MT-RJ コネクタ付き 2 心テープ型コード Development of 2-Fiber Ribbon Type Cords with MT-RJ Connectors 高速伝送化，大容量化を目指した光ファイバネットワークシステムの構築が急速に発展しています。それに伴い光ファイバケーブルと光伝送機器を結ぶ光部品についても高密度光コネクタの要求が高まっています。双方向通信を目的とし，操作性に優れ，かつ経済的な次世代光コネクタとして，フェルールに小型2MTフェルールを用いたモジュラージャック型のMT-RJコネクタは，有望な高密度光コネクタのひとつとして注目されています。図１ MT-RJ コネクタ付き光ファイバコードの外観 MT-RJコネクタを用いる線路としては，FTTO（Fiber To The Office），FTTD（Fiber To The Desk）などの構内，宅内LAN配線に用いられることから，主に光ファイバコードノンハロゲンシースが適用されます。この光ファイバコードに収納される光ファイバ心線は，抗張力繊維す。今回，当社は MT-RJ コネクタに対応する 2 心テープ型光ファイバコードを開発しました。 φ2.8 mm 小型 2 M T フェルールとの整合性を考慮する必要がありま本 MT-RJ コネクタ付き光ファイバコードの外観を図１ 2心テープ心線に示します。また，2心テープ型光ファイバコードの構造を図２に，その基本特性を表１に示します。図２ 2 心テープ型光ファイバコードの構造表１基本特性問合せ先情報通信事業本部通信技術部 TEL （072） 781-8184 構造項目伝送損失テープ型コード − 127 − シングルモードグレーデッドインデックス 1.31 µm 0.5 dB/km 1.0 dB/km 1.55 µm 0.4 dB/km − 損失温度特性 − 20℃∼ +60℃ 0.2 dB/km 以下 0.5 dB/km 以下許容張力 100 N 以下許容曲げ半径 40 mm 以上外径 2.8 mm 質量 6 g/m