・エンジニア
リング・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
2ポンド
58.06 休眠中
23/302
事業内容
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
資本金(注)
(マレーシア・
リンギット)
実質株式
所有割合
名称
設立国
ワイ・ティー・エル・イベント・
リミテッド
英国及びウェー
ルズ
1ポンド
ワイ・ティー・エル(ガーンジー)
リミテッド
ガーンジー
2ポンド
100.00 持株会社
ワイ・ティー・エル・ジャワ・オ
ー・アンド・エム・ホールディン
グス・ビーヴィ
オランダ
18,000ユーロ
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ジャワ・オ
ー・アンド・エム・ホールディン
グス・リミテッド
キプロス
1,001キプロス・
ポンド
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パ
ワー・ビーヴィ
オランダ
18,000ユーロ
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パ
ワー・ファイナンス・リミテッド
ケイマン諸島
6,200米ドル
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・パワー・ホ
ールディングス・ビーヴィ
オランダ
18,000ユーロ
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パ
ワー・ホールディングス・リミテ
ッド(旧ドックデール・インベス
トメント・リミテッド)
キプロス
1,001キプロス・
ポンド
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パ
ワー・サービシズ・ビーヴィ
オランダ
18,000ユーロ
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・パワー・オ
ーストラリア・リミテッド
ケイマン諸島
5,000米ドル
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・パワー・フ
ァイナンス(ケイマン)リミテッド
ケイマン諸島
3,564,458米ドル
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・パワー・イ
ンターナショナル・ホールディン
グズ・リミテッド
ケイマン諸島
5,000米ドル
58.06 持株会社
ワ イ・テ ィ ー・エ ル・サ ー ビ シ
ズ・リミテッド
英国及びウェー
ルズ
ワイ・ティー・エル・ユティリテ
ィーズ・ファイナンス・リミテッ
ド
ケイマン諸島
1ポンド
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ユーティリ
ティーズ・ファイナンス2・リミ
テッド
ケイマン諸島
1米ドル
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ユーティリ
ティーズ・ファイナンス3・リミ
テッド(旧コンクリート・インベ
ストメンツ・リミテッド)
ケイマン諸島
1米ドル
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ユティリテ
ィーズ・ホールディングス・リミ
テッド
ケイマン諸島
132,688ポンド
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ユーティリ
ティーズ・リミテッド
ケイマン諸島
1ポンドと
45,000米ドル
58.06 持株会社
ワイ・ティー・エル・ユーティリ
ティーズ(UK)リミテッド
英国及び
ウェールズ
2ポンド
58.06 持株会社
(注)
100ポンド
優先株式を除く。
24/302
事業内容
58.06 公共エンターテイメントのプロ
モーション及び広報サービスの
運営
58.06 休眠中
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
5 【従業員の状況】
2006年6月30日現在の当グループの従業員総数は6,232名であった。
当グループの事業部門別の従業員数内訳は、建設647名、不動産開発237名、ホテル及びレストラン経営1,671名、製
造及び売買1,301名、発電111名、管理サービス及びその他242名、情報技術80名、水道事業1,943名である。
当グループでは重大なストライキ、労働争議または労働運動はなく、従業員との関係は良好である。
25/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
第3 【事業の状況】
1 【業績等の概要】
(1)
事業実績
2005年度及び2006年度のグループの主な事業部門別の売上高及び税引前利益は以下の通りである。
(監査済)
2005年度
売上高
建設部門
情報技術及び電子商取引関連部門
ホテル及びレストラン経営部門
セメント製造及び販売部門
運用サービス部門及びその他
不動産投資開発部門
公共事業部門
合計
営業利益
建設部門
情報技術及び電子商取引関連部門
ホテル及びレストラン経営部門
セメント製造及び販売部門
運用サービス部門及びその他
不動産投資開発部門
公共事業部門
合計
2006年度
百万マレーシア・リンギット(百万円) 百万マレーシア・リンギット(百万円)
170.8
(5,498)
26.1
(840)
102.3
(3,293)
694.8
(22,366)
235.3
(7,574)
236.9
(7,626)
3,470.6
(111,719)
4,936.8
(158,916)
3.46%
0.53%
2.07%
14.07%
4.77%
4.80%
70.30%
100.00%
273.7
(8,810)
26.5
(853)
115.8
(3,728)
1,078.00
(34,701)
314.5
(10,124)
158.5
(5,105)
3,529.4
(113,611)
5,496.4
(191,415)
4.98%
0.48%
2.11%
19.61%
5.72%
2.88%
64.22%
100.00%
百万マレーシア・リンギット(百万円) 百万マレーシア・リンギット(百万円)
25.8
(831)
8.5
(274)
9.3
(299)
114.6
(3,689)
186.4
(6,000)
95.9
(3,087)
1,445.1
(46,515)
1,885.6
(60,697)
1.37%
0.45%
0.49%
6.08%
9.89%
5.09%
76.63%
100.00%
26/302
17.7
(570)
8.9
(286)
12.3
(396)
221.4
(7,127)
199.6
(6,425)
721.6
(23,228)
1,529.0
(49,219)
2,710.5
(87,251)
0.65%
0.33%
0.45%
8.17%
7.36%
26.62%
56.42%
100.00%
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(2)
概況
当年度中、当社は引き続き堅調な業績を達成し、すばらしい結果を残した一年となった。マレーシア、英国、オ
ーストラリア及びインドネシアで事業を行っている公共事業部門はその収益力を維持し、セメント部門はセメント
価格の回復と需要の拡大により業績を改善した。長期営業権に基づく規制インフラ資産の買収に重点を置いた当社
の戦略は特に公共事業部門に良い影響を与えており、今後も当社の成長戦略の要となることが予想される。国内で
は、マレーシアの経済は引き続き堅調であり、実際のGDPは、2005年の5.2%に対して2006年中は5.8%の成長が予想
され、これは有利な資金調達の状況及び安定した労働市場によるものである。さらに、2005年7月からリンギットを
管理フロート制にする政府の決定は経済に良い影響を与え、マレーシアの堅調な取引業績、持続的な資本の流れ及
びプラス成長の見通しにより、リンギットは米ドルに対して約3.7%上昇した。
より急成長している市場(例えばインドネシア、インドと中東)に対してキャピタルマネジメント、企業の合併
と買収と拡大を通して株主収益を強化するマレーシアの会社による積極的な取り組みは会社成長を後押しし、マレ
ーシア政府は潜在的な米国の景気減速による影響に対応し、マレーシアの長期的な競争力を高めるためにさらに調
和的な財政及び金融政策を実行することにもなっている。これは不動産及び建設などの内需部門にとって良い前兆
である。
公共事業部門
一般的に、長期的な委託もしくは契約に基づく規制された事業であるという性質により、当グループの公共事業
部門は経済的圧力から守られた状況にある。しかし、これらの企業からの収益が異なる通貨建てであるため、為替
変動が主な変動要因となる。現在、P.T.ジャワ・パワー及びインドネシアのP.T.ワイ・ティー・エル・ジャワ・テ
ィムールに対する当グループの投資からの収益は米ドル建てであり、ウェセックス・ウォーター・リミテッド及び
エレクトラネット・プロプライエタリー・リミテッドからの収益はそれぞれ英ポンド及びオーストラリア・ドル建
てであり、いずれも安定した通貨である。
英国における当グループの完全子会社であるウェセックス・ウォーター・リミテッド(以下「ウェセックス・ウ
ォーター」という)は引き続き好業績を残し、当該業界の中で最も効率的な水道及び下水道サービス会社としての
地位を維持している。テムズウォーターの規制資産ベース(「RAB」)のおよそ25%のプレミアムで行われたオース
トラリアのマッコーリー銀行によるテムズウォーターの最近の買収で、英国の水道産業は合併・買収活動が活発に
なっている。
RABは英国の水道事業の監視機関である水道管理局(「オフワット」)が計算する事業の価値であり、価格設定のベ
ースとなっている。
当グループは2002年にウェセックス・ウォーターを12.4億ポンドの企業価値で取得し、これはウェセックス・ウ
ォーターの当時のRABの8%に相当する。
2006年6月30日に終了した事業年度について、ウェセックス・ウォーターのRABは18.6億ポンドで、これは当グル
ープのウェセックス・ウォーターに対する投資額に対して50%の増価であった。
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建設部門
建設部門は、高い燃料費が持続したことによる建材と輸送コストの上昇など、今年も手腕を問われる事業環境に
直面し続けた。しかし、2006年3月に公開された第9期マレーシア・プラン(「9MP」)における新たなインフラ開発
プロジェクトによって、2005年の1.6%の縮小に対して、建設業界において0.7%の成長が期待されている。
9MPでは総額約150億マレーシア・リンギットに相当する880の新規プロジェクトが今後5年間で予定されている。
マレーシア政府は開発予算を450億マレーシア・リンギットまで拡大する措置を発表し(前年度に対して24%の増
加)、10億マレーシア・リンギットのペナン・モノレイル、100億マレーシア・リンギットのクアラルンプール鉄道
/バス交通のアップグレード及び30億マレーシア・リンギットのペナン橋の工事などの大規模なプロジェクトが予
定されている。本年度中、当グループの建設部門は引き続き好業績を達成し、住宅工事の一部の工期を完成し、レ
ブラヤ・マハメル及びセントゥル地域をつなぐ新たな高架道路であるセントゥル・リンクの工事も完了した。
また一方で、KLIAエクスプレス及びKLIAトランジットサービスも引き続き好調であり、本年度中は1000万人目の
乗客を運んだ。当社はクアラルンプール・セントラル・ステーション及びクアラルンプール・インターナショナ
ル・エアポートの間の高速鉄道の建設及び運営を委託されている、エクスプレス・レール・リンク・センドリア
ン・バーハッド(「ERLSB」)の50%の持分を有している。ERLSBはエクスプレス・レール・リンクを所有し、運営
することをマレーシア政府との30年間の契約で委託されており、これにはさらに30年期間を延長するオプションが
含まれている。
セメント製造
国内のセメント産業は引き続き建設部門により大部分において抑制された。2006年前半の電気料金の値上げと、
減量コスト、国に対するロイヤルティ、賃借料の終了、エネルギー、輸送及びロジスティクス費用の上昇も問題と
なった。
当グループのセメント部門は、清算コストの上昇を工場の効率とアウトプットの改善によりせき止め、流通及び
販売ネットワークの改善及び最高レベルの顧客サービスを維持することにより、業績は順調であった。輸出市場も
安定した成長機会であることが証明され、特に高品質で特殊な製品を販売する競争力のある生産者にとっては有利
であることが分かった。
不動産開発
国内のインフレ圧力と商業銀行の基準貸出金利が翌日物レートの調整に伴い上昇するなどの金利上昇により、消
費者心理は冷え込んだ。その結果として、国内の不動産市場は不動産販売と着工数が若干減速したが、一等地の土
地の販売は引き続き堅調であり、国内外の購入者からの需要は好調であった。
当年度中、当グループはセントゥルの郊外再開発事業のザ・サフロン・アット・セントゥル・イーストの販売を
開始し、好評を得た。また、2003年に着工したザ・メープル・アット・セントゥル・ウェストの販売を終了した。
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海外からの投資を促進するための「マレーシア、第2の故郷
」と称する政府の政策により、マレーシアを不動
産投資対象とする外国人が増え、マレーシアの不動産市場の購入者層は大幅に広がった。ザ・メープルやザ・サフ
ロンなどの当グループのプロジェクトは国内の購入者に加えてシンガポール及びその他のアジア、欧州及びオース
トラリアなどの外国人の購入者に好評を博した。
ホテル開発、運営部門
旅行者の増加と、国際会議、会議とセミナーのための目的地としてのクアラルンプールの人気が上昇したことに
より、年間平均客室稼働率を押し上げた。今年の当グループの焦点は、パンコール・ラウト・リゾート、タンジョ
ン・ジャラ・リゾート、及びリッツ・カールトン、クアラルンプールの商品強化であり、いずれのホテルもアップ
グレードと改装工事を行っている。
当グループの3番目の高級リゾートホテルである、キャメロン・ハイランド・リゾートも開業した。当該リゾー
トは高台の立地を利用して英国風のデザインとコンセプトで建設されており、リーディング・ルームとハイラン
ド・バーには暖炉を設え、スパ・ビレッジ・キャメロン・ハイランドも開業している。
財務成績
当グループの2006年度の収益は5,496.4百万マレーシア・リンギットであり、これは前年度の4,936.9百万マレー
シア・リンギットに対して11.3%の増加であった。2006年度の税引前利益は前年度の1,256.6百万マレーシア・リン
ギットに対して75.9%増加し、2,210.8百万マレーシア・リンギットとなった。又で2006年度の純利益は前年度の
558.5百万マレーシア・リンギットに対して145.1%増加し、1,368.9百万マレーシア・リンギットとなった。
この利益の増加には、スターヒル・リアル・エステート・インベストメント・トラスト(「スターヒルREIT」)
に売却した3つの不動産に関する売却益である646百万マレーシア・リンギットが含まれ、スターヒルREITは2005年
12月にブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッドのメインボードに上場した。この特別な利益を除いて
も、税引前利益は、前年度に対して24.5%増の1,564.8百万マレーシア・リンギットとなった。
当グループの英国、オーストラリア及びインドネシアにおける公共事業が引き続き堅調であったことが、当年度
の堅調な業績に主に寄与し、当グループのその他の中核的な事業における収益が幅広く増加したことも収益及び利
益の増加に寄与した。セメント部門は特に、市場の変動により影響を受けた前年度から順調に業績を回復した。
配当
当社の取締役会は、2006年6月30日に終了した事業年度の最初かつ最終の配当15%(マレーシア所得税を税金とし
て控除)につき、株主総会に対して議案を上程する。
当該配当についての上程は当社の本年度の業績を考慮した上で行うものである。堅実な配当を維持することで、
株主に対して価値を与えるという当グループの配当方針に沿ったものであり、当社は22年連続して株主に配当を宣
言している。2006年10月19日に、当社は2007年6月30日に終了する事業年度の15%(28%を税金として控除)の中間
配当を発表した。当該中間配当の基準日は2006年11月15日で、支払日は2006年12月4日であった。
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事業概況
・2005年11月10日に、当社の子会社であるワイ・ティー・エル・セメント・バーハッド(「YTLセメント」)は総
額483,246,858マレーシア・リンギットの無償還転換可能無担保社債 (「ICULS」)を発行した。満期を10年とする当
該ICULSの利息は4%とし、ICULSの期間中に6%まで増加し、基準日である2005年9月27日付けでYTLセメントの株主
が保有している1株0.50マレーシア・リンギットの普通株式に対して額面金額1マレーシア・リンギットのICULSを
発行した。ICULSは2005年11月16日にブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッドに上場し、2015年11月10
日にICULSが満期を迎えるまでに、1株0.50マレーシア・リンギットのYTLセメントの普通株式に転換可能である。
・2005年12月14日に、当社の子会社であるワイ・ティー・エル・ランド・アンド・デベロップメント・バーハッ
ド(以下「YTLランド」 という。)はその完全子会社であるSRプロパティ・マネジメント・センドリアン・バーハ
ッド(以下「SRプロパティ」という。)が、ブームタイム・ストラテジーズ・センドリアン・バーハッド(以下
「ブームタイム」という。)の残りの持分である49%の株式を19,502マレーシア・リンギットの現金対価で購入す
る株式売買契約をセキュア・パーキング・コーポレーション・センドリアン・バーハッド(以下「セキュア・パー
キング」という。)と締結したことを発表した。ブームタイムはSRプロパティとセキュア・パーキングの合弁株主
間契約で設立された会社である。
・2005年12月16日に、スターヒルREITはブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッドのメインボードに
上場した。スターヒルREITの不動産ポートフォリオはスターヒル・ギャラリー、これに隣接するJWマリオット・ホ
テル・クアラルンプール、及びロット10ショッピングセンター内の小売店、オフィス、倉庫及びその他のスペース
から構成される137区分及び2つの付随的な区画から構成される。当グループの子会社であるピンタール・プロジェ
ック・センドリアン・バーハッドはスターヒルREITの管理会社である。
・2006年2月20日に、YTLセメントはその完全子会社であるビルドコン・コンクリート・エンタープライズ・セン
ドリアン・バーハッドがビルドコン・エンシデサ・センドリアン・バーハッド(旧バリサン・メカール・センドリ
アン・バーハッド)の51%の持分を取得したことを発表した。同社は、主にテランガヌとケランタンにおいて生コ
ンクリート及び関連商品の製造及び販売を行っている。
・2006年4月3日に、当社の子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッド(「YTL
パワー」)は、その完全子会社であるワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・リミテッド(「YTLユーティリテ
ィーズ」)が、持株会社である新たに設立された完全子会社であるワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・ホ
ールディングス・リミテッドを取得したことを発表した。
・2006年4月28日に、YTLパワーはYTLユーティリティーズが新たな完全子会社であるワイ・ティー・エル・ユーテ
ィリティーズ・ファイナンス3・リミテッド(旧コンクリート・インベストメンツ・リミテッド)を取得したこと
を発表した。同社は持株会社である。
・2006年6月28日に開催した臨時株主総会において、当社はワイ・ティー・エル・コーポレーション・ファイナン
ス(ラブアン)リミテッドを通じて、額面価格3億米ドルの満期5年他社株転換条項付き保証社債(以下「本件社
債」という)を発行する提案について株主の承認を得た。本件社債はまだ発行されていない。
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・2006年8月24日に、当社株主の保有する当社株式10株に対して1株1.00マレーシア・リンギットでYTLパワー株式を売り
出す提案を発表した。当該行使の基準日は2006年12月11日であり、今後完了される予定である。
・2006年8月30日に、YTLランドは主に不動産開発を行っているパカタン・パヴィリオン・センドリアン・バーハ
ッドの発行済み、払込済み株式資本の全部を取得したことを発表した。
・2006年9月13日に、当社は高級ヴィラから構成されるウォーターフロント開発事業である、シンガポールのセン
トサ・コーヴのレイクフロント・コレクションを委託された。このプロジェクトは約12,000平方メートル以上の敷
地に及び、当社としてはシンガポールで初の不動産開発事業となる。
・2006年9月14日に、当社は完全子会社であるワイ・ティー・エル・ホテルズ・アンド・プロパティーズ・センド
リアン・バーハッドが新たに設立された完全子会社であるマーブル・バレー・センドリアン・バーハッドを取得し
たことを発表した。同社は主にビジネスホテルの開発、運営及び管理を行う。
・2006年10月19日に、YTLパワーは、後日発表する基準日現在所有するYTLパワー株式25株に対して自社株式1株
を割当る株式配当の提案を発表した。YTLパワーの自社株の割当に関する基準日及び割当日は2007年2月5日である。
・会社提案による手取金の利用状況
a. 7%償還可能無保証無担保社債
2000年1月11日の750,000,000マレーシア・リンギットの7%償還可能無保証無担保社債の発行によりYTLパワ
ーが受領した手取金は、今後発電資産に投資するために、認可を受けた金融機関の定期預金に預けられてい
る。
b. 2010年に満期を迎える250百万米ドルの交換可能保証付社債
YTLパワーの完全子会社である、ワイ・ティー・エル・パワー・ファイナンス(ケイマン)リミテッドが2010
年に満期を迎える250百万米ドルの交換可能保証付社債の発行により受領した正味手取金は今後公共事業資産に
投資するために、定期預金に預けられている。
企業の社会的責任
当年度中、当社はその事業の企業としての社会的責任の側面も年次報告書の新たな報告手続に取り入れた。当グ
ループのコーポレート・ガバナンス及び内部管理に関する記述は、当社の企業としての社会的責任について詳しく
述べており、本報告書の第3「事業の状況」「4事業等のリスク」及び第5「提出会社の状況」「5
ト・ガバナンスの状況」に記載されている。
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コーポレー
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今後の見通し
当社はマレーシア及び英国、オーストラリア、インドシア及びシンガポールなどの海外での戦略的な買収を通じ
て、収益基盤を多様化し、拡大させてきた。そして今後も長期営業権に基づく規制インフラ資産の買収戦略を追求
していく。各買収は、当社の様々な事業に対する相乗効果と、当社に対する財政的貢献という意味で、当グループ
の価値を強化させるものになった。今後については、当グループはマレーシア政府がこのほど発表した9MPに基づき
今後期待されるプロジェクトやプライベート・ファイナンス・イニシアティブなどをフルに活用することができる
と考えている。マレーシア経済は2007年にはさらに強固なものになることが期待されており、GDPは予測された6%
で成長し、9MPが実施されれば、セメント及び建設部門でも持続的な成長が見込まれる。海外では、需要の高まり及
び製油能力の引き締め及び中東の地理的・政治的な緊張関係は今後も続くことが予想され、世界的に持続するイン
フレ上昇及びその後の金利上昇も予想され、取引及び成長の両方に影響を与える可能性がある。
これらの問題に対応するため、当社は引き続き当社の中核的事業である建設事業に相関関係のある活動への事業
拡大戦略を引き続き進めし、当グループの収益基盤を多様化し、同時に一つの国での事業を行うリスクを軽減す
る。ハイレベルな技術的な効率性もコスト上昇による影響を管理する上で不可欠となる。当グループのセメント工
場及び発電所は、平均的に、それぞれの業界においても最高レベルの効率で運営されており、当グループは、最新
の技術、生産テクニック及び情報技術を採用することにより、今後も可能な限り事業効率の向上を目指す考えであ
る。
(3)
1
2006年度と2005年度との比較
売上高
グループの売上高は、前年度の4,936.8百万マレーシア・リンギットから当年度の5,496.4百万マレーシア・リ
ンギットヘと559.6百万マレーシア・リンギット(11.3%)増加した。英国、オーストラリア及びインドネシアにお
ける公共事業が引き続き順調であったことが、当年度の堅調な業績の主な原動力であり、当グループのその他の
主な事業部門における収益の増加もこの売上高の増加を加速させた。
グループの建設部門の当年度の売上高は、認識された進行中のプロジェクトに対する請求額の増加により、前
年度の170.8百万マレーシア・リンギットから60.2%増の273.7百万マレーシア・リンギットであった。
グループのセメント製造及び貿易部門の売上高は前年度の694.8百万マレーシア・リンギットから55.2%増加
し、1,078.0百万マレーシア・リンギットとなった。この業績改善は主に建設業界におけるセメント需要の増加
と、価格の安定によるものである。
グループの不動産開発部門の売上高は、前年度の236.9百万マレーシア・リンギットから33.1%減の158.5百万
マレーシア・リンギットとなった。この減少は主に当グループの子会社によるプロジェクト開始のタイミングに
より、認識された収益が減少したことによるものである。
グループの発電部門及び水道・下水道部門の売上高は、前年度の3,470.6百万マレーシア・リンギットから当年
度の3,529.4百万マレーシア・リンギットと1.7%増加した。この増加は主に当社の完全子会社である、英国の水
道会社ウェセックス・ウォーター・リミテッドの売上増によるものである。
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2
税引前利益
当年度のグループの税引前利益は前年度の1,256.6百万マレーシア・リンギットに対し、75.9%増の2,210.8百
万マレーシア・リンギットであった。この利益の増加は2005年12月にブルサ・マレーシア証券取引所のメインボ
ードに上場したスターヒル・リアル・エステート・インベストメント・トラスト(スターヒルREIT)に対する3
つの不動産の処分による643.6百万マレーシア・リンギットの特別な利益が含まれている。この利益を除いても、
税引前利益は前年度と比べて、24.7%増加し、1,567.2百万マレーシア・リンギットであった。
この業績改善は主に公共事業部門とセメント事業部門の利益増加によるものである。
3
法人税等
法人税等は、前年度の345.9百万マレーシア・リンギットから364.1百万マレーシア・リンギットとなった。当
年度の法人税は主に繰延税金2.9百万マレーシア・リンギット、当年度の税金283.9百万マレーシア・リンギッ
ト、関連会社の税金に対する持分の84.6百万マレーシア・リンギット、及び前年度からの未払税額1.5百万マレー
シア・リンギットで構成される。
4
少数株主持分損益
少数株主持分損益は、前年度の352.2百万マレーシア・リンギットから当年度の477.8百万マレーシア・リンギ
ットヘと、当グループの税引き前利益の増加に伴い35.6%増加した。
5
税引後利益及び少数株主持分
上記の結果、当グループの税引後利益及び少数株主持分損益は、前年度の558.5百万マレーシア・リンギットか
ら1,368.9百万マレーシア・リンギットヘと810.4百万マレーシア・リンギット(145.1%)増加した。
2 【生産、受注及び販売の状況】
第3 7「財政状態及び経営成績の分析」を参照のこと。
3 【対処すべき課題】
第3 7「財政状態及び経営成績の分析」を参照のこと。
4 【事業等のリスク】
当年度中、当社及びその子会社(総称して「当社グループ」)は、マレーシアのコーポレート・ガバナンスに関す
る規則(「本件規則」)及びブルサ・マレーシアの上場規則(「上場規則」)の遵守をより定量化するために、内部
管理とリスク管理のシステムの改善を引き続き行った。
本件規則は上場会社に取締役会に対して、投資家の投資及び当社の資産をほぼするための安定した内部管理システ
ムの維持を要求している。上場規則の第15.27項の(b)は取締役会に対して、年次報告書の中に内部管理のシステムの
状況に関する報告を行うことを要求している。
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取締役会の責任
取締役会は投資家の投資及び当社グループの資産を保護するための安定した内部管理のシステム及び当該システム
の適切性と全体性を再検討するためのシステムを維持することが義務づけられている。内部管理のシステムは財務の
管理だけでなく、業務及び法令遵守の管理及びリスク管理などをカバーしている。しかし、取締役会は内部管理のシ
ステムの見直しは、共同で行われる継続的なプロセスであり、事業目的を達成するために失敗のリスクを排除するも
のではなく、むしろこれらを管理するためのシステムであると考えている。
従って、当社グループの内部管理のシステムは重大な誤表示、詐欺及び損失に対する合理的ではあるが、絶対的で
はない保証を提供するに止まる。取締役会は当社グループの内部管理(財務その他も含めて)は当社グループの効率
的かつ効果的な事業活動、財務情報の信頼性及び透明性、法令及び規則の遵守を合理的に保証するものであると考え
ている。
当社グループの内部管理システムの主な内容
当社グループの内部管理システムの主な内容は以下のとおりである。
・承認手続
当社グループは承認手続を明確に定義し、説明の責任を明確に定め、上席経営陣は厳しい承認、許可及び管理
手続に基づき業務を行っている。承認レベル、職務分掌及びその他の管理手続などの責任のレベルは、グループ
内に通知されている。
• 権限レベル
当社グループは大規模な入札、設備投資プロジェクト、買収及び事業の処分及びその他の大きな取引に関し
て、権限レベルを定めている。一定の限度額を超える資本及び収益に関する提案は取締役会が決定する。その他
の投資に関する判断は権限リミットに基づき承認される。総合的な評価及びモニタリング手続は全ての大規模な
投資に関する決定に適用される。
株式資本の変動、融資、小切手の署名人、銀行口座の解説及び海外事業等を含む主な財務に関する事項につい
ては、取締役の承認が必要である。事業を買収する場合には、総合的なデュー・ディリジェンスが行われる。
• 財務成績
中間財務成績は、ブルサ・セキュリティーズに開示する前に、監査委員会が審査し、監査委員会の推奨に基づ
き取締役会が承認する。年次財務成績及び当社グループの事業の状況の分析は外部の監査人による審査と監査を
受けた後に株主に開示する。
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• 内部の法律遵守
当社グループは内部の財務管理の遵守を内部の主な従業員が審査する経営陣のレビュー及び報告を通じて監視
している。内部の方針や手続の更新はリスクの変化を反映するため、または経営上の欠陥部分を解決するために
行う。内部の監査は、手続の遵守を監視し、精査し、提供された財務情報の整合性を分析するため、特定の期間
について体系的に計画される。
当社グループの内部管理の主な手続
内部管理のシステムの適切性と整合性を審査するために取締役会が定めた主な手続は以下のとおりである。
• 内部監査機能
当年度中、社内の内部監査部門が設立された。社内の内部監査部門は、外部の専門機関に委託された内部監査機
能により補完されている。内部監査人は監査委員会に報告し、監査委員会は該当年度中の内部の財務及び会計管理
システムの効果を審査し、その結果を取締役会に報告する。このチームは業務執行経営陣及び運営管理部門に対し
て改善が必要な点について助言し、実際にその内容がどの程度実行されているか、その後審査する。
当年度中、内部監査人は当社グループの財務、会計、業務及びコンプライアンスに関する内部管理システムを審
査した。いずれの弱点も、当社の年次報告書で開示を要求される該当する方針や手続、上場規則もしくは推奨され
る業界の慣行に対する違反には当たらなかった。
英国に拠点を置くウェセックス・ウォーター・リミテッド・グループ(「ウェセックス・ウォーター」)の会社
は上記の内部監査の対象には含まれていない。ウェセックス・ウォーターの事業は同社の規制当局であり、政府機
関である水道事業局(「OFWAT」)の厳しい財務及び業務管理の対象となっており、規制ライセンスによっても管理
されている。ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッド(「WWSL」)は内部の監査部門を有している。
内部監査部門はWWSLの監査委員会に報告し、内部監査委員会は優良な財務慣行の維持とこれらの慣行の整合性を保
つための管理を行う責任がある。同部門は年次財務諸表を審査し、適宜会議を行うことにより取締役会と外部の監
査人とのコミュニケーション・ラインを提供する。同部門の権限及び義務に関する正式な調査範囲がある。
内部管理のシステムは事業環境の変化に伴い、今後も審査、改善、もしくは更新していく。取締役会は内部監査
人による独立した評価により内部管理の継続性と効果を定期的に確認する。取締役会は現在の内部管理システムは
当社グループの利益を守るために十分なシステムであると考えている。
• 上席経営陣会議
当社グループは常勤取締役とすべての部門長から構成される上席経営陣会議を毎週開催している。この会議の目
的は緊急を要する事由について審議し、決定することである。ここでの決定事項は全ての従業員に直ちに伝えるこ
とができる。これらの会議を通じて、取締役会は重要な業務上もしくは財務上のリスクを特定することができる。
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• 財務会議
当社グループは、週に一度、財務及び資金に関する重要な問題について話し合い、当社の財務状況を監視するた
めに会議を開催する。これらの会議を通じて、新たな財務に関する状況もしくは懸念点が早い時点で強調され、適
切に対処することができる。この会議のメンバーはグループ取締役社長、常勤取締役、秘書役、法律顧問及び財務
担当者から構成される。
•
現場の視察
常勤取締役は生産現場や事業部門の現場へ行き、様々なレベルの従業員と対話し、協議し、実行した戦略の効果
を直接評価する。
リスク管理
当社グループの安定した財務プロファイルは、事業活動の中で発生するリスクを軽減するための内部管理及びリス
ク管理のシステムの結果である。これは当社グループのノンリコース・ベースでの規制資産取得の戦略に象徴されて
いる。このような買収として、パカ及びパシール・グダン発電所、エクスプレス・レール・リンク、エレクトラネッ
ト及び、最近ではウェセックス・ウォーター、及びPTジャワ・パワーの買収がある。これらの資産は事業コストと収
益の流れが非常に予測しやすい、という共通点があり、これにより安定した、予測可能なキャッシュ・フロー及び利
益が生み出され、安定した規制環境とそれぞれの市場における事実上の独占状態によりさらに強化されている。
さらに、長年の間、当社グループはリスクを抑えるために、建設プロジェクトやセメント工場の事業を請け負う際
に、現地当局及び州政府と合弁契約を締結する方針をとっている。不動産開発部門では、プロジェクトを請け負う場
合に、当社グループは土地の所有者(特に政府の場合)と合弁契約を締結している。この戦略によりコストを抑え、
不動産市場における大幅な価格の下落に対する抵抗力を備えることができる。例えば、当社グループのセントゥル・
ラヤ開発プロジェクトは、ケレタピ・タナー・メラユ・バーハッドとの合弁で請負、パンタイ・ヒルパークはクアラ
ルンプール市当局との合弁で行われている。タマン・プンカック・キンララ及びタマン・パカタン・ジャヤなどその
他のプロジェクトは、それぞれセランゴール及びペラック州政府との合弁事業として行われている。
当社グループの事業活動のすべての分野は何らかのリスクを伴うことを取締役会は認識しており、経営陣が定義さ
れたパラメーター及び基準に従ってリスク管理を行うための有効なリスク管理システムの維持を保証するよう努めて
いる。
当社が直面する重大なリスクの特定、分析及び管理は継続的なプロセスであり、各事業レベルで行われる。当年度
中、この機能は、内部管理システムの適切性と全体性を保証するために経営会議に業務執行取締役が直接参加したこ
とにより行使された。当社の事業に影響を与える重大なリスクの特定及び分析のプロセスの検討と更新、並びにこれ
らのリスクを管理するための方針及び手続に重点が置かれている。
経営陣は、各自の担当事業に該当する重大なリスクの特定及び分析を行い、適切な内部管理手続の設定と運営の義
務がある。これらのリスクには継続的に評価され、リスク管理の不備、情報システムの故障、競争、自然災害及び規
制など社内外のリスクに関するものが含まれる。
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取締役社長は重大なリスクに影響を与える事業の重大な変化及び外部の環境について取締役会に報告する。システ
ム改善の必要性がある場合には、取締役会は監査委員会及び内部監査人の推奨する内容を検討する。
取締役会は今後も各事業分野において直面する事業、営業及び財務リスクの特定、評価及び管理を行い、また定期
的に戦略を見直して、リスクが軽減され、管理されているかを確認し、当局が発行するガイドラインを遵守する。
金融リスクについては、財務書類に対する注記2の「金融リスク目的及び管理」を参照のこと。
5 【経営上の重要な契約等】
(1) 2006年度当初から本書の日付までの間に他企業との合併または合併の契約はなかった。
(2) 同事業年度当初から本書の日付までの間に、当社の事業に重大な影響を与えるような、当社による事業の全部ま
たは重要な部分の譲渡、または他企業の事業のすべてまたは大部分の取得はなく、また、当該期間中、当社は上記
に関連する契約は一切締結しなかった。
(3) 当社の事業の全部または重要な一部分を賃貸もしくは預託する契約、別の当事者と当社の営業利益及び損失を共
有する契約、もしくは当社の事業に重大な影響を与える技術協力もしくはこれに類する契約の締結はなかった。
6 【研究開発活動】
該当なし。
7【財政状態及び経営成績の分析】
公共事業部門
当グループの公共事業部門は今年もすばらしい業績を達成し、マレーシア、英国、オーストラリア及びインドネシ
アのすべての事業部門において堅調な財務業績を達成した。
発電事業
パカ及びパシール・グダン発電所(マレーシア)
パカ、テランガヌ及びパシール・グダン、ジョホールにある当社の2つの複合サイクル、ガス燃焼発電所の総発電
量は1,212メガワットである(パカ発電所は808メガワット、パシール・グダン発電所は404メガワット)。
当年度中、当グループの発電所の全体的な平均利用率は92.93%であり、これは定期点検のために昨年度から約
2.6%と若干ではあるが減少した。パカ発電所は前年度の96.34%に対して全体的な平均利用率95.83%を記録し、利用
率の低下はスチーム・タービンと発電機の総点検によるものである。その一方で、パシール・グダンの平均利用率は
前年度の93.96%に対して90.02%で、これは同発電所のスチーム・タービン及び発電機の点検及び配給統制システム
(DCS)のアップグレードにより2006年6月に完全に発電所を閉鎖したことによるものである。DCSは発電所の心臓部であ
り、発電所の運転を制御し、監視する。
当年度の総出力量は7,736,304 メガワットと若干増加したが、この増加は主にテナガ・ナシオナル・バーハッド
(「TNB」)がパシール・グダン発電所に追加で依頼したことによるものである。
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パカ及びパシール・グダン発電所の運転管理は、引き続き、2001年12月に締結した8年間の運営管理契約に基づき、
当社の完全子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・サービシズ・センドリアン・バーハッドが行っている。
ジャワ・パワー(インドネシア)
P.T.ジャワ・パワー(「ジャワ・パワー」) は、東ジャワにある設備容量1,220メガワットの最新、高品質、及び石
炭を燃料とする発電設備を所有している。当グループは2004年12月にジャワ・パワーの35%の持分を取得し、30年間
の契約に基づき、ジャワ・パワーの運営管理を行う、P.T.ワイ・ティー・エル・ジャワ・ティムール(「ジャワ・テ
ィムール」)の100%の持分も取得した。
ジャワ・パワーの発電所は2つの発電ユニットから成り、各設備は610メガワットの発電容量があり、2000年11月か
ら商業的な稼働を始めた。同工場は、インドネシアでもっとも開発が進んでおり、人口も多いジャワのプロボリンゴ
地区のパイトン発電コンプレックスにある。ジャワ・パワーは30年間の電力購入契約に基づきインドネシア政府が保
有する総合公共事業であるP.T.ペルサハーン・リストリック・ネガラ(「PLN」)に対して電力を供給している。ジャ
ワ・パワーのその他の株主はシーメンズAGの完全子会社であり、50%を保有するジャワ・パワー・ホールディング・
GmbHと、残りの15%を保有するP.T. ブミペルティウィである。
インドネシアの電力需要は2005年に6.5%増加し、世界銀行は2012年までに6%増加すると予想しており、電力危機
を回避するために大幅な設備投資が必要になると考えられる。インドネシアの電化率約57%は約90百万人の人が電気
を利用していないことを示しており、この点から、現在の政府は2020年までに現在の人口の約90%までに電気の利用
率を高めることを目標としている。
当年度中の需要の増加により、ジャワ・パワーは追加の電力供給を行い、ジャワ・パワーの電力購入契約に基づく
83%に対して、実際の供給率は89.98%となった。ジャワ・パワーの2005年度の業績は2000年の運転開始以来最高の業
績であり(ジャワ・パワーの事業年度末は12月31日である)、2006年6月30日までの6ヶ月の業績はさらに改善し、供
給率は95.83%となった。ジャワ・パワーは契約した供給率83%を超える電力供給について追加の支払をPLNより受け
取り、2005年度の高い供給率により、運転開始以降初めての追加の支払を受けた。
ジャワ・パワーの運営管理はジャワ・ティムールが行っており、同社はすべての運営・管理業務を調整、監督、管
理する義務があり、発電所を運営管理するために必要とされるすべてのサービス、物品及び資材を調達する義務があ
る。この投資により、当グループは石炭を燃料とする発電所の運営及び管理の専門知識を引き続き習得している。
送電事業
エレクトラネット(オーストラリア)
エレクトラネット・プロプラエタリー・リミテッド(「エレクトラネット」)は引き続き堅調な業績を達成し、
99%以上の送電網利用率を維持している。当グループは2000年にエレクトラネットに対する33.5%の持分を取得し、
同時に、エレクトラネットの送電網の管理を行うエレクトラネット・トランスミッション・サービシズ・プロプラエ
タリー・リミテッドの33.5%の持分を取得した。
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エレクトラネットは200年の委託契約に基づき南オーストラリア地域における高電圧送電網を運営・管理し、南オー
ストラリアの発電所から現地の公共事業会社が運営する供給網もしくはその他の大規模なエンドユーザーに対して高
容量の設備を提供している。200,000平方キロメートルの範囲にわたって、エレクトラネットの送電網は約6,000回線
キロメートルの送電線と76の変電所/開閉所を通じて、南オーストラリア地域の人口の99%以上に電気を供給してい
る。
エレクトラネットは通常、調整前の5年間の規制機関について適用される収益制限の対象となっている。現在の収益
制限は2003年1月1日に発効し、2008年6月30日までの5年半の期間有効である。
水道及び下水道事業
当年度中、当グループの子会社であり、ウェセックス・ウォーター・リミテッド(「ウェセックス・ウォータ
ー」)の持株会社であるワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ(UK)リミテッドは、英国貿易産業省(DTI)が編
纂する2006年経済的付加価値スコアカードにおいて、付加価値の点において、欧州企業700社の中で347位にランキン
グされた。経済的付加価値スコアカードは英国及びその他の欧州企業を富の創造、株主資本利益率及び付加価値の点
から分析し、ランク付けするものである。
ウェセックス・ウォーター(英国)
ウェセックス・ウォーターは高いレベルのサービスを顧客に提供し、英国でも最高レベルの飲み水、下水処理及び
水浴び場用の水の遵守率を達成し、さらにすばらしい一年となった。当社は5回連続で栄えあるチャーター・マーク
の表彰を受け、1992年にチャーター・マークが導入されて以来、その事業全体についての表彰を受け続ける唯一の水
道及び下水道会社となった。チャーター・マークは優れた顧客サービスの英国政府による国内基準であり、3年間有
効である。
ウェセックス・ウォーターは、一貫して効率的な水道・下水道会社として、すばらしい業績を維持し、資本、営業
支出及び規制当局である水道事業局(「OFWAT」)の定めるその他の主要な目標値を引き続き上回る結果を出してい
る。
ウェセックス・ウォーターは、英国政府が付与した25年間の契約に基づき、イギリス南西部の10,000平方キロメー
トルにおいて、1.2百万人の顧客に水道サービスを、2.6百万人に下水設備を提供している。ウェセックス・ウォータ
ーは生水の回収と処理、高品質な飲み水を保存し、地域内のすべての世帯及び事業者に供給し、下水を回収、処理
し、環境に安全な形で戻すなど、複雑な業務を行っている。
ウェセックス・ウォーターの規制上の規制資産ベース(「RAB」)は、2005年3月31日に終了した規制対象年度につ
いて、前年度の1,725百万ポンド(1ポンド=6.8マレーシア・リンギットのレートで、117.3億マレーシア・リンギッ
ト)から6.32%増加し、1,834百万ポンドとなった(124.7億マレーシア・リンギット)。2006年6月30日現在、ウェセ
ックス・ウォーターのRABは1,861百万ポンド(126.5億マレーシア・リンギット)であった。
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今後の見通し
当グループは今後も中核的なビジネス哲学に依拠し、慎重かつ規律を守る金融管理に集中し、公共事業部門におい
ては長期の、予想できる収益を提供するプロジェクトと投資を行っていく所存である。
主にノンリコース・ファイナンスを通じて公共事業を買収し、グリーンフィールド投資の資金を調達する当社の方法
により、単独で商業的に生き残れるプロジェクトのみに投資することが確実になり、今後も当社の成長戦略の重要な
一部となることが予想される。
さらに、第9期マレーシア・プランで発表されたプライベート・ファイナンス・イニシアティブ (PFI)によって、
開発事業への民間参入機会が増加することが期待され、当グループの専門分野の範疇にあるすべてのイニシアティブ
を十分に検討する予定である。
マレーシアの電力産業の再編成に関する独立系発電事業者(IPP)とマレーシア政府及びTNB間の協議は継続中であ
る。当グループのグリーンフィールド・プロジェクト開発における模範的な実績と価値を高める戦略、並びにプラン
ト運営管理の分野における専門知識は、国内及び海外において、公共事業部門におけるすべての重要な分野で投資機
会が生じた場合、大いに役立つものと期待される。
セメント製造部門
当年度の当グループのセメント部門はすばらしい業績を達成し、これは主に工場及びロジスティクス上の効率性及
びセメント価格の堅調な回復によるものであった。さらに、当グループのセメント工場の稼働率は輸出の増加により
引き続き良好であった。顧客サービスは最優先事項であり、当グループはさらなる顧客満足のために高品質、高機能
かつ特殊な商品の幅を引き続き拡大することに重点を置いている。
ポルトランド・セメント事業
ペラク・ハンジュン・サイメン・センドリアン・バーハッドの買収後、当グループの硬質レンガの製造量は4.2百万
メートルトン増加し、セメントの製造量は6百万メートルトン増加した。当グループは引き続きマレーシア半島におけ
る市場での存在感を強化するとともに、海外でも輸出の増加を通じて事業を拡大した。輸出量は当年度中増加し、セ
メント部門はASEAN地域、インド亜大陸及び中東地域の複数の国に硬質レンガ及びセメント関連の商品を輸出してい
る。
スラグ・セメント及びフライアッシュ・セメント事業
当グループのスラグ・セメント工場は、これらの製品の需要が高まったために、ピークレベルの稼働率で運転を続
けた。当該事業部門は顧客の特殊なニーズに応えるため、フライアッシュ・セメントも製造しており、当グループは
マレーシアで唯一すべての混合セメント商品を製造、販売できるセメント製造会社となった。その結果として、当グ
ループの商品は市場において好評を博しており、特に特殊商品のニッチ市場では評判が高く、顧客のニーズに応える
革新的な新商品の研究開発努力は今後も続ける。
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生コンクリート事業
当年度中、生コンクリート部門は引き続き好調であり、主な都市部で市場シェアを維持し、その結果として拡大さ
れたマレーシア国内の販路により、成長及び拡大の機会を促進し、当グループがさらに効率よく、国内の顧客に対し
てサービス提供することが可能となった。
海外事業
当グループの成長戦略により、当グループはマレーシア全土において事業及び販売ネットワークを有する唯一のセ
メント製造会社となった。この成長モデルの成功により、セメント部門のASEAN諸国、中国及びインド亜大陸への地域
拡大を推し進める。
将来の見通し
政府が9MPに基づくプロジェクトを実施し始めるため、セメント及びセメント関連商品の需要は2007年に大幅に増加
することが期待される。9MPで発表されたプライベート・ファイナンス・イニシアティブ (PFI) により、開発事業へ
の民間参入の機会が増えることが期待され、橋、道、空港及び高速道路など政府のインフラ計画の割当は地域産業に
おける供給過剰状態を緩和するものと予想される。当グループの長年の強力な顧客サービスをフル活用し、これらの
分野における顧客ニーズに応じたセメント商品の開発を引き続き行うことができるものと考えている。
当グループの開発戦略及び業務上の効率性により不安定な原油価格及び金利変動などのマイナス要素による影響を
緩和できると考えている。さらに、現在も管理された商品項目となっているポルトランド・セメント価格の値上げを
求めるマレーシアのセメント・コンクリート協会による提案に関する政府の決定はまだ出されていない。また、当グ
ループは引き続きより革新的でコスト効率の良い製造方法及び新たな燃料技術を開発、供給し、国内及び海外のセメ
ント市場において安定的に事業を構築し、その地位を維持する。
地域的には、セメント部門は引き続き輸出市場を開発し、中国やインド亜大陸などのアジア地域及び国際的には中
東諸国などでのセメント需要の増加に対応する。
建設部門
建設業界の住居部門は当年度も住居の需要が順調だったことにより若干の回復が見られた。当グループの建設部門
は、インフラ開発契約及び住居や営業用不動産の建設契約などのポートフォリオにより、2005年度中の国内建設業界
の1.6%の縮小にもかかわらず、当年度中も引き続き好調であった。
インフラ設備プロジェクト
2006年7月に、レブラヤ・マハメルとセントゥルをつなぐ高架道路であるセントゥル・リンクが完成した。当該道路
は、デワン・バンダラヤ・クアラルンプール(DBKL)に基づく設計及び建造プロジェクトであり、当社の完全子会社
であり、当グループの旗艦建設会社であるシャリカット・ペンベナーン・ヨー・ティオン・レイ・センドリアン・バ
ーハッド(「SPYTL」)が引き受けた。将来の歩行者及び交通量の増加に対応するためのセントゥル郊外再開発プロジ
ェクトの中及び周辺の新しい道路の建設作業も順調に進んでいる。
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営業用不動産
ペラックのプラウ・メンタゴールの建設現場では、マリーナ及び周辺のインフラの建設工事が行われており、SPYTL
がマレーシアの運輸省の依頼により引き受けている。当該プロジェクトは2007年中旬に完了予定である。
また、当社は2007年中旬に完成予定であるアセアン・ビントゥル・ファーティライザー・センドリアン・バーハッ
ドの高度な下水処理施設の更新のためのエンジニアリング、調達、建設及び試運転を請け負っている。完成時には、
マレーシア国内では最新鋭の下水処理設備となる。
住宅
2006年7月に、SPYTLはセントゥル・ウェストのザ・メープルの建設工事を完了した。当該住宅は30階建ての2棟か
ら成る318戸の高級コンドミニアムで構成される。SPYTLは、2003年にザ・メープルの設計及び建設事業を完成までの
一括契約として受注した。一方で、高層タワー4棟から成る487戸の高級コンドミニアムから構成されるセントゥル・
イーストのザ・サフロンの次の工期の建設工事が2006年5月から開始され、2008年中旬には完成予定である。
当社の子会社であるパカタン・ペラクビナ・センドリアン・バーハッドが開発しているプチョンのレイク・エッ
ジ・プロジェクトの建設工事は予定通り進んでいる。175戸の二階建てテラス・ハウスから構成される第1工期は2005
年11月に完了し、2006年7月には、それぞれ2.5階建てテラス・ハウス87戸と33戸から成るレイク・エッジの第2工期
及び第3工期が終了した。
スンゲイ・ベシのレイク・フィールズの開発も進行中である。SPYTLがレイク・フィールズのデベロッパーを担当し
ている。それぞれ238戸と276戸の3階建て住居から成る第1A工期と第1B工期の建設工事が2005年に開始された。両工
期とも2007年中旬に完成予定である。
当年度中受注した新規プロジェクトとしては、ジョホールのタマン・カハヤ・マサイ開発プロジェクトにおける中
コストの二階建てテラス・ハウス102戸から成る第5C工期があり、当該プロジェクトは当グループの子会社であるバユ
マジュ・デベロップメント・センドリアン・バーハッドが開発している。
今後の見通し
当グループは、今後の建設事業も営業用不動産及び住居の開発により推進されるものと期待している。進行中のプ
ロジェクトには、セントゥル郊外再開発プロジェクトの新たな工期が含まれ、今後5,6年の期間で約7000戸の新た
なコンドミニアムが建設される予定であり、その他にプチョンのレイク・エッジの住宅開発と及びスンゲイ・ベシの
レイク・フィールズがある。
2006年3月に発表された9MPにおける新たなインフラ開発プロジェクトは、9MPのインフラ・プロジェクトの実施が開
始されるにつれて、民間のエンジニアリング部門での成長を促進することが期待される。これには880の新たな建設プ
ロジェクトが含まれ、総額約150億マレーシア・リンギットとなる。さらに、9MPの中で発表されたプライベート・フ
ァイナンス・イニシアティブ (PFI) は、開発プロジェクトに対する民間企業の参入機会を増やすものと期待され、当
グループの建設技術の専門知識の範疇にあるすべてのイニシアティブを十分に検討する所存である。
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不動産開発部門
当年度の国内の不動産市場の売上高と新規事業は若干減少したが、一部の有利な立地のプロジェクトは引き続き順
調に販売されている。これにより、セントゥル・プロジェクトの新たな工期としてセントゥル・イーストのザ・サフ
ロンが販売されることとなった。
レイク・エッジ
当年度中、今までに開始されたプチョンのレイク・エッジ・プロジェクトの4工期の建設工事が完了した。2階建
てのコートヤード・ホームズは2,500平方フィートの敷地に配置されており、パビリオン・テラス、ガーデン・テラス
及びプロメナード・ホームズは2.5階建てで3,100平方フィートの敷地に配置されている。これらの不動産の革新的な
デザインが購入者に好評を博しており、レイク・エッジの新たな工期はバンガローやセミデタッチハウスから構成さ
れる。レイク・エッジを開発する上で、当グループは豪華なゲーティッド・コミュニティの中に高品質な住居のエン
クラーブを創造し、全体的なライフスタイル・コンセプトを作り上げることに重点を置き、これが購入者に人気を博
した。
レイク・フィールズ
当グループのスンゲイ・ベシにおけるレイク・フィールズ・プロジェクトの開発は順調であり、2007年中旬には完
成予定である。レイク・フィールズは2,500平方フィートからの敷地に配置された3階建ての住居を提供し、贅沢な空
間の創造するように設計されている。緑の豊富なランドスケープの中の美しい湖畔に建てられたレイク・エッジの住
居は、今までに販売が開始された第3工期まですべて優秀な入居率を達成している。
セントゥル・イーストとセントゥル・ウェスト
当グループのセントゥル郊外再開発計画は引き続き順調であり、セントゥル・マスタープランに基づく第二期のプ
ロジェクトが終了した。セントゥル・ウェストのザ・メープルの空室は2006年8月に引き渡された。高級コンドミニア
ムから成るザ・メープルは、そのユニークなデザインから国内及び海外の購入者を魅了し、非常に高い入居率を達成
した。
レブラヤ・マハメルとセントゥルをつなぐ高架道路であるセントゥル・リンクも完成し2006年7月に予定通り開通し
た。当該道路により、セントゥル地域への交通渋滞が緩和された。
当年度中、セントゥル・イーストのザ・サフロンはセントゥル・イーストで開始された第二期の開発プロジェクト
であり、これは大変好評だった前回のザ・タマリンドのデビューを受けてのプロジェクトである。ザ・サフロンは17
階建てのブロック2棟と24階建てのブロック2棟から成る487戸から構成され、広大な敷地に3つの独立したプール、
テーマのある庭と高級感のあるサフロン・パークがあり、これらすべてによい、最新の工期は88%の入居率を達成し
た。
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パンタイ・ヒルパーク
当年度中、当グループのパンタイ・ヒルパーク・プロジェクトの最新工期であるアンダルシアが2006年度のFIABCI
マレーシア・プロパティ賞の住宅開発(高層)部門で最優秀賞を受賞した。アンダルシアの工事は完了し、2004年に
引き渡されている。
パンタイ・ヒルパーク開発の次工期はセントリオであり、セントリオは厳選された小売店、ブティック、オフィス
及び高級ロフトアパートから構成され、将来予定されているセミデタッチ住宅及びバンガローなどの中心的な地点と
なる。これらの新たな工期はパンタイ・ヒルパークがクアラルンプール市内でも人気の地域となるために設計されて
いる。
タマン・カハヤ・マサイ
ジョホールにおける当グループのタマン・カハヤ・マサイ計画の最新工期は二階建てテラス・ハウス102戸から成る
第5C工期であり、2007年後半に完成予定である。当該プロジェクトのこれ以前の工期は、主に2階建てテラス・ハウ
スから構成され、大変好評を得て、高い入居率を達成すると共に、更に追加住居の需要を後押しした。
タマン・パカタン・ジャヤ
イポーのタマン・パカタン・ジャヤは現在2階建て及び1階建ての住居から構成されている。昨年は第2H(a)工期と
第4(a)工期が完了し、当グループは引き続き追加の工期を開始する予定であり、第4(b)工期は279戸の2階建て住居か
ら構成され、2006年後半に工事が開始される予定である。その後の開発工事としては、2階建て住居、商業施設及び
バンガロー区画が予定されている。
今後の見通し
当グループの差別化を図った商品とサービスが、金利及び住居の供給過剰など現在の市場における厳しい状況に対
応する強固な基盤となると考えている。9MPはマレーシアの不動産産業における長期的なファンダメンタルズは引き続
きプラスであり、当グループは、若い世代、人口増加、都市化の増加及び堅調な国内総生産成長により、長期的には
当社の不動産に対する需要は支持されるものと考えている。
「マレーシア、第2の故郷」政策に基づく外国人による不動産購入に関する法律の緩和は外国人の購入者に対する
不動産の営業についても緩和し、当グループの顧客候補者の裾野を広げた。可処分所得が国内平均を上回っているマ
レーシアの不動産市場の中でも、クアラルンプールとジョホールは「より良い」市場であり、当グループの不動産事
業の本拠地となっている。
レイク・エッジ、レイク・フィールズ及びセントゥルは今後数年間は当グループが重点を置く事業の中核となるこ
とが予想され、パンタイ・ヒルパーク、タマン・パカタン・ジャヤ及びタマン・カハヤ・マサイの新たな工期も近い
将来には当社の成長の原動力となることが期待される。当グループは引き続きクリエイティビティ、責任ある開発及
び顧客にライフスタイルを提案するコミュニティの開発を重視した、顧客の利益のために最も厳しい基準をクリアし
た住居の提供に重点を置く。
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ホテル開発及び管理部門
2006年6月に終了した営業利益は前年度を上回った。商品改善プロジェクトが今年の最優先課題であった。この計画
は主なホテルの今後の大幅な収益及び利益増加を可能にするためである。パンコール・ラウト・リゾートはヴィラの
改装を開始した。タンジョン・ジャラ・リゾートはスパ施設を改装し、スパ・ヴィレッジを開設した。リッツ・カー
ルトン、クアラルンプールはすべての部屋及びスイートの改装を開始した。
パンコール・ラウト・リゾート
パンコール・ラウト・リゾートは引き続き世界中から賞を獲得している。昨年度はオーストラリアのグルメ・トラ
ベラー誌の世界のトップ20のスパの一つに選ばれ、米国の葉巻愛好家雑誌のベスト・スパ・リゾート(国際部門)に
選ばれ、英国版コンデナスト・トラベラーズ誌の2006年読者賞のトップ・デスティネーション・スパの6位に選ば
れ、5年連続で、アメリカン・アカデミー・オブ・ホスピタリティー・サービシズの「ファイブ・スター・ダイアモ
ンド賞」を受賞した。マリナ・ベイのパンコール・ラウト・エステートは英国版タトラー・トラベル・ガイドの世界
のベストホテル101に入賞し、スパ・ヴィレッジはアルティミット・スパ・ガイド2006年(シンガポール)のマレーシ
アのベスト・スパに選ばれ、スパ・アジア・マガジンのスパ・アジア・クリスタル賞でベスト・デスティネーショ
ン・スパを受賞した。
今年の本リゾートの焦点は新たなレベルのパフォーマンスとイメージを可能にするために設備を改装し、アップグ
レードすることであった。ザ・ヒル、ガーデン・アンド・ビージ・ヴィラは室内装飾品、化粧台エリア、及び露天風
呂、エアコン及び給湯システムなど、内装を全面的に改良した。
急勾配の屋根、木の垣根や木の天井などの伝統的な要素には新たな解釈を加えて、新しい感覚の熱帯シックなスタ
イルを醸し出すために、モダンな素材と組み合わせた。キングサイズベッドに新しい木のヘッドボードのフレームと
新しい着色加工した木のクローゼットと作業デスクは磨き上げられた床材に対して深みと対照的な印象を与える。バ
スルームも完全に改装され、高級感があり、広い空間になっている。材質のコントラストを出すために天然石と木を
利用している。磨き上げられた大理石の床、鏡及び陶器の御影石の台にセットされた独立した洗面台はひんやりとし
た印象の空間を作り上げる。ここでも中心は大きな御影石の浴槽であり、屋外で気持ちの良い入浴ができる浴槽か、
ガラス窓とプライバシーのためのブラインドのあるものが用意されている。
新しいヴィラで使用されている自然素材は高級なファブリックと特別に選ばれた芸術品を配し、伝統とモダンとの
見事に融合した印象を与え、ここでも高級感と癒しを重視している。旅行関係者からは、パンコール・ラウト・ヴィ
ラは世界の他の有名なリゾートの設備より優れているとの評価を得ている。
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タンジョン・ジャラ・リゾート
タンジョン・ジャラの「スチムルニ」というコンセプトは、リゾートの宿泊客の健康をあらゆる側面からサポート
することであり、引き続き好評である。マレーシアの伝統的なスパ・トリートメントは、スチムルニを体験するため
に不可欠な要素であるが、宿泊客に大変好評であったため、ザ・タンジョン・クラブのスパは本当のスパ・ヴィレッ
ジにアップグレードされた。新しいスパ・ヴィレッジ・タンジョン・ジャラは2名の利用者用に設計された7つのト
リートメント・パビリオンの集まりである。「マンディ・ブンガ」の屋外のバス・エリアは各パビリオンのプライベ
ート・ガーデンの中心にある。シャワーと脱衣所もこれらの設備に含まれている。
タンジョン・ジャラ・リゾートは世界的にもユニークなスパとして位置づけられており、現在でも本物のマレーシ
アのセラピーを行っている最初かつ唯一のスパである。
ザ・ネラヤンのビーチサイド・レストランはメインのレストランについては、空調を効かせるため空間をクローズ
し、ビーチの眺めを楽しめるように外側に新たなテラスを追加した。これにより、レストランの席数は以前の56席か
ら80席になった。この改装によりレストランが使いやすくなり、ゲストの快適性も高くなった。
タンジョン・ジャラ・リゾートは、今まで受賞した数々の賞に加えて、英国のザ・インディペンデント日曜版の
「今週のホテル」に選ばれ、英国版コンデナスト・トラベラー誌では「世界の七不思議の一つ」とされ、またアメリ
カン・アカデミー・オブ・ホスピタリティー・サービシズの「ファイブ・スター・ダイアモンド賞」を5年連続で受
賞した。また、当該スパは英国版コンデナスト・トラベラー誌の読者賞の外国ホテルのスパ部門で5位に入賞した。
キャメロン・ハイランド・リゾート
キャメロン・ハイランド・リゾートは2006年5月に開業した。当グループのマレーシアで3番目の高級リゾートと
して、56の客室は国内の一流リゾートのゴルフコースに隣接した最高の立地にある。高原の環境を生かすためのデザ
インとコンセプトと、古き英国風の魅力のある建物で、ホテルの内装はイギリス上流階級の植民地時代の住居の雰囲
気があり、リーディング・ルームとハイランド・バーにはゲストを暖かく迎える暖炉が設えられている。
全ての部屋とスイートルームにはキングベッドを配し、中には四柱式ベッドもあり、快適な長椅子と肘掛け椅子の
ある応接室と贅沢なバスルームが備えられている。3つのスタイリッシュなレストランがあり、一つは朝食と夕食に
はコロニアル料理を提供するザ・ダイニング・ルーム、ランチと伝統的な英国式の午後の紅茶を提供するジム・トン
プソン・ティー・ルーム、及びキャメロン・ハイランドで唯一の日本食レストランであるゴンベイがある。宴会場と
7つの大会合場が会議や社交的な集まりのために利用することができる。ザ・スパ・ヴィレッジ・キャメロン・ハイ
ランズは、この地域で育てられているお茶の疲労回復効果を利用したオリジナルのティー・バスやその他の多様なト
リートメントを提供している。
キャメロン・ハイランド・リゾートはこの人気の高い高原のリゾートに植民地時代の威光のイメージを復元してい
る。当リゾートのスローガンである「Trails, Tales and Tradition」はこの緑豊かなジャングル・トレール、神秘的
な雰囲気及び植民地時代の遺産などの本質を捕らえている。
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JWマリオット・ホテル、クアラルンプール
JWマリオット・ホテル・クアラルンプールはクアラルンプールにおける会議、コンファレンス及び特別なイベント
の際の宿泊先として、最初に選ばれるビジネスホテルとしての評判を引き続き強固にしている。スターヒル・ギャラ
リー内のフィースト・ヴィレッジによる食事の柔軟性及び選択肢の幅により会議などの開催経験が多いことにより、
競争でかなり有利な状況にある。製品レベルは全ての客室におけるベッドリネン、枕及びプラッシュのカバーなどの
寝具類のアップグレードによりさらに改良された。
ヴィスタナ・ホテル・グループ
ヴィスタナ・ホテル・グループは、高い利用率のヴィスタナ・クアラルンプールに先導されて、引き続き好業績を
おさめている。顧客による当該ホテルの商品価値の認識を改善するために、当ホテルは引き続き商品のアップグレー
ドを行っており、この取り組みの一つとして、すべての客室を改装した。
スパ事業
スパ・ヴィレッジはYTLが運営するホテルの必要不可欠な一部分であり、各リゾートと主なシティ・ホテルにある。
当該ブランドの非常に好評であり、短期間で複数の賞や表彰を受けている。
スパ・ヴィレッジは5月に、英国の有名デパートであるハロッズ内のアーバン・レトリートの招待により、ロンド
ンにおいて大成功を納めたスパ・フェスティバルに1ヶ月間参加した。パンコール・ラウト、タンジョン・ジャラ及
びクアラルンプールから派遣された3名のセラピストがアーバン・レトリートに常駐し、マレーシアの代表的な伝統
的トリートメントとして選ばれた5つの特別なトリートメントを紹介した。これに対する反応は大きく、スパ・ヴィ
レッジとリゾートを紹介する貴重な機会となった。スパ・ヴィレッジは来年同様のプロモーションのためにハロッズ
に招待されることとなった。その他の場所でも同様のマーケティング活動が予定されている。
ワイ・ティー・エル・トラベル・センター
ワイ・ティー・エル・トラベル・センターは引き続き好調な成長を続けており、パンコール・ラウト及びタンジョ
ン・ジャラ・リゾートの旅行事業の最大の拠点となっている。前年度に対して全体的な売上は7%増加した。トラベ
ル・センターの役割は、当グループのリゾートへのすべての旅行の手配のワン・ストップ・センターとして確立され
ている。現在事業の効率化のための取り組みが行われており、パンコール・ラウト及びタンジョン・ジャラ・リゾー
トのオンラインの予約システムが計画されている。
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イースタン・アンド・オリエンタル・エクスプレス
当年度はE&Oにとって力強い成長の一年となった。津波被害の後の地域的な停滞から事業は大幅に回復し、2007年以
降の見通しについては新たな確信がある。
バンコクからシンガポールまでの3日間の旅が2006年1月に開始され、熱狂的な反響を呼んでおり、活気ある南行き
の乗客を乗せて運行しており、これらの旅の経営効率も改善された。さらに、この新たな旅程はマスコミから注目さ
れ、世界中の主なメディアでこの電車が幅広く紹介されている。
2007年の見通しは非常に期待できる。E&Oの従来の市場は堅調な成長を見せており、市場開拓の努力は顧客ベースの
拡大を助けている。当社は来年度も好業績を達成できる状況にあると考えている。
情報技術、電子商取引プロジェクト部門
当グループは新技術を開発、使用する高成長、知識集中型の会社のインキュベーション及び投資を引き続き行って
いる。しかし、昨年報告したとおり、当グループの戦略的投資の条件に合った国内のIT及び電子商取引部門における
投資機会が少ない状況は当年度も続いている。
デジタル・メディア・アプリケーション
当グループの子会社であるインフォスクリーン・ネットワークス・ピーエルシーは、同社の知名度を英国内で上げ
て、資金調達を支援し、当グループのための価値創出を行うため、2005年6月にロンドン証券取引所の新興企業向け市
場であるAlternative Investment Market(「AIM」)に上場した。上場されてから間もないため、当年度中は、英国
に拠点を置くインキュベティーからの募集はなかった。AIM市場は、若くて、発展途上の企業を対象としたロンドン証
券取引所の国際的な市場であり、これらの事業がロンドン市場の資本と流動性を享受することを可能にしている。
INPの完全子会社であるワイ・ティー・エル・インフォスクリーン・センドリアン・バーハッド(「YTLIS」)は引
き続きマレーシア国内におけるプラズマベースのデジタル・メディア・ネットワークの先駆者として成長を続けてお
り、社内で作られた高品質なデジタル・コンテンツを発表している。YTLISはデジタルネットワークの所有、運営者と
して、マレーシア国内のデジタル・ナローキャスト・メディア部門における革新者であり、 デジタル・メディア・ソ
リューションの開発も行っている。当年度中のYTLISの成長は、スンゲイ・ワン・プラザ、クアラルンプールのビンタ
ン・ウォーク・エリア及びKLIAエクスプレス電車における、主なブランドに対するデジタル・ナローキャスト・メデ
ィア・ネットワーク上のメディアの売上増加によるものである。
電話技術ソリューション
当グループの子会社であるエスティバ・コミュニケーションズ・センドリアン・バーハッド(「エスティバ」)は
引き続き付加価値のある選択的音声サービスプロバイダー(「AVSP」)及び電話ソリューション及びサービスを提供
しており、個人や国内及び国際的企業を含む2,800の顧客にサービスを提供している。エスティバのAVSPサービスの需
要の低下は、当年度中の業界の競争激化によるものである。
したがって、エスティバの今後の目標としては、現在のサービスに相乗効果のある代替ビジネスの開拓が含まれ、
この競争の厳しい業界において勝ち抜くために、ブロードバンド・チャンネルを利用した音声サービスの研究開発も
行っている。
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アプリケーション開発
当年度中、当グループのIT部門は以前に開発したロイヤティ・カード・ポイントのトラッキング・ソフトウエアの
改善を引き続き行い、YTLISのスケジュールソフトウェアも改善し、消費者間公告とオークションサイトを開発した。
当グループはKLIAエクスプレス及びKLIAトランジット鉄道システムの自動料金回収システムも管理運営している。
今後の見通し
情報と通信技術(「ICT」)に対する政府の関心の増加は、産業にとっての利益とみなされる。9MPと2007年の予算
案に従って、政府はマレーシアをICT関連の技術と能力を高めて、先進のマルチメディアのアプリケーション、ローカ
ルコンテンツ開発、より大きな電子商取引の採用と改善されたインフォメーションセキュリティのために、ブロード
バンド接続を利用することによるICTベースの投資のための優れた目的地として宣伝するための処置を実施し続ける予
定である。これは投資にふさわしい革新的な新会社の発展に拍車をかけることになり、当グループはこの開発のため
の手段を追求していくつもりである。新しく進化し、市場が要求する技術を特定するために資金のその入手可能性を
てこ入れすることに加えて、当グループはこれらの分野で、そして、重要な海外市場で、その中核的な知識能力に相
乗効果のあるインキュベーション及び投資機会を今後も追求し続ける。選択と評価プロセスの完全性と信頼性はテク
ノロジーインキュベーションのビジネス固有の非常に大きなリスクを減らすのに役立ち、当グループはこの成長戦略
を今後も維持することを約束する。
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第4 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
第2 3「事業の内容」を参照のこと。
2 【主要な設備の状況】
下表はグループの土地を示したものである。
所在地
保有形態
面積
用途
ネグリ・センビラン州、ムキム・
ジョホール、6416番・6435番
自由保有権
(Freehold)
119.28
ヘクタール
パーム油プランテーション
ペラ州、ケリアン区、ムキム・
バガン・セライ、8907番・8909番・
8911∼8914番・8931番・11170/1番
自由保有権
38.26
ヘクタール
れんが工場のある工業用土
地
ネグリ・センビラン州、ポート・
ディクソン区、ムキム・ポート・
ディクソン、964番・976番・2181番・
3169/4番・3802/3番
自由保有権
22.43
ヘクタール
工場建物のある工業用土地
及び農地
パハン州・ダエラ・ロンピン、
ムキム・ポンティアン 876番
ムキム・アンダウ1055番
ムキム・ベーバル 737番
自由保有権
6.07
ヘクタール
農地
セランゴール州、ケラン、
ムキム・カパール、3434番
自由保有権
3.71
ヘクタール
工場建物のある工業用土地
トレンガヌ州、ダングン、
ムキム・クアラ・パカ、138番
自由保有権
2.04
ヘクタール
空地
セランゴール州、ダエラ・クアラ・
セランゴール、ムキム・クアラ・
セランゴール、9番
QT (R), 23/PTKS 3/33/65
賃借(2102年満期)
4,046.86㎡
空地
セランゴール州、ペカン・スンガイ・
ブ ロ ー、ム キ ム・ジ ェ ラ ム、ロ ッ ト
PT20∼29、HS(D)1034∼1043
賃借
1,712.00m2
商業用地
セランゴール州、ダエラ・クアラ・
セランゴール、ムキム・タンジョン・
カラン、30番・31番・32番・62∼66番
自由保有権
2,590.41㎡
商業用地
セランゴール州、ケラン、ムキム・
カパール、ジャラン・メル、
バトゥ53/4、4935番及び4952番
自由保有権
1.214ヘクタール
クアラルンプール市、41区
CT13478/13479 2228番・2229番
自由保有権
287.44㎡
5階建オフィスビル
ムキム・クアラルンプール665番
自由保有権
72.048㎡
2階建店舗2ユニット
セランゴール州、ダエラ・ケラン、
ムキム・ケラン、21番・22番
付与番号11013∼11014
自由保有権
392.88㎡
空地
GM398
50/302
工業用土地及び工場1ブロ
ック、鉄鋼工場4ブロック
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所在地
保有形態
面積
用途
ウィラヤ・ペルサクトゥアン、
G19584/4/1069-4-4
パーセル番号1069-4-4
自由保有権
288.5㎡
クアラルンプール、ジャラン・マーロ
フ、メナラ・バングサ、ロット番号
41276、299-19-2、ゲラン
10020/M1/18/2
自由保有権
139.36㎡
コンドミニアム
クアラルンプール市、13区70番、
CT7404
自由保有権
123.40㎡
5階建オフィスビル
クアラルンプール連邦直轄区、
ジャラン・ホーリー、ボンズ・
タワー14階
自由保有権
104.05㎡
アパート
948 番、ム キ ム・ポ ー ト・デ ィ ク ソ
ン、ダーラー・ポート・ディクソン、
タンジョン・ゲラム・セレンバンン
自由保有権
0.7588
ヘクタール
クアラルンプール、G19584、
ペラン、1069-4-5、1069番、57区画
自由保有権
149㎡
GRN 26745/106番及び
GRN 27144/107番、
バンダール・クアラルンプール
自由保有権
7,963㎡
ヴィスタナ・アパートメン
トとして知られるコンドミ
ニアム72戸
クアラルンプール、ジャラン・
パンタイ・ダラム、パンタイ・
ヒルパーク、第1期工事、
ユニットF-02-1, F-02-2, F-02-4
賃借(2090年満期)
390㎡
パンタイ・ヒルパークとし
て知られるコンドミニアム
3戸
HS(D)8331、PT 7044番
ム キ ム・ラ ム ト、ダ エ ラ・マ ン ジ ャ
ン、ペラック・ダルル・リドズアン
賃借(2095年満期)
15エーカー
マリナ・ベイ・リゾート9
棟
ロンドン、SW10、ケンジントン、
ホリウッド・ロード、
クリフトン・プレイス1番、
権原番号NG1 692081
自由保有権
不明
住居
フェアウィンズ、ロンドン・ロード、
ヴァージン・ウォーター、
権原番号SY 461901
自由保有権
不明
住居
レーンズ・エンド、ポートナル・
ドライブ、ロンドン・ロード、
権原番号SY 394312
自由保有権
不明
住居
香港、リッポ・センター、
ペレグリン・タワー、
部屋番号2610、2611
賃借(2059年満期)
タイ、プーケット、タロング地区
小区画、チェン・タライの
ソーコー1、423番の一部の第7区画
という土地
賃借(マスター契
約締結後は1期間
30年を連続した3
期間)
マハダ・デル・マドロリッド、
ベナハ ヴィ ス地 区、スペイ ンロ ット
14-B、14-C及び14-D
自由保有権
3,144
平方フィート
不明
29,298㎡
51/302
4階建店舗の3階部分
農地
4階建の店舗の3階部分
事務所
ライアン・ヘッドランド・
リゾート
住居
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所在地
保有形態
面積
用途
クアラルンプール
19区画、254番、G24619
自由保有権
1,600㎡
HS(D)84475 PT59、セクシエン 84
バンダール・クアラルンプール
自由保有権
200.69㎡
5階建て店舗兼事務所
クアラルンプール
17区画、73番、CT4253
自由保有権
229.84㎡
3階建て店舗ビル
バンコク、アンプール・パヤタイ
(バブスー)、タンボル・サムセン・
ナイ(北)権原番号8874
自由保有権
177㎡
HS(D)4211 PT 1678番
ダエラ・ティムール・ラット
ネゲリ・プラウ・ピナン
賃借(2094年満期)
0.8155
ヘクタール
ヴィスタナ、ペナンとして
知られるホテル/アパート
一棟
セ ラ ン ゴ ー ル 州、ペ タ リ ン グ・ジ ャ
ヤ、Sek20, 37番
賃貸(2058年満期)
3,318.42㎡
1階建ビルのある商業用地
ムキム・ダマンサラ
8544 PT5134
マスター権原HS(M)
賃貸(2094年満期)
2,731㎡
事務所
クアラルンプール連邦直轄区、
ジャラン・ラジャ・チューラン、
メナラ・ING、8階
自由保有権
832.78㎡
事務所
パ ー セ ル 番 号 C-7-03、C-7-08, A-704、ケラブ・ゴルフ・スルタン・アジ
ズ・シャー
賃借
8,556
平方フィート
スリ・アラムとして知られ
るコンドミニアム3戸
パーセル番号2-12-A2 工期1B
ラトゥ・ムティアラ
自由保有権
1,325
平方フィート
コンドミニアム1戸
パーセル番号B-28-006からB-28-011ま
で
ベルジャヤ・タイムズ・スクエア
自由保有権
3,710
平方フィート
サービス・スイート6戸
プロット番号020
工期2B
バンダール・タシク・ケスマ
自由保有権
7,222
平方フィート
バンダール・タシク・ケス
マにある3階建て事務所
付与番号25142/3/4、
1806∼1808番、ムキム・
セレンダー、ダーラー・
フールー・セランゴール
自由保有権
35エーカー
空地
PT2467 HS(D) 340番
ムキム・クアラ・パカ、テランガヌ
賃借(2018年満期)
16.187
ヘクタール
発電所
PT64062 HS(D) 69515番
ムキム・プレントン、ジョホール
賃借(2018年満期)
2.0577
ヘクタール
発電所
クラバートン、バス
自由保有権
27,100㎡
ケネット・ウェイ、トローブリッジ、
ウィルシャー
自由保有権
7,400㎡
事務所兼倉庫
グラミントン、トーントン、ソマーセ
ット
賃借(2009年満期)
4,900㎡
事務所兼倉庫
52/302
1階建て住居
事務所用コンドミニアム
本店
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所在地
保有形態
面積
用途
グロスバナー・ハウス、バス
自由保有権
3,100㎡
事務所(第三者に賃貸)
BGL 4544番、ケンジントン、ハリウ
ッド・ロード、SW10 ロンドン、クリ
フトン・プレイス 3番
自由保有権
不明
3870 CT 16290番
ムキム・セントル、セレンバン地区
自由保有権
1エーカー
CT21247 1839番
ムキム・アンパン、クアラルンプール
地区
自由保有権
0.483エーカー
83、84番
バンダール・クアラルンプール、ウィ
ラヤ・ペルセクチュアン及びムキム・
バトゥ、クアラルンプール
自由保有権
84,804エーカー
グラン44701、20213番、
バンダール・ジョホール・
バール、ジョホール
自由保有権
558㎡
インデラ・プトラ・コート
のアパート、4戸
自由保有権
276㎡
インデラ・プトラ・コート
のアパート、2戸
自由保有権
276㎡
インデラ・プトラ・コート
のアパート、1戸
自由保有権
138㎡
インデラ・プトラ・コート
のアパート、1戸
自由保有権
138㎡
インデラ・プトラ・コート
のアパート、1戸
自由保有権
138㎡
インデラ・プトラ・コート
のアパート、1戸
自由保有権
647.34㎡
インデラ・プトラ・コート
のアパート、2戸
自由保有権
上記に含まれる
インデラ・プトラ・コート
のアパート、1戸
自由保有権
上記に含まれる
インデラ・プトラ・コート
のアパート、1戸
0.809
ヘクタール
バッチング・プラントのあ
る工業用土地
住居
開発地
2階建独立住居
ゴルフ用地:
37,592エーカー
開発地:47,212エーカー
クアラルンプール、ムキム、
HS(D)60573
LOTA/607573番
賃借(2067年満期)
ゲラン15978、14番、924
ムキム、クアラルンプール、P3、
ジャラン・マーロフ、バングサール、
59000、クアラルンプール
自由保有権
549㎡
1階建て独立住居
ア ム パ ン グ・セ ラ ン ゴ ー ル・ダ ル ー
ル・エーサン、ムキム・ウルケラン・
タマン・ラスミ・ジャヤ
HS(M)776、PT799(327)
自由保有権
353㎡
チューダー・コーツのアパ
ート、4戸
53/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
所在地
保有形態
面積
用途
ウィラヤ・ペルセクトゥアン、
ムキム・クアラルンプール、
QT(R)№13950(LO№3)(元45609番)
賃 借 (2067 年 3 月
19日満期)
4,237㎡
クラング・ポート・オソリティから
の転貸借(この土地については権原
証書の発行を待っている状態であ
る。)
賃借(2024年満期)
107,888㎡
スラグ・セメント工場
ロット38、セクション12
第1A工期、プラウ・インダ
インダストリアル・パーク・プラウ・
インダ、ムキム・クラン・セランゴー
ル
賃借(2094年満期)
1ヘクタール
スラグ・セメント工場
ムキム・プレントン、ダーラー・
ジョホール・バール、ネゲリ・
ジョホールHS(D)238642,
PT:D119831の一部の転貸借
賃借(2022年満期)
35,810㎡
スラグ・セメント工場
パハン、ムキム・ウル・クアンタン
権原番号HS(D)00013857、PT000988
賃借(2061年満期)
121.4
ヘクタール
セメント工場
パハン、ムキム・ウル・クアンタン
権原番号HS(D)00015539、PT000991
賃借(2062年満期)
8.09
ヘクタール
セメント工場
パハン、ムキム・ウル・クアンタン
権原番号HS(D)00011079
PT000980
賃借(2060年満期)
81
ヘクタール
セメント工場
ゲラン31549、ロット番号
3792、クラン・セランゴール
自由保有権
387,684㎡
工場付き土地
HS(D) 606 ロット4150
ム キ ム・タ ン ジ ュ ン・ブ ン ガ、プ ラ
ウ・ピナン
自由保有権
不明
アズリアとして知られるア
パート2戸
ジ ョ ホ ー ル・バ ー ル・ジ ョ ホ ー ル 地
区、QT (R) 479, TLO No. 443
賃借
3.875エーカー
バッチ処理設備のある産業
用地
バ ン ダ ー ル・ジ ョ ホ ー ル・ジ ョ ホ ー
ル・バール、ダエラー・ジョホール・
バール、ジョホールPT No. 6017 H.S.
(D) 22115
賃借
3.875エーカー
バッチ処理設備のある産業
用地
HS(M)22017
PT35760
ムキム・バンダール・セラヤン
賃借
178.37㎡
店舗兼オフィス
HS(M)22018
PT35761
ムキム・バンダール・セラヤン
賃借
178.37㎡
店舗兼オフィス
54/302
工業用土地
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
所在地
#
保有形態
面積
用途
HS (D) 460/88 PT 1122#
賃借
59.79 エーカー
セメント工場
HS (D) 461/88 PT 1123#
賃借
0.9864 エーカー
セメント工場
HS (D) 2675 PT 1327#
賃借
22.21 エーカー
セメント工場
HS (D) 3705 PT 1417#
賃借
1.46 エーカー
HS (D) 3706 PT 1418#
賃借
14.55 エーカー
セメント工場
HS (D) 2676 PT 1328#
賃借
8.20 エーカー
セメント工場
HS (D) 2677 PT 1329#
賃借
30.25 エーカー
セメント工場
HS (D) 2678 PT 1330#
賃借
102.33エーカー
セメント工場
HS (D) 2679 PT 1331#
賃借
130.97エーカー
セメント工場
HS (D) 2680 PT 1332#
賃借
14.41エーカー
セメント工場
HS (D) 2735 PT 1326#
賃借
28.24エーカー
従業員用建物
HS (D) 2737 PT 417#
賃借
28.17エーカー
セメント工場
HS (D) 2681 PT 1333#
賃借
278.24エーカー
セメント工場
HS (D) 4170 PT 1419#
賃借
30.06エーカー
セメント工場
HS (D) 4171 PT 1420#
賃借
3.54エーカー
セメント工場
HS (D) 8804 PT 1421#
賃借
13.38エーカー
セメント工場
PN 00108181, LOT 2764#
賃借
49.57エーカー
セメント工場
倉庫及び貯蔵所
ムキム・カンプン・グアヤ、ダエラ・クアラ・カンガサール、ネゲリ・ペラク・ダルル・リズアン
その他、グループの設備については、第6 1 (5)「財務書類に対する注記」の注記11を参照のこと。グループの生
産能力に重要な影響を与えるような設備の売却、除却または減失はなかった。
3 【設備の新設、除却等の計画】
第2 3「事業の内容」を参照のこと。
55/302
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
第5 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】(2006年6月30日現在)
① 【株式の総数】
種類
普通株式
(額面50セン)
授権株数
発行済株式数
未発行株式数
3,000,000,000株
1,564,710,160株
1,435,289,840株
② 【発行済株式】(2006年6月30日現在)
記名・無記名の別及び
額面・無額面の別
種類
発行済株式数
記名式株式、額面50セン
普通株式
1,564,710,160株
上場証券取引所名
クアラルンプール証券取引所
東京証券取引所
(2) 【発行済株式総数、資本金の推移】
下表は過去5事業年度における発行済株式資本の推移を示したものである。
年月日
増加株式数
増加資本金額
2001年6月30日
現在
-
2001年9月27日
173,000
2001年10月10日
70,000
2001年12月15日
3,576
2002年3月18日
2002年6月30日
現在
2003年6月30日
現在
2003年12月31日
現在
2004年6月28日
現在
2004年6月30日
現在
2004年10月6日
1,281,000
株式数
-
86,500
(2,784,435)
35,000
(1,126,650)
1,788
(57,556)
640,500
(20,617,695)
1,473,058,647
1,473,231,647
1,473,301,647
1,473,305,223
1,474,586,223
-
-
1,474,586,223
-
-
1,474,586,223
-
-
1,474,586,223
400
200
(6,438)
1,474,586,623
-
-
1,474,586,623
30,000
15,000
(482,850)
1,474,616,623
56/302
資本金額
736,539,323.50
(23,709)
736,615,823.50
(23,712)
736,650,823.50
(23,713)
736,652,611.50
(23,713)
737,293,111.50
(23,733)
737,293,111.50
(23,733)
737,293,111.50
(23,733)
737,293,111.50
(23,733)
737,293,311
(23,733)
737,293,311
(23,733)
737,308,311
(23,734)
摘要
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
年月日
増加株式数
増加資本金額
株
2004年11月25日
37,800
2004年12月1日
529,400
2004年12月6日
2,400
2004年12月8日
984,180
2004年12月15日
844,844
2004年12月16日
584,864
2004年12月24日
396,100
2004年12月29日
607
2004年12月31日
現在
-
2005年1月4日
505,500
2005年1月13日
17,000
2005年1月26日
1,471,800
2005年1月31日
2,676,861
2005年2月2日
1,151,035
2005年2月4日
8,166,029
2005年2月22日
702,800
2005年3月3日
432,100
2005年3月10日
871,500
2005年3月17日
1,829,900
2005年3月18日
591,600
2005年3月28日
5,514,140
2005年4月4日
15,481,418
2005年4月11日
3,927,980
2005年4月20日
2,729,126
2005年4月28日
599,300
株式数
マレーシア・
リンギット
(円)
18,900
(608,391)
264,700
(8,520,693)
1,200
(38,628)
492,090
(15,840,377)
422,422
(13,597,764)
292,432
(9,413,386)
198,050
(6,375,230)
303
(9,754)
252,750
(8,136,023)
8,500
(273,615)
735,900
(23,688,621)
1,338,430.50
(43,084,078)
575,517.50
(18,525,908)
4,083,014.50
(131,432,237)
351,400
(11,311,566)
216,050
(6,954,650)
435,750
(14,026,793)
914,950
(29,452,241)
295,800
(9,521,802)
2,757,070
(88,750,083)
7,740,709
(249,173,423)
1,963,990
(63,220,838)
1,364,563
(43,925,283)
299,650
(9,645,734)
資本金額
株
1,474,654,423
1,475,183,823
1,475,186,223
1,476,170,403
1,477,015,247
1,477,600,111
1,477,996,211
1,477,996,818
1,477,996,818
1,478,502,318
1,478,519,318
1,479,991,118
1,482,667,979
1,483,819,014
1,491,985,043
1,492,687,843
1,493,119,943
1,493,991,443
1,495,821,343
1,496,412,943
1,501,927,083
1,517,408,501
1,521,336,481
1,524,065,607
1,524,664,907
57/302
マレーシア・
リンギット
(百万円)
737,327,211
(23,735)
737,591,911
(23,743)
737,593,111
(23,743)
738,085,201
(23,759)
738,507,623
(23,773)
738,800,055
(23,782)
738,998,105
(23,788)
738,998,409
(23,788)
738,998,409
(23,788)
739,251,159.00
(23,796)
739,259,659.00
(23,797)
739,995,559.00
(23,820)
741,333,989.50
(23,864)
741,909,507.00
(23,882)
745,992,521.50
(24,013)
746,343,921.50
(24,025)
746,559,971.50
(24,032)
746,995,721.50
(24,046)
747,910,671.50
(24,075)
748,206,471.50
(24,085)
750,963,541.50
(24,174)
758,704,250.50
(24,423)
760,668,240.50
(24,486)
762,032,803.50
(24,530)
762,332,453.50
(24,539)
摘要
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
年月日
増加株式数
増加資本金額
株
2005年5月9日
439,500
2005年5月18日
484,694
2005年6月1日
189,200
2005年6月3日
3,700
2005年6月10日
95,000
2005年6月20日
55,000
2005年6月30日
現在
-
2005年7月13日
135,500
2005年7月20日
1,092,900
2005年7月27日
1,237,700
2005年8月1日
147,600
2005年8月3日
937,000
2005年8月10日
442,200
2005年8月18日
436,000
2005年8月23日
21,100
2005年8月25日
133,700
2005年9月9日
1,200
2005年9月23日
3,200
2005年10月6日
32,200
2005年10月14日
27,800
2005年10月21日
219,840
2005年10月25日
1,279,000
2005年11月2日
1,424,000
2005年11月9日
4,600
2005年11月10日
1,208,500
2005年11月17日
256,441
株式数
マレーシア・
リンギット
(円)
219,750
(7,073,753)
242,347
(7,801,150)
94,600
(3,045,174)
1,850
(59,552)
47,500
(1,529,025)
27,500
(885,225)
67,750
(2,180,873)
546,450
(17,590,226)
618,850
(19,920,782)
73,800
(2,375,622)
468,500
(15,081,015)
221,100
(7,117,209)
218,000
(7,017,420)
10,550
(339,605)
66,850
(2,151,902)
600
(19,314)
1,600
(51,504)
16,100
(518,259)
13,900
(447,441)
109,920
(3,538,325)
639,500
(20,585,505)
712,000
(22,919,280)
2,300
(74,037)
604,250
(19,450,808)
128,220.50
(4,127,418)
資本金額
株
1,525,104,407
1,525,589,101
1,525,778,301
1,525,782,001
1,525,877,001
1,525,932,001
1,525,932,001
1,526,067,501
1,527,160,401
1,528,398,101
1,528,545,701
1,529,482,701
1,529,924,901
1,530,360,901
1,530,382,001
1,530,515,701
1,530,516,901
1,530,520,101
1,530,552,301
1,530,580,101
1,530,799,941
1,532,078,941
1,533,502,941
1,533,507,541
1,534,716,041
1,534,972,482
58/302
マレーシア・
リンギット
(百万円)
762,552,203.50
(24,547)
762,794,550.50
(24,554)
762,889,150.50
(24,557)
762,891,000.50
(24,557)
762,938,500.50
(24,559)
762,966,000.50
(24,560)
762,966,000.50
(24,560)
763,033,750.50
(24,562)
763,580,200.50
(24,580)
764,199,050.50
(24,600)
764,272,850.50
(24,602)
764,741,350.50
(24,617)
764,962,450.50
(24,624)
765,180,450.50
(24,631)
765,191,000.50
(24,631)
765,257,850.50
(24,634)
765,258,450.50
(24,634)
765,260,050.50
(24,634)
765,276,150.50
(24,634)
765,290,050.50
(24,635)
765,399,970.50
(24,638)
766,039,470.50
(24,659)
766,751,470.50
(24,682)
766,753,770.50
(24,682)
767,358,020.50
(24,701)
767,486,241.00
(24,705)
摘要
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
従業員株式オプ
ション制度
従業員株式オプ
ション制度
新株引受権の
行使
従業員株式オプ
ション制度
新株引受権の
行使
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
年月日
増加株式数
増加資本金額
株
2005年11月17日
2,307,000
2005年11月24日
7,880,000
2005年11月25日
62,200
2005年12月5日
597,000
2005年12月7日
1,359,840
2005年12月14日
16,171,000
2005年12月14日
1,241,530
2005年12月23日
20,000
2005年12月27日
13,000
2005年12月31日
現在
-
2006年1月12日
11,000
2006年1月19日
5,000
2006年2月17日
7,000
2006年3月9日
10,208
2006年3月9日
2,000
2006年3月24日
12,000
2006年4月12日
7,800
2006年4月17日
7,200
2006年5月4日
12,000
2006年5月25日
8,000
2006年6月15日
3,900
2006年6月30日現
在
-
株式数
マレーシア・
リンギット
(円)
1,153,500
(37,131,165)
3,940,000
(126,828,600)
31,100
(1,001,109)
298,500
(9,608,715)
679,920
(21,886,625)
8,085,500
(260,272,245)
620,765
(19,982,425)
10,000
(321,900)
6,500
(209,235)
5,500
(177,045)
2,500
(80,475)
3,500
(112,665)
5,104
(164,298)
1,000
(32,190)
6,000
(193,140)
3,900
(125,541)
3,600
(115,884)
6,000
(193,140)
4,000
(128,760)
1,950
(62,771)
-
資本金額
株
1,537,279,482
1,545,159,482
1,545,221,682
1,545,818,682
1,547,178,522
1,563,349,522
1,564,591,052
1,564,611,052
1,564,624,052
1,564,624,052
1,564,635,052
1,564,640,052
1,564,647,052
1,564,657,260
1,564,659,260
1,564,671,260
1,564,679,060
1,564,686,260
1,564,698,260
1,564,706,260
1,564,710,160
1,564,710,160
59/302
マレーシア・
リンギット
(百万円)
768,639,741.00
(24,743)
772,579,741.00
(24,869)
772,610,841.00
(24,870)
772,909,341.00
(24,880)
773,589,261.00
(24,902)
781,674,761.00
(25,162)
782,295,526.00
(25,182)
782,305,526.00
(25,182)
782,312,026.00
(25,183)
782,312,026.00
(25,183)
782,317,526.00
(25,183)
782,320,026.00
(25,183)
782,323,526.00
(25,183)
782,328,630.00
(25,183)
782,329,630.00
(25,183)
782,335,630.00
(25,183)
782,339,530.00
(25,184)
782,343,130.00
(25,184)
782,349,130.00
(25,184)
782,353,130.00
(25,184)
782,355,080.00
(25,184)
782,355,080.00
(25,184)
摘要
従業員株式オプ
ション制度
従業員株式オプ
ション制度
新株引受権の
行使
従業員株式オプ
ション制度
新株引受権の
行使
従業員株式オプ
ション制度
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
従業員株式オプ
ション制度
従業員株式オプ
ション制度
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
従業員株式オプ
ション制度
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
新株引受権の
行使
-
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
(3) 【所有者別状況】
株主の種類
株主数
所有普通株式数
(2006年6月30日現在)
発行済普通株式総数
に対する割合(%)
マレーシアの個人
7,757
93,913,080
6.53
マレーシアの法人
239
912,045,245
63.44
1,755
189,100,340
13.15
831
242,741,190
16.88
10,582
1,437,799,855
100.00
マレーシアのノミニー
外国法人及び個人
合計
*マレーシア会社法第67条A(3)(c)に基づき、株式所有の割合は自己株式を発行済み株式数から控除した後の数字に基づき計算す
る。したがって、上記の表の所有割合は1,564,710,160株の発行済み普通株式から構成される資本金額782,355,080.00マレーシ
ア・リンギットから自己株式126,910,305株を控除して計算している。
(4) 【大株主の状況】
2006年10月9日現在の大株主は以下のとおりである。
名称
所有普通株式数(株)
所有割合(%)
マレーシア55100クアラルンプール
ジャラン・ブキット・ビンタン55
ヨー・ティオン・レイ・プラザ11階
694,926,940
48.61
被雇用者年金基金
マレーシア50350クアラルンプール ジャラ
ン・ラジャ・ラウトバングナン・クワサティ
ンカット23 セクシエン・デポジトリ・プサ
ット
165,675,861
11.59
3 ア マ ナ・ラ ヤ・ノ ミ ニ
ーズ(テンパタン)セン
ドリアン・バーハッド ス キ ム・ア マ ナ・サ ハ
ム・ブミプテラ
4 メイバン・ノミニーズ
(テンパタン)センドリア
ン・バーハッド/ヨー・
テ ィ オ ン・レ イ・ア ン
ド・サンズ・ホールディ
ングス・センドリアン・
バーハッドのための担保
有価証券勘定
5 HSBCノミニーズ(アシ
ン)センドリアン・バー
ハッド−JPモルガン・チ
ェース・バンク、ナショ
ナル・アソシエーション
(JPMインターナショナ
ル・バ ン ク・リ ミ テ ッ
ド)
マレーシア50400 クアラルンプール、ジャラ
ン・トゥン・ラザック 201-A
メナラPNB テンガット23、ペルモダラン・ナ
シオナル・バーハッド
36,146,400
2.53
マレーシア50050 クアラルンプール ジャラ
ン・トゥン・ペラック 100 メナラ・メイバ
ンク14階
31,500,000
2.2
マレーシア50100クアラルンプール
レボー・アンパン No 2
23,400,704
1.64
1
ヨ ー・テ ィ オ ン・レ
イ・アンド・サンズ・ホ
ールディングス・センド
リアン・バーハッド
2
住所
60/302
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有価証券報告書
名称
住所
所有普通株式数(株)
所有割合(%)
マレーシア・ノミニー
ズ(テンパタン)・セン
ドリアン・バーハッド−
グレート・イースタン・
ライフ・・アシュアラン
ス(マレーシア)バーハ
ッド(PAR1)
7 DB(マレーシア)ノミニ
ー(アシン)センドリア
ン・バーハッド/スティ
ールオーク・インターナ
シ ョ ナ ル・リ ミ テ ッ ド
(ドイツ銀行AGシンガポ
ールPBD)
マレーシア50050 クアラルンプール ジャラ
ン・トゥン・ペラック 18 メナラOCBC 13階
17,250,040
1.21
マレーシア50250クアラルンプール ジャラ
ン・スルタン・イスマイル 8 メナラIMC
20階
15,666,522
1.1
DB (マレーシア)ノミ
ニー(アシン)センドリア
ン・バーハッド/ジャマ
イカン・ゴールド・リミ
テッド(ドイツ銀行AGシ
ンガポールPBD)
マレーシア50250クアラルンプール ジャラ
ン・スルタン・イスマイル 8 メナラ IMC
20階
15,629,561
1.09
9
UOBMノミニーズ(アシ
ン)センドリアン・バー
ハッド/オーケストラ
ル・ハーモニー・リミテ
ッド口座(ドイツ銀行AG
シンガポール支店(PBD))
マレーシア50350クアラルンプール ジャラ
ン・ラジャ・ラウトメナラ UOB 9階
15,556,403
1.09
10
UOBMノミニーズ(アシ
ン)センドリアン・バー
ハッド/ウィンドチャイ
ム・デベロップメンツ・
リミテッド口座(ドイツ
銀行AGシンガポール支店
(PBD))
マレーシア50350クアラルンプール ジャラ
ン・ラジャ・ラウトメナラ UOB 9階
15,339,763
1.07
6
8
(注1)
(注2)
ヨー・ティオン・レイ・アンド・サンズ・ホールディングス・センドリアン・バーハッドは、ヨー一族が所有している。
さらに、当社取締役を務めるヨー一族の構成員を含め、ヨー一族が当社株式の4.17%を保有している。取締役の所有株式
については、下記第5 4(2)「取締役の所有株式」を参照。
この口座において保有される株式の実質株主は、当社の親会社であるワイ・ティー・エル・ホールディングスである (下
記第2 4(1)「親会社」を参照)。
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2 【配当政策】
当社は、各事業年度につき最終配当金のみを支払い、中間配当は支払わない方針をとっているが、取締役会の決定
により変更される場合がある。取締役会は2006年10月19日の会議において、2007年6月30日に修了する事業年度につい
て、1株の額面価額の15%(マレーシアの源泉税27%を控除)の中間配当を支払うことを提案した。当該中間配当は
2006年12月4日に支払われた。
2005年6月30日現在、当社は、配当金支払に利用することができる留保利益737.4百万マレーシア・リンギットを有
していた(追加の税金を除く)。但し、これは国税局の承認が必要である。将来の配当は、当社の利益、資金繰り、
財務状況並びに当社子会社及び関連会社による配当金支払を含むその他の要素によって左右される。
3 【株価の推移】
ブルサ・マレーシア証券取引所
事業年度
2002年度
2003年度
5.25
(169円)
4.36
最低
(140円)
(注) 無償交付を反映するため調整した。
4.96
(160円)
2.93
(94円)
最高
月別
2006年1月
2月
5.50
(177円)
5.05
(163円)
最高
最低
2004年度
4.84
(156円)
4.04
(130円)
3月
5.30
(171円)
5.05
(163円)
2005年度
4月
5.30
(171円)
5.00
(161円)
5.25
(169円)
4.96
(160円)
2006年度
5.85
(188円)
4.30
(138円)
5月
5.20
(167円)
4.92
(158円)
5.75
(185円)
4.52
(145円)
6月
5.00
(161円)
4.52
(145円)
東京証券取引所
事業年度
2003年度
2004年度
2005年度
2006年度
最高
176円
150円
135円
169円
140円
最低
91円
91円
108円
122円
100円
月別
(注)
2002年度
2006年1月
2月
3月
4月
5月
6月
最高
165円
180円
169円
160円(注)
151円
145円
最低
155円
151円
152円
153円(注)
143円
135円
権利落後
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4 【役員の状況】
(1) 取締役(2006年11月30日現在)
氏名及び役職名
生年月日
略歴
タ ン・ス リ・ダ ト・セ リ ( ド ク タ
ー)ヨー・ティオン・レイ
会長
(Executive Chairman)
1929年12月18日
マレーシア人、76歳。1984年6月24日に取締役に就任し、
1985年1月24日以来会長を務める。その貢献は高く評価さ
れており、1988年には英国、エジンバラのヘリオット−ワ
ット大学から工学博士号を授与されるとともに、同年、マ
スター・ビルダーズ・アソシエイション・マレーシアから
名誉終身会長に任命された。アセアン・コンストラクター
ズ・フェデレーションの共同設立者であるとともに初代会
長を務めた。2002年10月26日、マレーシア・サバ大学よ
り、哲学(経営管理)の名誉博士号が与えられた。2005年7
月1日にはマレーシア・サ大学バの学長に就任した。アジ
ア及び西太平洋建設業者国際連合(「IFAWPCA」)の元会
長及び永久会員。マレーシア犯罪予防財団(「MCPF」)の
実行委員であり、マレーシア日本経済協会(「MAJECA」)
の副会長である。トゥン・シン病院の名誉会長であり、い
くつかの学校の理事会の委員を務めている。同氏はYTLパ
ワー・インターナショナル・バーハッド及びYTLセメン
ト・バーハッドの取締役及び会長である。また、同氏は
YTLインダストリーズ・バーハッド、YTL財団及びウェセッ
クス・ウォーター・リミテッド(英国の有限会社)の取締
役を務めている。
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氏名及び役職名
生年月日
略歴
タン・ス リ・ダ ト(ド ク タ ー)フ
ランシス・ヨー・ソック・ピン
取締役社長 (Managing Director)
1954年8月23日
マレーシア人、52歳。1984年4月6日に取締役社長として取
締役に就任し、1988年4月以来取締役社長を務める。同氏
はマレーシア、クアラルンプールのビクトリア・インステ
ィトゥーションで中等教育を受け、ここでは首席であっ
た。1978年には、英国のキングストン大学において、土木
工学理学士号(優等)を取得した。同氏の監督の下、YTL
グループは単独の上場会社からYTLコーポレーション・バ
ーハッド、YTLパワー・インターナショナル・バーハッ
ド、YTLセメント・バーハッド、YTLランド・アンド・デベ
ロップメント・バーハッド、YTL イーソリューションズ・
バーハッド、及びスターヒル・リアル・エステート・イン
ベストメント・トラスト(上場不動産投資信託ファンド)
の上場会社6社へと成長した。同氏は現在、マレーシア太
平 洋 経 済 委 員 会(PBEC)、技 術 管 理 の た め の 国 家 協 力
(CPTM)、資本市場諮問委員会、自然管理委員会アジア太平
洋会議及びアジア・ビジネス会議のメンバーである。さら
に、アジア協会の理事も務める。ウォートン・スクールの
経営の管理での高度な研究のためのSEIのボード・メンバ
ー、INSEADの会議メンバー、及びロンドン・ビジネススク
ールのアジア地方諮問委員会のメンバーである。クアラル
ンプール交響楽団協会(KLSO)の元会長であり、及び有名な
イースタン・アンド・オリエント急行列車の創立者社長で
あった。マレーシアのアーンスト・アンド・ヤングのマス
ター企業家賞を初めて受賞した。英国の多くの公認機関の
特別研究員の資格を有しており、さらに、マレーシアの政
府から多くの賞を受賞している。2004年2月13日に、同氏
は英国のキングストン大学より工学名誉博士号を与えられ
た。同氏は2003年11月6日に香港のビジネス・ウィークよ
り「2003年度のアジアのスター25人」の一人に選ばれ、
2004年8月9日には、フォーチュン・マガジン・アジアの25
人の最も強力なビジネス著名人の21位にランクされた。
2005年1月1日にはバークレイズ・アジア・パシフィック・
アドバイザリー・コミッティのメンバーに就任した。2005
年11月9日には、CNBCアジア・パシフィックのアジア・ビ
ジネス・リーダーズ賞において、今年のマレーシア人CEO
に選ばれた。2006年6月8日には、エリザベス女王から名誉
大英勲章を贈られた。YTLグループの5つの上場会社の取
締役以外に、同氏はさらに、YTLインダストリーズ・バー
ハッド、YTL財団、著名な英国の有限会社であるウェセッ
クス・ウォーター・リミテッド及びウェセックス・ウォー
ター・サービシズ・リミテッドの取締役を務める。
また、スターヒル・リアル・エステート・インベストメン
ト・トラストの管理会社である、ピンタール・プロジェッ
ク・センドリアン・バーハッドのCEOも務める。
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氏名及び役職名
生年月日
略歴
ダト・ヨー・ソック・キアン
取 締 役 副 社 長 (Deputy Managing
Director)
1957年9月17日
ダト(ドクター)ヤヒヤ・ビン・イ
スマイル
独 立 非 常 勤 取 締 役 (Independent
Non-Executive Director)
1928年6月2日
メージャー・ジェネラル(アール)
ダト・ハロン・ビン・モハメド・
タイブ
独 立 非 常 勤 取 締 役 (Independent
Non-Executive Director)
1934年11月24日
マレーシア人、49歳。1984年6月24日に取締役社長として
取締役に就任。現在当社の取締役副社長である。エジンバ
ラ、英国のヘリオット・ワット大学を1981年に卒業し、建
物の理学士号(優等)を取得した。ウォートン・ビジネス・
スクール及びペンシルバニア大学によって1984年に行われ
た上級経営プログラムに参加した。同氏は、英国のファク
ルティー・オブ・ビルディングの特別研究員であり、チャ
ー タ ー ド・イ ン ス テ ィ チ ュ ー ト・オ ブ・ビ ル デ ィ ン グ
(UK)の会員でもある。また、YTLパワー・インターナショ
ナル・バーハッド、YTLセメント・バーハッド、YTLラン
ド・アンド・デベロップメント・バーハッド、YTL・イン
ダストリーズ・バーハッド、クアラルンプール・パフォー
ミング・アーツ・センター、YTLバケーション・クラブ・
バーハッド及び有限会社であるウェセックス・ウォータ
ー・リミテッドの取締役も務める。また、スターヒル・リ
アル・エステート・インベストメント・トラストの管理会
社である、ピンタール・プロジェック・センドリアン・バ
ーハッドの取締役も務める。
マレーシア人、78歳。1984年4月6日に独立非常勤取締役と
して取締役に就任。1957年にオーストラリアのシドニー大
学より獣医学の学士号を取得し、以前は政府で働いてお
り、直近では、ナショナル・ライブストック・オーソリテ
ィー・マレーシアの長官であった。1982年から1990年まで
はトータリサトール・ボード・オブ・マレーシアに務め、
1986年以降は会長を務めた。同氏はYTLパワー・インター
ナショナル・バーハッド、YTLインダストリーズ・バーハ
ッド、シェル・リファイニング・カンパニー(フェデレー
ション・オブ・マレーシア)バーハッド、キリングホー
ル・マレーシア・バーハッド及びメトロプレックス・バー
ハッドの取締役などを務めている。また、スターヒル・リ
アル・エステート・インベストメント・トラストの管理会
社である、ピンタール・プロジェック・センドリアン・バ
ーハッドの取締役も務める。
マレーシア人、71歳。1990年7月3日に独立非常勤取締役と
して取締役に就任。1957年にクアラルンプールのスンゲ
イ・ベシにある王立士官大学でマレーシア陸軍の士官候補
生となり、また同年、イングランドのサンドハーストの王
立士官学校で少尉に任命される。主な経歴としては、1972
年国防省の人員計画担当ディレクター就任、1986年の兵站
スタッフ指揮官就任及び1987年の陸軍兵站司令部司令官就
任などがある。さらに、1996年10月31日以来YTLパワー・
インターナショナル・バーハッドの取締役を務める。
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氏名及び役職名
生年月日
略歴
ダト・チョン・キープ・タイ
独 立 非 常 勤 取 締 役 (Independent
Non-Executive Director)
1948年10月27日
ダト・ヨー・スー・ミン
常勤取締役 (Executive Director)
1956年4月13日
マレーシア人、58歳。2004年9月30日に独立非常勤取締役
として取締役に就任。シンガポールの大学を卒業し、会計
の学士号を取得。マレーシア・インスティトゥート・オ
ブ・アカウンティング (MIA)の公認会計士であり、マレー
シア・インスティトゥート・オブ・サーティファイド・ア
カウンタンツ (MICPA)のメンバーであり、マレーシア・イ
ンスティトゥート・オブ・チャータード・セクレタリー
ズ・アンド・アドミニストレーターズのメンバーである
(ICSA)。クーパーズ・アンド・ライブランドの常勤理事
及びパートナーであり、プライスウォーターハウスとの合
併後は、2003年12月の引退までプライスウォーターハウス
の常勤理事及びパートナーを務め、現在は会計事務所のパ
ートナーを務めている。さらに、YTLランド・アンド・デ
ベロップメント・バーハッド、YTLイーソリューション
ズ・バーハッド、セメント・インダストリーズ・オブ・マ
レーシア・バーハッド、キンタ・ケラス・パブリック・リ
ミテッド・カンパニー、グロミューチュアル・バーハッド
及び一定の有限会社の取締役も務める。
マレーシア人、50歳。1984年6月24日に常勤取締役として
取締役に就任。1980年ノース・ロンドン大学を卒業し、会
計学の学士号(優等)修得。ロンドンのリー・カー・アン
ド・パートナーズにおいて研修を積み、会計及び経営に関
する幅広い経験を習得した。1990年12月のワイ・ティー・
エル・グループの旅行業部門の設置の責任者を務め、現在
はワイ・ティー・エル・グループの会計及び財務システム
を担当している。
マレーシアン・インスティチュート・オブ・マネジメント
の会員, 1990年以降ウーマン・フォー・ウーマン・アソシ
エーション(マレーシア)の会員であり、ウーマン・イ
ン・トラベル・インダストリーの元会長。ロンドンのイン
ターナショナル・スチューデント・ハウスのガバナーの一
人であり、ヤヤサン・トゥアンク・ファジア(クイーン
ズ・ファウンデーション)のトラスティーである。またワ
イ・ティー・エル・パワー・インターナショナル、YTLイ
ンダストリーズ・バーハッド、及びYTLバケーション・ク
ラブ・バーハッドの取締役も務める。
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氏名及び役職名
生年月日
略歴
ダト・ヨー・ソック・ホン
常勤取締役 (Executive Director)
1959年5月22日
ダト・マイケル・ヨー・ソック・
シオン
常勤取締役 (Executive Director)
1960年10月20日
ダト・ヨー・スー・ケン
常勤取締役 (Executive Director)
1963年9月10日
マレーシア人、47歳。1985年6月19日取締役就任。1982年
に英国のブラッドフォード大学から土木工学の学士号(優
等)を修得。英国のファクルティー・オブ・ビルディング
のメンバーである。同氏はYTLの建設部門の責任者として
の常勤取締役として、建設業界では幅広い経験を有してい
る。同氏はYTL・パワー・ジェネレーション・センドリア
ン・バーハッドが所有する2箇所の独立発電設備の開発及
び建設のプロジェクト責任者であった。同氏はYTLグルー
プの建設活動に積極的に関与しており、最近では、クアラ
ルンプール国際空港からクアラルンプール中央駅を結ぶエ
クスプレス・レール・リンクの建設に携わった。また、
YTL・パワー・インターナショナル・バーハッド・グルー
プの発電及び公共事業の開発の責任者でもある。YTLパワ
ー・インターナショナル・バーハッド、YTLランド・アン
ド・デベロップメント・バーハッド、YTLイーソリューシ
ョンズ・バーハッド、YTLインダストリーズ・バーハッ
ド、YTL財団、ウェセックス・ウォーター・リミテッド及
びウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの
取締役も務める。
マレーシア人、46歳。1985年6月19日に常勤取締役として
取締役に就任。1983年に英国のブラッドフォード大学を卒
業し、建築構造技術学の工学士号(優等)を取得。同氏は
主にセメント製造、生コンクリート及び他の建築資材産業
等の活動を含むYTLグループの製造部門の責任者である。
同氏はYTLパワー・インターナショナル・リミテッド、YTL
セメント・バーハッド、YTLランド・アンド・デベロップ
メント・バーハッド、YTLイーソリューションズ・バーハ
ッド、YTLインダストリーズ・バーハッド・セントゥル・
ラヤ・ゴルフクラブ・バーハッド及び有限会社であるウェ
セックス・ウォーター・リミテッドの取締役も務める。
マレーシア人、43歳。1996年5月16日に常勤取締役として
取締役に就任。英国のリーズ大学において、1985年に土木
の理学士(優等)の学位を取得。同氏はヨー・ティオン・
レイ・プラザ、クアラルンプールの英国高等弁務官の官
邸、クアラルンプールの国立美術館の設計及び建設、シャ
ー・アラムの責任者であった。また、ヨー・ティオン・レ
イ・プラザ、パハンのパハン・セメント工場、セランゴー
ル及びジョホールのスラグ・セメント工場の建設プロジェ
クトの責任者も務めた。同氏は現在YTLグループの建築、
ホテル及びリゾート開発、及び不動産開発部門に関する建
材及び関連する材料の調達の責任者である。またワイ・テ
ィー・エル・セメント・バーハッド、パハン・セメント・
マーケティング・センドリアン・バーハッド及びペラッ
ク・ハンジュン・サイメン・センドリアン・バーハッドに
関するセメント及び関連商品の販売及びマーケティングの
責任者である。また、同氏はYTLパワー・インターナショ
ナル・バーハッド及びYTLセメント・バーハッドの取締役
も務めている。
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氏名及び役職名
生年月日
略歴
ダト・マーク・ヨー・ソック
・カー
常勤取締役 (Executive Director)
1965年2月14日
ユー・ペン・メン@レスリー
・ユー
独 立 非 常 勤 取 締 役 (Independent
Non-Executive Director)
1935年7月28日
サイード・アブドゥラ・ビン・サ
イード・アブド・カディール
常勤取締役 (Executive Director)
1954年2月14日
マレーシア人、41歳。1995年6月22日に取締役に就任。ロ
ンドンのキングズ・カレッジを卒業し、LLB(優等)の学
位を取得。その後、1988年にグレイズ・イン(ロンドン)で
法曹界に入る。1989年にYTLグループに入社し、現在YTLホ
テル及びレジャー部門を統轄する常勤取締役である。ま
た、ワイ・ティー・エル・パワーのM&Aチームの一員で
あり、エレクトラネット・エスエー(オーストラリア)、
ウェセックス・ウォーター・リミテッド(UK)及びPTジャ
ワ・パワー(インドネシア)等の買収にもかかわってい
た。さらに、YTLパワー・インターナショナル・バーハッ
ド、YTL ラ ン ド・ア ン ド・デ ベ ロ ッ プ メ ン ト・バ ー ハ ッ
ド、YTLイーソリューションズ・バーハッド、YTLバケーシ
ョン・クラブ・バーハッド及び有限会社であるウェセック
ス・ウォーター・リミテッドの取締役を務める。
マレーシア人、71歳。2003年3月31日に独立非常勤取締役
として取締役に就任。同氏は、アイルランド共和国で商学
士の学位を取得。チャータード・インスティチュート・オ
フ・ロジスティクス・アンド・トランスポートの研究員で
あり、グローバル・マリタイム・ベンチャーズ・バーハッ
ドを設立した取締役の一人である。同氏は40年以上海運業
に携わっている。同氏は1985年に、1969年の会社設立時か
ら、早期退職した1985年まで、マレーシア・インターナシ
ョナル・シッピング・コーポレーションの初代最高経営責
任者であった。1970年から1999年までは、レンバガ・ペラ
ブハン・クラングの取締役であった。1995年には、海峡輸
送に貢献した人物として、運輸大臣賞を受賞した。同氏は
発展途上国の海事艦隊の確立を支援するために、国連の貿
易開発委員会により13人のエキスパートのうちの1人とし
て任命された。同氏は、ロイズ・レジスター・オブ・シッ
ピング(M)バーハッド、YTLセメント・バーハッド、YTL
ランド・アンド・デベロップメント・バーハッドなどの民
間企業の取締役を務めている。また、スターヒル・リア
ル・エステート・インベストメント・トラストの管理会社
である、ピンタール・プロジェック・センドリアン・バー
ハッドの取締役も務める。
マレーシア人、52歳。1999年10月20日に常勤取締役として
取締役に就任。1977年にバーミンガム大学より理学士(エ
ンジニアリング生産)及び商業(経済学)両方の学位を取得
して卒業。同氏は1984年から1994年までブミプトラ・マー
チャント・バンカーズ・バーハッドに勤務し、退職する直
前はゼネラル・マネージャー職にあり、銀行業及び金融サ
ービスに精通している。YTLコーポレーション・バーハッ
ド・グループに入社前の1994年11月から1996年2月まで
は、主に割引、マネー・ブローキング、ユニット・トラス
ト、融資及びファンド運用を行う子会社を保有する上場会
社であるアマナ・キャピタル・パートナーズ・バーハッド
のゼネラル・マネージャーであった。さらに、同氏は、
YTLパワー・インターナショナル・バーハッド、YTL イー
ソリューションズ・バーハッド、アイリス・コーポレーシ
ョン・バーハッド、マレーシア・サウス・サウス・コーポ
レーション・バーハッド、AEマルチ・ホールディングズ・
バーハッド及びバーサタイル・クリエイティブ・バーハッ
ドの取締役を務めている。
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(2) 取締役の所有株式
2006年10月9日現在、取締役が直接所有する当社株式は、以下のとおりである。
氏名
所有株式数
タン・スリ・ダト(ドクター)ヨー・ティオン・レイ
割合(%)
7,901,974
0.55
13,424,052
0.94
5,146,010
0.36
186,818
0.01
ダト・ヨー・スー・ミン
5,416,475
0.38
ダト・ヨー・ソック・ホン
4,863,690
0.34
ダト・マイケル・ヨー・ソック・シオン
4,433,997
0.31
ダト・ヨー・スー・ケン
4,892,166
0.34
ダト・マーク・ヨー・ソック・カー
3,246,248
0.23
10,000
-
752,611
0.05
タン・スリ・ダト(ドクター)フランシス・ヨー・ソッ
ク・ピン
ダト・ヨー・ソック・キアン
ダト(ドクター)ヤヒヤ・ビン・イスマイル
ユー・ペン・メン@レスリー・ユー
サイード・アブドゥラ・ビン・サイードBad.
カディール
(3) 取締役の報酬
2006年度中に当社常勤取締役及び非常勤取締役に対して支払われた報酬総額は、それぞれ16,236,741マレーシ
ア・リンギットと240,000マレーシア・リンギットであった。
(4) 取締役の利益
2006年度中及び2006年度末現在、当社または他の法人の株式または社債を取得させることにより当社取締役に利
益を与えるような目的の取決めで、当社が当事者となっているものは存在しなかった。
前事業年度末以降、当社または関係法人が、取締役もしくはかかる取締役が社員である会社またはかかる取締役
が実質的な金銭的な利害関係を有している会社と締結した契約により、利益(当グループ及び当社の財務書類中に記
載の、取締役が受領した報酬総額中に含まれる利益を除く)を受領したまたは受領する権利を得た取締役はいない。
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5 【コーポレート・ガバナンスの状況】
はじめに
当社とその子会社(「当社グループ」)は、コーポレート・ガバナンスと株主価値の保護を長年行ってきた。こ
のコミットメントが、当社グループの業績及び安定した財務プロファイルに不可欠である。
取締役会は、グループ内で引き続き最高レベルのコーポレート・ガバナンスを実施し、実現するよう努める。優
良なコーポレート・ガバナンスは長期的な株主価値と当社グループの業績を保護、促進し、その他の利害関係者の
利益も考慮するために重要である。当年度中、取締役会は、コーポレート・ガバナンスの促進のために、引き続き
コーポレート・ガバナンスに関するマレーシア規則(「本件規則」)及びブルサ・マレーシアの上場規則を遵守し
た。
本項では、本件規則の第1部及び第2部に定められた、コーポレート・ガバナンスのベストプラクティスの遵守
をさらに強化するために、当社グループが行っている様々な取り組みの詳細を説明する。
取締役会の構成
当社は様々な専門知識を有する経験豊富な取締役により構成される取締役会が主導し、これらの者により運営さ
れている。これらの取締役の様々なスキルと経験により、当社は信用できる、有能な取締役会より運営されること
が保証される。取締役会は当社グループの戦略的な方向性、開発及び管理を定める上で重要な役割があることを認
識し、本件規則に定められた6つの主要な責任を採用したことにより取締役会の管理及び報告義務の履行は容易に
なる。
現在、取締役会は13名の取締役から構成され、うち9名が業務執行役員、4名が非業務執行役員であり、全員独立
した取締役である。これにより3分の1の取締役を独立した取締役とするという条件を満たしている。
会長及び取締役社長は異なる取締役が就任する。会長は取締役会の秩序ある運営について責任を有し、取締役社
長は日々の事業運営、取締役会の方針の実施及び業務上の決定を行う。取締役社長と会長は、長期的な株主価値の
促進という目標に沿って、当社グループの利益を伴う運営及び発展を達成する責任がある。
独立非常勤取締役の存在は取締役会のバランスを保つ要因となり、これらの独立非常勤取締役は、取締役会の決
定に十分な重みを持たせるために必要な能力を有する。常勤取締役及び非常勤取締役の異なる役割は詳細に定めら
れており、両社とも株主に対して受託者義務を有する。常勤取締役は事業について直接の責任を負うが、非常勤取
締役は取締役会に戦略、業績及び資源の問題について独立した判断を行う技術と経験を有している必要がある。
常勤取締役は当社グループの事業及び経営陣が提案した戦略について十分話し合われ、検討されることを確認
し、株主、従業員、顧客、サプライヤー及び当社グループが事業を行っている様々な地域の長期的な利益を考慮す
る責任を有する。
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これらの取締役が一つになった取締役会は、世界的に認知された会社の経営及び運営に必要なビジネス、商業及
び財務の経験を有する。各取締役の略歴は「第5
提出会社の状況
4 役員の状況」に記載している。
当社グループに影響を与える問題について全ての取締役が参加して審議すべきであると会長が考えているため、
現在まで、取締役会は上席独立非業務執行役員を選任する必要性はないという考えである。
取締役の研修
全ての取締役は義務づけられている認定プログラムを修了し、各々の取締役は昨年ブルサ・セキュリティーズが
継続学習プログラム(CEP)を廃止するまで、CEPに基づき必要なポイント数を取得した。取締役は知識と専門知識
を強化するために年を通して様々な会議とプログラムに出席し、委取締役会は取締役の研修の必要性を継続的に評
価して、決定する。
取締役会議
2006年6月30日に修了した年度については、5回会議を開催した。
取締役会は、取締役会及び取締役個人として、責務を遂行することを可能にするため、当社グループの事業及び
業務に関する全ての情報への無制限のアクセスを与えられている。特定の事項は取締役会の決定を必要とする事項
に指定されており、これにより、当社グループの方向性と管理が取締役会の決定に委ねられる。各取締役会議の前
に、すべての取締役は会議の議題と当該議題に関する情報を記載した書類一式を受領する。これにより、必要に応
じて説明や補足を受けることができ、取締役は各会議の前に適切な説明を受けた上で出席することができる。
すべての取締役は当社の秘書役からの助言やサービスを受けることができ、秘書役は取締役会の手続が取締役会
議中に常に厳守されるようにし、コーポレート・ガバナンスの問題や、適用される法令を遵守する取締役会の義務
について取締役会に助言する。
取締役の選任と再選
取締役の選任は取締役会全体で行う。取締役社長は取締役会の選任に適した候補者を推薦し、当社グループに影
響を与える問題に対応するために必要な様々な経験と専門性が取締役会に確保されるように、最終的な決定は取締
役会が行う。
当社の定款にしたがって、取締役の3分の1が各定時株主総会において退任する。退任する取締役は再選に自薦
することができる。事業年度中に取締役会によって取締役に選任された者は、その次の定時株主総会において再選
の対象となる。70歳以上の取締役は1965年会社法第129条に従って、毎年再選のために自薦しなければならない。
取締役の報酬
取締役の報酬は、当社グループの事業を成功させるための能力を有する取締役を勧誘し、当社に引き留めるため
の報酬を決定するための本件規則が推奨する目的に沿って決定する。
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一般的に、後生む執行取締役の場合、報酬は業績に対する報酬として構成される。非常勤取締役の場合、報酬の
レベルは特定の非常勤取締役の経験と責務を反映する。取締役は自信の報酬パッケージに関する決定には参加せ
ず、取締役の報酬は定時株主総会において株主の承認を受けるものとする。
取締役の報酬の各構成部分の総額及び各取締役の報酬の範囲は財務書類に対する注記6を参照のこと。(安全面の
理由から、各取締役個人の報酬については表示していない。)
株主及び投資家との対話
取締役会が当社グループの業績、企業戦略及び株主の利益に影響を与えるその他の事項を伝える場として当社グ
ループは投資家との対話に重点を置いている。取締役会は株主に対する適時開示の重要性を認識しており、当社グ
ループの重要な事項についての情報の連絡を徹底している。かかる情報は年次報告書、ブルサ・セキュリティーズ
に対する様々な開示やリリース(四半期決算や年次決算短信などを含む)、当社グループのウェブサイトを通じて
開示している。
取締役社長はアナリスト、機関投資家及び投資家と一年を通じて会っている。当社グループの業績及びも主な開
発プログラムを説明するために、許された開示情報に基づいたプレゼンテーションが行われる。価格に影響するよ
うな情報及び当社グループに関する重大な非開示情報は、ブルサ・セキュリティーズにその情報が開示されるまで
は、プレゼンテーションの場では開示されない。
定時株主総会は当社と株主の主な対話の場である。取締役会は年次報告書、当社グループの企業の発展、当社グ
ループの議案及び議題について株主が質問する機会を定時株主総会及び臨時株主総会で設けている。取締役社長は
会議中、株主の質問に回答し、当社グループの事業、戦略及び目標に対する高い信頼性、透明性及び共感を得るこ
とができる。株主総会の通知に含まれる特別議案の各項目には、議案の理解と分析を助けるため、議案の説明を付
している。
監査委員会
当社は3名の非常勤取締役と1名の常勤取締役から構成される監査委員会を設置している。監査委員会は四半期
ごとに会議を行い、当社グループの財務報告、該当年度の監査計画及び関係当事者間の繰り返し行われる取引など
を検討し、内部及び外部の監査人による監査結果を協議する。
監査委員会は本件規則及び上場規則を遵守した構成となっている。
当年度中、監査委員会は5回会議を行った。
財務報告
取締役会は財務書類が1965年会社法の規定及び適用されるマレーシアの会計基準に従って作成されていることを
確認しなければならない。財務書類を提出する上で、当社は適切な会計方針を使用し、合理的かつ慎重な賢明な判
断と見積もりを一貫して適用し、これにより支えられている。また、取締役会は財務報告が、当社の位置と今後の
見通しについて真正かつ公正な分析を行うよう努める。四半期の財務諸表は、ブルサ・セキュリティーズ及び証券
委員会に開示される前に、監査委員会により審査され、取締役会により承認されている。
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内部管理
当社グループの内部管理の主な内容については、本報告書の「4
事業等のリスク」を参照のこと。
監査人との関係
取締役会は当社の監査人と適切な関係を保つために形式的で透明性のある関係を維持している。当社の監査人で
あるMessrs HLB Leer Lumpは、引き続き当社に関して気付いたことを当社に報告し、かかる報告内容は、年次財務
諸表の監査報告書に記載されている。
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第6 【経理の状況】
1
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(以下「当社」という)の添付の2006年および2005年6月30日
に終了した各事業年度の連結財務書類および個別財務書類は、マレーシアにおいて公表された2006年度の年次報告書
に含まれたものの日本語訳であり、マレーシアにおいて一般に公正妥当と認められている会計原則に従って作成され
たものである。当該財務書類は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号、
以下「財務諸表等規則」という)第127条第1項の適用を受けている。当社が採用する会計原則、慣行、表示方法及び
開示要件と日本のそれらとの相違のうち、この財務書類の作成に関わるもので重要なものは、財務諸表等規則第128条
および第129条の規定に準拠して、「4 マレーシアと日本における会計原則及び会計慣行の主要な相違」でその内容
を説明している。
2
上記の財務書類はマレーシアの勅許監査人であるHLBラー・ラムにより監査され、その同意書および監査報告書
を受領し、本書に添付している。しかし、「財務諸表等の監査証明に関する内閣府令」(昭和32年大蔵省令第12号)第
1条の3、および「証券取引法施行令」(昭和40年政令第321号)第35条の規定により、上記の財務書類について、日本
の証券取引法第193条の2に基づく監査は受けてない。本書に添付されている原文(英文)の監査報告書および同意書
は、日本の財務内容開示のために作成されたものであり、日本文はそれを翻訳したものである。
3
当社がマレーシアにおいて発行した原文の年次報告書に含まれる財務書類は、マレーシア・リンギットで表示され
ている。円換算額は、財務諸表等規則第130条の規定に基づいて便宜のため表示されたものであり、1マレーシア・リ
ンギット=32.19円で換算されている。千円単位未満の端数は四捨五入されている。上記の為替相場は、2006年12月1
日現在の株式会社三菱東京UFJ銀行の対顧客電信直物売買相場の仲値である100円=3.107マレーシア・リンギットに基
づいて算定したものである。
4
円換算額ならびに「2 主な資産・負債及び収支の内容」、「3 その他」および「4 マレーシアと日本における会
計原則及び会計慣行の主要な相違」に記載されている事項は、当社がマレーシアにおいて発行した原文の年次報告書
に記載された財務書類には含まれておらず、当該事項における財務書類への参照事項を除き、会計監査人であるHL
Bラー・ラムの監査の対象とはなっていない。
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1 【財務書類】
(1) 損益計算書(2006年6月30日に終了した事業年度)
当グループ
2006年
注記
マレーシア・
リンギット
2005年(修正再表示)
マレーシア・
リンギット
千円
千円
収益
4
5,496,373,226
176,928,254
4,936,849,854
158,917,197
売上原価
5
(3,084,510,384)
(99,290,389)
(2,679,833,330)
(86,263,835)
2,411,862,842
77,637,865
2,257,016,524
72,653,362
その他の営業収益
853,120,141
27,461,937
87,810,692
2,826,626
販売・流通費
(46,989,964)
(1,512,607)
(51,629,730)
(1,661,961)
一般管理費
(404,446,809)
(13,019,143)
(324,198,331)
(10,435,944)
その他の営業費用
(103,059,183)
(3,317,475)
(83,328,086)
(2,682,331)
売上総利益
営業利益
6
財務費用
7
関連会社持分損益
税引前利益
2,710,487,027
87,250,577
1,885,671,069
60,699,752
(783,164,750)
(25,210,073)
(822,046,277)
(26,461,670)
283,472,799
9,124,989
192,978,648
6,211,983
2,210,795,076
71,165,493
1,256,603,440
40,450,065
法人税等
−当社および子会社
8
(279,526,136)
(8,997,946)
(290,855,327)
(9,362,633)
−関連会社
8
(84,553,675)
(2,721,783)
(55,031,968)
(1,771,479)
(364,079,811)
(11,719,729)
(345,887,295)
(11,134,112)
59,445,764
910,716,145
29,315,953
(15,380,251)
(352,199,966)
(11,337,317)
1,368,919,336
44,065,513
558,516,179
17,978,636
税引後利益
1,846,715,265
(477,795,929)
少数株主持分損益
当期純利益
1株当たり利益
−基本的
9
96.87セン
31円
39.97セン
13円
−希薄化後
9
90.26セン
29円
37.27セン
12円
普通株式1株当たり
配当金総額
10
7.5セン
2円
7.5セン
2円
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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有価証券報告書
当社
2006年
注記
マレーシア・
リンギット
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
千円
収益
4
311,009,733
10,011,403
297,940,652
9,590,710
売上原価
5
―
―
―
―
311,009,733
10,011,403
297,940,652
9,590,710
94,438,918
3,039,989
5,500,531
177,062
―
―
―
―
売上総利益
その他の営業収益
販売・流通費
一般管理費
(17,015,077)
その他の営業費用
(547,715)
(14,726,705)
(474,053)
―
―
―
―
営業利益
6
388,433,574
12,503,677
288,714,478
9,293,719
財務費用
7
(69,825,985)
(2,247,698)
(54,426,737)
(1,751,997)
関連会社持分損益
税引前利益
―
―
―
―
318,607,589
10,255,978
234,287,741
7,541,722
(65,531,588)
(2,109,462)
(66,475,233)
(2,139,838)
法人税等
−当社および子会社
8
−関連会社
8
税引後利益
少数株主持分損益
当期純利益
―
―
―
―
(65,531,588)
(2,109,462)
(66,475,233)
(2,139,838)
253,076,001
8,146,516
167,812,508
5,401,885
―
―
―
―
253,076,001
8,146,516
167,812,508
5,401,885
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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有価証券報告書
(2) 貸借対照表(2006年6月30日現在)
当グループ
2006年
2005年(修正再表示)
注記
マレーシア・
リンギット
有形固定資産
11
16,321,373,472
525,385,012
16,544,289,290
532,560,672
投資不動産
12
208,564,622
6,713,695
556,998,382
17,929,778
子会社株式
13
181,703,573
5,849,038
181,703,573
5,849,038
関連会社株式
15
1,300,132,976
41,851,280
1,122,420,757
36,130,724
上場投資有価証券
16
626,163,692
20,156,209
14,323,770
461,082
非上場投資有価証券
17
588,211,324
18,934,523
580,356,994
18,681,692
開発費
18
653,699,500
21,042,587
719,338,716
23,155,513
棚卸資産
19
333,557,835
10,737,227
284,072,059
9,144,280
不動産開発費
20
184,914,220
5,952,389
183,565,212
5,908,964
売掛金
21
1,308,760,413
42,128,998
1,148,529,161
36,971,154
不動産開発費に関する
未請求額
20
38,191,029
1,229,369
35,312,136
1,136,698
契約顧客に対する債権
22
12,712,815
409,226
23,500,657
756,486
その他未収金、差入保
証金および前払金
23
890,715,698
28,672,138
938,972,864
30,225,536
70,924,007
2,283,044
73,743,783
2,373,812
マレーシア・
リンギット
千円
千円
流動資産
未収税金
持株会社に対する債権
24
―
―
165,830
5,338
子会社に対する債権
13
―
―
―
―
関係会社に対する債権
25
9,105,584
293,109
6,325,075
203,604
関連会社に対する債権
15
11,696,987
376,526
12,390,944
398,864
短期投資
26
70,585,312
2,272,141
68,665,087
2,210,329
定期預金
27
6,027,167,043
194,014,507
5,642,944,941
181,646,398
現金預金
27
70,029,436
2,254,248
75,483,374
2,429,810
9,028,360,379
290,622,921
8,493,671,123
273,411,273
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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有価証券報告書
当社
2006年
注記
マレーシア・
リンギット
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
千円
有形固定資産
11
2,855,630
91,923
2,666,904
85,848
投資不動産
12
―
―
―
―
子会社株式
13
2,823,522,007
90,889,173
2,750,601,641
88,541,867
関連会社株式
15
216,821,441
6,979,482
139,571,441
4,492,805
上場投資有価証券
16
566,538,409
18,236,871
462,864
14,900
非上場投資有価証券
17
6,950,000
223,721
6,950,000
223,721
開発費
18
―
―
―
―
棚卸資産
19
―
―
―
―
不動産開発費
20
―
―
―
―
売掛金
21
―
―
―
―
不動産開発費に関する
未請求額
20
―
―
―
―
契約顧客に対する債権
22
―
―
―
―
その他未収金、差入保
証金および前払金
23
19,407,857
624,739
20,810,145
669,879
92,684,059
2,983,500
77,021,747
2,479,330
流動資産
未収税金
持株会社に対する債権
24
―
―
2,301
74
子会社に対する債権
13
1,009,411,594
32,492,959
1,196,300,504
38,508,913
関係会社に対する債権
25
1,651,345
53,157
6,279
202
関連会社に対する債権
15
305,008
9,818
297,949
9,591
短期投資
26
27,447,885
883,547
26,701,184
859,511
定期預金
27
390,298,091
12,563,696
171,078,419
5,507,014
現金預金
27
1,443,521
46,467
1,362,867
43,871
1,542,649,360
49,657,883
1,493,581,395
48,078,385
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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当グループ
2006年
注記
マレーシア・
リンギット
2005年(修正再表示)
マレーシア・
リンギット
千円
千円
控除:流動負債
契約顧客に対する債務
22
8,604,395
276,975
19,793,718
637,160
買掛金
28
234,754,418
7,556,745
237,499,118
7,645,097
その他債務および未払
費用
29
1,013,229,300
32,615,851
1,006,954,699
32,413,872
修繕預り金
30
153,139
4,930
3,354,811
107,991
買取選択権付賃借債務
31
5,400,305
173,836
6,793,625
218,687
ファイナンス・リース
債務
32
21,660,408
697,249
18,834,173
606,272
持株会社に対する債務
24
550,212
17,711
―
―
子会社に対する債務
13
―
―
―
―
関係会社に対する債務
25
5,262,222
169,391
1,089,081
35,058
関連会社に対する債務
15
20,000
644
618
20
社債
33
974,508,928
31,369,442
225,000,000
7,242,750
短期借入金
34
1,251,182,709
40,275,571
2,925,104,566
94,159,116
銀行引受手形
35
95,450,556
3,072,553
100,919,941
3,248,613
当座借越
35
67,609,885
2,176,362
76,634,975
2,466,880
債務および費用に対する
36
引当金
49,428,323
1,591,098
45,408,981
1,461,715
1,256,200
40,437
1,113,471
35,843
8,027
258
7,271
234
141,023,015
4,539,531
144,553,223
4,653,168
3,870,102,042
124,578,585
4,813,062,271
154,932,475
5,158,258,337
166,044,336
3,680,608,852
118,478,799
837,514,717
26,959,599
767,543,826
24,707,236
25,875,622,213
832,936,279
24,167,584,160
777,954,534
退職後給付債務
37
従業員株式オプション
未払税金
正味流動資産/(負債)
営業権
38
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当社
2006年
注記
マレーシア・
リンギット
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
千円
控除:流動負債
契約顧客に対する債務
22
―
―
―
―
買掛金
28
―
―
―
―
その他債務および未払
費用
29
5,880,619
189,297
5,869,266
188,932
修繕預り金
30
―
―
―
―
買取選択権付賃借債務
31
316,375
10,184
332,531
10,704
ファイナンス・リース
債務
32
―
―
―
―
持株会社に対する債務
24
―
―
―
―
子会社に対する債務
13
719,699,652
23,167,132
35,520,313
1,143,399
関係会社に対する債務
25
159,100
5,121
50,799
1,635
関連会社に対する債務
15
―
―
―
―
社債
33
―
―
―
―
短期借入金
34
1,127,398,000
36,290,942
1,213,298,000
39,056,063
銀行引受手形
35
―
―
―
―
当座借越
35
―
―
―
―
債務および費用に対する
引当金
36
―
―
―
―
退職後給付債務
37
―
―
―
―
8,027
258
7,271
234
―
―
―
―
1,853,461,773
59,662,934
1,255,078,180
40,400,967
238,503,215
7,677,418
従業員株式オプション
未払税金
正味流動資産/(負債)
営業権
(310,812,413)
38
(10,005,052)
―
―
―
―
3,305,875,074
106,416,119
3,138,756,065
101,036,558
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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有価証券報告書
当グループ
2006年
注記
マレーシア・
リンギット
2005年(修正再表示)
マレーシア・
リンギット
千円
千円
資金の源泉:
資本金
39
782,355,080
25,184,010
762,966,001
24,559,876
株式払込剰余金
40
389,755,734
12,546,237
290,759,325
9,359,543
その他の準備金
40
231,790,583
7,461,339
238,146,112
7,665,923
6,113,825,321
196,804,037
4,812,620,028
154,918,239
未処分利益
自己株式−取得原価
39
(668,269,321)
(21,511,589)
(542,103,046)
(17,450,297)
資本金および剰余金
6,849,457,397
220,484,034
5,562,388,420
179,053,283
少数株主持分
2,945,802,116
94,825,370
2,557,163,869
82,315,105
固定負債
長期債務
41
85,348,663
2,747,373
91,479,631
2,944,729
社債
33
8,840,667,991
284,581,103
9,504,470,360
305,948,901
借入金
34
3,577,590,674
115,162,644
2,768,854,285
89,129,419
買取選択権付賃借債務
31
3,631,915
116,911
5,486,552
176,612
ファイナンス・リース
債務
32
566,345,174
18,230,651
599,641,903
19,302,473
繰延収益
42
147,202,509
4,738,449
149,212,894
4,803,163
繰延税金
43
2,450,332,612
78,876,207
2,501,100,701
80,510,432
退職後給付債務
37
409,243,162
13,173,537
427,785,545
13,770,417
25,875,622,213
832,936,279
24,167,584,160
777,954,534
418.07セン
135円
337.04セン
108円
普通株式1株当たり
正味有形固定資産
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有価証券報告書
当社
2006年
注記
マレーシア・
リンギット
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
千円
資金の源泉:
資本金
39
782,355,080
25,184,010
762,966,001
24,559,876
株式払込剰余金
40
389,755,734
12,546,237
290,759,325
9,359,543
その他の準備金
40
―
―
―
―
2,301,644,053
74,089,922
2,126,489,167
68,451,686
未処分利益
自己株式−取得原価
39
資本金および剰余金
少数株主持分
(668,269,321)
(21,511,589)
(542,103,046)
(17,450,297)
2,805,485,546
90,308,580
2,638,111,447
84,920,807
―
―
―
―
固定負債
長期債務
41
―
―
―
―
社債
33
500,000,000
16,095,000
500,000,000
16,095,000
借入金
34
―
―
―
―
買取選択権付賃借債務
31
389,528
12,539
644,618
20,750
ファイナンス・リース
債務
32
―
―
―
―
繰延収益
42
―
―
―
―
繰延税金
43
―
―
―
―
退職後給付債務
37
―
―
―
―
3,305,875,074
106,416,119
3,138,756,065
101,036,558
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
(3) 株主持分変動表(2006年6月30日に終了した事業年度)
当グループ
分配不能
資本金
マレーシア・
リンギット
株式払込剰余金
マレーシア・
リンギット
千円
その他の準備金
マレーシア・
リンギット
千円
千円
2004年7月1日現在
−前年度報告額
737,293,311
23,733,472
549,074,821
17,674,718
144,865,650
4,663,225
−過年度修正額
―
―
―
―
―
―
−修正再表示額
737,293,311
23,733,472
549,074,821
17,674,718
144,865,650
4,663,225
為替換算差額
―
―
―
―
(28,144,567)
(905,974)
損益計算書上認識
されていない純損失額
―
―
―
―
(28,144,567)
(905,974)
連結に係る資本準備金
―
―
―
―
34,453,649
1,109,063
自己株式
―
―
―
―
―
―
新株の発行
25,672,690
826,404
177,942,632
5,727,973
―
―
当期純利益
―
―
―
―
―
―
子会社持分の見なし
希薄化に伴う認識利益
―
―
―
―
―
―
配当金支払額
―
―
―
―
―
交換 可 能社 債 の 株式 部
分
―
―
―
35,231,540
1,134,103
再評価準備金
―
―
―
157,254
5,062
振替
―
―
―
10,246,729
329,842
自己株式による配当
―
―
―
社債 に 係 る 利息 の増 加
額
関連会社の買収により
生じた資本準備金
(436,258,128)
―
(14,043,149)
―
―
40,219,455
1,294,664
―
―
―
―
1,116,402
35,937
762,966,001
24,559,876
290,759,325
9,359,543
238,146,112
7,665,923
−前年度報告額
762,966,001
24,559,876
290,759,325
9,359,543
238,146,112
7,665,923
−過年度修正額
―
―
―
―
―
―
−修正再表示額
762,966,001
24,559,876
290,759,325
9,359,543
238,146,112
7,665,923
為替換算差額
―
―
―
―
(46,724,046)
(1,504,047)
損益計算書上認識
されていない純損失額
―
―
―
―
(46,724,046)
(1,504,047)
自己株式
―
―
―
―
―
―
2005年6月30日現在
2005年7月1日現在
新株の発行
19,389,079
624,134
98,996,409
3,186,694
―
―
当 年度 に 認識 され た 無
償還 無 担 保 転換社 債 の
株式部分
―
―
―
―
24,368,652
784,427
当期純利益
―
―
―
―
―
―
子会社持分の見なし
希薄化に伴う認識利益
―
―
―
―
―
―
配当金支払額
―
―
―
―
―
―
再評価準備金
―
―
―
―
3,629
117
資本準備金への振替
―
―
―
―
233,976
7,532
法定準備金への振替
―
―
―
―
15,762,260
507,387
2006年6月30日現在
782,355,080
25,184,010
389,755,734
12,546,237
231,790,583
7,461,339
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
当グループ
分配可能
未処分利益
マレーシア・
リンギット
合計
自己株式
マレーシア・
リンギット
千円
マレーシア・
リンギット
千円
千円
2004年7月1日現在
−前年度報告額
−過年度修正額
4,249,602,216
(12,155,170)
136,794,695
(391,275)
(308,636,938)
―
―
(12,155,170)
(391,275)
136,403,420
―
―
―
―
(28,144,567)
(905,974)
損益計算書上認識
されていない純損失額
―
―
―
―
(28,144,567)
(905,974)
連結に係る資本準備金
―
―
―
―
34,453,649
1,109,063
自己株式
―
―
(669,724,236)
(21,558,423)
新株の発行
―
―
―
―
203,615,322
6,554,377
(21,558,423)
5,360,043,890
172,931,088
4,237,447,046
(669,724,236)
(9,935,023)
5,372,199,060
為替換算差額
−修正再表示額
(308,636,938)
(9,935,023)
172,539,813
当期純利益
558,516,179
17,978,636
―
―
558,516,179
17,978,636
子会社持分の見なし
希薄化に伴う認識利益
100,682,791
3,240,979
―
―
100,682,791
3,240,979
配当金支払額
(73,779,259)
(2,374,954)
―
―
(73,779,259)
(2,374,954)
交換可能社債の株式部
分
―
―
―
―
35,231,540
1,134,103
再評価準備金
―
―
―
―
157,254
5,062
―
―
―
―
振替
(10,246,729)
自己株式による配当
社債に係る利息 の増加
額
関連会社の買収により
生じた資本準備金
2005年6月30日現在
(329,842)
―
―
436,258,128
14,043,149
―
―
―
―
―
―
40,219,455
1,294,664
―
―
―
―
1,116,402
35,937
4,812,620,028
154,918,239
(542,103,046)
(17,450,297)
5,562,388,420
179,053,283
4,834,602,745
155,625,862
(542,103,046)
(17,450,297)
5,584,371,137
179,760,907
2005年7月1日現在
−前年度報告額
−過年度修正額
(21,982,717)
(707,624)
―
為替換算差額
―
―
―
―
(46,724,046)
(1,504,047)
損益計算書上認識
されていない純損失額
―
―
―
―
(46,724,046)
(1,504,047)
自己株式
―
―
(126,166,275)
(4,061,292)
新株の発行
―
―
―
―
118,385,488
3,810,829
当年度に認識された無
償還無担保転換社債の
株式部分
―
―
―
―
24,368,652
784,427
1,368,919,336
44,065,513
―
―
1,368,919,336
44,065,513
26,203,308
843,484
―
―
26,203,308
843,484
―
―
(77,921,115)
―
―
3,629
117
当期純利益
子会社持分の見なし
希薄化に伴う認識利益
配当金支払額
(77,921,115)
再評価準備金
―
(2,508,281)
―
(4,061,292)
5,562,388,420
(707,624)
154,918,239
(126,166,275)
(17,450,297)
(21,982,717)
4,812,620,028
−修正再表示額
(542,103,046)
―
179,053,283
(2,508,281)
資本準備金への振替
(233,976)
(7,532)
―
―
―
―
法定準備金への振替
(15,762,260)
(507,387)
―
―
―
―
6,849,457,397
220,484,034
2006年6月30日現在
6,113,825,321
196,804,037
(668,269,321)
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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84/302
(21,511,589)
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
当社
資本金
マレーシア・
リンギット
2004年7月1日現在
分配不能株式払込剰余金
マレーシア・
リンギット
千円
分配可能未処分利益
マレーシア・
リンギット
千円
千円
737,293,311
23,733,472
549,074,821
17,674,718
2,032,455,918
65,424,756
新株の発行
25,672,690
826,404
177,942,632
5,727,973
―
―
当期純利益
―
―
―
―
167,812,508
5,401,885
配当金支払額
―
―
―
―
(73,779,259)
(2,374,954)
自己株式による配当
―
―
自己株式
―
―
―
762,966,001
24,559,876
新株の発行
19,389,079
当期純利益
―
―
―
―
―
290,759,325
9,359,543
2,126,489,167
68,451,686
624,134
98,996,409
3,186,694
―
―
―
―
―
―
253,076,001
8,146,516
配当金支払額
―
―
―
―
(77,921,115)
(2,508,281)
自己株式
―
―
―
―
―
―
782,355,080
25,184,010
389,755,734
12,546,237
2,301,644,053
74,089,922
2005年6月30日現在
2006年6月30日現在
(436,258,128)
(14,043,149)
当社
分配可能自己株式
マレーシア・
リンギット
2004年7月1日現在
(308,636,938)
合計
マレーシア・
リンギット
千円
(9,935,023)
千円
3,010,187,112
96,897,923
新株の発行
―
―
203,615,322
6,554,377
当期純利益
―
―
167,812,508
5,401,885
配当金支払額
―
―
(73,779,259)
(2,374,954)
436,258,128
14,043,149
自己株式
(669,724,236)
(21,558,423)
2005年6月30日現在
(542,103,046)
(17,450,297)
自己株式による配当
―
(669,724,236)
―
(21,558,423)
2,638,111,447
84,920,807
新株の発行
―
―
118,385,488
3,810,829
当期純利益
―
―
253,076,001
8,146,516
配当金支払額
―
―
(77,921,115)
(2,508,281)
(126,166,275)
(4,061,292)
自己株式
(126,166,275)
(4,061,292)
2006年6月30日現在
(668,269,321)
(21,511,589)
2,805,485,546
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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85/302
90,308,580
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
(4) キャッシュ・フロー計算書(2006年6月30日に終了した事業年度)
当グループ
2006年
マレーシア・
リンギット
当社
2005年
2006年
マレーシア・
リンギット
千円
マレーシア・
リンギット
千円
2,210,795,076
71,165,493
1,256,603,440
40,450,065
30,144,783
970,361
30,586,234
984,571
―
431,332
13,885
432,522
13,923
―
(651,153)
(20,961)
(45,900)
(1,478)
―
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
千円
営業活動による
キャッシュ・フロー
税引前利益
318,607,589
10,255,978
234,287,741
7,541,722
―
―
―
―
―
―
―
―
―
調整項目:
貸倒引当金−純額
開発費の償却
償却債権取立益
4,739,081
152,551
1,899,830
61,156
25,350
816
2,984
96
642,717,417
20,689,074
644,423,440
20,743,991
616,523
19,846
521,700
16,794
確定給付型年金費用
72,764,744
2,342,297
43,725,546
1,407,525
―
―
―
―
確定拠出型年金費用
13,199,527
424,893
10,343,297
332,951
―
―
―
―
繰延収益
(5,767,239)
(185,647)
(5,948,574)
(191,485)
―
―
―
―
8,190,946
263,667
24,536,338
789,825
―
―
―
(17,163,128)
(552,481)
(67,812,502)
貸倒損失
減価償却費
開発費の一括償却
受取配当金
開発費売却益
投資有価証券売却益
投資不動産売却益
有形固定資産売却損/
(益)−純額
(231,994)
(7,468)
(21,606,648)
(695,518)
(646,018,661)
(20,795,341)
8,505,042
273,777
投資有価証券償還益
(94,400,000)
(3,038,736)
支払利息
783,164,750
受取利息
(247,380,399)
―
(14,867,253)
―
(13,159,806)
(2,182,884)
―
(478,577)
―
(423,614)
―
―
25,210,073
822,046,277
(7,963,175)
(158,355,346)
(288,697,319)
―
(37,268)
―
―
(9,293,167)
―
(1,200)
―
―
(94,400,000)
(3,038,736)
26,461,670
69,825,985
2,247,698
(5,097,459)
(21,822,794)
(702,476)
(283,539,847)
―
(3,791,700)
―
(78,850)
―
(9,127,148)
―
(122,055)
―
(2,538)
―
―
54,426,737
1,751,997
(13,782,186)
(443,649)
投資有価証券の評価減
230,000
7,404
―
―
230,000
7,404
―
―
有形固定資産評価損
881,111
28,363
53,124
1,710
―
―
―
―
9,257,905
298,012
5,967,400
192,091
―
―
―
―
6,202
債務および費用に対する
引当金
株式に基づく報酬
関連会社による利益
未実現為替差益−純額
前へ
―
―
―
―
(283,472,799)
78,379
(9,124,989)
2,523
(192,978,648)
192,669
(6,211,983)
―
―
―
―
(6,997,428)
(225,247)
(66,717)
(2,148)
―
―
―
―
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86/302
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
当グループ
2006年
運転資本の増減調整前
営業利益(損失)
契約顧客に対する勘定
残高の増減−純額
棚卸資産
マレーシア・
リンギット
当社
2005年
2006年
千円
マレーシア・
リンギット
千円
2,461,410,644
79,232,809
2,387,575,371
76,856,051
29,057
935
(2,740,211)
マレーシア・
リンギット
(88,207)
(15,651,934)
―
(49,591,131)
(1,596,339)
(4,227,901)
(136,096)
受取債権
(159,172,845)
(5,123,774)
227,934,659
7,337,217
支払債務
71,606,094
2,305,000
(106,206,877)
持株会社
634,637
20,429
(179,711)
―
―
―
―
関係会社
1,534,551
49,397
8,398,599
270,351
(1,536,765)
関連会社
713,339
22,962
3,462,754
111,466
(7,059)
2,322,936,445
74,775,324
2,525,737,932
81,303,504
不動産開発費
子会社
営業活動による/
(に使用した)キャッシュ
配当金受取額
利息支払額
(384,781)
―
―
―
684,398
―
―
―
―
―
―
―
1,376,938
44,324
38,808,834
1,249,256
(3,418,799)
12,109
390
(2,993,638)
(5,785)
2,301
74
(1,645)
(53)
871,068,249
28,039,687
(325,546,935)
(10,479,356)
(49,468)
(34,070)
(1,097)
(227)
(592)
(19)
27,530,943
(301,721,467)
(9,712,414)
87,089,291
2,803,404
(698,519,832)
(22,485,353)
(720,820,253)
3,103,195
99,892
855,263,839
(96,365)
207,866,001
6,691,207
204,148,690
6,571,546
(23,203,204)
(69,825,985)
(2,247,698)
(54,426,737)
(1,751,997)
21,822,794
702,476
13,782,186
―
―
―
8,067,522
152,080,835
4,895,482
(3,436,564)
(43,939,960)
(1,414,427)
税金支払額
(367,541,173)
(11,831,150)
(229,416,962)
(7,384,932)
(362,582)
(11,672)
432,714
13,929
396,508
12,764
―
―
1,488,260,699
47,907,112
1,687,141,295
54,309,078
1,014,764,067
32,665,255
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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―
(11,953,421)
(443,188)
250,622,008
税金還付額
(503,836)
千円
21,261,213
(106,758,754)
営業活動による/(に使用し
た)キャッシュ・フロー純額
千円
(13,767,865)
退職給付制度支払額
利息受取額
2005年
マレーシア・
リンギット
次へ
87/302
(1,812,060)
―
(140,029,388)
443,649
―
(58,330)
―
(4,507,546)
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
当グループ
2006年
マレーシア・
リンギット
当社
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
2006年
マレーシア・
リンギット
千円
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
千円
投資活動によるキャッシュ・
フロー
子会社株式の追加取得
関連会社株式の追加取得
関連会社の取得
子会社の取得(子会社の
保有する現金預金控除後)
開発費
インフラ資産に対する
交付金
インフラ資産以外の資産に
対する交付金
有形固定資産売却による
手取金
投資有価証券売却による
手取金
投資不動産売却による
手取金
投資有価証券償還による
手取金
開発費売却による手取金
投資不動産の取得
有形固定資産の取得
短期投資の取得
投資有価証券の取得
投資活動に使用した
キャッシュ・フロー純額
前へ
(43,979,148)
(1,415,689)
(113,400,000)
(3,650,346)
(20,134,114)
(648,117)
―
―
(930,432)
―
(29,951)
―
(73,150,366)
(2,354,710)
(113,400,000)
(3,650,346)
(4,943,277)
(159,124)
―
―
(654,306,545)
(21,062,128)
―
―
―
―
(199,710,070)
(6,428,667)
―
―
―
―
(94,101,999)
(3,029,143)
(104,498,736)
(3,363,814)
―
―
―
―
47,647,860
1,533,785
39,298,032
1,265,004
―
―
―
―
6,637,734
213,669
10,018,797
322,505
―
―
―
―
12,428,826
400,084
29,759,822
957,969
―
―
78,850
2,538
47,716,928
1,536,008
32,827,395
1,056,714
787,828
25,360
5,681,700
182,894
631,129,180
20,316,048
―
―
―
―
―
―
130,550,000
4,202,405
―
―
130,550,000
4,202,405
―
―
268,260
8,635
―
―
―
―
―
―
―
―
―
(13,931,446)
(448,453)
(21,886,391)
(704,523)
(714,439,196)
(22,997,798)
(1,049,376,290)
(33,779,423)
(517,249)
(376,580)
(12,122)
(733,273)
(23,604)
(746,701)
(24,036)
(5,699,520)
(183,468)
(746,701)
(24,036)
(90,868,346)
(2,925,052)
(151,703,955)
(4,883,350)
(566,826,105)
(18,246,132)
(215,222,162)
(6,928,001)
(2,076,207,893)
(66,833,132)
(623,302,593)
(20,064,110)
次へ
88/302
―
(16,650)
―
(292,580)
―
(9,418)
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
当グループ
2006年
マレーシア・
リンギット
当社
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
2006年
千円
マレーシア・
リンギット
2005年
マレーシア・
リンギット
千円
千円
財務活動によるキャッシュ・
フロー
配当金支払額
(77,921,115)
(2,508,281)
(73,779,259)
(2,374,954)
子会社の少数株主に対する
配当金支払額
(169,671,330)
(5,461,720)
(150,007,287)
(4,828,735)
自己株式取得
(126,166,275)
(4,061,292)
(669,724,236)
(21,558,423)
子会社による自己株式取得
(171,748,338)
(5,528,579)
(358,030,054)
(11,524,987)
1,097,344,478
借入金
35,323,519
2,032,897,706
65,438,977
(77,921,115)
―
(126,166,275)
(2,508,281)
―
(4,061,292)
(73,779,259)
―
(669,724,236)
(2,374,954)
―
(21,558,423)
―
―
―
―
250,000,000
8,047,500
328,300,000
10,567,977
―
子会社の少数株主に対する
新株発行による手取金
226,153,749
7,279,889
102,495,462
3,299,329
―
―
―
社債発行による手取金
400,000,000
12,876,000
2,935,212,459
94,484,489
―
―
―
―
新株発行による手取金
118,385,488
3,810,829
203,615,322
6,554,377
118,385,488
3,810,829
203,615,322
6,554,377
(225,000,000)
(7,242,750)
―
―
―
―
(7,824,022)
(251,855)
社債の償還
買取選択権付賃借債務
(の返済)/による手取金
社債の償還
―
借入金の返済
―
(1,325,000,000)
958,565
(42,651,750)
30,856
(23,963,768)
(771,394)
(1,876,347,127)
(60,399,614)
(2,397,591,337)
(77,178,465)
(16,874,542)
(543,192)
ファイナンス・リース債務
の返済
財務活動(に使用した)
/によるキャッシュ・
フロー純額
現金預金および現金等価物の
純増減額
(18,164,792)
(584,725)
(830,959,284)
(26,748,579)
260,209,031
442,079,253
14,230,531
為替レート変動による影響額
(54,285,999)
(1,747,466)
(559,246)
―
(335,900,000)
―
(18,002)
―
(10,812,621)
―
(61,851)
(1,991)
―
―
―
―
―
―
8,376,129
(172,161,148)
(5,541,867)
(211,650,024)
(6,813,014)
(128,857,567)
(4,147,925)
219,300,326
7,059,277
(351,971,992)
(11,329,978)
(52,164,283)
(1,679,168)
―
―
―
―
現金預金および現金等価物
−期首残高
5,641,793,340
181,609,328
5,822,815,190
187,436,421
172,441,286
5,550,885
524,413,278
16,880,863
現金預金および現金等価物
−期末残高(注記27)
6,029,586,594
194,092,392
5,641,793,340
181,609,328
391,741,612
12,610,162
172,441,286
5,550,885
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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89/302
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
連結キャッシュ・フロー計算書に対する注記
(a) 取得純資産の内訳
当グループ
2006年
マレーシア・
リンギット
2005年
千円
マレーシア・
リンギット
千円
有形固定資産
―
―
1,210,470,380
38,965,042
開発費
―
―
39,542,657
1,272,878
営業権
―
―
247
8
棚卸資産
―
―
69,830,989
2,247,860
受取債権
―
―
39,870,878
1,283,444
会社間残高
―
―
(39,638,695)
(1,275,970)
現金預金および現金等価物
―
―
17,747,773
支払債務
―
―
(106,803,573)
(3,438,007)
借入金
―
―
(848,947,071)
(27,327,606)
退職後給付
―
―
(12,393,483)
(398,946)
法人税等
―
―
(553,130)
(17,805)
繰延税金
―
―
758,034
24,401
少数株主持分
―
―
(119,952,165)
(3,861,260)
取得純資産
―
―
249,932,841
8,045,338
営業権
―
―
1,483,180
47,744
連結上の準備金
―
―
(33,958,178)
(1,093,114)
−現金支払額
―
―
(1,097,742)
(35,336)
−支払期限が到来したが
未払の金額
―
―
646,516
20,811
―
―
217,006,617
6,985,443
−現金支払額
―
―
1,097,742
35,336
−支払期限が到来したが
未払の金額
571,301
買収に直接関連した費用
買収価額総額
買収に直接関連した費用
―
―
(646,516)
(20,811)
加算:被買収子会社より取得
した現金預金および現金等価物
―
―
(17,747,773)
(571,301)
支払った純キャッシュ
―
―
199,710,070
6,428,667
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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90/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
(b) 有形固定資産の取得の内訳
当グループ
2006年
マレーシア・
リンギット
現金
買取選択権付賃借契約
その他の債務
投資不動産からの振替
子会社による株式の発行
開発費からの振替
受取債権
当社
2005年
2006年
マレーシア・
リンギット
千円
千円
714,439,196
22,997,798
1,049,376,290
33,779,423
517,249
16,650
376,580
12,122
4,576,065
147,304
5,916,491
190,452
288,000
9,271
1,039,000
33,445
千円
千円
―
―
3,124,906
100,591
―
―
―
―
1,641,991
52,856
―
―
―
―
―
―
303,800
9,779
―
―
―
―
―
―
65,350
2,104
―
―
―
―
―
―
1,620,000
52,148
―
―
―
―
―
―
722,646,402
23,261,988
1,058,417,687
34,070,465
805,249
25,921
1,415,580
45,568
添付の注記は、この財務書類の不可欠の一部分である。
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2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
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EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
(5) 財務書類に対する注記
1
概要
当社の主な事業は、投資持株およびマネジメント会社の事業である。子会社の主な事業は財務書類に対する注記13
に詳しく説明されている。
当社はマレーシアを本拠地とする有限責任の株式会社であり、ブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッ
ドのメインボードおよび東京証券取引所の外国部に上場されている。
当社の登記上の本社の住所は以下の通りである。
11th Floor, Yeoh Tiong Lay Plaza
55 Jalan Bukit Bintang
55100 Kuala Lumpur
当社の主要営業所の住所は以下の通りである。
11th Floor, Yeoh Tiong Lay Plaza
55 Jalan Bukit Bintang
55100 Kuala Lumpur
2
金融リスク管理目的および方針
当グループの事業は、外国為替リスク、金利リスク、信用リスク、市場リスク、流動性リスクおよびキャッシュ・
フロー・リスクを含む、様々な金融リスクにさらされている。
当グループの金融リスク管理方針は、上述のリスクを管理するのに十分なリソースが利用可能であることを確実に
し、当グループの株主への価値を創出することである。取締役会は、定期的にこれらのリスクをレビューし、これら
のリスクの管理を取り扱う財務方針を承認している。投機的取引を行うことは当グループの方針ではない。
(a) 外国為替リスク
子会社が締結した外国為替取引により、当グループは為替リスクにさらされている。しかしながら、子会社の取
引および借入の実行が主としてそれぞれの機能通貨建てであるため、外国為替リスクの影響は限定されている。
必要があれば、当グループは、外国通貨建ての債権および債務、ならびに外国通貨建ての予定取引から生じるキ
ャッシュ・フローによるリスクを限定するため、先渡為替予約を締結している。
(b) 金利リスク
当グループは、留保利益および借入金を組み合わせて事業の資金調達を行っている。金利リスクは、当グループ
の借入金および預金から生じている。固定および変動金利の負債ならびにデリバティブ金融商品の利用により、予
測可能かつ望ましい範囲内で支払利息を管理することが、当グループの方針である。認可された金融機関の預金は
短期間保有され、投機目的では保有されない。
(c) 信用リスク
当グループは、主に現金預金および売掛金による信用リスクにさらされている。当グループは、確立された信用
評価およびモニタリング・ガイドラインに基づき、顧客に信用を供与している。当グループは、金融機関による債
務不履行が生じた場合に重大な損失を被る可能性は低いものと考えている。
92/302
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
当グループの発電事業における売掛金は、唯一の取引先である国有電力供給会社によるものであり、この取引相
手のリスクはごく僅かであると考えられる。当グループの水道および下水事業においては、売掛金の信用リスク
は、厳格な回収手続を通して軽減されている。また、取締役の見解では、水道事業および下水処理事業により生じ
る信用リスクは、顧客層が幅広いものであるため限定されている。
(d) 市場リスク
当グループは、使用した製品の価格を決定するために、変動および固定価格契約を通して、当グループの事業に
おいて使用される主要製品の価格変動に対するリスクを管理している。
当グループは、発電ならびに水道および下水の事業セグメントにおいて、実質的に契約による販売または価格規
制の事業体制のもとで事業を行っている。当グループは、これらの事業セグメントに適用される料金表が許可また
は当局の規制により保護されているため、当グループの市場リスクは軽微であると考えている。
(e) 流動性リスクおよびキャッシュ・フロー・リスク
慎重な流動性リスク管理には、十分な現金および市場性のある有価証券の維持、十分な金額の約定与信枠による
資金調達の利用可能性、ならびにマーケット・ポジションを手じまいする能力が含まれる。対象となる事業の性質
が活動的であることから、当グループは、約定与信枠を利用可能に保つことで資金調達の柔軟性を維持することを
目的としている。
3
重要な会計方針
(a) 作成基準
当グループおよび当社の財務書類は、(下記の重要な会計方針が他に述べられている場合を除き)取得原価法に基
づき、また、1965年会社法の規定およびマレーシアにおいて適切と認められている会計基準(MASB)に準拠して作成
されている。
マレーシアにおいて適切と認められている会計基準(MASB)および1965年会社法の規定に準拠した財務書類の作成
においては、取締役が決算日における資産および負債の計上額、偶発資産および負債の開示ならびに報告期間にお
ける収益および費用の計上額に影響を及ぼす見積および仮定を行うことを要求している。実績はこれらの見積とは
異なる場合がある。
会計方針は、財務書類に関して重大であると考えられる項目の取扱いにあたり、一貫して使用されている。
(b) 有形固定資産および減価償却
有形固定資産は、インフラ資産ならびに一部の自己所有および賃借の土地および建物を除き、取得原価あるいは
評価額から減価償却累計額および減損累計額を控除した金額で表示されている。
一部の自己所有および賃借の土地および建物は、独立の職業鑑定人が公開市場における価格で行った評価に基づ
き、1983年に、取締役により再評価された。基準書第116号「有形固定資産」の適用に関して財務報告基準(FRS)に
より公表された経過規定に準拠し、これらの有形固定資産の評価は更新されておらず、従来の再評価額から減価償
却額および減損を控除した金額で引き続き表示されている。
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インフラ資産とは、水道の本管および下水道システムのネットワーク、灌漑され汲み上げられた生水の貯水池、
ダム、汚泥用パイプライン、河口、ならびにインフラの調査および研究から構成される。ネットワークの増強に関
連したインフラ資産に対する支出は、追加取得として取り扱われ、接続費用および交付金を差引いた後の金額で計
上される。システムまたはネットワークは永続的に維持されることが求められており、このため経済的耐用年数の
期限はないものと見なされている。従って、インフラ資産の使用に関連する減価償却費は重要性が低いため、損益
計算書に計上されていない。インフラ資産に関する修繕維持費は、発生時に損益計算書に計上される。
インフラ資産およびその他の資産に減損の徴候がある場合は、当該資産の帳簿価額が評価され、回収可能価額ま
で直ちに評価減される。
使用されなくなり、処分目的で保有されている有形固定資産は、正味帳簿価額と正味実現可能価額のうちいずれ
か低い価額で計上されている。
自己所有の土地、自己所有の油ヤシ栽培地は償却されず、建設中の資産は減価償却されない。当該資産に対する
減価償却費は、資産の建設がその使用目的に関して完了した時点ではじめて計上される。
その他の有形固定資産についての減価償却費は定額法に基づいて算定され、見積耐用年数にわたって当該有形固
定資産の取得原価を減額する。
主たる減価償却率は以下の通りである:
賃借土地および建物
16年−99年
工場およびその他の建物
1−20(%)
幹線および導管
5
インフラ資産および敷地
5−20
設備、機械および機器
4−20
備品、什器および機器
10−50
自動車および付属品
10−33 1/3
ヨットおよびボート
10
ヘリコプター
10
航空機
10−20
陶磁器類およびその他の営業資産
10−50
(c) 資産の減損
棚卸資産、工事契約により生じた資産、繰延税金資産および金融資産(子会社株式および関連会社株式を除く)以
外の資産の帳簿価額は、当該資産に減損が生じている可能性を示す徴候がある場合に、減損の有無について調査さ
れる。減損は、当該資産の帳簿価額と回収可能価額とを比較して測定される。回収可能価額は、正味売却価額と使
用価値のうちいずれか高い方である。
減損は、当該資産が再評価額で計上されている場合を除き、損益計算書に直ちに費用計上される。再評価された
資産の減損については、当該資産について過年度に認識された再評価による余剰金の減少として処理される。
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資産の回収可能価額のその後の増加は、過年度に計上された減損の戻入れとして会計処理され、減損が認識され
ていなかった場合に算定されたはずの当該資産の帳簿価額(償却費および減価償却費控除後)の金額まで認識され
る。戻入れは、当該資産が再評価額で計上されている場合を除き、損益計算書に直ちに認識される。再評価された
資産に係る減損の戻入れは、再評価による余剰金の増加として計上される。ただし、減損の戻入れは、再評価され
た当該資産に係る減損が過年度に損益計算書において費用として認識されていた金額分については、損益計算書に
収益として認識される。
(d) 投資不動産
投資不動産とは、主に投資収益力および賃貸収益目的で保有し、当グループが使用していない土地および建物か
ら構成される。これらの不動産は取得原価から一時的でない価値の下落に対する引当金を控除した金額で計上され
ている。投資不動産は減価償却の対象とはならない。帳簿価額の増加は、再評価準備金に貸方計上される。同じ資
産における過年度の増加を相殺する下落は、再評価準備金に対して計上される。その他の下落はすべて損益計算書
に計上される。
投資不動産を売却する際の正味手取金と帳簿価額の差額は、損益計算書に費用計上または収益計上される。当該
投資不動産に関連した再評価準備金の金額は、留保利益に振替えられる。
(e) 子会社株式および連結基準
子会社株式は、取得原価から一時的でない価値の下落に対する引当金または償却額を控除した金額で計上されて
いる。投資の一時的でない価値の下落は、下落が識別された期間の費用として認識されている。
子会社とは、当グループが長期的に株式持分を保有し、その活動から利益を得るべく財務および事業方針に対し
て支配力を持つ会社をいう。
連結財務書類には、当社および子会社の財務書類が含まれている。当期に取得もしくは売却した子会社について
は、取得日以降もしくは売却日までの損益が連結財務書類に含まれている。
子会社が、専ら近い将来の売却を目的に取得・保有されているために支配力が一時的なものである予定で、過年
度に連結されていなかった場合、もしくは当社に対する資金の送金が著しく阻害される厳しい長期の制限の下で活
動を行っている場合は、当該子会社は連結から除かれている。これらの理由により連結から除かれた子会社は投資
として取り扱われている。
取得日現在の当該子会社の識別可能な純資産についての当グループの持分の公正価額に対する取得原価の超過額
もしくは不足額は、連結貸借対照表に、買収により生じた営業権もしくは連結上の準備金として適宜計上される。
当社では、連結財務書類を作成する際に取得法を適用している。
すべての重要な会社間取引およびその残高ならびにそれにより生じた未実現利益は、連結時に相殺消去されてい
る。会社間取引により生じた未実現損失も、原価が回収不可能でない限り相殺消去されている。
連結されている子会社の財務書類は、2006年6月30日現在の財務書類に基づいている。
(f) 関連会社株式
関連会社株式は、取得原価から一時的でない価値の下落に対する引当金または償却額を控除した金額で計上され
ている。投資の一時的でない価値の下落は、下落が識別された期間の費用として認識されている。
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関連会社とは、当グループが重要な影響力を行使できる立場にある会社である。重要な影響力とは、財務および
事業方針の決定に係わることのできる力であるが、それらの方針を支配するものではない。
関連会社株式は、連結財務書類上、持分法で会計処理されている。取得もしくは売却した関連会社の損益および
剰余金に対する当グループの持分は、当該会社の直近の監査済財務書類もしくは経営報告書を基に、取得日以降も
しくは売却日まで連結財務書類に計上されている。
当グループと関連会社との取引により生じ、関連資産および負債の帳簿価額に含まれる未実現利益は、当グルー
プの関連会社に対する所有持分まで相殺消去されている。この様な取引による未実現損失も、原価が回収不可能で
ない限り相殺消去されている。
買収による営業権/プレミアムは取得した純資産の公正価値に基づき計算されている。
(g) ジョイントベンチャー
共同支配企業
共同支配企業とは、当グループと単一もしくは複数の当事者による契約上合意した支配力の共有が存在する会
社、パートナーシップまたはその他の企業体である。共同支配企業における当グループの持分は、連結財務書類
上、持分法で会計処理されている。
持分法では、共同支配企業の当期の損益に対する当グループの持分は、損益計算書上で認識される。共同支配企
業に対する当グループの投資は、当該企業の純資産における持分を反映し、また買収に伴う営業権を含んだ金額で
貸借対照表に計上される。
当グループと共同支配企業との取引による未実現利益は、当グループの共同支配企業に対する所有持分まで相殺
消去されている。未実現損失も、その取引が譲渡資産の減損の証拠を提供しない限り相殺消去されている。持分法
を適用するにあたり、当グループの財務書類と会計方針上で一貫性を持たせるため、必要に応じて共同支配企業の
財務書類に対して修正が行われている。
共同支配事業
共同支配事業は当グループと第三者との事業、リソースおよび専門技術を結合するために組織されたものであ
る。当グループにより支配される資産ならびに当グループが負担する負債および費用は該当子会社の財務書類上で
直接認識され、その結果、当グループの連結財務書類上で認識される。
(h) 投資有価証券
長期保有の投資有価証券は、取得原価で計上されている。取締役が一時的でない価値の下落が存在するとした場
合は、引当金が計上される。
短期の上場投資有価証券が投資有価証券の種類別ポートフォリオ毎の合計で算定された取得原価および時価のい
ずれか低い方の金額で計上されるのに対し、短期の非上場投資有価証券は取得原価で計上される。取得原価は、加
重平均法により算出される。時価は、決算日営業終了時の相場売値をもとに計算される。短期投資の帳簿価額の増
減は、損益計算書に損益計上される。取締役が一時的でない価値の下落が存在するとした場合は、引当金が計上さ
れる。
(i) 開発費
(i)不動産開発目的で保有する土地
不動産開発目的で保有する土地は、土地を使用目的に応じて整備するために必要な活動に関連して買収後に発
生したすべての費用を含む取得原価で計上されている。
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不動産開発目的で保有する土地は、開発事業が行われていない土地、または開発事業が正常な営業循環期間内
に完了する見込みのない土地で構成されている。これらの土地は固定資産に分類され、取得原価から減損累計額
を控除した金額で表示されている。減損の認識および測定に関する方針は、注記3(c)に従っている。
不動産開発目的で保有する土地は、開発事業が開始しており、かつ開発事業を正常な営業循環期間内に完了す
ることが可能であると実証できる時点で、不動産開発費に組替えられる。
(ⅱ)事業開発費
発生した事業開発費は資産計上され、当該事業の開始時に契約費用として計上される。将来の経済的便益が企
業にもたらされることが不確実である場合、事業開発費は回収可能価額まで評価減される。
資産計上された開発費は、償却累計額および減損累計額控除後の取得原価で計上される。
その他の開発費は、技術的また商業的に実行可能で、開発の市場性が明確に示されている特定の事業に関する
開発費を除いて、発生時に損益計算書に費用計上されている。資産計上された開発費は、関連セールスが最初に
行われた事業年度から20年間もしくは利益が期待できる期間のいずれか短い期間にわたって、定額法で損益計算
書に計上されている。
(ⅲ)インターネット・ポータル開発費
インターネット・ポータル開発費は、技術的また商業的に実行可能で、当グループがその開発を完了するため
に充分なリソースを有し、かつ開発されている商品の市場性が明確に示されている特定の事業に関する開発費を
除いて、発生時に損益計算書に計上されている。資産計上された開発費は、関連セールスが最初に行われた事業
年度から5年間もしくは利益が期待できる期間のいずれか短い期間にわたって、定額法で損益計算書に計上され
ている。
(j) 棚卸資産
(ⅰ)開発不動産
転売目的で保有する開発不動産の棚卸資産は、取得原価もしくは正味実現可能価額のいずれか低い金額で計上
される。開発不動産の取得原価は適切な配賦基準により算定されるが、土地取得原価、建設費用および発生した
開発費からなる。
(ⅱ)その他の棚卸資産
その他の棚卸資産は、加重平均法もしくは先入先出法により、取得原価もしくは正味実現可能価額のいずれか
低い金額で計上される。製品および仕掛品の原価には原材料費、直接労務費、その他の直接経費および適切な製
造間接費配賦額が含まれている。原価には、実際の購入原価および棚卸資産を現在の位置と状態にするための諸
費用が含まれている。
(k) 不動産開発費
不動産開発費は、開発事業に直接起因する、または合理的にこれらの事業に配賦することが可能なすべての費用
で構成される。
不動産開発収益は、販売されたすべてのユニットについて、決算日現在の不動産開発事業の進捗度(開発完了時に
見込まれる不動産開発費合計に対するその日までに行われた作業のために発生した累積開発費の割合によって測定
される)を参照することにより、工事進行基準を用いて認識される。
不動産開発事業の業績を確実に見積ることができない場合、不動産開発収益は、発生した不動産開発費のうち回
収可能性の高い金額分が認識される。
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不動産開発事業に係る予測損失(瑕疵担保期間にわたって発生する予定の費用を含む。)は、直ちに費用として認
識される。
損益計算書に認識された不動産開発収益が買い手に対する請求額を超過する金額は未請求額として分類され、買
い手に対する請求額が損益計算書で認識された不動産開発収益を超過する金額は未成工事請求額として分類されて
いる。
(l) 債権
債権は、貸倒引当金控除後の取得原価で計上される。判明している不良債権は償却され、貸倒引当金は受取債権
勘定の未回収から発生すると見積られる予想損失額を基準として計上されている。
(m) 契約顧客に対する債権/債務
工事契約に関する契約顧客に対する債権とは、発生した費用に認識利益(認識損失控除後)を加算した額が未成工
事請求額を超過しているすべての未成工事契約における当該超過額である。
工事契約に関する契約顧客に対する債務とは、未成工事請求額が発生した費用に認識利益を加算し認識損失を控
除した額を超過しているすべての未成工事契約における当該超過額である。
未成工事支出金には、材料費、直接労務費、下請費用および工事資金調達に関する支払利息を含む当該工事に係
る間接費が含まれる。
(n) 債務
債務は、当グループまたは当社に請求されているか否かにかかわらず、受け取った商品またはサービスに関して
将来支払われる対価の公正価値で計上されている。
(o) 修繕預り金
修繕預り金は、購入者に代ってコンドミニアム/アパートを維持するために設定された勘定科目である。サービ
ス料および関連費用はすべて当該勘定に加減算される。支出に対する収益の超過額は将来における修繕および改装
のために利用される。
(p) 買取選択権付賃借
所有に関するリスクおよび便益が実質的に移転する買取選択権付賃借契約に基づき取得した有形固定資産は、買
取選択権付賃借債務の元本合計額に相当する価額で資産計上されている。対応する債務は負債として会計処理され
る。
財務費用は、買取選択権付賃借債務の残余部分に対して一定の期間利子率となるよう、損益計算書上で配分され
る。
(q) ファイナンス・リース
資産が、所有権に伴うほぼすべてのリスクおよび便益が賃借人に移転するリース契約(ファイナンス・リース)に
より資金調達された場合、当該資産はあたかも購入されたかのように処理され、該当する資本コストは賃貸人に対
する債務として表示される。リースの支払額は元本部分と財務費用から構成されており、元本部分は賃貸人に対す
る債務を引下げ、財務費用は債務残高に比例して金額を減少させながらリース期間にわたり損益計算書上で償却さ
れる。これらの資産はその耐用年数およびリース期間のうちいずれか短い期間にわたって減価償却される。その他
のリースはすべて、オペレーティング・リースと見なされる。オペレーティング・リースによる賃借費用は発生し
た事業年度に償却される。
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(r) 借入金
借入金は初年度において、支払保証費用を含む取引費用(発生している場合)を控除した受取金額に基づき認識さ
れる。翌事業年度以降は、借入金は実効利回法を用いた償却原価で表示される。この方法では、受取金額(取引費用
控除後)と償還価額との差額が、借入期間にわたり損益計算書上で認識される。
(s) 利息の資産計上
有形固定資産に関連した借入金に対する利息は、当該資産を用途に応じて完成および準備する必要が生じた事業
年度または期間には資産の取得原価の一部として資産計上される。開発不動産に関連した借入金に対する利息は、
当該不動産の整備および開発が実行された期間においては資産計上される。
(t) 引当金
引当金は、当グループが過去の事象の結果として法的にまたは解釈上債務を現在有し債務を清算するために資金
の流出が必要となる可能性が高く、かつ信頼性のある金額の見積が可能な場合に認識される。当グループが引当金
は弁済されると予想した場合、その弁済が実質的に確実となった場合にのみ別の資産として認識される。
(u) 事業再編引当金
事業再編引当金は、主に従業員解雇手当からなり、当グループに対して法的にもしくは解釈上支払義務が発生し
た事業年度において認識される。従業員解雇手当は、人員削減条件とその影響を受ける従業員数を明示して適格な
代表従業員との合意が成立した後、もしくは各従業員が特定の条件について説明を受けた後にのみ認識される。当
グループの進行中の事業活動に関連する費用は、事前に引当られない。本来の使用目的に対する需要が既にない有
形固定資産は流動資産に振替えられ、帳簿価額および見積正味実現価額のいずれか低い金額で計上される。
(v) 従業員給付
(ⅰ)短期従業員給付
賃金、給与、年次有給休暇および疾病休暇、賞与、ならびに非貨幣性給付は、当グループの従業員が関連する
役務を提供する期間において費用計上される。
(ⅱ)退職後給付
当グループは、当グループが事業を行っている国々の状況および実務に基づき、様々な退職後給付制度を有し
ている。これらの給付制度は、確定拠出型年金制度か確定給付型年金制度のいずれかである。
確定拠出型年金制度では、当グループは個々の事業体(ファンド)に定額の拠出金を支払うが、当ファンドが当
期または過去の期間における従業員の役務に関連するすべての従業員給付を支払うのに十分な資産を保有しない
場合、追加拠出を行う法的または準法律的義務はない。確定給付型年金制度は、通常、年齢、勤続年数または報
酬といった1つまたは複数の要因の関数として、提供される年金給付額を決定する年金制度である。
確定拠出型年金制度
確定拠出型年金制度に対する当グループの拠出額は、関連する期間の損益計算書に計上される。一度拠出金が
支払われれば、当グループには追加の支払を行う義務はない。
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確定給付型年金制度
確定給付型年金制度に関する負債は、年金数理上の損益および過去勤務費用に対する調整額を考慮し、制度資
産の公正価値を控除した、決算日における確定給付型年金債務の現在価値である。当グループは、確定給付型年
金債務の現在価値および制度資産の公正価値を規則に沿って決定しており、財務書類において認識された金額が
決算日に決定される金額と大幅に異なることはない。
予測単位積増方式を用いて算定された確定給付型年金債務は、関連する負債の条件に近似する通貨および満期
を有する国債の決算日における市場利回りを用いた将来の見積キャッシュ・アウトフローを考慮して、独立年金
数理人により決定される。
確定給付型年金債務を超過した制度資産は、FRS第119号に明記されている資産の制限の対象となっている。
年金数理上の損益は、過去の実績による調整および年金数理上の仮定の変更により生じる。損益計算書におい
て認識される年金数理上の損益純額は、FRS第119号に準拠したコリダー法により決定され、確定給付型年金制度
に加入している関連の従業員の平均残存勤続期間にわたって損益計上される。
(ⅲ)株式に基づく報酬
当グループの従業員株式オプション制度の詳細は、注記39に記載されている。当グループは、付与された株式
オプションに関して損益計算書に費用を計上していない。株式オプションが行使される場合、手取金(取引費用控
除後)は、資本金および株式払込剰余金に計上される。
(w) 営業権
営業権は、取得原価が識別可能な取得純資産の公正価値を超過した額を表している。
営業権は連結貸借対照表上、取得原価で留保され、取締役がその価値が一時的ではなく下落したと判断した場合
にのみ、減損が認識される。
(x) 連結上の準備金
連結上の準備金とは、識別可能な取得純資産の公正価値が取得原価を超過した金額を表している。
(y) 自己株式
買戻された株式は自己株式として保有され、原価法により会計処理される。支払金額(賦課される金額を含む)
は、取得原価として認識され、株主持分から控除される。当該株式が消却される場合、額面価額は消去され、取得
原価と額面価額との差額は必要に応じて準備金に振替えられる。自己株式がその後配当として分配される場合、当
該自己株式の取得原価は、株式払込剰余金または分配可能未処分利益、もしくはその両方の減額として用いられ
る。
(z) 繰延収益
インフラ資産以外の資産の購入に関連する政府交付金は、繰延収益として固定負債に含まれ、関連資産の見積経
済的耐用年数にわたって定額法で損益計算書に貸方計上される。
(aa) 収益認識
収益は、経済的利益を当グループにもたらす可能性が高く、その収益について信頼性の高い測定を行える時点で
認識される。収益認識基準の詳細は、以下の通りである。
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(i)商品の販売およびサービスの提供
商品の販売による収益は、受取可能な対価の公正価値で測定され、商品所有の重大なリスクおよび便益が購入
者に移転した時点で認識される。
サービスの提供による収益は、決算日における取引の進捗度に応じて損益計算書に計上される。進捗度は、サ
ービスが提供された日までに発生した費用のその取引に係る費用見積総額に対する比率をもとに算定される。当
該取引の支出合計が合理的に見積られない場合には、収益は回収可能と考えられる費用相当額まで認識される。
(ⅱ)電力販売
電力販売による収益は、電力販売の割引後の請求価額に基づき、サービスが提供された時点で認識され、直近
のメーター測定日から会計年度末までの間に供給されたサービスの見積価値も含んでいる。
(ⅲ)水道水販売および下水処理
浄水の供給および下水処理による収益は、第三者の顧客に対する商品およびサービスの提供から発生した金額
(付加価値税を除く)を表している。
(ⅳ)不動産開発事業
不動産開発による収益は、工事進行基準により認識される。損失が予想される場合は、これらの損失に対して
財務書類上引当金が全額計上される。
(ⅴ)工事契約
価格固定の工事契約による契約収益は、工事の進捗度が合理的に見積可能な場合には、工事進行基準により認
識される。工事進捗率は、これまでに行われた作業に対して発生した工事費用と工事費用見積総額との比較をも
とに測定される。
工事契約の進捗度が合理的に見積可能でない場合には、収益は契約費用のうち回収可能性が高い分のみ認識さ
れ、契約費用は発生した期間に費用として認識される。
契約で予測される損失は、直ちに損益計算書上に認識される。
(ⅵ)受取利息
収益は、受取利息が発生した時点で認識され、資産に関する実効利回りが考慮される。
(ⅶ)配当金
収益は、支払いを受け取る株主の権利が確定した時点で認識される。
(ⅷ)賃貸収益
収益は、回収可能性が疑わしい場合を除いて、受領額または受領可能額を基準に認識される。
(ⅸ)ホテルおよびレストラン事業
貸室からの収益は発生主義で認識される。商品および飲料の販売による収益は、販売商品の請求価額に基づき
認識される。
(bb) 法人税等および繰延税金
当期利益または損失に対する法人税等は、当期税金および繰延税金から構成されている。
当期税金は、当期の課税所得に対する未払法人税の予測額であり、決算日までの法定税率または決算日現在の実
質的な法定税率を用いて算定される。
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繰延税金は、財務書類上の資産および負債の帳簿価額とこれらに該当する税務目的上の金額との間に生じるすべ
ての一時差異に対して、負債法を用いて計上される。
繰延税金資産は、減算可能な一時差異または未処分の欠損金を課税所得に利用できる可能性が高い場合にのみ認
識される。
繰延税金は、一時差異の戻入れ時期を統制できる場合および予見可能な将来において一時差異を戻入れない場合
を除き、子会社、関連会社およびジョイントベンチャーへの投資において生じる一時差異に対して認識される。
繰延税金を算定する際には、決算日までの法定税率または実質的な法定税率が用いられる。
(cc) 外貨換算
外貨建取引
グループ会社における外貨建取引は、先渡契約で指定されるレートが使用される先渡為替予約によりヘッジさ
れている場合を除き、取引日の実勢為替レートにより会計処理される。外貨建ての貨幣性資産および負債は、先
渡契約で指定されるレートが使用される先渡為替予約によりヘッジされている場合を除き、決算日の実勢為替レ
ートにより換算される。外貨建取引の決済ならびに外貨建貨幣性資産および負債の換算により発生した為替換算
差額は、損益計算書に計上される。
外国企業の財務書類の換算
当グループの外国企業の事業は、当社の事業において重要ではない。外国企業の損益計算書は期中平均レート
によりマレーシア・リンギットに換算され、貸借対照表は決算日レートにより換算される。外国企業に対する純
投資ならびにかかる投資をヘッジする借入金の再換算により生じた為替換算差額については、株主持分変動表に
「為替換算差額準備金」として計上されている。外国企業の売却に際しては、かかる換算差額は売却損益の一部
として損益計算書上に認識される。
外国企業の買収により生じた営業権および公正価値調整は、当社の資産および負債として扱われ、従って取引
日レートで換算される。
為替レート
決算日における為替レート(使用された外貨当たりのマレーシア・リンギット)は、以下の通りである。
2006年
2005年
マレーシア・リンギット
マレーシア・リンギット
1オーストラリア・ドル
2.73
2.90
1ユーロ
4.68
4.59
1香港ドル
0.48
0.49
1パプアニューギニア・キナ
1.23
1.24
1シンガポール・ドル
2.31
2.25
1スターリング・ポンド
6.76
6.87
1タイ・バーツ
0.10
0.09
1米ドル
3.69
3.80
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(dd)金融商品
貸借対照表に計上されている金融商品には、現金預金、投資有価証券、売掛金、買掛金、借入金および資本金が
含まれている。各項目に対して採用された認識方法については、必要に応じて項目毎に個別の方針説明で開示され
ている。
当グループはまた、金利スワップ契約から構成される金融商品も利用している。これらの金融商品は、契約開始
時に支払われた金額が前払利息として認識され契約期間にわたり支払利息の一部として償却される場合を除き、契
約開始時には財務書類上で認識されない。
当グループは、FRS第132号「金融商品:開示および表示」による免除規定を適用し、2003年7月1日より前に当
グループが発行した複利商品を負債および株主持分に組替えていない。当該商品は、(関連利息と合わせて)その法
的形式に従って引き続き分類される。
金利スワップ契約
金利スワップ契約により生じた差額の支払額あるいは受取額は、当該契約期間にわたって支払利息あるいは受取
利息の構成要素として認識される。金利スワップの早期解約あるいは借入金の返済により生じた損益は、損益計算
書に計上される。
開示を目的とした公正価値の見積
一般に取引されているデリバティブおよび有価証券の公正価値は、決算日現在の市場相場価額に基づいている。
金利スワップの公正価値は、将来の見積キャッシュ・フローの現在価値で計算される。
当グループは、取引されていないデリバティブおよび金融商品の公正価値の評価において、様々な方法を用い、
また各決算日現在の実際の市況に基づき仮定を行っている。長期債務には、特定または同様の商品に対する市場相
場価額またはディーラーの引合い価格が用いられる。残りの金融商品に対する公正価値の算定には、将来のキャッ
シュ・フローの見積割引価値等のその他の手法が用いられている。特に金融債務の公正価値は、将来の契約上のキ
ャッシュ・フローを、同様の商品に対して当グループが利用できる現在の市場金利で割引くことにより見積もられ
る。
1年以内に満期を迎える金融資産の額面価額(与信調整見積額控除後)および金融債務の額面価額は、それぞれの
公正価値に近似していると見なされる。決算日におけるその他の金融資産および負債の帳簿価額は、財務書類に対
する注記において他に述べられている場合を除き、それぞれの公正価値に近似している。
(ee)現金預金および現金等価物
現金預金および現金等価物とは、手許現金、当座借越および金融機関における当座預金ならびに価値が変動する
重大なリスクのない流動性の高い投資である。キャッシュ・フロー計算書においては、現金預金および現金等価物
は、当座借越控除後の金額で表示されている。
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(ff)セグメント報告
セグメント報告は、当グループのリスクおよびリターンに関する評価を促進するために表示されている。事業セ
グメントは、他の事業セグメントとは異なるリスクおよびリターンを伴う商品やサービスを示している。地域別セ
グメントは、他の経済環境で業務を行う部門からのものとは異なるリスクおよびリターンを伴う、特定の経済環境
における商品やサービスを示している。
セグメントの収益、費用、資産および負債は、セグメントに直接該当するセグメントの営業活動により生じた金
額、および合理的な基準に基づきセグメントに配賦可能な関連した金額である。セグメントの収益、費用、資産お
よび負債は、連結プロセスの一環としてグループ間残高およびグループ間取引を相殺前(単一セグメント内のグルー
プ企業間におけるグループ間の残高および取引を除く)で算定されている。
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4
収益
当グループ
商品売上
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
1,005,606,680
686,009,248
―
―
170,495,449
80,367,423
489,620
579,378
電力販売
1,160,620,631
1,142,600,657
―
―
水道水販売および下水処理
2,368,738,209
2,328,000,799
―
―
不動産開発事業
218,949,952
200,999,920
―
―
工事契約
177,340,548
139,746,586
―
―
利息
202,273,826
124,575,574
21,822,794
13,782,186
2,375,892
2,319,632
288,697,319
277,659,847
−非上場
14,714,751
65,315,179
―
5,880,000
賃貸料
29,547,929
46,796,048
―
39,241
145,709,359
120,118,788
―
―
5,496,373,226
4,936,849,854
311,009,733
297,940,652
サービスの提供
配当金総額
−上場
ホテルおよびレストラン事業
5
売上原価
売上原価に含まれ、損益計算書に費用として認識されている棚卸資産の原価、工事契約の原価および提供されたサ
ービスの原価は以下の通りである。
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・リンギット
マレーシア・リンギット
棚卸資産の原価
(商品売上、電力および水道水販売について)
2,547,386,139
2,272,812,395
工事契約の原価(不動産開発費を含む)
376,563,077
303,210,672
提供されたサービスの原価
160,561,168
103,810,263
3,084,510,384
2,679,833,330
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営業利益
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
営業利益は、以下の費用控除後で表示されている:
貸倒引当金−純額
30,144,783
30,586,234
―
―
431,332
432,522
―
―
15,197,374
12,976,450
―
―
−当年度
925,000
722,000
280,000
260,000
−前年度
―
20,000
―
20,000
−現物給付
230,567
―
46,667
―
2,379,186
2,229,449
103,000
103,000
49,163
―
―
―
150,835
194,645
―
―
4,739,081
1,899,830
25,350
2,984
642,717,417
644,423,440
616,523
521,700
開発費の一括償却
8,190,946
24,536,338
―
―
賃借料−設備、機械、機器
および車輌
4,772,515
5,227,412
―
―
230,000
―
230,000
―
8,505,042
―
―
―
607,301
261,924
―
―
1,227,627
3,405
―
―
確定損害賠償金の引当金−純額
256,000
1,031,000
―
―
その他の賃借料
255,837
314,588
―
―
有形固定資産評価損
881,111
53,124
―
―
債務および費用に対する引当金
9,001,905
4,936,400
―
―
賃借料−土地および建物
7,291,693
6,915,519
634,500
599,400
―
―
35,423
70,846
627,988
443,993
8,340
4,050
11,211,018
21,696,310
―
―
開発費の償却(注記18)
取締役報酬
−報酬
−その他の報酬
監査報酬
−法定業務
−当年度
−前年度の不足引当金
−その他の業務
貸倒損失
減価償却費(注記11)
投資有価証券の評価減
有形固定資産売却損
為替差損
−実現
−未実現
賃借料−ネットワークおよび
システム接続
賃借料−事務機器
賃借料−設備および機械
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当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
営業利益は、以下の収益考慮後で表示されている(注記4で開示されているものを除く):
償却債権取立益
651,153
45,900
―
―
開発費売却益
231,994
―
―
―
―
13,159,806
―
78,850
646,018,661
―
―
―
21,606,653
14,867,253
37,268
3,791,700
589,584
104,430
―
―
8,225,055
70,122
―
―
94,400,000
―
94,400,000
―
71,161
177,691
―
―
1,259,187
545,268
―
―
45,106,573
33,779,772
―
―
2,576,273
1,213,851
―
―
有形固定資産売却益
投資不動産売却益
投資有価証券売却益
為替差益
−実現
−未実現
ムドハラバー償還可能転換優先
証券の償還による利益
上場投資有価証券からの
配当金総額
−マレーシア国内
賃貸料−設備、機械および機器
受取利息
賃貸料
2006年6月30日に終了した事業年度における取締役報酬総計の内訳は、以下の通りである:
報酬
給料
賞与
その他*
合計
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
当グループ
業務執行取締役
685,000
10,005,000
3,610,000
1,936,741
16,236,741
業務執行取締役以外
240,000
―
―
―
240,000
185,000
―
―
46,667
231,667
95,000
―
―
―
95,000
当社
業務執行取締役
業務執行取締役以外
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当グループおよび当社の取締役は、2006年6月30日に終了した事業年度において、その報酬総額により以下の通り
に分類される。
当グループ
当社
人数
人数
業務執行
取締役
業務執行
取締役以外
業務執行
取締役
業務執行
取締役以外
―
2
8
4
50,001−100,000マレーシア・リンギット
1
2
1
―
100,001−850,000マレーシア・リンギット
―
―
―
―
850,001−900,000マレーシア・リンギット
1
―
―
―
―
―
―
―
1,500,001−1,550,000マレーシア・リンギット
1
―
―
―
1,550,001−1,600,000マレーシア・リンギット
1
―
―
―
1,600,001−1,650,000マレーシア・リンギット
1
―
―
―
1,650,001−2,000,000マレーシア・リンギット
―
―
―
―
2,000,001−2,050,000マレーシア・リンギット
1
―
―
―
2,050,001−2,150,000マレーシア・リンギット
―
―
―
―
2,150,001−2,200,000マレーシア・リンギット
1
―
―
―
2,200,001−2,650,000マレーシア・リンギット
―
―
―
―
2,650,001−2,700,000マレーシア・リンギット
1
―
―
―
2,700,001−3,650,000マレーシア・リンギット
―
―
―
―
3,650,001−3,700,000マレーシア・リンギット
1
―
―
―
報酬の範囲
50,001マレーシア・リンギット未満
900,001−1,500,000マレーシア・リンギット
* 当グループの取締役の報酬には、損益計算書に費用計上されている確定拠出型年金制度への拠出額1,653,774マレーシア・リンギッ
ト(2005年:1,412,850マレーシア・リンギット)が含まれている。
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財務費用
当グループ
社債利息
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
493,188,826
424,749,785
33,937,726
26,645,205
353,161
931,238
―
―
銀行引受手形、輸入担保荷物
保管証、買取選択権付賃借債務
およびその他の利息
54,051,760
106,261,684
42,700
9,657
ミディアム・ターム・ノート、
ターム・ローン、継続与信枠、
定期借入金、つなぎ融資利息お
よび延べ払い販売契約費用
235,571,003
290,103,570
35,845,559
27,771,875
783,164,750
822,046,277
69,825,985
54,426,737
当座借越利息
8
法人税等
当グループ
2006年
マレーシア・
リンギット
当社
2005年
(修正再表示)
マレーシア・
リンギット
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
当期税金
−マレーシア法人税
−外国法人税
210,569,161
193,330,298
64,485,195
66,126,756
73,313,536
40,983,988
―
―
(1,475,115)
(3,092,741)
1,046,393
348,477
(9,455)
(2,491,177)
―
―
62,122,801
―
―
14
2,158
―
―
279,526,136
290,855,327
65,531,588
66,475,233
84,553,675
55,031,968
―
―
364,079,811
345,887,295
65,531,588
66,475,233
過年度の(過剰)/不足引当金
−マレーシア法人税
−外国法人税
繰延税金
−一時差異の発生額および
戻入額(注記43)
その他
関連会社の税金に対する負担額
(2,872,005)
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当グループおよび当社の税引前利益に対する、法定税率による法人税から実効税率による法人税への調整は以下の
通りである。
当グループ
当社
マレーシア・
リンギット
2005年
(修正再表示)
マレーシア・
リンギット
2,210,795,076
1,256,603,440
318,607,589
234,287,741
619,022,621
351,848,963
89,210,125
65,600,567
71,234,117
86,045,608
1,669,905
1,376,566
(228,105,839)
(43,347,677)
(26,442,435)
(1,083,754)
(1,236,142)
(1,312,082)
―
―
工業用建物控除額の利用
(161,161)
(784,744)
―
―
当期の資本控除額の利用
(454,985)
(6,928,601)
―
―
―
―
1,046,393
348,477
6,355,723
47,600
233,377
―
―
―
(52,815,741)
―
―
2006年
税引前利益
国内税率28%(2005年:28%)
を用いた法人税
控除不能費用
非課税利益
再投資控除額
他国における税率との相違
27,775,486
13,641,639
過年度の(過剰)/不足引当金
(1,484,570)
(5,583,918)
当期に認識されなかった
繰延税金資産の税効果
過年度に認識されなかった
繰延税金資産の税効果
過年度の繰延税金の過剰引当金
711,180
(57,516,358)
(64,998,905)
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
当期に認識されなかった
繰延税金負債の税効果
―
(311,401)
―
―
二重税額控除に適格な費用
―
(389,303)
―
―
(531,171)
―
―
65,531,588
66,475,233
その他
法人税等
(705,633)
364,079,811
345,887,295
2006年6月30日現在、当社の未使用の資本控除額は、1,997,091マレーシア・リンギット(2005年:1,778,822マレー
シア・リンギット)と見積られる。ただし、これについては内国歳入庁に確認を取らなければならない。
内国歳入庁との合意により、1999年所得税法(改正)第12条に基づき、当社の非課税所得は15,008,587マレーシア・
リンギット(2005年:15,008,587マレーシア・リンギット)に達するが、ここから非課税配当金を宣言することができ
る。
配当金に適用される現行の税率および1967年所得税法第108条に基づく税額控除見積額、ならびに上記の非課税勘定
残高に基づき、税金負債の追加発生を伴うことなく配当金の形で分配可能な2006年6月30日現在の当社の未処分利益
は737,375,991マレーシア・リンギット(2005年:648,705,327マレーシア・リンギット)である。ただし、これについ
ては内国歳入庁に確認を取らなければならない。
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1,564,268,062マレーシア・リンギット(2005年:1,477,783,840マレーシア・リンギット)の未処分利益残高が、十
分な税額控除が発生する前に配当金として分配されていた場合、当社には第108条に関する不足額が約608,326,469マ
レーシア・リンギット(2005年:574,693,716マレーシア・リンギット)生じていたことになる。
9
1株当たり利益
当グループ
2005年
(修正再表示)
2006年
基本的1株当たり利益
当期純利益/普通株主に対する純利益(千マレーシア・リンギット)
1,368,919
558,516
基本的1株当たり利益における加重平均発行済普通株式数(千株)
1,413,173
1,397,261
96.87
39.97
基本的1株当たり利益(セン)
当グループの基本的1株当たり利益は、普通株主に対する純利益を期中加重平均発行済普通株式数で除して算出さ
れている。
当グループ
2006年
2005年
(修正再表示)
希薄化後1株当たり利益
当期純利益/普通株主に対する純利益(千マレーシア・リンギット)
1,368,919
558,516
基本的1株当たり利益における加重平均発行済普通株式数(千株)
1,413,173
1,397,261
103,401
101,340
1,516,574
1,498,601
90.26
37.27
調整:オプションおよび新株引受権の行使を仮定した、
無条件の見なし発行普通株式(千株)
希薄化後1株当たり利益(セン)
希薄化後1株当たり利益の算出に際しては、加重平均発行済普通株式数がすべての希薄化効果のある潜在的普通株
式の転換も考慮するように調整されている。
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10
配当金
各事業年度に関して宣言又は提案された配当金は以下の通りである。
当グループ/当社
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
普通株式
第一および決算配当予定:
1株当たり15%の配当率でマレーシアの法人税控除後
(2005年:1株当たり15%の配当率でマレーシアの法人税控除後)
77,640,517
76,799,178
次回の年次株主総会において、2006年6月30日に終了した事業年度における50セン株式1株当たり第一および決算
配当7.5セン(マレーシアの法人税控除後)(2005年:50セン株式1株当たり7.5セン(マレーシアの法人税控除後))、総
額77,640,517マレーシア・リンギット(2005年:76,799,178マレーシア・リンギット)が株主承認を受けるため提案さ
れる予定である。当財務書類は、株主による承認を受ければ2007年6月30日に終了する事業年度において負債として
計上されるであろう決算配当を反映していない。
112/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
11
有形固定資産
当グループ
2005年7月1日
現在
マレーシア・
リンギット
取得
売却・除却
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
121,176,680
4,535,235
10,886,989
―
―
88,418,309
71,350
―
200,000
―
―
17,607,096
5,998,196
―
111,524,042
―
2,716,131
―
―
803,252,149
1,675,397
―
19,398,815
2,069,700
―
2,000,000
―
―
4,352,990,519
19,553,268
343,522
―
―
22,699,942
―
―
インフラ施設および敷地
5,119,341,462
34,470,881
―
設備、機械および機器
8,256,977,461
153,108,937
(51,940,552)
備品、什器および機器
437,449,284
37,686,691
(2,829,990)
自動車
195,322,085
30,356,678
(16,817,345)
35,703
―
―
ヨットおよびボート
15,196,329
―
―
ヘリコプター
14,372,884
―
―
1,323,708
―
589,783
45,999
―
342,194,479
433,074,070
―
19,936,017,372
722,646,402
取得原価/評価額
自己所有土地
−取得原価
−評価額
(9,270)
長期賃借土地
−取得原価
−評価額
短期賃借土地
−取得原価
自己所有土地上の建物
−取得原価
−評価額
(314,038)
長期賃借土地上の建物
−取得原価
短期賃借土地上の建物
−取得原価
自己所有油ヤシ栽培地
−評価額
工場およびその他の建物
鉱業権リース
幹線および導管
自動車付属品
航空機
陶磁器類および
その他の営業資産
建設中の資産
(3,990,598)
(1,323,708)
(77,225,501)
113/302
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有価証券報告書
振替/その他
為替換算差額
マレーシア・
リンギット
交付金および
拠出金
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
−取得原価
―
―
1,704,906
−評価額
―
―
(4,078,989)
−取得原価
―
―
―
−評価額
―
―
―
―
200,000
―
―
―
―
23,605,292
−取得原価
―
―
―
109,505,099
−評価額
―
―
309,005
―
3,025,136
―
―
―
―
804,927,546
―
―
―
―
21,468,515
―
―
―
―
2,000,000
(1,139,082)
―
13,716,038
(343,522)
―
―
―
―
―
―
―
22,699,942
取得原価/評価額
評価減
2006年6月30日
現在
マレーシア・
リンギット
自己所有土地
(1,710,485)
125,697,066
85,020
6,893,020
(704,398)
87,785,261
長期賃借土地
短期賃借土地
−取得原価
自己所有土地上の建物
(1,704,905)
長期賃借土地上の建物
−取得原価
短期賃借土地上の建物
−取得原価
自己所有油ヤシ栽培地
−評価額
工場およびその他の建物
鉱業権リース
幹線および導管
インフラ施設および敷地
―
(10,000)
(45,009,800)
(66,667,692)
4,314,462,453
9,584,582
(99,356,949)
5,019,020,176
設備、機械および機器
(5,941,586)
―
28,313,323
(71,256,612)
8,309,260,971
備品、什器および機器
(699,655)
―
9,602,551
(5,682,480)
475,526,401
(3,200)
―
―
(294,299)
208,563,919
自動車
自動車付属品
―
―
―
ヨットおよびボート
―
―
―
ヘリコプター
―
―
―
―
14,372,884
航空機
―
―
―
―
―
陶磁器類および
その他の営業資産
―
―
―
―
635,782
建設中の資産
―
―
155,691
714,207,616
(8,137,045)
前へ
(45,009,800)
(61,216,624)
(3,770,113)
次へ
114/302
―
(454,024)
(245,886,228)
35,703
14,742,305
20,278,635,087
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
減価償却累計額
2005年7月1日
現在
マレーシア・
リンギット
当期計上額
売却・除却
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
自己所有土地
−取得原価
―
―
―
−評価額
―
―
―
9,733,193
1,239,564
―
105,399
979
―
6,086,606
844,155
―
6,900,612
821,933
―
174,614
35,326
―
92,886,721
14,068,225
―
2,071,403
421,796
―
―
―
―
578,688,509
104,554,236
343,519
―
―
11,917,469
1,134,997
―
609,030
12,892
―
設備、機械および機器
2,346,792,699
456,593,517
(38,889,706)
備品、什器および機器
202,668,632
39,742,217
(1,144,074)
自動車
113,868,281
21,987,979
(14,016,536)
35,700
―
―
ヨットおよびボート
9,249,556
904,476
―
ヘリコプター
8,450,400
862,373
―
航空機
555,957
19,856
陶磁器類および
その他の営業資産
589,782
―
―
―
―
―
3,391,728,082
643,244,521
長期賃借土地
−取得原価
−評価額
短期賃借土地
−取得原価
自己所有土地上の建物
−取得原価
−評価額
長期賃借土地上の建物
−取得原価
短期賃借土地上の建物
−取得原価
自己所有油ヤシ栽培地
−評価額
工場およびその他の建物
鉱業権リース
幹線および導管
インフラ施設および
敷地
自動車付属品
建設中の資産
(1,667,004)
(575,813)
(56,293,133)
115/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
振替/その他
為替換算差額
マレーシア・
リンギット
交付金および
拠出金
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
−取得原価
―
―
―
―
―
−評価額
―
―
―
―
―
−取得原価
―
―
―
―
10,972,757
−評価額
―
―
―
―
106,378
―
―
―
―
6,930,761
−取得原価
―
―
(35,152)
―
7,687,393
−評価額
―
―
35,152
―
245,092
―
―
―
―
106,954,946
―
―
―
―
2,493,199
―
―
―
―
―
減価償却累計額
評価減
2006年6月30日
現在
マレーシア・
リンギット
自己所有土地
長期賃借土地
短期賃借土地
−取得原価
自己所有土地上の建物
長期賃借土地上の建物
−取得原価
短期賃借土地上の建物
−取得原価
自己所有油ヤシ栽培地
−評価額
工場およびその他の建物
(333,470)
―
―
鉱業権リース
(343,519)
―
―
―
―
―
―
―
13,052,466
(9,998)
―
―
―
611,924
設備、機械および機器
(5,876,149)
―
―
(8,964,847)
2,749,655,514
備品、什器および機器
(689,599)
―
―
(1,710,253)
238,866,923
(3,199)
―
―
(104,392)
121,732,133
幹線および導管
インフラ施設および敷地
自動車
―
(3,354,263)
677,888,008
自動車付属品
―
―
―
―
35,700
ヨットおよびボート
―
―
―
―
10,154,032
ヘリコプター
―
―
―
―
9,312,773
航空機
―
―
―
―
―
陶磁器類および
その他の営業資産
―
―
―
561,616
建設中の資産
―
―
―
―
(7,255,934)
前へ
(28,166)
―
―
(28,166)
次へ
116/302
(14,133,755)
3,957,261,615
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
正味帳簿価額
2005年6月30日に
終了した事業年度
の減価償却費
2006年6月30日
現在
マレーシア・
リンギット
2005年6月30日
現在
マレーシア・
リンギット
125,697,066
121,176,680
―
6,893,020
10,886,989
―
76,812,504
78,685,116
540,993
93,622
94,601
990
16,674,531
11,520,490
938,712
101,817,706
104,623,430
851,050
2,780,044
2,541,517
29,102
697,972,600
710,365,428
7,570,091
18,975,316
17,327,412
390,639
2,000,000
2,000,000
―
3,636,574,445
3,774,302,010
120,557,057
―
3
―
9,647,476
10,782,473
1,134,997
インフラ施設および敷地
5,018,408,252
5,118,732,432
14,625
設備、機械および機器
5,559,605,457
5,910,184,762
446,476,002
備品、什器および機器
236,659,478
234,780,652
48,681,421
86,831,786
81,453,804
18,861,517
3
3
―
ヨットおよびボート
4,588,273
5,946,773
906,682
ヘリコプター
5,060,111
5,922,484
857,812
―
767,751
79,423
74,166
1
31,999
714,207,616
342,194,479
―
16,321,373,472
16,544,289,290
647,923,112
マレーシア・
リンギット
自己所有土地
−取得原価
−評価額
長期賃借土地
−取得原価
−評価額
短期賃借土地
−取得原価
自己所有土地上の建物
−取得原価
−評価額
長期賃借土地上の建物
−取得原価
短期賃借土地上の建物
−取得原価
自己所有油ヤシ栽培地
−評価額
工場およびその他の建物
鉱業権リース
幹線および導管
自動車
自動車付属品
航空機
陶磁器類およびその他の営業資産
建設中の資産
117/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
当期の減価償却費の内訳は以下の通りである。
当グループ
損益計算書(注記6)
契約顧客に対する債権(注記22)
修繕預り金(注記30)
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
642,717,417
644,423,440
430,538
3,376,894
96,566
122,778
643,244,521
647,923,112
買取選択権付賃借およびファイナンス・リースによる資産
買取選択権付賃借契約およびファイナンス・リースにより当グループが取得した有形固定資産の正味帳簿価額は以
下の通りである。
当グループ
設備および機械
自動車
事務機器
118/302
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
563,736,240
620,096,850
12,407,443
13,330,802
230,000
494,000
576,373,683
633,921,652
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
担保
当グループが付与された与信枠に対する担保として金融機関に供されている、当グループの有形固定資産の正味帳
簿価額は以下の通りである。
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
自己所有土地
12,643,181
12,643,181
長期賃借土地および建物
41,403,720
41,927,347
3,774,511
4,076,472
1,157,725,354
1,192,898,672
幹線および導管
9,647,476
10,782,473
設備および機械
2,500,977,308
2,663,632,887
5,244,591
5,938,644
27,128,947
28,301,072
3,758,545,088
3,960,200,748
短期賃借土地
工場およびその他の建物
備品、什器および機器
自動車
再評価
当グループの一部の土地および建物については、実勢価格に基づいた独立の職業鑑定人による評価を考慮に入れ、
取締役が再評価を行った。その有形固定資産の取得原価から減価償却および減損累計額を控除した正味帳簿価額は以
下の通りであった。
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
自己所有土地
4,622,989
8,150,698
建物
1,360,108
1,380,467
57,279
58,029
916,128
916,128
6,956,504
10,505,322
長期賃借土地
自己所有油ヤシ栽培地
119/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
当社
取得原価
2005年7月1日
現在
マレーシア・
リンギット
取得
売却・除却
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
2006年6月30日
現在
マレーシア・
リンギット
自己所有建物
1,207,372
―
―
1,207,372
ヨット
1,959,397
―
―
1,959,397
備品、什器および機器
1,209,553
205,536
―
1,415,089
66,352
279,713
―
346,065
2,004,517
320,000
―
2,324,517
6,447,191
805,249
―
7,252,440
改修
自動車
減価償却累計額
2005年7月1日
現在
マレーシア・
リンギット
自己所有建物
ヨット
備品、什器および機器
改修
自動車
当期計上額
売却・除却
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
2006年6月30日
現在
マレーシア・
リンギット
246,884
24,148
―
271,032
1,959,396
―
―
1,959,396
679,922
122,307
―
802,229
60,626
57,375
―
118,001
833,459
412,693
―
1,246,152
3,780,287
616,523
―
4,396,810
正味帳簿価額
2005年6月30日
に終了した
事業年度の日
減価償却費
2006年6月30日
現在
マレーシア・
リンギット
2005年6月30日
現在
マレーシア・
リンギット
936,340
960,488
24,148
1
1
2,205
備品、什器および機器
612,860
529,631
93,013
改修
228,064
5,726
1,431
1,078,365
1,171,058
400,903
2,855,630
2,666,904
521,700
自己所有建物
ヨット
自動車
マレーシア・
リンギット
買取選択権付賃借契約に基づく当社の自動車の正味帳簿価額は、966,507マレーシア・リンギット(2005年:947,343
マレーシア・リンギット)である。
120/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
12
投資不動産
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
a 期首残高
−自己所有土地および建物−取得原価
396,228,909
396,222,109
−長期賃借土地および建物(2076年7月29日に期限到来)
101,244,956
101,244,956
497,473,865
497,467,065
13,931,446
6,800
加算:期中計上額
−自己所有土地および建物
控除:期中処分額
−自己所有土地および建物
(419,326,121)
―
−長期賃借土地および建物
(96,184,398)
―
(515,510,519)
―
151,017,321
―
3,769,983
―
150,682,096
497,473,865
59,524,517
37,644,926
―
21,879,591
加算:開発費から振替えられた取得原価
−自己所有土地および建物
加算:有形固定資産から振替えられた取得原価
−自己所有土地および建物
期末残高
b 未成工事
期首残高
期中計上額
有形固定資産への振替
(1,641,991)
―
期末残高
57,882,526
59,524,517
208,564,622
556,998,382
取得原価25百万マレーシア・リンギット(2005年:25百万マレーシア・リンギット)の当グループの自己所有土地
は、提供されたターム・ローンに対して、銀行に有利な担保の対象になっている(注記34)。
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
13
子会社
(a)
子会社株式
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
上場株式−取得原価
―
―
2,191,132,255
2,147,172,605
非上場株式−取得原価
―
―
421,495,462
421,725,463
#上場新株引受権−取得原価
181,703,573
181,703,573
181,703,570
181,703,573
*上場無償還無担保転換社債
(以下「ICULS」という)
−取得原価
―
―
29,190,720
―
181,703,573
181,703,573
2,823,522,007
2,750,601,641
―
―
6,101,020,772
6,324,994,329
471,963,730
417,506,377
471,963,730
417,506,377
―
―
28,606,906
―
時価
−上場株式
−上場新株引受権
−上場ICULS
子会社の新株引受権の口数は以下の通りである。
当グループ
2006年
当社
2005年
2006年
2005年
新株引受権
− ワ イ・テ ィ ー・エ ル・パ ワ
ー・インターナショナル・バ
ーハッド
#
726,098,046
726,098,046
726,098,046
726,098,046
新株引受権の登録保有者は、ワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッドの1株当たり50センの
新規普通株式1株を修正後の引受価格1.41マレーシア・リンギット(現金により支払われる)で引受ける権利を与えら
れている。2006年1月11日に、新株引受権証書の添付書類Aに従って引受価格が1.41マレーシア・リンギットから
1.43マレーシア・リンギットに増額された。それ以降、発効日から9年が経過するまでに、新株引受権の引受価格は
毎年2セン増額される予定である。
新株引受権は、2010年1月8日より前に随時行使することができる。満期日までに行使されなかった新株引受権は
すべて失効し、いかなる目的においても無効となる。
新株引受権は、ブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッドにおいて上場されている。
122/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
*
これは2005年11月10日に、当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・セメント・バーハッドが発行した10年も
のICULSである。これらのICULSの満期日までの年利は4%から6%まで段階的に上がる。利息は半年毎に支払われ
る。ICULSの転換価格は固定額で段階的に下がる。ワイ・ティー・エル・セメント・バーハッドの普通株式1株当たり
の転換価格は、最初の4年間において2.72マレーシア・リンギットであり、その後3年間は2.04マレーシア・リンギ
ット、残りの3年間は1.82マレーシア・リンギットである。
子会社の明細は以下の通りである。
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
アマンリゾーツ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
%
56.36
%
58.10
アラー・アサス・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
*オーステーシア・メタル・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
オーステーシア・ティンバーズ・マレーシ
ア・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
オートドーム・センドリアン・バーハッド
マレーシア
飲食店の経営、
店舗用建物の仲介および転貸
100.00
100.00
アワン・セランディング・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
投資持株会社
50.76
55.04
バトゥ・ティガ・クウォーリー・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
採石業および花崗岩砂利売買
100.00
100.00
バトゥ・ティガ・クゥオーリー(Sgブロー)・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
採石業および関連サービス
100.00
100.00
バユマジュ・デベロップメント・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
不動産開発
56.36
58.10
*ブーム・タイム・ストラテジーズ・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
56.36
29.63
ブダヤ・ベルサトゥ・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ビルドコン・コンクリート・エンタープライ
ズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
投資持株会社
50.76
55.04
ビルドコン・コンクリート・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
生コンクリートの製造・販売
50.76
55.04
ビルドコン−シマコ・コンクリート・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
生コンクリートの製造・販売
25.61
27.77
ビルドコン−エンシデサ・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
生コンクリートの製造・販売
25.89
−
ビルダース・ブリックワークス・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
各種レンガの製造・販売
93.80
93.80
ビジネス・アンド・バジェット・ホテルズ・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
投資持株会社および不動産投資
100.00
100.00
ビジネス・アンド・バジェット・ホテルズ
(ペナン)センドリアン・バーハッド
マレーシア
ホテルおよびリゾートの経営
51.00
51.00
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
%
51.00
%
51.00
ビジネス・アンド・バジェット・ホテルズ
(セベランジャヤ)センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
カメレオン・ハイランズ・リゾート・センド
リアン・バーハッド(旧ビジネス・アンド・
バジェット・ホテルズ(イポー)センドリア
ン・バーハッド)
マレーシア
ホテルの経営
100.00
100.00
ケイン・クリエーションズ(マーケティング)
センドリアン・バーハッド
マレーシア
籐家具、民芸品およびアクセサ
リーの売買
100.00
100.00
ケイン・クリエーションズ・センドリアン・
バーハッド
マレーシア
籐家具の製造・売買
100.00
100.00
シー・アイ・レディミックス・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
生コンクリートの製造・販売
50.76
55.04
コンストラクション・リース(M)・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
リース、賃貸および融資
100.00
100.00
ダイアモンド・レシピ・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
飲食店の経営
51.00
−
ダイナミック・マーケティング・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
建築資材売買
100.00
100.00
ダイナミック・プロパティ・マネージメン
ト・センドリアン・バーハッド
マレーシア
不動産開発
100.00
100.00
エメラルド・ヘクターズ・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
不動産開発
70.00
70.00
エスティヴァ・コミュニケーションズ・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
VoIP電話サービスの開発
およびマーケティング
51.85
51.85
ファースト・コマーシャル・デベロップメン
ト・センドリアン・バーハッド
マレーシア
不動産投資
100.00
100.00
ゲミラン・ピンタール・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
一般貿易総合商社、投資持株会
社および不動産投資
70.00
70.00
GKM-SPYTL・JV・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ヒップモバイル(M)・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
通信事業、コンサルタント業、
ならびに無線コンテンツのマル
チメディア作品およびアプリケ
ーションの制作・集約・販売
51.85
51.85
インテレクチュアル・ラーニング・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
最新技術を用いた教育およびト
レーニング
74.07
74.07
インテレクチュアル・ミッション・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
最新技術を用いた教育およびト
レーニング
100.00
100.00
アイランド・エアー・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
航空機のチャーター
80.00
70.00
ジャクサ・クウォーリー・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
採石業、花崗岩、砂利・砕石の
製造
100.00
100.00
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
JDSB-SPYTL・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
%
100.00
%
100.00
カタグリーン・デベロップメント・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
レイ・セング・オイル・パーム・プランテ
ーションズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
油ヤシの栽培
100.00
100.00
*ロット・テン・セキュリティ・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
休眠中
56.36
58.10
*マヤン・サリ・センドリアン・バーハッ
ド
マレーシア
休眠中
56.36
58.10
ミニ−ミックス・センドリアン・バーハッ
ド
マレーシア
生コンクリートの製造・販売
50.76
55.04
ノリワサ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
56.36
58.10
*パハン・セメント・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
ポルトランド・セメントおよび
溶滓セメントの製造・販売
50.76
55.04
*パハン・セメント・マーケティング・セ
ンドリアン・バーハッド
マレーシア
セメント製品の販売
50.76
55.04
パカタン・ペラクビナ・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
不動産開発およびビル建設
56.36
58.10
PDCヘリテージ・ホテル・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
休眠中
51.00
51.00
ペラク−ハンジュン・シーメン・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
セメントおよびクリンカーの製
造および販売
32.91
35.69
PHS・トレーディング・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
セメント製品の販売
32.91
35.69
ピ ン タ ー ル・プ ロ ジ ェ ッ ク・セ ン ド リ ア
ン・バーハッド
マレーシア
不動産投資信託ファンドの管理
会社、アドバイザー、コンサル
タント、コントローラー、アド
ミニストレーターおよびエージ
ェント
70.00
70.00
プリズマ・チュリン・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
ホテルの経営
59.30
59.30
プロパティネットアジア(マレーシア)セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
PropertyNetAsia.com.myとして
知られている不動産ポータルサ
イトの開発および運営ならびに
関連サービスの提供
44.44
44.44
プ ン チ ャ・セ ラ ン デ ィ ン グ・セ ン ド リ ア
ン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
PYP・センドリアン・バーハッド
マレーシア
不動産開発
56.36
58.10
レストラン・キサップ・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
レストランの経営
100.00
100.00
サトリア・セウィラ・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
セントゥル・パーク・コイ・センター・セ
ンドリアン・バーハッド
マレーシア
魚および畜産物の売買
55.00
55.00
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
*セントゥル・パーク・マネジメント・セ
ンドリアン・バーハッド
マレーシア
パークの運営
%
39.45
%
40.67
*セントゥル・ラヤ・シティ・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
不動産開発および不動産投資
39.45
40.67
*セントゥル・ラヤ・ゴルフクラブ・バー
ハッド
マレーシア
ゴルフ、その他のスポーツ
および趣味の振興
39.45
40.67
*セントゥル・ラヤ・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
不動産開発および不動産投資
39.45
40.67
スラグ・セメント・センドリアン・バーハ
ッド
マレーシア
溶滓セメントの製造・販売
50.76
55.04
スラグ・セメント(サザン)センドリアン・
バーハッド
マレーシア
溶滓セメントの製造・販売
50.76
55.04
ス ペ シ ャ リ ス ト・セ メ ン ト・セ ン ド リ ア
ン・バーハッド
マレーシア
休眠中
43.15
46.78
*SR・プロパティ・マネージメント・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
不動産管理
56.36
58.10
スター・ヒル・ホテル・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
ホテルの経営
100.00
100.00
スター・ヒル・リビング・コム・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
絵画および関連製品の売買
100.00
100.00
ストレイツ・セメント・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
セメントの製造・販売
50.76
55.04
スリ・トラベル・アンド・ツアーズ・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
カー・レンタルおよび
航空券販売
70.00
70.00
シャリカット・ケマジュアン・パールマハ
ン・ネガラ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
不動産開発
56.36
58.10
シャリカット・ペムベナーン・ヨー・ティ
オン・レイ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
土木工事および建設、不動産開
発、投資持株会社ならびに関連
サービス
100.00
100.00
トランスポータブル・キャンプス・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
キャンピングカーおよび木材製
品の売買および賃貸
100.00
100.00
トュガス・セジャテラ・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
投資持株会社
50.76
55.04
ウダパカット・ビナ・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
不動産開発
56.36
58.10
ヤップ・ユー・ハップ・ブリックワークス
(ペラク)・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
93.80
93.80
ヨ ー・テ ィ オ ン・レ イ・ブ リ ッ ク ワ ー ク
ス・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ヨー・ティオン・レイ・マネージメント・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
前へ
次へ
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
%
100.00
%
100.00
ヨー・ティオン・レイ・リアルティ・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
不動産、投資および管理
サービス
ワイ・ティー・エル・ビルディング・プロダ
クツ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
50.76
55.04
ワイ・ティー・エル・セメント・バーハッド
マレーシア
投資持株会社、管理サービスお
よび車両賃貸
50.76
55.04
ワイ・ティー・エル・セメント・マーケティ
ング・センドリアン・バーハッド
マレーシア
セメント製品の販売
50.76
55.04
ワイ・ティー・エル・チャーターズ・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
航空機、ヘリコプター、船舶
および車のチャーター
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・シビル・エンジニアリ
ング・センドリアン・バーハッド
マレーシア
土木工事および建設
90.00
90.00
*ワイ・ティー・エル・コープ・ファイナン
ス(ラブアン)リミテッド
マレーシア
証券発行のための特別目的会社
100.00
−
ワ イ・テ ィ ー・エ ル・デ ザ イ ン・サ ー ビ シ
ズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・ディジタル・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・エナジー・センドリア
ン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・eソリューションズ・
バーハッド
マレーシア
eコマース、インターネット関
連および非関連事業に対する投
資、ならびに関連サービスの提
供
74.07
74.07
ワ イ・テ ィ ー・エ ル・ヘ リ テ ッ ジ・ホ テ ル
ズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・ホテル・マネージメン
ト・サービシズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
70.00
70.00
ワ イ・テ ィ ー・エ ル・ホ テ ル ズ・セ ン ト ラ
ル・サービシズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・ホテルズ・アンド・プ
ロパティーズ・センドリアン・バーハッド
マレーシア
投資持株会社および管理サービ
ス
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・インダストリーズ・バ
ーハッド
マレーシア
投資持株会社、不動産開発およ
び不動産投資
100.00
100.00
ワ イ・テ ィ ー・エ ル・イ ン フ ォ・ス ク リ ー
ン・センドリアン・バーハッド
マレーシア
電子メディアを通じたコンテン
ツ、ウェブメディアおよび最新
情報の制作、提供および宣伝
73.91
73.91
*ワイ・ティー・エル・ランド・アンド・デ
ベロップメント・バーハッド
マレーシア
金 融・財 務 お よ び セ ク レ タ リ
ー・サービスの提供
56.36
58.10
ワ イ・テ ィ ー・エ ル・ラ ン ド・セ ン ド リ ア
ン・バーハッド
マレーシア
不動産投資
100.00
100.00
前へ
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
%
100.00
%
100.00
ワイ・ティー・エル・マジェスティック・ホ
テル・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
*ワイ・ティー・エル・パワー・ジェネレー
ション・センドリアン・バーハッド
マレーシア
発電所の開発・建設・競合・管
理および運営
58.06
58.68
*ワイ・ティー・エル・パワー・インターナ
ショナル・バーハッド
マレーシア
投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・パワー・サービシズ・
センドリアン・バーハッド
マレーシア
発電所の運営および管理
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・プレミックス・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・プロジェクト・マネー
ジメント・サービシズ・センドリアン・バー
ハッド
マレーシア
建設プロジェクトに関する管理
サービスの提供
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・クウォーリー・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
50.76
55.04
ワイ・ティー・エル・テクノロジーズ・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
設備サービスおよび賃貸
80.30
82.02
ワイ・テ ィ ー・エ ル・バ ケ ー シ ョ ン・ク ラ
ブ・バーハッド
マレーシア
休眠中
100.00
100.00
*ビルドコン・ベトナム・リミテッド
英領ヴァージ 休眠中
ン諸島
35.53
38.53
*ダイナミック・マーケティング(UK)リミテ
ッド
イングランド
100.00
100.00
*ヒップモバイル・シンガポール Pte リミ
テッド
シンガポール 通信事業、コンサルタント業な
共和国
らびに無線コンテンツ、マルチ
メディア作品およびアプリケー
ションの制作・集約・販売
51.85
51.85
*インフォ・スクリーン・ネットワークス・
ピーエルシー
英国
投資持株会社
73.91
73.91
*P.T.ワイ・ティー・エル・ジャワ・ティム
ール
インドネシア
建設管理、コンサルタント業、
および発電所運営業
58.06
58.68
*S.A.SC テクノロジー・フランス
フランス
廃棄物処理加工
58.06
58.68
*SC テクノロジー GmbH
スイス
廃棄物処理加工
58.06
58.68
*SC テクノロジー・デンマークApS
デンマーク
廃棄物処理加工
58.06
58.68
*SC テクノロジー・ドイチェランドGmbH
ドイツ
廃棄物処理加工
58.06
58.68
*SC テクノロジー・ネーデルランドBV
オランダ
廃棄物処理加工
58.06
58.68
*ウェセックス・エンジニアリング・アン
ド・コンストラクション・サービシズ・リミ
テ ッ ド ( 旧 ウ ェ セ ッ ク ス・エ ン ジ ニ ア リ ン
グ・サービシズ・リミテッド)
イングランド エンジニアリングおよび建設サ
および
ービス
ウェールズ
58.06
58.68
前へ
休眠中
次へ
128/302
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
%
58.06
%
58.68
*ウェセックス・ロジスティックス・リミテ
ッド
イングランド 休眠中
および
ウェールズ
*ウェセックス・プロモーションズ・リミテ
ッド
イングランド エンターテイメントのプロモー
および
ション
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・プロパティ・サービシズ・
リミテッド
イングランド 休眠中
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・スプリング・ウォーター・
リミテッド
イングランド 休眠中
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・ウォーター・コマーシャ
ル・リミテッド
イングランド 休眠中
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・ウォーター・エンジニアリ
ング・サービシズ・リミテッド
イングランド 休眠中
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・ウォーター・エンタープラ
イジズ・リミテッド
イングランド 非公共事業における商業活動
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・ウォーター・リミテッド
イングランド 投資持株会社
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・ウォーター・ペンション・
スキーム・トラスティー・リミテッド
イングランド ウェセックス・ウォーター年金
および
制度の管理
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・ウォーター・サービシズ・
ファイナンス・ピーエルシー
イングランド 社債発行
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・ウォーター・サービシズ・
リミテッド
イングランド 水道供給および下水処理サービ
および
ス
ウェールズ
58.06
58.68
*ウェセックス・ウォーター・トラスティ
ー・カンパニー・リミテッド
イングランド 休眠中
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ヨー・ティオン・レイ・コンストラクショ
ン(S)Pteリミテッド
シンガポール 不動産投資
共和国
100.00
100.00
*ワイ・ティー・エル・ケイマン・リミテッ
ド
ケイマン諸島 ヨットおよび船舶の所有および
チャーター
100.00
100.00
*ワイ・ティー・エル・セメント・シンガポ
ールPteリミテッド
シンガポール 建設資材の一般輸出入
共和国
50.76
55.04
*ワイ・ティー・エル・コンストラクション
(SA)(プロプライエタリー)リミテッド
南アフリカ
100.00
100.00
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休眠中
次へ
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
*ワイ・ティー・エル・コープ・ファイナン
ス(ケイマン)リミテッド
ケイマン諸島 休眠中
%
100.00
%
―
*ワイ・ティー・エル・コーポレーション
(UK)ピーエルシー
イングランド 休眠中
100.00
100.00
*YTL-CPI パワー・リミテッド
香港
休眠中
29.61
29.93
*ワイ・ティー・エル・エンジニアリング・
リミテッド
イングランド 休眠中
および
ウェールズ
58.06
58.68
*ワイ・ティー・エル・イベンツ・リミテッ
ド
イングランド スポンサーの支払による一般向
および
け無料娯楽イベントの提供
ウェールズ
58.06
58.68
*ワイ・ティー・エル(ガーンジー)リミテッ
ド
ガーンジー
投資および不動産持株会社
100.00
100.00
ワイ・ティー・エル・ジャワ O&M ホールデ
ィングスBV
オランダ
投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・ジャワ O&M ホールデ
ィングス・リミテッド
キプロス
投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パワーBV
オランダ
投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パワー・ファ
イナンス・リミテッド
ケイマン諸島 投資持株会社
58.06
―
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パワー・ホー
ルディングスBV
オランダ
投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パワー・ホー
ルディングス・リミテッド
キプロス
投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・ジャワ・パワー・サー
ビシズBV
オランダ
投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・パワー・オーストラリ
ア・リミテッド
ケイマン諸島 投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・パワー・ファイナンス
(ケイマン)リミテッド
ケイマン諸島 投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・パワー・インターナシ
ョナル・ホールディングズ・リミテッド
ケイマン諸島 投資持株会社
58.06
58.68
*ワイ・ティー・エル・サービシズ・リミテ
ッド
イングランド 休眠中
および
ウェールズ
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・
ファイナンス・リミテッド
ケイマン諸島 投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・
ファイナンス2・リミテッド
ケイマン諸島 投資持株会社
58.06
58.68
ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・
ファイナンス3・リミテッド(旧コンクリー
ト・インベストメンツ・リミテッド)
ケイマン諸島 投資持株会社
58.06
―
前へ
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式持分割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・
ホールディングス・リミテッド
ケイマン諸島 投資持株会社
%
58.06
%
―
ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・
リミテッド
ケイマン諸島 投資持株会社
58.06
58.68
*ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ
(UK)リミテッド
イングランド 投資持株会社
および
ウェールズ
58.06
58.68
*
HLBラー・ラムの監査を受けていない子会社
免許の要件を遵守するために、英国水道局長官が発行した指針に準拠して、水道および下水事業に関して、法定勘
定に含まれる財務情報の他に追加財務情報がウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドによって作成され
た。これらの法定勘定は、資産に関しては、事業に対する時価により評価が行われる真の財務資本維持主義に基づい
て収益性が測定されている。特に、最近の定期的な調査により生じた最新の資産等価価値が規定財務書類に盛り込ま
れている。取得され業務に使用されている資産は、その操業能力の再調達価額で評価されている。ゆえに、ウェセッ
クス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの時価主義による貸借対照表において開示されている2006年3月31日現
在の有形固定資産価値は、68,692百万マレーシア・リンギット〔10,199百万英ポンド〕(2005年:69,017百万マレーシ
ア・リンギット〔10,048百万英ポンド〕)であった。
(b) 子会社の財務書類
ビルドコン・ベトナム・リミテッド、ワイ・ティー・エル・ケイマン・リミテッドおよびワイ・ティー・エル(ガ
ーンジー)リミテッドについては、当該子会社が本国の法律により財務書類の監査を要求されていないため、未監査
の財務書類が当グループの財務書類に連結された。
(c) 子会社に対する債権/債務
子会社に対する債権/債務は、主として立替費用、前払金および前受金である。未決済残高は、無担保かつ無利
息であり、また、返済期間が定められていない。ただし、子会社に対する前払金および前受金の一部には年率3.3%
から5.0%(2005年:年率3.5%から4.5%)の利息が付されている。
(d) 買収した重要な子会社
(ⅰ)2005年10月14日に、当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・ジャワ・パワー・ホールディングス・リ
ミテッドは、ワイ・ティー・エル・ジャワ・パワー・ファイナンス・リミテッド(旧ワイ・ティー・エル・ユーテ
ィリティーズ・インベストメンツ・リミテッド)を買収した。
ケイマン諸島にて2003年6月27日に設立されたワイ・ティー・エル・ジャワ・パワー・ファイナンス・リミテ
ッドは、1株当たり1米ドルの普通株式50,000株からなる授権資本50,000米ドルの投資持株会社である。発行済
払込済株式資本は6,200米ドルであり、1株当たり1米ドルの普通株式6,200株に分割されている。
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
(ii)2006年2月20日に、当グループの子会社であるビルドコン・コンクリート・エンタープライズ・センドリア
ン・バーハッドは、ビルドコン・エンシデサ・センドリアン・バーハッド(以下「BESB」という)の1株当たり1
マレーシア・リンギットの株式316,200株を現金対価250,000マレーシア・リンギットおよび66,200マレーシア・
リンギットの設備の資本化によって引き受け、BESBの株式持分の51%を取得した。
(iii)2006年4月3日に、当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・リミテッドは、新
規の完全所有子会社となるワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・ホールディングス・リミテッド(以下
「YTLUH」という)を買収した。
YTLUHはケイマン諸島にて2006年3月24日に設立され、授権資本は1株当たり1英ポンドの株式250,000株から
なる250,000英ポンドである。発行済払込済株式資本は、1株当たり1英ポンドの株式132,688株からなる132,688
英ポンドである。YTLUHは、主として投資持株会社として従事している。
2006年4月28日に、ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・リミテッドは、新規の完全所有子会社となる
ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・ファイナンス3・リミテッド(旧コンクリート・インベストメンツ・
リミテッド)を買収した。
ワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・ファイナンス3・リミテッド(以下「YTLUF3」という)は、ケイマ
ン諸島にて2004年5月18日に設立され、授権資本は1株当たり1米ドルの株式50,000株からなる50,000米ドルで
ある。発行済払込済株式資本は、1米ドルの株式1株からなる1米ドルである。YTLUF3は、主として投資持株会
社として従事している。
(e) ジョイントベンチャー
下記のジョイントベンチャーは、子会社であるウェセックス・ウォーター・リミテッドにより保有されている。
共同支配事業
当グループはまた、イングランドおよびウェールズで設立された合弁契約であるブリストル・ウェセックス・ビ
リング・サービシズ・リミテッドにおいて50%の株式持分を保有している。2001年6月28日、ウェセックス・ウォ
ーター・リミテッドとウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドは、第三者と合弁契約を締結した。こ
の契約の下では、両グループの請求業務およびカスタマー・サービス業務はブリストル・ウェセックス・ビリン
グ・サービシズ・リミテッドに移管された。
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
共同支配事業における当グループの資産、負債および費用の持分は、関係する子会社の帳簿上で以下の通り処理
されている。
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
流動資産
16,164,480
20,605,500
流動負債
(18,858,560)
(23,352,900)
純負債
(2,694,080)
(2,747,400)
費用
68,200,420
69,109,600
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
14
子会社買収の影響の要約
当期において、当グループは、子会社であるビルドコン・エンシデサ・センドリアン・バーハッド、ダイアモン
ド・レシピ・センドリアン・バーハッド、ワイ・ティー・エル・ジャワ・パワー・ファイナンス・リミテッド、ワ
イ・ティー・エル・ユーティリティーズ・ホールディングス・リミテッドおよびワイ・ティー・エル・ユーティリテ
ィーズ・ファイナンス3・リミテッド(旧コンクリート・インベストメンツ・リミテッド)の買収を完了した。これら
の買収は取得法を用いて会計処理された。
(a) 当期の当グループの経営成績に対するこれらの子会社買収の影響は以下の通りである。
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
収益
82,005,923
169,140,600
売上原価
(5,424,199)
(125,383,131)
売上総利益
76,581,724
43,757,469
―
962,070
その他の営業収益
その他の営業費用
(10,808)
(16,218,108)
(25,408,810)
(10,052,394)
営業利益
51,162,106
18,449,037
財務費用
(1,529,361)
(20,718,271)
税引前利益/(損失)
49,632,745
(2,269,234)
一般管理費
(29,948)
法人税等
税引後利益/(損失)
49,602,797
(39,459)
少数株主持分損益
(3,047,715)
(5,316,949)
2,965,919
当期純利益/(損失)
49,563,338
(2,351,030)
純利益の増加/(減少)
49,563,338
(2,351,030)
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
(b) 2006年6月30日現在の財政状態に対するこれらの子会社買収の影響は以下の通りである。
当グループ
開発費
2006年
2005年
マレ―シア・
リンギット
マレ―シア・
リンギット
―
39,542,657
1,475,592
1,189,625,852
868,037
―
224,913,938
―
棚卸資産
239,365
62,195,043
受取債権
951,439
23,198,884
有形固定資産
非上場投資有価証券
関連会社株式
会社間残高
3,174,192,846
(6,373,126)
現金預金および現金等価物
755,708,306
31,047,754
支払債務
(25,874,189)
(105,150,158)
―
借入金
法人税等
(20,882)
(866,297,316)
(610,639)
買取選択権付賃借債務
―
連結上の営業権
―
247
繰延税金
―
275,188
退職後給付債務
―
4,132,454,452
少数株主持分
買収価額
(233,344)
(12,241,295)
354,979,747
(793,800)
(119,952,165)
(579,171,637)
(215,713,585)
支払期限が到来したが未払の買収価額
―
(646,516)
付随費用
―
(1,097,742)
3,552,489,015
純資産の増加
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135/302
17,569,739
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
15
関連会社
(a) 関連会社株式
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
非上場株式の取得原価
936,612,195
862,195,623
216,821,441
139,571,441
取得後利益に対する
当グループの持分
363,520,781
260,225,134
―
―
1,300,132,976
1,122,420,757
216,821,441
139,571,441
1,264,599,484
1,067,647,362
35,533,492
54,773,395
1,300,132,976
1,122,420,757
内訳:
営業権を除く純資産に対する持分
買収に伴うプレミアム純額
当社の関連会社は以下の通りである。
実質株式所有割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
%
50.00
%
50.00
ビジネス・アンド・バジェット・ホテルズ
(クアンタン)センドリアン・バーハッド
マレーシア
ホテルおよびリゾートの経営
*エクスプレス・レール・リンク・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
KLIA−KL Sentral間のエクスプ
レス・レール・リンク・レール
ウェイ・システムの運営および
メンテナンス
50.00
50.00
IBSB-SPYTL・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
50.00
50.00
*ジマー・パワー・ジェネレーション・セン
ドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
28.45
28.75
ノース・サウス・デベロップメント・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
不動産開発
49.00
49.00
ペルウィラ・ワイ・ティー・エル・コーポレ
ーション・センドリアン・バーハッド
マレーシア
土木工事および建設
49.00
49.00
RME-SPYTL・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
50.00
50.00
スカーラップ・アンド・ジェスパーセン(マ
レーシア)センドリアン・バーハッド
マレーシア
経営管理およびコンサルタント
40.00
40.00
SMC・ミックス・センドリアン・バーハッド
マレーシア
生コンクリートの製造・販売
25.38
27.52
スパーブ・アグリゲーツ・センドリアン・バ
ーハッド
マレーシア
土砂の採掘、除去、加工および
販売
50.00
50.00
136/302
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
実質株式所有割合
会社名
設立地
主たる営業活動
2006年
2005年
*テクノロジー・テナガ・ペルリス
(オーバーシーズ)コンソーシアム・センドリ
アン・バーハッド
マレーシア
休眠中
%
17.42
%
17.60
トランス−パシフィック・ホテルズ・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
50.00
50.00
トランス−パシフィック・リゾーツ・センド
リアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
50.00
50.00
ZE-SPYTL・センドリアン・バーハッド
マレーシア
休眠中
50.00
50.00
*ブリストル・ウェセックス・ビリング・サ
ービシズ・リミテッド
イングランド ジョイントベンチャーによる請
およびウェー 求会社
ルズ
29.03
29.34
*イースタン・アンド・オリエンタル・エク
スプレス・リミテッド
バミューダ
豪華列車「イースタン&オリエ
ンタルエクスプレス」の所有お
よび管理
32.00
32.00
*エレクトラネット・トランスミッション・
サービシズPty・リミテッド
オーストラリ 主要な電気通信ネットワーク・
ア
サービス・プロバイダー
19.45
19.66
*ジュロン・セメント・リミテッド
シンガポール 投資持株会社
共和国
10.63
―
*PTジャワ・パワー
インドネシア 石炭火力発電所の建設、委託お
よび運営
20.32
20.54
*スリン・ベイ・カンパニー・リミテッド
タイ
49.00
49.00
*
ホテルおよびリゾートの経営
HLBラー・ラムの監査を受けていない関連会社
(b) 関連会社に対する債権/債務
関連会社に対する債権/債務は、主として売掛金、買掛金、未払報酬、立替費用および貸付金である。未決済残
高は、無担保かつ無利息であり、また、返済期間が定められていない。
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
16
上場投資有価証券
当該投資有価証券はマレーシア国内外の上場企業の株式であり、取得原価で表示されている。上場投資有価証券の
取得原価と時価は以下の通りである。
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
取得原価
−国内
626,050,327
14,217,636
566,432,275
356,730
−海外
113,365
106,134
106,134
106,134
626,163,692
14,323,770
566,538,409
462,864
−国内
609,002,032
35,139,280
519,051,450
212,452
−海外
5,904
16,278
5,904
16,278
609,007,936
35,155,558
519,057,354
228,730
時価
取締役の意見では、当グループおよび当社の上場投資有価証券の時価の減少は一時的な性質のものであり、この減
少に関して、これらの投資有価証券の時価の永久的減少はない。
17
非上場投資有価証券
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
国内
562,674,830
561,575,000
6,950,000
6,950,000
海外
25,536,494
18,781,994
―
―
588,211,324
580,356,994
6,950,000
6,950,000
取締役の意見では、非上場企業に対する持分の公正価値を確実に見積もることは、費用の制約上、実際的ではな
い。しかしながら、取締役の見解によれば、当該被投資会社は利益を計上しており、かつ純資産がプラスであるた
め、貸借対照表における非上場企業の投資有価証券の帳簿価額は、その公正価値に近似している。
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18
開発費
a 不動産開発目的で保有する土地:
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
期首残高
自己所有土地−取得原価
賃借土地−取得原価
開発費
131,606,000
128,215,000
80,210,050
80,057,050
255,935,977
268,803,491
467,752,027
477,075,541
893,000
3,391,000
15,246,449
―
6,502,351
1,041,733
22,641,800
4,432,733
加算:期中費用発生額
自己所有土地−取得原価
賃借土地−取得原価
開発費
控除:期中処分
(36,266)
自己所有土地−取得原価
―
加算/(控除):不動産開発費から/(へ)の振替(注記20)
賃借土地−取得原価
―
開発費
―
(13,909,247)
―
(13,756,247)
490,357,561
期末残高
139/302
153,000
467,752,027
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b 事業開発費:
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
期首残高
自己所有土地−取得原価
30,333,916
30,333,916
賃借土地−取得原価
42,896,638
4,182,638
176,894,932
109,146,224
250,125,486
143,662,778
賃借土地−取得原価
―
38,714,000
開発費
―
828,657
―
39,542,657
71,460,199
99,992,736
開発費
加算:子会社の買収による発生額
加算:期中費用発生額
開発費
(207,260)
償却費
(207,260)
71,252,939
99,785,476
(7,978,033)
(24,536,338)
控除:期中一括償却額
開発費
控除:有形固定資産への振替
開発費
(65,350)
―
(151,017,321)
―
控除:投資不動産への振替
開発費
控除:その他
―
開発費
162,317,721
期末残高
140/302
(8,329,087)
250,125,486
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c インターネット・ポータル開発費:
当グループ
期首残高
期中資産計上額
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
1,461,203
1,613,198
―
73,267
損益計算書への費用計上額
(212,913)
期中償却額
(224,072)
期末残高
―
(225,262)
1,024,218
1,461,203
653,699,500
719,338,716
106,400
―
17,400
―
270,806
1,624,739
2,949,292
3,301,927
開発費として計上された当期発生費用:
取締役報酬
−報酬
−現物給付
支払利息
人件費
不動産開発目的で保有する土地に含まれる取得原価64.97百万マレーシア・リンギット(2005年:65.00百万マレーシ
ア・リンギット)の当グループの自己所有土地は、提供されたターム・ローンに対して、銀行に有利な担保の対象にな
っている(注記34)。
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棚卸資産
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
不動産完成ユニット
54,424,855
40,908,901
製品
29,896,930
14,954,714
仕掛品
25,480,727
12,641,679
原材料
53,556,397
50,610,095
消耗品
10,703,590
6,914,015
159,495,336
158,042,655
333,557,835
284,072,059
予備部品
棚卸資産には、正味実現可能価額で表示されている売却目的の不動産完成ユニット37.83百万マレーシア・リンギッ
ト(2005年:38.05百万マレーシア・リンギット)が含まれている。
当年度中に不動産開発費から振替えられた当グループの不動産完成ユニット2.58百万マレーシア・リンギットは、
提供されたターム・ローンに対して、銀行に有利な担保の対象になっている(注記34)
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不動産開発費
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
期首残高
自己所有土地−取得原価
18,874,336
18,874,336
5,117,945
373,000
開発費
525,204,576
390,297,839
控除:調整額*
(24,669,000)
(24,669,000)
(11,632,000)
(11,632,000)
512,895,857
373,244,175
35,000
―
12,322,343
4,897,945
138,444,700
120,997,490
150,802,043
125,895,435
賃借土地−取得原価
予想損失引当金
加算:期中費用発生額
自己所有土地−取得原価
賃借土地−取得原価
開発費
控除:完成したプロジェクトに関する開発費の戻入
(72,298,000)
―
加算:不動産開発目的で保有する土地(へ)/からの振替(注記18)
賃借土地−取得原価
―
(153,000)
開発費
―
13,909,247
―
13,756,247
控除:棚卸資産への振替
自己所有土地−取得原価
開発費
(3,662,000)
―
(10,527,000)
―
(14,189,000)
―
577,210,900
512,895,857
−過年度
329,330,645
194,551,939
−当年度
135,264,035
134,778,706
−完成したプロジェクト
(72,298,000)
控除:損益計算書に費用として認識された費用
期末残高
143/302
―
392,296,680
329,330,645
184,914,220
183,565,212
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当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
認識された未成工事請求額
132,507,552
62,291,529
控除:実際の請求額
(94,316,523)
(26,979,393)
38,191,029
35,312,136
支払利息
5,534,000
4,435,000
役員報酬
―
106,400
30,380
30,990
102,272
2,461,331
未請求額
不動産開発費として計上された当期発生費用:
不動産賃借料
人件費(役員報酬を除く)
提供されたターム・ローンに対して、銀行に有利な担保の対象になっている(注記34)当グループの自己所有土地
2.58百万マレーシア・リンギットは、当年度中に不動産完成ユニットとして棚卸資産に振替えられている。
賃借土地の不動産権利書は、開発契約に従って開発ユニットの完成時に、特定の買い手に対して従業員準備基金委
員会から譲渡されるよう登録申請中である。
* 1998年に当グループの取締役が最終的に停止を判断した事業の仕掛品について、コンサルタントおよびプロジェ
クト・マネジャーが行った測定の結果、不動産開発費の修正が発生した。これらの作業に関して以前に計上され
た引当金を減額するために、これに対応する金額が修正されている。この会計処理には、これらの測定が適用さ
れた基準に基づき最終的なものであると判断されない場合に生じる修正は含まれていない。
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売掛金
当グループ
売掛金
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
1,162,084,007
1,055,795,003
(143,865,983)
控除:貸倒引当金
分割払および一括払債権
留保額
(148,544,396)
1,018,218,024
907,250,607
286,651,658
235,954,730
3,890,731
5,323,824
1,308,760,413
1,148,529,161
売掛金の支払期間は、7日間から180日間(2005年:7日間から180日間)である。
当グループには、供給先が信用力の高い単一の顧客である電力開発事業に関連する場合を除き、1名の債務者また
は債務者グループから生じる重大な信用リスクの集中はない。2006年6月30日現在、当グループの売掛金の11%(2005
年:14%)は、電力販売に関連した顧客に対するものであった。この売掛金は、事業年度末日の後に全額決済された。
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契約顧客に対する債権/債務
当グループ
現在までに発生した原価合計
認識利益(認識損失控除後)
分割請求額
流動負債に分類される契約顧客に対する債務
契約顧客に対する債権
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
545,391,285
525,650,466
66,294,745
37,467,076
611,686,030
563,117,542
(607,577,610)
(559,410,603)
4,108,420
3,706,939
8,604,395
19,793,718
12,712,815
23,500,657
現在までに発生した原価合計に含まれる当期発生費用:
当グループ
減価償却費(注記11)
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
430,538
3,376,894
9,713
438
賃借料−設備、機械および機器
2,377,205
1,612,862
支払利息
1,844,919
1,734,239
2,700
―
720,000
720,000
12,241,534
12,819,558
賃借料−自動車
その他の賃借料
賃借料−土地
人件費
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23
その他未収金、差入保証金および前払金
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
その他未収金
598,162,289
(95,399)
控除:貸倒引当金
業者からの回収可能価額#
差入保証金
前払金*
651,007,580
(78,000)
17,744,272
19,230,451
―
―
598,066,890
650,929,580
17,744,272
19,230,451
156,042,215
156,042,215
―
―
17,695,262
10,925,552
341,627
175,189
118,911,331
121,075,517
1,321,958
1,404,505
890,715,698
938,972,864
19,407,857
20,810,145
#業者からの回収可能価額は、以下によるものである。
当グループの子会社1社は、1993年3月15日にガス供給契約(以下「GSA」という)を締結した。この契約に基づき、供給され
るガスの価格は市場価格連動計算式を基準にして算出される。しかしながら、1997年5月1日より、マレーシア政府はガス料金
を定額とした。その結果、GSAで取り決められた市場価格連動計算式は使用されなくなった。結果として、市場価格連動計算式
によって提供される割引がGSAにおいて適用されるかについて論争が生じている。政府は子会社に対し、2002年1月1日より割
引を復活させることを通知した。
*当グループの前払金には、以下の金額が含まれている:
(i) 750,000,000マレーシア・リンギットの7%償還可能無保証無担保社債に係る金利スワップに関連する前払利息3,169,417
マレーシア・リンギット(2005年:9,508,250マレーシア・リンギット)。この金額は、2000年1月から7年にわたって償却さ
れる(注記33)。
(ii) GSAで取り決められた市場価格連動計算式を参照して算出されたガスの価格と政府が1997年5月1日から2001年12月31ま
で定額としたガスの価格との価格差を表すガス料金の前払金57,533,341マレーシア・リンギット(2005年:63,803,704マレー
シア・リンギット)。
24
持株会社
当社の持株会社は、マレーシアにおいて設立されたヨー・ティオン・レイ・アンド・サンズ・ホールディングズ・
センドリアン・バーハッドである。
持株会社に対する債権/債務は、主として立替費用ならびに貸付金および前受金である。未決済残高は、無担保か
つ無利息であり、また、返済期間が定められていない。
25
関係会社に対する債権/債務
関係会社に対する債権/債務は、主として売掛金、買掛金、貸付金および立替費用である。未決済残高は、無担保
かつ無利息であり、また、返済期間が定められていない。
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26
短期投資
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア企業の非上場債務証
券および契約型投資信託
取得原価
70,585,312
68,665,087
27,447,885
26,701,184
短期投資は、翌事業年度に満期となるか毎月更新可能であるコマーシャル・ペーパー、および契約型投資信託から
なる。
取締役の意見では、非上場企業の債務証券および契約型投資信託の公正価値を確実に見積ることは、費用の制約
上、実際的ではない。しかしながら、取締役の見解によれば、非上場企業の債務証券および契約型投資信託の帳簿価
額は、その公正価値に近似している。
27
現金預金および現金等価物
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
5,732,016,593
5,423,769,805
376,969,997
163,863,061
46,090,000
28,133,703
―
―
249,060,450
191,041,433
13,328,094
7,215,358
6,027,167,043
5,642,944,941
390,298,091
171,078,419
現金預金
70,029,436
75,483,374
1,443,521
1,362,867
当座借越
(67,609,885)
(76,634,975)
―
―
391,741,612
172,441,286
定期預金
−公認銀行
−公認金融機関
−その他
6,029,586,594
5,641,793,340
一部子会社の定期預金687,752,745マレーシア・リンギット(2005年:785,678,376マレーシア・リンギット)は、当
該子会社の与信枠の担保として金融機関に供されている。
当グループの現金預金には、1966年住宅開発業者(統制および認可)法第7A条に基づき住宅開発勘定に保有している
9,432,594マレーシア・リンギット(2005年:12,494,521マレーシア・リンギット)が含まれている。
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決算日現在有効であった預金の加重平均利率は、以下の通りである。
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
%
%
%
%
公認銀行における預金
3.40
2.90
2.71
2.71
公認金融機関における預金
3.47
2.81
―
―
その他の機関における預金
3.40
2.74
2.66
2.66
当グループおよび当社の預金の満期は、1日間から457日間(2005年:1日間から457日間)である。預金残高とは、
当座勘定に保有されている預金である。
28
買掛金
当グループの買掛金の支払期間は、21日間から180日間(2005年:21日間から180日間)である。
29
その他債務および未払費用
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
その他債務
424,591,929
442,476,354
2,929,943
3,113,944
未払費用
588,637,371
564,478,345
2,950,676
2,755,322
1,013,229,300
1,006,954,699
5,880,619
5,869,266
149/302
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30
修繕預り金
修繕預り金には、以下の当期発生費用(利益)が含まれている。
当グループ
減価償却費(注記11)
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
96,566
―
賃借料−機器
人件費
1,740,372
定期預金の受取利息
(76,021)
有形固定資産売却益
―
122,778
(426)
1,881,993
(25,364)
(934)
その他の受取利息
(64,008)
(113,953)
賃貸料
(39,000)
(41,914)
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買取選択権付賃借債務
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
買取選択権付賃借料最低支払額:
−1年以内返済予定
5,765,546
7,722,699
343,920
372,744
−1年超5年以内返済予定
3,799,927
5,441,965
403,093
673,963
9,565,473
13,164,664
747,013
1,046,707
控除:財務費用
買取選択権付賃借債務の現在価値
(533,253)
(884,487)
(41,110)
(69,558)
9,032,220
12,280,177
705,903
977,149
−1年以内返済予定
5,400,305
6,793,625
316,375
332,531
−1年超5年以内返済予定
3,631,915
5,486,552
389,528
644,618
9,032,220
12,280,177
705,903
977,149
−流動
5,400,305
6,793,625
316,375
332,531
−固定
3,631,915
5,486,552
389,528
644,618
9,032,220
12,280,177
705,903
977,149
買取選択権付賃借債務の現在価値:
買取選択権付賃借債務の内訳:
当グループおよび当社の買取選択権付賃借債務には、それぞれ年率2.57%(2005年:2.80%)および2.58%(2005年:
2.55%)の決算日の加重平均金利が付されている。
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32
ファイナンス・リース債務
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
最低リース支払額:
1年以内支払予定
51,213,719
49,917,880
771,447,381
838,941,592
822,661,100
888,859,472
(234,655,518)
(270,383,396)
588,005,582
618,476,076
21,660,408
18,834,173
566,345,174
599,641,903
588,005,582
618,476,076
流動
21,660,408
18,834,173
固定
566,345,174
599,641,903
588,005,582
618,476,076
1年超5年以内支払予定
控除:財務費用
最低リース支払額の現在価値
最低リース支払額の現在価値:
1年以内支払予定
1年超5年以内支払予定
ファイナンス・リース債務の内訳:
ファイナンス・リース587,943,607マレーシア・リンギット〔87,294,157英ポンド〕(2005年:618,186,605マレーシ
ア・リンギット〔90,003,145英ポンド〕)は、当グループの子会社であるウェセックス・ウォーター・サービシズ・リ
ミテッドの無担保債務である。元本は、2019年6月30日まで分割返済される。このファイナンス・リースには、LIBOR
から年間の未払リース賃貸料により生じた0.48%を引いた金利で利息が付される。
その他のファイナンス・リース債務は、毎月の未払リース賃貸料に決算日現在年率5.5%(2005年:4.93%)の加重平
均金利が付されている。
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33
社債
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
流動:
固定利付社債[注記33(A)]
ミディアム・ターム・ノート
[注記33(H)]
7%償還可能無保証無担保社債
2000/2007年[注記33(B)]
125,000,000
125,000,000
―
―
100,000,000
100,000,000
―
―
749,508,928
―
―
―
974,508,928
225,000,000
―
―
187,500,000
312,500,000
―
―
―
748,526,786
―
―
1,340,448,244
1,340,198,360
―
―
673,520,000
686,850,000
―
―
371,096,143
379,434,577
―
―
2,324,432,280
2,369,209,438
―
―
1,331,422,828
1,357,041,499
―
―
1,699,371,818
1,399,281,212
500,000,000
500,000,000
912,876,678
911,428,488
―
―
8,840,667,991
9,504,470,360
500,000,000
500,000,000
9,815,176,919
9,729,470,360
500,000,000
500,000,000
固定:
固定利付社債[注記33(A)]
7%償還可能無保証無担保社債
2000/2007年[注記33(B)]
5.875%保証付無担保社債
[注記33(C)]
2009年保証付変動利付社債
[注記33(D)]
3.52%小売物価指数保証付社債
[注記33(E)]
5.75%保証付無担保社債
[注記33(F)]
5.375%保証付無担保社債
[注記33(G)]
ミディアム・ターム・ノート
[注記33(H)]
2010年ゼロ・クーポン交換可能
保証付社債[注記33(I)]
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当グループ
帳簿価額
公正価値
2006年
2006年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
固定利付社債
312,500,000
334,635,719
7%償還可能無保証無担保社債2000/2007年
749,508,928
863,774,398
1,340,448,244
1,360,525,304
2009年保証付変動利付社債
673,520,000
683,607,895
3.52%小売物価指数保証付社債
371,096,143
430,379,280
5.75%保証付無担保社債
2,324,432,280
2,518,964,800
5.375%保証付無担保社債
1,331,422,828
1,353,101,680
912,876,678
906,899,832
帳簿価額
公正価値
2005年
2005年
5.875%保証付無担保社債
2010年ゼロ・クーポン交換可能保証付社債
固定利付社債
437,500,000
487,000,837
7%償還可能無保証無担保社債2000/2007年
748,526,786
868,972,589
1,340,198,360
1,430,937,500
2009年保証付変動利付社債
686,850,000
715,468,750
3.52%小売物価指数保証付社債
379,434,577
423,099,600
5.75%保証付無担保社債
2,369,209,438
2,628,574,950
5.375%保証付無担保社債
1,357,041,499
1,431,395,400
911,428,488
919,283,444
5.875%保証付無担保社債
2010年ゼロ・クーポン交換可能保証付社債
貸借対照表日現在の当グループおよび当社のミディアム・ターム・ノートの帳簿価額は、それぞれの公正価値に近
似している。
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(A) 固定利付社債
固定利付社債は当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・ジェネレーション・センドリアン・バー
ハッドにより1993年10月30日付の募集契約に基づき発行されており、年率10%の利息が付されている。この募集契約
に基づき発行された額面価額は1,500,000,000マレーシア・リンギットである。
固定利付社債は、現在および将来の子会社の全資産に対する固定および浮動担保権が設定されている。固定利付社
債は、1999年より半年毎の均等払いで返済される。
(B) 7%償還可能無保証無担保社債2000/2007年
2000年1月5日付社債信託証書に基づき、子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バー
ハッドが、572,166,338口の分離可能新株引受権を伴った、額面価額750百万マレーシア・リンギットの7年物7.0%償
還可能無保証無担保社債2000/2007年(以下「RNGU社債」という)を発行した。
572,166,338口の分離可能新株引受権を伴ったRNGU社債は、それぞれ2000年1月5日および2000年3月13日付の社債
信託証書および新株引受権証書に基づき発行されている。
RNGU社債の主な特徴は以下の通りである。
(a) RNGU社債には年率7.0%の利息が付され、各期の7月11日および1月11日の半年毎に支払われる。当該子会社は、
注記45(a)に記載の通り、金利スワップ契約を締結した。
(b) RNGU社債は、2007年1月11日(以下「満期日」という)に、額面価額の100%で償還可能である。子会社がそれ以前
に償還、買戻し、消却その他債務の履行を行っていない限り、社債は、満期日において、債券を引渡すことによ
り、子会社によって額面価額の100%に未払利息全額を加算して償還されるものとする。
572,166,338口の分離可能新株引受権を伴ったRNGU社債の額面価額は750百万マレーシア・リンギットであり、2006
年6月30日現在も未決済(償却後費用および割引額を控除後)であった。
(C) 5.875%保証付無担保社債
1999年3月30日、当グループの子会社であるウェセックス・ウォーター・サービシズ・ファイナンス・ピーエルシ
ー(以下「発行体」という)は、当グループの別の子会社であるウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッド
(以下「保証人」という)が無条件かつ取消不能で保証する、額面価額300,000,000英ポンドの2009年償還5.875%保証
付無担保社債(以下「GU社債」という)を発行した。このGU社債は、1999年3月30日付の社債信託証書に基づき発行さ
れている。発行されたGU社債の額面価額は300,000,000英ポンドであり、2006年6月30日現在199,021,298英ポンドが
未決済(償却後費用および割引額を控除後)であった。
GU社債の主な特徴は以下の通りである。
(a) GU社債には年率5.875%の利息が付され、各期の3月30日に毎年支払われる。
(b) 満期以前に発行体が償還、買戻し、消却その他債務の履行を行っていないかぎり、GU社債は、2009年3月30日に
発行体によりGU社債に係る未払利息と共に額面価額で全額償還される。
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(c) 発行体はいつでも、任意の方法および価格でGU社債を買戻すことできる。買戻しが公開買付により行われた場
合、その公開買付は社債保有者すべてを等しく対象とするものでなくてはならない。発行体が買戻したGU社債はす
べて、ただちに消却されるものとする。
(d) 税法に変更があった場合、もしくは合意した計算式によって算出された価格での買戻しを望んだ場合、適切な通
知を行い、募集案内書に掲載された条件に従うことにより、発行体はGU社債を買戻すことができる。
(e) 社債保有者は、以下の場合に発行体に対してGU社債を償還請求できる。
(ⅰ)ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドが任命を解かれた場合。
(ⅱ)発行体がウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの子会社でなくなった場合。または、
(ⅲ)GU社債の格付けが投資適格よりも引下げられるような事業再編事由が生じた場合。
「任命」とは、保証人を特定の地域の水道事業請負人および下水事業請負人に任命した、1989年水道法第11条(現
1991年水道業界法第6条)に基づく1989年9月1日付「任命証書」を指している。「事業再編事由」とは以下のい
ずれかを指している。
(a) 任命に基づくウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの重要な権利、便益または義務、もしく
は任命の重要な条件が変更された場合。または、
(b) 環境庁および/または水道局長官に対する国務大臣の義務もしくは権限を排除、縮少または制限する法律が
制定された場合。
(D) 2009年保証付変動利付社債
2001年3月30日、額面価額100,000,000英ポンドのGU社債が、ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッド
が無条件かつ取消不能で保証する、ウェセックス・ウォーター・サービシズ・ファイナンス・ピーエルシーによる
100,000,000英ポンドの2009年保証付変動利付社債(以下「GVC社債」という)の発行により償還された。
発行されたGVC社債の額面価額は、2006年6月30日現在も未決済(2005年:100,000,000英ポンド)であった。GVC社債
に係る未払利息は、当該社債に対する格付けを参考に計算される。GVC社債は無担保で、発行以来の利率は5.875%で
あり、各期の9月30日および3月30日の半年毎に後払いで支払われる。GVC社債のその他の特徴は、注記33(C)のGU社
債の特徴に類似している。
(E) 3.52%小売物価指数保証付社債
2001年12月10日、当グループの子会社であるウェセックス・ウォーター・サービシズ・ファイナンス・ピーエルシ
ー(以下「発行体」という)は、ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッド(以下「保証人」という)が無条
件かつ取消不能で保証する、額面価額50,000,000英ポンドの2023年償還3.52%保証付小売物価指数ゼロ・フロア社債
(以下「RPIG社債」という)を発行した。RPIG社債は、2001年12月10日付の社債信託証書に基づき発行されている。
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RPIG社債の主な特徴は以下の通りである。
(a) RPIG社債は、1月30日および7月30日の半年毎に、当初、年率3.52%の利息が付され、毎年、物価指数利率を上
乗せした利率で利息が支払われる。2006年6月30日現在の実効利率は年率5.95%(2005年:6.97%)である。
(b) 満期以前に発行体が償還、買戻し、消却その他債務の履行を行っていないかぎり、RPIG社債は、2023年7月30日
に発行体によりRPIG社債に係る未払利息と共に指数価額で全額償還される。
(c) 発行体はいつでも、任意の方法および価格でRPIG社債を買戻すことができる。買戻しが公開買付により行われた
場合、その公開買付は社債保有者すべてを等しく対象とするものでなくてはならない。発行体が買戻したRPIG社債
はすべて、ただちに消却されるものとする。
(d) 税法に変更があった場合、もしくは合意した計算式によって算出された価格での買戻しを望んだ場合、適切な通
知を行い、募集案内書に掲載された条件に従うことにより、発行体はRPIG社債を買戻すことができる。
(e) 社債保有者は、以下の場合に発行体に対してRPIG社債を償還請求できる。
(ⅰ)ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドが任命を解かれた場合。
(ⅱ)ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドが子会社でなくなった場合。または、
(ⅲ)RPIG社債の格付けが投資適格よりも引下げられるような事業再編事由が生じた場合。
「任命」とは、保証人を特定の地域の水道事業請負人および下水事業請負人に任命した、1989年水道法第11条(現
1991年水道業界法第6条)に基づく1989年9月1日付「任命証書」を指している。「事業再編事由」とは以下のいず
れかを指している。
(a) 任命に基づくウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの重要な権利、便益または義務、もしく
は任命の重要な条件が変更された場合。
(b) 環境庁および/または水道局長官に対する国務大臣の義務もしくは権限を排除、縮少または制限する法律が
制定された場合。
発行されたRPIG社債の額面価額50,000,000英ポンドは、2006年6月30日現在も未決済(償却後費用および割引額を
控除後)であった。
(F) 5.75%保証付無担保社債
2003年10月15日、当グループの子会社であるウェセックス・ウォーター・サービシズ・ファイナンス・ピーエルシ
ー(以下「発行体」という)は、ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッド(以下「保証人」という)が、無
条件かつ取消不能で保証する額面価額350,000,000英ポンドの2033年償還5.75%保証付無担保社債(以下「GU社債」と
いう)を発行した。このGU社債は、2003年10月15日付の社債信託書に基づき発行されている。発行されたGU社債の額面
価額は350,000,000英ポンドであり、2006年6月30日現在345,117,039英ポンド(2005年:344,938,406英ポンド)が未決
済(償却後費用および割引額を控除後)であった。GU社債の正味手取金は、既存の金融債務の借り換えならびに一般的
な全社目的に使用された。
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GU社債の主な特徴は以下の通りである。
(a) GU社債には年率5.75%の利息が付され、各期の10月14日に毎年支払われる。
(b) 満期以前に発行体が償還、買戻し、消却その他債務の履行を行っていないかぎり、GU社債は、2033年10月14日に
発行体によりGU社債に係る未払利息とともに額面価額で全額償還される。
(c) 発行体はいつでも、任意の方法および価格でGU社債を買戻すことができる。買戻しが公開買付により行われた場
合、その公開買付は社債保有者すべてを等しく対象とするものでなくてはならない。発行体が買戻したGU社債はす
べて、ただちに消却されるものとする。
(d) 税法に変更があった場合、もしくは合意した計算式によって算出された価格での買戻しを望んだ場合、適切な通
知を行い、募集案内書に掲載された条件に従うことにより、発行体はGU社債を買戻すことができる。
(e) 社債保有者は、以下の場合に発行体に対してGU社債を償還請求できる。
(ⅰ) ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドが任命を解かれた場合。
(ⅱ) 発行体がウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの子会社でなくなった場合。または、
(ⅲ) GU社債の格付けが投資適格よりも引下げられるような事業再編事由が生じた場合。
「任命」とは、保証人を特定の地域の水道事業請負人および下水事業請負人に任命した、1989年水道方第11条(現
1991年水道業界法第6条)に基づく1989年9月1日付「任命証書」を指している。「事業再編事由」とは以下のいずれ
かを指している。
(a) 任命に基づく保証人の重要な権利、便益または義務、もしくは任命の重要な条件が変更された場合。
(b) 環境庁および/または水道局長官に対する国務大臣の義務もしくは権限を排除、縮小または制限する法律が制
定された場合。
(G) 5.375%保証付無担保社債
2005年3月10日、当グループの子会社であるウェセックス・ウォーター・サービシズ・ファイナンス・ピーエルシ
ー(以下「発行体」という)は、ウェセックス・サービシズ・リミテッド(以下「保証人」という)が、無条件かつ取消
不能で保証する額面価額200,000,000英ポンドの2028年償還5.375%保証付無担保社債(以下「GU社債」という)を発行
した。このGU社債は、2005年3月10日付の社債信託書に基づき発行されている。発行されたGU社債の額面価額は
200,000,000英ポンドであり、2006年6月30日現在197,681,261英ポンド(2005年:197,574,652英ポンド)が未決済(償
却後費用および割引額を控除後)であった。GU社債の正味手取金は、既存の金融債務の借り換えならびに一般的な全社
目的に使用された。
GU社債の主な特徴は以下の通りである。
(a) GU社債には年率5.375%の利息が付され、各期の3月10日に毎年支払われる。
(b) 満期以前に発行体が償還、買戻し、消却その他債務の履行を行っていないかぎり、GU社債は、2028年3月10日に
発行体によりGU社債に係る未払利息とともに額面価額で全額償還される。
(c) 発行体はいつでも、任意の方法および価格でGU社債を買戻すことができる。買戻しが公開買付により行われた場
合、その公開買付は社債保有者すべてを等しく対象とするものでなくてはならない。発行体が買戻したGU社債はす
べて、ただちに消却されるものとする。
158/302
EDINET提出書類 2006/12/27 提出
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有価証券報告書
(d) 税法に変更があった場合、もしくは合意した計算式によって算出された価格での買戻しを望んだ場合、適切な通
知を行い、募集案内書に掲載された条件に従うことにより、発行体はGU社債を買戻すことができる。
(e) 社債保有者は、以下の場合に発行体に対してGU社債を償還請求できる。
(ⅰ) ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドが任命を解かれた場合。
(ⅱ) 発行体がウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの子会社でなくなった場合。または、
(ⅲ) GU社債の格付けが投資適格よりも引下げられるような事業再編事由が生じた場合。
「任命」とは、保証人を特定の地域の水道事業請負人および下水事業請負人に任命した、1989年水道方第11条(現
1991年水道業界法第6条)に基づく1989年9月1日付「任命証書」を指している。「事業再編事由」とは以下のいずれ
かを指している。
(a) 任命に基づくウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの重要な権利、便益または義務、もしくは
任命の重要な条件が変更された場合。
(b) 環境庁および/または水道局長官に対する国務大臣の義務もしくは権限を排除、縮小または制限する法律が制
定された場合。
(H) ミディアム・ターム・ノート
当社のミディアム・ターム・ノートは、2004年6月18日付のミディアム・ターム・ノート・プログラム契約および
ミディアム・ターム・ノートの社債信託証書、ならびに2004年7月13日付の最初の補足的ミディアム・ターム・ノー
ト社債信託証書に基づき構成されていた。
2004年6月25日に、額面価額500百万マレーシア・リンギットのミディアム・ターム・ノートが当社の額面価額500
百万マレーシア・リンギットの8.5%償還可能無保証無担保社債1999/2004年の借り換え目的で発行された。当該ミデ
ィアム・ターム・ノートのクーポン・レートは、半年毎に後払いで支払われる年率5.30%であり、また当該ミディア
ム・ターム・ノートは2009年6月25日に額面価額で償還される。
2003年7月16日付のファシリティ契約に基づき、額面価額13億マレーシア・リンギットの1年から11年間の無担保
ミディアム・ターム・ノートが当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・ジェネレーション・センド
リアン・バーハッド(以下「YTLPG」という)により発行された。利息は半年毎に支払われる。当該ファシリティには、
年率3.20%から4.05%(2005年:3.20%から4.05%)の利息が付される。
元本100百万マレーシア・リンギットが当年度中にYTLPGにより償還された。
当年度中に、YTLPGは、年率3.02%から4.55%の利息が付される額面価額400百万マレーシア・リンギットの1年か
ら3年間の無担保ミディアム・ターム・ノートを追加発行した。利息は半年毎に支払われる。
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(I) 2010年ゼロ・クーポン交換可能保証付社債
2005年5月9日に、当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・ファイナンス(ケイマン)リミテッド
(以下「YTLPF」という)は、額面価額250百万米ドルの5年物交換可能保証付社債(以下「ZCEG社債」という)を額面価
額の100%で発行した。ZCEG社債は2005年5月10日にシンガポール・エクスチェンジ・セキュリティーズ・トレーディ
ング・リミテッドに上場された。各ZCEG社債の登録保有者は当初転換価格1株当たり2.277マレーシア・リンギット、
固定換算レート1.00米ドル=3.80マレーシア・リンギットで、子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・インター
ナショナル・バーハッド(以下「YTLPI」という)の1株当たり額面0.50マレーシア・リンギットの全額払込済普通株式
(以下「当株式」という)と交換することができる。また、当初行使価格は2005年5月9日付の社債信託証書に記載さ
れているZCEG社債の取引条件に従い調整の対象となっている。
ZCEG社債の発行による正味手取金は、YTLPIにより、海外における投資およびプロジェクト、ならびに/もしくは外
貨建借入金の将来の返済に使用される予定である。
2010年5月9日に満期を迎えるZCEG社債の主な特徴は以下の通りである。
(a) ZCEG社債は無利息であり、最終利回りは3.375%、2008年5月9日のプットオプションは110.56%である。
(b) ZCEG社債は劣後しない無条件の直接債務であり、(担保提供制限条項の制限を受ける)YTLPFの無担保債務である。
これは常に他の社債と同等に扱われ、優先権はない。
(c) ZCEG社債はYTLPIにより無条件かつ取消不能で保証される予定である。
(d) 最終償還日
満期前に買戻しおよび消却、早期償還または交換が行われないかぎり、ZCEG社債は2010年5月9日に元本の
118.22%で償還される予定である。
(e) YTLPFまたはYTLPIの強制的交換オプション
2007年5月23日から満期日の21日前までの間、YTLPFまたはYTLPIは、発行済のZCEG社債(一部ではなく)全部につ
いて、ZCEG社債の当株式への強制的な交換を選択によりいつでも実行することができる。ただし、当株式(強制的交
換通知日の5営業日前以降の日に終了する連続した20営業日の各日において、元本100,000米ドルのZCEG社債をそれ
ぞれ当株式に交換することができる)の出来高加重平均価格が元本100,000米ドルのZCEG社債の早期償還価額の120%
以上であることが条件である。場合によっては、YTLPFまたはYTLPIは、全額あるいは一部を現金で支払うことによ
り、この強制的交換を決済することを選択できる。
(f) YTLPFの選択による償還
残高が当初発行されたZCEG社債の元本総額の10%未満である場合、YTLPFは、一部ではなく全部のZCEG社債を早期
償還価額で償還することができる。
(g) 当株式の上場廃止時またはYTLPIの支配権の変更時における社債保有者による償還
当株式がブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッドで上場廃止となった場合、もしくはYTLPIの支配権
に変更が生じた場合、社債保有者はその選択により、該当する償還日の早期償還価額でZCEG社債を償還することが
できる。
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34
借入金
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
ターム・ローン[注記34(A)]
2,325,326,648
2,594,973,042
―
―
継続与信枠[注記34(B)]
1,826,719,934
2,398,645,902
877,398,000
1,213,298,000
43,010,988
46,781,354
―
―
コマーシャル・ペーパー
[注記34(D)]
250,000,000
―
250,000,000
―
延べ払い販売契約[注記34(E)]
373,814,953
653,558,553
―
―
9,900,860
―
―
―
4,828,773,383
5,693,958,851
1,127,398,000
1,213,298,000
1年以内返済予定
1,251,182,709
2,925,104,566
1,127,398,000
1,213,298,000
1年超5年以内返済予定
1,990,219,227
2,727,666,259
―
―
5年超返済予定
1,587,371,447
41,188,026
―
―
4,828,773,383
5,693,958,851
1,127,398,000
1,213,298,000
流動
1,251,182,709
2,925,104,566
1,127,398,000
1,213,298,000
固定
3,577,590,674
2,768,854,285
―
―
4,828,773,383
5,693,958,851
1,127,398,000
1,213,298,000
約定銀行借入金[注記34(C)]
無償還無担保転換社債
[注記34(F)]
内訳:
貸借対照表日現在の当グループおよび当社の借入金の帳簿価額は、それぞれの公正価値に近似している。
当グループ
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
%
%
%
%
加重平均実効利率
ターム・ローン
4.44
4.95
―
―
継続与信枠
4.27
3.64
3.30
3.30
約定銀行借入金
4.28
5.00
―
―
コマーシャル・ペーパー
2.96
―
―
―
延べ払い販売契約
6.08
5.11
―
―
無償還無担保転換社債
4.00
―
―
―
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当グループ
担保
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
28,868,580
マレーシア・
リンギット
33,309,900
188,413,389
205,939,026
3,127,203,171
3,778,366,389
181,000,000
154,000,000
−当社による会社保証
−子会社1社の自己所有土地に対する第1順位法的担保権設定
−債権者に有利な株主の事業の譲渡
223,999,999
130,000,000
−子会社1社の資産に対する第1順位固定および浮動担保権設定
648,321,935
661,345,903
−子会社1社の定期預金の担保付
57,151,356
24,484,750
373,814,953
706,512,883
4,828,773,383
5,693,958,851
−子会社1社の長期賃借土地およびそこに建設予定の建物に対する第1
順位抵当権者の固定担保権の設定
−子会社1社の現在および将来取得する資産に対する第1順位固定およ
び浮動担保権を生じさせる債務証書
−子会社1社の自己所有土地に対する第1順位抵当権者の固定担保権の
設定
−なし
−デワン・バンダラヤ・クアラルンプールからの分割払いによって保証
されている延べ払い与信枠
−子会社1社の長期賃借土地に対する固定担保権の設定
−子会社1社の現在および将来取得する資産に対する固定および浮動担
保権を生じさせる債務証書
当社
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
1,127,398,000
1,213,298,000
担保
−なし
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(A) ターム・ローン
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
1,324,140,320
1,201,987,500
米ドル建
622,753,003
946,297,536
マレーシア・リンギット建
378,433,325
446,688,006
2,325,326,648
2,594,973,042
ターム・ローンに関する為替リスクの内訳は以下の通りである:
英ポンド建
(ⅰ) 英ポンド建ターム・ローン
1,324,140,320マレーシア・リンギット〔196,600,000英ポンド〕(2005年:1,201,987,500マレーシア・リンギッ
ト〔175,000,000英ポンド〕)のターム・ローンはウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドの無担保借
入金であり、ウェセックス・ウォーター・リミテッドにより保証されている。両社とも、当グループの子会社であ
る。この借入金は、21,600,000英ポンドについてLIBORプラス0.15%、175,000,000英ポンドについてLIBORプラス変
動利率の利息がそれぞれ付されている。ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッドは、注記45(b)に記載
されている通り、ターム・ローンに関して金利スワップ契約を結んだ。
(ⅱ) 米ドル建ターム・ローン
当グループの 子会社であるワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・ファイナンス 2・リミテッ ド(以下
「YTLUF2」という)は、250,000,000米ドルのターム・ローンを2005年に実行した。このターム・ローンは無担保で
あり、ワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッド(以下「YTLPI」という)により保証されてい
る。この借入金にはLIBORプラス0.475%の利息が付されている。このターム・ローンは、その後YTLUF2によりYTLPI
に対して2005年10月7日に更改され、当年度中に80,000,000米ドルが返済されている。
(ⅲ) マレーシア・リンギット建ターム・ローン
188.41百万マレーシア・リンギット(2005年:208.94百万マレーシア・リンギット)のターム・ローンは、銀行の
資金コストを上回る年率1.25%(2005年:1.25%)で利息が付され、当グループの子会社であるセントゥル・ラヤ・
センドリアン・バーハッドの自己所有土地に対する第1順位法的抵当権および当グループの持株会社であるワイ・
ティー・エル・ランド・アンド・デベロップメント・バーハッドの会社保証により保証されている。
当該ターム・ローンは9回にわたる半年毎の定額分割払いで返済される。
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(B) 継続与信枠
648,321,935マレーシア・リンギット(2005年:661,345,903マレーシア・リンギット)の継続与信枠は、当グループ
の子会社であるワイ・ティー・エル・ユーティリティーズ・ファイナンス・リミテッドの定期預金により保証されて
いる。この与信枠には、LIBORプラス0.10%の利息が付されている。
(C) 約定銀行借入金
合 計 43,010,988 マ レ ー シ ア・リ ン ギ ッ ト〔9,226,486 ユ ー ロ〕(2005 年 : 46,781,352 マ レ ー シ ア・リ ン ギ ッ ト
〔10,084,131ユーロ〕)の約定銀行借入金は、当グループの子会社であるウェセックス・ウォーター・リミテッドによ
り保証されている。この借入金には、ユーロ基準利率プラス0.60%の利息が付されており、ウェセックス・ウォータ
ー・リミテッドの信用格付けにより変動する。
(D) コマーシャル・ペーパー
当社のコマーシャル・ペーパーは、2004年6月18日付の社債信託証書に基づき構成されたものであり、2012年10月
20日に失効する。
コマーシャル・ペーパーの初回発行は、額面価額250百万マレーシア・リンギットで2005年10月20日に行われた。こ
れには年率2.86%から3.69%の利息(前払い)が付され、保有期間は1ヶ月から6ヶ月であった。
(E) 延べ払い販売契約
延べ払い販売契約による与信枠には年率5.35%から6.80%(2005年:5.00%から6.25%)の利息が付されており、土
地が特定された不動産、現在および将来取得する資産にかかる固定および浮動担保権をもたらす債券、すべての指定
口座に対する第1順位固定担保権ならびに当グループの子会社であるペラク−ハンジュン・シーメン・センドリア
ン・バーハッド(以下「PHS」という)のすべての保険証書により保証されている。
延べ払い販売契約による与信枠は、15回にわたる半年毎の分割払いで返済され、最初の返済は2006年5月15日に行
われた。当年度中に、PHSは延べ払い販売契約のうち300百万マレーシア・リンギットの前払いを行い、その前払額は
延べ払い販売契約による与信枠に全て充てられた。
延べ払い販売契約による与信枠のその他の主な取引条件は、以下の通りである。
i
延べ払い販売契約による与信枠の保有期間中は負債比率を常に1.85以下に維持しなければならない。
ii
延べ払い販売契約による与信枠の保有期間中の最低デッド・サービス・カバレッジ・レシオ(以下「DSCR」とい
う)は1.3。
iii 指定勘定の設定ならびに営業費用および資本的支出に関する年間予算の設定によるキャッシュ・フロー管理。
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(F) 無償還無担保転換社債
2005年11月10日に、当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・セメント・バーハッド(以下「ワイ・ティー・
エル・セメント」という)は、10年間で利率が4%から6%まで段階的に上がる無償還無担保転換社債(以下「ICULS」
という)を1口当たり額面価額1.00マレーシア・リンギットで483,246,858口発行した。
ICULSの主な特徴は以下の通りである。
a
ICULSの利率は、発行日から4年目までは年率4%、4年目の後7年目までは年率5%である。その後、満期日
までのICULSの利率は年率6%である。利息は半年毎に後払いされる。
b
ICULSは、発行日以降いつでも、ワイ・ティー・エル・セメントの新規普通株式に転換可能であり、その転換価
格は、以下の通り固定され、段階的に引き下げられる。
i
発行日から4年目までの転換価格は常に2.72マレーシア・リンギット
ii
4年目の後から7年目までの転換価格は常に2.04マレーシア・リンギット
iii 7年目の後から満期日までの転換価格は常に1.82マレーシア・リンギット
c
ICULSは償還されず、満期日を過ぎたICULSは直ちに上記の転換価格にて自動的に普通株式に転換される。
d
ICULSの転換により発行される新規普通株式は、全額払込済であり、すべての面に関して既存の全ワイ・ティ
ー・エル・セメント普通株式と同等に扱われる。
負債部分と株式への転換部分の公正価値は、当該転換社債の発行時に算定されている。
ICULSは当グループの貸借対照表において以下の通り認識されている。
当グループ
発行されたICULSの額面金額
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
483,246,858
―
(451,081,069)
―
32,165,789
―
(21,965,293)
―
10,200,496
―
520,924
―
利息支払額
(640,860)
―
未払利息
(179,700)
控除:当社および当グループの特定の子会社によるICULS保有分
株式部分(繰延税金控除後)
当初認識時における負債部分
支払利息
9,900,860
負債部分−2006年6月30日現在
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―
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当グループ
株式部分(繰延税金控除後)
繰延税金資産
当初認識時における株式部分
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
21,965,293
―
2,856,139
―
24,821,432
―
(452,780)
ワイ・ティー・エル・セメント普通株式への転換
―
24,368,652
株式部分−2006年6月30日現在
―
ICULSの支払利息は、実効利回り法により、同等の非転換社債に関する年率8%の実効利率をICULSの負債部分に適
用することにより計算されている。
35
銀行引受手形および当座借越
63,923,783 マ レ ー シ ア・リ ン ギ ッ ト〔9,491,000 英 ポ ン ド〕(2005 年 : 62,414,060 マ レ ー シ ア・リ ン ギ ッ ト
〔9,087,000英ポンド〕)の当座借越は、当グループの子会社であるウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテ
ッド、ウェセックス・ウォーター・リミテッドおよびSCテクノロジー・ネーデルランドBVの無担保ローンである。こ
れらの当座借越は、要求により全額が返済されるものであり、基準金利プラス1%の利息が付されている。
その他の無担保の当座借越および銀行引受手形に係る実効加重平均利息は、それぞれ年率4.59%および3.83%(2005
年:7.19%および3.51%)である。
36
債務および費用に対する引当金
当グループ
期首残高
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
45,408,981
為替換算差額
(487,840)
損益計算書における計上額
49,851,729
(84,665)
9,257,905
5,967,400
支払額
(4,750,723)
(10,325,483)
期末残高
49,428,323
45,408,981
債務および費用に対する引当金のうち37.17百万マレーシア・リンギット(2005年:31.02百万マレーシア・リンギッ
ト)は、当グループの特定の子会社の業務の縮小に関連している。
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その他の債務および費用に対する引当金は、当グループの子会社が請け負ったプロジェクトに関する売買契約の条
項に基づいて予想される予定損害賠償金に関連している。
37
退職後給付債務
(a) 確定拠出型年金制度−短期
当グループ
損益計算書における計上額
支払額
期末残高
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
13,199,527
10,343,297
(11,943,327)
(9,229,826)
1,256,200
1,113,471
マレーシア国内で設立されたグループ会社は、国内の確定拠出型年金制度である従業員中央積立基金に拠出を行
っている。一度拠出金が支払われれば、当グループには追加の支払を行う義務はない。
(b) 確定給付型年金制度−長期
当グループ
マレーシア
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
2,599,426
10,250,336
404,010,972
415,544,250
2,632,764
1,990,959
409,243,162
427,785,545
海外
−英国
−インドネシア
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(ⅰ) マレーシア
子会社の1社は、同社の産業労働組合協約に基づく非積立型の確定給付型年金制度を運営している。また、
この子会社は、勤続5年超(自己退職の場合は勤続10年超)の適格な労働組合員の退職時に退職給付を支払う責
任がある。引当金は、自己都合の退職はないものと仮定し、勤続年数にかかわらず全従業員について期末現在
の勤続期間および報酬に基づいて計算される。財務報告基準第119号「従業員給付」により要求されている確定
給付債務の現在価値は、当該退職制度が当グループにとって重要性がないため、引当金の算出に用いられてい
ない。したがって、当該基準により要求されている追加開示は行っていない。
当グループ
7月1日現在
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
10,250,336
―
子会社の買収による発生額
―
10,216,892
損益計算書における計上額
1,789,108
551,185
(9,440,018)
(517,741)
支払額
2,599,426
6月30日現在
10,250,336
(ⅱ) 海外
英国
当グループは、英国の従業員に対する確定給付型年金制度を運営している。このうち、資産については個別
の信託管理ファンドが保有している。当該制度に関する直近の年金数理評価は、2004年12月31日に行われた。
この評価は、修正された仮定を用いて2006年6月30日に改定された。
連結貸借対照表上認識された金額の期中の増減は以下の通りである。
7月1日現在
年金費用
年金拠出額および給付支払額
為替換算差額
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
415,544,250
393,072,680
69,425,379
57,121,200
(72,835,400)
(33,849,600)
(8,123,257)
(800,030)
404,010,972
6月30日現在
168/302
415,544,250
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連結貸借対照表上認識された金額の内訳は以下の通りである。
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
積立債務の現在価値
2,251,476,332
2,141,598,300
制度資産の公正価値
(1,770,010,560)
(1,651,187,400)
積立制度の状況
481,465,772
490,410,900
未認識の年金数理上の利益
(77,454,800)
(74,866,650)
貸借対照表上の負債
404,010,972
415,544,250
認識された年金費用の内訳は以下の通りである。
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
当期勤務費用
52,507,702
39,491,200
利息費用
103,293,840
107,190,400
制度資産の期待収益
(92,699,600)
(93,086,400)
6,323,437
3,526,000
69,425,379
57,121,200
114,188,180
232,245,300
過去勤務費用
合計(人件費に含まれている)
制度資産の実際運用益
損益計算書における計上額は以下の勘定科目に含まれている。
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
売上原価
21,287,801
9,167,600
一般管理費
26,949,098
22,566,600
財務費用
10,594,240
14,104,000
損益計算書における計上額合計
58,831,139
45,838,200
固定資産に配賦され繰延べられた資産計上額
10,594,240
11,283,000
69,425,379
57,121,200
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当グループの確定給付型年金制度に関して利用された主要な年金数理上の仮定は、以下の通りであった。
2006年
2005年
%
%
割引率
5.20
5.00
年金支払額の予想増加率
2.80
2.50
予想昇給率
3.80
3.50
物価インフレ率
2.80
2.50
インドネシア
当グループは、インドネシアにおいて従業員に対する年金給付制度を運営している。現行の労働法および規
制ならびに当社の規定による従業員給付は、当該給付が従業員に生じた際に認識される。2003年労働法第13条
により、子会社は、当該法律で規定されている最小給付額を満たす年金給付の付与を要求されている。2003年
労働法第13条に基づく年金給付は、確定給付型制度である。従業員が年金受給年齢に達しており、子会社を退
職する場合、当該従業員はこの年金給付の受給資格を有する。また、子会社と当該従業員との間の労働協約に
定められている通り、従業員は自己退職時に一定額の給付を受取る資格を有している。子会社の規定により、
インドネシア国民である従業員は長期休暇給付の支払に対する受給資格も有している。また、海外勤務者は、
すべての海外勤務契約にある標準約款により、海外勤務給付の受給資格を有している。
損益計算書に計上された当該制度への拠出額は、1,550,257マレーシア・リンギット(2005年:157,161マレー
シア・リンギット)であった。当該制度に対する当グループの拠出累計額は、退職後給付引当金を算定するため
の保険数理上の計算の中で会計処理されている。この保険数理計算に基づく2006年6月30日現在の退職後給付
引当金は、2,632,764マレーシア・リンギット(2005年:1,990,959マレーシア・リンギット)である。
当該制度の最新の保険数理上の評価は、2006年3月10日に実施された。
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38
営業権
当グループ
期首残高
子会社の新規買収により生じた営業権
既存の子会社の株式の追加取得により生じた営業権
子会社株式の売却に係る営業権の実現
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
767,543,826
685,499,924
31,870
1,781,511
22,982,177
3,209,991
(12,368)
(517,728)
上場子会社による自己株式買戻しに伴う見なし取得により生じた営業権
50,607,150
100,612,333
子会社における持分の見なし希薄化に伴う営業権の実現
(3,637,938)
(23,042,205)
837,514,717
期末残高
39
767,543,826
資本金
当グループ/当社
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
1,500,000,000
1,500,000,000
762,966,001
737,293,311
15,446,250
―
3,942,829
25,672,690
782,355,080
762,966,001
授権資本:
期首および期末現在
−1株0.50マレーシア・リンギットの普通株式3,000,000,000株
発行済全額払込済株式:
期首残高
−1株0.50マレーシア・リンギットの普通株式1,525,932,001株
(2005年:1,474,586,623株)
ESOSオプションの行使
−1株0.50マレーシア・リンギットの普通株式30,892,500株
(2005年:ゼロ株)
新株引受権の行使
−1株0.50マレーシア・リンギットの普通株式7,885,659株
(2005年:51,345,378株)
期末残高
−1株0.50マレーシア・リンギットの普通株式1,564,710,160株
(2005年:1,525,932,001株)
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自己株式
2000年10月2日に開催された臨時株主総会において、当社の株主は取締役に対し、自己株式を買戻す権限を与え
た。その委任については、その後、2005年12月8日に開催された年次株主総会において更新された。当社の取締役は
株主にとっての当社の価値を高めることに努めており、自己株式買戻し計画は、当社および当社の株主にとって最良
の利益になるように行われると確信している。
当社の、ブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッドのメインボードにおける自己株式買戻しは以下の通
りに要約される。
以下の日に終了した事業年度
買戻し/(株式配当
としての分配)数
株
支払/(株式配当
としての分配)
平均価格
対価合計
マレーシア・
リンギット/株
マレーシア・
リンギット
2001年6月30日
52,024,000
4.81
249,979,832
2002年6月30日
(28,425,050)
(4.81)
(136,585,208)
2003年6月30日
775,000
3.38
2,621,528
2004年6月30日
42,702,400
4.51
192,620,786
2005年6月30日
127,906,500
5.24
669,724,236
2005年6月30日
(91,257,845)
(4.78)
(436,258,128)
2006年6月30日
23,197,800
5.44
126,166,275
合計
126,922,805
668,269,321
買戻取引は、内部的に調達した資金によってまかなわれた。買戻された株式は、1965年会社法第67A条の要件に従い
自己株式として保有されている。
新株引受権および従業員株式オプション制度
1997/2007年新株引受権および1999/2009年新株引受権は、それぞれ1997年9月20日および1999年7月31日付の新
株引受権証書に基づき発行された。
1997年/2007年新株引受権および1999/2009年新株引受権は、それぞれ1株当たり2.75マレーシア・リンギットお
よび1株当たり4.23マレーシア・リンギットの払込価格で保有される新株引受権1口につき、当社の普通株式1株の
割当権利を保有者に与えている。これらは現金により支払可能である(当初の払込価格はそれぞれ1株当たり3.80マレ
ーシア・リンギットおよび1株当たり5.45マレーシア・リンギットであったが、その後それぞれ1株当たり2.95マレ
ーシア・リンギットおよび1株当たり4.54マレーシア・リンギットに調整された)。新株式引受権の払込価格および口
数は、新株引受権証書の条項に基づき、特定の状況の下で調整の対象となる。
さらに、1999/2009年新株引受権の当初の行使価格も、1999年7月31日付の新株引受権証書に記載されている通り
「ステップ・アップ型価格決定メカニズム」に基づき、調整の対象となる。
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1997/2007年新株引受権および1999/2009年新株引受権は、それぞれ2007年9月20日および2009年6月26日より前
であればいつでも行使可能であり、その後、発行済新株引受権は目的に応じて無効となる。
新株引受権の行使に伴い割当および発行された新規普通株式は、全額支払われ、当社の既存の普通株式と同等とし
て扱われる。新株引受権の保有者は、新株引受権が新規普通株式に転換され、当社の株主総会開催日より前に登録さ
れないかぎり、当社の株主総会においていかなる議決権も保有しない。
新株引受権は、ブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッドに上場している。
2006年6月30日現在、未行使となっている新株引受権の総数は、以下の通りである。
1997/2007年新株引受権
75,995,891口
1999/2009年新株引受権
318,136,181口
2001年10月16日の臨時株主総会において、当社の株主は、当グループの適格従業員および業務執行取締役に対する
新従業員株式オプション制度(以下「新ESOS」という)の設立を承認した。
新ESOSの主な特徴は以下の通りである。
(ⅰ)新ESOSは10年間有効であり、2001年11月30日に効力を生じるものとする。
(ⅱ)新ESOSの下で利用可能となる最大株数は、オプション募集時の当社の発行済全額払込済株式総数の10%を超え
ないものとする。
(ⅲ)オプションの募集日(以下「募集日」という)現在に以下の要件を満たすすべての従業員(業務執行取締役を含
む)が、新ESOSに対して参加資格をもつものとする。
(a) 満18歳以上、
(b) 当グループ内の会社により雇用され、また、給料を支給され、かつ
(c) 試用期間を含め、募集日までに少なくとも1年間の継続した期間、当グループと雇用契約にあり、勤務して
いることが確認されている。オプション委員会は、付属定款第4.1(ⅲ)条の適格要件を満たさない場合でも、随
時、任意で当グループの従業員(業務執行取締役を含む)を適格従業員として指名することができる。
(ⅳ)新ESOSにおける株式払込価格は、オプション付与日における当該株式の市場価格の5日間の加重平均に基づ
き、適当であれば10%以内で割引いたものとする。
(ⅴ)付属定款第14条に従い、オプション委員会は、オプション付与日の前後にかかわらず随時、当社の新規普通株
式の最大数および/またはオプション行使期間内の該当期間のオプションに含まれる当社の普通株式合計の割合
まで、オプションの行使を制限することができ、また、オプション委員会がその裁量により適切であると見なし
たその他の条件(以前に課された条件の修正/変更を含む)を課すことができる。上記に関わらず、付属定款第11
条および第12条に従い、オプションは募集日から3年後に、当社に対する書面による通知によって、被付与者に
よってのみ行使されうる。しかしながら、オプション委員会が任意で、または被付与者の書面による要求によっ
て、当該オプションが早期またはその他の期間に行使されることを承認する場合に限られる。
被付与者は、分配された当社の普通株式をオプション行使日より12ヶ月以内に売却することを禁じられてい
る。しかしながら、オプション委員会は任意で、または被付与者の書面による要求によって、早期またはその他
の期間に当社の当該普通株式の売却を承認することができる。
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新ESOSに基づき付与されたオプション数に関連する情報は以下の通りである。
株式オプション数
2005年7月1日現在
31,343,000
行使
(30,892,500)
付与
48,669,000
失効
(1,216,000)
2006年6月30日現在
47,903,500
2006年6月30日現在未行使の株式オプションの詳細:
行使期間
行使価格
株式オプション数
マレーシア・
リンギット
2005年10月16日から2011年11月29日
2.79
304,500
2008年7月1日から2011年11月29日
4.81
47,599,000
47,903,500
40
分配不能の剰余金
(A) 株式払込剰余金
当グループ/当社
期首残高
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
290,759,325
549,074,821
新株引受権の行使に伴う株式の発行
28,252,584
177,942,632
ESOSの行使に伴う株式の発行
70,743,825
―
―
株式配当による分配
389,755,734
期末残高
174/302
(436,258,128)
290,759,325
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(B) その他の準備金
当グループ
資本準備金[注記40(B)(ⅰ)]
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
102,529,125
102,295,149
交換可能社債の株式部分[注記40(B)(ⅱ)]
35,231,540
35,231,540
無償還無担保転換社債の株式部分[注記40(B)(ⅲ)]
24,368,652
―
9,041,374
55,761,791
34,453,649
34,453,649
157,254
157,254
26,008,989
10,246,729
231,790,583
238,146,112
為替換算差額準備金[注記40(B)(ⅳ)]
連結に係る準備金
再評価準備金[注記40(B)(ⅴ)]
法定準備金[注記40(B)(ⅵ)]
各準備金の増減は以下の通りである。
(ⅰ) 資本準備金
当グループ
期首残高
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
102,295,149
60,959,292
社債に係る利息の増加
―
40,219,455
関連会社の買収
―
1,116,402
233,976
―
102,529,125
102,295,149
分配可能未処分利益からの振替
期末残高
175/302
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(ⅱ) 交換可能社債の株式部分
当グループ
期首残高
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
35,231,540
―
―
35,231,540
35,231,540
35,231,540
当期に認識された交換可能社債の株式部分
期末残高
(ⅲ) 無償還無担保転換社債(ICULS)の株式部分
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
期首残高
―
―
当期に認識されたICULSの株式部分
24,368,652
―
期末残高
24,368,652
―
(ⅳ) 為替換算差額準備金
当グループ
期首残高
為替換算差額
期末残高
176/302
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
55,761,791
83,906,358
(46,720,417)
(28,144,567)
9,041,374
55,761,791
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(ⅴ) 再評価準備金
当グループ
期首残高
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
157,254
―
―
157,254
157,254
157,254
子会社1社の自己所有土地により生じた再評価による余剰金
期末残高
(ⅵ) 法定準備金
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
期首残高
10,246,729
―
分配可能未処分利益から振替えられた関連会社の法定準備金に対する持分
15,762,260
10,246,729
期末残高
26,008,989
10,246,729
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41
長期債務
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
預金
16,132,441
22,263,409
ケレタピ・タナー・メラユ・バーハッド(以下「KTMB」という)
に対する債務
69,216,222
69,216,222
85,348,663
91,479,631
預金は、水道および下水関連インフラの提供に関し、住宅開発の開発業者から受け取った金額を示している。
KTMBに対する債務は、KTMBからセントゥル・ラヤ開発事業用地を買収するための買収総額(105,616,000マレーシ
ア・リンギット(2005年:105,616,000マレーシア・リンギット)以上)の残高を表している。未決済額は、KTMBに対し
て当社の子会社であるワイ・ティー・エル・ランド・アンド・デベロップメント・バーハッドが行うレールウェイ・
ビレッジの段階的な開発、建設および完成により、当該子会社とKTMBとの開発契約の規定に基づき、その販売原価お
よび費用で返済される予定である。KTMBとの2000年12月21日付補足開発契約に従い、レールウェイ・ビレッジの完成
日は2007年12月31日に延期された。
42
繰延収益
当グループ
期首残高
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
149,212,894
145,320,483
為替換算差額
(2,880,879)
(177,811)
損益計算書への計上額
(5,767,239)
(5,948,574)
6,637,733
10,018,796
147,202,509
149,212,894
当期における受取額
期末残高
繰延収益は、インフラ資産以外の資産に係る特定の支出に関する政府交付金を示している。
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43
繰延税金
当グループ
マレーシア・
リンギット
2005年
(修正再表示)
マレーシア・
リンギット
2,501,100,701
2,426,525,444
2006年
期首残高
損益計算書への(取崩)計上額[注記8]
為替換算差額
(2,872,005)
62,122,801
(45,039,945)
(2,669,094)
子会社の買収
―
関連会社の買収
―
(2,856,139)
無償還無担保転換社債の発行による発生額
2,450,332,612
期末残高
179/302
(758,034)
15,879,584
―
2,501,100,701
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計上された繰延税金は以下に関するものである。
当グループ
2006年
マレーシア・
リンギット
2005年
(修正再表示)
マレーシア・
リンギット
繰延税金資産
有形固定資産
−減価償却費に対する資本控除の超過額
(1,155,443)
(1,358,194)
未処分の繰越欠損金
(137,136,900)
(550,595)
未使用の資本控除
(131,295,439)
(58,932,384)
退職給付
―
(45,366,681)
前払法人税
―
(225,575,277)
一時差異
−無償還無担保転換社債
(122,479,651)
その他
―
(8,422,212)
(7,031,970)
(400,489,645)
(338,815,101)
繰延税金負債
有形固定資産
−減価償却費に対するる資本控除の超過額
2,775,570,488
2,755,101,404
235,820
235,820
自己所有土地により生じた再評価による余剰金
59,202,969
61,100,753
その他の一時差異
15,812,980
23,477,825
2,450,332,612
2,501,100,701
再評価による余剰金に係る潜在的な不動産取得税
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以下の項目に対する繰延税金資産は認識されなかった。
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
未処分の税務上の損失
51,555,594
88,056,909
未使用の資本控除
26,412,815
44,039,322
控除可能一時差異
3,876,826
7,969,636
(12,856,015)
(8,523,213)
課税対象となる一時差異
−有形固定資産
―
67,107
68,989,220
131,609,761
19,316,982
36,850,733
その他
税率28%(2005年:28%)で算出された潜在的な税軽減額
未処分の税務上の損失、未使用の資本控除および未使用の投資控除は、内国歳入庁との合意を条件とするものであ
る。
44
従業員に関する情報
当グループ
人件費(取締役報酬を除く)
当社
2006年
2005年
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
449,568,818
462,615,886
4,357,654
3,250,917
−確定給付型年金制度
13,199,527
10,343,297
370,535
316,186
−確定拠出型年金制度
72,764,744
57,829,546
―
―
人件費には以下が含まれる:
期末における当グループおよび当社の従業員数(取締役を除く)は、それぞれ6,232人(2005年:6,295人)および36人
(2005年:32人)であった。
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45
金融商品
金利スワップ
金利スワップに基づき、当グループは、合意した額面価額および支払条件をもとに算定した固定金利と変動金利の
差額を交換することを契約相手と合意している。
2006年6月30日現在未決済の金利スワップ契約は、以下の通りである。
(a) 注記33(B)の7%償還可能無保証無担保社債に関して、当グループは、年率7%のクーポン・レートを年率
0.725%まで下げるため、関連する金利スワップ契約を金融機関と締結した。
(b) 注記34(A)の一部のターム・ローンに関して、子会社は、額面価額が10,800,000英ポンド(2005年:70,800,000
英ポンド)で失効期間が1年から5年の金利スワップ契約を金融機関と締結した。この金利スワップ契約により、
支払いが半年毎の固定金利が年率5.95%(2005年:5.37%から5.95%)であるのに対し、受取りが四半期毎の平均
変動金利は年率4.48%から4.76%(2005年:4.69%から4.89%)となった。
当グループ
契約または額面価額
損失
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
金利スワップ
−2006年6月30日現在
72,740,160
(2,562,901)
−2005年6月30日現在
486,289,800
(6,975,523)
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46
重要な関連当事者との取引
本財務書類の他の箇所に記載されている関連当事者の開示に加えて、下記はその他の重要な関連当事者との取引で
ある。
当グループ
2006年
事業体
関係
取引の種類
2005年
マレーシア・
リンギット
1,350,000
マレーシア・
リンギット
ビジネス・アンド・バジェット・
ホテルズ(クアンタン)センドリア
ン・バーハッド
当社の関連会社
落札した建設契約
の未成工事請求
―
コマーシャル・セントラル・セン
ドリアン・バーハッド
持株会社の子会社
土地建物の賃貸
1,242,574
1,228,784
コーポ レー ト・プ ロモ ーショ ン
ズ・センドリアン・バーハッド
持株会社の子会社
広告および宣伝サ
ービス
4,536,467
1,959,457
エクスプレス・レール・リンク・
センドリアン・バーハッド
当社の関連会社
子会社に提供した
土木工事および建
設
コンピュータ機器
およびサービスの
販売
放送権に関する請
求
―
3,966,332
2,792,605
1,076,592
1,666,666
―
SMCミックス・センドリアン・バ
ーハッド
子会社の関連会社
建築資材の販売
6,802,342
5,735,200
スパーブ・アグリゲーツ・センド
リアン・バーハッド
子会社の関連会社
建築資材の購入
5,961,744
3,437,098
シャリ カッ ト・ペ ラン チョン ガ
ン・パンコール・ラウト・センド
リアン・バーハッド
持株会社の子会社
マネージメント
および情報処理料
1,376,239
1,421,930
落札した建設契約
の未成工事請求
2,200,000
―
取締役の意見では、これらの取引は通常の事業活動において行われ、第三者との契約よりも有利な条項に基づいて
いる。
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47
偶発債務−無担保
(a) 子会社に与信を行っている金融機関に対し、当社は、以下の通り、総額328,653,000マレーシア・リンギット
(2005年:790,953,000マレーシア・リンギット)の会社保証を与えた。
保証総額
2006年
2005年
千マレーシア・
リンギット
千マレーシア・
リンギット
包括割引契約債務/買取選択権付賃借債務
22,940
22,940
当座借越
20,200
31,900
184,300
134,900
59,413
59,413
41,800
41,800
−
500,000
328,653
790,953
信用状/輸入担保荷物保管証/銀行引受手形/船積保証
継続借入/前払金
銀行保証:
前払金支払保証/契約保証金、入札保証金およびその他の関連保証
コマーシャルペーパー/ミディアム・ターム・ノート
利用額
2006年
2005年
千マレーシア・
リンギット
千マレーシア・
リンギット
3,470
6,832
171
13,319
信用状/輸入担保荷物保管証/銀行引受手形/船積保証
50,302
62,998
継続借入/前払金
28,870
33,310
32,577
34,531
−
300,000
115,390
450,990
包括割引契約債務/買取選択権付賃借債務
当座借越
前払金支払保証/契約保証金、入札保証金およびその他の関連保証
コマーシャル・ペーパー/ミディアム・ターム・ノート
(b) 上場子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッドは、契約の入札に関して当社
の子会社の代わりに契約履行保証を提供した。2006年6月30日現在の負債限度額は、7,981,771マレーシア・リンギ
ット(2005年:8,808,566マレーシア・リンギット)であった。
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(c) ワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッドには、複数の株主がシーメンス・フィナンシャ
ル・サービシズと共同で、株式持分を42,850,500マレーシア・リンギットまで追加投資するという条件付支援があ
る。
48
契約債務
投資契約債務
当グループ
2006年
2005年
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
有形固定資産
−契約済であるが財務書類上は未計上
741,930,349
368,175,477
−承認済であるが財務書類上は未契約
565,500,862
767,764,464
100,000,000
100,000,000
1年以内
1,219,739
1,219,739
1年超5年以内
4,567,557
4,436,877
19,469,602
19,640,477
25,256,898
25,297,093
投資
−契約済であるが財務書類上は未計上#
土地の転借によるリース料
5年超
#
当該契約には、ケレタピ・タナ・メラユ・バーハッド(以下「KTMB」という)が保有する当グループの別子会社であるセント
ゥル・ラヤ・センドリアン・バーハッドの株式持分30%の買収価額100百万マレーシア・リンギット(ワイ・ティー・エル・
ランド・アンド・デベロップメント・バーハード(以下「YTL L&D」という)が1株当たり0.50マレーシア・リンギットの普通
株式を1株当たり1.95マレーシア・リンギットで新規発行することにより賄う)での買収に対して、子会社YTL L&DがKTMBに
付与したプットオプションからなる総額100百万マレーシア・リンギット(2005年:100百万マレーシア・リンギット)が含ま
れている。当プットオプションは、同子会社の2007年に終了する事業年度の監査済財務書類を承認する株主総会においてYTL
L&Dの株主が承認した日より3ヶ月以内にKTMBが行使できるものである。
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49
セグメント情報
当グループは、7つの主要な事業セグメントにより組織されている。
(ⅰ)建設
(ⅱ)情報技術およびeコマース関連事業
(ⅲ)ホテルおよびレストラン経営
(ⅳ)セメントの製造および販売
(ⅴ)マネージメント・サービスおよびその他
(ⅵ)不動産投資および開発
(ⅶ)公益事業
(a) 主要な報告事業セグメント
2006年6月30日現在
収益
業績
営業利益(外部)
財務費用
関連会社持分損益
税引前利益
法人税等
税引後利益
2006年6月30日現在
その他の情報
セグメント資産
未配分資産
資産合計
セグメント負債
未配分負債
負債合計
資本的支出
減価償却費
前へ
建設
情報技術および
eコマース関連
事業
ホテルおよび
レストラン
経営
セメントの
製造
および販売
マネージメン
ト・サービス
およびその他
不動産投資
および開発
公益事業
合計
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
273,667
26,535
115,816
1,077,957
314,487
158,552
3,529,359
5,496,373
17,651
8,932
12,265
221,425
199,633
721,614
1,528,967
2,710,487
(783,165)
283,473
2,210,795
(364,080)
1,846,715
489,979
174,920
259,955
2,537,178
5,032,440
1,292,204
17,151,138
26,937,814
2,807,910
29,745,724
(1,955,061)
(17,995,404)
(19,950,465)
810,145
643,451
(71,184)
(5,129)
(35,448)
(226,509)
2,028
3,886
1,296
1,473
10,153
2,390
46,257
95,562
(1,245,615)
次へ
186/302
19,177
4,814
(124,455)
(246,721)
79,236
3,406
651,998
531,920
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
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2005年6月30日現在
収益
業績
営業利益(外部)
財務費用
関連会社持分損益
税引前利益
法人税等
税引後利益
2005年6月30日現在
その他の情報
セグメント資産
未配分資産
資産合計
セグメント負債
未配分負債
負債合計
資本的支出
減価償却費
前へ
建設
情報技術および
eコマース関連
事業
ホテルおよび
レストラン
経営
セメントの
製造
および販売
マネージメン
ト・サービス
およびその他
不動産投資
および開発
公益事業
合計
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
170,783
26,128
102,264
694,837
235,292
236,944
3,470,602
4,936,850
25,829
8,479
9,304
114,632
186,413
95,937
1,445,077
1,885,671
(822,046)
192,978
1,256,603
(345,887)
910,716
474,605
172,961
239,701
2,499,177
5,748,171
1,871,034
15,967,994
26,973,643
2,007,003
28,980,646
(1,983,700)
(18,877,394)
(20,861,094)
1,184,802
648,130
(72,085)
(6,934)
(30,404)
(249,951)
3,468
6,758
1,211
1,692
4,836
3,014
35,886
70,837
(1,413,972)
次へ
187/302
27,614
4,669
(140,306)
108,908
2,280
(70,048)
1,002,879
558,880
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(b) 補足報告形式−地域別セグメント
当グループの事業セグメントは全世界的基準で管理されているが、主に2つの地域において運営されている。
(ⅰ)マレーシア
−建設
−情報技術およびeコマース関連事業
−ホテルおよびレストラン経営
−セメントの製造および販売
−マネージメント・サービスおよびその他
−不動産投資および開発
−公益事業
(ⅱ)英国
−公益事業
売上
資産合計
資本的支出
2006年
2005年
2006年
2005年
2006年
2005年
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
千マレーシア
・リンギット
マレーシア
2,930,970
2,440,785
11,123,709
10,716,193
154,496
203,163
英国
2,373,496
2,328,467
13,377,718
13,288,758
651,998
979,701
191,907
167,598
5,244,297
4,975,695
3,651
1,938
5,496,373
4,936,850
29,745,734
28,980,646
810,145
1,184,802
その他の国
188/302
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50
過年度修正
過年度において、当グループは未使用の再投資控除額に係る繰延税金資産を認識していた。当年度において当グル
ープは会計方針を変更したため、未使用の再投資控除額に係る繰延税金資産は認識されなくなった。
これらの変更が当グループの財務書類に及ぼす影響は以下の通りである。
2005年6月30日に終了した事業年度
前年度報告額
過年度修正額
修正再表示額
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
損益計算書
法人税等
(328,307,325)
(17,579,970)
(345,887,295)
少数株主持分損益
(359,952,389)
7,752,423
(352,199,966)
568,343,726
(9,827,547)
558,516,179
未処分利益
4,834,602,745
(21,982,717)
4,812,620,028
少数株主持分
2,575,719,597
(18,555,728)
2,557,163,869
繰延税金
2,460,562,256
40,538,445
2,501,100,701
未処分利益
4,249,602,216
(12,155,170)
4,237,447,046
当期純利益
568,343,726
(9,827,547)
558,516,179
当期純利益
貸借対照表
株主持分変動表
2004年7月1日現在
189/302
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51
比較数値
一部の比較数値は、当事業年度の財務書類の表示形式に合わせて以下の通り組替えられている。
前年度報告額
組替額
修正再表示額
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
マレーシア・
リンギット
(ⅰ) 連結損益計算書
売上原価
2,693,937,330
(14,104,000)
2,679,833,330
財務費用
807,942,277
14,104,000
822,046,277
182,430,216
1,134,996
183,565,212
36,815,132
(1,502,996)
35,312,136
(ⅱ) 連結貸借対照表
不動産開発費
不動産開発費に関する未請求額
不動産開発費に関する未成工事請求額
その他債務および未払費用
債務および費用に対する引当金
(368,000)
368,000
(1,022,142,981)
15,188,282
―
(1,006,954,699)
(31,017,981)
(14,391,000)
(45,408,981)
(316,189)
(797,282)
(1,113,471)
退職後給付債務
−当年度
733,090,177
34,453,649
797,543,826
(203,692,463)
(34,453,649)
(238,146,112)
2004年7月1日残高
144,865,650
34,453,649
179,319,299
2005年6月30日残高
203,692,463
34,453,649
238,146,112
営業権
その他の準備金
(ⅲ) 連結株主持分変動表
その他の準備金
190/302
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52
当事業年度に生じた重要な事象
(a)
2005年3月15日および2005年7月7日に、当社は、当社の子会社であるワイ・ティー・エル・ランド・センドリ
アン・バーハッドが同社の投資不動産、すなわちクアラルンプールのJWマリオット・ホテル内にあるスターヒル・
ショッピング・センターおよびロット10ショッピング・センター(以下総称して「当不動産」という)を、スターヒ
ル不動産投資信託(以下「スターヒルREIT」という)(当社が設立し資金援助する予定の不動産投資信託会社)に対し
て、スターヒルREITのユニットおよび現金対価により支払われる12億マレーシア・リンギットで売却することを提
案したと公表した。
2005年8月26日に、証券委員会はスターヒルREITの設立および上場を認可し、当不動産の購入対価11.5億マレー
シア・リンギットについて承認した。
上述の売却は2005年11月18日に完了し、スターヒルREITは2005年12月16日付でブルサ・マレーシア・セキュリテ
ィーズ・バーハッドのメインボードに上場した。
(b)
2005年6月21日に、当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・セメント・バーハッド(以下「ワイ・ティ
ー・エル・セメント」という)は、ワイ・ティー・エル・セメントが保有している1株当たり0.50マレーシア・リン
ギットの既存の普通株式1株につき、無償還無担保転換社債(以下「ICULS」という)を額面価額490,325,922マレー
シア・リンギットまで、後日決定される日に発行する放棄可能な権利について提案したことを公表した(以下
「ICULSの提案された発行権」という)。ICULSは10年間で利率が4%から6%まで段階的に上がる社債であり、
ICULSの額面価額1マレーシア・リンギットに基づき額面価額の100%で転換される。
2005年8月29日に、ワイ・ティー・エル・セメントの株主は、同日に開催された臨時株主総会でICULSの提案され
た発行権について承認した。2005年9月5日に、証券委員会はこの発行権について認可した。ICULSの提案された発
行権は、ブルサ・セキュリティーズ・マレーシア・バーハッドへの正式登録および483,246,858ICULSの上場をもっ
て2005年11月16日に完了した。
53
財務書類発行に対する承認
当財務書類は、2006年10月19日付の取締役会の決議により発行が承認されている。
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取 締 役 報 告 書
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッドの取締役のうちの2名であるタン・スリ・ダト(ドクター)・フ
ランシス・ヨー・ソック・ピン、CBEおよびダト・ヨー・ソック・ホンは、取締役の意見によれば、添付の財務書類が、
2006年6月30日現在の当グループおよび当社の財政状態と、同日に終了した事業年度における当グループおよび当社の
経営成績ならびにキャッシュ・フローに関し、真実かつ公正な概観を与えるように1965年会社法の規定およびマレーシ
アにおいて適切と認められている会計基準に準拠して作成されていると宣言する。
取締役会代表
タン・スリ・ダト(ドクター)・フランシス・ヨー・ソック・ピン、CBE
ダト・ヨー・ソック・ホン
2006年10月19日
クアラルンプール
取締役の法定宣誓書
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッドの主として財務管理に責任を持つ取締役である私、タン・ス
リ・ダト(ドクター)・フランシス・ヨー・ソック・ピン、CBEは、私が知り、かつ信ずる限りにおいて、添付の財務書類
は正しいと厳粛かつ誠実に宣言し、また、真実であると良心に従って信じ、1960年法定宣誓法の規定によりこの厳粛な
宣言を行う。
タン・スリ・ダト(ドクター)・フランシス・ヨー・ソック・ピン、CBE
提出済かつ厳粛に宣言
クアラルンプール
2006年10月19日
ソー・アー・カウ、AMN
宣誓委員会
(以下省略)
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2 【主な資産・負債及び収支の内容】
財務書類に対する注記を参照のこと。
3 【その他】
(1) 当期末日以降の後発事象
当期末日以降の重要な後発事象はない。
(2) 訴訟
当社および当社の子会社に関連する重要な訴訟事項はない。
4 【マレーシアと日本における会計原則及び会計慣行の主要な相違】
ここに掲載された財務書類は、マレーシアにおいて一般に公正妥当と認められている会計原則に準拠して作成され
ているため、わが国における会計原則とはいくつかの点で相違している。主たる相違点は、次の通りである。
(1) 連結上の営業権
マレーシアの会計原則では、連結上生じた営業権は貸借対照表に計上するが、償却については、全く計上しな
い、もしくは適切な期間にわたって償却するという方法のいずれかである。
日本では、そのような連結上生じた営業権は20年を超えない期間にわたって償却される。
(2) 外貨換算
マレーシアの会計原則においては、在外企業体の財務書類の換算については、資産・負債は貨幣性・非貨幣性の
いずれも決算日レートで換算され、一方、損益項目は期中平均レートでマレーシア・リンギットに換算される。た
だし、株主持分項目(資本金、資本準備金、株式払込剰余金)には取得日レートが適用されている。その結果生じる
為替換算差額は、株主持分に含められる。
日本の会計原則では、在外子会社の損益項目は原則として平均レートにより換算されるが、期末レートによる換
算も認められている。
(3) リース会計
マレーシアの会計原則においては、所有に伴う便益と危険負担のほとんどすべてが借手に転嫁されるリース取引
については、ファイナンス・リースとして会計処理され、資産の取得および関連負債として貸借対照表上に計上さ
れる。
日本においても、ファイナンス・リースは、原則として資産の取得および関連負債を認識し貸借対照表に計上す
るが、所有権が借手に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リースについては、通常の賃貸借取引に係
る方法に準じて会計処理を行うことができる。ただし、この場合には、注記として開示することが求められてい
る。
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(4) 資産の減損
マレーシアの会計原則においては、減損は、資産が再評価額で計上されている場合を除き、損益計算書に直ちに
費用計上される。再評価された資産の減損については、当該資産について過年度に認識された再評価による余剰金
の減少として処理される。資産の回収可能価額のその後の増加は、過年度に計上された減損の戻入れとして会計処
理され、減損が認識されていなかった場合に算定されたはずの当該資産の帳簿価額(償却費および減価償却費控除
後)の金額まで認識される。戻入れは、当該資産が再評価額で計上されている場合を除き、損益計算書に直ちに認識
される。再評価された資産に係る減損の戻入れは、再評価による余剰金の増加として計上される。ただし、減損の
戻入れは、再評価された当該資産に係る減損が過年度に損益計算書において費用として認識されていた金額分につ
いては、損益計算書に収益として認識される。
日本においては、固定資産の再評価について、2002年8月に「固定資産の減損に係る会計基準」が公表され、
2005年4月1日以降に開始する事業年度から適用されており、減損の測定および認識が要求される。
(5) 重大な誤謬および会計方針の変更
マレーシアの会計原則においては、過年度に関係する基本的な誤謬の訂正は、未処分利益の期首残高を調整する
ことにより報告される。比較情報は修正再表示される。
会計方針の変更については、過年度に関係する変更による調整額が合理的に算定できない場合以外、変更は過年
度に遡って適用される。変更による調整額は、未処分利益の期首残高の調整または当期純損益の算定に含められ
る。未処分利益の期首残高の調整または当期純損益に含められるべき金額が合理的に算定できない場合は、変更は
当期以降について適用される。
ただし、マレーシア会計基準審議会(以下「MASB」という)により公表された会計基準の採用により変更が行われ
る場合、MASB会計基準に特定の経過規定があれば、それに従って変更に関する会計処理が行われる。
この慣行は、これらの変更や誤謬が原則として当年度の財務書類に反映される日本の会計原則と異なる。
(6) 工事収益の認識
マレーシアの会計原則においては、工事契約の収益の認識は、工事進行基準によるものとされている。
日本の会計原則では、長期の工事契約については、工事進行基準又は工事完成基準のいずれかを選択適用するこ
とができる。
(7) 従業員の休暇に係る債務
マレーシアの会計原則においては、年次有給休暇および疾病休暇に係る債務は、関連する役務提供期間において
費用計上される。
日本の会計原則では、年次有給休暇や疾病休暇に係る債務の会計処理は要求されていない。
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第7 【外国為替相場の推移】
最近5年間及び最近6ヶ月間の日本円とマレーシア・リンギットの間の為替相場は国内において時事に関する事項を
掲載する2以上の日本の日刊新聞において掲載されているため、本項の記載は省略する。
第8 【本邦における提出会社の株式事務等の概要】
1
本邦における株式事務等の概要
(1) 株式の名義書換取扱場所及び名義書換代理人
日本においては、当社株式の名義書換取扱場所または名義書換代理人は存在しない。しかし、株式会社証券保管
振替機構(以下「証券保管振替機構」という。) またはそのノミニー名義となっている当社株式の実質株主 (以下
「実質株主」という。) に対する株式事務は、東京証券取引所 (以下「取引所」という。) の定める上場有価証券
管理基準に基づき指定された住友信託銀行株式会社 (以下「株式事務取扱機関」という。) がこれを取り扱う。
取引所に上場された当社株式は、取引所の外国株券振替決済制度に従い、証券保管振替機構が指定した保管銀行
(以下「保管銀行」という。) によって、マレーシアの中央預託制度に基づき、マレーシア国内における同制度の中
央預託機関であるブルサ・マレーシア・デポジタリー・センドリアン・バーハッド (「BMD」) に預託され、同機関
またはそのノミニーの名義で当社の株主名簿に登録される。従って当社株式の取引所決済にあたっては、取引所の
会員である証券会社間では証券保管振替機構に開設した当該会員の口座間の振替が行われ、また、同一会員の顧客
間の決済については、同会員に顧客が外国証券取引口座約款に従い開設した外国証券取引口座間の振替が行われる
ため、当社株主名簿上における株式名義書換は行われない。
一方当社は、その株主名簿上の登録名義人を当該株式の事実上の所有者として取り扱う権利を有し、マレーシア
法が要求する場合を除いては、他の者の当該株式に対する衡平法上その他の権利を承認する義務を負わない。従っ
て、取引所の定める上記保管制度に従って株式を保管させている投資家、すなわち実質株主は、配当を受領する権
利、議決権などの権利を、証券保管振替機構を通じて行使することとなる。
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以下に記載するものは、上記外国株券振替決済制度に基づき締結された証券保管振替機構及び保管銀行間の保管
契約、証券保管振替機構、株式事務取扱機関及び当社間の株式事務委任に関する契約、証券保管振替機構、配当金
支払取扱銀行及び当社間の配当金支払事務委任に関する契約等に基づく、実質株主の配当受領権、議決権などの権
利を証券保管振替機構を通じて間接的に行使するための、実質株主に関する株式事務等の概要である(この株式事務
等は、今後変更されることもあり得るし、上記の記載は投資家が必要な外国為替法上の許可を得て株券の保管及び
当社の株主名簿上の登録名義人につきこれと異なる取りきめをした場合には適用されない。)。
(2) 株主に対する特典
…………
原則としてなし。
(3) 株式の譲渡制限
…………
原則としてなし。
(4) その他の株式事務に関する事項
(イ) 決算期
………… 毎年6月30日
(ロ) 定時株主総会
………… 毎年少なくとも1回、前回の定時株主総会より15ヶ月以内に開催し
なければならない。
(ハ) 株主名簿の閉鎖 ………… 18市場日前にマレーシアの日刊新聞に掲載し、ブルサ・セキュリテ
ィーズに対し通知することにより、閉鎖期間が一年につき30日を超
えない範囲で随時これを閉鎖することができる。
(ニ) 基準日
………… 当社の株式に対する配当を当社から受領する権利を有する株主は、
配当支払のため取締役会が定める基準日における当社の株主名簿上
の登録名義人であり、証券保管振替機構から配当を受領する権利を
有する実質株主は、通常日本国における同一の暦日現在で株式事務
取扱機関が作成した実質株主明細表上の名義人である。
(ホ) 株券の種類
………… 合理的な単位の株券を発行する。
(へ) 株 券 に 関 す る 手………… 日本における当社株式の実質株主は、日本の証券会社に外国証券取
数料
引口座を開設、維持するにあたり、外国証券取引口座約款に従って
年間口座管理料の支払いをする必要がある。マレーシアにおいて
は、3マレーシア・リンギットを超えない当社名義書換代理人また
は登録機関が株主より徴収する名義書換手数料または登録手数料が
あり、株券の紛失または滅失による再発行について手数料が課され
ることがある。
(ト) 公告掲載新聞名 ………… 実質株主のために当社は、日本国内において一定の事項を日本経済
新聞に掲載して公告する。
2
日本における実質株主の権利行使に関する手続
(1) 実質株主の議決権行使に関する手続
日本における当社株式の実質株主は、公告により株主総会の日時及び議題を通知され、公告で指定する手続に従
い株式事務取扱機関に指示を与えることにより議決権を行使することができる。実質株主の指示がない場合には、
当該株式について議決権は行使されない。
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(2) 配当請求に関する手続
株式事務取扱機関は、当社から配当金額、配当支払日その他に関する通知を受領したときはこれを基準日現在の
実質株主明細表に基づき実質株主に通知する。
配当金は、保管銀行が証券保管振替機構に代わって当社から一括受領し、これを配当金支払取扱銀行に交付し、
配当金支払取扱銀行は、株式事務取扱機関が作成した実質株主明細表に基づき原則として銀行口座振込により実質
株主に交付する。
株式配当及び株式分割については、外国株券振替決済制度に基づき行うこととなるが、原則として証券保管振替
機構を通じて実質株主の口座に振り込まれる。ただし、株式配当の場合には、(イ)証券保管振替機構が株式による
交付が可能であると判断していること、及び(ロ)実質株主がそれに関する源泉徴収税を支払済であることを条件と
する。取引所の定める当社株式の取引単位未満の株式は、市場で売却処分し、売却代金を株式事務取扱機関を通じ
て実質株主に交付する。
当社株主は、株主としての新株引受権はないが、株主に対して新株引受権が付与された場合には、保管銀行が当
該新株引受権を証券保管振替機構に代わってマレーシアにおいて売却処分し、売却代金は配当金支払と同様にそれ
に対する権利を有する実質株主に対し、保管銀行から株式事務取扱機関を通じて支払われる。
(3) 株式の移転に関する手続
マレーシアにおいては、当社株式の移転には、当該株式を表章する株券を正当に作成された株式譲渡証書ととも
に交付し、譲渡に係るすべての印紙税を支払わなければならない。
マレーシア中央預託制度に基づき当社株式が中央預託機関であるBMDに預託されている場合、当社株式の取引は、
預託者がBMDに開設する証券口座間の振替記帳により行われる。
日本においては、実質株主は当社株式の株券を保有せず、また取引所の会員である証券会社から受領する預り証
は、外国株券振替決済制度のもとでは流通を認められない。実質株主は当社株式に関する権利を取引所の取引によ
り譲渡することができる。この場合、取引の決済は、証券会社に開設された口座間の振替かまたは証券保管振替機
構に開設された証券会社の口座間の振替によって行われる。
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(4) 配当等に関する課税上の取扱い
(イ) 配当
………… 実質株主に対する配当は、日本の税法上配当所得となるが、日本の
個人株主または日本の法人株主によって受領される配当に関して
は、マレーシアまたは同国の地方政府による源泉徴収税がある場合
は、同税が徴収された後の金額について20パーセントの日本の所得
税が源泉徴収される。その外国税額控除後の金額が、50,000円以下
(または、当該配当が年1回の場合は、100,000円以下)の場合、当
該金額を確定申告に含める必要はない。当該外国税額控除後の金額
が250,000円未満(または、当該配当が年1回の場合は500,000円未
満)である場合は、個人株主は、上記20パーセントの所得税の代わ
りに、当該外国税額控除後の金額に対し35パーセントの源泉分離課
税を選択できる。この源泉分離課税の方法によれば、外国税額控除
後の金額は、確定申告に含める必要はない。また内国法人によって
支払われた配当について適用ある個人株主の場合の配当控除及び法
人株主の場合の益金不算入に関する日本国税法の規定は適用されな
い。株式事務取扱機関は、必要がある場合は、実質株主ごとに名義
人受領の調書を作成し、証券保管振替機構を通じて税務署に提出す
る。マレーシアにおいて課税された税額(もしあれば)は、日本の税
法上の規定に従い、外国税額控除の対象となることがある。
(ロ) 売買損益
………… 当社株式の日本における売買に基づく損益についての課税は、日本
の会社の株式の売買損益課税と同様である。
(ハ) 相続税
………… 当社株式を相続しまたは遺贈をうけた日本の実質株主には、日本の
相続税法に基づき相続税が課せられるが、外国税額控除が認められ
る場合がある。
(5) その他の諸通知報告
日本における当社株式の実質株主に対し通知が行われる場合には、株式事務取扱機関は、一定基準日現在の実質
株主明細表に基づき実質株主に交付するか、所定の方法により公告を行う。
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有価証券報告書
第9 【提出会社の参考情報】
当事業年度の開始日から本有価証券報告書の提出日までの間に、当社は次の書類を関東財務局長に提出している。
1
有価証券報告書(2004年7月1日∼2005年6月30日)及びその添付書類
2005年12月28日提出
2
半期報告書(2005年7月1日∼2005年12月31日)及びその添付書類
2006年3月29日提出
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当なし。
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ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド(FC0226)
有価証券報告書
(訳文)
監
査
報
告
書
私どもは、2005年6月30日に終了した事業年度の財務書類の監査を行った。当該財務書類は、会社の取締役が責任を
持つものである。私どもの責任は、1965年会社法第174条に準拠し、私どもが行った監査に基づいて当該財務書類につい
ての独立した意見を形成し、機関としての株主に対して私どもの意見を表明することにあり、その他を目的としていな
い。私どもは、この報告書の内容に関して他者に対する責任を負うことはない。
私どもは、マレーシアにおいて認められている監査基準に準拠して監査を行った。当該基準は、私どもが財務書類に
重大な虚偽記載がないかどうかについて合理的な確証を得るよう、監査を計画し、かつ遂行することを要求している。
監査には、試査によって当該財務書類における金額および開示を裏付ける証拠を検証することが含まれている。さらに
監査には、使用されている会計方針および取締役が行った重要な見積りの評価とともに、財務書類全体の表示形式につ
いて評価することも含まれている。私どもは、私どもが行った監査が私どもの意見に合理的な基礎を与えていると信じ
ている。
私どもの意見では、
(a) 当該財務書類は、1965年会社法の規定およびマレーシアにおいて適切と認められている会計基準に準拠して作
成されており、かつ、以下に真実かつ公正な概観を与えている:
(ⅰ)1965年会社法第169条によりグループおよび会社の財務書類で取り扱われることが要求されている事項。
(ⅱ)2005年6月30日現在のグループおよび会社の財政状態ならびに同日に終了した事業年度におけるグループお
よび会社の経営成績およびキャッシュ・フロー。
また、
(b) 私どもが監査人である会社および子会社が1965年会社法により保持を要求されている会計記録およびその他登
記簿は、適正に保持されている。
私どもが監査を行っていない子会社の一覧は、財務書類に対する注記13に記載されている。私どもは、財務書類に対
する注記13(b)に記載されている子会社を除き、これらの子会社の財務書類およびその監査報告書について検討を行っ
た。
私どもは、会社の財務書類に連結されている子会社の財務書類は、連結財務書類を作成する観点からその様式および
内容の点で適切なものであると考え、また、同観点より要求した情報および説明も十分に受けている。
子会社の財務書類の監査報告書には何ら除外事項は含まれておらず、また、1965年会社法第174条第3項に規定された
コメントも含まれていない。
HLBラー・ラム
勅許監査人
ラム・タク・チョン
パートナー
2005年10月20日
クアラルンプール
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有価証券報告書
(訳文)
会計監査人の同意書
2006年12月18日
55100 クアラルンプール
ジャラン・ブキット・ビンタン55
ヨー・ティオン・レイ・プラザ11階
ワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッド
取締役会
御中
私どもは、2006年および2005年6月30日現在のワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッドの財務書類なら
びにワイ・ティー・エル・コーポレーション・バーハッドおよび子会社の連結財務書類が、私どもの2006年10月19日お
よび2005年10月20日付の監査報告書とともにこの有価証券報告書の一部に含められるという報告を受けた。
2006年12月18日現在、私どもの知るかぎりにおいては、上記の有価証券報告書に私どもの監査報告書が含められるこ
とを防げる事項はないと考えている。
HLBラー・ラム
勅許監査人
ラム・タク・チョン
パートナー
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有価証券報告書
(訳文)
監
査
報
告
書
私どもは、2006年6月30日に終了した事業年度の財務書類の監査を行った。当該財務書類は、会社の取締役が責任を
持つものである。私どもの責任は、1965年会社法第174条に準拠し、私どもが行った監査に基づいて当該財務書類につい
ての独立した意見を形成し、機関としての株主に対して私どもの意見を表明することにあり、その他を目的としていな
い。私どもは、この報告書の内容に関して他者に対する責任を負うことはない。
私どもは、マレーシアにおいて認められている監査基準に準拠して監査を行った。当該基準は、私どもが財務書類に
重大な虚偽記載がないかどうかについて合理的な確証を得るよう、監査を計画し、かつ遂行することを要求している。
監査には、試査によって当該財務書類における金額および開示を裏付ける証拠を検証することが含まれている。さらに
監査には、使用されている会計方針および取締役が行った重要な見積りの評価とともに、財務書類全体の表示形式につ
いて評価することも含まれている。私どもは、私どもが行った監査が私どもの意見に合理的な基礎を与えていると信じ
ている。
私どもの意見では、
(a) 当該財務書類は、1965年会社法の規定およびマレーシアにおいて適切と認められている会計基準に準拠して作
成されており、かつ、以下に真実かつ公正な概観を与えている:
(ⅰ)1965年会社法第169条によりグループおよび会社の財務書類で取り扱われることが要求されている事項。
(ⅱ)2006年6月30日現在のグループおよび会社の財政状態ならびに同日に終了した事業年度におけるグループお
よび会社の経営成績およびキャッシュ・フロー。
また、
(b) 私どもが監査人である会社および子会社が1965年会社法により保持を要求されている会計記録およびその他登
記簿は、適正に保持されている。
私どもが監査を行っていない子会社の一覧は、財務書類に対する注記13に記載されている。私どもは、財務書類に対
する注記13(b)に記載されている子会社を除き、これらの子会社の財務書類およびその監査報告書について検討を行っ
た。
私どもは、会社の財務書類に連結されている子会社の財務書類は、連結財務書類を作成する観点からその様式および
内容の点で適切なものであると考え、また、同観点より要求した情報および説明も十分に受けている。
子会社の財務書類の監査報告書には何ら除外事項は含まれておらず、また、1965年会社法第174条第3項に規定された
コメントも含まれていない。
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勅許監査人
ラム・タク・チョン
パートナー
2006年10月19日
クアラルンプール
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301/302
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