⑭ 詐欺的 サクラサイト商法 とは?

⑭ 詐欺的 サクラサイト商法 とは?
主な商品・サービス 手口・・・特徴と事例
サクラサイト とは、サイト業者に雇われた サクラ が異性、芸能人、社長、弁護士、
占い師などのキャラクターになりすまして、消費者のさまざまな気持ちを利用し、サイト
に誘導し、メール交換等の有料サービスを利用させ、その度に支払いを続けさせるサ
イトを言います。このような サクラサイト でお金を支払ってしまったという相談があと
を絶ちません。国民生活センターでは、このような手口を サクラサイト商法 と呼んで
います。
【事例】
無料SNSサイトで、好きなタレントのページにリンクをはって利用していた。すると、そのタレントか
ら直接メッセージが届き、「事務所に内緒なので、別サイトでやりとりしたい」と別のサイトに誘導さ
れた。メール交換のためのポイント購入で260万円支払ったが、だまされたのだろうか。
(30歳代 女性)
【事例】
高収入の人と連絡先を交換できるというメールが届き、サイトに登録した。すると、「800万円を援助
する」というメールが届いた。援助を受けるための手続きとして、数千円を振り込んだが、その後、
数十万円の請求をされるようになり、3日間で約180万円を振り込んでしまったが、収入は得られな
かった。(30歳代 女性)
【事例】
「在宅ワーク」と携帯電話で検索したところ、「男性から悩みを聞けば収入を得られる」という広告を
見て、誘導されたサイトに登録した。メールの送受信は無料と書かれていたが、お金を受け取るに
はポイント購入が必要と言われ、さまざまな名目でポイントを購入し続け、1週間で180万円にも
なってしまった。
(30歳代 女性)
【事例】
婚活サイトに登録したところ、姉妹サイトである出会い系サイトにも登録したことになったので、そ
のサイトでメール交換を開始した。メールの中で陰陽師を名乗る人から「悪霊がついている」、「取
り除くための呪文を教えるので、その呪文をメールで50回送るように」等と言われるうちに怖くなり、
ポイントを購入し、1通約700円のメールを送り続けた。タレントや300万円を渡したいという人からも
メールが届いた。合計約600万円を支払ってしまったので、貯蓄もなくなった。約束通り、300万円を
受け取りたい。(60歳代 男性)