D.e-ComⅡラッキングガイド (DC1版)

D.e-ComⅡラッキングガイド
(DC1版)
株式会社トヨタデジタルクルーズ
D.e-ComⅡラッキングガイド(DC1版)
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1. はじめに
このガイドは、D.e-ComⅡDC1にてお客さまが利用されるラックのラッキング手引きです。
当データセンタでは、ラックに搭載されたお客さまのIT機器にとって最適な空調環境を提供するため
に、二重床吹き出し方式、及びアイルキャッピング方式を採用しております。
さらにアイルキャッピングの冷却効果を高められるよう、ラック内にブランクパネル及びサイドパネル
(サイド塞ぎ板)を実装しております。
お客さまのIT機器が効率的に冷却できるよう、また、ご利用されるすべてのお客様に最適な空調環
境をご提供する為、適切なIT機器のラッキングの方法を提示いたします。
2. アイルキャッピングとは
アイルキャッピングとは、IT機器類が発する熱をホットアイルとコールドアイルに分離し、効率よくIT
機器類を冷却できる方式です。コールドアイルではラック前面からIT機器類が適切な温度の冷たい
空気を吸い込み、背面のホットアイルへと排気をします。
適切なエアーフローを確保し、最適な温度での空調環境をご提供することにより、お客さまIT機器
の省エネルギー化にも貢献いたします。
図1 アイルキャッピング
「アイルキャッピング」は、株式会社NTTファシリティーズの出願中商標です。
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3. 機器の適切なラッキング
コールドアイルからホットアイルへのエアーフローを確保する際、適切に冷却された空気を装置に
送り込むために以下の設置方法を遵守してください。
・ IT機器類の設置向きは、排気面がホットアイル側になるように設置してください。
・ 横面が排気になる装置については、上記に該当しませんが、極力ホットアイル側に排気した空気
が流れやすいよう設置してください。
アイルキャッピング
ホットアイル
コールドアイル
ラック
ラック
空調機
図2 アイルキャッピングエアーフロー
前面
前面
前面
IT機器
背面
IT機器
IT機器
背面
背面
ラック背面
ラック前面
図3 ラック横面からみたイメージ図
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4. ブランクパネルの利用とサイドパネル
利用されるラックは、コールドアイルからホットアイルに冷たい空気が逃げないようブランクパネ
ル及びサイドパネルが設置されております。
IT機器を設置する際は、ブランクパネルを外し、機器を設置してください。
尚、IT機器を設置しないラックユニットには、冷たい空気を逃がさないよう必ずブランクパネルを
ご利用ください。
ラックサイドから冷
気が抜けないようサ
イドパネル利用
機器を設置しない
場所にはブランク
パネルを利用
図4 ブランクパネルとサイドパネル
IT機器を設置した際、外したブランクパネルは、必ず受付へ返却してください。
ブランクパネルが追加で必要となった場合は、受付にてお渡しいたしますので、必要枚
数を申しつけください。
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5. ケーブリング
利用されるラックは、IT機器を設置しないユニットには必ずブランクパネルのご利用をお願いして
おります。その際、ケーブリングは、サイドパネルの外側を回るように敷設してください。また、IT機
器の背面は、ファンからの排気がふさがらないように電源ケーブルや、通信ケーブルを敷設するよ
うにしてください。
サイドパネルはゴム製になっておりますので、十分にケーブルの取り回しは可能となっております。
IT機器の背面は、排気され
た空気により熱だまりができ
IT機器
ないようなケーブリングをし
てください
サイドパネル
図5 ラック上面からみたイメージ図
敷設ケーブルはIT機器の横
側のサイドパネル側から取り
回しを行い、機器の背面が
覆いかぶさるような敷設をし
ないでください
図6 ケーブル配線イメージ図
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6. ラッキングに対しての注意事項
ラッキングの際、ブランクパネルを使用しなかったり、ケーブリングを不適切に行った場合は、次の
ような懸念事項が発生いたしますので、ご注意ください。
●ブランクパネルを使用しなかった場合
IT機器の排気が回り込む恐れがあります。
適切な温度の吸気を行わないと、IT機器の消費電力量が上がってしまいます。
前面
IT機器
背面
前面
IT機器
背面
前面
IT機器
背面
図7 ブランクパネルを仕様しない場合のエアーフロー
図8 吸気温度とIT機器ファン稼動
(出典:ITPro、提供:エーピーシー・ジャパン)
●ケーブリングを適切に行わなかった場合
IT機器の排気面に通信ケーブルや電源ケーブルがかぶさったりすると、埃が溜まりやすく、熱だま
りができやすくなります。その結果IT機器の消費電力があがったり、機器の障害が発生しやすくなり
ます。
また、適切な配線を行わなかったりした場合、保守する際にどのケーブルか分からなくなり、障害
につながる恐れがあります。
図9 スパゲッティ配線
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