かけはし 12月号

№419
12月号
西東京市立東伏見小学校
校 長
清水 宣宏
平成27年11月30日
かけはし
西東京市東伏見6-1-28
℡ 042-463-4517
URL http://www.nishitokyo.ed.jp/e-higashifushimi
東京オリンピック・パラリンピックへ向けて
研究主任 田端 正宏
2020年に東京でオリンピック・パラリンピックを行うことが決まってから、はや2年が経ちました。現在
の小学生や中学生が、東京で開催されるオリンピック・パラリンピックに参加するのも夢ではありません。そし
て、東京オリンピックに向けて、平成28年度より全都の小学校でオリンピック・パラリンピックに向けての取
組が始まろうとしています。今、子供たちの運動に親しむ環境や時間は、20年前と比べて減少傾向にあります。
また、遊ぶ機会や場所の減少・習い事に費やす時間の増加などにより、たくさんの人数で行う鬼ごっこやボー
ルを使っての遊びの経験が減ってきています。そこには、相手をかわす、走る、投げる、打つ、蹴るなど様々な
動きが含まれていました。豊かなスポーツライフの実現のためには、スポーツを通して体を動かすことが爽快だ
と思ったり、友達と一緒に何かをしたりする経験が不可欠であると考えます。人間が健康に生きていくために、
体を爽快に動かし、よい汗をかき、運動を積極的に日常生活に組み込むことはとても大切です。
本校で5月に実施した体力テストでは、全国に比べて低い傾向にあることが分かりました。男子では、4年生
が(全種目の平均)で全国の平均を超え、女子では、3・4年生が全国の平均を超えました。しかし、男子では、
4つの学年でソフトボール投げの数値が低く、女子では、3つの学年で反復横跳びの数値が低い傾向にありまし
た。そこで、本来体を動かすことが大好きな本校の子供たちの体力の向上を図り、心身ともに成長してほしいと
いう願いを込め、5年後に東京でオリンピック・パラリンピックが開催されるこの機会を前向きに活かしたいと
考えました。児童一人一人が意欲をもって運動に取り組み、技能を向上させたり、友達と一緒に学習したりして、
運動する楽しさを味わえるような創意工夫した指導を組み入れようと考えました。
このことを受けて、本校では校内研究のテーマを『運動の楽しさを味わい、意欲的に取り組む児童の育成』と
して、今年度から体育の授業研究に取り組んでいます。その中でも特に、仲間とのかかわりが多く、チームで協
力して作戦を練っていくボール運動を中心に、授業研究を行ってきました。また、オリンピック・パラリンピッ
ク教育推進校として、6月には、アイスレッジ日本代表の高橋選手による講演会、8月には元ラグビー日本代表
の今泉選手を講師に「タグラグビー」の実技研修会、11月には、元ヤクルトスワローズの度会・熊田選手によ
る投げ方教室を行いました。
来年の2月13日(土)には、今年度の研究実践を報告させていただきます。そこでは、再び、元ラグビー日
本代表の今泉選手をお招きして「豊かなスポーツライフに向けて」という演題で講演会を予定しています。今後
も子供の体力の向上を目標に、楽しく運動に取り組み、笑顔があふれる活動を行っていきます。
かけはしし
1日(火) 個人面談⑤ 5 時間授業 B 時程
2日(水) 校内研究会 4時間授業
1年2組 5時間授業
3日(木) 音楽集会 委員会活動
寺子屋ふしみ(3・4 年)
4日(金) 個人面談⑥ 5 時間授業 B 時程
7日(月) 全校朝会 安全指導 くじらタイム
8日(火) 5時間授業
9日(水) 避難訓練 4 時間授業【市内研究会のため】
10日(木) 飼育委員会集会 クラブ活動
14日(月) 全校朝会 くじらタイム
15日(火) 5 時間授業 B 時程
17日(木) 図書委員会集会 5時間授業 B 時程
寺子屋ふしみ(5・6年)
18日(金) 5時間授業 B 時程
マラソン旬間終
21日(月) 全校朝会 5時間授業 B 時程
23日(水) 天皇誕生日
24日(木) 保健委員会集会 給食終
5時間授業 B 時程
25日(金) 終業式 大掃除
4時間授業
26日(土) 冬季休業日始
1月
8日(金) 始業式 大掃除 地区班集団登校始
11日(月) 成人の日
(~15日まで)
12日(火) 給食始 読書旬間始
5時間授業 安全指導
音楽 : 山口 慶太
私は、3 年生から 6 年生までの音楽の授業を担当しています。3年生は、体を動かしながら全身で
音楽を表現し、元気な声を教室に響かせています。また、初めてのリコーダーに苦戦しながらも、そ
の音色を楽しんでいます。4年生は、合奏や合唱の基礎編にチャレンジし、音を合わせて作り上げる
音楽の楽しさに触れています。また、3学期に行う2分の1成人式での音楽の出し物の練習も始めて
います。5年生では、本格的に合唱の学習を始め、合唱交流会での発表に向け一生懸命練習していま
す。さらに3学期には、卒業式の入退場の合奏という大役も控えており、合奏の練習も本格的に始ま
ります。6年生は、何と言っても卒業コンサート・卒業式での合唱・合奏です。思い出に残る最高の
演奏を目指して、日々頑張っています。
<想いを持って歌おう・演奏しよう!>を合言葉に「音楽って楽しい!」
「歌うのって気持ちいい!」
「この楽器大好き!」そんな言葉があふれる音楽室になるよう、毎日、子供たちと音楽を楽しんでい
ます。
図工 : 町田 絢子
先月は、展覧会にお越しいただきありがとうございました。自分の思いを込めた個人作品、みんな
の力が集まる共同作品、それぞれが調和して、素敵な空間が生まれました。子供たちはじっくりと鑑
賞し、友達の作品のよさ、いつもと違う空間の楽しさを感じていました。
図工では、絵や工作で表現することが得意、苦手に関係なく、一つの課題に対して感じて考えて表
現する喜び、試行錯誤しながら自分だけの想いを作りあげる喜びを感じてほしいと思います。授業の
中では、子供たちのつくる意欲、創造力、表現力の素晴らしさを感じています。今後もそれらを引き
出して、表現することの楽しさを伝えていきます。
算数 : 本田 美恵子
算数は、3年生以上の学年で「学級数+1」のコースに分け、習熟度別に授業を行っています。
単元ごとに子供たちの学習状況を考慮しながらクラスを編成し、担当者が輪番制で変わるシステム
です。少人数と担当教員を変えることで、一人一人に目が届く指導ができると共に、複数の目で子
供たちの様子・習熟状況を見て、子供たちの多様な可能性を引き出せると考えています。既習事項
を復習しながら基礎内容をじっくり取り組むクラス、問題を自力解決して練習問題まで行うクラス、
自力解決を基に自分の考えを説明するクラス、というように教え方を工夫して授業を進めています。
子供たちは、
「今日は何やるの?」
「自分の力で解きたい!」
「自分の考えをもちたい!」と目を輝
かせて学習室にやってきます。
「わかった」「楽しかった」だけでなく、「丁寧に教えてくれたから、
わかるようになってきた。」
「考えをみんなの前で発表できて、嬉しかった。」「グループで交流し、
いろいろな考えがあってすごいと思った。
」
「今までありがとうございました。」など、授業後の感想
を読む度に、喜びと子供たちへの感謝が湧いてきます。
『生きる力』を育むために、算数が好きな子供たちを増やしていけるよう努めてまいります。
~お知らせ~
合唱交流会(5年生)について
1月16日(土)
、保谷こもれびホールにて、西東京市立小学校合唱交流会が行われます。本
校からは、5年生が学校代表として出場します。全員参加を基本としたいところですが、授業日
ではないため、当日の出席を確認したり、保護者の方に引率等のご協力をいただいたりする予定
です。詳細については、後日ご案内いたします。
1年生
平面 「ききゅうにのって」
青空、夕焼け…絵の具をにじませて、美しい空を塗りました。
そこに、思い思いの模様を描いた気球を飛ばしました。気球に
乗ったみんなの笑顔がとても楽しそうで見ていてウキウキする
ような絵に仕上がりました。
立体 「ドキドキッ♡どき」
紙粘土に好きな色を混ぜ、飾りや模様も工夫して世界で一つの
土器のできあがりです。中には、見る人を「ドキッ。」とさせる生
き物を入れました。会場を明るくする楽しい作品になりました。
2年生
平面 「ワンダーランドへようこそ」 「うつしてみつけて」
海の世界、おかしの家、空を飛び交う鳥たちの世界、虫たちがた
わむれ、どうぶつが遊ぶ、そんな思いを絵の具ローラーで染めたり、
シャボンを膨らませ画用紙に落としたりと、素敵な色で表した夢の
世界をお見せできたと思います。
立体 「どんぐりさんのおうち」
木々の切れ端や積み木を積み上げ、いろいろな家やビルを作り、
たのしいどんぐりさんのお家を完成させることができました。
こんなお家があったらいいな、こんなお家に住んでみたいなど、
子供たちの夢や願いを表現した作品ができました。
3年生
平面 「土から生まれる」 「なぞのたねから・・・」
「土から生まれる」では、東伏見の土を集め、土絵の具を作り
ました。絵の具がなかった時代の人々の気持ちを考えながら描く
ことができました。
「なぞのたねから」では、なぞのたねから育
った植物を、はけや筆を思い切り動かしながら描きました。
立体 「あったらいいなふしみタワー」
「あったらいいなふしみタワー」では、初めてのこぎりを使い作品
を作りました。金や銀でタワーに色を塗り、針金やビーズで飾りつけ
をし、一人一人がふしみにあってほしいオリジナルのタワーを完成さ
せました。
全校作品
たてあな式住居 各飾りつけ
縄文時代のたてあな式住居を、全校で制作しました。わらの部分は、和紙に模
様を描き、各学年でそれぞれの色を担当して、7色のカラフルな住居ができまし
た。また会場には、
「にじいろレイン」や「紙バンドアート」など、たくさんの飾
りも設け、展覧会を華やかに彩りました。
4年生
平面 「ふしみを見守るすごい顔」 「化石発見!?」
「ふしみを見守るすごい顔」は、初めて彫刻刀を使った木版画です。
使い方やルールを確認しながら丁寧に仕上げようとじっくりと彫りま
した。
「化石発見!?」では、色合いを工夫しながらパステルを何度も
重ねて、カラフルな作品に仕上げました。
立体 「枝を生かして」
「枝を生かして」では、枝のかたちをよく観察してどんな物を作ろう
かと、よく考えてから作り始めました。空を飛んでいるもの、海の中に
いるものなどなど、一つの枝から様々な生き物に生まれ変わりました。
5年生
平面 「イノチのかたち」 「ふしみの森 の 森の奥」
「イノチのかたち」では、黒い画用紙の上に白や赤などのチョ
ークで様々な模様を描きました。一人一人が、様々なイノチのか
たちを仕上げました。「ふしみの森 の 森の奥」では、奥深い幻
想的な世界観を表現することができました。
立体 「未来のイス」
「未来のイス」は、
「こんなイスがあるといいな。
」「自分専用のイスをオ
リジナルに作ろう。
」など、一人一人の願いが込められた作品です。糸のこ
やのこぎりを使っていろいろな形に木を切り、それらを組み合わせて作り
ました。苦労したこともあったけど、作品ができてみんな喜んでいました。
6年生
平面 「わたしたちの住む町」 「うつして見つけたわたしの世界」
「わたしたちが住む町」では、東伏見の風景をパステルを
使って描きました。
「うつして見つけたわたしの世界」では、
一枚の版で何通りもの色の組み合わせを刷りました。
立体 「いにしえの器」
縄文といえばやっぱり縄文土器。均等の太さのひもをつくり、丁寧に
積んでいく、
「ひもづくり」でつくりました。全体のフォルムや飾りにこ
だわり、
一人一人個性的な、いにしえの器を完成させることができました。
イメージを膨らませ、楽しく制作することができました。
そよかぜ 「カラフルな鳥」 「光の花」 「未来の町」 「僕のスペースシャトル」
「縄文風入れ物」 「竪穴式住居」 「あみあみトレー」 「ちぎり絵~僕の・私の好きなもの~」
そよかぜ学級では、指先を使うこと、根気よく手順を追って作ること、様
々な道具の扱いに慣れることを目標に、毎週「ものづくり」をしています。
展覧会では、
「縄文から未来へ」のテーマで、4月から作ってきた作品を
展示しました。苦手なことに挑戦し、諦めずに作った作品が、展覧会という場で1つの世界になり、
それをたくさんの方に見ていただいて、褒めていただいたことが、何よりの励みになりました。