必修科目群 \ 選択科目a群 \ 自由科目群

6a040
教 科 No.
和声法初級1:和声法基礎
授業科目
和泉耕二(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲及び指揮を除く全専攻1回生
【授業目標】
西洋音楽(調性音楽)の基本である和声的側面での音の扱い方を学び,声部書法を身に付けることを目標とする。
【授業概要】
2つの三和音の4声体での連結の方法をそれぞれの和音ごとに実習する。
【授業内容】
9.
〃(2)
2. 和音構成音と和音外音(非和声音)について
10. Ⅱ度和音
3. Ⅴ度和音(1)
11. Ⅵ度和音
4.
〃(2)
12. まとめ(1)
5.
〃(3)
13. まとめ(2)
6. Ⅰ度和音(1)
14. まとめ(3)
7.
15. まとめ(4)
〃(2)
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. 和声法を学ぶにあたって
8. Ⅳ度和音(1)
【評価方法】
試験および受講姿勢によって評価します。
【履修上の注意】
毎回の積み重ねによってしか力を付けることが出来ないので,できるだけ欠席は避けること。
【教科書】
池内友次郎(著)
『和音構成音(1)』(音楽之友社)
【参考書等】
なし
6a041
教 科 No.
授業科目
和声法初級2:和声法基礎
和泉耕二(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1 ★備考必読
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲及び指揮を除く全専攻1回生
【授業目標】
西洋音楽(調性音楽)の基本である和声的側面での音の扱い方を学び,声部書法を身に付けることを目標とする。
【授業概要】
8~12小節程度の終止を含む和声課題を実施する。進度に伴い三和音の第二転回形とⅤ7の和音を組み入れて行く。
【授業内容】
1. 終止について
9. Ⅴ7の和音およびⅤ7の和音の転回形を含む和声課題実施(1)
2. 終止を含む和声課題について
10.
〃(2)
3. 終止を含む和声課題実施(1)
11.
〃(3)
4.
〃(2)
12.
〃(4)
5.
〃(3)
13. まとめ(和声課題実施)(1)
6. Ⅰ64 Ⅴを含む和声課題実施(1)
14. まとめ(和声課題実施)(2)
7. Ⅳ 64 を含む和声課題実施(1)
15. まとめ(和声課題実施)(3)
8. Ⅴ+64 を含む和声課題実施(1)
【評価方法】
試験および受講姿勢によって評価します。
【履修上の注意】
毎回の積み重ねによってしか力を付けることが出来ないので,できるだけ欠席は避けること。
【教科書】
池内友次郎(著)
『和音構成音(1)』『和音構成音(2)』(音楽之友社)
【参考書等】
なし
※備考 「音楽理論関係科目」
(和声法中級 ・ 上級,楽曲分析,対位法,作曲法)は1回生で「和声法初級1・2」の単位を修得できなかった場合には
次年度に履修することができないので,「和声法初級」については,単位を落とすことのないよう特に注意して履修すること。
★ 担当教員が毎年変わるため,前年度までに後期「和声法初級2」の単位を落として今年度の再履修する場合には,前期「和声法初級1」についても「聴講」
することが必要。前期の出席がない場合には,後期の単位は認定されない。
- 45 -
教 科 No.
6a042
和声法中級1
授業科目
前田守一(音楽棟 312)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1・2
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
初級で修得した和音の連結に新たに V₉,Ⅱ ₇ の和音を加え,和声法の基礎をより広げる。
【授業概要】
V₉,Ⅱ ₇ の和音について,その機能を学び,それらの和音を含む和声課題を実施する。
【授業内容】
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. V₉ 和音の基本形及びそれを含む和声課題実施
9. Ⅱ ₇ 和音の第三転回形及びそれを含む和声課題実施
2. V₉ 和音の第一転回形及びそれを含む和声課題実施
10. Ⅱ ₇ を含む和声課題実施まとめ
3. V₉ 和音の第二転回形及びそれを含む和声課題実施
11. まとめ(和声課題実施)(1)
4. V₉ 和音の第三転回形及びそれを含む和声課題実施
12. まとめ(和声課題実施)(2)
5. V₉ 和音を含む和声課題実施まとめ
13. まとめ(和声課題実施)(3)
6. Ⅱ ₇ 和音の基本形及びそれを含む和声課題実施
14. まとめ(和声課題実施)(4)
7. Ⅱ ₇ 和音の第一転回形及びそれを含む和声課題実施
15. まとめ(和声課題実施)(5)
8. Ⅱ ₇ 和音の第二転回形及びそれを含む和声課題実施
【評価方法】
試験による評価とします。
【履修上の注意】
実習が中心となるので,できる限り出席して下さい。
【教科書】
なし
【参考書等】
なし
教 科 No.
6a043
前田守一(音楽棟 312)
担当教員
履修条件
和声法中級2
授業科目
先修科目:和声法中級1
履修学年・専攻等
★備考必読
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
Ⅳ ₇ の和音,ドッペル・ドミナント,ドリアⅣ度の和音,ナポリのⅡ度の和音などを学び,上級で学ぶ臨時記号を持つ和音(借用和音)及び「転調」へ
と結びつける。
【授業概要】
Ⅳ ₇ の和音,ドッペル・ドミナント,ドリアⅣ度の和音,ナポリのⅡ度の和音等についてその機能等を学び,それらの和音を含む和声課題を実施する。
【授業内容】
1. 前期の復讐
9. ドリアⅣ度の和音,ナポリのⅡ度の和音 その他の七の和音(課題実施含む)について (1)
2. Ⅳ ₇ の和音及びそれを含む和声課題実施(1)
10.
〃(2)
3.
〃(2)
11.
〃(3)
4.
〃(3)
12. まとめ(和声課題実施)(1)
5. ドッペル・ドミナント及びそれを含む和声課題実施(1)
13. まとめ(和声課題実施)(2)
6.
〃(2)
14. まとめ(和声課題実施)(3)
7.
〃(3)
15. まとめ(和声課題実施)(4)
8.
〃(4)
【評価方法】
試験による評価とします。
【履修上の注意】
実習が中心となるので,できる限り出席して下さい。
【教科書】
なし
【参考書等】
なし
★備考 担当教員が毎年変わるため,前年度までに後期「和声法中級2」の単位を落とし て今年度の再履修する場合には,前期「和声法中級1」に
ついても「聴講」することが必要。 前期の出席がない場合には,後期の単位は認定されない。
- 46 -
教 科 No.
6a044
和声法上級1
授業科目
植松さやか(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法中級1,
2
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲・指揮を除く全専攻3回生以上
【授業目標】
借用和音や転調について詳しく学び,調性感や和声感を養う。
【授業概要】
和声について学び,転調を含む和声課題を実施する。
1. 和声法中級までの内容の復習
9.
〃
10.
〃
3. 様々な種類の借用和音,付加六の和音,Ⅲ・Ⅶの和音について
11.
〃
4.
〃
12.
〃
5.
〃
13. まとめ(和声課題実施)
2.
〃
6. ゼクエンツについて
14.
〃
7. 近親転調について
15.
〃
8.
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
【授業内容】
〃
【評価方法】
試験および受講態度により評価する。
【履修上の注意】
毎回の授業での解説が主体となるため,欠席をしないこと。
【教科書】
必要時に指示する。
【参考書等】
特に指定しない。
教 科 No.
6a045
植松さやか(非常勤)
担当教員
履修条件
和声法上級2
授業科目
履修学年・専攻等
先修科目:和声法上級1 ★備考必読
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲・指揮を除く全専攻3回生以上
【授業目標】
和声外音(非和声音)を含む課題や,主題性を持った低音課題などを実施し,より応用力のある和声感覚を身につける。
【授業概要】
和声について学び,非和声音を含む課題やより高度な課題を実施する。
【授業内容】
1. 前期の復習
9.
〃
2.
〃
10. 主題性を持った低音課題実施
3.
〃
11.
〃
4. 非和声音を含む旋律課題実施
12.
〃
5.
〃
13. まとめ(和声課題実施)
6.
〃
14.
〃
7.
〃
15.
〃
8.
〃
【評価方法】
試験,および受講態度により評価する。
【履修上の注意】
毎回の授業での解説が主体となるため,欠席をしないこと。
【教科書】
必要時に指示する。
【参考書等】
特に指定しない。
※備考 担当教員が毎年変わるため,前年度までに後期「和声法上級 2」の単位を落として今年度の再履修する場合には,前期「和声法上級 1」につ
いても「聴講」することが必要。
- 47 -
教 科 No.
6a046
楽曲分析Ⅰa
授業科目
中村典子(音楽棟213)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1・2
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
楽曲の構造を完全に掌握するために必要な,音楽を構成的に捉える力「分析的思考」を日常のものとして身に付ける。
【授業概要】
今回は,
J. ブラームス作曲「交響曲第1番」G. マーラー作曲「交響曲第1番」の緻密な分析を通じ,各々の「分析する能力」の向上に資するよう授業を進める。
【授業内容】
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. 楽曲分析について 諸形式の分析準備 交響曲の概観
9. J. ブラームス作曲 交響曲第1番第4楽章の分析(2)
2. J. ブラームス作曲 交響曲第1番第1楽章の分析(1)
10. G. マーラー作曲 交響曲第1番第1楽章の分析(1)
3. J. ブラームス作曲 交響曲第1番第1楽章の分析(2)
11. G. マーラー作曲 交響曲第1番第1楽章の分析(2)
4. J. ブラームス作曲 交響曲第1番第1楽章の分析(3)
12. G. マーラー作曲 交響曲第1番第 2 楽章の分析(1)
5. J. ブラームス作曲 交響曲第1番第1楽章の分析(4)
13. G. マーラー作曲 交響曲第1番第 3 楽章の分析(1)
6. J. ブラームス作曲 交響曲第1番第2楽章の分析(1)
14. G. マーラー作曲 交響曲第1番第 4 楽章の分析(1)
7. J. ブラームス作曲 交響曲第1番第 3 楽章の分析(1)
15. G. マーラー作曲 交響曲第1番第 4 楽章の分析(2)
8. J. ブラームス作曲 交響曲第1番第4楽章の分析(1)
【評価方法】
試験(あるいはレポート提出),出席状況により総合評価する。
【履修上の注意】
毎週の分析を通し楽曲研究を完成させてゆくため,出席を重要視する。
【教科書】
J. ブラームス作曲「交響曲第1番」G. マーラー作曲「交響曲第1番」(出版社を問わず)
【参考書等】
授業中に適宜,参考文献及び楽譜等を紹介する。
※備考
教 科 No.
「楽曲分析」は毎年授業内容が変わるので,重複履修することが可能である。
6a047
楽曲分析Ⅱa
授業科目
中村典子(音楽棟213)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1・2
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
楽曲の構造を完全に掌握するために必要な,音楽を構成的に捉える力「分析的思考」を日常のものとして身に付ける。
【授業概要】
今回は言葉と音楽として J.S. バッハのカンタータより、そして鍵盤楽器作品(スヴェーリンクよりバルトーク、ヒンデミット、ブーレーズまで)の分析
を通じ,各々の「分析する能力」の向上に資するよう授業を進める。
【授業内容】
1. 楽曲分析について
9. シェーンベルク作品・ウェーベルン作品・ブーレーズ作品の分析
2. スヴェーリンク作品・テレマン作品の分析
10. J.S. バッハ作曲 カンタータの分析(1)
3. バッハ作品の分析
11. J.S. バッハ作曲 カンタータの分析(2)
4. ハイドン作品・モーツァルト作品の分析
12. J.S. バッハ作曲 カンタータの分析(3)
5. ベートーヴェン作品の分析
13. J.S. バッハ作曲 カンタータの分析(4)
6. リスト作品の分析 フランク作品・フォーレ作品の分析
14. J.S. バッハ作曲 カンタータの分析(5)
7. ドビュッシー作品・ラヴェル作品の分析
15. J.S. バッハ作曲 カンタータの分析(6)
8. バルトーク作品・ヒンデミット作品の分析
【評価方法】
試験(あるいはレポート提出),出席状況により総合評価する。
【履修上の注意】
毎週の分析を通し楽曲研究を完成させてゆくため,出席を重要視する。
【教科書】
こちらで用意する。
【参考書等】
授業中に適宜,参考文献及び楽譜等を紹介する。
※備考
「楽曲分析」は毎年授業内容が変わるので,重複履修することが可能である。
- 48 -
教 科 No. 6a048
(休講)
担当教員
履修条件
楽曲分析Ⅰb
授業科目
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1・2
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲を除く全専攻2回生以上
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
今年度休講
教 科 No. 6a049
担当教員
履修条件
楽曲分析Ⅱb
授業科目
(休講)
履修学年・専攻等
先修科目::和声法初級1・2
今年度休講
- 49 -
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲を除く全専攻2回生以上
教 科 No.
6a050
楽曲分析Ⅰc
授業科目
山上友佳子(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1・2
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
この授業は,曲についての知識を得るというより,楽曲構造の根本的な理解力の向上を目的として,各自の演奏に資するものとしたい。
【授業概要】
バッハ時代から今日までの様々な作品の中より,音楽様式の典型となっている楽曲を取り上げ,構造的に解明する。モーツァルト作曲『歌劇「フィガロ
の結婚」序曲 K.492』
『交響曲第 35 番ニ長調 K.385「ハフナー」』を中心に,その周辺の楽曲を分析する。
【授業内容】
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. 全体の授業計画説明および導入 以下は分析にあたっての細目である。
9. 旋律線の分析
2. 分析にあたっての留意点
10. 演奏形態の分析
3. 楽曲区分とその論拠
11. 音型分析
4. 楽曲構造の理論と相関
12. リズム分析
5. 和声分析
13. 曲全体の骨格と細部との関連
6. 調性分析
14. 作品の時代背景についての考察
7. 音価の分析
15. 楽曲分析の総括 西洋音楽における諸形式とその応用
8. 奏法の分析
【評価方法】
試験あるいはレポートおよび平常の授業状況により総合的に評価する。
【履修上の注意】
各回行う分析は連関しているので,出席を重要視する。
【教科書】
モーツァルト作曲『歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492』『交響曲第 35 番ニ長調 K.385「ハフナー」』(出版社を問わず)
【参考書等】
必要に応じて,その都度適宜参考文献等を紹介する。
※備考 「楽曲分析」は毎年授業内容が変わるので,重複履修することが可能である。
教 科 No.
6a051
担当教員
履修条件
楽曲分析Ⅱc
授業科目
山上友佳子(非常勤)
履修学年・専攻等
和声法初級1,
2
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
この授業は,曲についての知識を得るというより,楽曲構造の根本的な理解力の向上を目的として,各自の演奏に資するものとしたい。
【授業概要】
バッハ時代から今日までの様々な作品の中より,音楽様式の典型となっている楽曲を取り上げ,構造的に解明する。今回は,ドビュッシー作曲『牧神の
午後への前奏曲』を中心に,その周辺の楽曲を分析する。
【授業内容】
1. 全体の授業計画説明および導入 以下は分析にあたっての細目である。
9. 旋律線の分析
2. 分析にあたっての留意点
10. 演奏形態の分析
3. 楽曲区分とその論拠
11. 音型分析
4. 楽曲構造の理論と相関
12. リズム分析
5. 和声分析
13. 曲全体の骨格と細部との関連
6. 調性分析
14. 作品の時代背景についての考察
7. 音価の分析
15. 楽曲分析の総括 西洋音楽における諸形式とその応用
8. 奏法の分析
【評価方法】
試験あるいはレポートおよび平常の授業状況により総合的に評価する。
【履修上の注意】
各回行う分析は連関しているので,出席を重要視する。
【教科書】
ドビュッシー作曲『牧神の午後への前奏曲』(出版社を問わず)
【参考書等】
必要に応じて,その都度適宜参考文献等を紹介する。
※備考 「楽曲分析」は毎年授業内容が変わるので,重複履修することが可能である。
- 50 -
教 科 No.
6a052
楽曲分析1
授業科目
和泉耕二(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1・2
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
楽曲構造他の究明を通し基礎的分析力を身に付ける。
【授業概要】
主として西洋音楽の楽曲について研究する。題材は古典的な楽曲を中心に選び,和声分析や楽曲を成立させている音楽的諸要素の抽出と分析を経てその
作品の構造他を究明する。
【授業内容】
9.
〃(2)楽曲を成立させている諸要素の抽出と分析
2. 和音分析の基礎〈和音記号と和音外音(非和声音)〉
10.
〃 (3)楽曲を成立させている諸要素の抽出と分析
3. 楽曲の基礎的用語と基礎形式
11.
〃 (4)楽曲構造の理解及び総
4. 変奏曲による楽曲分析(1)和声分析
12. まとめ(1)
5. 〃 (2)楽曲を成立させている諸要素の抽出と分析
13. まとめ(2)
6. 〃 (3)楽曲構造の理解及び総括
14. まとめ(3)
7. 〃 (4)楽曲構造の理解と総括受講姿勢
15. まとめ(4)
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. 楽曲分析について
8. ロンド形式による楽曲分析(1)和声分析
【評価方法】
受講姿勢 20% 出席 30% 試験 50%
【履修上の注意】
和音や和声に対する理解力が必要とされるので注意すること。継続的な出席を求める。
【教科書】
特に指定しない。
【参考書等】
特に指定しない。
※備考 「楽曲分析」は毎年授業内容が変わるので,重複履修することが可能である。
教 科 No.
6a053
和泉耕二(非常勤)
担当教員
履修条件
楽曲分析2
授業科目
履修学年・専攻等
先修科目:楽曲分析1(和泉)
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
楽曲構造他の究明を行うことにより未詳の作品に対して活用しうる分析力を身に付ける。
【授業概要】
主として西洋音楽の楽曲について研究する。題材はさまざまな時代様式の中から楽曲を選び,和声分析や楽曲を成立させている音楽的諸要素の抽出と分
析を経てその作品の構造他を究明する。
【授業内容】
1. 楽曲分析および楽曲の基礎用語と基礎形式について
9.
〃(4)総括(1)
2. ソナタ形式による楽曲(1)和声分析と諸要素の抽出と分析
10.
〃(5)総括(2)
3.
〃(2) 〃
11. フーガによる作品の考察⑴
4.
〃(3) 〃
12. フーガによる作品の考察⑵
5.
〃(4) 楽曲構造の理解及び総括
13. まとめ(1)
6. ロマン派または近代の作品から一曲選びその楽曲分析(1)和声分析と諸要素の抽出と分析
14. まとめ(2)
7.
〃(2)楽曲を成立させている諸要素の抽出と分析
15. まとめ(3)
8.
〃(3)楽曲構造の理解
【評価方法】
受講姿勢 20% 出席 30% 試験 50%
【履修上の注意】
和音や和声に対する理解力が必要とされるので注意すること。継続的な出席を求める。
【教科書】
特に指定しない。
【参考書等】
特に指定しない。
※備考 「楽曲分析」は毎年授業内容が変わるので,重複履修することが可能である。
- 51 -
教 科 No.
6a054
対位法1
授業科目
植松さやか(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1・2
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
全音符の定旋律に対し,一つの対旋律を作ることで,声部感覚や響きについて考察する。
【授業概要】
全音符の定旋律に対し,二分音符または四分音符を用いて,一つの対旋律を作る実習を行う。
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
【授業内容】
1. 対位法を学ぶにあたって(導入)
9.
〃
10.
〃
3. 二分音符対旋律の実習
11.
〃
4.
〃
12.
〃
5.
〃
13. まとめ
6.
〃
14.
〃
7.
〃
15.
〃
2.
〃
8. 四分音符対旋律の実習
【評価方法】
試験,および受講態度により評価する。
【履修上の注意】
毎回の授業での解説や実習が主体となるため,欠席をしないこと。
【教科書】
池内友次郎著 『二声対位法』(音楽之友社)
【参考書等】
なし
教 科 No.
6a055
植松さやか(非常勤)
担当教員
履修条件
対位法2
授業科目
先修科目:対位法1
履修学年・専攻等
★備考必読
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
全音符の定旋律に対し,移勢(シンコペーション)による,あるいは二分音符または四分音符,移勢を自由に用いた華麗(自由)による対旋律の実習を行う。
【授業概要】
全音符の定旋律に対し,一つの対旋律を作ることで,声部感覚や響きについて考察する。
【授業内容】
1. 前期の復習
9.
〃
10.
〃
3. 移勢(シンコペーション)対旋律の実習
11.
〃
4.
〃
12.
〃
5.
〃
13. まとめ
6.
〃
14.
〃
7.
〃
15.
〃
2.
〃
8. 華麗(自由)対旋律の実習
【評価方法】
試験,および受講態度により評価する。
【履修上の注意】
毎回の授業による解説や実習が主体となるため,欠席をしないこと。
【教科書】
池内友次郎著 『二声対位法』(音楽之友社)
【参考書等】
なし
※備考 前年度までに後期「対位法 2」の単位を落として今年度に再履修する場合には,前期「対位法 1」についても「聴講」することが必要。前期
の出席がない場合には,後期の単位は認定されない。
- 52 -
教 科 No.
6a056
管弦楽法1
授業科目
植松さやか(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
先修科目:和声法初級1・2
単 位 数
1単位
開講学期
前期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
ピアノ曲をオーケストレーションし,楽譜を書く技術や,音色や複合的な響きに対する感覚を養う。
【授業概要】
楽器の特性を知り,個人あるいはグループ制作により,様々な編成に編曲する。
1. 導入。楽器や編成,楽譜の書き方についての説明。
9.
〃
2. ブルグミュラーのピアノ曲を弦楽四重奏など室内楽の編成に編曲する。
10.
〃
3.
〃
11.
〃
4.
〃
12.
〃
5. 発表(実際に演奏する)
13. 発表(実際に演奏する)
6. ドビュッシーのピアノ曲をオーケストラの編成に編曲する。
14. 自由課題
7.
〃
15.
8.
〃
〃
【評価方法】
試験,提出物,および受講態度により評価する。
【履修上の注意】
履修前に室内楽以上の編成のスコアを数多く読む習慣をつけること。また,毎回の授業での解説や実習が主体となるため,欠席をしないこと。
【教科書】
『管弦楽法概論』(ヤマハ音楽振興会出版)
【参考書等】
上記の教科書以外に出版されている様々な管弦楽法の書物。
教 科 No.
6a057
植松さやか(非常勤)
担当教員
履修条件
管弦楽法2
授業科目
先修科目:管弦楽法1
履修学年・専攻等
★備考必読
単 位 数
1単位
開講学期
後期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
ピアノ曲をオーケストレーションし,楽譜を書く技術や,音色や複合的な響きに対する感覚を養う。またオーケストラ曲を同属楽器や二台ピアノ・合唱
など自分の専攻に合わせて編曲する。
【授業概要】
楽器の特性を知り,個人あるいはグループ制作により,様々な編成に編曲する。
【授業内容】
1. 自由課題(演奏者 5 人までの編成の編曲)
9.
〃
2.
〃
10.
〃
3.
〃
11.
〃
4.
〃
12.
〃
5.
〃
13. 発表(実際に演奏する)
6. 発表(実際に演奏する)
14. アレンジメント
7. 自由課題(比較的大きい編成の編曲)
15.
8.
〃
〃
【評価方法】
試験,提出物,および受講態度により評価する。
【履修上の注意】
履修前に室内楽以上の編成のスコアを数多く読む習慣をつけること。また,毎回の授業での解説や実習が主体となるため,欠席をしないこと。
【教科書】
『管弦楽法概論』(ヤマハ音楽振興会出版)
【参考書等】
上記の教科書以外に出版されている様々な管弦楽法の書物。
※備考 前年度までに後期「管弦楽法 2」の単位を落として今年度に再履修する場合には,前期「管弦楽法 1」についても「聴講」することが必要。
前期の出席がない場合には,後期の単位は認定されない。
- 53 -
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
【授業内容】
6a058
教 科 No.
作曲法(編曲法を含む)
授業科目
中村典子(音楽棟213)
担当教員
履修条件
先修科目:和声法初級1・2
履修学年・専攻等
★備考必読
単 位 数
1単位
開講学期
前期・後期
作曲・指揮を除く全専攻2回生以上
【授業目標】
楽曲のいくつかの類型を習得することによって理解し,楽曲制作の工程を身に付ける。
【授業概要】
実際の楽曲の観察をもとに,小規模のまとまりから徐々に規模を拡大してゆき,最終的に複合三部形式,変奏曲形式,ソナタ形式などの楽曲を実作,基
礎形式より応用形式までのそれぞれで作品を完成させる。試験時では,制限時間(90 分)内に楽曲を完成させる。
【授業内容】
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. 制作過程説明
9. 楽曲観察,及び第 4 回提出に向けての楽曲制作 A(変奏曲形式)
2. 楽曲観察,及び第 1 回提出に向けての楽曲制作 1(一部形式)
10. 楽曲観察,及び第 4 回提出に向けての楽曲制作 B(フーガ形式等対位法的楽曲)
3. 楽曲観察,及び第 2 回提出に向けての楽曲制作 1(三部形式および歌曲制作)
11. 楽曲観察,及び第 4 回提出に向けての楽曲制作 C(音列による楽曲創作)
4. 楽曲観察,及び第 3 回提出に向けての楽曲制作 1(複合三部形式ー急)
12. 楽曲観察,及び第 4 回提出に向けての楽曲制作 D( 音響グラフィックによる創作)
5. 楽曲観察,及び第 3 回提出に向けての楽曲制作 2(複合三部形式ー緩)
13. 作品完成(ソナタあるいは A-D から選択)と作品演奏準備
6. 楽曲観察,及び第 4 回提出に向けての楽曲制作 1(ロンド形式等舞曲形式)
14. 作品演奏(提出作品発表)前期(講堂)後期(交流室)
7. 楽曲観察 , 及び第 4 回提出に向けての楽曲制作 2(ソナタ形式ー急)
15. 試験(制限時間内での楽曲の完成)
8. 楽曲観察,及び第 4 回提出に向けての楽曲制作 2(ソナタ形式ー緩)
【評価方法】
出席 10%,譜例研究提出 10%,作品提出(全 4 回)10%× 4,作品演奏発表 10%,試験 20%,運営加算 10%を合計し,評価する。
【履修上の注意】
段階を追って作品提出があり,これら全体を総合的に評価する。
【教科書】
なし
【参考書等】
参考資料集を授業の 1 回目に配布する。
※備考
前期(a)と後期(b)のどちらかを選択。
aとbのクラスの人数が,ほぼ同規模とならない場合は,選択したクラスからの移動を依頼する場合がある。
教 科 No.
6a059
音楽音声学1
授業科目
津崎 実(音楽研究室4)
担当教員
履修条件
なし
履修学年・専攻等
★備考必読
単 位 数
2単位
開講学期
後期
1回生以上
【授業目標】
声は人間が音声言語コミュニケーションをとる上で使われているものですが,歌声と話し声にはどのような共通点と相違点があるのかを学ぶことを目標
とします。
【授業概要】
声楽では通常の音声コミュニケーションで使用される音声とは少し異なる発声が求められています。また,「良い声」「美しい声」などの概念も文化的な
背景により,音楽家の間で語られる概念には必ずしも実証的な裏付けのないものも多数あります。この授業では歌声を科学するという謙虚な態度からの知
識を伝授します。
【授業内容】
1. 声は何故出るのか?
9. 声区によるフォルマント周波数
2. 発声に関わる身体構造
10. 歌い手のフォルマント(ベルカント唱法)
3. 呼吸,喉頭音源,声道
11. ソプラノ音声が聞き取りにくい理由
4. 地声とファルセット
12. 自分が聞く声と人が聞く声
5. 歌声のソース・フィルタ・モデル
13. 合唱歌唱
6. フォルマントと母音
14. ビブラート
7. 声道形状と声道寸法
15. 声の障害
8. 性差(変声期,カストラート)
【評価方法】
出席点とレポート
【履修上の注意】
科学は芸術に対して万能ではないことを理解した上で科学的な態度を身に付けてください。
【教科書】
なし
【参考書等】
歌声の科学,ヨハン・スンドベリ著,榊原監訳,東京電機大学出版局 (2007)
※備考
音楽学特講 d と同時開講。ピアノ,弦楽,管・打楽専攻は音楽学特講 d として履修すれば卒業単位に含むことができる。
平成 21(2009)年度に音楽音声学1または音楽学特講dを履修した学生は受講登録不可。(聴講は可 )
- 54 -
教 科 No.
6a060
舞台芸術論1:舞台は面白い!
授業科目
金子根古(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
単 位 数
2単位
開講学期
前期
2回生以上
【授業目標】
舞台芸術とはどういうモノ?
【授業概要】
大学講堂を例に劇場,舞台の構造,意味,ルールを学びながら,舞台のことを深く考えてみる。
【授業内容】
1. 今さらですが,自己紹介・・・自己を語ると言うこと
10. 音楽家の危険管理 ~演奏中に地震が起きたら
3. 舞台芸術とはなにか ~フィギュアスケートはなぜ舞台芸術ではないのか?
11. 空間を感じる~ホールとは空間の大きさと形
4. 舞台とはどういうもの? ~ストリートは舞台か?
12. 響きの実験~講堂の響きを改めて体験する
5. 大学講堂はコンサートも,オペラもできる?~オペラハウスとコンサートホール
13. 調光室探検~照明というもの
6. 劇場にはいろんな形がある
14. 平台と箱馬
7. 講堂の秘密 ~ロビー,客席,反響板,舞台 ~スイッチの場所から,?な設計まで
15. 空間を感じる ~シーリングに上がる
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
9. 舞台に吊ってあるもの ~バトン,照明,幕
2. なぜ電車の中で携帯電話はアカンのか~空間と時間の共有が舞台芸術の本質
8. 劇場という宇宙・舞台という世界~なぜ司会はいつも下手に立つのか
【評価方法】
レポート,出席
【履修上の注意】
わたしたちはなぜ音楽をしているのか?という疑問を持ってみよう。
【教科書】
なし
【参考書等】
教 科 No.
6a061
授業科目
舞台芸術論2:さまざまな舞台芸術を垣間見る
金子根古(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
舞台芸術論1
単 位 数
2単位
開講学期
後期
2回生以上
【授業目標】
舞台芸術の歴史をたどりながら,さまざまな舞台芸術を学ぶ。
【授業概要】
映像を中心に舞台芸術の歴史を学ぶ。公演制作の方法を学ぶ。
【授業内容】
1. 2500 年前の作品,ギリシャ悲劇「オイディプス王」を DVD で見る 1
9. 英語で歌われる日本のオペラ「源氏物語(英語版)」を DVD で観る 2
2. 2500 年前の作品,ギリシャ悲劇「オイディプス王」を DVD で見る 2
10. こんなに退屈なものがどうして 600 年も,,,能「鉄輪」を DVD で観る
3. 古典劇の面白さ。古代劇場の意味。
11. ブラックユーモアな新作狂言「鏡冠者」(野村萬斎)を DVD で観る
4. オペラの不幸な時代~映画 「カストラート」を DVD 見る 1
12. 野田秀樹が演出した歌舞伎「研辰の討たれ」(中村勘三郎)を DVD で観る
5. オペラの不幸な時代~映画 「カストラート」を DVD 見る 2
13. 日本の文化予算ってどうなの?・・芸術の行く末を考える
6. シェイクスピアの時代の演劇と劇場 映画「恋に落ちたシェイクスピア」を観る 1
14. 上演までの道筋 ~制作ということ ホールのシステムと舞台芸術のお値段
7. シェイクスピアの時代の演劇と劇場 映画「恋に落ちたシェイクスピア」を観る 2
15. 企画を立てる ~レポート課題を取り組む
8. 英語で歌われる日本のオペラ「源氏物語(英語版)」を DVD で観る 1
【評価方法】
レポート,出席
【履修上の注意】
【教科書】
なし
【参考書等】
- 55 -
6a062
教 科 No.
オペラ総論1
授業科目
小濱妙美(音楽棟 308)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
単 位 数
2単位
開講学期
集中(前期)
2回生以上
【授業目標】
オペラ学入門及びオペラ総論的実習
【授業概要】
オペラ史における各国の時代背景を基礎に,題材の特徴,作曲家の傾向,音楽様式等を考察し,研究する。
オペラ誕生から古典~ロマン派~ヴェリズモ~現代に至るまで変遷を探っていく。
【授業内容】
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. オペラ誕生~バロック期~(モンテヴェルディ,パーセル,ヘンデル)
9. ドニゼッティ
2. グルック,ベートーヴェン,ウェーバー
10. ベッリーニ
3. オペラブッファ,ジングシュピールについて
11. ヴェルディⅠ
4. モーツァルトⅠ
12. ヴェルディⅡ
5. モーツァルトⅡ
13. オペラ舞台裏とオペラ用語
6. 登場人物と声(声域,声質)について
14. ヴァーグナーⅠ
7. レタティーヴォとアリア,カヴァレッタについて
15. ヴァーグナーⅡ
8. ロッシーニ
【評価方法】
授業中の取り組み状況を評価する。
【履修上の注意】
オペラに興味を有すること
【教科書】
なし
【参考書等】
特になし
※備考
重唱,オペラ実習における基本概念
6a063
教 科 No.
オペラ総論2
授業科目
小濱妙美(音楽棟 308)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
【授業目標】
続オペラ学入門及びオペラ総論的実習
【授業概要】
前期に引き続き,オペラ史を学ぶ。最終日には音楽と演劇,文学,美術の総合芸術であるオペラの実習に挑む。
【授業内容】
1. グノー,ビゼー
9. 團伊玖磨,プレヴィン,ヴァイル&ブレヒト
2. サン=サーンス,マスネー
10. 衣裳について
3. チャイコフスキー,ショスタコーヴィチ
11. 総合実習
4. バルトーク,ドヴォルジャーク
12.
〃
5. ヨハン・シュトラウス,フンパーディンク,レハール
13.
〃
6. プッチーニⅠ
14.
〃
7. プッチーニⅡ
15.
〃
8. リヒャルト・シュトラウス
【評価方法】
授業中の取り組み状況を評価する。
【履修上の注意】
オペラに興味を有すること
【教科書】
なし
【参考書等】
特になし
※備考
重唱,オペラ実習における基本概念
- 56 -
単 位 数
2単位
開講学期
集中(前期)
2回生以上
教 科 No.
6a064
鍵盤楽器総論Ⅰ
授業科目
高橋聖子(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
単 位 数
2単位
開講学期
前期
2回生以上(ピアノ専攻は1回生以上)
【授業目標】
鍵盤楽器に関するあらゆる知識を蓄え,現在の自分自身の演奏解釈を深める事に役立てる。
【授業概要】
鍵盤楽器及び鍵盤音楽の移り変わりを時代を追って説明すると同時に,演奏技術として必要なポイントも押さえる。
随時,普段接する機会の少ないパイプオルガンの作品を用いて考察してみる。
【授業内容】
9. ロマン主義(1830 - 1900)の鍵盤音楽について。(主な作曲家の作品の特徴について)
2. 中世末期(1300 - 1500),ルネッサンス(1500 - 1600)のドイツ・スペイン・イタリア・イギリス・オランダにおける鍵盤音楽及び記譜法について
10. ロマン主義(1830 - 1900)の鍵盤音楽について。(主な作曲家の作品の特徴について)
3. 初期バロック時代(1600 - 1675)のイタリア・ドイツ・フランスにおける鍵盤音楽について
11. 印象主義以降(1900 -)の鍵盤音楽について
4. 初期バロック時代(1600 - 1675)の装飾音・指使い等について
12. 印象主義以降(1900 -)の鍵盤音楽,及び日本における鍵盤楽器の歴史について
5. 後期バロック時代(1675 - 1750)のドイツ・フランスにおける鍵盤音楽について
13. 作品研究発表
6. J.S.Bach の作品,教会暦,コラールについて
14. 作品研究発表
7. J.S.Bach のオルガン作品について
15. まとめ
8. ロココ時代(1725 - 1775),古典派(1770 - 1830)の鍵盤音楽(ソナタ等)について
【評価方法】
基本的には試験によって評価する。ただし,提出させるレポートの内容や,授業への出席状況も大きく成績に加味する。
【履修上の注意】
講義期間中は時代を追って内容を説明するため,継続の出席を要する。
【教科書】
特になし。
(毎回プリントを配布し,それを用いて講義を進める)
【参考書等】
ウィリ・アーペル著「ピアノ音楽史」音楽之友社
教 科 No.
6a065
鍵盤楽器総論Ⅱ
授業科目
春山 操(非常勤)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
単 位 数
2単位
開講学期
後期
2回生以上(ピアノ専攻は1回生以上)
【授業目標】
鍵盤楽器―モダンピアノへの変遷を主に目標とする(鍵盤撥弦楽器,及び鍵盤打弦楽器が中心)
【授業概要】
ルネッツサンス・バロック期での各時代,各地域の特長,又その音楽の演奏スタイルについて講義する。
その際現存しているオリジナル楽器の音に触れ(CD,レコード,チェンバロ等)当時の演奏からモダン楽器での演奏法を考える。
【授業内容】
1. 鍵盤楽器のルーツについて
2.
〃
9.
〃
10. J.S.Bach の作品を数曲とりあげ,チェンバロ,グラヴィコード,モダンピアノそれぞれの楽器での演奏スタイルの違いを考える
3. 鍵盤撥弦楽器の種類と構造
11.
4.
〃
12. フォルテピアノについて
5.
〃
13.
6. クラヴィコードについて
〃
〃
14. まとめ
7. 調律(平均律と古典調律の違い)
8. J.S.Bach の「インヴェンションと Sinfonia」の中から数曲,チェンバロ及びモダンピアノで実際に演奏する
【評価方法】
試験による評価とレポート提出
【履修上の注意】
【教科書】
なし
【参考書等】
なし
- 57 -
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. 導入:鍵盤楽器(オルガン・チェンバロ・クラヴィコード・ピアノ)の構造及び簡単な時代背景について
教 科 No. 6a066
現代音楽論
授業科目
(休講)
担当教員
履修条件
単 位 数
2単位
開講学期 前期または後期
履修学年・専攻等
なし
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
今年度休講
- 58 -
全専攻2回生以上
教 科 No.
6a067
授業科目
民族音楽学Ⅰa:ロマニ(ジプシー)音楽の魅力をさぐる(1) 単 位 数
山田陽一(音楽研究室3)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
開講学期
2単位
前期
2回生以上
【授業目標】
ヨーロッパにおけるロマニ(ロマ/ジプシー)音楽文化のありかたを探る。
【授業概要】
ロマニの移動の歴史やロマニ音楽の成立過程を概観したうえで,トルコ半島,バルカン半島,東ヨーロッパのロマニ音楽の事例をとりあげ,映像資料を
多用しながら,その政治的・社会的・文化的背景や音楽的特質について論じる。また,ロマニ音楽とワールド・ミュージックとの関係についても言及する。
【授業内容】
9.
〃
2. ロマニの移動の歴史~北インドからトルコ半島へ
10.
〃
3.
11. タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの音楽
〃
~トルコ半島からヨーロッパへ
4. "Gypsy Music into Europe"(ドキュメンタリー映画)
12.
〃
5. ロマニ音楽の成立過程
13.
〃
6.
14. ロビー・ラカトシュの音楽
〃
7.『ラッチョ・ドローム』(ドキュメンタリー映画)
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. ロマニとは誰か?
15. エスマ/ヴィエラ・ビラの音楽
8. ファンファーレ・チォカリーアの音楽
【評価方法】
出席状況とレポートによる。
【履修上の注意】
積極的に授業に参加すること。
【教科書】
なし
【参考書等】
授業中に指示する。
★民族音楽学Ⅰ a とⅠ b は,どちらも履修することができる。
教 科 No.
6a068
授業科目
民族音楽学Ⅱa:ロマニ(ジプシー)音楽の魅力をさぐる(2) 単 位 数
山田陽一(音楽研究室3)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
開講学期
2単位
後期
2回生以上
【授業目標】
ヨーロッパにおけるロマニ(ロマ/ジプシー)音楽文化のありかたを探る。
【授業概要】
西ヨーロッパのロマニ音楽の事例をとりあげ,映像資料を多用しながら,その音楽的・文化的特徴について論じるとともに,ロマニ音楽とワールド・ミュー
ジックとの関係についても言及する。
【授業内容】
1. スウィング・マヌーシュの成立過程
9.『僕のスウィング』(映画)
2. ジャンゴ・ラインハルトの音楽
10. ジプシー・キングスの音楽
3.
〃
11. フラメンコの成立過程
4.
〃
12.『ベンゴ』(映画)
5. スウィング・マヌーシュ(ビレリ・ラグレーン)
13.『パッション・フラメンカ』(TV ドキュメンタリー)
6.
〃(チャボロ・シュミット)
14.『ジプシー・キャラバン』(ドキュメンタリー映画)
7.
〃(ストーケロ・ローゼンバーグ)
15. 総括
8.
〃(アンジェロ・ドゥバレ)
【評価方法】
出席状況とレポートによる。
【履修上の注意】
積極的に授業に参加すること。
【教科書】
なし
【参考書等】
授業中に指示する。
★民族音楽学Ⅱ a とⅡ b は,どちらも履修することができる。
- 59 -
教 科 No.
6a069
民族音楽学Ⅰb
授業科目
担当教員
藤田隆則(日本伝統音楽研究センター)
履修条件
なし
履修学年・専攻等
単 位 数
2単位
開講学期
前期
2回生以上
【授業目標】
諸民族の音楽にふれて,文化の多様性をみる観点をいくつか獲得する
【授業概要】
「民族音楽」という種類の「音楽」があるのではない。「民族音楽学」という「ものの見方」
「考え方」が存在するだけなのだ。このことを理解してもらうために,この授業では,
アジア,アフリカ,アメリカ,ヨーロッパの諸民族の伝統音楽をとりあげ,その音楽テキストに実際に接しながら,様々な課題(まねすることも含む)に取り組むことにしたい。
音や音楽の周辺的なことがらに目をむけたり,音を発するプロセスに目をむけることによって,音楽についての見方を拡大することが,授業の目的である。
【授業内容】
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. 民族音楽学の視点-異文化に目をむける
9. 民族音楽学の視点-比較と対照
2. 民族音楽学の視点-自然に目をむける
10. 民族音楽学の視点-民族と民俗
3. 民族音楽学の視点-社会に目をむける
11. 民族音楽学の視点-哲学と歴史
4. 民族音楽学の視点-言語に目をむける
12. 民族音楽学の視点-詩学と美学
5. 民族音楽学の視点-思想に目をむける
13. 民族音楽学の視点-記述と説明
6. 民族音楽学の視点-経済に目をむける
14. 民族音楽学の視点-まとめ
7. 民族音楽学の視点-テクストとコンテクスト
15 民族音楽学の視点-予備
8. 民族音楽学の視点-観察から記録へ
【評価方法】
出席 2 割,レポート 8 割
【履修上の注意】
実際に手をうごかしたり,声をだしてみたりすることがあります。
【教科書】
なし
【参考書等】
★民族音楽学Ⅰ a とⅠ b は,どちらも履修することができる。
教 科 No. 6a070
民族音楽学Ⅱb
授業科目
(休講)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
今年度休講
- 60 -
単 位 数
2単位
開講学期
後期
全専攻2回生以上
6a071
教 科 No.
日本音楽史Ⅰ:日本音楽概要・古代の音楽芸能
授業科目
田鍬智志(日本伝統音楽研究センター)
担当教員
履修条件
単 位 数
2単位
開講学期
前期
2回生以上
履修学年・専攻等
なし
【授業目標】
日本音楽の歴史と音楽様式について学ぶ。
【授業概要】
本講義では,まず日本音楽各ジャンルの音階・リズム・記譜法などを俯瞰した上で,古代後期までに輸入・成立した音楽芸能のうち,雅楽と声明を中心
に学ぶ。
【授業内容】
9. 古代中世の仏教思想と音楽・芸能
2. 日本音楽の音階・リズム
10. 声明その 1:東大寺修二会(お水取り)の声明
3. 日本音楽の楽器
11. 声明その 2:各宗派の声明
4. 日本音楽の楽式と記譜法
12. 声明その 3:各宗派の声明 ( 続 )・講式
5. 雅楽その 1:楽器法と記譜法
13. 雅楽・声明の後世への影響・地方への伝播
6. 雅楽その 2:管絃・舞楽
14. 試験
7. 雅楽その 3:催馬楽・朗詠・国風歌舞
15. 予備
8. 雅楽その 4:雅楽のいまとむかし
【評価方法】
出席・レポート・学期末試験を総合的に評価する。日本伝統芸能のイベント・演奏会や祭礼法会の音楽・芸能の鑑賞・調査に基づくレポートを課す。
【履修上の注意】
さまざまな視聴覚資料鑑賞を通して日本音楽に対する理解を深める。また必要に応じて楽器試奏,歌唱等の実習も行う。
【教科書】
月溪恒子『日本音楽との出会い
日本音楽の歴史と理論』(2010 年
東京堂出版)
【参考書等】
なし
※備考
教 科 No.
★日本音楽史ⅠとⅡは,どちらも履修することができる。また,日本音楽史Ⅱとは内容が一部重複する。
6a072
日本音楽史Ⅱ:中世・近世の音楽芸能
授業科目
山田智恵子(日本伝統音楽研究センター)
担当教員
履修条件
履修学年・専攻等
なし
単 位 数
2単位
開講学期
後期
2回生以上
【授業目標】
日本音楽の歴史と理論を学ぶ(2)。
【授業概要】
中世成立の音楽芸能から近世成立の音楽芸能までを歴史的に扱う。中世成立の芸能としては,平家と能を,近世成立の音楽は室内楽(三曲)と劇場音楽
(歌舞伎と文楽)にわけて述べる。中世以降,日本では様々な語り物が発達したが,語り物とは何かについても論じる。→備考
【授業内容】
1. 中世成立の音楽その 1 平家の成立。語り物とは何か。
9. 近世成立の音楽その 5 劇場音楽:歌舞伎の成立。
2. 中世成立の音楽その 2 平家の音楽。
10. 近世成立の音楽その 6 劇場音楽:歌舞伎の音の記号。
3. 中世成立の音楽その 3 能の成立。祭りとしての「翁」。
11. 近世成立の音楽その 7 劇場音楽:人形浄瑠璃の成立。
4. 中世成立の音楽その 4 能の音楽。
12. 近世成立の音楽その 8 劇場音楽:人形浄瑠璃文楽の表現。
5. 近世成立の音楽その 1 三味線の伝来とキリシタン音楽
13. 近代・現代の音楽 西洋音楽の受容と日本音楽への影響
6. 近世成立の音楽その 2 室内楽:地歌。
14. まとめ
7. 近世成立の音楽その 3 室内楽:箏曲。
15. 試験
8. 近世成立の音楽その 4 室内楽:尺八楽。
【評価方法】
出席 25・レポート 25・学期末試験 50 パーセント
【履修上の注意】
視聴覚資料を多用するので出席重視。生で日本伝統芸能を鑑賞し,レポートを作成する課題を義務づける。
【教科書】
月溪恒子『日本音楽との出会い
日本音楽の歴史と理論』(2010 年
東京堂出版)
【参考書等】
なし(授業中に関連参考書を指示します)
※備考 また,能・歌舞伎・文楽はそれぞれ,音楽と文学・演劇。美術などがむすびついた総合芸術であることを理解できるようにする。
日本音楽史Ⅰを履修していることが望ましい。
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必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
1. 日本音楽概観
教 科 No. 6a073
音楽生理学
授業科目
(休講)
担当教員
履修条件
単 位 数
2単位
開講学期 前期または後期
履修学年・専攻等
なし
1回生以上
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
今年度休講
教 科 No. 6a074
ピアノ演奏法特殊講義a
授業科目
(休講)
担当教員
履修条件
単 位 数 a,b,c 合わせて2単位
開講学期 前期または後期
履修学年・専攻等
なし
今年度休講
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ピアノ専攻1回生以上
教 科 No. 6a075
ピアノ演奏法特殊講義b
授業科目
(休講)
担当教員
履修条件
単 位 数 a,b,c 合わせて2単位
開講学期 前期または後期
履修学年・専攻等
なし
ピアノ専攻1回生以上
必修科目群 選
\ 択科目a群 自
\ 由科目群
今年度休講
教 科 No. 6a076
ピアノ演奏法特殊講義c
授業科目
(休講)
担当教員
履修条件
単 位 数 a,b,c 合わせて2単位
開講学期 前期または後期
履修学年・専攻等
なし
今年度休講
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ピアノ専攻1回生以上