多古町青少年健全育成パイロット事業とは…

最近、新聞やテレビのニュースを見ると、下校途中での児童の連れ去り・殺人などの悲惨な事件が報道されていま
す。多古町においても不審者に声をかけられたり、追いかけられたりする事件が発生しています。幸い大きな被害に
は至ってはいませんが、いつ大きな事件になるかわからないという不安が常にあります。
教育委員会では、多古町青少年健全育成パイロット事業と連携し、町内の各種団体や町民のみなさんのご協力をい
ただきながら不審者対策などに取り組んでいます。児童生徒の下校時刻に合わせた防災行政無線の放送により、子ど
もたちの見守りについて、広く町民のみなさんにご協力をお願いしてるのも対策の一つです。例えば、散歩に出かけ
る場合は下校時刻に合わせていただいたり、仕事で車を運転しているときに子どもを見かけたら周囲に不審者がいな
いか目を配っていただいたり…。みなさんの日常生活の中での可能な方法で、少しでも注意を傾けていただくことが、
子どもたちを守る大きな力となるのです。
『多古の子
町の子
みんなの子』をスローガンに、今後もさらに協力団体・協力者の輪を広げ、町民全員で子ども
たちを守り育てていきたいと考えています。ご理解とご協力をお願いします。
こんなことに、ご協力いただいています!
各地域や団体の方々に、様々な形で子どもたちの安全確保の活動をしていただいています。
○パトロール
外回りの業務中や地域パトロール隊の活動として、通学路を自動車や自転車、徒歩などで見回る。
○見守り
児童生徒の登下校時刻に、散歩の時間を合わせたり、自宅の前や近所の通学路に立ったりして、あいさつなどの声かけや
見守りを行う。
○広報啓発活動
地域住民への活動内容の周知や、活動への協力依頼などを行う。
こんなときは、ご連絡ください!
○登下校途中に児童生徒が不審者の被害に遭ったとき、または遭いそうになっているとき
○不審者や不審車両を見かけたとき、またはそのような情報を得たとき
○児童生徒が生徒指導上の問題行動をしているとき(タバコ・いじめ・危険行為など)
こんな状況を見かけたら・・・
■連絡内容■ 次の要領でご連絡ください。
①あなたのお名前・連絡先
②いつ(日時)
③どこで(場所)
下校時の見守り活動
(坂地区)
④どのような(状況)
不審者などを見かけた(聞いた)のか?
■連 絡 先■ 次のいずれかにご連絡ください。
○警
○各
学
察
多古幹部交番 1(76)2128
校
常磐小 1(76)9515、久賀小 1(75)1155、第一小 1(76)2752、第二小 1(75)1033
第三小 1(76)2533、中村小 1(76)2456、多古中 1(76)5261、多古高 1(76)2557
○教育委員会
学校教育課 1(76)5411
多古町青少年健全育成パイロット事業とは…
多古町青少年健全育成パイロット事業は、多古町の青少年の健全な育成のための諸事業を行うことを目的としています。この事業
に参加しているのは、多古幹部交番・教育委員会・小中高等学校・小中高等学校PTA・多古町役場・青子の会・保護司会・家庭教
育指導員・主任児童委員・子ども防犯指導員及びパイロット事業協力者の方々などです。また「さわやかおはようタイム(交通安全指
導及び挨拶運動)」の協力者も構成員としています。
毎週金曜日の夕方から夜にかけて2回の警察官と一緒の町内パトロール、毎週月曜日のさわやかおはようタイム、その他青少年の
健全育成のための諸事業や今回の児童生徒の登下校の安全確保への協力者体制を整える事業などを行っています。
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広報
2006.3
国民健康保険は、私たちが安心して医療を受けるための、とても大切な制度です。お医者さんの
窓口で私たちが支払っているのは医療費の一部で、残りは国保財政が負担しています。
多古町に暮らす約17,300人の方のうち、およそ52%の9,100人が国保加入者。その医療費は、イ
ンフルエンザの流行などにより多少の増減はあるものの、徐々にではありますが確実に上昇してい
ます。このまま医療費が増え続けると、国保財政が圧迫され、国保税の引き上げを招く恐れも…。
では、医療費を抑えるため、私たちにできるのは一体どんなことでしょうか?
表1 多古町の国保加入者と医療費の推移
H12年度
国保加入者数(人)
H13年度
H14年度
H15年度
H16年度
H17年度
8,973
9,096
9,178
9,184
9,152
9,083
一人当たり医療費(円)
255,237
269,703
257,151
274,797
268,782
284,454
退職者等
291,313
320,860
292,720
303,143
326,284
288,942
老人保健
523,325
545,624
538,595
553,028
538,384
567,182
一般その他
158,990
164,634
147,596
169,963
168,166
189,191
注1)
国保加入者数は各年度の平均値で、
平成17年度については4月〜12月までの平均値。
注2)
平成17年度の一人当たり医療費は、12月までの実績から予測した見込み額。
なぜ医療費は高くなっているの?
医療費増加の背景には、高齢化社会の進展や生活習慣病の増加があるといわれます。また現在、医療技術の向上には目
を見張るものがあり、これまで治療が難しかった病気も治すことができるようになりましたが、その一方で、これら高度
医療にかかる費用も高額になってきています。
表2を見ると確かに、多古町でも高血圧性疾患や糖尿病など、生活習慣病の代表的な病名が目立ちます。悪性新生物(が
ん)も喫煙や飲酒、ストレスなどから起こる生活習慣病と考えられます。生活習慣病は様々な合併症を引き起こしたり、
重大疾病の基因となったりして、医療費増加の大きな要因となっているのです。
表2 多古町の疾病分類別医療費の状況
左の各主要病類における上位3位の疾病
順位
主要病類名
%
1位
疾病名
2位
%
1位
循環器系
24.2
高血圧性疾患
11.3
2位
消化器系
13.6
う蝕(虫歯)
7.4
12.6
疾病名
3位
%
疾病名
%
その他の心疾患
5.4
脳梗塞
3.6
その他の消化器系の疾患
1.9
胃潰瘍及び十二指腸潰瘍
1.8
3位
新生物
その他の悪性新生物(がん)
3.1
胃の悪性新生物
(がん)
2.3
良性新生物及びその他の新生物
1.9
4位
尿路性器系
7.7
腎不全
6.0
糸球体疾患及び腎尿細管間質性疾患
0.4
その他の尿路系の疾患
0.4
5位
内分泌
6.8
糖尿病
4.7
その他の内分泌、栄養及び代謝疾患
1.6
甲状腺障害
0.5
注1)
国保加入者の平成17年8月分の医療点数データより、上位を占める疾病を抽出。
注2)
%欄の数値は、
総医療点数に対する割合。
総医療点数は18,703,014点
(医療点数1点は金額で10円に相当)
。
私たちにできることは?
まずは、お医者さんへのかかり方を見直してみましょう。一つの症状でいくつもの医療機関にかかっていませんか?病院
を変えるたびに初診料を支払い、同じような検査や処置が行われるので費用もかかりますし、何よりも投薬や注射などを繰
り返すことでの体への負担や副作用が心配です。病気や薬について相談や質問のしやすい「かかりつけ医(主治医)」を持ち、
自分の病歴や体質を把握してもらい、信頼をおいてその指示に従いましょう。
また、病気を早期に発見することも大切です。重症化する前に適切な治療を受けることが可能となり、医療費の増加を抑
えることができます。積極的に住民健診や人間ドックなどを受けるようにしましょう。
そして、一番重要なこと。それは、私たちが健康でいることです。病気になってからではなく、ならないための予防対策
がポイント。生活習慣病は悪い生活習慣を変えることで予防することができるのです。正しい食生活、適度な運動などに取
り組んで、健康づくりに励みましょう。
人間ドックを受けてみませんか?
町では、一定の条件を満たしている国保加入者を対象に、人間ドックの
費用の70%(最高7万円)を助成しています。
※詳しくは、多古町役場住民課国保年金係までお問い合わせください。
1(76)5405
広報
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