Untitled - 愛媛県立とべ動物園

■目次───────────────────
ZOO Diary グラフ・・・・・・・・・・・ 3
飼育レポート・・・・・・・・・・・・・・・
5
中四国ブロック研究会・・・・・・・・・・・
9
とべとべCOMIC・・・・・・・・・・・・10
生き物情報局・・・・・・・・・・・・・・・12
動物病院から・・・・・・・・・・・・・・・14
From Staff ・・・・・・・・・・・・・・・16
読者投稿用紙・・・・・・・・・・・・・・・17
どうぶつなぞなぞクイズ・・・・・・・・・・19
────────────────────────
■ アフリカゾウ
African elephant
Loxodonta africana africana
アフリカゾウは、世界最大の陸上動物で、
体重がオスでは約 7 トン、メスで約 4 トン
になります。主にアフリカのサバンナや森林
に生息しています。野生ではメスや仔は 3~
6 頭の群れで生活することが多く、オスは基
本的には単独行動です。写真は母親リカと 3
歳になるお姉ちゃんの媛(左)、そして昨年 3
月に生れた弟の砥夢(とむ、右)です。
(文:北本圭一 写真:三橋英二)
今年も愛情いっぱい
手作りケーキをパクリ!
新年からたくさんのお客さんで
にぎわいました。
皆で飾りつけたケーキを親子でパクリ!
特製ケーキをあっという間に倒してパクリ!
媛ちゃんの鼻の長さと
大五郎の体重をはかりました。
1 1 月 17 日 中 学 生 職 場 体 験
1月
7日中学生職場体験
(20名)
(15名)
・
第 1.3 土 曜 日「 近 く で み る と で っ か い ゾ ウ 」
・
第 2.4 土 曜 日 「 と ら ン チ タ イ ム 」
・
毎土曜日「ポニーの乗馬体験」
・
第 1 日 曜 日 「COME ON スネークハウス!」
・
第 1 日 曜 日 「キーパースポットガイド」
・
第 3 日曜日「愛媛動物友の会例会」
・
第 3 日 曜 日 ( 偶 数 月 )「 ル ト ラ ー の 学 校 」
・
第 4 日曜日「絵本の読み聞かせ」
・
第 4 日曜日「サル山クラブ」
・
毎日曜日「キリンの瞳に大接近」
・
毎土日曜日、祝日「ハリーにタッチ」
・
毎土日曜日、祝日「ウサギ、モルモットの
スキンシップ」
12 月 28 日 ボ ウ シ テ ナ ガ ザ ル ( ♂ 1 )
1 月16 日アフリカタテガミヤマアラシ
群馬県で無許可で飼育されていた個体
( ♀ 1)
が愛媛県に寄贈されました。若いオス
広島市安佐動物公園からやってきたク
なので今後の繁殖に乞うご期待!
ーロです。オスのガチャピンと仲良く
名前はアッチャンです。
してくれるといいな。
1 1 月 1 0 日 ア イ ガ モ ( ♂ 1)
1月
7 日 マ ン ト ヒ ヒ ( ♂ 1)
1 1 月 1 2 日 セ キ セ イ イ ン コ ( ♀ 1)
1 1 月 1 8 日 コ ブ ウ シ ( ♀ 1)
イタズラっ子のタズ
ラ君。
干支送りなどで活躍し
腎不全のため亡くな
たミカコさん。
りました。
→
2 2 歳 、老 衰 の た め 亡 く
なりました。
1月
→
8 日 パ ラ グ ア イ カ イ マ ン ( ♀ 1)
1月10日モモイロペリカン(♀1)
12月
6日マガモ(♀1)
1月21日ジャガー(♂1)
12月12日ヤクシマヤギ(♀1)
1月
5日ヤクシマヤギ(♀1)
昨年の敬老イベント
の主役だったデバン
くん。
←たくさんの子ども
を残してくれたミカ
ンさん。
老衰のため亡くなり
ました。
→
1月14日ニホンザル(♀1)
循環不全のため亡く
なりました。
←当園のサル山で最
年長だったヤエさん。
1月
7日ヤクシマヤギ(♀1)
たくさんの子どもを
残してくれました。
1月25日マーラ(♂1)
飼育レポート
橋 総 合 動 植 物 園 か ら 搬 入 さ れ て 以 来 、こ の 2 頭
☆はじめに
マンドリルは霊長目オナガザル科マンドリル
属に分類され、ガボン、カメルーンなどの熱帯
雨林の林床に生息しています。体毛は褐色や灰
色で、腹面の体毛は白色です。成獣の顔は赤い
鼻、青い頬、黄色い髭という特徴的な配色で、
このような派手な色彩は、昼間でも暗い熱帯雨
林のなかで仲間を見分けるのに役立つと考えら
れています。今回、マンドリルの人工哺育を行
ったので報告します。
の 間 に 2001 年 4 月 4 日 、2002 年 4 月 4 日 、2003
年 5 月 25 日 、 2005 年 6 月 22 日 の 4 度 の 出 産
がありましたが、1 産目を除いて他は死亡して
います。その原因にトヨの育児に関しての問題
点があります。子育てをする気はあり、仔をし
っかり抱いてはいるのですが、ある日突然仔に
攻撃をするようになるのです。普段は若干癇癪
持ちなところもありますが、ブガとの関係は良
好です。トヨは、幼少期に母親に次の仔ができ
突き放され骨折をしたことがあり、これが原因
であるとは言い切れないものの、子育てに関し
☆飼育管理状況
とべ動物園では、モンキータウン内ヒヒ比較
て精神的な問題を抱えているようです。1 産目
舎にてオス 2 頭、メス 1 頭のマンドリルを飼育
の個体は現在も健在ですが、同じく生後すぐに
展示しています。
トヨから攻撃を受け、急遽人工哺育に切り替え
人工哺育で使用した人工乳は、和光堂レーベ
命をとりとめました。今回、最終交尾を確認か
ンスミルク「はいはい」でエスビラック哺乳器
ら約 6 カ月後の 7 月~8 月に出産すると思われ
とピジョン哺乳器を使用しました。保育器は
ました。今後のトヨの育児のためにもあえて初
0.23 ㎡ 、高 さ 0.35m 、ケ ー ジ は 動 き が 安 定 す る
めから仔を取り上げることはせず、トヨと仔の
ま で は 0.0936 ㎡ 、 高 さ 0.29m 、 そ の 後 は 0.34
様子を見ながら危険な状況に至る可能性が考え
㎡ 、 高 さ 0.59m、 ナ ー ス ル ー ム は 3.45 ㎡ 、 高
られた場合に人工哺育に切り替えるという予定
さ 2.9m の ス ペ ー ス で 管 理 し ま し た 。
でいました。産後、キーパーの存在をストレス
に感じないように、また、仔を取り上げること
になった場合でも過度の警戒をしないように、
出産までトヨとのコミュニケーションを多くと
り ま し た 。2009 年 7 月 10 日 朝 に 出 産 を 確 認 し 、
仔は通常より小さめでしたが、しっかり抱いて
▲動きが安定するまでのケージ
▲安定後のケージ
いたのであまり刺激を与えないようにしました。
し か し 、翌 日 11 日 、仔 の 鳴 き 声 が 頻 繁 に あ り 、
☆飼育管理状況
またトヨが仔を少し離して床に置くような行動
1997 年 6 月 17 日 に オ ス の ブ ガ ( 1993.9.19
がみられました。次第に仔が衰弱していき、抱
生 )が イ ギ リ ス の Ravensden ZOO か ら 、1998
きつく力もなくなってきていたので、人工哺育
年 5 月 23 日 に メ ス の ト ヨ( 1995.6.15 生 )が 豊
に切り替えました。
☆人工哺育
れ出ていました。動きは活発で問題なく、体温
取り上げた時、体温は測定不能で全身真っ青
も 約 37℃ を 保 っ て い ま し た が 、こ の 日 初 め て 体
だったので、温浴で体温を上昇させました。顔
重の減少がみられたため、湯たんぽとペット用
色 も 良 く な り 、 体 温 は 37℃ ま で 上 が り ま し た 。
ヒーターも入れ保温を行いました。ミルクも飲
右手首の腫れがみられたのでレントゲン撮影を
みすぎる傾向があったため、消化不良による下
行ったところ骨に異常はみられませんでした。
痢 を 起 こ さ な い た め に 1 回 の 飲 量 は 40 ㏄ ま で
に抑えました。また、下痢による脱水症状にな
ら な い よ う ミ ル ク の 合 間 に 20% ブ ド ウ 糖 液 を
お湯で薄めたものを少し与えたところ、翌日に
は軟便~良便になり体重も増加しました。
行 動 範 囲 や パ タ ー ン が 広 が っ て き た た め 、17
日齢からは大きいサイズのペットケージに移し
ま し た 。19 日 齢 に は 、乳 首 を ヒ ト 用 に 替 え た と
ころすぐに慣れよく飲みました。便の状態も安
▲取り上げ後の温浴(右手首の腫れあり)
定してきたので、体重増加を図るためにミルク
仔 を 32℃ 設 定 の 保 育 器 に 入 れ 規 定 濃 度 の ミ ル
の 濃 度 を 規 定 濃 度 に 戻 し ま し た 。31 日 齢 に 鏡 を
ク を 与 え よ う と し ま し た が 嫌 が っ た た め 、20%
見せると、かなり興味を示しすぐに寄っていき
ブドウ糖液を与えたところ 6 ㏄程飲みました。
反応をみせました。この頃から日光浴のために
その後、2 時間おきにミルクを与えたところ乳
屋外に出し、お客さんとのスキンシップを初め
首 に 吸 い つ く よ う に な り 、10~ 20 ㏄ を 飲 む よ う
は 10~ 30 分 程 度 か ら 徐 々 に 時 間 を 増 や し て い
に な り ま し た ( 表 1 、図 1 )。 3 日 齢 に は 右 手 首
き ま し た 。37 日 齢 で 初 め て パ ン を 口 に さ せ た と
の腫れも引いて問題なく使用し、4 日齢には少
ころ、咀嚼後出していましたが、二日後にはパ
し自力で座れるようになりました。便の量が増
ン、小松菜を手で持って食べることができるよ
え胎便からミルク便に変わってきましたが、下
う に な り ま し た 。43 日 齢 で は 、リ ン ゴ を 食 べ る
痢 が み ら れ た の で ミ ル ク 粉 末 の 量 を 2/3 程 度 に
ようになり、ナシは特に好んでいてしぼり汁を
減らし薄めのミルクを与えたところ、翌日には
飲 ま せ る と 一 気 に 飲 み ま し た 。 50 日 齢 か ら は 、
便の状態は回復しました。6 日齢からは急に動
ケージにすった人参やリンゴを入れておくとよ
きがしっかりし始め、四つん這いの状態から前
く 食 べ る よ う に な り 、そ の 後 、バ ナ ナ や ブ ド ウ 、
進 す る こ と も で き る よ う に な り ま し た 。10 日 齢
ムシイモなども食べ、採食量が増えていったた
でつかまり立ちができるようになりました。ま
め、それに合わせてミルクの回数も 5 回から 4
た、その頃から下痢の頻度が増えてきたので、
回へと減らしていきましたが、体重の大きな減
腹部の保温のために腹巻をしました。
少も見られませんでした。
か な り 動 き が 大 き く な っ た た め 、68 日 齢 に 日
中のナースルームでの管理を開始しました。そ
の際、ナースルームのシャッターは閉めたまま
にし、これまで使用していたケージも一緒に入
れいつでも入れるようにしました。当日は警戒
し、餌は食べずミルクの飲量も減りました。2
▲ 10 日 齢 : つ か ま り 立 ち
▲腹巻
12 日 齢 で は 下 痢 が ひ ど く 腸 内 の 粘 膜 も 剥 が
日目にシャッターを開けると、ケージの中に入
って出てこず、ミルクもほとんど飲まない状態
でしたが、3 日目 4 日目にはだいぶ慣れ、遊木
に 登 る よ う に な り ま し た 。20g 程 体 重 の 減 少 は
ありましたが、慣れると同時にすぐに戻りまし
た。行動範囲が広がると採食量も増え、餌を完
食 す る よ う に な り ま し た 。88 日 齢 に は 、気 温 の
低下によるものか軟便が増えたのでナースルー
ム の 床 暖( 40℃ 設 定 )の 使 用 を 開 始 し 、96 日 齢
時 に 遠 赤 の 使 用 も 開 始 し ま し た 。室 内 は 27℃ ま
表1
日齢
1
2
3~10
11~32
33~57
58~73
74~91
92~95
96
97
98~107
108~
で上がり、十分な暖をとることができました。
3500
100 日 齢 か ら 夜 間 も ナ ー ス ル ー ム で の 管 理 に
3000
す る た め の 準 備 と し て 、92 日 齢 か ら 日 中 の 哺 乳
2500
量を制限し夜間の哺乳時間を徐々に早めていき、
2000
100 日 齢 時 ま で に 朝 と 17 時 の 2 回 に 調 整 し ま
1500
した。終日ナースルームでの管理になってから
回数
4
9
8
6
5
4
3
3
3
3
2
2
哺乳時間割
時 刻
15,19,21,23
1:30,3:30,6,8,10,12,15,18,21
0,3,6,9,12,15,18,21
2,6,10,14,18,22
0,6,10,14,19
0,6,12,19
6,14,22
6,14,20
8,13,18
8,17:30,20
7:30,17
7:30,15
ミルク量(cc)
体重(g)
1000
500
も特に精神的な落ち込みはなく、哺乳の回数の
減少にも関わらず一度の飲量が増えたため、総
0
1 11 21 31 41 51 61 71 81 91 101 111 121 131 141 151 161 171 181 191 201
日齢
量はほぼ変わらず体重の減少も見られませんで
した。徐々に気温が低下する時期でしたが、冬
図1.体重とミルク飲量の変化
に向けて抵抗力をつけるためにもなるべく日中
は屋外での自由運動時間を多くとりました。
こ れ ま で 餌 の 時 間 は 朝 と 17 時 の 哺 乳 後 で し
たが、哺乳後すぐに部屋内が暗くなり、また哺
乳の満腹感から寝てしまい翌朝餌の残が目立っ
て き た た め 、 108 日 齢 か ら は 哺 乳 時 間 と 餌 の 時
間 を 15 時 に 早 め た と こ ろ 、 残 も 次 第 に 減 っ て
▲31 日 齢
▲ 61 日 齢
▲ 80 日 齢
▲ 106 日 齢
きました。この頃から一度のミルクの飲量が哺
乳 瓶 の 最 大 量 240 ㏄ を 一 気 に 飲 み 干 す よ う に な
りましたが、体格との割合や採食量の増加を図
るため、またこれからの離乳へ向けてこれを限
度量としました。すっかりナースルームでの管
理 に 慣 れ 力 も か な り つ い て き た の で 、 163 日 齢
には室内に入れていたケージを撤去しましたが、
怯 え る 様 子 は 見 ら れ ま せ ん で し た 。 172 日 齢 か
ら 、 15 時 の 哺 乳 量 を だ い た い 1~ 2 週 間 間 隔 で
200 ㏄ 、 160 ㏄ 、 120 ㏄ と 減 ら し て い き 、 195
日 齢 で は 100 ㏄ 、 203 日 齢 に は 60 ㏄ 、 211 日
齢 に 朝 1 回 の 哺 乳 に 調 整 し ま し た 。ま た 、お 客
さ ん へ 危 害 を 与 え る 危 険 性 が 出 て き た た め 184
日齢からスキンシップを中止し、ケージ内での
日光浴に切り替えました。
▲ 164 日 齢
▲ 197 日 齢
☆おわりに
今 回 は 、ブ ガ と ト ヨ の 最 終 交 尾 日 が 確 認 で き
みられたもののその後は特に大きな問題もなく
たので、だいたいの出産予定日が予想でき、出
順調に成育中であり、他の種に比べヒヒの類は
産後の方針を決めることや準備をするにあたっ
頑丈で成長が早いと思われます。これまでの人
て余裕を持てることにつながったと思います。
工 哺 育 記 録 よ り 、10 日 齢 あ た り に 母 子 移 行 の 免
今回の人工哺育に至る大きな原因は、仔自身が
疫が切れる頃なのか、一度体調の変化が起こる
未熟児ぎみでそれに加えて衰弱が起こったこと
ということも念頭にあったため、今回も数日下
でしたが、これまでの出産や育児を踏まえてみ
痢などがみられましたがそれほど動じることは
ると仔が大きな問題を抱えていなければトヨに
ありませんでした。しかし、夏場であったので
任せることも十分可能であったでしょう。4 産
保温においては必要性を考えておらず、設置が
すべて育児期間はバラバラですが、本人は育て
遅れてしまったことは下痢の引き金になった可
ようとする意志を持っており、トヨの将来的な
能 性 が あ り ま す 。 以 前 の 人 工 個 体 よ り 200g 程
子育てについて考えると安易に人工哺育を選択
体重が軽く未熟な状態で生まれたようなので、
するよりは、最終的な手段として考えるのもよ
しっかりとした保温は準備しておかなければな
いかもしれません。また、個体の雰囲気の変化
らなりませんでした。
を敏感に察知し、取り上げることになった場合
今回、以前の人工哺育記録を参考に進めてい
にはタイミングを外さないことが重要だと思い
きましたが、かなりの個体差があり臨機応変な
ます。まずは、個体の精神状態や身体の健康状
対応が必要であると痛感しました。体重とミル
態のケアを普段から行い、出産後のストレスを
クの飲量の割合はかなり違っていたのです。ま
減らす工夫が必要でしょう。
た 、歯 の 生 え 具 合 、動 き の 安 定 時 期 、離 乳 時 期 、
そこで今回、極力飼育者と個体のコミュニケ
性格などさまざまな違いはあり、個体に合った
ーションを行い警戒心を最小限に抑えるように
管理をしていかなければなりません。今回は、
しました。また、人工哺育へ切り替える必要が
哺乳に関しては比較的ゆっくりとしたスタンス
出た場合のために獣医に対して過度に警戒を起
で離乳を迎える準備を行っています。冬をまた
こ し 、そ れ が 原 因 で 仔 に 危 害 が 及 ば な い よ う に 、
いでいるのでしっかりと体重増加をはかり、体
獣医との接触をとるように心掛けましたが、妊
力をつけさせることにしています。完全な離乳
娠末期から始めたのであまり時間はとれません
時期については、気温が上昇して過ごしやすく
でした。もちろんトヨだけにかかわらずブガと
なる頃を目途に考えています。それまで、パド
の関係も良好でなければなりません。前回、仔
ックや寝室への馴致を行い、春にはヒヒ比較舎
への攻撃要因ははっきりしていませんが、仔に
での管理ができるようにしたいと思っています。
攻撃を加えるトヨへブガが攻撃を行い、そのは
マンドリルの寝室は予備室があるのでしばらく
け口としてトヨはさらに仔へ攻撃を行っていま
はそこでの管理を行い、当面はブガ、トヨとの
した。普段は全くトヨへの攻撃を行わないブガ
お見合いを行っていくことになります。
がこのような行動を見せたことは予想もつかな
今後は、まずトヨ、ブガ両個体の精神的身体
いことでした。仔の存在が普段の個体の様子を
的ケアを行い自然哺育の成功を目標に努めたい
変えることもあるので、様々なパターンを想定
と思います。
しておかなければなりません。一番は、自然哺
育の失敗原因を追及する必要があります。
人工哺育においては、取り上げ当初は衰弱が
中国四国ブロック動物園技術者研究会
施設見学では先日発表報告のあったペンギン
舎のバックヤードや手作りパネルの掲示を見学
に参加して
飼育第三係長
中西
一則
しました。その他にもペンギンのスポットガイ
ドを実演して頂き大変参考になりました。これ
平 成 22 年 2 月 2 日 ~ 3 日 の 2 日 間 、 平 成 21
は紙芝居を使用したガイドでとても分かりやす
年度中四国ブロック動物園技術者研究会が広島
く、お話後に実際にペンギンの行動を見て理解
県 福 山 市 で 開 催 さ れ ま し た 。参 加 者 は 9 園 館 26
してもらえる内容でした。実は昨夜の情報交換
名でした。
会(懇親会)の際に、教育普及活動の話が持ち
一日目は福山市市民参画センターで、当園か
上がり、その中での紙芝居の話題の時に「明日
らの 2 題の研究発表を含む計 8 題の研究発表と
見せてもらえませんか?」とお願いしていたの
意見交換がありました。二日目はふくやま美術
ですが、快く引き受けて下さり、本当にありが
館と福山市立動物園の施設を見学しました。
とうございました。
研究発表では、企画展示と効果、動物飼育、
その他には、私が他園に行った際に必ず見学
行動観察と手法、動物園と地域の連携など多様
?する所があります。その場所がガイドコース
な発表が報告されました。動物飼育分野では、
に含まれることはありませんが、とても奇麗に
アミメキリンの繁殖の際、生後 9 日まで仔の起
整理清掃されていました。そう、答えはトイレ
立が認められなかったケースでも、人工哺育で
です。スタッフの方々がお客様や動物園を大切
なく哺育介助することにより、自ら起立するま
に思い、細かいところにも気を配っておられる
でになり自然哺育が可能になったことの報告が
のだなと感じました。
ありました。また、フンボルトペンギンの冬期
二日間の出張を終え、飼育技術の向上、来園
繁殖の際には、巣穴の衛生面を考えて巣材を使
者へのサービス、地域との連携などの必要性を
用せず、スノコ、ペット用ヒーター、人工芝、
確認したとともに、動物園水族館の連携の必要
木枠を組み合わせることで、巣穴を清潔に保ち
性を再認識した出張でした。
つつ保温効果も兼ねて繁殖させていること。動
物園と地域の連携では、地元商工会との連携に
よる手作りパネル掲示事業の報告がありました。
小中学生が動物についての絵や説明文を考え、
動物園が文の校正やアドバイスをし、商工会が
看板を作り、それを各々の動物の前に掲示して
いるとのこと。一つのものを共同で作ることに
より、より動物園に親しみを持ってもらいなが
ら、地域との一体感を高めていきたいとの報告
でした。
二日目はふくやま美術館を見学後、福山市立
動物園へ移動し施設見学をしました。
保 護 棟・・・動 物 園 で リ ハ ビ リ な ど 隔 離 を し な け れ ば な ら な い 動 物 や 県 内 で 保 護 さ れ た 傷 病
鳥 獣 な ど を 飼 育 管 理 す る 場 所 で す 。動 物 病 院 の 隣 に 位 置 す る た め 普 段 一 般 の 方 は ご 覧 に な る
ことができません。
ペンギンは陸の上では短い肢でよちよち歩きますが、水中では空を飛ぶように泳ぎます。危険
を感じたペンギン達は、素早く逃げられる水の中へ思わず入っちゃったのかな?
りますが、生物や生態系に対する包括的な枠組
み と し て 、1992 年 ブ ラ ジ ル の リ オ デ ジ ャ ネ イ ロ
で 開 催 さ れ た 国 連 環 境 開 発 会 議( 地 球 サ ミ ッ ト )
において、
「 生 物 多 様 性 条 約 」が 採 択 さ れ た の で
今年は国際生物多様性年!!
○生物多様性とは?
地 球 が 生 ま れ て 約 40 億 年 と い う 膨 大 な 時 間
す。
「 生 物 多 様 性 条 約 」の 締 約 国 は 190 カ 国 以 上
に 及 び 、今 年 は そ の 第 10 回 の 会 議( C O P 10)
が 10 月 に 名 古 屋 で 開 か れ る こ と に な っ て い ま
の中で、海や川、林や森などの様々な環境に数
す 。さ ら に 今 年 は 国 連 が 定 め た「 国 際 多 様 性 年 」
多くの生き物が暮らしています。その数はまだ
でもあります。会議が実りあるものとなるよう
知 ら れ て い な い 生 き 物 を 含 め る と 、3000 万 種 に
に、日本各地で関連のイベントや会議が行われ
も及ぶと考えられています。これらの生き物が
ているのです。
つ な が り あ っ て 生 き て い る こ と を「 生 物 多 様 性 」
といいます。
今年は生物多様性の話題がテレビ、ラジオ・
新聞・インターネットからたくさんあふれてく
る と 思 い ま す 。み な さ ん も 関 心 を も っ て 、
「生物
簡単にまとめると以下の 3 つに分けられます
多様性」について考え、行動する年にしてくだ
①「種の多様性」=いろいろな生き物がいる
さいね!
こと
②「生態系の多様性」=さまざまな環境があ
りそこに多様な生態系があること
● ワ シ ン ト ン 条 約( 絶 滅 の お そ れ の あ る 野 生
動 植 物 の 種 の 国 際 取 引 に 関 す る 条 約 ):
③「遺伝子の多様性」=それぞれの種のなか
1973 年 、 ア メ リ カ の ワ シ ン ト ン で 、 絶 滅
でも個体差・いろいろな個性があること
の恐れのある野生動植物を国同士が輸出
入する時のルールを設けたもの。
○生物多様性のおくりもの
● ラ ム サ ー ル 条 約( 特 に 水 鳥 の 生 息 地 と し て
私たち人間も地球に生きている生物の一つと
国 際 的 に 重 要 な 湿 地 に 関 す る 条 約 ): 湿 地
して、世界中のすべての人々が食料や衣服,住
の 保 全 に 関 す る 条 約 で 、水 鳥 を 食 物 連 鎖 の
居、医療、文化や芸術、教育、経済にいたるま
頂点とする湿地の生態系を守る目的で制
で「生物多様性の恵み」のうえに成り立ってい
定 さ れ た 。こ の 条 約 が 作 成 さ れ た 地 は イ ラ
ます。
ンのラムサールである。
これらの恩恵は世界中のすべての人が平等に
受けなくてはなりませんが、現実にはそうでは
ありません。また人間の活動によって引き起こ
○ 日 本 の 里 地 ・里 山
される、気候変動、環境破壊や汚染、資源の過
日本人は昔から集落近くの雑木林を中心に、
剰なまでの利用や外来生物の持込などで「
、生物
水田を作り、燃料となる薪を集め、食料となる
多様性」が重大な危機に陥っています。この状
山菜や獣をとりながら、自然と共生した生活を
況 は 特 に 20 世 紀 に な っ て 顕 著 に な っ た と も 言
送ってきました。これは、人間が生態系のなか
われています。
に入り込んで、うまく資源が循環する仕組みを
野生生物の保護を目的とした国際条約は「
、ワ
作 り 上 げ て き た も の で す 。そ う い っ た 場 所 を「 里
シントン条約」や「ラムサール条約」などがあ
地 ・里 山 」よ ん で お り 、実 に た く さ ん の 生 き 物 が
生息していることもわかってきました。このよ
現地案内の様子
うな日本人と自然が共生する知恵を生態系の保
全に生かしていこうという考え方があるのです。
○ 里 ナ ビ 研 修 会 in 愛 媛
この研修会は、里地里山の魅力を生かす活用
方法について考えようという研修会です。環境
省自然環境局が主催し全国で開かれているもの
で す 。テ ー マ は 各 地 域 の 実 情 に 合 わ せ 多 彩 で す 。
今 回 、西 予 市 で 開 催 さ れ た 研 修 会 は 、
「コウノ
人工巣塔
トリと共に暮らす郷づくりをめざして」という
テーマでした(御存知の方も多いとも思います
が、西予市はコウノトリやナベヅルが定期的に
飛来するところです。特に昨秋から冬にかけて
は コ ウ ノ ト リ 4 羽 が 飛 来 し て い た そ う で す 。)。
まず里地ネットワークの竹田純一さんよりこ
の研修会の趣旨説明がありました。その後、石
最 後 に 、コ ウ ノ ト リ 郷 公 園 の 大 迫 義 人 さ ん が 、
鎚ふれあいの里の山本貴仁さんが「愛媛の里地
「コウノトリの定着する里地里山と人との共
における鳥類の生息状況」について事例報告を
生」と題して講演をされました(兵庫県豊岡市
されました。コウノトリやツルといった極めて
は野生のコウノトリが最後まで残った土地で、
稀な鳥だけなく、タマシギやヒクイナといった
現在、兵庫県立コウノトリ郷公園が中心となっ
これまで普通にいると思われていたものまで数
て 野 生 復 帰 計 画 を 進 め て い ま す 。)。
が減っているという報告がありました。
昭 和 46 年 に 野 生 コ ウ ノ ト リ が 野 外 か ら 姿 を
消 し て 、ロ シ ア か ら 導 入 し た 6 羽 か ら 平 成 元 年
に 初 め て 繁 殖 に 成 功 、 平 成 14 年 に は 飼 育 下 の
会場の公民館
コ ウ ノ ト リ が 100 羽 を 越 え て 、 平 成 17 年 つ い
に放鳥を開始できたことなどを教えていただき
ま し た 。 ま た コ ウ ノ ト リ を 保 護 ・増 殖 ・放 鳥 す る
だけでなく、コウノトリの定着する生態的環境
を整える為に、田園の再生や水路に魚道を作り
田に魚が入れるようにしたり、湿地の創設や人
工巣塔の設置などを官民あげて取り組まれたこ
今回は現地視察として、つい先日までコウノ
となど興味深い内容でした。
トリが飛来していた場所を地元の楠健明さんと
全体討議の中で、地元の農家や地権者の方が
松田久司さんに案内していただきました。里山
コウノトリがこの地に定着するための課題や今
とため池、水田と牧草地が広がるとてもよい環
後の方向性について積極的に議論されていた姿
境でした。しかも、コウノトリが休息あるいは
に皆さんの熱意を感じることができました。
将来営巣するための人工巣塔まで作られていま
先生が言われた深い言葉・・・・コウノトリ
した。また地元の方が毎日観察をされ、記録を
が定着する一番の秘訣は「やさしい・愛ある無
残しておられました。
視」だそうです。
最近の治療について
○ハヤブサの趾瘤症治療
○アライグマのおばあちゃんの余生について
今回はハヤブサという猛禽の治療について報
皆さんの中には、年寄りでパドックをよちよ
告します。この個体は保護されて動物園にきた
ち歩いていたアライグマを覚えている人がいる
のですが、当初から軽い趾瘤症を患っていまし
と思います。アライグマの展示が無くなり、ど
た。止まり木の改善などで悪くならないように
うしたかな?と思っておられた方もいるかもし
対策してきたのですが、悪化してきたので今回
れませんが、実は昨年の12月から病院へ入院
治療となりました。
しています。寄る年波には勝てず起立不能にな
趾瘤症とはどのような病気か?それは足の裏
から細菌感染を起こして膿瘍を形成し、悪化す
ると歩けなくなることもあるやっかいな病気で
す。
ってしまったので、皆さんにはお会いできなく
なってしまったのです。
今の状況はというと、入院当初は介助により
立ち上がり少しは歩くこともできたのですが、
原因としては足の裏表面が不衛生だったり、
足腰の自由がだんだんと利かなくなり、たまに
水鳥では過度の乾燥や擦過傷などから感染し発
上半身を持ち上げるだけでほぼ寝たきりの状態
症します。またタカ類では、止まり木の不備で
が続いています。また、食事も当初は目の前に
運動不足をおこし発症しやすくもなります。
持っていくと食べていたのですが、口の中へい
治療法ですが、多くの症例で外科的処置が必
れてあげないと食べなくなってきました。しか
要になります。今回は、両方の足の裏が大きく
し、お水はまだ自力で飲みますし、体の自由は
腫れていたため外科的に処置を試みました。
ききませんが、まだまだ生きる意志が感じられ
麻酔をかけた後、脚の裏にできた腫瘤を切開
る状態です。
し、その中に詰まっていた膿瘍や壊死組織など
立ち上がれないので、トイレの世話など色々
を 取 り 除 き ま す 。そ の 後 、傷 口 を 洗 浄・縫 合 し 、
と手伝ってあげなければいけませんが、生きる
足裏に負担が無いように、クッションとなる素
気力がある間はできるだけ生活の質を保てるよ
材をあてがい包帯を巻き治療は終了になります。 う努力しています。
何とかがんばってはいますが、今の状況から
考えると、皆さんにもう一度元気な姿を見せる
ことはかなわないと思います。でも、長年動物
園に貢献してくれ、皆さんの人気者だったアラ
イグマのおばあちゃんの余生について皆さんに
知ってもらい、たまには彼女について思い出し
てもらえたらなと思います。
しかし、再発することも多い病気なので今後も
要観察状態は続きます!
動物検疫について
声 で「 ホ ー ホ ー 」と 特 徴 的 な 歌 を 歌 っ て い ま す 。
動物園に新しい動物を入れる際には、いきな
今回のボウシテナガザルは日本国内で一般の
り元からいる個体とは一緒にせず、
「 検 疫 」を 実
方が無許可で飼育していたもので、元々の入手
施します。
経路及び詳細な飼育記録が不明なうえ、健康状
「検疫」というのは、もしも新しく入れる動
物が病気でその病気に感染性(他の個体に感染
態に関する情報も少なかったため、厳密な検疫
を実施する必要がありました。
する危険性があること)があった場合、本来健
康であったはずの元からいる動物まで病気にな
ってしまうため、一緒にする前にあらかじめ
様々な検査を実施し、ある一定期間隔離して様
子を見ることを言います。
どんな検疫を実施するかは、動物種によって
病気も多種多様なため、その動物に合わせた検
査 項 目 や 隔 離 期 間 を そ の 都 度 決 定 し ま す 。ま た 、
その動物の由来(どこから来たのか等)によっ
ても検疫の方法は異なり、他の動物園等から来
た個体については、その動物園で既に検査済み
特に類人猿の場合、他の個体だけでなく、ス
であったり、飼育状態から問題無しと判断され
キンシップや不意の出血時の血液、または糞尿
る場合も多く、検査や隔離期間等を省略化する
等により人間にも感染し、重篤な症状を起こす
事もあります。
病 気 が 多 い た め 、検 査 項 目 は 多 岐 に わ た り ま す 。
去年の12月に新たにボウシテナガザルのオ
今回のボウシテナガザルでは一般身体検査、
ス(アッチャン、12歳)がとべ動物園にやっ
血液検査、ウイルス検査(HIV,A型肝炎、
て来たので、動物病院において検査、及び一定
B 型 肝 炎 、C 型 肝 炎 等 )、寄 生 虫 検 査 、細 菌 検 査
期間の隔離を実施しました。
( サ ル モ ネ ラ 、 カ ン ピ ロ バ ク タ ー 、 赤 痢 菌 等 )、
レントゲン検査等を実施し、病院において30
日間の分離飼育を実施しました。
現 在 、こ の ボ ウ シ テ ナ ガ ザ ル は 検 疫 を 終 了 し 、
皆さんに御覧いただくために類人猿舎で準備中
です。
以上のように検疫というのは、元々飼育され
ている動物達を病気から守るだけでなく、導入
ボウシテナガザルは霊長目テナガザル科の一
される動物自体の健康状態を把握したり動物と
種で、タイ南部からカンボジアにかけて分布し
接する機会のある人間を病気から守る意味から
ていますが、生息地域が原生林に限られている
も、動物園において大変重要な作業ということ
ため、近年の森林開発によりタイでは大幅に生
がわかります。
息数が減少しています。
とべ動物園では元々、雄のクロ雌のシロとい
うペアを飼育しており、早朝にはかなり大きな
皆さんも来園される際、こういった裏方の作
業も念頭に置いておくと、また面白い再発見が
あるかもしれません。
☆今 年 か ら サ ル 山 工 作 ク ラ ブ を『 サ ル 山 ク ラ ブ 』
に変え、内容を一新して行っています。一度で
も参加していただくと自動的にサル山クラブの
会員になるシステム。ちょっとした特典もある
かも。第4日曜日、みなさんのご参加お待ちし
ています。
(れい)
☆今 回 も 締 め 切 り ギ リ ギ リ 、 滑 り 込 み セ ー フ 。
家族には「毎日少しづつコツコツやるのが大
☆今 年 は 「 国 際 生 物 多 様 性 年 」 で す 。 お ま け に
10 月 に は 名 古 屋 で 締 約 国 会 議 が 開 か れ ま す 。
みなさんも、生き物のつながりを感じ、行動す
る年にしてください!!
(前田)
☆あ っ と い う 間 に 1 年 が 過 ぎ ま し た 。 40 超 え
ると時間経過が加速するのかなぁ。次々に刷新
されるハードに負けないソフト充実を目指して、
1 日 1 日を大事にすごしたいものです(
。 mo-ri)
☆も う す ぐ さ く ら の 季 節 、 南 米 獣 舎 裏 の 『 さ く
らの園』はおすすめのお花見スポットです。動
物たちの声を聞きながらお花見、いかがです
か?
(いりこ)
☆今 年 は 正 月 か ら 怪 我 を し て 幸 先 悪 い 年 に な り
ました。
☆い つ し か 漫 画 の ネ タ が 増 え す ぎ て 描 く の が 追
いつかなくなりました。
てがんばりまーす。
(宮越)
☆ど う ぶ つ な ぞ な ぞ ク イ ズ 。 楽 し ん で も ら え て
ますか?みなさんもいいクイズあれば教えてく
ださいね!
(よっちん)
☆「 と べ ZO O 」 の 最 新 版 が 電 子 ブ ッ ク で ホ ー
ムページから見ていただけるようになっていま
す。会員のみなさんも電子ブックで本を読んで
い る よ う に 「 と べ ZOO」 を お 楽 し み く だ さ い
ね。
(モーヤン)
☆友 の 会 の 会 員 さ ん で と べ 動 物 園 の シ ン ボ ル マ
ークが何の動物か知っている人が何人いるだろ
うか?
動物達にこの悪運が伝染しないためと自分の
身を守るため、お守りを購入。
御利益を期待するのでした!
( noon)
22年度はスピードアップと画力向上目指し
本誌でも、身近な生き物の話題をたくさんとり
上げていきますよ!
事 。」 と 言 っ て い る の で す が ・ ・ ・
あ べ 弘 士 作 「 か わ う そ 3 き ょ う だ い 」を と お
してニホンカワウソのことを伝えていきたい。
(池谷)
(たけがなる)
住
〒
所
TEL
氏
フリガナ
名
職
業
会員番号
○○○○
☆問題
動物たちがみんなで笑点を見ています。
みんな大声で笑っているのに、1匹だけ
少ししか笑っていない動物がいます。
さて、この動物なぁ~んだ?!
答え
○○○○
前回の問題
さて、この動物なぁ~んだ???
ヒントは
1、昆虫ではありません。
2、毒をもっています。
3、8個の目をもっています。
文字の中に「ちゆら」が足りません。
なので、たらん、「ちゆら」→たらんちゆら→
タランチュラ
Vol.21-3 クイズ正解者
吉田ひろ子さん
★会員番号 049
★会員番号 017-2 白方 敦子さん
★会員番号 019-1 新谷 昌代さん
★会員番号 019-2 新谷 幸基さん
★会員番号 019-3 新谷 胡桃さん
★会員番号 027-2 高橋 敦子さん
★会員番号 027-3 高橋 舞さん
★会員番号 027-4 高橋 菜央さん
★会員番号 049-2 永井ひかるさん
★会員番号 049-3 永井めぐみさん
★会員番号 049-4 永井 翔悟さん
正解の方々にはペンギンのマスコッ
トをお送りします。次回もじっくり考
えてね。
応
募
要
領
読者投稿用紙のクイズ解答欄に答えを
記入して郵送するか、メールでお便り
下さい。締め切りは5月10日です。
開園案内
とべZOO
■開園時間
-
■休 園 日
-
AM9:00~PM5:00
入園午後 4:30 まで
毎週月曜日
(祝日の場合は、その翌日)
年末年始
(12 月 29 日~翌年1月1日)
■入 園 料
-
大人(18 歳以上)450円
小人(6~17歳)100円
(30 名以上の団体 2 割引)
■ホームページ — http://www.tobezoo.com/
■メールアドレス
- [email protected]
Vol-21 No.4号
平成22年発行
定価 200 円(消費税含)
編集・発行人/(財)愛媛県動物園協会
〒791-2191
愛媛県伊予郡砥部町上原町 240
印
刷/(財)愛媛県動物園協会
編 集 委 員 長/三橋 英二
編 集 委 員/前田 洋一・田村 千明・永峰 令子
宮越 聡・井上 依里子・田村 昌吾・兵頭 佳夫
池谷 優子・竹箇平 昭信・毛利 靖・森貞 恭治
動物取扱業に関する表示
申請者の氏名:財団法人
愛媛県動物園協会
事業所の名前:愛媛県立とべ動物園
事業所の住所:愛媛県伊予郡砥部町上原町240
動物取扱業の種別:展示
登録番号:動愛第441号
登録の有効期間の末日:平成24年5月30日
登録年月日:平成19年5月31日
動物取扱責任者の氏名:田村 千明