15.10 クワシロカイガラムシ発生予察モデル

15.10 クワシロカイガラムシ発生予察モデル
アメダスデータ
クワシロカイガラムシの発生予察を行うためには、予測地点毎のアメダス毎正
時データや平年値データが JPP¥Amedas フォルダに格納されている必要が
あります。
毎正時データは、JPP-NET 気象情報 DB からダウンロードするか、自動受信
機能を有効にすることで取得できます。
平年値データは、自動受信機能には対応していませんので、必要に応じて、
JPP-NET 気象情報 DB からダウンロードしてください。
各操作の手順は以下を参照してください。
アメダスデータの自動受信・・・・・・・・・15.10.0 「アメダス自動受信の設定」
アメダスデータのダウンロード方法・・・12 「気象情報」
起動方法
JPP-NET 専用端末ソフトを起動する
【トップメニュー】の【病害虫発生予測システム】ボタンをクリックする
【クワシロカイガラムシ】ボタンをクリックする
予察日ウィンドウ
登録した全てのアメダス地点について、
各世代の発生予察日が表示されます。
地図ウィンドウ
各地点の世代別予察日がプロットされま
計算結果ウィンドウ
す。
地点別の日毎の有効温度計算結果が表示さ
れます。発生予察日は、★印で示されます。
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15.10.0 アメダス自動受信の設定
予測に必要なアメダスデータ(毎正時データ)を自動受信するための設定をします。設定した
情報は記憶されますので、すでに設定済みの場合は、15.10.1 「アメダス地点の設定」 から始
めてください。なお、平年値データは自動受信できませんので、あらかじめ JPP-NET 気象情
報 DB からダウンロードしてください。
アメダスデータを自動受信するためには、インターネットに接続できる環
境が必要です。
接続環境や設定内容によっては受信に時間がかかる場合もあります。
1. 【予察日計算】の【アメダス自動受信
設定】をクリックする。
2.自動受信の可否を選択し、【OK】ボ
タンをクリックする。
初めて自動受信機能を使用する場合は、JPP-NET ユーザ ID
およびパスワードを設定しておく必要があります。
また、パスワードを変更した場合は、ユーザ情報設定で変更す
ることができます。
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15.10.1 アメダス地点の設定
予測するアメダス地点を設定します。
1. 【アメダス地点】の【アメダス地点の設定】を
クリックする。
①アメダス地点の登録
2. 【参照】をクリックする。
3. 地点名を選択し、【OK】をクリックす
る。
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4.選択した地点名が表示される。
5.【OK】をクリックする
設定した地点名が表示されます。
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一覧にない地点を登録する場合
アメダス地点一覧にない地点を登録することもできます。
ただし、アメダス地点番号は、5 桁の整数にしてください。
1. 登録したいアメダス地点の情報を入力する。
2.【追加】をクリックする。
3.選択した地点名が追加される。
4. 【OK】をクリックする
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②アメダス地点の修正
1. 修正したいアメダス地点を選択する。
2.地点情報を変更する。
3.【修正】をクリックする。
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③アメダス地点の削除
1.削除したい地点を選択し、【削除】をクリックする。
2.【OK】をクリックする
④表示順の変更
1.順番を変更したい地点を選択し、【上に移動】
または【下に移動】をクリックする。
表示順
このボックスの表示順で、予察日ウィンドウに
表示されることになります。
2.【OK】をクリックする。
表示順
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15.10.2 予察日計算
計算に必要な各種パラメータを設定し、計算します。
①計算パラメータの設定
1. 【予察日計算】の【パラメータの設定】
をクリックする。
日付入力欄の場合、
▼をクリックすると
カレンダーが表示されます。
2.各パラメータを設定したら、【OK】
をクリックする。
項目
対象年
都道府県
気温補正
有効積算温度計算方法
説明
予測する年を設定します。
地図表示する都道府県を設定します。
予測するアメダス地点の気温を全期間±0.1℃単位で補正でき
ます。
最盛日でリセットすると最盛日の翌日の積算温度が 0 から積
算されます。
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項目(つづき)
未来のデータとして使用
するデータ
各世代の発育ゼロ点と
有効積算温度
発育零点
有効積算温度
発育上限温度の取り扱い
発育上限温度
説明(つづき)
対象年が今年の場合、今日以降の未来のデータは存在しないた
め代替のデータ(平年値データ、過去のデータ)を設定します。
代替データは適用開始日から計算に使用します。
各世代ごとに有効積算温度等のパラメータを設定します。
発育零点を設定します。世代やステージごとに発育零点が異な
る場合、それぞれ異なる値が設定できます。
有効積算温度を設定します。世代ごとに要する温度(日度)を
設定できます。
有効温度の計算時における発育上限温度の取り扱いを設定しま
す。
発育上限温度(これ以上の温度は積算しない)を設定します。
②孵化最盛日補正
タブをクリックして孵化最盛日補
正に切り替えます。
リストから地点を選択し、設定する世代にチェックをすると
補正日を指定できます。孵化最盛日を設定すると算出され
た発生予察日を指定日に補正します。
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③計算開始
1. 【予察日計算】の【計算開始】を
クリックする。
(自動受信・メッセージ表示する場合のみ)
「はい」を選択すると自動受信してから計算します。
「いいえ」を選択すると今回の計算では自動受信せずに計算します。
(自動受信する場合のみ)
(エラーの場合)
⇒ アメダス自動受信設定のユー
ザ情報設定でユーザ情報を確認し
てください。
⇒ アメダス地点設定で地点情報
を確認してください。
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予察日ウィンドウに各世代の発生予察日が表示されます。
実測値データと未来のデータの
境界日が表示されます。
世代の切り替え
発生予察日ウィンドウの行を選択すると、地図ウィンドウも連動して新し
い世代の内容に変わります。
地図ウィンドウに各地点の世代別予察日が
プロットされます。
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計算結果の切り替え
発生予察日ウィンドウの地点名を選択するか、地図ウィンドウの地点名左の●印を
クリックすると、計算結果ウィンドウが切り替わります。
計算結果ウィンドウに地点別の日毎の有効温
度計算結果が表示されます。発生予察日は、
★印で示されます。
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15.10.3 設定の保存
予測に使用した設定内容をセンターファイルに保存します。
センターファイルとは
センターファイルは、シミュレーション計算に使用したアメダス地点や各種パラメー
タを記録するファイルで、JPP¥Yoso に拡張子 kws で保存されます。
一度保存しておけば次回からは【ファイル】メニューの【開く】で利用することができ
ます。センターファイルは計算パラメータ毎やアメダス地点グループ毎など、いくつ
でも作成することができます。
①センターファイルの保存
【ファイル】の【上書き保存】または、【名前を付
けて保存】を行うと、登録されているアメダス
地点・発生予察日計算に用いる各パラメータ
値から成るセンターファイルが保存されます。
②センターファイルを開く
【ファイル】の【開く】を行うと、保存されている
センターファイルを開きます。センターファイ
ルに指定されている地点別のアメダスファイ
ルも自動的に読み込んで画面に発生予察結
果を表示します。
15.10.4 終了
ファイルメニューの「アプリケーションの終了」またはウィンドウ右上の「×」ボタ
ンをクリックすると終了します。センターファイルを保存していない場合は確認メッセ
ージが表示されますので、必要に応じてファイル名を付けて保存してください。
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