増設アンプ、音声合成装置スピーカ接続例

増設アンプ、音声合成装置スピーカ接続例
作成 カスタマーサポート室(2001.5.9)
改定 (2002.1.30)
<ローインピーダンススピーカの接続>
<出力インピーダンスとスピーカの総合インピーダンスの関係>
!注意!
スピーカをアンプに接続する場合、アンプの出力インピーダンスとスピーカの総合インピーダ
ンスを合わせないと、次のような場合に不具合が発生します。
インピーダンス
アンプ
Ra と Rs が同じ場合
問題なし
(Ra = Rs)
Ra が Rs より大きい場合
故障します
(Ra > Rs)
Ra より Rs が大きい場合
問題なし
(Ra < Rs)
Ra=アンプの出力インピーダンス
Rs=スピーカの総合インピーダンス
音
最大音量
−
音量が小さくなります
スピーカ総合インピーダンスの計算方法
・直列の場合
Rs=R1+R2+R3…
・並列の場合
1 1
― = ―――――――――
RS 1/R1+1/R2+1/R3…
<スピーカの 1 個あたりの出力ワット数と入力許容ワット数>
注意!
アンプと接続し、スピーカ 1 個あたりの出力ワット数が、スピーカの入力許容ワット数(SPW-5E
個あたりの出力ワット数が、スピーカの入力許容ワット数(SPW-5E
なら 5W、
5W、SPB-3D で 3W)を超えている場合、ボリュームを最大にすると、スピーカを破壊するこ
3W)を超えている場合、ボリュームを最大にすると、スピーカを破壊するこ
とがありますので、破壊しないようにボリュームを調整してください。
<アンプとの接続>
複数のスピーカをアンプに接続する場合、スピーカの数が奇数になっていますと接続によっては
スピーカからの音量にばらつきが出てしまうため、スピーカの数を偶数にしていただきますよう
スピーカの数を偶数に
よろしくお願いします。
①スピーカが 1 個使用の場合
アンプ
PVA−30
出力
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:8
8Ω(16Ω
(16Ω)
※ボリューム最大時のスピーカ1個あたりの出力ワット数は、30W になります。
PV-04,15、PVR の場合は、アンプ出力 8Ω接続で 5W になります。
1
②スピーカが 2 個使用の場合
a)直列接続
アンプ
PVA−30
出力
16Ω
16Ω
スピーカ:8Ω
8Ω
スピーカ:8Ω
8Ω
b)並列接続
アンプ
PVA−30
出力
4Ω(8Ω
(8Ω)
スピーカ:8
8Ω
(16Ω
(16Ω)
スピーカ:8
8Ω
(16Ω
(16Ω)
※ボリューム最大時のスピーカ1個あたりの出力ワット数は、15W になります。
PV-04,15、PVR の場合は、アンプ出力 8Ω接続で 1.25W になります。
③スピーカが 4 個使用の場合
アンプ
PVA−30
アンプ
PVA−30
出力
8Ω(16Ω
(16Ω)
出力
4Ω
スピーカ:8
8Ω
(16Ω
(16Ω)
スピーカ:8
8Ω
(16Ω
(16Ω)
スピーカ:8
8Ω
(16Ω
(16Ω)
スピーカ:8
8Ω
(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
16Ω
16Ω
スピーカ:
16Ω
16Ω
スピーカ:
16Ω
16Ω
スピーカ:
16Ω
16Ω
※ボリューム最大時のスピーカ1個あたりの出力ワット数は、7.5W になります。
PV-04,15、PVR の場合は、アンプ出力 8Ω接続で 1.25W になります。
④スピーカが 6 個使用の場合
アンプ
PVA−30
出力
4Ω(8Ω
(8Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
※ボリューム最大時のスピーカ1個あたりの出力ワット数は、3.8W になります。
この接続の場合、インピーダンスが等しくならないので 30W の出力が出ません。
2
⑤スピーカが 8 個使用の場合
アンプ
PVA−30
アンプ
PVA−30
出力
16Ω
16Ω
出力
4Ω(8Ω
(8Ω)
スピーカ:8
8Ω
スピーカ:8
8Ω
スピーカ:8
8Ω
スピーカ:8
8Ω
スピーカ:8
8Ω
スピーカ:8
8Ω
スピーカ:8
8Ω
スピーカ:8
8Ω
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
スピーカ:
8Ω(16Ω
(16Ω)
※ボリューム最大時のスピーカ1個あたりの出力ワット数は、3.75W になります。
<ハイインピーダンススピーカの接続>
!注意!
ハイインピーダンススピーカをアンプに接続する場合、スピーカの出力の合計をアンプの出力
(30W)以下にしないと、不具合が発生します。
(30W)以下にしないと、不具合が発生します。
また、PVA-30
また、PVA-30 のハイインピーダンス出力は 100V ですので 100V 出力に対応したハイインピーダ
ンススピーカをご使用ください。
ワット数
Wa と Ws が同じ場合
(Wa = Ws)
Wa が Ws より大きい場合
(Wa > Ws)
Wa より Ws が大きい場合
(Wa < Ws)
Wa=アンプの出力(30W)
Ws=スピーカのワット数の合計
アンプ
問題なし
音
最大音量
問題なし
スピーカのワット数しか
音が出ません。
−
故障します
3
<アンプとの接続>
ハイインピーダンススピーカの接続は、並列接続になります。
直列に接続しないように御注意願
並列接続
います。下表に基づいてスピーカを選定してください。(330Ω端子への接続の場合)
スピーカ個数
1
2
3
4
5
6
8
10
使用スピーカの
使用スピーカの
ワット数
インピーダンス
30W
330Ω
15W
670Ω
10W
1kΩ
7.5W
1.3kΩ
6W
1.7kΩ
5W
2kΩ
3W
3.3kΩ
3W
3.3kΩ
スピーカの個数と使用可能なスピーカの仕様
①スピーカが 1 個使用の場合
アンプ
PVA−30
出力
330Ω
Ω
330
(21Ω
(21Ω)
スピーカ:30W
30W 30W 330Ω
330Ω
(30W (30W 21Ω
21Ω)
②スピーカが 2 個使用の場合
アンプ
PVA−30
出力
330Ω
330Ω
(21Ω
(21Ω)
スピーカ:
15W 670Ω
670Ω
(15W (15W 40Ω
40Ω)
スピーカ:
15W 670Ω
670Ω
(15W (15W 40Ω
40Ω)
③スピーカが 3 個使用の場合
アンプ
PVA−30
出力
330Ω
Ω
330
スピーカ:
10W 1KΩ
1KΩ
スピーカ:
10W 1KΩ
1KΩ
スピーカ:
10W 1KΩ
1KΩ
④スピーカが 4 個使用の場合
アンプ
PVA−30
出力
330Ω
330Ω
スピーカ:
7.5W 1.3KΩ
1.3KΩ
スピーカ:
7.5W 1.3KΩ
1.3KΩ
スピーカ:
7.5W 1.3KΩ
1.3KΩ
スピーカ:
7.5W 1.3KΩ
1.3KΩ
※21Ω出力に対応したスピーカはあまりないので、ハイインピーダンススピーカを接続する場合
は、330Ω端子で検討する様にして下さい。
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